サービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)

ページ名:サービスエリア_SA__パーキングエリア_PA_

登録日:2023/04/09 Sun 20:13:00
更新日:2024/03/03 Sat 00:17:04NEW!
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+ 目次-



【概要】

サービスエリア(SA)及びパーキングエリア(PA)とは、高速道路 (高速自動車国道と自動車専用道路)の至る所にある休憩施設である。


高速道路はタイヤのパンク等の車両トラブルや急病といった緊急事態以外は路肩での駐停車は禁止となっており、そこに入ったら下りるまでずっと運転し続けなければならない。
つまり目的のインターチェンジ(IC)に下りるまでにトイレや空腹、眠気などの問題が発生したらとにかく我慢しなければいけないことになるが、それらを解消するためにサービスエリア及びパーキングエリアが存在しているのだ。


ちなみに、サービスエリアとパーキングエリアの違いとは一体何なのか気になった人も多いだろう。
もしかしたら前者はレストランや売店、ガソリンスタンド等様々な施設が充実しており、後者はサービスエリアよりこじんまりとしており、中にはトイレと自動販売機しかない所がある、と認識してる人も多くいるかもしれない。
実際、国土交通省のサイトでも、サービスエリアとパーキングエリアの違いの質問に対して「一般的にはサービスエリアには休憩所、駐車場、トイレに加え売店、食堂、給油所などが備わっており、パーキングエリアには駐車場、トイレ、必要に応じ売店が備わっております」と回答している。全部同じじゃないですか!?
NEXCO東日本にいたっては「提供しているサービスの内容で、SAとPAを区別することは難しいんです。」と正直に言ってしまっている。


しかし「一般的には」という言葉が示すように例外もあり、例えば新潟県の日本海東北自動車道にある豊栄SAはトイレと自動販売機しか無い。
逆に埼玉県にある三芳PAは上り下り(特に上り)どちらもレストランや売店、ガソリンスタンドやテイクアウトコーナーetc.....多くのサービスエリアに存在する施設が一通り揃っており、また駐車場も十分な広さを確保してあるので、いっそのこと三芳SAに改名したらいいんじゃないかという声が上がるほど。
改名をしないのは開業後の需要で施設の増減があっても変更しない方針を取っているため。開業前に予想される需要で施設の規模を決めSA/PAに振り分けているのが実情かもしれない…。
この2例の他にもパーキングエリアっぽいサービスエリア、サービスエリアっぽいパーキングエリアが少なからず存在するので、つまり上記の回答は正解であって間違いでもある。


+ PA並みに小さいSAの例-
  • 岩見沢SA、樽前SA(道央自動車道)
  • 十勝平原SA(道東自動車道):トイレと自動販売機しか無い。
  • 津軽SA(東北自動車道)
  • 花輪SA(東北自動車道):上り線(盛岡・仙台方面)には給油所があるが下り線(青森方面)には無い。ただしその代わり下り線ではガソリンの缶詰が販売されている。
  • 折爪SA(八戸自動車道)
  • 八郎湖SA(秋田自動車道) :トイレと自動販売機しか無い。
  • 西仙北SA(秋田自動車道)
  • 豊栄SA(日本海東北自動車道):トイレと自動販売機しか無い。
  • 阿賀野川SA(磐越自動車道)
  • 塩沢石打SA(関越自動車道)
  • 妙高SA(上信越自動車道)
  • 姨捨SA(長野自動車道)
  • ひるがの高原SA(東海北陸自動車道):他の「小さなSA」と異なり給油所はあるが、レストランや軽食コーナーが無い。
  • 城端SA(東海北陸自動車道)
  • 高松SA(のと里山道路)
  • 大津SA(名神高速道路):給油所が草津PAに移転した。
  • 印南SA(阪和自動車道)
  • 伊賀SA、高峰SA(名阪国道):この道路は無料であり料金所が無いため「一般道路に降りやすい」という特長があるからか、この2つのSAには給油所が設置されていない。
  • 姫路SA(姫路バイパス)
  • 市川SA(播但連絡道路)
  • 朝来SA(播但連絡道路):道の駅「フレッシュあさご」が併設されているが、給油所が無い。
  • 佐方SA(西広島バイパス):昔は給油所やレストランがあったが、今はトイレとコンビニしか無い。
  • 吉和SA(中国自動車道):かつては給油所があったが、現在はトイレと自動販売機しか無い。
  • 鹿野SA(中国自動車道)
  • 佐波川SA(山陽自動車道):他の「小さなSA」と異なり給油所はあるがレストランが無い。ただし軽食コーナーはあるので食事を摂ること自体は可能。
  • 高梁SA(岡山自動車道):他の「小さなSA」と異なり給油所はあるがレストランが無い。ただし軽食コーナーはあるので食事を摂ること自体は可能。
  • はわいSA(山陰自動車道
  • 鴻ノ池SA(瀬戸中央自動車道)
  • 来島海峡SA(西瀬戸自動車道)
  • 上板SA(徳島自動車道)
  • 吉野川SA(徳島自動車道):他の「小さなSA」と異なり給油所はあるがレストランが無い。ただし軽食コーナーはあるので食事を摂ること自体は可能。また、吉野川ハイウェイオアシスに併設されている。
  • 伊予灘SA(松山自動車道)
  • 南国SA(高知自動車道):上り線には給油所があるが、下り線には無い。
  • 玖珠SA(大分自動車道)
  • 山之口SA(宮崎自動車道)
  • 桜島SA(九州自動車道):下り線の給油所は現在営業していない。(上り線の給油所は引き続き営業中)
  • 伊芸SA(沖縄自動車道)

