登録日:2010/01/07 Thu 04:12:24
更新日:2023/08/11 Fri 16:50:29NEW!
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ガンダム ms ζガンダム ジオンの幻陽 クワトロ・バジーナ シャア・アズナブル 名機 永野護 筋肉 ガチムチ 骨太 エゥーゴ アナハイム・エレクトロニクス社 リック・ドム アムロ・レイ 機動戦士ζガンダム 身軽なデブ スピード&ウェイト! hguc_010 フィリッポ・インザーギ リック・ディアス ロベルト γガンダム アポリー・ベイ バーソロミュー・ディアス
やってみるさ
リック・ディアスとは『機動戦士Ζガンダム』にて登場したモビルスーツ(MS)。
緒元
型式:RMS-099
頭頂高:18.7m
本体重量:32.2t
全備重量:54.7t
出力:1,833w
総推力:74,800kg
武装:
バルカンファランクス
クレイバズーカ
ビームピストル×2
ビームサーベル
トリモチランチャー
主なパイロット:
クワトロ・バジーナ
カミーユ・ビダン(一時的)
アムロ・レイ
エマ・シーン
アポリー・ベイ
ロベルト
バッチ
ボティ
ファ・ユイリィ(一時的)
フランクリン・ビダン (強奪)
カクリコン・カクーラー(強奪)
ジャック・ベアード
アスナ・エルマリート
機体解説
アナハイム・エレクトロニクス社がエゥーゴ用に開発した最初の機体。型式つながりならばドムの血統。
実際に設計段階から、アナハイム社に引き抜かれたドムを開発したツィマッド社の技師達が参加し、基礎データが流用出来るガンダムの技術とデータを使用しており、
開発もマラサイと同じくAEグラナダ工場製である。原型機はリック・ドムの最終型である「ドワス改」となっている。
特徴としてクワトロ・バジーナによって提供されたガンダリウムγを装甲に使用し、
当時のAE社に有ったムーバブルフレームの前身技術である「ブロックビルドアップ構造」が採用されている。
この機体構造はアクシズのガザ・シリーズのブロック構造から着想を得て開発した物で「初期型のムーバブルフレーム」と解釈される事も有る。
また、開発経路的には「ドワス改にブロックビルドアップ構造その他諸々を組み込んでプロトタイプ機を経て開発された」のがリック・ディアスであり、大雑把には「リック・ドムとガザとAEの技術の融合で出来た機体」である。
実際、モノアイの形がガザCと大変似ている。またメタスもガザCの技術を使っているため似ている所がある。
エゥーゴ主導者ブレックスは装甲材にガンダリウムγを採用しているからという部分だけで「γガンダム」とコードネームを付け、量産機やプロトタイプ機の正式名称にしようとしたが、
どう見たってガンダムに見えないという尤もな理由もあり、先行量産機に乗ったクワトロの提案*1でより相応しい「リック・ディアス」にプロトタイプ機も含め機体名は変更された。
なお、出資者へのプレゼン資料には「γガンダム」の名前を載せており、出資達には「γガンダム」のコードネームはウケが良かったらしい。
リックはリック・ドムのリック、ディアスは喜望峰到達を成し遂げた冒険家バーソロミュー・ディアスから取られている。
小説版『Ζ』では「喜望峰到達の冒険家から拝借したが、語呂優先で意味はありません」とクワトロがコメントしているものの、エゥーゴとしては「組織が新たな局面を迎えたことを喜望峰到達になぞらえた」と理由付けをしている模様。
ちなみに『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に』のガブリエル・ゾラは「これは間違いなくジオンのMSだ!」と発言している。
命名の下りの辺りは漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』等で描かれている。
ゴツくて武骨なデザインだが、スペックではガンダムMk-Ⅱや百式、マラサイと大差は無い。
ただ、フィールドモーターやフレームの完成度はガンダムMk-Ⅱが勝り、機体のレスポンスやエネルギー消費効率の良さに関しては百式のほうが上という設定がある。
また、劇中描写として「ガンダムMk-Ⅱと操作感覚が近い」点が特徴として挙げられる。
