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ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | エーアイ |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | DSカード |
発売日 | 2007年3月1日 |
価格 | 6,090円(税込) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢) |
売上本数 | 約29万本[1] |
表・話・編・歴 |
『スーパーロボット大戦W』(スーパーロボットたいせんダブリュー)はバンプレスト(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。テンプレート:ネタバレ
SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ。ニンテンドーDSでリリースされた同シリーズの1作目にあたる。本作でスーパーロボット大戦シリーズ通算40作目を数えた。タイトルの『W』は、ニンテンドーDSの2画面液晶(ダブルスクリーン(ディスプレイ))と、シナリオが2部構成になっていることから命名されている[2]。全55話/64ステージ。
基本的なシステムはゲームボーイアドバンス版のそれを受け継いでいるが、2画面液晶やタッチパネルといったハードの持つ機能を活かした演出・機能も盛り込まれている。BGMや効果音もゲームボーイアドバンス版からの流用ではなく、ほぼ完全新規のものとなった。
最大の特徴として、シナリオが中盤である程度の時間経過を経る2部構成となっており、かつ参戦作品も続編や姉妹作の同時参戦が多いことが挙げられる(ゲーム内では必ずしも原作どおりの時系列ではない)。また、これまでの作品は登場作品の異なるキャラクター達の関係が比較的希薄であったものが、今作では様々な方向性からの因縁付けなどで深いレベルでのクロスオーバーが計られ、ゲーム内独自の人間関係を繋ぐことで目新しい世界観を構築している[3]。また、モチーフやテーマ以外にも親和性の高い設定箇所においては、作品の方向性を問わず頻繁にクロスオーバーを行っている。
本作では、戦闘シーンのユニット撃破時専用グラフィックが以前までの作品に比べて多く用意されている。中には武器のほとんどに撃破時専用グラフィックがついているユニットもある。
テンプレート:節stub
★マークはシリーズ初参戦作品。☆マークは携帯機初参戦作品。
オリジナルを除いて19作品。シリーズ初参戦は『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』、『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』、『宇宙の騎士テッカマンブレードII』、『デトネイター・オーガン』、『百獣王ゴライオン』、『フルメタル・パニック! The Second Raid』。携帯機シリーズ初参戦は『勇者王ガオガイガー』、『勇者王ガオガイガーFINAL』。なお、『勇者王ガオガイガーFINAL』は『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』の一部BGMや設定も含んでいる。
版権作品を扱ったシリーズの中で、富野由悠季が手がけた作品が登場しないのは本作が初めて。また、長浜ロマンロボシリーズの登場もないのは『スーパーロボット大戦EX』以来約13年振りとなる。さらには昭和時代に制作された作品は『百獣王ゴライオン』と『ゲッターロボG』のみに留まっている。
『機動戦艦ナデシコ』に登場したダイゴウジ・ガイは『劇場版 機動戦艦ナデシコ』には登場しないが、本作の第2部用に劇場版の絵柄を意識した顔グラフィックが新規に描き下ろされている。
『ゲッターロボG』は味方主要キャラクターのみの登場で、機体や敵組織などは登場しない。また、真・ゲッターロボは『真・ゲッターロボ(原作漫画版)』からの出典となっているが、デザインは『真ゲッターロボ 世界最後の日』を踏襲したものとなっている。
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。
支援要請出撃選択で選択しなかったユニットに「援護攻撃」や「援護防御」を要請する技能。1ステージに「支援要請Lv」分の回数だけ使うことができる。ただし、支援を受けるユニットがいる地形に、支援するユニットが適応している必要がある。従来の援護システムとは異なり味方ユニットと隣接していなくても使用できるのが特徴。支援したユニットのHP・EN・弾数は、そのマップ中は回復しない。マルチコンボ従来の「コンボ」と『スーパーロボット大戦MX』の「ダブルアタック」を組み合わせたシステム。「コンボLv」分の数の敵を同時に攻撃できる点はコンボと同じだが、『スーパーロボット大戦D』(以下『D』)や『スーパーロボット大戦J』(以下『J』)と異なり、敵が一直線に並んでいる必要はない(一体のみを選択することも可能)。