など


+ SA並みに大きいPAの例-
  • 輪厚PA(道央自動車道):北海道内の他のSAより規模が大きい。
  • 鶴巣PA、菅生PA(東北自動車道)
  • 吾妻PA(東北自動車道):下り線(仙台・山形方面)は給油所がある*1。ただし上り線(郡山・宇都宮方面)には給油所が無い。
  • 安積PA(東北自動車道)
  • 羽生PA(東北自動車道):ただし給油所は無い。
  • 川口PA(首都高速道路川口線上り):首都高初のハイウェイオアシスを併設。給油所は無い。
  • 藤岡PA(上信越自動車道):上り線のみのPA。給油所は無い。
  • 三芳PA(関越自動車道)
  • 太田強戸PA、笠間PA(北関東自動車道)
  • 酒々井PA(東関東自動車道)
  • 菖蒲PA(首都圏中央連絡自動車道):圏央道で唯一、給油所があるPA。なお、ここより東側(つくば方面)は76km先の江戸崎PA(トイレと自販機のみ)まで圏央道のPAは存在しないので要注意*2
  • 狭山PA(首都圏中央連絡自動車道):ただし給油所は無い。
  • 大黒PA(首都高速道路湾岸線・神奈川5号大黒線):ただし給油所は無い。
  • 海ほたるPA(東京湾アクアライン):ただし給油所は無い。
  • 日本平PA(東名高速道路):ただし給油所は無い。
  • 清水PA(新東名高速道路):ただし給油所は無い。
  • 黒埼PA(北陸自動車道):日本海東北自動車道*3に給油所が無い関係で、給油所がある。また、磐越道の磐梯山SAからは110km以上離れている
  • 松代PA(上信越自動車道)
  • 石川PA(中央自動車道):東京都内の高速道路(首都高を除く)で唯一のPA*4。ただし給油所は無い。
  • 阿智PA(中央自動車道)
  • 虎渓山PA(中央自動車道):上り線(長野方面)のみのPA。
  • 内津峠PA(中央自動車道):下り線(名古屋方面)には給油所があるが、上り線には無い。
  • 刈谷PA(伊勢湾岸自動車道):超巨大ハイウェイオアシスを併設していることで有名。
  • 湾岸長島PA(伊勢湾岸自動車道):ただし給油所は無い。
  • 鈴鹿PA(新名神高速道路):ただし給油所は無い。
  • 草津PA(名神高速道路)
  • 泉大津PA(阪神高速4号湾岸線):ただし給油所は無い。
  • 王司PA(中国自動車道)
  • 与島PA(瀬戸中央自動車道):ただし給油所は無い。
  • 基山PA(九州自動車道)
  • 今川PA、川南PA(東九州自動車道)

など


またこれ以外の違いとしてサービスエリアは50km、パーキングエリアは15kmの間隔で設けられているというものもある。
つまり2つのサービスエリアの間に2~3つのパーキングエリアが設置されているという具合である。
しかし各道路の特徴に合わせて決めているため、全ての高速道路が必ずしもサービスエリアは50km、パーキングエリアは15kmの間隔で開けて設置しているわけではない。
例えば広大な土地の北海道ではサービスエリアが80km、パーキングエリアは25kmの間隔で設けられている。
そのため、サービスエリアはパーキングエリアよりも2つの施設の間隔が離れていると思っておけばいいだろう。


サービスエリア及びパーキングエリアは高速道路にあるため高速道路を利用しなければ絶対に利用できないという認識をしてる人が中にはいるかもしれないが、実は高速道路を利用しないお客さんでも気軽に利用できるよう一般道専用の入口が存在しており、このお陰で高速道路を一切利用しない人でも利用する事ができる。
ちなみにこの入口の名称はNEXCO東日本管内では「ウォークインゲート」、NEXCO中日本管内では「ぷらっとパーク」、NEXCO西日本管内では「ウェルカムゲート」、JB本四高速管内では「コミュニティゲート(現状来島海峡SAのみ)」と地域によって異なる。
ちなみにそれは全てのサービスエリア及びパーキングに設置している訳ではなく、少なくともNEXCO西日本管内ではトイレと自動販売機しかないこじんまりとしたパーキングエリアには設置されていない。
ただしこの入口には開閉時間が定められており、時間内でなければ利用できないという点と、これらの出入口を経由して高速道路に入ることはできない(逆も然り)という点に気をつけなければならない。



【施設】

上記に述べた通りサービスエリア及びパーキングエリアには様々な施設が存在する。
規模の大きいところだとテーマパークかと言いたくなるほど力を入れているところも。
また道の駅と兼ねているサービスエリアも存在する。


・レストラン

ガッツリと食事をしたい人向け。
店にもよるが、その多くは割高ながらボリューミーな食事を提供している。地元の名物が食べられることも多い。
メイン施設から独立した空間にあるためゆったりと過ごせる。


・スナックコーナー/フードコート

手早く食事をしたい人向け。
レストランがないサービスエリアでもこの施設があるというパターンは多い。
ラーメンやうどん、カレー等調理がすぐできサッと食べられる様々な料理を取り揃えており、レストランと違い券売機&セルフサービス制度となっている。トラック運転手向けに大盛りメニューが充実していたり、土地の名物料理が食べられる穴場だったりすることも。
何も食べるものが無くても給水機で水やお茶を頂くのも良いだろう。水筒に入れて持って行くのは反則である。衛生面でもよろしくない


・屋台/自動販売機

フードコートよりも更に手早く食事をしたい人向け。あるいは色々な種類の食事を楽しみたい人向け。よそでは見ないレアな自販機が現役で稼働していることもあり、その手のマニアにはたまらないだろう。
屋外に設置しており、出来上がりが置かれてある場合が多いので注文したらすぐに食べられる。
そしてフランクフルトやたこ焼き等どこにでも気軽に食べられる食品が多いので、
レストランやフードコートと違って食べながら外を歩いたり、駐車している車の中で食べたりと自由に食べられる。


SA/PAのコーヒー自動販売機にはコーヒールンバを流しながらコーヒーを淹れる様子が流れる自販機が多い。


・ベーカリー

各種パンを販売している。中にはカフェ施設も備えてあるベーカリーも。


・チェーン店

松屋やマクドナルド、スターバックス等どこにでもあるお店がサービスエリア及びパーキングエリアでも楽しめることができる。
規模の小さいパーキングエリアだとこれがスナックコーナー扱いになっている場合も。


