ネコ娘の妖怪バスツアー(ゲゲゲの鬼太郎)

ページ名:ネコ娘の妖怪バスツアー

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更新日:2026/03/01 Sun 11:24:40NEW!
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ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎5期 ネコ娘 恐骨 いろはにほへと 一反もめん バスツアー バスガイド 小学生 甘酸っぱい 異様に可愛いゲストロリ つるべ火 タイトル詐欺 鬼太郎エピソード項目 ショタ 朝は寝床でぐぅぐぅぐぅ 昼も寝床でぐぅぐぅぐぅ 夜も寝床でぐぅぐぅぐぅ 寝過ぎ


「はーい! 人間の皆、ネコ娘でーす」


「私が色々なアルバイトをしてるの、皆は勿論知ってるわよね。だけど、妖怪が人間の仕事貰うのも、中々大変でねぇ…」



【概要】


ゲゲゲの鬼太郎第5期の第29話。
人間が原因で悪い妖怪が復活して鬼太郎が退治する、というお馴染みの構成で、妖怪バスのツアーでも、妖怪のバスツアーでもない。所謂タイトル詐欺。
しかしネコ娘のコスプレや可愛い少年少女、怠惰な鬼太郎といった5期の醍醐味を味わえる。
「ニャニャニャのネコ娘」のコスプレ編に収録された一本。



【あらすじ】
人間のフリをして様々なバイトをこなしていたネコ娘は、念願だったバスガイドの仕事に励んでいた。
その日は修学旅行の小学生達を京都の観光地にガイドしていたが、子どもの悪戯で凶悪な妖怪が目覚めてしまい…。



【登場人物】

お馴染み横丁の花一輪にして、今回の主役。アバンで鬼太郎が眠っていたので代わりに視聴者へ語りかけ、人間界で妖怪が暮らす苦労を零す。どう見ても中学生くらいにしか見えないらしく、面接では「童顔」「よく見ると皺が」と誤魔化していた。
ちなみに偽名は「猫宏美」。ガイド仲間から「猫さん」と呼ばれるのはこのため。
携帯に鬼太郎ストラップを付けている。


お馴染み主人公。
いつにも増して凄まじいぐーたらっぷりを披露するが、いつにも増してカッコいい活躍を見せる。


お馴染み鬼太郎の父親。
今回は苦労人ポジション(主に鬼太郎のせいで)。


お馴染みバイプレイヤー。
ある妖怪の能力を応用して会社を立ち上げようとする。


  • 一反もめん

お馴染み空を舞う一反の木綿。
ネコ娘の今度のガイド先を聞いており…。


  • ココン

意思を持つ古今東西妖怪図鑑。
妖怪の頁から封印の札を作り出せる。


ゲスト

  • 二宮 恵太

CV:白石涼子
人間側の主役の小学生男子。やや大人びている感じ。
ネコ娘へ恋をする。


  • 羽原 舞

CV:小林由美子
二宮に恋する女の子。周囲にはバレバレのアピールを繰り返すが、上手くいかない。
二宮につっかかったり、袖にされて落ち込んだり、パジャマ姿などはすっげえ可愛い。


  • 盧山 辰美

CV:佐藤智恵
二宮の友達。年相応のやんちゃ坊主で、今回の事件の元凶。


  • 井森 真名

CV:須藤 祐実
羽原の友達。お節介焼きで、他の女子と共に彼女の背中を押そうとする。
【以下、ストーリーのネタバレ】


「これから始まる皆さんの修学旅行が、この景色のようにとても素敵なものになるといいですね!」


そつなくバスガイドをこなすネコ娘。二宮は薄く化粧をした彼女の笑顔に一目惚れする。
観光地に着くやいなやネコ娘は女子生徒達から記念写真をねだられ、その光景をぼんやり見る二宮。


