登録日:2026/07/03 (金) 05:38:18
更新日:2026/07/03 Thu 05:41:18NEW!
所要時間:約 10 分で読めます
▽タグ一覧
こちら葛飾区亀有公園前派出所 こち亀 こち亀エピソード項目 両津勘吉 デモンストレーション 正義のヒーロー両津 現代に通じる話 ストレス解消法
怒鳴り屋両さんとは、こち亀のエピソードのひとつ。単行本第105巻に収録されており、不満を持つ葛飾区民のために、お偉いさん方に怒鳴る、云わばデモンストレーションをするという内容になっている。
表紙は追いかける本田と両津、たまごっちをぶら下げ新聞を持った両津。
あらすじ
ある日、両津が新聞を見ていると、ゼネコンの汚職事件が掲載されていた。
「また起きたか」}と両津がぼやき、中川は「いくら正しい議員を入れてもこれでは無駄ですね」と、麗子も同感で、「日本の悪いシステムを改善しない限りゼネコンによる汚職事件はなくならないわね」と、部長も「困ったもんだ、ゼネコンは!」と呆れていた。
両津は「なーんだ大人の社会のことか、全然関係ねえな」}と軽く済ませた。部長は「相変わらず政治に無関心だな」と呟き、「全て『関係ねーよ』ですからね」と中川も同感だった。
「ある意味で幸せな男だ…」と部長が皮肉を言って、中川も「世の中何も知らない方が楽に生きられますから」麗子も「毎日プラモデル作ってれば幸せなんだもの」と皮肉を言う有様。
「ああいう馬鹿が羨ましい」と部長が皮肉を言ったが両津も黙っておらず、「何て事言うんですか!」「まるで私が何も考えないで生きてるみたいじゃないかよ!」部長「その通りだろ!」
麗子も「競馬の事は考えているわね」両津は「その通り!調教具合や馬体など馬券に生活が懸かっているから真剣に…」
「違う!馬券だけじゃない!」
「政治のことだって考えているんですよ、私なりに!」
と両津が言ったため部長は「政治家の名前を5人言ってみろ」と言われたため両津は「芥川龍之介 林家彦六 柳谷三亀松 林家パー子 快楽亭ブラック」と答えたが「一人も正解がないだろ…」と呆れ、「お前は一生知らずに死んでった方がいい」と言われた両津は
「ちょっと部長!」
「そんな吐き捨てるような言い方しなくてもいいじゃないですか!」
部長「お前に政治を理解させるのはチンパンジーに英語を教えるより難しいんだ!」
と言い合いするが中川は「以前みたいに絵本で教えたらどうですか?」「分かりやすくていいと思うわ」と麗子も同感だった。
そして...
部長「ここに動物村があるとする!」
「またこれか…」
「村でビルを建てる事になった。そこで工事してくれる会社を選ぶわけだが、既に裏で工事会社は決めてあり、沢山のお金が流れてな、どうせ税金で建てるからと数倍の予算をかけるわけだ。仲間がみんなその金を貰い、皆が儲かる。工事が終わるとパアになるからな、無理にでも次の工事を尊重に頼む。村長も儲かるから数多く許可してビルを建てさせるわけだ。一つのビルが建つたびに皆が儲かるって訳だ。」
両津は「わしらの税金をそんな風に…」と怒りを覚えたが、中川は「年間数千億は公共工事に当てていますからね」と伝えたため、「何!?年間数千億円!?早く皆に伝えなければ!」と飛び出すが「皆さんは既に知っています!」と中川が抑えたが麗子も同感で、「知らないのは両ちゃんだけよ」と返したが「なぜ国民は指摘しないんだよ!」と説いたため、「金額が大きすぎて分からないのよ」麗子が、中川は
「地球的規模で木を守ろうという運動がありましたよね、真っ先に目の前の割り箸が悪者にされました。木の資源を無駄に使っていると!」
「見えない場所で森林伐採をしても誰も訴えません。誰も気が付かないからです。」
「見えない場所でお金が動いても分かりませんし実感が無いんですよ、実は割り箸は廃材利用で無関係だと言われているんですけど…」
と言ったため、両津は「目晦ましだな」とし、「そういえば消費税は国民全員が怒ったよな」中川は「目の前の1円10円はすぐわかりますからね。だから向こうも考えて国家予算から100億単位で貰えばいいんですよ上手に!」両津は「そんな事されたら文句言わないとダメだろう!!」と返したが中川は「半分諦めているんです」と言ったため、両津は怒り、
「反対しないって事は「イエス」と言ってるのと同じなんだぞ!」
「税金ジャンジャン使ってくださいと言ってるのと変わらん!」
「政治が複雑な構造になって一箇所だけを改善してもダメなんですよ」
「何とかしないとダメだろ!」
と両津は返すが中川は「皆分かってるけど止められない構造になっているんですよ、今の日本の政治は!」と諦観で説明したため
「何て事だ!」
&bold{「『分かっちゃいるけど止められない』はわしの大好きな人生の名言なのに…敵に回すと何て酷い言葉なんだ、くそ!」}と両津は情けなくなった。
「たとえ駄目でも行動は起こすべきなんだ!国民がナメられてるんだぞ!」
「水の一滴でも集まれば流れになる、民衆の力を見せてやるんだ!」
中川は「今はとても無理ですよ」と諦めムードで言ったため頭に来た両津は出て行ってしまった。
中川は「やっぱり教えないほうがよかったかな…」と呆れるが部長は「戦後の民衆はああいう力があったな」と感心し、「あいつの頭は50年くらい時間差があるからな」と、中川も「今は平和で大人しいですからね個人主義だし!」麗子は「どうする気かしら?」と考える。
両津は早速亀有商店街の人たちの所に向かい、訴えに行く事を伝えた。
商店街の人々は「矛盾だけどそういう世の中だからな」「しかし、相手は国だしな!」と不安がるが、「全く・・・」
例え象に向かって行く蟻だとしても、
せめて一噛み位したいだろう!