・ショッピングコーナー

主にそこに設置されている都市のお土産などが取り揃えており、その地に行った記念として買うことができる。
また場所によっては隣県のお土産が販売されている場合も。
どういう訳か1000円ガチャが設置されている事が多い。
大きめのSAでは運転中の時間つぶしかBGMとしてか、昔の歌謡曲や落語や綾小路きみまろのCD等々が売られている事もよくある*5。昔はパチソンのCDも売られていたらしい。


・コンビニエンスストア

セブンイレブンやファミリーマートなどどこにでも見かける便利なお店も大多数のサービスエリア及びパーキングエリアに設置されている。


・宝くじ売り場

意外にも設置されている場所が多い。
パワースポットを訪れた後とかにちょっとした運試しでしてみるのもいいかも。


・ガソリンスタンド/EV急速充電スタンド

高速道路を走っててガソリンor電気が切れそうになった時のための救世主。
ただしガソリンの料金が一般道より割高なパターンが多い。


・エコステーション

上述のガソリンスタンドと類似する施設だが、こちらは天然ガスや液化石油ガスを燃料とする自動車を対象にした給油施設。
……だが、LPGスタンドは東名高速足柄サービスエリアの下り線にしか設置されず、それも2022年1月を以て閉鎖。エコステーションも天然ガス自動車の普及率の低さから数が少なく、閉鎖されていく箇所が多い。


・トイレ

お腹の弱い人やついついコーヒーを飲みすぎがちな人の強い味方。
不意に尿意を催しやすい子供連れファミリーの生命線でもある。
全てのサービスエリア及びパーキングエリアに設置されている。
規模が大きい所だとどの部屋が空き室か確認できる画面が設置されている。ハイウェイラジオが流れているのが定番だが、最近では流れていないことも。


・ドッグラン

愛犬と散歩を楽しむなどする施設。
犬を連れている人ならば基本的に誰でも入れるが、安全性を考慮して凶暴性のある犬や伝染性の病気の犬等の入場は禁止されている。


ホテル

栃木県にある東北自動車道の佐野SAや、広島県にある山陽自動車道の宮島SAなど極小数ながらホテルのあるサービスエリア及びパーキングエリアがある。
こちらは高速道路から来た人しか利用できない。
高速道路利用者の安全・安心な長距離ドライブを楽しむことができるよう設置された。
レストランやフードコートといった飲食施設が既に存在するので、飲食はそちらを利用するという意味合いで素泊まりというパターンが多く、たまに朝食バイキングがついているところがあるくらいである。
またお風呂事情については、大浴場はあるか、大浴場は無くシャワーのみという2つのパターンに分かれている。


・コインシャワー

運転してて汗をかいた時などにサッと洗い流せるありがたい施設。
こちらは数は少ないが、徐々に設置数が増えていっている。
場所によって10分で200円か10分で300円か料金が異なる。
またコインランドリーが併設されているところもある。


・温泉

コインシャワーでは物足りない人のためのオススメの施設。
こちらは長野県にある中央自動車道の諏訪湖SAや、静岡県にある東名高速道路の足柄SAなどに存在しており、コインシャワーと比べると設置している数が非常に少ない。


・観覧車

まさかの遊園地でお馴染みのアトラクションが設置されている所がある。
とはいえ、非常にコストがかかるのか現状群馬県にある上信越自動車道のハイウェイオアシスららん藤岡静岡県にある東名高速道路の富士川SA岐阜県にある東海北陸自動車道の川島ハイウェイオアシス愛知県にある伊勢湾岸自動車道の刈谷ハイウェイオアシス兵庫県にある神戸淡路鳴門自動車道の淡路SAの計5つしかない。
サービスエリア、パーキングエリア及びハイウェイオアシスのテーマパーク化を促す一因とも言える。


・インフォメーション

道路情報や観光案内を提供してくれるコンシェルジュがいるカウンター。
車いすの貸出し、コピーやFAXもできる。規模が小さいと道路情報のモニターやハイウェイラジオを流す装置だけが置いてあることも。


・スマートインターチェンジ

一般道に密着しているSA/PAに併設されていることが多い、ETC搭載車両専用のインターチェンジ。
基本的には駐車後に使えるが、足柄SA下りのようにSAへの分岐の手前にSICがある所もある。
そのためここは一度降りてからぷらっとパークを使ってくださいというアナウンスがある。


【特殊なSA・PA】

以下に特筆すべき特徴があるSA・PAの例をあげる。


+ 特殊なSA・PAの例-
  • 由仁PA(道東自動車道)

北海道夕張郡由仁町にあるPA。トイレと自動販売機と給油所がある。道東道の休憩施設で唯一給油が可能となっている。
特筆すべき点は「給油所はあるが売店が無い」という全国的にも珍しいPAであること。ただし観光シーズンに限り仮設店舗が営業することもある。


  • 本輪西展望所(道央自動車道)

北海道室蘭市にある休憩所。SAでもPAでもなく「展望所」という、高速道路では唯一の存在。上り線のみの設置で、名前通り室蘭港の風景が楽しめ、特に夜景が有名。観光地っぽい名前だが設備はトイレと自販機のみで、公園のような広場に丘が盛られ展望台としている。


  • 矢引PA(日本海東北自動車道)

山形県鶴岡市にある小さなPA。
駐車場と道路管理施設しか設置されておらず、トイレや自動販売機すら無いため実質的にはタイヤチェーンの脱着と道路の管理のための特殊なPAと言って良い。


  • 南相馬鹿島SA(常磐自動車道)

福島県南相馬市(旧・鹿島町)にあるSA。トイレ、自動販売機、給油所、ドッグランがある。また地元自治体が運営している施設「セデッセかしま」が併設されており、福島県産の食材を使った軽食コーナーや売店もある。
「セデッセかしま」は一般道路からも利用可能であり、非公式ながらも実質的にハイウェイオアシス(HWO)として機能している。
なおここから水戸方面は約120km先の中郷SA(茨城県北茨城市)まで給油所が一切無いので注意が必要。仙台方面に至ってはここから先に給油所が無い。


  • 安積PA(東北自動車道)

福島県郡山市にある。元々はほぼトイレしか無い小さなPAだったが、「郡山JCTで接続する磐越自動車道に給油所が少ない」という理由から給油所・売店・軽食コーナーが追加されSA並みになった。
本線付近に「スピード体感コーナー」があり、本線を猛スピードで走り抜ける車を間近で見ることができる。また、東北道で唯一、コインシャワーが使える休憩施設である。


