宮崎県

ページ名:宮崎県

登録日:2012/03/19(月) 00:41:11
更新日:2023/08/07 Mon 13:39:30NEW!
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宮崎県は九州南東部の大部分を占める県である。北に大分県、西に熊本県、南に鹿児島県


人口:約107万(2019年時点)
面積:約7,735 km²
県の花:ハマユウ
県の木:フェニックス・ヤマザクラ・オビスギ
県の鳥:コシジロヤマドリ



繁華街

平成の中頃までは老若男女問わず宮崎市の中心部が遊び場となっていたが、その一役を担っていたこと寿屋*1が一度潰れた*2ことを皮切りに元々建物の老朽化が進んでいた
最も大きな映画館が郊外に建設されたイオン宮崎への移転を決定するなど大きく変動したことで大きく様変わり、ファミリー層がイオンに流れたことで映画館の多くは閉館。
商業施設も移転や閉店が相次ぎ、ゲームセンターもセガが撤退するなど拍車がかかってしまいかつてのような賑わいはなくなっている。


現在も地元百貨店が存続しているため極端なドーナツ化現象は発生していないものの、その百貨店の売上も年々右下がりでありそれが後述の鉄道にも大きく影響を及ぼしており
JR九州が重い腰をあげて、アミュプラザ宮崎開業するほか中心市街地の再開発が進んでいる、アミュには約13年ぶりにセガが再出店。


2020年には地元百貨店の株式をドン・キホーテが買収したことで、昭和から生き残っていた唯一の地元百貨店は消滅することとなった。
ドン・キホーテは営業を続けながら順次改装をはじめ11月には、ドン・キホーテを中心とした商業施設をオープン。
他にも関西圏を中心に展開していたスーパー「イズミヤ」も、唯一九州に出店していた宮崎からも撤退するなど大きく様変わりし始めている。
なお、飲み屋などの飲食関係は依然変わらずに中心部が賑わっている。



スポーツ環境

日本一の日照時間を誇り気候はとても暖かい、平野部は亜熱帯植物も良く見られるが、山間部は冬結構寒い。
平野部は全国区でも積雪どころか降雪自体も沖縄に次ぐ少なさ、だが山間部は普通に積雪するため日本最南端のスキー場と野外スケートリンクがある。
温暖な気候を利用してか、野球やサッカーやラグビーの日本代表などプロスポーツ選手のキャンプでお馴染み、サーフィンのメッカとしても知られる。
サーファーにとってはほぼ年中波乗りできて波に乗れる浜も北から南まで豊富なことから、都市圏から乗りに来たり惚れこんで移住する人間も少なくない。
地元ラジオでは有名な浜での波乗りコンディションを予想をしていたり、世界大会の開催地に複数回選ばれるなどサーファーのメッカになっている。


秋季キャンプでは巨人広島西武ソフトバンクの4球団、春季キャンプでは更にオリックス・二軍だがヤクルト楽天がキャンプを行う。
多くの球団と馴染み深いため野球が盛んで田中幸雄、黒木知宏木村拓也、青木宣親、寺原隼人、下園辰哉、入来兄弟、福盛和男、西村徳文など、多くの名選手を排出している。
地元球団はないものの、贔屓球団もこれら球団がキャンプをする都市に固まる傾向が強いが、古くから馴染みがある巨人・ソフトバンクの支持層が多い。


長距離走は古くから延岡西日本マラソンや青島太平洋マラソンなど、長い歴史を持つマラソン大会もあることもあり、それ以上で高校駅伝を小林高校が7度も制覇し(過去の栄光とか言うな)、九州一周駅伝優勝回数は最多の36回(ほとんど県外人とか言うな)を誇る全国有数の駅伝強豪県である。
また、上記の小林高校は世界陸上金メダリストの谷口浩美(こけちゃいましたは禁句)を輩出している。
旭化成陸上部も長年実業団対抗駅伝で最多優勝の名門として名を馳せていたが、長年他所とは違って外国人選手を採用せず、選手を日本人だけで固めていたため優勝から遠ざかったが、2017年に日本人のみのチームで優勝を果たした。
その後は外国人選手も採用し連覇を成し遂げるなど更に、最多優勝記録を更新し続けていた。


