登録日:2018/10/15 Mon 23:02:05
更新日:2026/06/25 Wed 05:27:34NEW!
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今、キミは18年先の未来を手に入れる!!
インターネットだけのこち亀2000回とは、こち亀のエピソードの一つ。
◆概要
『週刊少年ジャンプ』や単行本には掲載されず、インターネット上のみで短期間限定公開されたエピソード。
エピソードと言っても1ページ分のみの短編だが、代わりにフルカラー仕様と力は入っている。
こち亀連載終了後も公式で再掲されておらず、現時点で紙媒体などにはなっていない。
1996年12月2日に当時、秋本治先生は公式ホームページを開設していた(現在は閉鎖)。
その1年後、「こち亀」は連載1000回・単行本100巻・連載20年突破と言う大台に突入した記念として、「みんなで作ろうこち亀2000回」というアンケート調査が行われた。
順当なペースでは2000回が読めるのは20年後の2016年になるため、どんな話になるかファンで予想してネット限定の2000回を作ろうという企画だった。
このような投票の結果、1998年にインターネットだけの2000回として限定公開されることとなった。
しかし、現在ほどネットが普及していなかった時代だった事でこの話の知名度は低く、幻の存在と化した。
この限定回が発掘されるのは、こち亀の連載終了時期(皮肉にも当時ホームページで予想されていた2016年)だった。
話の内容はこち亀本編とは完全なパラレルワールドとなっている*1。
◆アンケート
ホームページに掲載されたアンケート項目は以下のようになっていた。
- 両さんはどうなっている?
| 巡査長のまま |
| 警視総監 |
| 実家の佃煮屋を継いでいる |
| 総理大臣 |
| 宇宙警察 |
| 無職 |
- 部長は?
| 巡査部長のまま |
| 隠居している |
| 両さんの部下 |
| 亡くなっている |
| 住職 |
| ダンサー |
- 麗子は?
| 独身の婦警 |
| 両さんの奥さん |
| 白鳥の奥さん |
| 中川の奥さん |
| 行商のおばさん |
| アイドル |
- 中川は?
| 今のまま |
| 中川財閥をついでいる |
| 貧乏人 |
| 大工 |
| オカマ |
| 宇宙海賊 |
- 本田は?
| 白バイ隊員のまま |
| 実家のバイク屋を継いでいる |
| パパ |
| 独り者 |
| 冒険野郎 |
| 暴走族 |
- 派出所はどこにある?
| 葛飾区亀有公園前 |
| 月面公園前 |
| なくなっている |
| 地獄一丁目 |
| 部長宅の隣り |
| ハワイ |
- オチは?
| 両さんが怒られる |
| 両さんがトラブルに巻込まれる |
| 両さんが逃げる |
| 落ち込む両さん |
| ほのぼの人情型 |
| 珍客登場 |
……おかしい選択肢がある気がするが、気にしてはいけない。
このアンケート画面はホームページの消滅に伴い、現在はインターネットアーカイブなどを利用しないと観覧できない。
ちなみに、アンケート開始時は現時点での投票状況を確認する事が可能だった。
◆シナリオ
独特なデザインの表紙のこち亀の200巻を掲げる男性の手と歓喜の声。
その人物達は両津勘吉と秋本・カトリーヌ・麗子の二人だった。
壁に飾ってあるカレンダーは「2017年」の文字を記していた。
大量の本で埋まった本棚はこれまで刊行されたこち亀単行本の様で、本棚に入り切らないと呟く両津。
麗子の方も200巻の単行本を開いて読んでいるが、200巻でも全然変わらないと感想を述べる。
そして「今日は私たちの結婚記念日よ」と両津にプレゼントがあると告げる。
彼らは夫婦となっていた様で、両津からもプレゼントがあると笑顔で返す。
麗子からは「カメダス*2」全5巻が渡され、両津からはこち亀200巻全集のDVDが渡された。
しかし、全集DVDはパソコンで読めるのでコンパクトなのだが、全部読むには手に余る物だった。
一方のカメダスも全5巻もデータが多すぎて歴史の本のような状態となっており、読んでいる両津は眠気を覚えている。
単行本の歴史が積み重なるのも考え物なのだった……。
◆登場人物
- 両津勘吉
知らない人はいない主人公なのだが、本作では麗子と結婚していて夫の立場になっている。
本編での両津は制服を私服としても扱っているのが基本スタイルなのだが、本作では制服でもなければアロハ服などでもない普通の私服を着ている。
逆に珍しい服装だが、妻を持つ立場になったが故の心境の変化なのだろうか。
結婚記念日を祝うなど、麗子との夫婦としての関係性は非常に良好な模様。
夫婦になっても麗子に対する呼び方は「麗子」と本編から変化はしていない。
麗子と結ばれた経緯や子供の有無なども気になるところではある。
「1998年に描かれた2017年」の存在なのだが、本エピソードでもサザエ時空は有効な模様で容姿は変化していない。
- 秋本・カトリーヌ・麗子
こち亀お馴染みの女性レギュラーだが、本作では何と両津と結婚していて人妻となっている。
結婚記念日のプレゼントを用意しているなど、妻としても両津への愛情は一定以上ある様子。
夫婦にはなっているが「両ちゃん」という呼び方は変わっていない関係なのも注目点。
麗子もサザエ時空の影響で容姿は変化していない。
◆補足
本作で描かれたこち亀200巻の表紙は現実で発売された物と異なるデザインとなっている。
こちらの200巻の表紙は「涙ながらに笑顔を浮かべる両津の大きな顔と背景に書き込まれまくった200の文字」という物。
単行本の緑色の帯には「ついに出たぞ!200巻」と記されている。
本作で麗子が使っているPCは1998年当時は一般的なブラウン管モニターの機種。
流石に2017年の世界で使われているPCのデザインを想像出来るはずもないので、こうなるのも仕方ないか。
「両津と麗子が結婚している世界」をパラレルルートと解釈するなら、こちらの時間軸ではまだこのデザインの機種が主流なのかもしれない。
キミの追記・修正がアニヲタWiki(仮)を作る!!
*1 両津と麗子の関係性や実際のこち亀が2016年に200巻で連載終了したと考えてみると、他作品で例えるならば「劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE」などの、本編とは別の未来に分岐した最終回とも解釈できる*2 いわゆる公式ガイドブック。連載が終了した現在では2巻(内容は単行本127巻まで纏めている)しか存在していない。

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