「にーのーみーやっ!」


羽原に背中を押される。ネコ娘を見ていた事に気付いた羽原がネコ娘へ頼んで、あわよくば3人で写真を撮ろうと提案するが、二宮は恥ずかしがって、


「羽原には関係ないだろっ」


と拒否。


「…っ、なにさ…ふん」



一方ネコ娘は女子生徒達から彼氏がいるのか聞かれる。


「…まあいると言えばいるんだけどねえ、彼氏」



「ネコ娘!」


「鬼太郎ー! どう、この格好?」


「今度はバスガイドかい? すごく似合ってるね」


「やっぱりネコ娘は何を着ても可愛いなあ、最高だあ!」


妄想パート終了

「…なんて、彼、私の事が心配で心配で、夜も眠れずにいるかも~!」




「Zzz…Zzz…Zzz…」


…当の鬼太郎はゲゲゲハウスで大口開けて寝ていた所をねずみ男に起こされていた。


「いいからこれを見ろって、美味しい話があるんだよ」


いつものように金儲けを企むねずみ男だが、今回は横丁の各所に設置された「遠くの場所を行き来できる」灯篭の炎による「妖怪デリバリーサービス」を始める、という物だった。


「へぇ」


「これで宅配屋をやれば、大成功間違いなしだぜ! 砂かけババアのボロ長屋なんかぶっ壊しちまってよ、でっけえ本社ビルをおっ建てんだ。どうだ、付き合えよ!!」


「でも、まあ。灯篭の炎は1日1回しか行き先を変えられない筈だぞ」


高笑いするねずみ男へ、ゲゲゲ親子は待ったをかける。


「(灯篭の中にいる)つるべ火は力を使うと回復するのに1日時間がかかってしまうんじゃ」


「1日1箇所しか行き先を変えられないんじゃ、宅配屋は無理だろ」


「企画の練り直しだああああー!!」


叫び、全力疾走でねずみ男は去っていった。


「目の付け所はいつもいいところいってるんですけど」


「詰めが甘いんじゃよ詰めが」


「ふあぁ…もう一眠りしますね…」


そして鬼太郎はBパートまで眠りに就くのだった。
盧山と二宮は立入禁止の柵を越えて古井戸を覗いていた。


「まだ水が出るぜこの井戸!」


「盧山、もう行こうぜ。見つかると怒られるよ」


「大丈夫だって!」


盧山が石を落として面白がっているとネコ娘が注意し、二宮は慌てて、盧山は渋々後にする。



…盧山の落とした石が、井戸底で何かを目覚めさせた事に、誰も気付いていなかった。


「い ろ は に ほ へ と…」


何かが、井戸の縁よりネコ娘と共にいる生徒達を見る。


「二宮 恵太…盧山 辰巳…羽原 舞…」



「井守 真名……!」


甲高い笑い声が井戸内に響いた。



その夜、旅館にて。
ネコ娘がお風呂に入ろうと着替えを入れたバッグを開けた所、中から下着類が勝手に飛び出した挙句、入れた覚えのない白い布がもぞもぞっと動き呻いた。
ネコ娘は訝しげなガイド仲間を誤魔化して旅館裏へバッグを持って来ると、壁に思いっきり叩きつける。


「さあ出てらっしゃい一反もめん!」


「ネコ娘そげん激しく怒らんでも…ごめんね」


中から出てきたのは我らがタオルさん。


「わしね、弱いんよ古都の風情とかに。ネコ娘の話を聞いてたらどぎゃーんしてもついて行きたくなってしまってな」


という事でその体を利用して忍び込んだらしい、のだが。


「でもネコ娘のバッグの中ふかふかして気持ちよかったばい。どんなに揺れても優しくいい香りでいっぱいでな! 道中ぐっすり眠れちゃった、うん、もう」


…と言った所で、真っ赤な顔を巨大化させたネコ娘が吠えた。
布きれは必死に弁解するが。


「ああもう大丈夫大丈夫だから、わしな、清潔さには拘ってるから」


「そういう問題じゃなーいっ!!」



一反もめんをボコボコにしたネコ娘はゲゲゲハウスへ電話。


「鬼太郎電話じゃぞ! 鬼太郎、手伝ってくれんか! 鬼太郎ー!! 」

(× ;)


しかし昼間から寝続けていた鬼太郎はコール音に気付かず爆睡中。しかも目玉親父の呼び声にも起きない体たらくっぷりに、親父とココンはなぜか天井近くにある黒電話を二人で引っ張り出す羽目になった。


ネコ娘は一反もめんの顛末を親父に聞かせる。


そりゃ大変じゃったのう。戻ってきたら叱っておくわい 」

(◯ )