と訴えたため、商店街の人たちもやる気になる。両津のやり方は、直接行って大声で独り言を言うだけである。そして国会議事堂に向かい、
おい!税金を大切に扱え!!
なめんなよ!我々の血税なんだからな!
国会で居眠りするんじゃねえ!
クラブ活動で疲れた中学生じゃないんだぞ!分かったか!
更に、
宦官接待なんてしてんじゃねえぞコラァ!
国民をなめるな!
終いには怒るぞ!てめえら!
と怒鳴ると警備員が来た段階で裏口に逃げ、そこでも
こら!消費税を5%にしやがって!*1
わしの知らないうちに上げるな!買い物して吃驚したぞ!
買い物する度1円が5円が増えて困るぞ!!
更には竹刀を振り回し、
なめんじゃねえぞ、てめえ!
いつかは暴動を起こすぞォ!
国民をバカにしやがって!責任者出てこい!
竹刀を連続で柵に打ち付けたため、警官が出て来てワゴン車に逃げることに。
次に向かうのは東京都庁。
前からこのビルは腹が立ってるんだ!電気代だけでウン億円だと!?ふざけやがって!そして、
こら、東京都!東京のど真ん中にこんなでかいビル建てやがって!
血税を何だと思ってんだ!
千葉県に建てろ、向こうの方が土地安いぞ!
しかし都庁と名前がつくので、千葉県に移転できない。なので…
葛飾区の方が土地安いぞ!
葛飾区に都庁を転居させろ
全ての官庁!!エリート役人!!
天下りは許さんぞ!!
自分らだけいい生活して甘い汁を吸いやがって!!
羨ましいじゃねえか!
わしにも天下りさせろ!
こら!青島!
お前の「シャボン玉ホリデー」でのコント面白かったぞ!
小学生の頃わしは弟と大笑いしたぞ!
クレイジーキャッツの歌詞も好きだぞ!
「ゆりかもめ」混みすぎだぞ!もっと車両を増やせ!
頼むぞ青島!
後な!都市博のグッズ、裏で入手したけどな!
2年経っても全然値が上がらないぞ!
何とかしろよ!キーホルダー100個も買ったんだぞ100個も!
そうしている内に警官がやって来て逃げる羽目になった。
数日後、怒鳴りの依頼が。何でも、銀行、証券会社に一言言わせて貰いたいというのだ。両津はわしも職業が職業だしな。と言うが依頼金10万を聞いて黙る両津ではない。
そして…
おいコラ!!証券会社!金持ちばかり優遇するんじゃねえ!
一般市民をバカにしやがって!
なめんじゃねえぞコラァ!
責任者出てこい!
依頼主は「正に怒りが爆発した感じだ!」と大絶賛だった。
両津のべらんめえ口調の怒鳴りは小気味よく大衆に多くの支持を得て、次々に依頼が殺到。ついには仕事として会社にしてしまったのである。
暴力など手は出せないためにコスチュームで相手を威圧する工夫を重ね、自分に代わって怒ってくれる両津はお金に代えがたい存在となり、最高のストレス解消剤となった。
宗教、思想に関係なくお金のためならどんな仕事も引き受けた。下町の親父が酔っ払って怒鳴るのと全く変わらない状態だった。両津の高胴縁はマスコミなどで過大評価された。正にヒーロー的な存在となった。
両津の怒鳴り屋としての仕事は海外にまで及び、アブダラ国内で国王を怒鳴ったとして、軍隊に捕まったのであった。
中川は「外国にまで怒鳴りに行ったようですね」と戦慄し、麗子は「怖いもの知らずね」と恐れ、部長に至っては「あのバカらしい末路だ」「死ぬまで収容所に入ってろ!」と軽く返した。
追記・修正は不満があって怒鳴ってからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,22)
[#include(name=テンプレ3)]
*1 年々ごとにコロコロ変わるがこれが不満の一因となっている*2 しかし個人的感情が入っていたのもあったが

コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