  • 佐野SA(東北自動車道)

栃木県佐野市にある、県内最大の高速道路の休憩施設。
給油所、売店、レストラン、軽食コーナー、スターバックス、ホテル、ドッグランなどがある。佐野ラーメンも食べることができる。
上り線と下り線の施設・駐車場は別々であるものの、連絡通路があるので徒歩で移動できる。そのため給油所以外は相互利用が可能。
2019年のお盆の時期に上り線の施設でストライキが発生し、1ヶ月以上レストラン・軽食コーナー・売店が営業休止となっていた*6
ちなみに佐野市内には北関東自動車道の出流原PAもあるが、こちらはトイレと自動販売機のみのPAとなっている。


  • 羽生PA(東北自動車道)

埼玉県羽生市にある。蓮田SAの混雑緩和という役割を持っているため、ここもSA並みに充実したPAとなっている。ただし給油所は無い。
上り線(東京方面)は『鬼平犯科帳』を題材としたテーマパークとなっており、蕎麦などの和食のレストランが充実している。
下り線(宇都宮方面)は逆に洋食のレストランが充実している。また下り線には宮城県の名物であるずんだ餅が食べられるカフェ(茶屋)もある。


  • 川口PA(首都高速道路川口線)

所在地は埼玉県川口市。上り線の本線料金所の直後にある。
大黒PAと並ぶ首都高の巨大PAであり、蓮田SAほどではないものの羽生PAに匹敵する大規模なPAとなっている。ただし上り線(中央環状線方面)からのみ利用可能であり、下り線(東北道・東京外環道方面)からは利用できない。
元々は売店と軽食コーナーがあるだけの普通のPAだった*7が、2022年に市営赤山歴史自然公園(イイナパーク川口)が併設され、日本の都市高速道路としては初のハイウェイオアシス(HO)となった。これによりレストランやカフェ、屋内遊び場が追加された他、都会の中の自然を楽しめるようになった。


  • 笠間PA(北関東自動車道)

茨城県笠間市にある。元々はトイレと自動販売機しか無い小さなPAだったが、完成当時北関東道に一つも給油所が無かったことから2010年に給油所・売店・軽食コーナーが追加されSA並みのPAとなった*8
全国のSA・PAとして初めて男性用トイレの小便器を廃止しており、全て洋式トイレとなっている。


  • 土樽PA(関越自動車道)

新潟県湯沢町(越後湯沢)にある。PA自体はトイレと自動販売機しか無いが駐車場がSA並みに大きい。
これには理由があって、このPAは群馬県との県境の関越トンネルにとても近く、このトンネルが「タイヤチェーンを装着した車両」が通れなくなっているからである。つまりタイヤチェーンの脱着所として非常に重要なPAなのである。
また関越トンネルは危険物積載車両も通行禁止となっているため、危険物を積んだ車が上り線(東京方面)から下り線(長岡方面)にUターンできるような専用道路も用意されている。


  • 横川SA(上信越自動車道)

群馬県安中市にある。長野県軽井沢町の最寄りの休憩所ということもあって利用者が多い。
信越本線横川駅の駅弁である「峠の釜めし」を食べることができるSAとして有名。SA内には北陸新幹線開業前の横川駅を再現したメモリアルコーナーがあり、列車の中で食事をすることもできる。


  • 藤岡PA(上信越自動車道)

群馬県藤岡市にある。関越道・藤岡JCT手前の藤岡ICに併設されており、上り線(東京・新潟・宇都宮方面)からのみ利用できる。下り線(長野・上越方面)からは利用できない*9
PA自体にはトイレと自動販売機しか無いものの道の駅ららん藤岡に併設されており、巨大なハイウェイオアシス(HO)となっている。
観覧車やメリーゴーランドが設置されたミニ遊園地や藤岡ラーメンなどが食べられるレストラン、群馬県産の新鮮な野菜を販売している直売所などがある。


  • 新倉PA(東京外環自動車道)

埼玉県和光市にある、外環道で唯一のPA。和光北ICに併設されているが、ICとPAを行き来することは不可能。
PA自体にはトイレと自動販売機、ローソンしか無いが、全国的にも珍しいUターンが可能なPAとなっている。
利用者が多い割には駐車場はそれほど大きくないため混雑が著しい。将来的には「和光SA」に昇格させる計画もあるらしい。


  • 南池袋PA(首都高速道路5号池袋線)

東京都豊島区南池袋にある小さなPA。上り線(竹橋JCT方面)にのみ設置されており、下り線(美女木JCT方面)には無い。
トイレとファミリーマートの自動販売機が設置されているだけの簡素なPA。昔は売店と軽食コーナーもあったが、2009年にコンビニ自販機に差し替えられた。


…と、これだけを書くとただの小さなPAとしか思えないだろうが、このPAには非常に危険な特徴がある。それはPAの出口(本線への合流車線)が非常に短く、一時停止の標識があることである。つまり左右の安全を確保したらすぐに発車・加速して合流しなければならない。そのため「日本一危険なPA」と呼ばれることも…。
一応池袋線は最高速度60km/hと一般道路並みになってはいるのだが、これを守っている車はあまり多くないので要注意。


箱崎JCTに併設されている、トイレと自動販売機のみのPA。
首都高の本線上にはこのPAに関する案内標識が無く、箱崎JCT内のロータリーにのみ案内標識がある。
これはこのPAの駐車場が非常に小さいので「箱崎PAの利用者をなるべく少なくしてロータリーの混雑を緩和したい」というのが理由。「幻のPA」と呼ばれることも。


  • 海ほたるPA(東京湾アクアライン)

東京湾に浮かぶ人工島を利用した巨大なPA。所在地は千葉県木更津市。
給油所が無いことを除けば下手なSAよりずっと大きいことで知られ、このPA自体が目的地・観光地となっているという側面もある。
高速道路の休憩施設としては珍しく、ゲームセンターが設置されている。
このPAではUターンが可能となっているが、Uターンする場合はそれまでの通行料金およびUターンしてから発生する通行料金が発生するので要注意。なおこのPA〜川崎浮島JCT間は海底トンネルのため危険物積載車両は通行禁止となっている。そのため木更津方面からここに来た場合は必ずUターンしなければならない


