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ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | スーパーファミコン(第4次) プレイステーション(第4次S) |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | カセットカートリッジ(第4次) CD-ROM(第4次S) |
発売日 | 1995年3月17日(第4次) 1996年1月26日(第4次S) 1996年11月29日(第4次S)(Best版) 2011年7月6日(第4次S) (ゲームアーカイブス) |
価格 | 12800円(第4次) 6800円(第4次S) 2800円(第4次S)(Best版) 1000円(第4次S) (ゲームアーカイブス) |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象)(第4次S) (ゲームアーカイブス) |
デバイス | ターボファイルツイン(第4次) |
売上本数 | 38万本(第4次、出荷本数[1]) 48万本(第4次S、出荷本数[1]) |
表・話・編・歴 |
『第4次スーパーロボット大戦』、『第4次スーパーロボット大戦S』、(以後『第4次』、『第4次S』)は、バンプレストから発売されたシミュレーションRPG。
SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の第5作目。『スーパーロボット大戦EX』(以後『EX』)の続編であり、シリーズ内シリーズであるDC戦争シリーズの第4作目にして最終作。ただし『魔装機神サイバスター』のキャラクターに関しては『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』で『第4次』のその後が描かれる。
『第4次』のパッケージの装幀はケイブンシャの大百科シリーズを模している。これはプロデューサーのじっぱひとからげの発案で、ケイブンシャの承諾を得て実現したもの[2]。
1996年には『第4次スーパーロボット大戦S』と題しプレイステーションに移植された。2011年7月6日からPlayStation Storeのゲームアーカイブスで配信されている[3]。タイトルの“S”は“SCRAMBLE”の頭文字である[4]。
内容は『第4次』を踏襲しておりストーリーに大きな変更はないが、『第4次S』発売以前にDC戦争シリーズ第1作目『第2次スーパーロボット大戦』(以下『第2次』)のリメイク作『第2次スーパーロボット大戦G』(以下『第2次G』)が発売されているため、『第4次S』は『第2次』ではなく『第2次G』から続く物語とされた。
また、大きな変更点としてスーパーロボット大戦シリーズではじめて、一部キャラクターのみではあるが戦闘時の台詞に原作準拠の声優による音声が付いた[5]ことがあげられる。ほかにも、3DCGのムービー追加[6]、ゲームバランスの調整やシナリオの追加変更[7]、BGM追加[8]などが行われている。
1997年にはセガサターンにて『第4次』のリメイク作である『スーパーロボット大戦F』および『スーパーロボット大戦F完結編』(以後『F』、『F完結編』)が発売された。『第4次S』のような簡易移植ではなく、内容は大幅に変更されている。
テンプレート:ネタバレインスペクター事件(『第3次』)から3ヶ月。インスペクターの脅威は去ったものの、相次ぐ戦乱によって政治・経済に深刻な被害を受けた地球は、平和とは程遠い状態だった。凶悪化する一方のテロ行為に手を焼いた地球連邦政府は、ついに宇宙移民者を切り捨て、地球至上主義への移行を強行採決するに至る。
地球至上主義への移行は反発も大きかったものの、地球連邦軍のジャミトフ・ハイマン准将が結成した特殊部隊ティターンズによる対テロ・ゲリラ対策は強引ながらも功績をあげる。中将に昇進したジャミトフは軍内部での足場を固めるとともに、ティターンズはロンド・ベル隊に成り代わる形で地球連邦軍の中核を占め、地球至上主義も次第に容認されるようになった。
一方でロンド・ベル隊はラ・ギアス事件(『EX』)での1ヵ月にもおよぶ長期不在を理由に、大幅に権利・規模を縮小されていた。ジョン・コーウェン中将の後押しにより、かろうじて完全な解散だけは免れたものの、かつての戦力はもう残されていなかった。
前大戦の末期、ザビ家の内部分裂により壊滅したDCは、火星の支配者ドン・ザウサーとコロスを総帥代理として迎え、三度の復活を遂げる。高い技術力と豊富な資金によりかつての力を取り戻したものの、DC設立当初の目的である外宇宙の脅威から地球を守るという理念は失われていた。その頃、ハマーン・カーンがザビ家の忘れ形見ミネバ・ザビを総帥とし、宇宙移民者の権利拡大と、対異星人を掲げた新組織ノイエDCを作り上げる。DCは二派に分裂する形になったが、宇宙移民者の支援を受けるノイエDCも宇宙では無視できない戦力を持っていた。
