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ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | スーパーファミコン プレイステーション ゲームアーカイブス(PS3/PSP) |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット(SFC) CD-ROM(PS) |
発売日 | 1993年7月23日(SFC) |
価格 | 9800円(SFC) 2000円(PS) 1000円(ゲームアーカイブス) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象)(ゲームアーカイブス版) |
売上本数 | 25万本(出荷本数[1]) |
その他 | PS版はコンプリートボックスにも収録 |
表・話・編・歴 |
『第3次スーパーロボット大戦』は、バンプレストから発売されたシミュレーションRPG。
SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の第3作目。『第2次スーパーロボット大戦』(以後『第2次』)の続編で、シリーズ内シリーズであるDC戦争シリーズの第2作目にあたる。シリーズで初めてマルチシナリオが採用され、プレイヤーの選択でストーリーが分岐し、さらには特定条件をそろえると隠しMAPへ進むことができた。分岐を含めて全62話。
プラットフォームがスーパーファミコンに移ったことで、データ容量が『第2次』から3倍[2]に増え、グラフィックとサウンドは大幅にパワーアップする。戦闘シーンではロボットたちが様々な動きを見せ、背景が初めて表示されるようになった。また、『勇者ライディーン』のライディーンの必殺技、ゴッドバードには小さいながらもカットインが入るようになり、『超電磁ロボ コン・バトラーV』のコン・バトラーVの合体デモが登場したのも本作からである。
前作の不振によるシリーズ打ち切りの危機を回避すべく製作された本作であったが、発売当初は売上が伸び悩んだ。しかし発売後しばらくしてからゲーム情報誌にて頻繁に特集が組まれるようになり人気が上昇。一時は中古価格が定価を上回るほどの人気となり、その入手の困難さからファンからは長年「幻のソフト」扱いされていた[3]。当初は本作でシリーズを終了させる話もあったが、ユーザーからの要望で次回作『第4次スーパーロボット大戦』(以後『第4次』)の製作が決定し、さらにサイバスター関連の設定をユーザーに説明するため『スーパーロボット大戦EX』(以後『EX』)が制作された[4]。
1999年6月10日には『第2次』・『EX』と共に、『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』としてプレイステーションにリメイク移植された。その際は『スーパーロボット大戦F』(以後『F』)のシステムに変更され、10段階までのユニット・武器の改造や、強化パーツによるパワーアップなど、変更に伴いゲームバランスも改められている。これらは同年12月22日に分売。2011年1月26日にはこの分売版がPlayStation Storeのゲームアーカイブスで配信を開始された[5]。
全世界を大混乱に陥れたDC戦争(『第2次』)が終結して半年が経過した。先の大戦で無力を晒した国連は解体され、新たな世界統一機構・地球連邦政府が樹立される。前大戦の英雄であるホワイトベース隊は、地球連邦軍独立外部部隊ロンド・ベル隊として再結成され、治安維持の任務に就いていた。しかしその戦力を恐れた連邦政府の高官により大幅に規模が縮小され、旧式の装備しか与えられず、満足な補給も受けられていなかった。
しばらく地球は平和な状態に見えた中、連邦軍の部隊が突然失踪する事件が頻発。事態を重く見た軍の上層部は、ロンド・ベル隊に調査を命じた。当初はDC残党の手によるものかと思われた事件だが、地球には存在しない、未知の技術が使用されていたことが判明する。
ビアン博士が危惧していた外宇宙からの脅威、異星人の襲来。それに呼応するようにザビ家を指導者に迎え復活したDCと、ロンド・ベル隊との三者三様の思惑が交錯する新たな戦いが始まった。
後にこの戦いはインスペクター事件(第3次スーパーロボット大戦とも)と呼ばれるが、連邦政府はこの事件を極秘とし、一般に情報が公開されたのは20年後であると語られる。
★マークはシリーズ初参戦作品。
初参戦は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争[6]』・『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』・『無敵鋼人ダイターン3』・『超電磁ロボ コン・バトラーV』・『勇者ライディーン』の5作品。
『第2次』で登場しなかった『グレートマジンガー』の剣鉄也と『ゲッターロボG』の車弁慶が登場するのは今作から。また『魔装機神サイバスター』からはヒロインのリューネ・ゾルダークとヴァルシオーネが初登場。
パッケージデザインは夜空に浮かんだ敵キャラクターの手前にポーズをとる味方ロボットが配置された構図となっている。そのため、上記キャラクターの他に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のサザビー[7]・『勇者ライディーン』のシャーキン・『超電磁ロボ コン・バトラーV』のガルーダが背景に描かれている。
ここでは、新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。
改造本作からユニットの改造が採用された。ただし武器は改造できない(PS版では可能)。これにより自分の好きなロボットを強化するという新たな楽しみ方が出来るようになった。改造可能なステータスは、HP、EN、装甲、反応の4種類で、ENと反応は255まで[8]。気力、ダメージ計算本作からパイロットのステータスとして「気力」が追加された。基本値は100で、攻撃を与えたり受けたり、補給を受けることによって変化し、上限は200。気力が+1されることで、攻撃力と防御力に×1.01倍加算され、スーパーロボットの場合は使用武器にも影響を与える。前述のように武器の改造ができない本作ではあるが、大まかなダメージ計算は武器の攻撃力+パイロットの攻撃力というシンプルなものであり、パイロットのレベルアップによって攻撃力が増大していく。このシステム上、相手が強敵でも、ある程度は攻撃力が低い武器でダメージを与えることが可能である。乗り換え前作ではユニットとパイロットが一体化していたが、本作から乗り換えが可能になった。乗り換えできるユニットは同じ原作作品内のものに限られる[9]。マルチシナリオ選択肢によりストーリーが分岐するマルチシナリオが採用され、ストーリーはより深みを増した。しかし、特定のルートを通らないと続編に話が繋がらなくなり、本作の後日談である『EX』・『第4次』・『F』では、隠しMAPまでクリアした後が正史とされている。特に『EX』のシュウの章などはその影響が濃い。本作は終盤3ルートに分岐する。『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のアナベル・ガトーが仲間になる展開とオリジナル敵キャラクターのメキボスと和解する展開は別ルートであり両立させることはできないが、続編ではいずれも正史として扱われている。
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