宮崎県では世界陸上、オリンピック、冬の国立、高校バスケ、春高バレーよりも甲子園を制覇する方が難しいとされていた。
近年1965年のベスト4以来となる準優勝をするなど兆しが見えてきた。
因みに宮崎では運動会の組のことを赤団青団と、組ではなく団で呼ぶ。
他県でも団と呼ぶ県はあるようだが県内全域で呼ぶのは宮崎だけの模様。



食関係

日本有数の畜産県でもあり、松阪牛などの子牛はここで生み育てられ出荷される。
牛も豚も多く生産されているが、一番良く食べるのは鶏。大分県には負けるもののチキン南蛮、地鶏の炭火焼き、鶏のタタキと鶏料理がいっぱい。
他には夏場に美味しいが県民でも好き嫌いの分かれる冷や汁、豚肉でご飯を巻いた肉巻きおにぎりが有名。


また宮崎はうどん・そばで言えばうどんのほうが主流。
これは老舗が県北では「天領うどん」・県央以下では「きっちょう」といったうどん屋が多店舗展開していることが大きい。
かつてきっちょうの本店があったうどん屋は違う名前で営業しているが、これは親族間のトラブルできっちょうを商標登録されてしまい
本店だった店が名前を変えざるを得なかったためであり、"元祖"きっちょうは変わらず営業している。


地味に「ぎょうざの丸岡」が県内に展開していることから餃子のテイクアウトが多く、それゆえ餃子消費量では全国区で争っている
宇都宮・浜松などと肩を並べるほど餃子はなじみ深い食べ物だったりする。
あまりに意外な伏兵だったことから当初ランキングが発表された際、集計ミスと判断されてしまったほどである。
2021年度においては宇都宮・静岡を抜き宮崎市が購入額全国1位、翌22年では購入額だけでなく購入頻度でも1位をとりV2となった。


そして、宮崎県民は鹿児島県民と共に悪名だかいザルとして有名。
九州人は基本的に酒に強い人種だが、この二大戦闘民族と酒のペースを合わせると確実にぶっ倒れる羽目になる。
芋焼酎をこよなく愛し黒霧島はソウルドリンク、かつては霧島も人気だったが都会向けに白霧島と名前と味を変えたことが災いし、都会では人気を博したが地元では売り上げが低迷、同時期に出た木挽ブルーに人気を取られてしまった。その後、宮崎限定として従来通りの霧島を発売している。
なお、割らずにストレートで一升瓶潰すとか平気でやらかす。
なお霧島を販売している霧島酒造が本社を構える都城市はふるさと納税の寄付金額が全国でもトップクラスの街でもある。*3
その返礼品の中には霧島1年分(黒霧島1小瓶×365本)などぶっ飛んだ返礼品をやったことがある。



メディア

県西部のえびの市では、正月にその年の厄年達が福の神の仮装をした疫病神の仮装というよくわからない設定をして、家々を巡る餅勧進という奇祭がある。
なんとも呑気な話だが祭りは鬼畜。
一度に回る家々は20、30軽く越えいくたびに焼酎をストレートで振る舞われるというフルコースが待ち受ける。
地元民は最早ザルの皮かぶった得体のしれない何かだから問題ないが、問題は毎年地元テレビ局がその年の新人アナウンサーをリポートに繰り出すという鬼畜をやらかすことにある。
酒に強い宮崎出身であろうとこのペースにはついていけず、だいたい途中で酔いつぶれ醜態をさらす羽目になる。


そしてハプニング大賞で全国にさらされる。
上述した通り地元テレビ局のアナウンサーの扱いかたが、やたら荒い事に定評がある。
もはや芸人の粋というか芸人
もちろん皆さん現役アナウンサーです。ニュースはしっかり読みます。でもダイブしたり肝試しったり仮装したりします。
宮崎だもんしょうがないね。



日向神話

宮崎は島根県と共に神話の舞台として知られる。
島根が大国主をはじめとする国津神たちの世界とするならば、宮崎は天津神の世界。
三貴神が誕生。天照大御神がヒッキーして大騒ぎとなる天の岩戸。
天孫降臨、そして神武天皇の誕生と多くの神話が残されている。