さらには連邦軍を追い出される形で去ったロンド・ベル隊のクワトロ・バジーナ大尉は、地球至上主義に反対するブレックス・フォーラー准将と協力し、反地球連邦組織エゥーゴを結成する。スペースコロニーのサイド1を拠点とし、宇宙移民者の自治を掲げるとともに、地球連邦政府と対決する姿勢を固めていた。
地球圏が一触即発の緊張感に包まれるなか、青木ヶ原に落ちた謎の隕石を調査するロンド・ベル隊の前に、外宇宙ペンタゴナ・ワールドからやってきた青年、ダバ・マイロードが現れる。彼はペンタゴナ・ワールドから地球を侵略しに現れる異星人勢力の存在を告げるのであった。
★マークはシリーズ初参戦作品。☆マークは本作で復帰をした作品。Vマークは第4次Sで音声が付いた作品。
初参戦作品は『超獣機神ダンクーガ』、『無敵超人ザンボット3』、『重戦機エルガイム』、『真・ゲッターロボ(原作漫画版)』、『闘将ダイモス』の5作品。前作『EX』に登場しなかった『無敵鋼人ダイターン3』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『勇者ライディーン』、の3作品が再登場し、『第2次』から『EX』までの全作品が登場している。
漫画からの登場となった『真・ゲッターロボ』は真・ゲッター2の下半身や真・ゲッター3の全身など、原作未登場のデザインが描き起こされた。以後の作品でも真・ゲッターが登場することとなり、『ゲッターロボ』の新作アニメシリーズの製作にも影響した。ただし漫画『真・ゲッターロボ』は本作の発売以降に発表されたものであるため、登場作品表記の『真・ゲッターロボ(原作漫画版)』は厳密には正しくない。実際には漫画版『ゲッターロボ號』からの登場であり、設定がオリジナルであることからロボット大図鑑での登場作品は「オリジナル」と表記されている。詳しくは真ゲッターロボのページを参照。
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の主役であるクリスとバーニィはプレイの進行次第では未登場のままゲームが終わる上、登場した場合もストーリーが進むと愛機のアレックス、ザク改が強制的に廃棄処分になる(ただしザク改はジェガンとの二択で残すことが可能)。
登場作品には明記されていないが、隠しユニットとして『ガンダム・センチネル』のSガンダム[9]や『聖戦士ダンバインOVA』のサーバイン、ズワウスが登場している。
合体ロボットをはじめとした、各スーパーロボットの増加により、カットインや合体デモ、出撃デモは大幅に強化された。一方、『EX』に存在したマップ兵器使用時のアニメや変形シーンは削除され(ゲッターロボ系は後継機が参加する初回のみ変形シーンあり)、ユニットによっては武器を構えるグラフィックがカットされた(『機動戦士ガンダムF91』のF-91のヴェスバー、『戦国魔神ゴーショーグン』のゴーショーグンのスペースバズーカなど)。これは『第4次S』でも同様である。
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。
ゲームシステムは本作で一応の完成を見る。敵フェイズにおける行動を選べるマニュアルモードや、一気に増えた精神コマンドなど数々の要素が後のシリーズに受け継がれている。名前の変更が可能なオリジナル主人公キャラクターが登場し、選択可能になったのも本作からである。プレイヤーが主人公となる構想は『第3次』の頃からあったが、容量の関係で没となり[10]『EX』での各章の主人公システムの採用を経て本作の主人公システムに至っている。
パイロット面本作から攻撃力の概念が近距離・遠距離に分かれ、後のシリーズの格闘・射撃の概念に受け継がれていく。パイロットに特殊技能が追加。「底力」「ニュータイプ」(「強化人間」)「聖戦士」「切り払い」「シールド防御」といった技能が加わってパイロット運用の幅が広がった。例えばガンダムシリーズの設定では、ファンネルなどのサイコミュ兵器はニュータイプか強化人間でないと扱えないが、『EX』では特定のステータスが一定値以上であれば使用可能となっており、パイロットレベルを上げれば誰でも使用できた(ニュータイプや強化人間とされるパイロットは、そのステータスが高くなるように設定されてはいた)。本作では使用の可否にステータスが関係なくなり、上記の「ニュータイプ」あるいは「強化人間」技能の所持が条件となった。ただし本作の時点ではこれらの技能は特定の武器の使用条件となるのみであり、基本能力を底上げする要素は存在しない。ユニット面本作では新たに「運動性」「強化パーツ」が加わった。運動性はパイロットの命中と回避の数値に補正され、強化パーツは各ユニットに装備すると様々な効果が得られる。モード面新たに「キャラクター大辞典」「ロボット大図鑑」「カラオケモード」の3種が加わった。「キャラクター大辞典」は作品に登場した人物の、「ロボット大図鑑」ではロボットの原作での設定が解説される。「カラオケモード」はBGMとして使われている主題歌のカラオケが楽しめる。なお、キャラクター大辞典は最初から全てのキャラクターが収録されているが、ロボット大図鑑はゲーム中に1回以上登場したロボットしか収録されず、完成度が%で表示される。その他マップ上に強化パーツや金塊(資金)が隠されており、そのマスに自軍ユニットが進入すると入手できる。そのため強化パーツの位置を特定する精神コマンド「探索」が存在した。これまで戦闘時のBGMはシリーズ毎で統一されていたが、作品毎に細分化された[11]。セーブデータファイルは前作・前々作と違いデフォルトでは2個しかないが、アスキーのターボファイルツインに対応しており、それを利用して多数のセーブデータを残すことが可能。通常は味方ユニットをMAP兵器で撃墜しても何も入手できないが、初期出荷版のソフトでのみ経験値と資金が入手できる。詳細はバンプレストオリジナルのキャラクター一覧#第4次スーパーロボット大戦、スーパーロボット大戦F/F完結編を参照