小説版Ζガンダムでは「ガンダムMk-Ⅱは物語序盤の第一線機の20%増し、リック・ディアスは10%増しの直線加速力」とクワトロが分析しているが、その加速の切れの違いを補正出来る腕のパイロットならどちらかの練習をしていればもう片方も問題無く扱える。
ガンダムMk-Ⅱの操作に慣れていたカミーユとエマはリック・ディアスを問題無く扱えたし、逆にリック・ディアスの操縦をしていたクワトロは初めて乗ったガンダムMk-Ⅱを自在に使いこなせていた。
逆に両機はジオン軍のMSとは操作感覚が全然違うらしく、ザクⅡでMS操縦の練習をしていたカツ・コバヤシは初めて乗ったガンダムMk-Ⅱを碌に乗りこなせなかった。
メインスラスターがリアスカートに集中しているゲルググなどに近いスタイルを採用し、*2
バックパックが無い代わりにサブスラスターを兼ねるアクティブバインダーの間の背部が巨大なペイロードスペースである「ライドレーザーラック」となっている
(クレイバズーカ×2(バインダー付近のシャフト軸に懸架)、ビームピストル×2を中央部ラックに搭載可能。更に、ビームピストルへのエネルギーチャージ機能も搭載)。
これは技術的にはガンダム試作2号機のフレキシブル・バインダーの延長上に位置している。
ドムの様に分厚い装甲を持ち小回りを利かせ回避する思想の為、シールドは装備していない。と言うか、必要がない。
最初の生産時はグレー基調のカラーリングでクワトロ機のみ赤基調カラーリングだったが
クワトロカラーはパイロットの間で人気だったということで赤色に統一された…(実際はグレー基調機体もある程度残ってはいた)
という設定だが、メタ的な事情としては制作現場に赤色塗料が大量に余っていた為というシャア専用ザクⅡの赤色配色と同じ内容である。
装甲材にガンダリウムγを採用した事で、見た目は重MSだが軽く、その恩恵で出来たスペースに推進剤を積載可能。
長距離進攻、長時間継戦能力が高い。いわば、身軽なデブ。
リック・ドムと同様に「リック(宇宙用)」の名が冠せられているが、大気圏内でも問題なく運用可能である。
当時のモビルスーツとしては珍しく、コクピットが腹部ではなく頭部に設置されている。
これは腹部に余剰スペースが無かった(推進剤を詰め込み過ぎた)ことや、最新型の全天周モニター式コクピットブロック転用のイジェクションポッドを作動し易くし、パイロットが脱出し易い様にとの配慮があってのこと。
しかし、アポリーもロベルトもバッチも、腹部に直撃を受けて脱出することなく戦死している。
ロベルトは大気圏内だったからかもしれないが、宇宙で撃破されたアポリーとバッチは本当に謎。3人とも咄嗟の事態には弱かったのかもしれない。
劇中での活躍
初登場した『Z』では序盤から名有りキャラ・モブ問わず多くのパイロットが搭乗し非常に活躍の場が多かった。
クワトロ機はフランクリン・ビダンがアーガマから強奪し、そのままティターンズへの手土産にしようとするものの、カミーユ・ビダンのMk-IIとの戦闘中に流れ弾(『新訳Ζ』では艦隊砲撃)の直撃を受けた事で大破。
パイロットのフランクリンも辛うじて脱出するものの、爆発に巻き込まれて戦死している。
なお、漫画版ではリック・ディアス強奪はカクリコンが担当し、追撃に現れたカミーユに撃墜された。*3
エマ・シーン搭乗機は地球降下作戦の際にパプテマス・シロッコが駆るメッサーラに気を取られ過ぎてしまった事で被弾、中破。
ロベルト機はクワトロが乗るシャトルの護衛任務の際に被弾し大破。パイロットのロベルトも戦死しているが、『新訳Ζ』では尺の都合からか死亡描写がカットされてしまった。
アムロ・レイ機はエゥーゴから機体を借りる形で搭乗。
7年ものブランクをもろともせずにロザミア・バダムのギャプランを退け、ブラン・ブルタークのアッシマーを撃墜する活躍を見せている。
アポリー機は終盤でジェリド・メサのバイアランからファ・ユイリィの駆るメタスを庇い、大破。パイロットのアポリーも戦死している。
だが、続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』では中盤からMk-Ⅱや百式が復帰して新しいパイロットに使われている中、
何故かリック・ディアスだけは上記のMSと同等の性能の筈なのに3話にネモと共に格納庫で登場した位で最後まで登場しなかった。
