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ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | 招布 |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット |
発売日 | 1999年10月29日 |
価格 | 7,800円 |
デバイス | コントローラパック、64GBパック |
売上本数 | 20万本(出荷本数[1]) |
表・話・編・歴 |
『スーパーロボット大戦64』(スーパーロボットたいせんロクヨン)は、NINTENDO64で発売されたバンプレストのシミュレーションRPG。
SDにデフォルメされたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ。NINTENDO64で発売された唯一のスーパーロボット大戦シリーズである[2]。同時期に開発されていた『スーパーロボット大戦COMPACT』、『スーパーロボット大戦α』(以下『α』)と共に、それまでシリーズの開発を担当していたウィンキーソフトが関わらなくなった初期の作品で、任天堂とハドソンの共同出資によって1998年5月に設立された合弁会社招布(まねぎ[3])の開発となった。なおCopyright には参戦作品の版権元会社と共に招布の名も記されている。
バンプレストオリジナルと呼ばれるゲームオリジナルのキャラクターを大きくピックアップして、本編のシナリオに組み込んだ最初の作品であり、そのシステムは直後に発売された『α』でも採用、後のシリーズにも標準搭載された。また、インターミッションでのテキスト量が劇的に増大し(各ステージ間に会話形式で物語が進行する)、シナリオに重点が置かれるようになった最初の作品でもある。
戦闘シーンでは、大きくアニメーションするようになった『α』と平行開発されていたこともあり(実際は『α』の方が開発は早く開始されていたが、発売は『64』の方が先)、『α』以前の作品と同様にユニットはほとんど動かないものの、背景が3Dで表現されており、ユニットが奥から手前に突進するなど従来の作品より戦闘シーンが迫力があるものになっている。キャラクターはインターミッション・戦闘シーン共にバストアップのグラフィックとなり、以前までのキャラクターの顔のみが表示されていた作品に比べキャラクター性が一層強調されている。
当時のROMカートリッジが慢性的に抱えていたデータ容量の問題のため、キャラクターの声は収録されていない。一方でROMカートリッジメディアが持つ利点として、セーブとロードにかかる時間がシリーズ内の他作品と比較しても短く、特にクイックセーブは一瞬で終わる。
コントローラパックに対応し、一足先に発売された『スーパーロボット大戦リンクバトラー』(以下『LB』)と通信することで隠しユニット・パイロットが登場したり、レベルを上げたりすることができた[4](詳細は後述)。
テンプレート:節stub
★マークはシリーズ初参戦作品。☆マークはリンクバトラーで携帯機初参戦作品。
初参戦作品は『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』、『六神合体ゴッドマーズ』、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』の3作品(しかし当時の雑誌では『第08MS小隊』以外の2作品のみが初登場だと紹介されていた[5])。ただし『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』は開発時点でまだ完結していなかったため、ほとんどシナリオに絡まない。
『LB』とのリンクにより登場する3作品は、シナリオには絡まないゲストという形で加わる。また、『聖戦士ダンバインOVA』、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』、『鉄腕GinRei』は機体のみの登場で、登場作品一覧には入っていない。ただし、ウイングゼロカスタムが(隠し機体であるにも関わらず)パッケージに描かれている。
『新機動戦記ガンダムW』シリーズの「アフターコロニー(A.C.)」を舞台とし、地球が『超獣機神ダンクーガ』のムゲ・ゾルバドス帝国に支配された状態で物語が始まるという、それまでに発表された作品と比較して珍しい形式のシナリオとなっている。さらに途中でシナリオが「独立軍」「完全平和主義」「OZ」の3ルートに分岐するのも特徴の一つである。特にOZに参加するルートでは本来、原作作品では敵であったトレーズ・クシュリナーダが自軍部隊の指導者となる。また完全平和主義に協力するルートでは戦いの方向性の違いから、自軍の武闘派のキャラクターが一時的に離脱してしまう。
『スーパーロボット大戦64』
『スーパーロボット大戦リンクバトラー』
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。