本作の主人公は湖川友謙がデザインを担当した。リメイク作の『F』でも同様に登場するが、河野さち子によってリファインされたデザインとの選択制となっている。
誕生日や血液型で精神コマンドが決定され、スーパーロボット系・リアルロボット系のどちらかを選択する。「切り払い」の他にスーパー系は「底力」、リアル系は「ニュータイプ」の技能を所持している。性格はスーパー系だと「超強気」、リアル系だと「強気」となる。選んだ系統によって主人公機が変わる(後述)が、それとは関係なくモビルスーツ系全般に乗り換えることも可能である。
性別でも男性パイロットは精神ポイントが若干多く、女性パイロットは技量・回避に優れるなど細かい差異が見られる。系統により若干のシナリオ分岐(リアル系では特定モビルスーツ入手に、スーパー系ではスーパーロボットの新兵器追加に関わる内容)があるが、ストーリーの大筋に違いは無い。
最初の乗機はゲシュペンストで、スーパー系・リアル系で性能や武装がそれぞれ変化する。物語が進行するとスーパー系はグルンガスト、リアル系はヒュッケバインに乗り換える。これら後継機は入手時にカラーリングと名前を変更可能。グルンガストには機体の名を冠した武装があるが、これも変更した機体名に対応して変化する。
序盤のシナリオ開始時に、恋人の「いる」「いない」を選択するイベントが存在。これにより直後のシナリオが分岐し、恋人の加入するタイミングも変化する。「いる」を選ぶと恋人はティターンズの新人パイロットとして登場し、後のシナリオで説得して仲間にすることになる。「いない」を選ぶと戦闘マップクリア後にロンド・ベル隊の新人として参加する。恋人には固有の専用機が用意されていないが、モビルスーツの他に主人公のゲシュペンストにも搭乗可能。
主人公はテスラ・ライヒ研究所の所長の子であり、ナイメーヘンの士官学校を欠席(次席の誤字と思われる)で卒業。首席は対応する恋人キャラクターである。スーパー系の場合は光子力研究所、リアル系の場合はロンド・ベル隊に新しく加入することになる。『第4次S』では序盤にロフと出会うシナリオが追加され、終盤に彼を説得して戦死を回避することが可能になった。
レナンジェス・スターロード(愛称:ジェス)真面目で優しい熱血漢イルムガルト・カザハラ(愛称:イルム)理論家だけど異性好きヘクトール・マディソン(愛称:ヘクトール)ちょっとヘンな性格アーウィン・ドースティン(愛称:ウィン)クールでニヒルパトリシア・ハックマン(愛称:パット)真面目で優しい熱血漢グレース・ウリジン(愛称:グレース)理論家だけど異性好きミーナ・ライクリング(愛称:ミーナ)ちょっとヘンな性格リン・マオ(愛称:リン)クールでニヒルこれら8人のうち、イルムとリンはαシリーズやOGシリーズにも登場するが、「基本設定が同じだけで別人」とされており、キャラクターデザインや年齢なども異なる。
正式な名称はゾヴォーク。「ゲスト」の名称は地球側がつけたものである。『第3次』で登場したインスペクターと同じ政治組織に所属している。南極事件や技術提供などで地球圏に混乱をもたらすきっかけとなっており、DC戦争シリーズの戦いを引き起こした黒幕とも言える存在。作中ではセティが「ゲスト」と発言しているが、納得はしていなかったようである。
グロフィス=ラクレイン通称ロフ。ゲスト指揮官で傭兵隊長。卑怯や非道な事を嫌う。(ゼゼーナンのせいもあって)度々理不尽な戦いを強いられる傭兵家業を儚む発言がみられる。セティの元婚約者。ゼブリーズ=フルシュワ通称ゼブ。ゲスト指揮官。独断専行・命令無視の傾向があるが、多大な戦果のため上層部から黙認されている。言葉を変に伸ばす癖がある。仲間思い。ジュスティヌ=シャフラワース通称セティ。ゲスト指揮官。右目に網膜投影式のディスプレイ装置を装着している。ロフの元婚約者で、今でもロフの事を気にかけている。ティニクェット=ゼゼーナンゲストの総司令官。強硬派で知られる人物。極めて傲慢で相手を完全に見下す性格・やり口から本国でも煙たがられている。以前にも地球に来たことがある模様。メキボス元インスペクター指揮官。『第3次』で死亡したと思われていたが、半身をサイバネティクス化して復活。ゲスト・インスペクターの両陣営を統括する最高機関「枢密院」の特使として地球に来訪。テンプレート:脚注ヘルプ
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