一説では『Ζ』放送時に「リック・ディアス等のモノアイ系MSがどっち陣営なのか分かり辛い」というクレームがあったことが原因とされている。
ゲームブック『シャアの帰還』では、チバシティの連邦軍工業基地に侵入してアウドムラを占拠する作戦を実行中のシャアが、
基地内にギャプランやリゲルグと共に並んでいるのを発見し、立ちはだかるジムⅢを倒すためにどれかを奪う事になる。
また占拠後のアウドムラを襲撃するノクチュルヌと戦うために、シャアがMSでドダイ改に乗って出撃した際には、
エグムの連絡員ユカ・カザァマがこれに搭乗して出撃、ノクチュルヌのパイロットである妹のユマ・カザァマを説得しようとするも、
強化人間のユマは過去の記憶を失っており、混乱の末に至近距離からの拡散メガ粒子砲でリック・ディアス諸共ユカを吹き飛ばしてしまった…
武装
- バルカンファランクス
普段は頭頂装甲内に隠されている連装60mm機関砲。使用時にカバー部装甲を開ける仕組み。
不意打ち、牽制役。削りのお供。
コックピットの直上にある事になるので暴発が怖い武器でもある。
ゴツい体格には似合わない、非常に可愛らしい発砲音。
パカッ☆パラタタタタ
- クレイバズーカ
主武装その1。
実体弾兵装。様々な弾種のロケット弾を発射するマガジン式バズーカ。
名称は初期型が粘土の様に弾着する粘着榴弾を主に使用していた事から。
なお通常の戦闘時に使う弾種はHEAT弾であるとの事。
弾速は遅いが破壊力は推して知るべし。
非使用時にはバインダーとビームピストル収納部の間にマウント用アームを引っ掛けて収納する。
- ビームピストル
主武装その2。
ビーム射撃兵装。ビームライフルより銃身が短く、取り回しが良い。
ただし、一般的なビームピストル(一年戦争時のジム用など)よりは長銃身の大型銃の為、2010年代以降の現在なら「ビーム・ピストルカービン」辺りにリネーム・再分類されそうな代物。
連射能力も高く、何よりもペイロード内にてリチャージ可能な為、実質弾切れ無しなスーパーウェポン。
また、ペイロード搭載状態でも発砲可能、不意打ち目的で背面上方に回り込んだ敵機への牽制にもなるリック・ディアスの生命線。
なお、劇中では手持ちか背部収納状態でしか装備していないが、実は「二挺を連結して前腕に嵌め込んで装備する」パターンが有った模様。
ライドレーザーラックの下のリアスカート部に1基搭載された近接白兵武装。
ビームピストルをペイロードに懸架→ビームサーベル抜刀に繋がる。
劇中でも異常に抜刀が速いのは、クワトロがモーションプログラムに参加してくれたおかげ。
- トリモチランチャー
まんまトリモチ。指の間接から発射される。
恐らくMSにも有効。
他にも背中のバインダーを盾代わりにしたり、投擲武器として使ったり、ガルバルディβ用のビームライフルを鹵獲して使用したりしていた。
バリエーション
プロトタイプ リック・ディアス
開発経緯の項で上記したRX-098。
ガザ・シリーズから導入したモノアイは未搭載でガルバルディ(MS)をドム型にしたような外見をしている。
詳細は上記の通りだが『Ζガンダム Define』など派生作品では、同じアナハイム製でドムの設計思想が応用されていると言われるGP02と関連付けられることもある。
シュツルム・ディアス
『ΖΖ』に登場した機体。
リックディアスのバインダーを大型化しベクタードスラスターやプロペラントタンクやビームキャノンを内蔵した「グライ・バインダー」に換装し
本体側もジェネレーター出力アップやバルカンファランクスのカバーや下半身の装甲形状の変更など小規模改装を施した機体。
他の武装は原型機と同じなどリック・ディアスの特徴を色濃く残しており、本来は突撃強襲仕様機体だったが拠点防衛にも適していた為、
ハイザック等が古くなり始めていたジオン共和国防衛部隊用に納入された。
だがジオン共和国のネオジオンシンパの連中の手に渡りエゥーゴとは敵対する立場に。
またアナハイムの横流しやエゥーゴから寝返ったジオン軍人によってグレーカラーの機体がネオ・ジオンでも使われている。
漫画『機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス』に於いては百式用のBR-M-87ビームライフルを両手持ちし
