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テンプレート:ネタバレ冒頭
スーパーロボット大戦Z | |
---|---|
ジャンル | シミュレーションRPG |
ゲーム | |
対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | バンプレソフト (現B.B.スタジオ) |
発売元 | バンダイナムコゲームス (バンプレストレーベル) |
メディア | DVD-ROM |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2008年9月25日 2011年3月3日(Best版) |
販売価格 | 通常版:8,379円(税込) Best版:3,800円(税込) |
売上本数 | 51万本[1] |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
デバイス | PS2専用メモリーカード対応(237KB以上) デュアルショック2専用 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『スーパーロボット大戦Z』(スーパーロボットたいせんゼット / Super Robot Wars Z)は、バンダイナムコゲームスからバンプレストレーベルで発売されたシミュレーションRPG。スーパーロボット大戦シリーズの1つ。略称は『スパロボZ』または『SRWZ』。
本作のキャッチコピーは「多元世紀元年 僕らの世界は崩壊した…」[2]。
本項目では、後日発売された『スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク』についても記述する。
据え置き型ハードで発売される、版権作品を扱ったシミュレーションRPGとしては前作『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』以来、3年ぶりとなる完全新作[3]。総合プロデューサーの寺田貴信は、過去に「シリーズ最終作のタイトルをつけるなら『Z』にしたい」と語っていたが本作発表後に撤回しており、今作の「Z」の意味は新たなる始まりと意味を込めてつけたと述べている[4]。当初はシリーズ化の有無は結果次第と発表されており[3]、物語上でも続編は意識されなかったが、CMでは「新シリーズ始動」を銘打たれ、2011年には続編である『第2次スーパーロボット大戦Z』が発売。改めて正式にシリーズ化が確定され、本作は「αシリーズ」に次ぐ第3の王道シリーズ「Zシリーズ」の第1作目となった。
本作発売前には、シリーズ恒例の「スパロボ感謝祭」[4]やBS11デジタルでのプロモーションビデオの放送[5]のほか、「真夜中の宴」[6]「トークキャラバン」[7]と銘打ったイベントが多く実施された。また、本作と連動したスペシャルディスクが発売された。
本作はストーリー序盤で発生した大事件により多数の世界が融合して誕生した「多元世界」が主な舞台であり、様々な世界の様々な種族が入り乱れる混沌とした世界観に合わせ、従来のシリーズ作品以上に異種族との対話に重点を置いた作風となっている。中盤に味方部隊が二分化するが、敵の陰謀と互いの意見の衝突により、双方の部隊同士での戦いに発展するシーンもある。そのため、主人公によって部隊が完全に分かれており、従来よりも長く固定されたメンバーで戦うことになる。
戦闘アニメーションや背景グラフィックは刷新されており、プレイステーション2の表示出力に対応してドットアニメがVGA準拠のグラフィックで描き直されたテンプレート:要出典ほか、『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』以来、流用されていたテンプレート:要出典既存のキャラクターグラフィックも一新され、本作独自の新たなデザインとなった。その他、登場作品の枠を越えた特殊台詞や、ガンダムシリーズを除く創通制作作品のリアルサイズカットインの導入など、新たな試みも取り入れられている。
「PlayStation Awards 2008」において、ゴールドプライズ(累計出荷本数50万本以上100万本未満のタイトルに対して贈られる)を受賞した[8]。オープニング画面でのタイトルコールは、水木一郎によるものである。
テンプレート:節stub
スーパーロボット大戦では、公式サイトなどで、登場する作品を「参戦作品」と呼称しており、本項もそれに倣う。
★マークはシリーズ初参戦作品。☆マークは据え置き型機初参戦作品。
新規作品は全9作。過去のシリーズには見られなかった、ストーリー上再現が難しい特殊な世界観の作品が多いのも特徴。
『機動戦士Ζガンダム』は、ストーリーやキャラクターに劇場版の設定が加えられており、『宇宙戦士バルディオス』も劇場版の声優が起用されている。『戦闘メカ ザブングル』はアーサー・ランクの生存やエルチ・カーゴの目の治療についての言及など、劇場版『ザブングル グラフィティ』の要素も含んでいる。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、基本的にシン・アスカの視点での物語が再現されている。終盤ではシン達ザフト軍と敵対する原作準拠のストーリーとは別に、シンがザフト軍を離脱して味方部隊に残るIFストーリーが用意されており、条件を満たすとこちらのルートに進む(一度クリア以降は無条件で進むか否かを選択できる)。『第2次Z 破界篇』の限定版付属のダイジェストブックでは、IFストーリーが正史として語られている。
『宇宙戦士バルディオス』は、ソノラマ文庫版に登場したバルディオス最後の必殺技「バルディロイザー」が初めて映像で登場する。