それらエピソードを物語る神話史跡も、宮崎県中に点在している。
天の岩戸伝承を残す県北高千穂町と、天孫降臨の地である県南高千穂峰を起点とし、それぞれの神話史跡を一筆に繋いだ「ひむか神話街道」という観光ルートもある。
中にはとてつもない辺境にあるにも関わらず全国から参拝客が訪れ、霊感がある人間にはパワースポットとしても格が違うとまで言わせるような神社も存在する。
国歌に出てくるさざれ石の国内最大級の物が2003年に日向の大御神社で発見され、2019年にはこの石の前でラグビー日本代表チームが必勝祈願を行った。



しっかりルート整備していない為、道中は酷道・険道・死道が待ち受ける素敵コース。
どげんかせんといかんで有名な東国原知事時代には、プッシュしまくった観光名所の高千穂に通じる主要幹線は改善されたが、一歩踏み外すとアスファルトボロボロの酷道などザラである。
特にリアルマヨヒガと悪名高い椎葉村は最大の難所。迷ったあげく幻想入りとかしないようご注意を。



サブカルチャー


アニメ過疎地域以前にテレビがやばい
民放はたった2局で、他県放送が山々に阻まれ映らない。
ケーブルTVや衛星放送をとらない限りは見られる放送が、デフォルトで4チャンネル


テレビ宮崎(UMK)は日テレ、テレ朝、フジという日本唯一の3局クロスネットをやらかしており、最早ワケわからん状態。
結果放送しきれない溢れぶんがもうひとつの民放局、宮崎放送(MRT)に流れてきたりする
おまけにケーブルTVに入ってもフジフルネット局は基本的に見られないので、KSS・TKU・KTSが奇跡的にアンテナで受信できる地域でなければ諦めるしかない。
長年ケーブルテレビの契約者は全国でも高めだったものの近年はインターネットテレビなどの普及もあって苦戦している。


そして、UMKはサンジの眉毛が延々とドアップで静止し続けるという、アニメ史上まれに見る放送事故『エンドレス眉毛事件』をおこした事で知られる。
サンジの眉毛になにか感じたか。


とあるどけんかせんといかん芸人がテレビ局をふやさんといかんと掲げて知事になったが、結局そのまんまだった。
まぁ。知名度アップと口蹄疫問題で頑張ってくれたから許す。
(なお。この件はテレビ局開設ではなくネット放送局であったもよう)



その為、アニメはほぼ絶望的。
まず安定して見られるのがちびまる子ちゃんサザエさん位である。


ワンピースやアンパンマン、スーパー戦隊ですら昼3時に放送が当たり前
…だったのは昔の話、2019年時点でワンピースは日曜朝7時30分とマシになったが、アンパンマン・ポケモン・ゲゲゲの鬼太郎・戦隊物は朝5時・6時に移動。
名探偵コナンに至っては、深夜2時と深夜アニメと化してしまった。
妖怪ウォッチは土曜昼11時と他に比べればいい時間帯で放送されていたが、放送終了後はアニメ枠は維持されず消滅した。
大抵が本放送から数週遅れ、酷い場合は現在放送されているシリーズの前シリーズが宮崎で放送されている場合がある。



仮面ライダーは早朝5時、しかも本放送から半年遅れで放送という悲惨な有り様。
また、イナズマイレブンGOの映画は、宮崎で前シリーズのイナズマイレブン2期終盤を放送しているあたりに公開された。
さらに、つい最近まで遊戯王5D'sが一年以上遅れて放送されていた。
しかも、最終回後は後番組であるスマイルプリキュア!の放送の遅れを取り戻すために週2話続けて放送を実施。
プリキュアファンには歓喜だが、遊戯王ZEXALは放送されないことに……。
さらに2018年をもってプリキュア放映が打ち切られ、ニチアサ民の阿鼻叫喚がこだました。



深夜枠はアニメ絶滅。まず放送をしない。
気が向くとけいおん!とか週遅れでやってくれたりはする。2期であったが。その後、劇場版の公開をうけて一期目も放送した。おっそいよ…。
ただし、劇場作品は若干遅れる場合や上映が短期な物もあるが比較的上映率は高く、Fateなどの作品は県内で一番大きな映画館で上映される。
一方、プリキュアのような家族向けの作品はアニメイト隣の小さな映画館で上映されるなど、良くわからない上映をすることも多い。
ニチアサ民にとってはアニメイトの隣なため他所よりも一人で見ることに抵抗感が薄くなるのは良い点
だがその映画館もカリーノ近くに移転してしまい、大きいお友達とアニメイト涙目になってしまった。