「あ、そうそう、鬼太郎どうしてる? あたしの事、何か言ってなかった?」


「ん、鬼太郎か?」

( ◯)


「Zzz…」


「…お前さんの事が心配で堪らんようじゃよ」

(⌒; )


「やっぱし~っ!」


流石にフォローを入れる親父だった。
その頃、女子部屋では羽原が井守含めたクラスメイト達に、二宮へのラブアタックを突っつかれていた。そんな事はないと否定していると、消灯時間ゆえ女の先生が注意しに来て事無きを得、井守は寝る前のトイレへ。


「まったく、舞は素直じゃないよな~。好きなら好きって言えばいいのに」


用を足してトイレから出てきたその時、彼女の首元を奇妙な風が通り抜けた。


「い ろ は に ほ へ と…」


「…だ、だれ!?」


「お前の名前はなあに…?」


どこからともなく聞こえる不気味な声。井守は部屋へ急いで戻ろうとするが、ポルターガイスト現象に加え、廊下がどこまでも続くような錯覚に陥る。
更に薄桃色の幽霊のようなものが追ってきてパニックを起こし、なりふり構わずどこかの部屋へ入ろうとしたがどの扉も鍵が掛かっていた。


漸くドアノブが回った扉を開いて中へ飛び込み扉を締める井守。
だが彼女の後ろには…



「狂骨
CV:麻生 智久
古井戸で眠っていた妖怪。
骸骨が幽霊になったような恐ろしすぎる姿をしている。
その体は死人の魂の集合体で、分離や変形、実体化や透過も自在。物理攻撃で簡単に砕け散るも直ぐに再生し、幽霊なので痛みもない。
口からは魂をエネルギー状にして吐き出すが、単純な破壊力も高いうえ体と同じ性質を持つ。
ある順番で人間を襲うが、悪辣な手法で追い込み狂喜するなど、自己快楽の為にやっているようだ。