グライバインダーメガ粒子砲×2+背部ビームピストル×2+ビームライフル両手持ちによるつるべ撃ち描写も有る。
実はデザイナーである永野が製作したオリジナルバリエーション機体*4の模型をアニメ用に逆輸入したものである。
HGUC化もされたが、元のリック・ディアスがHGUC初期製品の為、2010年代の今では流石に関節周りなどが見劣りする状態になっている。
付属のマーキングシールに連邦やエゥーゴ、ジオンやネオ・ジオンの物が付属している辺りに複雑な立ち位置が現わされている。
なお、シュツルム・ディアスのHGは再販がかなり少なく、中古ショップ等で高額な値段で売られていることも。
リックディアスS
リック・ディアスにDディフェンサーを装着する前提に改良された機体。
バックパックは合体用にガンダムMk-Ⅱ用の物に換装されている。
スーパーディアス
Dディフェンサーをリック・ディアスに装着した機体であり、所謂リック・ディアス版スーパーガンダム的なもの。
Gジェネオリジナルだが携帯機にしか登場していないので知名度は低い。
後に漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』に登場。
ディジェ
『Ζ』においてリックディアスを改修した、地球圏内用リック・ディアスカスタム機。
ジオン系頭にビームナギナタ、背中の放熱板が特徴的。
派生機などはリンク先参照。
レッテン・ディアス
いわばNT専用リック・ディアス。とはいえ準サイコミュとの換装も可能でインコムを装備している。
コックピットの位置はリック・ディアスと同じかは不明。手がゲーマルクみたいで武装を持つことは出来ない。
リック・ディアスⅡ
運動性と機動力の向上を目指した機体。「リック・ディアス改」とも呼ばれる。
似たコンセプトのシュツルム・ディアスが基礎部分を維持してバインダー部分の変更などを主にしたのに対し、こちらは機体全体に手を加えられている。
換装したバックパックや脚部に追加されたスラスターによって最大推力は1.4倍ほどにまで増加。
両肩には小型のスパイクシールドを配置するなどしており、全体的にごつくなっている。
武装は2連装になったビームガンとビームサーベルのみ。
性能向上以外にもリック・ディアス系の製造コストの高さを見直す意味もあったとされるが、結局試験的に1機製造されたのみとなった。
漫画設定だがが某赤い人はこの機体の頭部だけで大気圏突入を果たした事がある。
リック・ディアス・シュトゥッツァー
『ADVANCE OF Ζ』に登場。
エゥーゴに参画したガブリエル・ゾラがパイロットを務めた。
カノーネ・ディアス
リック・ディアスにガンキャノンの様な肩キャノンを取り付けたタイプ。
漫画版『Z』に登場し、パイロットはアポリーが勤めた。
ガンプラでのリックディアス
放映当時は1/144、1/100、1/220のみであったが、後にHGUC、MGでも発売された
HGUC、MG共に、旧キットとは逆にグレー基調の初期塗装の方が先にキット化された。
先述の通りHGUCでも初期に開発されたキットの為、あちこち古く劣る部分も目立ちつつあるため、シュツルム・ディアス等派生機も含めたバージョンアップなどが求められるところ。
ゴツくて骨太でマッシヴなデザインは健在。デザイナーの永野氏もあえてマッチョな姿にしたらしい。
まさしく「ガチムチ」体型。とにかくパワフル。
全身ムキムキな重筋肉級MS。色々な意味でエロいMS。
旧キットもマッシヴな本機を再現している良キットであり、MG改造のお供として重宝されている。
2020年にビルドガンマガンダムの金型を流用してアップデートされたHGUCがプレミアムバンダイで受注販売された。
肩部と脚部の関節可動域の拡大や、全体に亘ってプロポーションの改善がなされており、事実上のVer.1.5に等しい。
当機を皮切りに、ドムやエルガイムなどのプラモデルも関節軸や一部装甲をアップデートした商品が予定されており、この商品が如何に高評価を得たかを物語っている。
一般販売でもMGのドムがリニューアル発売され、リック・ディアスは今のところアップデート版が一般販売としてリリースされる予定は無いが、期待していいだろう。
その他の立体化について