それゆえ近年は鬼滅の刃Fate/Grand Orderかぐや様は告らせたいなどがリアルタイムで見れるBS11は県民にとって救世主である。
なお鬼滅に関しては空前のヒットとなった知名度と人気、映画公開にあわせて2020年MRTで土曜日に放送を行っていた。
鬼滅終了後はハイキュー!!Dr.STONEが放送されており少しづつアニメ放送も改善されつつある。



アニメ以外での事例も挙げると、以下の様になる。


ゴールデン帯のバラエティーが朝や昼間にあったりする。
普通なら木曜夜9時の秘密の県民SHOWが日曜朝8時、とか。さらにその時間帯に回されたものは数週遅れである事がしばしば。
さらには上記+飛び飛びでしか放送されないバラエティーも有る。
月9が土曜の昼または夕方に放送され、月曜夜9時からは民放どっちをかけても2時間のサスペンスドラマ。
スポーツ中継も安定して見られるのは、世界陸上などのTBS系の中継のみ。それ以外の系列だと最悪2013年のオールスターのように一切放送されないことも。


以上のように、宮崎の悲惨なテレビ事情を物語るエピソードは事欠かない。




アニメイトが宮崎市にあるものの、駅や中心市街から少し離れており売り場面積も広くないため品揃えはあまり宜しくない。
ただし、前述のように隣に映画館がありガルパンなどのオタク向けな映画を公開していた。
イオン宮崎の増築によってホビーゾーンが出来たことで、コトブキヤ製品の流通はかなり改善された。
だが、焼け石に水であることは変わりなくサブカルチャーは壊滅的。
なんできみんとこそうなったん?



だが、漫画、ゲーム、DVDにフィギュア、同人誌。
楽器釣具となんでも揃う24時間営業の大型リサイクルショップ、マンガ倉庫をはじめリサイクルショップが同人誌入荷したりして頑張っていたりするので、
結構サブカルチャーは安定供給でき…ていた。
最近は若者の県外流出やメルカリなどネットでの売買が盛んな影響か、近年では商品の入れ替えも鈍くなり24時間営業を取りやめるなど徐々に陰りが見える。
まぁ、どっちにしろネットって便利だしね。



医療事情

上記の「陸の孤島」の問題とも直結するが、九州の中でも特に医師不足に悩まされている。2019年に厚生労働省が発表した「医師少数県」に東北や北陸地方と並んでワースト16内に入っている。
地元の宮崎大学医学部(旧称宮崎医科大学)には地元高校からなかなか受からず、地元トップ校の上位グループも九州大や熊本大など九州内他県の医学部に出て行ったきり帰らず、「地元医学部が東大などで難しすぎる」という事情で大阪や東京、福岡からきた学生は卒業早々に地元に帰ってしまう。
さらに研修制度の改革が裏目に出て、指導体制が充実した都市部の病院に若手医師が行ってしまい、宮崎にいる医師の高齢化が加速し悪循環に陥ることになる。
小林市、えびの市、高原町に至ってはもともと病院の規模自体が小さい上に鹿児島大学からの派遣なため、鹿児島県で医師が足りなくなると容赦無く引き上げられてしまう。麻酔科医の不足は特に深刻で、手術ができない病院も多い。
自治医科大学に泣きついたり、宮崎大医学部に地域枠を設けたり、隣県からなんとか「週一の非常勤でもいいから」と呼ぼうとしているがなかなか解決していない。
もっとも、医療職以外(美容師など)資格職でも「他県の学校に行って資格を取ったものの宮崎に帰ってこない」という問題は深刻である。
現在は卒業後、宮崎県内で9年就職することを条件にした推薦入試枠が設けられるなど、問題を克服しようとしている。