ゲーム中で取った行動によりエンディングの内容が変化するマルチエンディング方式が採用されており、バッドエンディングも存在する。また、エンディングではないが、あるシナリオでは『宇宙戦士バルディオス』の最終回を再現した特殊なゲームオーバーを見ることができる。
発売前情報では『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は機体のみ登場と宣伝されていたが、『機動戦士Ζガンダム』のデザインのアムロが『逆襲のシャア』時代のパイロットスーツを着ている演出がある。
(※五十音順)
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。
トライバトルシステムαシリーズにおける小隊システムのブラッシュアップ版。ユニット3機で1小隊を構成する。コストを考える必要がなくなり、より自由な編成ができるようになった。また、状況に応じて3つのフォーメーションを使い分けることができる。これにはそれぞれ相性があり、相手に対して有利なフォーメーションだった場合、ダメージが上昇したり一部の能力を無効化させることができる。トライフォーメーション小隊長を先頭に小隊員が縦一列に並んだ陣形。この状態でのみ、特殊攻撃「トライチャージ」が使用可能になる。トライチャージは全体攻撃の一種だが、バリアを貫通することができ、敵小隊のユニット数によるダメージの減少が起こらない。見た目は全機による一斉射撃だが、弾薬やENを消費するのは小隊長のみ。通常攻撃を行う際は、小隊員による小隊攻撃が発生しない。小隊員による小隊長の援護防御が可能。また、トライチャージは主に原作に準じた編成によっては攻撃力が上昇する。後述のセンターフォーメーションに対して有利。センターフォーメーション小隊長の前に小隊員2機が並んだ密集陣形。小隊長の攻撃と小隊員の小隊攻撃を敵1機に集中させることができる。ただし、小隊員の攻撃力は大きく減少する。小隊員による小隊長の援護防御が可能であり、小隊内にバリアを持つユニットがいれば全機にその効果が適用される。αシリーズの小隊システムに近い。ワイドフォーメーションに対して有利。ワイドフォーメーション小隊長を中心に小隊員が左右に展開した陣形。各機が敵小隊の対応するユニットを個別に攻撃する。敵小隊が1or2機の場合、攻撃対象のいない小隊員は待機状態となる。小隊員の攻撃力の減少幅は、センターフォーメーションよりも小さい。広く展開しているために援護防御はできなくなるが、小隊員への全体攻撃やトライチャージによるダメージが大きく軽減される。トライフォーメーションに対して有利。照準値本作よりユニットの能力として新たに導入された能力値。これが高いほど攻撃の命中率が高くなり、命中率を強化パーツや精神コマンド以外でコントロールしやすくなった。連続ターゲット補正集中攻撃に対する回避マイナス補正。攻撃を回避する度に、回避率が5%ダウンする。これにより運動性の高いユニットによる囮戦術を立てることは困難になっているが、回避に優れる敵ユニットに対して集中攻撃を行うことで被弾率を高めることができる。なお、マイナス補正はフェイズ終了時にリセットされる。プレースメント包囲によるダメージプラス補正。攻撃対象となる敵小隊の前後左右4方向に味方小隊が複数隣接すると、ダメージ補正が加わる。補正値は2〜3小隊で5%、4小隊で10%。なお、攻撃する小隊が隣接していてもカウントに含めない。SRポイント「スパロボポイント」の略。αシリーズの熟練度システムに相当する。「○ターン以内にクリアする」「HPが一定以下になると逃走する敵を撃破する」といった各ステージに1つ設定されている特定条件を満たすと「SRポイント」が1ポイント上昇し、全てのキャラクターに育成用のポイントがボーナスで入る。難易度設定と連動しており、そのステージ以前に獲得したSRポイントが80%以上でHARD、30〜79%でNORMAL、29%以下でEASYとなる。一部隠し要素の取得条件にもなっており、また獲得値によって条件が緩和されるものもある。「バンプレストオリジナルのキャラクター一覧#ビーター・サービス」、「グローリー・スター」、および「カイメラ」も参照
主人公はランドとセツコの2人のうちの1人を選ぶ形となるが、選ばなかった方は中盤に一時的に敵として登場し、アサキムに対する思惑の違いから対立するもその後に和解する形となっている。また、どちらを選ぶかで中盤での分岐後の部隊メンバーに影響したり、一部のオリジナルキャラクターの行動や印象も違ってくる。
ランド・トラビスメール・ビーターガンレオン(デザイン - Mがんぢー[9])に搭乗する。テーマ曲は葉山宏治が作曲。荒廃した未来からストーリーが始まる。主人公分岐で活躍する作品は『交響詩篇エウレカセブン』、『機動新世紀ガンダムX』、『創聖のアクエリオン』、『宇宙戦士バルディオス』、『キングゲイナー』など。セツコ・オハラデンゼル・ハマートビー・ワトソンバルゴラ(デザイン - 明貴美加[9])に搭乗する。宇宙世紀系ガンダムやマジンガー系、ゲッターロボが存在する世界の軍人。主人公分岐で活躍する作品は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『機動戦士Ζガンダム』、『超重神グラヴィオン』、『無敵超人ザンボット3』、『宇宙大帝ゴッドシグマ』など。アサキム・ドーウィンシュロウガ(デザイン - 大張正己[9])に搭乗する。ツィーネ・エスピオエリファス(デザイン - 田野邊尚伯[9])に搭乗する。「バンプレストオリジナルの用語一覧」も参照