悍ましい狂骨に井守は部屋から逃げ出そうとドアノブを掴むがビクともしない。その姿を笑いながら狂骨が妖力を振るうと、ドアノブは井守の手の中で融解してしまう。


「うそ…なにこれ!」


ドロリとした白濁物に塗れた手を見る井守。
…う…っ………ふぅ…
狂骨は迫る。


「お前の名前はなあに…? 教えておくれ…」


恐怖に耐えきれず、井守は涙を流しながら答えてしまった。


「…い」


「い…?」


「…井守…真名…」


それを聞いた狂骨は満足気に笑い、井守に妖気を吹き掛けて白い石像のように変え、そのまま消してしまった。


「井守 真名…」

翌日。
井守が行方不明となり、何人かの先生が残って捜索する中、修学旅行は続いていた。


「…井守、一体どこにいっちゃったんだろ」


その日は山中のお寺巡りだったが、羽原は当然気が気ではなかった。
一方、二宮と盧山はガイドコースを外れた寺に来ており、盧山は賽銭箱に興味を示す。


「おお、すっげぇ、万札だ!」


「い ろ は に ほ へ と…。お前の名前はなあに…?」


「……えっ?」



ネコ娘はガイドしながら生徒の人数を確認していたが、二宮達がいない事に気付き、井守の件もあって何か嫌な予感を覚える。


「盧山ー、何ふざけてるんだよ………!?」


二宮がお堂に入った盧山へ声を掛けるが、
そこにいたのは白い石像と化した盧山だった。
消えていく盧山を茫然と見ていると、後ろに現れた狂骨が首を掴んで締め上げる。


「お前はまだ早い…。お前の名前は「に」。「は」の次だからな…」


「その手を離しなさいっ!」


そこへ駆けつけたネコ娘が爪で狂骨の腕を引き裂き、二宮を救う。


「わしの邪魔をする…何奴じゃ…!」


「一反もめんじゃ~い!」


更に一反もめんが狂骨を掴んで距離を離した。
空中で攻勢を入れ替える両者。


「おのれ、なぜ邪魔をする…!」


「子どもを虐める奴は許すことはでき~ん!!」


「生意気な!」


しかし狂骨が口から放った魂に吹き飛ばされてしまった。


「一反もめん! …二宮君、逃げるのよ!」


ネコ娘達は走りながらゲゲゲハウスへ電話を掛ける。
二宮の後ろに狂骨が迫った。



「またか。仕舞うんじゃなかったわい」


ボヤきながら再び電話を引っ張り出す親父。



狂骨は二人へ襲いかかり、咄嗟に二宮を庇ったネコ娘は携帯を落としてしまった。


「きゃああー!!」


「…!!」


鬼太郎 瞬時に覚醒
あまりの速さに加え汗を流しているのでギャグにも見える



ネコ娘達を山中へ追いやった狂骨は次の標的の元へ向かった。


なんとか窮地を脱した二人は狂骨の目的について話し、ネコ娘は先程の台詞から「いろは」の順に襲っていると確信する。


「いろは?」


「昔のあいうえおよ。いろはにほへと、ちりぬるを」


最初に襲われたのが井守で「い」、次に襲われたのが盧山の「ろ」、ではその次の「は」は…。


(じゃあ、あたしが頼んであげよっか? なんなら、3人で撮ってもらう?)


「! 羽原だ! 羽原が危ない!!」


ネコ娘も気付き、急いで戻ろうとするも足を捻っていた。



「くそっ、カラスの集まりが遅い…」


ゲゲゲハウスで歯痒い思いをする鬼太郎。
親父がココンで狂骨を調べ上げ、その狙いが子ども達だと知ると、尚更に焦りを加速させた。


「カラスじゃ間に合わない…!」


そこへねずみ男が新しい企画を持ってきて…
二宮は羽原へ危険を知らせる為、山中を必死に走る。
ネコ娘は直ぐには動けなかったため一反もめんを探し、ようやく木に引っかかった、狂骨の攻撃で腹部が抉れた一反もめんを見つけた。


ネコ娘達が行方不明となり、先生達が捜索に向かったためバス内で待機させられていた生徒達。
そこへ二宮が走ってきた。


「羽原ー!!」


「? …! 二宮?」


窓越しに二宮を見る羽原。
その声にクラスメイト達も振り返ると、
狂骨がバス内にいた。


阿鼻叫喚となるクラスメイト達。我先にと車外へ出るが、羽原は狂骨に追い詰められていた。


「い ろ は に ほ へ と…。お前の名前はなあに…?」


間一髪、二宮が羽原の手を掴んでバスから離れるも、狂骨は笑いながらあっという間に追い付く。


「羽原、にげろ!」


羽原の前に立って抵抗する二宮を狂骨は掴んで放り投げた。


「お前は「は」の次だっ!」


駆け寄ろうとする羽原だったが、狂骨が行く手を遮り、強面を押し付けるように名前を尋ねる。


「待ちなさいっ!」


だが、バスガイドのスーツで応急処置を施した一反もめんに乗ってネコ娘が強襲。狂骨を両手の爪でX状に切り裂くと、一反もめんが顔に巻き付いて振り回した。
羽原とネコ娘は二宮の元へ向かう。軽傷の二宮がネコ娘の顔に驚き、羽原もつられて彼女を見る。


「…お、お化け!?」


妖怪の擬態を解いたため、化け猫のような目や牙だらけの口が剥き出しになっていた。


羽原の言葉に、ネコ娘はほんの少しショックを受けた後に、優しく応える。


「…そう。私も妖怪なの」


「でも安心して。私は君達の味方よ。君達を守る、今はそれが私のお仕事だから」


二人を安心させるように、ネコ娘は笑いかけた。


一方、狂骨は体を何事もなかったのように再生させ、逆に一反もめんを締め上げていた。
ネコ娘が突進、狂骨の吐いた魂を跳躍するも、意思を持つ魂は弧を描いて彼女の両足へ纏わりついて地面に落下させる。間髪入れず狂骨が口から追撃を放ち、ネコ娘は手の力だけで避けようとするも躱しきれず、両腕も拘束されて吹き飛ばされた。


「ガイドさん!」


「五月蝿い小娘が…これで終わりだ…!」


倒れ伏し、動くこともままならないネコ娘へ、トドメを刺そうとする狂骨。


(…き……鬼太郎…っ)