モビルスーツインアクション、ハイコンプリートモデルプログレッシヴにてグレーの一般機とクワトロカラーの2種類が販売。
SD系統では、SDガンダム以前のディフォルメプラモであるロボチェンマン(プルバック走行ギミック)、カワルドスーツ(オリジナルの変形ギミック)、元祖SDガンダムにて発売。
いずれもクワトロカラーを想定しているか、クワトロカラーの物になっている。
一方で、SDガンダムのプラモの代名詞と言えるBB戦士にはラインナップされていない。最初期の「BB戦士ガンダマン」にはキャラとして登場しているのだが…。
ゲームでの性能
- SDガンダム ガチャポン戦士シリーズ
量産機として登場。コストも性能も ジムII<ネモ<リックディアス という立ち位置だが、他の陣営の量産機に比べると大体一回り強い。
ニュータイプストーリーでは量産機扱いのくせにアッシマーとタメを張れるほどの性能を持つ。
というかZZ時代ですら量産機と同等かそれ以上に強い。エースが率いるユニットの部下機として大活躍である。
もう一つ特筆すべきはキャンペーンモードのZZシナリオで登場するアムロ+シュツルム・ディアスだろう。
小説版準拠でアムロの乗ったシュツルム・ディアスをプレイヤーが使えるのはガンダムゲーでもかなり珍しいと言える。
なおこのアムロ小隊、シュツルム・ディアス4機という悪魔じみた編成。プレイ経験者は「やべえユニット」と口を揃える。
大体はドムとGPシリーズの設計から作ることができ、登場するのは当然Zから。
余り強いとは言えないが、射程の穴がないことや一通りの武器を持っていることから使い易い機体ではある。
主な派生先はディジェやシュツルム・ディアスだが、性能は上がるものの宇宙適性がなくなったりビーム耐性持ちに弱くなるので注意。
原作を反映している為、ガンダムMk-Ⅱと設計するとΖが出来る。
GENESISでDLCとしてシュトゥッツァーが登場し、豊富な武装や変形機能、MS形態でも宇宙適性がAと基本性能以外は総じて優秀。
特に格闘機の乏しい今作では最大射程2~6のウインチ・ユニットの存在が大きく、格闘寄りのパイロットにとって大きな助けとなる。
基本的には強力な機体が揃うまでの繋ぎか小隊要員。
しかしα外伝ではフル改造するとνガンダムも凌駕する勢い。
ガンブラスターやトーラスに比べると、飛べないものの最強武器がバズーカなので水中戦にも対応できるのが強み。
スパロボ64ではリックディアスではなくシュツルムディアスがクワトロ他二人の乗機として登場。
色は同じだがクワトロ機だけちょっと性能が高い。
フル改造するとアプサラスには少し及ばないが汎用性で勝る。
- ZVSシリーズ
身軽なデブを体現した鬼畜MS。多少高コストだが、戦場を選ばぬ万能機体。
特格「居合い斬り」の突進力、ダメージ量は異常。タイミングさえ合えば、複数の敵機をまとめてブッた斬れる。
ビームピストル仕様だと実質「弾数無制限状態」
最早外道
ただし、打たれ強い機体性能が災いし、敵機のコンボを倒れずにモロに喰らう。
イカデビルが相手だと悲惨な目に遭う。
- ガンダムvsガンダム NEXT
百式及び白Mk-Ⅱのアシストユニット。
百式は赤い機体がビームピストルで、Mk-Ⅱはグレーの機体が クレイバズーカで支援する。
クレイバズーカだが散弾は発射しない。
自機が射撃攻撃した時に同時に発射。呼び出したあとアシストを押すとアシストだけ攻撃する。発生は非常に早い。
総合的に全機体のアシストの中でもトップクラスの性能だが、一出撃ごとの使用回数はいずれも二回までとやや少ない。
百式及び白黒Mk-Ⅱのアシストユニット。EXVSMBより限定参戦している黒Mk-Ⅱにもアシストとして登場している。
百式は赤い機体が追従しつつメイン射撃連動でクレイバズーカを、白Mk-Ⅱはクレイバズーカを三連射する。黒Mk-Ⅱは一発のみ。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では百式と白Mk-ⅡはZガンダムに鞍替えし、黒Mk-Ⅱは不参戦のため存在が抹消された。
……が、家庭用ゲームのGUNDAM VS.ではなんとプレイアブル機体として昇格参戦。
200コストと最低コスト帯での参戦にはなるが、パイロットはアポリーとアムロが搭乗可能ロベルトェ……。