合体攻撃隣接した2体以上のユニットが協力して技を繰り出すシステム。本作以前より構想はあったものの[6]、同時に2体以上のユニットを画面に表示しなければならないため、CD-ROMのゲーム機では読み込みに時間がかかりすぎ採用されていなかった。後に技術の向上に伴い読み込み時間の問題はクリアされ、後のシリーズでは標準のシステムとなっている。パートナー修正恋愛関係にあるパイロット同士が2マス以内に近づくと、そのパイロットに攻撃力&防御力30%UPの補正がつくシステム。両想いだと両者に補正がつくが、片想いの場合は想いを寄せる方のみに補正がつき、補正がかかったユニットにはハートマークが浮かび上がる(本作以前に『スーパーロボット大戦F』で既に実装されていたが、公式発表されなかったうえに見た目が変わらないなど重要視されていなかった[7])。本作では恋愛関係のみだが、その後の作品では信頼関係やライバル関係でも補正が付くようになる。改造限界の差別化ユニットの強化の点での特徴としては、ユニットごとに改造の限界回数が異なっていることが挙げられる。基本的に能力値の低いユニットの改造限界は高く、能力値の高いユニットはその逆。これにより序盤から登場する弱小ユニットでも資金を注ぎ込めば後半の主役級ユニットに匹敵、または凌駕することもある。後のいくつかの作品にも採用されているが、本作の場合、改造時の能力の上がり方が+5%のような相対的な上昇ではなく+100という絶対的な上昇なので、特に能力値の低いユニットの改造限界の高さの影響が大きい。敵パイロットのレベル敵パイロットのレベルは味方パイロットのレベルの上位15名の平均で決まるようになった。以降のいくつかの作品でも標本人数を変えて採用されているが、本作の場合は、現在の話数+39が敵基本レベルの上限となっている。つまり2話から『LB』とのリンクで全員レベル99にしても敵はレベル41、ボスクラスでレベル44程度になる。撃墜数ボーナス本作から撃墜数に応じて獲得資金が上昇するようになった。こちらも以降の作品でも採用されるようになるが、本作の場合は、撃墜数20機毎に1割ずつ上昇、最大で通常の2倍と、以降の作品よりも上昇度合いが大きいうえ、精神コマンド「幸運」と重複する。ダミーステータス画面には表示されないが、リアル系の敵ボスクラスには一定回数(回数はユニット・シナリオによって異なる)攻撃を無効化する特殊能力、ダミーを持ったものがいる。ダミーを全て破壊しない限り本体にダメージを与えることが出来ないが、攻撃さえ当たれば攻撃力に関係なく破壊できる。また、マップ兵器に対しては効果を発揮しないため、強引に撃破することも可能。上述の通り、年号がA.C.でムゲに征服された荒廃した世界観と3つに分岐するシナリオが特徴。
ストーリーの中心となっているのは『蒼き流星SPTレイズナー』、『機動戦士Ζガンダム』、『新機動戦記ガンダムW』、『超獣機神ダンクーガ』、『六神合体ゴッドマーズ』など。一部の勢力が纏め上げられていたり、スーパーロボット系の各研究所が壊滅していたりするが、それを活かしたクロスオーバーをシナリオに組み込んでいる。敵勢力の出演は一つの勢力を片付けると新勢力が現れるという形式となっている。
各作品の脇役が一言も台詞が無いこともあったそれまでの作品とは異なり、どのキャラクターも万遍なく会話シーンに登場する。ただし、当時まだ原作が完結していない状態だった『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』と、「説得」や『LB』とのリンクなどの条件付きで仲間になるキャラクターに関しては、シナリオ上の会話への参加は少なくなっている。
テンプレート:ネタバレ
地球解放戦線機構元地球連邦軍のブレックス准将が率いるレジスタンス運動組織。略称はライフ(LIberation Front of the Earth)。カラバ破嵐万丈とアラン・イゴールが率いる。地球製SPTドールなどの機動兵器を開発するなど、世界各地に散ったスーパーロボット研究所や地球解放戦線機構を支援する。原作では『機動戦士Ζガンダム』に登場する組織。国際警察機構梁山泊に本拠地を置いているらしい。代表者は中条長官。マーチウィンド主人公の所属する部隊。アムロ・レイが昔読んだ詩の題名から付けた名称で、3月の風は花を咲かせるための風という意味がある。部隊名は変更可能。『スーパーロボット大戦D』では、アムロが部隊名にこの名前を付けようとし、ノインに止められるシーンがある[8]。ムゲ・ゾルバドス帝国別の宇宙から来襲し、戦争に疲弊した地球を瞬く間に征服した。グラドスグラドス星はムゲ・ゾルバドス帝国に併合されており、地球はグラドスのグレスコ提督を介した間接統治という形になっている。ミケーネ帝国地球に潜んでいた非人類種族。ムゲ・ゾルバドス帝国の傘下に入っているが、地球圏の実権を奪う機会を虎視眈々と伺っている。ムゲの衰退とOZの台頭により、百鬼帝国と同盟を結ぶ。百鬼帝国同じく地球に潜んでいた非人類種族。地球人やムゲ兵を鬼に改造して勢力の拡大を狙っているが、これ以上鬼兵士の数を増やすにはエネルギーが足りないので、ゲッター線増幅装置を奪おうとしている。光子力エネルギーよりゲッター線の方が目的に向いているらしい。スペシャルズムゲ・ゾルバドス帝国の下で支配を行う地球人部隊。