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第2次スーパーロボット大戦Z | |
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ジャンル | シミュレーションRPG |
ゲーム:破界篇 | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル |
開発元 | B.B.スタジオ (旧バンプレソフト) |
発売元 | バンダイナムコゲームス (バンプレストレーベル) |
メディア | UMD |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2011年4月14日 |
販売価格 | 通常版:7,329円(税込) SPECIAL ZII BOX:7,859円(税込) |
売上本数 | 45万本 (出荷本数)[1] |
レイティング | B(12歳以上対象) |
セーブファイル数 | 200 |
デバイス | メモリースティックDuo対応(1056KB以上) データインストール対応(909MB以上) |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『第2次スーパーロボット大戦Z』(だいにじスーパーロボットたいせんゼット / Super Robot Wars ZII)は、バンダイナムコゲームスのバンプレストレーベルより発売されたシミュレーションRPG。略称は『SRWZII』
2部作での発売が予定されており、前編である破界篇のキャッチコピーは「“破界”せよ、この混沌たる時代を。」[2]。
スーパーロボット大戦シリーズの作品で、破界篇はスーパーロボット大戦シリーズ20周年記念作品。2008年9月25日に発売された『スーパーロボット大戦Z』(以下、前作)の続編であり、Zシリーズの第2〜3作目にあたる。
前作はPS2での発売だったが、本作はPSPで発売される。なお、PSPで本シリーズの完全新作が制作されるのはこれが初めてとなり[3]、据置機で展開されているシリーズの続編が、携帯機をオリジナルのプラットフォームとするのもスーパーロボット大戦のシリーズ中では初の試みとなる。本作はメモリースティックDUOへのデータインストールに対応し、据置機作品とほぼ同等のクオリティのアニメーションとフルボイスの戦闘シーンを実装しつつ、読み込み時間の短縮を実現した。
本作は『スーパーロボット大戦COMPACT2』以来の分割シナリオ構成となっており、前編である「破界篇」と後編である「再世篇[4]」の2部構成での発売となる。ただし、破界篇と再世篇はそれぞれ独立した物語として完結することが予めアナウンスされている[5]。
前作では創通が制作に関わった作品群の機体にリアル頭身のカットインが初めて導入されたが、本作では前作にて導入されていなかったガンダムシリーズ[6]の作品群でもリアル頭身での機体のカットインが初めて採用されている。それに伴い前作からの続投作品でも一部の機体にカットインが追加されている。
破界篇は初回生産限定版として、前作のストーリーダイジェストを収録した小冊子と、破界篇と再世篇を収納可能なボックスが同梱した「SPECIAL ZII BOX」が発売された[5]。
全50話/84ステージ
別々の歴史を歩んでいた並行世界が「大時空震動」によって溶け合い、新たな「多元世界」が誕生してから20年。2つの月と2つの日本列島を持つこの地球は、「ブリタニア・ユニオン」、「AEU」、「人類革新連盟」の三大国家によって支配されていた。しかし、世界各地では未だテロや紛争が絶えず、また謎の怪物「次元獣」が各所で暴れまわり、人々の安寧を脅かしていた。
ある日、多額の借金を抱えた男クロウ・ブルーストは、高額の報酬のために対次元獣用機動兵器ブラスタのテストパイロットを引き受けることになった。ブラスタの戦闘データを得るため、クロウはさまざまな勢力と接触していく。「武力による戦争根絶」を掲げるソレスタルビーイング、新エネルギー「光子力」で動くスーパーロボット・マジンガーZ、新たに異世界から転移してきた宇宙移民船団の民間軍事組織S.M.S、ブリタニアの支配から(片方の)日本の解放を目指す黒の騎士団…。出自も主義主張も異なる彼らだったが、国連平和維持理事会代表エルガン・ローディックの呼びかけで特別国際救助隊ZEXISを結成。クロウもまたその一員となる。