多元世界ブレイク・ザ・ワールドによって誕生した新世界。事件後はそれぞれの世界の暦が改められ、多元世紀と呼ばれるようになる。時空振動弾の発動によって多数の異世界間の壁が破壊され、複雑に入り混じった世界となり、時空転移などの超常現象が多発。影響は地球や太陽系のみならず、他の恒星系にまでおよぶ。なお、主人公の選択次第ではブレイク・ザ・ワールド前の別々の世界に再び分離して安定する。スペシャルディスク・『第2次Z』では、多元世界で安定した「完全安定」エンドが正史となっている。次元力次元や時空をも操ることができるとされるエネルギー(場合によってはエネルギーとすら言えない)で、別名は「オリジン・ロー」。「大いなる力」とも言われており、手に入れた者は太極に到達し、この世の全てを制するとされている。スフィアアサキム・ドーウィンが捜し求める謎の物体(描写からすると物体・エネルギーの差こそあれ、基本的に球体であるらしい)。あらゆる並行世界にそれぞれ1つしか存在しないが、並行世界の融合により『Z』の多元世界には2つ存在する。主人公の機体に組み込まれており、特定の感情・行為に反応して能力を発揮する。全部で12個が存在するらしい。なお、『Z』では主人公に選んだ方のみが共鳴し、もう片方は覚醒しないまま。『ZSPD』では両方とも共鳴している。相剋界『超時空世紀オーガス』からの設定。相剋界はブレイク・ザ・ワールドによって形成された、地球上を覆う電離層に似た性質の層。相剋界が濃い場所では宇宙との往来は完全に不可能になる。ただし、相剋界は強力な衝撃によって外部から破ることが可能であり、セツコ編では超重剣の招来で開いた穴から往来が可能となっている。トラパー『交響詩篇エウレカセブン』からの設定。トラパーの濃い場所では相対的に相剋界が薄くなっている。ブレイク・ザ・ワールド時空振動弾の影響でさまざまな世界が交じり合い、多元世界が誕生した出来事。時空振動の影響でそれぞれの世界の多くの人命が失われ、人々は大きな不安を抱えるようになった。なお、名称は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のユニウスセブン落下テロ事件からだが、時空振動弾の影響により展開自体は原作と大きく異なる。セカンド・ブレイク黒のカリスマと名乗っていたジ・エーデル・ベルナルの陰謀で再び引き起こされた時空崩壊。地球の地形が元の形を留めないほど激変し、相剋界が薄まってトラパーの領域が大幅に広がった。影響は地球のみならず太陽系にもおよび、水星と金星が消滅、さらに宇宙全体が虹色のオーロラに包まれるようになる。この事件により、ただでさえ不安定であった次元境界線のバランスは大幅に崩れ、世界全体の命運は風前の灯火となる。UN(ユーエヌ)UNIVERSAL NETWORK(ユニバーサル・ネットワーク)の略。新地球連邦により、多元世界の情報網の一元化および共有化を目的に設置された。この敷設の功が認められてエーデル・ベルナルは准将に昇格し、賢人会議の末席に名を連ねるまでになった。管理者はジエー・ベイベル。多元世界における情報インフラとして高い影響力を持つ。管理システムは南米の軌道エレベーター跡地に集約されて一括管理されている。これを管理するエーデル准将率いるカイメラの情報戦術により新地球連邦の賢人派を一掃、二分化したZEUTHに巧妙な偽情報を送って双方を同士撃ちに追い込むなど成果を挙げた。最終的にZEUTHにより管理システムは占拠され、カイメラ打倒後は新地球連邦が管理することとなる。黒歴史『∀ガンダム』からの設定。原作では文明崩壊前の封印された歴史のことだが、『創聖のアクエリオン』の設定が加わることでより複雑になっており、時空破壊によって作られた1万2千年周期の時間の輪で延々と続く戦乱が黒歴史と呼ばれる。上記の2作品に加え、『オーバーマン キングゲイナー』と『THE ビッグオー』は特にこれと深く関わっており、機体の中に互いの敵のデータが入っているなどのクロスオーバーが多く見られる。記録の管理はD.O.M.E.が行っている。スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク | |
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ジャンル | シミュレーションRPG+バラエティ |
ゲーム | |
対応機種 | プレイステーション2 |
発売元 | バンダイナムコゲームス (バンプレストレーベル) |
メディア | DVD-ROM |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2009年3月5日 |
販売価格 | 5229円(税込) |
レイティング | B(12歳以上対象) |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク』(スーパーロボットたいせんゼット スペシャルディスク)は、バンダイナムコゲームスからバンプレストレーベルで発売されたゲーム。スーパーロボット大戦シリーズの1つ。
『スーパーロボット大戦Z』の補完的作品。好きな戦闘を見ることができる「バトルビューワー」や、『Z』本編の後日談などをプレイすることができる。
(※五十音順)
どちらもJAM Projectが担当。
なお、『スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』のスーパーインフォロボメーションのコーナーで相沢舞が一時期テンプレート:いつタイトルコールを担当していたが、CMが流れるようになってからはタイトルコールの叫びがなくなっている。
テンプレート:脚注ヘルプ
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zh:超級機器人大戰Z
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