  • 大黒PA(首都高速道路湾岸線・神奈川5号大黒線)

首都高湾岸線――
地上最速の戦闘機達が羽を休める伝説の休憩所がある

首都高最大のパーキングエリア

公称『大黒PA』


神奈川県横浜市鶴見区の大黒埠頭にあるPA。大黒JCTに併設されており、大黒ふ頭出入口を除く全方向から出入りが可能。また駐車場が共用となっており、Uターンすることもできる。
首都高速では最大のPAであり給油所こそ無いものの軽食コーナーや売店があり、ほぼSA並みの設備が揃っている*10。ただしかつてあった吉野家マクドナルドの店舗は撤退しており、昔ほどの活気は無い。
アクセスがよく駐車場が共用で目的地にしやすいことから、ドライブデートやオーナーミーティングの定番スポットでもあり、カーマニアの聖地という側面もある。
しかし、人気の車種や珍しい輸入車が集まるのみならず、違法改造車やそれ見たさのギャラリーが集まってきて他のドライバーに迷惑をかけることも多い*11
このため、ローダウン車対策で入口に段差が設けられたり、不定期的に摘発が行われたりしている他、改造車が集まりやすい週末の夜を中心に閉鎖されることがある


  • 戸塚PA(横浜新道)

横浜市戸塚区にある。本線料金所に併設されており、横浜新道で唯一の休憩施設である。
上り線(保土ヶ谷方面)にはラーメン屋と売店が、下り線(戸塚方面)にはファミリーマートがある。
なお上り線にはこのPA・料金所の手前に仮出入口が存在する。(ICと異なり)住宅街からランプウェイを介さずに直接本線に入ることができるが、合流車線(加速車線)が無く本線に入ってすぐに加速しなければならないため非常に危険な構造となっている。しかも最高速度は70km/hである*12
本来高速道路にはこのような仮出入口は存在してはいけないはずだが、そもそも横浜新道は高速道路ですらない*13ため仮出入口の存在が一応は許されている形となっている。


  • 酒々井PA(東関東自動車道)

千葉県酒々井町にある。下り線における成田国際空港手前の最後の休憩施設となっているため利用者が多い。また酒々井プレミアム・アウトレット(最寄りの出入口は酒々井IC)からも近い。
レストランが無い代わりに軽食コーナーが充実しており、実質的には「酒々井SA」として機能している。
下り線では成田空港のフライト情報を確認することができる。


  • 富山PA(富津館山道路)

2025年に開業予定のPA。所在地は千葉県南房総市(旧・富山町)。
現時点ではPA自体は開業していないものの、併設の道の駅富楽里とみやまがハイウェイオアシスとして機能しており、軽食コーナーや新鮮な海産物が食べられるレストランがある。
ちなみに「とやま」ではなく「とみやま」と読む。


  • 海老名SA(東名高速道路)

神奈川県海老名市にある。東名自体の交通量が多い上に東京や横浜から近いため、利用者が非常に多いSAであり、「下手なショッピングモールよりずっと賑わっている」と言われるほど。ハイウェイオアシスを除けば同じ東名の足柄SAと並ぶ日本最大級のSAとして有名。ちなみにここの名物はメロンパン
上り線(東京方面)に関しては減速車線(SA入口)、加速車線(本線への合流車線)ともに長めに設定されている。このSAと横浜町田IC *14の間に大和トンネルがあるため、渋滞が酷いことでも有名である。
元ツアー系の高速バスはここで休憩することが多い。
なお東京方面には港北PAがあるが、こちらは海老名SAに比べて遥かに小さいため、海老名SAが実質的に東名で最も東京に近い休憩施設になっていることも人気の要因。


  • 西湘PA(西湘バイパス)

神奈川県小田原市にあるPA。ただし上り線(大磯東方面)と下り線(箱根口方面)で所在地が異なり、上り線は橘本線料金所の直後に、下り線は国府津ICの直後に存在する。
上り線は軽食コーナーと売店がある。
しかし下り線は2019年の東日本台風で発生した高潮で壊滅的な被害を受けてしまい、一時期営業休止になっていた。
現在は嵩上げ工事が完了して高潮や津波の被害を最小限に抑える工夫がされているが、その代わり昔あった売店と軽食コーナーは廃止されてしまい、現在はトイレと自動販売機のみの小さなPAとなっている。


神奈川県山北町にあるPA。
大井松田IC〜足柄SA間にあるが、下り線(名古屋方面)はこの区間が左ルートと右ルートに分かれており、鮎沢PAは左ルートからしか利用できない。ただし何らかの理由で左ルートが通行止めになった場合は右ルートから鮎沢PAへの連絡路が開放される。
ちなみに上り線はルートが分かれないため普通に利用できる。


  • 足柄SA(東名高速道路)

静岡県東部にある人気のSA。所在地は上り線(横浜・東京方面)は御殿場市、下り線(静岡市・名古屋方面)は小山町である。
日本で初めて温泉を設置したSAであり、上下線共に温泉がある。また上り線にはホテルもある。
「単なる休憩施設としてのSA」から「そこ自体が目的地となり得るSA」への路線変更を推進中であり、最近では海老名SAと同様にショッピングモール化していると言われている。下り線にはサングラス専門店もあったりする。
御殿場プレミアム・アウトレットの最寄りのSAであることから、このSAからアウトレットへのシャトルバスが運行されることもある。
元ツアー系以外の高速バスはここで休憩することが多い。
2015年の夏から2016年のゴールデンウィークまで下り線側で『新世紀エヴァンゲリオン』とコラボレーションしていた。これはこのSAがエヴァの舞台である箱根に近かったためであり、巨大なエヴァンゲリオン初号機の立像が展示されたりSA内の各店舗にてコラボグッズが販売されたりしていた。


  • 由比PA(東名高速道路)