世界各地を巡ってテロや次元獣といった人類共通の脅威に対抗するZEXIS。だが、彼らを快く思わない三大国家に潜む何者かの陰謀や、クロウを付けねらう怪人物アイム・ライアードの暗躍が行く手を阻む。そして、小国リモネシアが引き起こした時空災害「カラミティ・バース」により、次元獣を統べる破界の王ガイオウがこの世界に到来する。その圧倒的な力の前にはZEXISもなすすべがなく、敗退を余儀なくされた。ガイオウと彼に従うものたちは「新帝国インペリウム」の建国を宣言し、行く先々で気ままな破壊活動を繰り返していく。
しかしカラミティ・バースの影響はガイオウのみならず、かつて別の多元世界を悪の魔の手から守りぬいたZEUTHの戦士たちをもこの世界に呼びよせていた。ZEUTHメンバーを仲間に加えて戦力を増強させたZEXISは、インペリウムへの反撃の狼煙を上げるのだった。
★マークはシリーズ初参戦作品、☆マークは携帯機初参戦作品、ZマークはZシリーズ初参戦作品、Vマークは音声付きシリーズ作品に初参戦。
派生作品を含めて全34作品、初参戦作は12作品。参戦作品、初参戦作品数はシリーズ最多となる。
『∀ガンダム』『無敵ロボ トライダーG7』『戦闘メカ ザブングル』『宇宙大帝ゴッドシグマ』『宇宙戦士バルディオス』『超時空世紀オーガス』『超重神グラヴィオンツヴァイ』『創聖のアクエリオン』の8作品は携帯機初参戦。
さらに『新機動戦記ガンダムW』『無敵ロボ トライダーG7』『六神合体ゴッドマーズ』『超獣機神ダンクーガ』『獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ』『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』『マクロスF』の7作品はZシリーズ初参戦である。
なお、『六神合体ゴッドマーズ』『獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ』『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』『マクロスF』の4作品は音声付きのシリーズ作品には初の参加(声付き初参戦)となる。
原則として前作で参戦した作品は引き続き登場しているが、『マジンガーZ』とその続編(『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』)、『ゲッターロボG』、『交響詩篇エウレカセブン』はそれぞれ『真マジンガー』、『真ゲッターロボ』、『ポケットが虹でいっぱい』といったリメイク作品(もしくはアナザー作品)に差し替わる形で外れている。それに伴い、シリーズとしては初めて兜甲児役の声優が石丸博也から赤羽根健治に変更された[7]。前作から参戦を見送られた作品が少ない上に新規参戦作品も多いため、作品数が膨大な数となったが、前作から続投する作品(機体のみの登場となる『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を含む)より登場するのは主役回りのロボットやキャラクターが中心であり[8]、登場時期も中盤以降となっている。なお、新規参戦の『劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜』は機体のみの登場となる。
本作が2部構成となっている性質上、大半のZシリーズ編入作品は途中までのストーリー再現に留まる(またはスポット参戦扱い)。なお、原作が2部構成となっている『コードギアス 反逆のルルーシュ』・『機動戦士ガンダム00』と、前半と後半で展開が大きく分かれる『天元突破グレンラガン』は前編が再現されることが予めアナウンスされていた(グレンラガン以外は別作品扱い)。ただし、『コードギアス』と『ガンダム00』については後編への橋渡しとなる一部のエピソードの再現が「再世篇」に持ち越されている。
『天元突破グレンラガン』(劇場版は除く)の版権表記にはゲームメーカーのコナミデジタルエンタテインメントが表記されている。スーパーロボット大戦シリーズの発売元であるバンダイナムコゲームスと競合関係にある会社の版権表記が付くのは『電脳戦機バーチャロン』シリーズ・『機獣創世記ゾイドジェネシス』に続き、3例目。『装甲騎兵ボトムズ』は放映当時スポンサーがタカラ(現タカラトミー)だったが、現在はバンダイから玩具やゲームが発売されている。