覚醒技はビームサーベル乱舞からのバインダー投擲。これはロベルトが使用した技なのだが、やはり彼は参戦していない。
EXVS2のエクストラ機体枠は当作品からも参戦しつつあるので、X BOOST以降もこの流れが続くようであれば期待していたい。
両色、DLC機体&追加ミッションで登場。実費でDLしてからゲーム内ポイントを貯め購入させるという鬼畜仕様。
ミッションでは固い、強い、ウザイの三拍子を兼ね揃え集団でプレイヤーに襲いかかる。
ジオンの系譜以降一年戦争だけを取り扱う独立戦記以外の作品で登場。
全作品で初期型の黒とクワトロ専用の赤、脅威無印&Vでは後期型の赤が登場。ビームと実弾バズーカ双方を持つ機体としては珍しくバズーカがメイン火力。
量産型は初登場のジオンの系譜では限界がそれなりに高い実弾メインの高級機体で、錯乱幕を併用してもほとんど威力がそがれないので、いざという時には大型MA対策にもなる良機体であった。
……が、脅威以降は量産型となった弊害で限界や運動性能がが下がってしまい、更にはパワードジムが強化されたせいで大幅に見劣りする機体となってしまった。
クワトロ専用タイプは移動力こそ上がるしどの作品でもワンオフ機なのだが、如何せんクワトロ補正でも限界が200%しかない為百式が開発されると用済みとなってしまう。
余談
リック・ディアス≠ガンダム?
機体解説の項で述べた通りリック・ディアスは「γガンダム」の仮名称で開発が進められていた機体であり、一部はガンダム試作2号機の技術も使われている機体である。
そのためネット上などでは「このMSはガンダムか否か」といったネタで「こんな見た目だけど実はガンダム枠」に登場するのがお馴染みの機体となっている。
ただし、このガンダム扱いはネタ的なノリによるところが強いものであり、「γガンダム」という名はあくまで装甲材に因んだだけの一時的な呼び名でしかなく上記の通り完成した機体の正式な名称は作中・現実共に「リック・ディアス」である。
更にガンダム試作2号機の技術が使われたと言っても、事実だけ見れば、『サイサリスに使われていた一部技術の発展形を組み込んだ』というだけで、それでサイサリスの後継機と言えるかはかなり微妙。
ガンダムの定義をゆるーく考えると「連邦が作らせたその時点の状況が許す限り高性能を追求した機体」くらいのものだが
リック・ディアスは「一応連邦内部のエゥーゴの機体で、ガンダリウムγやブロックビルドアップ構造などの新技術も使っているがエゥーゴの実戦開始までに数が揃うように堅実なドム系の設計をベースにゲルググやサイサリス等の技術も使った量産機」で他のガンダムのようなワンオフ高性能機とは言いがたい。
ぶっちゃけ本気でガンダム扱いするのはかなり苦しい部類なのでその辺は取り扱い注意である。
追記・修正はガンダムだと信じる人も、ドムの精神的後継機と信じる人どちらでも良いのでお願いします。
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▷ コメント欄
- ガンダム戦記で足ばったんばったんさせながら走る姿を見ていて、アッガイに負けず劣らず可愛いと思った。 -- 名無しさん (2014-01-07 02:19:08)
- リック・ディアスのクレイバズーカって散弾じゃなかったような… -- 名無しさん (2014-01-07 04:07:32)
- 今更クワトロカラーのHG買った。かわいすぎる -- 名無しさん (2014-01-17 14:27:55)
- ↑↑ゲームでは再現されないがクレイバズーカの仕様上、散弾やトリモチ弾等その他弾頭も撃てる。 -- 名無しさん (2014-01-17 14:37:15)
- シャアの時といいサンライズどんだけ赤系余ってんだよwwww -- 名無しさん (2014-01-17 14:40:11)
- マラサイが量産機として採用されたのもこのせいだとか。ΖΖでもRジャジャやシュツルム、バウなどちょいちょい赤い連中が -- 名無しさん (2014-03-20 00:18:43)
- ディファイン版は装甲薄いらしいな。 -- 名無しさん (2014-03-20 00:29:14)
- 元の名前がγガンダムのため、何気に「黒いガンダムに乗ったら死ぬ」という法則に当てはまる機体。赤い方にだけ乗ったパイロットは死なないが…… -- 名無しさん (2014-03-24 02:11:21)