静岡市清水区にある小さなPA。上り線(東京方面)、下り線(名古屋方面)共にトイレと自動販売機はあるものの、売店や軽食コーナーなどは撤去されてしまったため存在しない。
その代わり下り線の施設は駿河湾から非常に近いため展望台が設置されており、眺めが良いPAとして人気がある。ただし毎年1月1日は初日の出見物が目当てで当PAを目指す車がPA手前の道路まで溢れ出し路上駐車が増えることを防ぐため、早朝から朝7時ごろまで閉鎖される。
ちなみにここから東京方面の約10km先に比較的規模が大きい富士川SAがある。


  • 清水PA(新東名高速道路)

静岡県静岡市清水区にある。給油所は無いがSA並みに大きいPAである。軽食コーナー・売店・カフェだけでなく、ミチドンキ*15やバイク用品店もある。
また展望台があり、富士山や三保の松原を見渡すことができる。


  • 豊橋PA(東名高速道路)

愛知県豊橋市にある、下り線のみのPA。トイレと自動販売機のみが設置されている。
元々この場所にはPAは無く本線料金所が設置されていたのだが、2007年に料金所が廃止された。その後、2019年に跡地を転用してPAが新設された。


  • 佐久平PA(上信越自動車道)

長野県佐久市にあるPA。
PA自体は売店と軽食コーナー、あと蕎麦屋(下り線のみ)があるだけの普通のPAなのだが、パラダという巨大なハイウェイオアシス兼スキー場が併設されている。


  • 名古屋IC料金所(名古屋第二環状自動車道)

所在地は愛知県名古屋市名東区。
東名から名二環に入ってすぐの料金所を少し過ぎた場所にある、トイレのみの駐車スペース。名二環で唯一、トイレ休憩ができる場所である。
料金所にトイレが併設されているIC自体は他にも沢山あるのだが、名二環には給油所はおろかPA自体が存在しないため、ここが事実上のPAとなっている。


  • 刈谷PA(伊勢湾岸自動車道)

愛知県刈谷市にある巨大なPA兼ハイウェイオアシス。食堂、売店、給油所と基本的なSAの機能は一通り揃っている。
また一般道路からも利用できる天然温泉や巨大観覧車、超豪華なデラックストイレもあり、もはやテーマパークとも呼べるような休憩施設である。
年間の入場者数は東京ディズニーリゾートUSJに次ぐレベルであり、東海地方ではナガシマスパーランドに匹敵する人気施設である。


  • 関SA、長良川SA(東海北陸自動車道)

どちらも岐阜県関市にあるSA。
関SAは上り線(愛知県方面)のみのSAであり、逆に少し離れた場所にある長良川SA(富山県方面)は下り線のみのSAである。


  • 上石津PA(名神高速道路)

岐阜県上石津町(現・大垣市)の上り線(西宮方面)にだけあったPA。
設備は1台分の駐車場とゴミ箱だけで、トイレも不定期的に仮説仮設ものが設置されるのみだった。
この先にある関ヶ原は東名・名神でも屈指の豪雪地帯で、ここは冬場のチェーン脱着場としての役割が強かった。
しかし、この付近の名神のルート新設で出来た旧ルート跡地をチェーン脱着場として利用できるようになった上、融雪設備が整備されてチェーン規制の必要が減ったことから2001年をもって廃止され、以降現在まで管理用施設として活用されている。
名神では上石津PAの他にも、番場PA、甲良PA、桜井PAの3つのPAが廃止されている。


  • 大津SA(名神高速道路)

滋賀県大津市にある日本で最初のSA。
レストランや売店、インフォメーションコーナーなど一般的なSAの設備がほぼ揃っている他、展望台からは比叡山や琵琶湖の景色を楽しむことができる。
ただし給油所が草津PA*16に移転してしまったため注意が必要。これは瀬田東JCT*17の構造の関係から、京滋バイパスを経由した車両が大津SAに立ち寄れないというのが理由。


  • 鈴鹿PA(新名神高速道路)

三重県鈴鹿市にある。県内最大都市である四日市市や名古屋市から比較的近いのもあって比較的大きなPAとなっており、給油所が無いことを除けばほぼSA並みの施設が揃っている。
また鈴鹿サーキットに近いことからPA内に自動車やバイクが展示されている。


  • 東大阪PA(近畿自動車道)

大阪府東大阪市の近畿道の高架下にある。下り線(和歌山方面)のみのPAであり、上り線(吹田方面)には無い。
トイレ、自動販売機、セブンイレブンがある。一般道路から至近距離であるためこれらの施設は近畿道の外側からも利用できる。
なお高架下にある関係でトレーラーや危険物積載車両はこのPAを利用できない


  • 八尾PA(近畿自動車道)

大阪府八尾市の近畿道の高架下にある。東大阪PAとは逆で、上り線のみのPAとなっている。
トイレと自動販売機のみが置かれている。東大阪PAと異なりコンビニ(売店)は無い。
東大阪PAと同様にトレーラーや危険物積載車両は入れないので要注意。


  • 森小路ミニPA(阪神高速12号守口(森小路)線)

大阪市にあるPA。都市高速のPAは、用地の都合から狭くなりやすい傾向にあるが、ここは乗用車5台、大型車1台しか停められず、日本最小のPAと言われている。
しかも立地も、森小路入口から本線合流の間という微妙な位置にある(出口側には無い)。設備もトイレと飲料自販機のみと最小限。
ちなみに、同じ阪神高速の17号西大阪線にも弁天町ミニPAがあり、森小路ミニPAより若干広いが駐車台数は同じ。


  • 泉大津PA(阪神高速4号湾岸線)

大阪府泉大津市にある、阪神高速で最大のPA。
りんくうタウンや関西国際空港から比較的近いためか利用者が多く、給油所は無いがレストラン・売店・カプセルホテルがある。また、歩道橋によって北行き(大阪市方面)の施設と南行き(りんくうJCT方面)の施設を行き来できるのが特徴。


  • 姫路SA(姫路バイパス)