構成員は基本的に『機動戦士Ζガンダム』のティターンズと正規の地球連邦軍+『新機動戦記ガンダムW』のOZ。バイストン・ウェル異世界バイストン・ウェルからやってきたドレイク・ルフト率いるオーラーバトラーの軍勢。地球がムゲに征服される前から地上人をバイストン・ウェルに召喚していたようだ。シャピロを召喚していたことからムゲに協力する。BF団国際警察機構と敵対する組織。原作同様、目的も行動理由もよく分からない。終盤、ビッグファイアの意思を受けた諸葛孔明の指示で銀河帝国と接触する。OZスペシャルズのトレーズがムゲ・ゾルバドス帝国に反旗を翻して名乗った組織。銀河帝国復興の兆しが見えた地球に現れたズール皇帝率いる新たな異星人の軍勢。構成員は『六神合体ゴッドマーズ』のギシン星人の他、『UFOロボ グレンダイザー』のベガ星人と『超電磁ロボ コン・バトラーV』のキャンベル星人。アクシズアステロイドベルトに潜伏していたハマーン・カーン率いるジオンの残党。来るべき地球圏への帰還に備え、この3年の間に戦力を拡大させていた。ムゲの撤退を知り、遂に地球圏に帰還。アナベル・ガトーが加わっている他は基本的に原作と同じだが、ミネバ・ラオ・ザビの存在が明確になっていない。サイド3を占領するがネオ・ジオンとは名乗らない。ホワイトファングカーンズ率いるコロニーの武装集団。基本的に原作と同じ。ネオ・ジオンシャアが率いるアクシズとホワイトファングの残党からなる軍勢。副官はカーンズ。カーンズが、かつてジオン・ダイクンの支持者だったことを窺わせる台詞がある。回収したデビルガンダムをアクシズに取り付け、地球寒冷化作戦と真のオペレーション・メテオを兼ねたアクシズ落としを挙行する。テンプレート:ネタバレ終了
リアル系男女・スーパー系男女の4種類で、主人公ごとにライバルがいる。以下は人物名 / 搭乗機名(→後継機名)とする。
ジャンル | シミュレーションRPG |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイ |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1〜2人 |
メディア | ROMカセット |
発売日 | 1999年10月1日 |
価格 | 4725円 |
デバイス | 通信ケーブル、64GBパック |
表・話・編・歴 |
テンプレート:節スタブ『スーパーロボット大戦リンクバトラー』はゲームボーイ&ゲームボーイカラー共通ソフトとして発売されたバンプレストのゲーム。ゲームボーイ最後のスーパーロボット大戦シリーズ。
タイトルには「スーパーロボット大戦」と付いているが、ゲームシステムは異なり、対戦に特化した内容である。
『64』の大戦から1世紀半が経った時代、人々の間ではその大戦を題材としたネットワーク対戦ゲーム・リンクバトルが人気を博した。やがて対戦を統括するLBセンターが設立され、そこから公認を得たものだけがリンクバトラーとなって、公式リーグに参加が認められた。
晴れて念願のリンクバトラーになった主人公(プレイヤー)は公式試合を勝ち進み、最下級のD級から最上級の超A級、そしてチャンピオンを目指す。そんな主人公に、「闇のリーグ」を名乗る者達が対戦を挑んでくる。LBセンターにリンクバトルの門戸を広く開けるように要求する彼らは正規リンクバトラーではなく、ネットワークにハッキングして乱入してくるハッカー集団である。しかし、彼らの言うことにも一理はある。現にリンクバトラーの中にはネチケットを知らない者がいるのである。
パイロットを搭乗させたロボット(戦闘機や戦艦は登場しない)最大5機からなるチームを作る。ロボットには0.5から2.5までの出場ポイントが設定されており、このポイントを5.0までに抑えねばならない。また、ロボットには2から5までの間でAP(行動ポイント)というものが設定されており、これによって1ターン(後述)に何回行動できるかが決定される。チームは最大で3つまで作ることが可能。
試合が始まったら、どのチームを出場させるかを選択する。タイトル戦など連戦となる場合は、全試合が終了するまで最初に決定したチームで戦わなければならない。両者が出場チームを決定、公開したら、次は出場させるロボットの順番を決定する。対戦は1体1で行われ、ロボットが敗れると次のロボットが登場する。相手のロボットを全て倒せばこちらの勝利となり、賞金が手に入る。賞金は新たなロボットとパイロットのデータを購入する際に使用する。登場するロボットとパイロットは一部を除き基本的に『64』で入手可能なものである。
対戦時には毎ターンの最初にあらかじめ行動を選択し、その後相手の行動に応じて結果が判定される。なお、1ターンは6フェイズからなり、10ターンが経過しても勝負がつかない場合は引き分けとなり、双方ともに戦闘不能となる。
また、レンジの概念があり、武器には遠、中、近のいずれかの射程が設定されている。レンジが有効射程のプラスマイナス1までは攻撃可能であるが、大きく威力が減少する。したがって対戦では、前進、後退などのコマンドで彼我の相対距離を調整しつつ攻撃を行っていくことになる。
テンプレート:脚注ヘルプ
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