絶体絶命。
ネコ娘は涙を浮かべて愛する人を想った。




その時、無数の毛針が狂骨の体を消し飛ばす。


「…!? 何奴!」



「…僕の名前はゲゲゲの鬼太郎」

狂骨が振り返ったそこには、確かな怒りを滲ませる鬼太郎の姿があった。


「よくもみんなを傷つけてくれたな。これ以上好きにはさせないぞ…」


「狂骨!!」


あまりの感動に言葉も出ないネコ娘。
ねずみ男も来ているのを見て、一反もめんはどうやってここまで来たのかを聞く。


「俺様に感謝しろよ。全国の灯篭の出入り口を調べといたおかげよお!」


ねずみ男が次に考えたのは一泊二日の旅行ツアーで、鬼太郎達はつるべ火のワープでここまで来たのだった。


対峙する鬼太郎と、体を再生させた狂骨。毛針やリモコンゲタは通用しない相手に、鬼太郎は狂骨の吐いた魂を避けてちゃんちゃんこを巻き付かせるも、狂骨の体はすり抜けてしまう。


「ちゃんちゃんこをすり抜けるのか!」


これには驚く鬼太郎。更に今し方避けた魂が鬼太郎を拘束し、後方の木へ縛り上げた。
狂骨は魂ビームを放つが、鬼太郎は髪の毛を伸ばして盾にし、何とか直撃を凌ぐ。


「ねずみ男手伝いんしゃい!」


「なんで?」


「一緒にやろ、いやもうこの際一緒に頑張ってやるしかない!」


「なんで~! やめて~!!」


鬼太郎のピンチに、一反もめんはネズミ男を尻尾に巻き付けて高速回転、狂骨に投擲し体を散らさせ、鬼太郎への攻撃を中断させた。


「! 髪の毛針!」


勝機を見出した鬼太郎は毛針で狂骨の体を更にバラバラにする。


「いくぞ狂骨っ!!」


鬼太郎は魂の拘束を力ずくで払うと、親父を退避させつつ体内電気を充電させたちゃんちゃんこを狂骨へ投げる。
拡散した体に電気の塊が紛れた事で全てのパーツが数珠繋ぎに感電し、ダメージこそないが再生と動きを封じる事に成功した。


「やったぞ、奴は再生できん」


「こんな電撃がぁぁ…!」


稲光の迸りに足掻く狂骨。


「いろはにほへと、ちりぬるを」


鬼太郎は祝詞の如く口にし、髪の毛槍にココンの封印の札を刺す。


「この世の未練に人の魂を奪い続けた、お前の呪われた人探しも、これで終わりだ!」


そしてそれを、渾身の力を込めて狂骨の頭部へと突き刺した。


「…!」


札にいろは行が写し出される。
狂骨は苦悶の声を上げながら、消滅するように封印された。

「ネコ娘、大丈夫かい?」


鬼太郎が拘束の解けたネコ娘の元へしゃがむと、ネコ娘は感極まって鬼太郎へ抱きつく。


「鬼太郎ー!!」


「遅くなってごめんよ」


「ううん…」



「あの人、彼氏みたいだね。ガイドのお姉さんの」


「…べ、別に俺は」


ほんのり傷心し、照れる二宮。
だが、羽原は彼の手に自分のを乗せる。


「ありがとう。守ってくれて…」



狂骨が眠っていた井戸で井守と盧山を救出した鬼太郎達。
井守は羽原へ泣きつき、盧山も流石に反省した様子。
ネコ娘へ後はよろしく、と鬼太郎は任せた。


「じゃあそろそろみんなの所に戻りましょうか。但し、一つ約束! お姉さんが妖怪だって他の人にばらしたら…」


「ダメにゃあーーー!!」


化け猫顔で脅し、井守と盧山がギャグチックに驚くが、二宮と羽原は微笑む。


そしてネコ娘も、朗らかな笑顔を見せるのだった。


「さあ、楽しい修学旅行の続きよ!」




【余談】


  • ネコ娘が鬼太郎に抱きつく所は二宮視点なので鬼太郎の顔は見えない。声色はとても安堵したもので、照れた様子はないように思えるが…

  • この回のエンディング「妖怪横丁ゲゲゲ節」は、丁度ネコ娘パートだった。

  • 今回の一反もめんは子どもを守ったり尻尾の回転を使うなど男! 一反もめんの影響が見て取れる。



追記・修正は「を」「ん」で始まる名字の方がお願いします。

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