兵庫県姫路市にある。ファミリーマートとうどん屋がある。かつては給油所もあったが、この道路自体が無料であることから撤退している。
無料区間にあり施設が上下線共用であることや一般道路からも利用できることから(理由は違うが)大黒PAと並び迷惑駐車が問題となっている。
具体的に言えば、複数台の車でここに集合し、ここから一台の車で出発しそれ以外は置いていくということである。そのため一般道路からこのSAの利用が禁止となった。
ちなみに昔は「姫路サービスエリ」と書かれた看板があった。


  • 与島PA(瀬戸中央自動車道)

瀬戸内海に浮かぶ与島(香川県坂出市)にあるPA。
給油所こそないが軽食コーナー・うどん屋・ジェラート屋・売店があり、また駐車場も非常に大きく、SA並みに施設が充実している。
…というのも、このPAは瀬戸大橋のど真ん中にあり、非常時の避難所の役割も担っている場所でもある。
このため本線上には信号があり、通行止めの際には赤信号と左矢印で強制的に与島PAに入ることになる。
また大黒PA同様駐車場も上下線併用のため、PAから出る時には検札所を通って本線に合流する形をとる。この都合から、Uターンして元来た道を戻ることが認められている。
PAには与島ICが併設されているが、ここから出ることができるのは島民と緊急車両(パトカー消防車、救急車など)、郵便車、路線バスなど一部の車両に限られる。一般客は出ることができないので要注意*18


  • 吉和SA(中国自動車道)

広島県廿日市市にある。昔はそこそこ大きなSAだったのだが、2008年に上り線(大阪方面)の給油所が、2009年に下り線(北九州方面)の給油所が撤退してしまった。さらに2022年には食堂や売店も閉鎖されてしまい、トイレと自動販売機のみの小さな休憩施設となってしまった。
トイレと自販機のみのSAは他にもいくつかあるのだが、元々大きかったSAがトイレと自販機のみの休憩所になるのは珍しい事例である。
ちなみに下り線は約110km先の美東SAまで給油所が一切存在しないので注意。


  • 壇之浦PA(関門自動車道)

山口県下関市にある下り線のみのPA。九州方面に向かう場合、ここが本州最後のPAとなる。
関門海峡のすぐ近くにあり、展望台からは対岸の北九州市を見渡すことができる。
またホテルがあり、こちらは一般道路からもアクセス可能。


  • めかりPA(関門自動車道)

福岡県北九州市門司区にある上り線のみのPA。本州方面に向かう場合、ここが九州最後のPAとなる。
対岸の下関市を見渡せる位置にある。ちなみに壇之浦PAと異なりホテルは無い。


  • 川南PA(東九州自動車道)

宮崎県川南町にあるPA。トイレと自動販売機、給油所が設置されている。
PA自体はNEXCOが管理しているが併設されている「かわみなみPLATZ(プラッツ)」は地元自治体が運営している。かわみなみPLATZは一般道路からも利用可能*19であり、宮崎県産の食材を使った軽食コーナーや売店もある。
なお東九州道はこのPAと別府湾SAの間(この区間、約180km)に給油所が一切存在しないため注意が必要。ただしこの間は途中に無料区間(延岡南IC〜佐伯IC間)を挟むため、無料区間のICで一旦降りて一般道路で給油するという方法もある。


【SA/PAを舞台にした作品】


  • S・Aで会いましょう

まんがくらぶオリジナルで連載されていた胡桃ちのの4コマ漫画で全4巻。
架空のサービスエリア「素ヶ原S・A」が舞台でそこでバイトする女子高生ののちゃんと商社マンにこちゃんのバカップルっぷり仲睦まじい様子は必見。


湾岸線・横羽線が主な舞台で基本的に全員が高速道路でしか逢えないこともあり、作中でも大黒PAが頻繁に登場し聖地にもなっている。
実際JCT直下にある大黒PAは背景としてかなり絵になっているが、影響されての暴走行為はやめような。
???「自由に走りたくてサーキットへ行っても、少しも自由なんかじゃなく世界もちっとも広がらないですヨ」*20