- ↑つデュオ&デスサイズ -- 名無しさん (2014-04-03 22:22:43)
- 現実的にどう考えて見てもMk-Ⅱより強い……ムーバブル・フレームに足向けて寝れないなMk-Ⅱ…… -- 名無し (2014-04-04 00:08:48)
- ひぃーー、モンスターだよ。 恐いよう!! -- 名無しさん (2014-04-04 00:55:46)
- ↑3 それは黒いガンダム乗りの例外であって、黒いリックディアス乗りとは関係ないだろ -- 名無しさん (2014-04-13 00:16:52)
- オルバやノワールの子生きてたしあんまり宛にならん法則だな……… -- 名無しさん (2014-04-29 18:07:18)
- スパロボ初登場は3次。MSパイロットは大勢仲間になるくせにユニットはネモばっか手に入るもんだからありがたいぜ~。 -- 名無しさん (2014-04-29 20:50:32)
- シュツルムや改はギレンで偏愛してた覚えがある。素だと若干コスパ悪いのが残念 -- 名無しさん (2014-04-29 21:12:39)
- もう少しシャアに乗ってもらいたかったな。 -- 名無しさん (2014-04-29 21:18:20)
- Zディファイン版はクワトロが「装甲薄いから弾が当たったら終わり」って言ってたけど、理由が「現在普及しているビーム兵器は装甲じゃストップ出来ないから、装甲を薄くして軽くしてよけやすくした方がいいから」で結構納得出来たわ。 -- 名無しさん (2014-04-29 21:53:29)
- ↑つうかシールドすら有効じゃない、テレビ版でビームコーティングしてる説あるZのシールドでもネモ辺りのビーム受けてもかなり衝撃とかあるみたいだし、マラサイのビーム防げてたのはヤザンが単発の威力が心許ないと評価してたレベルだからだろうし……宇宙世紀のMSカタログスペックってWみたいに控え目にし過ぎで、種MSやOOの太陽炉未搭載型から見ればビーム出力がストフリ辺りから見ても反則級説がある。 -- 名無し (2014-04-30 22:16:34)
- ↑2ビームに対する一般機の有効な対抗手段はビームシールドまで待たないとない -- 名無しさん (2014-05-01 10:01:28)
- 元々シャアのと一般用って色が違うだけだった筈が、HGUCになる際に色々シャア用だけ性能違うとか細部違うとかあったりして萎えた思い出がある。あ、シャアじゃなくクワトロだった。 -- 名無しさん (2014-06-11 09:09:42)
- 外見的にはゴツイ重モビルスーツだけど、じつは重量がなかなか軽いwww
本体重量はMKーIIより1t以上かるく、百式から700kg重い程度
-- 名無しさん (2014-12-01 02:36:54) - 関係ないけど、プラモデル制作でアムロ・レイカラーとして白ベース塗装がされたリックディアが作られたりするけど
白と黒カラーのリックディアスもなかなか似合うなwww
-- 名無しさん (2014-12-31 20:31:12) - カミーユ「なんでドムみたいな姿なのにガンダムなんですかーっ!!」クワトロ「それは君が女みたいな名前なのに男なのと同じ理由だ!!」 -- 名無しさん (2014-12-31 21:21:58)
- ↑その直後カミーユに「言ったな!」とぶん殴られるグラサンの姿が! -- 名無しさん (2014-12-31 22:39:53)
- SEEDデステニーの続編とかでリファインされたら、オーブのモルゲンレーテのアストレイシリーズのフレームに推進系にザフト製技術、装甲系に(フェイズシフトなど)連合系技術を取り込んだモビルスーツになりそう -- eba (2015-04-25 21:46:45)
- ↑マーズジャケットですね、分かります。 -- 名無しさん (2015-05-18 12:21:35)
- ↑2 正規軍が作るかは分からんがジャンク屋連合はマジでそんなんポンと作っちまいそう -- 名無しさん (2015-05-18 15:00:41)
- ↑3名前はD‐AS(ディ‐アス)で -- eba (2015-09-23 11:01:07)