ただし、2体目以降の敵は自動的に「防御」を行うため、ダメージは少なくなる。敵も頻繁に使用してくる。マルチコンボ攻撃には援護防御が行えないため、密集隊形を組む戦術では、危険度が増す。スキルパーツシステム『D』より採用されたシステム。本作では仕様が変更されて任意付け外しアイテムではなく消費アイテムとなり、使用することでパイロットに特殊技能を付加する形になった(効果はクリア後も残る)。パイロット養成システム『D』や『J』に採用されているものと同様。レベルアップによるボーナスポイントでパイロットパラメータを上昇させられる。交代システム『J』の「再出撃システム」と同等。出撃しているユニットとまだ出撃していないユニットを交代出来るが、一度交代したユニットを再度出撃させることは不可能。なお、母艦として機能する戦艦の内、エターナルのみ交代を行えない。搭載システム本作に登場する母艦は移動前には何度でも、移動直後には一度だけ隣接するユニットを搭載できる。さらに搭載されたユニットが未行動の場合は行動終了にならない。これを利用して「ユニットを迅速に前線へ送る」「行動済みのユニットを搭載・交代してさらに攻撃を加える」などの戦術をとることができる。ショップ『D』、『J』に引き続き、インターミッション内で強化パーツの売却ができる。また2周目以降は、強化パーツとMSおよびASの購入が可能。ユニットや強化パーツの購入システムは『スーパーロボット大戦α外伝』のバザー以来の導入となる。BGM変更『J』と同様。今回はイベントに使用される一部の劇中曲も戦闘曲に指定可能。ダブルスロット仕様GBA版のスーパーロボット大戦(非売品だったファミコンミニ版『第2次スーパーロボット大戦』も含む)をニンテンドーDSに挿入して本作を起動し、インターミッション画面に行くと、1周に付き1回のみ特殊な強化パーツと高額な資金を得ることができる。GBAスロットが存在しないニンテンドーDSi、ニンテンドーDSiLL、ニンテンドー3DSでは使用不可。周回引き継ぎ今回も周回引き継ぎが用意されている。引き継がれる内容は改造段階とパイロット養成値・習得させたスキルだけで、フル改造ボーナス・お気に入り・撃墜数は初期化される(フル改造ボーナスは再度設定が可能)。資金はクリア時に持っている強化パーツ・スキルパーツをすべて売却した額が追加される。2周目では一部に1周目と展開の異なるルートが用意されており、3周目以降は任意のルートをプレイできるようになる。さらに、2周目以降は前述のようにショップで強化パーツと一部ユニット[4]を購入することが可能になる。4周目では全ユニットの最大改造段階が20段階になり、すべての作品が「お気に入り」状態(効果は資金・経験値共に一律1.5倍)になる。1周クリアする度に、スタート時に敵の改造度をクリア回数×3段階分(最大20段階)まで設定できるようになる。お気に入りシステム『スーパーロボット大戦MX』や『J』に採用されていたシステムで、登場作品のうち3つまでお気に入りとして選択できる。選択した作品のユニットは獲得資金・経験値に補正がかかり最大改造段階も上がる[5]。本作では第1部では登場しない(またはスポット参加のみ)作品がある関係上、第2部開始時に改めてお気に入り作品を選び直すことになる。第1部でお気に入り指定にして通常の限界以上に改造したユニットから、第2部で初登場するユニットに改造が引き継がれる場合、通常の(お気に入り指定していない)改造限界までしか引き継がれない。詳細はヴァルストークファミリーを参照
『J』までシリーズのオリジナル人物、機体はほぼ「バンプレストオリジナル」の名義で登場していたが、今作では「オリジナル」とのみ表記されている。
本作の主人公およびその乗機は従来の複数選択式ではなく固定となっている。また『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』シリーズ以外で初めて、オリジナルの旗艦ユニットが登場となった。主人公であるカズマ・アーディガンとその家族らで構成されるトレイラー(運び屋)一家・ヴァルストークファミリーを中心に物語は展開される。
なお、主人公の名前および名字、姓名の順序は変更可能だが、漢字の名字で姓名を日本語並びにすると、主人公以外の名字も変わる。
本作のCM(後期)はスパロボイメージガールに選ばれた中川翔子がWをプレイし、それに対し『勇者王ガオガイガー』の獅子王凱役の檜山修之がナレーションで感想を訊くというものになっている(『中川翔子!』と叫ぶバージョンと、『しょこたん!』と叫ぶバージョンの二種類がある。また、別バージョンとして檜山ナレーションのみ版もある)。
店頭用プロモーションビデオ・テレビCM(檜山ナレーションのみ編)で使用された。ボーカル担当の“H.T.EXISTENZ”なる人物は、バンプレストのスタッフである[6]。
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it:Super Robot Wars Wzh:超級機器人大戰W
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