サービスエリア及びパーキングエリアを十分満喫したら追記修正よろしくお願いします。


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  • 何故かCD売り場は昭和歌謡の廉価版ばっかしであり、DVD売り場はZ級映画ばっかしだったりするよ。 -- 名無しさん (2023-04-09 20:21:33)
  • ↑あと微妙なホットスナックの自販機 -- 名無しさん (2023-04-09 20:35:19)
  • 海老名とか足柄PAはちょっとしたアミューズメント施設だな -- 名無しさん (2023-04-09 20:50:39)
  • ↑2ニチレイのホットスナックの自販機ならもう絶滅したよ -- 名無しさん (2023-04-09 20:53:04)
  • 〇〇がある、しかし例外もある って言う表現の繰り返しが多いところがあって結論が分かりにくいかもしれない……実際あいまいな部分も多かろうから分かりやすく書くのは難しいだろうとはいえ -- 名無しさん (2023-04-09 21:00:55)
  • 綾小路きみまろと落語のCDはSAの売店以外で売られてる所を見た事が無い -- 名無しさん (2023-04-09 21:08:33)
  • こういう風にあるものを上げるだけよりもどちらかというと特徴的なSA/PAを掲載していったほうがわかりやすい気がするけど。 -- 名無しさん (2023-04-09 21:12:12)
  • コーヒールンバの流れるカップコーヒー自販機、チープトイやらあれなキーホルダーやらの並ぶ売店。子供心にはとても楽しい場所だった(道中が退屈すぎる -- 名無しさん (2023-04-09 21:18:01)
  • ↑3 ホームセンターのCDコーナーにないか? -- 名無しさん (2023-04-09 21:33:08)
  • ここの売店とホームセンターはパチソンの宝庫って言われているよね。 -- 名無しさん (2023-04-09 21:51:13)
  • 一度ここはSA、ここはPAって決めなおした方がいいと思う -- 名無しさん (2023-04-09 23:42:10)
  • シャーマンキングの竜さんが語ってたSAの話好き -- 名無しさん (2023-04-10 00:10:02)
  • 昔は長距離トラックの運ちゃんが駐車場で眠るために睡眠導入剤的な形で酒も売ってあったらしいが流石に現在ではアルコール置いてないとか -- 名無しさん (2023-04-10 01:05:38)
  • もともとは「売店」だったのが、売るものに共通点が多い事もあってかチェーンのコンビニに置き換わっていった印象がある。 -- 名無しさん (2023-04-10 01:56:36)
  • 30年位前はふやけた麺類と冷めた唐揚げポテトくらいしか食べるものがないところが大半だった今の子は信じないかもなあ。 -- 名無しさん (2023-04-10 11:51:58)
  • めちゃくちゃ朝早いときに入るSAがいっちゃん好きなんだ -- 名無しさん (2023-04-10 15:23:07)
  • 屋台のご当地メニュー的なやつ食べるのが高速走る時の楽しみの一つ -- 名無しさん (2023-04-10 19:59:13)
  • SAPAの飯は昔に比べるとほんと美味しくなった。ご当地グルメを目的に訪れる人も増えたね -- 名無しさん (2023-04-10 21:44:52)
  • 名ばかりSA言われてる豊栄と、天気良い日なら展望台からの景色がきれいとか言われてる東名の由比PA(トイレと飲料自販機のみ)ってどっちがマシなんだろう? -- 名無しさん (2023-04-11 01:43:45)
  • 場所によってはヤマザキショップ(デイリーヤマザキとは別)があったりするらしい。 -- 名無しさん (2023-04-11 15:16:27)
  • 観覧車の項目の「新東名高速道路の刈谷ハイウェイオアシス」って記述おかしくないか?新東名は豊田東JCTまでだからあるのは伊勢湾岸道だし、厳密に言えばハイウェイオアシスも『SA・PAに連結された複合施設』なのにこれだと刈谷PAそのものって誤解招きかねん書き方されてると思う -- 名無しさん (2023-04-11 22:59:44)
  • コーヒールンバの流れる自販機と歌謡曲ばかりのCDは定番 -- 名無しさん (2023-04-11 23:32:03)
  • 桜島のSAでは火山灰がタダで持って帰れたが最近は有料になったらしい ケチ! -- 名無しさん (2023-04-11 23:43:21)
  • EXPASAって何ですか? -- 名無しさん (2023-04-20 20:55:00)
  • ↑既存のSAやPAを越える存在として、それ自体が目的地となるべく整備され、NEXCO中日本によってブランディングされたサービスエリアをいいます。 -- 名無しさん (2023-04-20 21:27:27)
  • かつてのドライブインみたいにレトロゲームコーナーが一切無いのは残念。 -- 名無しさん (2023-04-27 14:23:20)
  • お土産コーナーで「ここってコレが名物だったんだ」と初めて知るあるある -- 名無しさん (2023-04-30 13:13:47)
  • ノンビルするのが目的なのに、最近は人気になりすぎてろくに休めないのは良いのか悪いのか。 -- 名無しさん (2023-04-30 14:06:26)
  • 海老名とか目的地になりつつあるもんなぁ -- 名無しさん (2023-07-22 13:33:35)
  • 上り線と下り線で別々に設けられているところが多いが、駐車場が(物理的に)区切られていて施設は共有というところも。 -- 名無しさん (2023-07-29 19:35:58)
  • ↑例えば、浜名湖SAや来島海峡SAですね。 -- 名無しさん (2023-07-29 21:31:47)
  • なんで給油所とかいう単語使ってるんですか?口語のガソスタで何も問題ないですよね? -- 名無しさん (2023-11-20 02:42:35)

#comment(striction)

*1 福島JCTで接続する東北中央自動車道に給油所が無いため。
*2 ただし久喜白岡JCTで接続する東北自動車道には羽生PAと蓮田PAがある。
*3 新潟中央JCTで接続
*4 ちなみに東京都内にはSAが無い。
*5 ちなみに無名時代の綾小路きみまろは、全国から来る団体バスツアー客の集まるSAなどで漫談を吹き込んだテープを配布して営業していたこともあるとか。
*6 ただし下り線の施設は通常通り営業していたため、徒歩で下り線の施設に行くという方法はあった
*7 それでも首都高のPAの多くはトイレと自動販売機しか無い簡素なものなので首都高の中では比較的大きなPAではあった
*8 後に群馬県太田市の太田強戸PAも開業し、こちらにも給油所・売店・軽食コーナーが設置されて実質的にSAとして機能している。
*9 ただし藤岡ICで一旦一般道路に降りることでららん藤岡を利用することは可能。
*10 他に売店や軽食コーナーがある首都高速のPAは平和島PA(羽田線上り)、代々木PA(新宿線上り)、八潮PA(三郷線上り)、市川PA(湾岸線西行き)、川口PA(川口線上り)くらいしか無い。
*11 大型駐車場に複数台で縦列駐車する、本線上で空ぶかしするなど。
*12 高速道路にしてはだいぶ遅いが、それでも一般道路の最高速度は原則60km/hなので十分怖い
*13 一応NEXCO管理の有料道路であり歩行者や自転車は通行禁止なのだが、戸塚終点〜今井IC間は原付も通ることが可能である。ただし今井IC〜保土ヶ谷IC間は高速道路とほぼ同じルールであり小型バイクは通れない。
*14 厳密には綾瀬スマートICと横浜町田ICの間なのだが、綾瀬SICはETC車しか利用できない出入口である。
*15 ドン・キホーテの小型店舗
*16 上り線(小牧・名古屋方面)は大津市、下り線(吹田・西宮方面)は草津市にある。
*17 名神の小牧方面と京滋バイパスは行き来できるものの、名神の吹田方面と京滋バイパスを行き来することができない。
*18 なお与島の北にある櫃石島と岩黒島にも島民専用のICがある。
*19 そのため実質的にハイウェイオアシス(HO)として機能しているが、正式にHOと認定されたわけではない。
*20 ショップのデモカーで勝負を挑んでおきながら揃って負けた上に二台オシャカにされ、後にそこに参加していなかった人物のところにリーダー格の人間が「夜逃げした仲間がいるから火事場泥棒へ行こう、(アイツに勝てなかったから)これからは違法じゃなく合法なサーキットメインでやっていこうぜ(意訳)」という負け犬根性ここに極まれりな誘いを断るシーンでの発言。暴走行為を助長する発言では断じてナイ

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