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。前作から引き続き参戦している作品の特殊能力はスーパーロボット大戦Z#特殊システムも参照。
グレンラガンの合体・分離(天元突破グレンラガン)出撃の際はグレンラガンでの出撃となるが、シナリオ途中でグレンラガンの合体・分離は任意で行える。ただし、合体・分離機能はシモンとカミナが搭乗の場合のみ限定、シモンとロシウが搭乗時合体・分離することはできない。螺旋力発動(天元突破グレンラガン)カミナ/ロシウもしくはシモンの気力が130以上で発動。HP回復(小)の効果と螺旋力のレベルによって最終攻撃力が決定する。シモンのエースボーナスである出撃時に気力+30が付加されると、出撃時からこのシステムが作動する。螺旋力発動のエフェクトはイベント以外では表示されない。操縦者交代(天元突破グレンラガン)グレンラガンへの合体後はメインパイロットをカミナ/ロシウもしくはシモンに任意で交代できる。六神合体(六神合体ゴッドマーズ)明神タケルの気力が130以上で使用可能になり、ガイヤーからゴッドマーズへと合体できる。合体後は分離できないが、強制的に分離されるなどのデメリットもない。また、ガイヤーの固有改造ボーナスの一つに気力制限の撤廃があり、フル改造後は気力制限なしでの合体が可能となる。反陽子爆弾(六神合体ゴッドマーズ)これまでのシリーズと同様にガイヤーまたはゴッドマーズが撃墜されると、内蔵している反陽子爆弾が起動し、強制的にゲームオーバーとなる。その際の演出は専用のものが用意されている。なお、ストーリーが進むとガイヤーから反陽子爆弾が取り除かれるイベントが起こる。それ以降は特殊能力欄から「反陽子爆弾」がなくなり、ガイヤー(ゴッドマーズ)が撃墜されてもゲームオーバーにはならない。超獣合神(獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ)前作のグラヴィオンのシステム「合神/重力子臨界」を踏襲しているもの。本作のダンクーガノヴァの扱いは初参戦作品の『スーパーロボット大戦L』とは違って、飛鷹葵の気力が130以上でノヴァイーグルからダンクーガノヴァへと合神可能。合神するとチームDのパイロットたちの精神コマンドが使用できる。合神は5ターンまで維持されるが、それ以降は強制分離され、シナリオ終了まで再合身することはできない。なお、ストーリーの進行に伴ってゴッドビーストの追加以降、最初からダンクーガノヴァでの出撃となる。野性化(獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ、超獣機神ダンクーガ)これまでのシリーズの獣戦機隊と同様に、チームDの気力が130以上で発動。最終ダメージが1.1倍に上昇する。ゴッドビーストの追加以降、超獣合神の制限解除と共に併せて追加される。戦術指揮(コードギアス 反逆のルルーシュ)ゼロの固有技能として用意され、一定範囲内のユニットに対して攻撃・防御・特攻の3種類の指揮から1つだけ指定、そのターンのみ効果を受ける。ただし、ゼロ自身には効果がなく、また使用後は行動終了扱いとなる。?????(装甲騎兵ボトムズ)ヨラン・ペールゼンから「遺伝確率250億分の1」の異能生存体と評されたキリコ・キュービィーの能力。キリコが搭乗する機体のHPが10%以下になると発動。命中・回避が+30、格闘・射撃・防御・技量が+20される。キリコは同時に初期状態で底力L9を所持しているため、この能力が発動すると自動的に底力L9の効果も重複する。社長(無敵ロボ トライダーG7)過去シリーズの能力と異なり、今作ではMAPクリア時に出撃している際、出撃メンバー全員にPP+5を与える。ワッ太のエースボーナスにより、加算値が倍になりPP+10を与えるようになる。サラリーマン(無敵ロボ トライダーG7、地球防衛企業ダイ・ガード)会社員として仕事をして給料をもらっていることの再現。レベルアップ、10機毎の撃墜、MAPクリア時に出撃している際にそれぞれPPが+3される。エースボーナス撃墜数が70に達すると、各キャラクターに設定されたエースボーナスが解禁される。能力の上昇や命中率・回避率に関わるボーナス、特定の精神コマンドの使用ポイントが軽減される、またはより上位の精神コマンドに変更されるボーナス、特定の武装がパワーアップするボーナスなど、バラエティ豊かなボーナスが用意されている。サブオーダーシナリオで出撃していなかったメンバーを5人1組のチームで編成し、以下のオーダーを選択するとそのチームに特典が追加される。