- エコール第3部の序盤では白ディアスが主役でしたね -- 名無しさん (2015-12-12 17:20:25)
- 性能的にはどんなもんなんだろうねえ。マラサイと同じくらい? -- 名無しさん (2015-12-12 22:11:21)
- ↑ドッコイだな -- 名無しさん (2015-12-12 22:25:54)
- 基礎性能と特化性能の弥次郎兵衛。 -- 名無しさん (2015-12-12 22:30:15)
- ブレイクディアスのデザインが中々イカしてる -- 名無しさん (2016-10-03 13:01:26)
- 何でネオ字音 -- 名無しさん (2016-12-22 23:15:11)
- 何でネオジオンの連中はシュツルムディアス使ってないの?アナハイム社だって喜んで横流ししてくれるし、性能だってリックディアスの時点でジムⅡ圧倒できるくらいなのに -- 名無しさん (2016-12-22 23:17:06)
- ↑回されたのが数機だけだったんじゃなかったけ -- 名無しさん (2016-12-23 01:22:00)
- マーク2と同じくらいの性能だからジム3やジェガンの相手もできるのにΖの後は出で来ない不思議 -- 名無しさん (2017-01-02 23:47:37)
- 流石にジェガン程はないよジム -- 名無しさん (2017-01-03 00:16:10)
- ↑訂正流石にジェガン程はないよジム3とどっこいかちょっと上かぐらいで多分規格部品が非連邦制だろうしそれ無理して運用するよりは3やジェガンで良いよねって話だと思う -- 名無しさん (2017-01-03 00:18:37)
- クワトロの真意は「」 -- 名無しさん (2017-09-10 10:28:41)
- ちなみにシュツルムDは小説版ZZではアムロの機体(ディジェから乗り換え?)となってジュドーたちと共闘した -- 名無しさん (2017-09-10 21:34:49)
- カラーリングは赤より黒の方が量産機って感じがして好き -- 名無しさん (2017-09-10 22:36:03)
- 何となくだけどディアスって -- 名無しさん (2018-02-04 14:27:14)
- ↑体系がサザビーに似てる気がするんだよね -- 名無しさん (2018-02-04 14:27:52)
- ガンプラの方もリニューアルされないかなぁ…。今だとクワトロカラーのみリニューアルされて発売、なんてことになるか? -- 名無しさん (2019-03-11 23:32:51)
- Z序盤の、ティターンズもエゥーゴも「あの赤いMS(クワトロ機)は別格に強い」という事に関しては認識を共有している空気が凄い好き。 ↑5 HGUCシュツルムディアスのマーキングシールにはアムロのパーソナルマークが入ってるという良くわかってる仕様なんだそうな -- 名無しさん (2019-08-02 10:12:14)
- 言われてみれば理由も無いままに出番が消えてたんだな。今じゃ優秀な機体って評価なだけに何というか。 -- 名無しさん (2019-08-14 12:21:09)
- レッテン・ディアスってGAMEぎゃざの読参「G-Strategy」に出てきてたやつ? -- 名無しさん (2021-07-22 21:26:21)
- ガチャポン戦士4のアムロ+シュツルム・ディアス…シュツルム・ディアス自体がHPとか攻撃力だけで見ればほぼZガンダムと同等クラスなんで、直接戦闘だけで言えばZZ+Mk-2×3よりも強い感さえある。おまけにパイロットがアムロが基礎値最強の1人という酷い状態に -- 名無しさん (2022-09-07 00:39:34)
- ちなみにリックディアスがGP02の系譜という扱いは電撃ホビーマガジンの独自解釈から始まったりする -- 名無しさん (2023-03-09 14:00:21)
#comment
*2 このことからゲルググの技術も使われていると記述されている資料もある。
*3 フランクリンはその代わり、ヒルダと共にカプセルに入れられて共に殺されている。
*4 シャア専用リック・ディアスだったとか。
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