シナリオ序盤ではこの機能は使用できず、メンバーがある程度増えた頃に使用可能となる。トレーニングパイロットポイントが各員20ポイント追加。パトロール撃墜数が各員2機追加。シミュレーター経験値が500ポイント追加。資金調達レベルに応じて資金が追加。レートは500*現在のレベル。テンプレート:ネタバレ前作とは別の多元世界が舞台となる。この世界では時空変動からすでに20年が経過しており、日本列島と月(月と陰月)が2つづつ存在している。アフリカ大陸の一部と陰月は次元の歪みで侵入不可領域となっている。世界は三大勢力と呼ばれる「ブリタニア・ユニオン」、「人類革新連盟」、「AEU」の三大国にほぼ分割されており、宇宙にはコロニー群が存在するが、実質的にそれらも三大国の支配下にある。地球上には『ガンダム00』の軌道エレベーターが3基建造されており、オービタルリングが地球を囲んでいる。『装甲騎兵ボトムズ』のギルガメス軍およびバララント軍は本編開始より数年前に発生した次元震で新たに地球圏に参入しており、現在は両軍とも傭兵集団に転身している。また、『マクロスF』の面々は並行世界から本作の地球圏に転移してくる形で登場する。
三大勢力[]ブリタニア・ユニオン『コードギアス』のブリタニア帝国と『ガンダム00』のユニオンが合併した、北米大陸を中心とする勢力。首都は帝都ペンドラゴン。元首は『コードギアス』のシャルル・ジ・ブリタニア皇帝が、首相をユニオンのブライアン・ステッグマイヤー(原作では大統領)が務めている。南東側の日本列島を「エリア11」として支配している。ユニオン製MSとブリタニア製KMFで構成された軍隊を持つ。エリア11南東側にある日本の名称。住民達は「イレヴン」としてブリタニア・ユニオンに虐げられている。『ガンダム00』における経済特区・日本もこちらに属している。数年前の次元振で参入した『装甲騎兵ボトムズ』のギルガメス軍が傭兵としてたむろしている。シンジュクゲットーは『ボトムズ』のウドの街の役割も兼ねており、治安警察がレジスタンスの取り締まりを行っている。人類革新連盟通称「人革連」。『ガンダム00』に登場したロシア、インドなどのアジアを中心とした勢力。『コードギアス』の中華連邦を内包しているものの、勢力内の足並みは揃っていない。人革連製MSと中華連邦製KMFで構成された軍隊を持つが、中華連邦製KMFはテロリストが主に使用するだけで、人革連としては殆ど出てこない。AEU『ガンダム00』に登場したヨーロッパ勢力。『ガンダムW』のロームフェラ財団が存在し、OZを特殊部隊として抱える。AEUとOZのMSで構成された軍隊を持つ。軍事面でのトップはトレーズ・クシュリナーダが務めている。その他地域[]日本北西側にある日本で、21世紀警備保障、竹尾ゼネラルカンパニー、光子力研究所とくろがね屋、早乙女研究所、バトルキャンプ、ドラゴンズ・ハイヴが点在しており、各種スーパーロボットが配備されている。暗黒大陸『天元突破グレンラガン』の世界観をそのまま再現した大陸。アフリカ大陸の南部にあり、次元の歪みによって進入できなかったが、ある時の次元震で垣根が取り払われた。その後、ある理由により獣人およびガンメンによる地上制圧が始まった。アザディスタン王国、クルジス共和国『ガンダム00』に登場した中東の国家。元首はマリナ・イスマイール第1皇女。クルジスはかつてアザディスタンに併合された中東の国家。リモネシア共和国太平洋上に存在するオリジナルの小国。主産業は観光や漁業だが、DEC(後述)の発見・輸出により国際的な発言力を持つようになった。マクロスフロンティア船団『マクロスF』に登場した超長距離移民船団。序盤で起きた次元震によって本作の舞台の地球圏に新たに出現し、後に正式な国家として認められる。その他勢力[]PMCトラスト『ガンダム00』に登場した民間軍事会社。レッドショルダー部隊がここと傭兵契約を交わしている。世界解放戦線(W.L.F.)本編の序盤から中盤にかけて散発的に登場するテロリスト集団。新帝国インペリウム本編の中盤から登場する移動要塞グレート・アクシオンを中心とするオリジナル勢力。どちらもJAM Projectが担当。
バンプレストオリジナルのキャラクター一覧#第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇を参照。
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