自衛隊

自衛隊関係の施設は存在し、戦時中新田原陸軍飛行場だった航空自衛隊の新田原基地、陸上自衛隊の小林・都城に駐屯地であり海上自衛隊は送信所がある。
また鹿児島との県境には霧島演習場、戦時中都城西飛行場だった一部が都城訓練場として現存している
地元は昔から自民党が強く基地回りも共産党関係などがあまりない、自衛隊も地元の催しに積極的に参加・協力するなど官民両方の蟠りが少ないためか
新田原基地の催しにはブルーインパルスが何らかの事情で飛行停止などになっていない限りはほぼ顔を見せている。


例を挙げると、愛知県の小牧基地では共産党関係者や平和団体、議員の反対で44年も来なかったのに対し、新田原ではここ20年ほどでは同時多発テロの
影響でテロ以降の航空祭が中止になった2001年、東日本大震災で本拠地被災と復旧で飛行回数が極端に減らされた2012年以外は毎年参加している。
なお、保守系が強いと言うかアンチ野党の傾向は後述の2010年の口蹄疫騒動で野党(正確には民主党)を恨む層が増え、さらに加速傾向にある。
この口蹄疫で感染した牛は、新田原基地内にも埋葬されている。


また近年問題となっている中国へのけん制として護衛艦の空母化、艦載機導入で部隊を新田原基地に駐留することで話が進んでいる。
一部団体が飛行停止や導入を見送る活動をしているが、肝心な地元自治体からは要約すると「国防の観点から導入は仕方ないが安全・騒音対策はしっかりしてほしい。」
ということで地元からは団体が唱えるような陳情はほとんど出ていない有様。
そもそも訓練地になる予定の鹿児島・馬毛島に近い西之表住民からも、団体が訴えるような陳情が出ていない鹿児島の団体がなぜ宮崎の自衛隊基地に口を出すんですかね…?



2010年口蹄疫

宮崎は全国でも有数の畜産県である関係上畜産に関わる病気の発生数が多く、その対応にも慣れておりこれ以前の口蹄疫でも迅速に対応した。
だが、2010年に発生した口蹄疫では県や畜産関係者、当時野党であった自民党までもが早急な対応のために政府に支援を要請したものの、当時の赤松農水大臣は外遊中にこの一報を聞いても外遊を中止せず、帰国後も口蹄疫対策など二の次で栃木へ直行、その後も秋田へPR活動に行こうとするトンデモ行動をやらかした*4
これにより被害が拡大、当の赤松大臣は発生から1か月経って現地入りするものの、開合一番に関係者に労いや謝罪をするどころか対応の遅さに対する自己弁護をした挙句、対策予算を組むどころか救援物資すらも寄こさないで「1日に1万頭処理しろ。」という無理難題を要求したために迎えた議員は「何しに来たんですか!」とブチぎれた。
ちなみにこの時対応した議員は口蹄疫解決のために奔走し、その後2012年に農水副大臣、2019年には農水大臣になった江藤拓議員である。


農水大臣以外にも当時の内閣関係者も非常に杜撰な対応をしており、首相は発生から1か月経って「迅速に対応しなければならない」と発言するなど関係者に火に油を注いだ。
赤松農水大臣外遊中は福島瑞穂議員が代理大臣となっていたが、宮崎出身にも関わらず故郷の非常事態になっても何の対応も取らなかった*5
宮崎は松坂牛など有名ブランド牛の仔牛育成を担うだけでなく、様々な畜産研究も行われていたため結果種牛などにも被害をもたらし廃業に追い込まれた業者もあった。
これにより、元々保守的でアンチ野党な気質が強かった宮崎では自民党が優勢となり、政権交代時に当選した民主党議員*6は2012年の選挙では悉く落選している。
当時の知事だった東国原英夫は、当然のことながら鳩山・菅・赤松・福島の4人に対しては今に至っても深い恨みが消えることはなく、農水政務官だった舟山康江に対しても「役立たず」と憎んでいる。
当時民主党所属だった森裕子議員が、2019年になって当時の政権の対応を自画自賛するツイートを行った際にはマジギレしていた。



人口問題

いくつかの項目で触れたように多くの地方同様近年東京などへの人口流出が問題となっている。
県は対策として移住者への補助金などを出してUターンやIターンする人も見受けられるものの相変わらず流出する人口のほうが上回っている。
それゆえ若年層も減っており自然に高齢者の割合も増えており完全に負の連鎖に陥っているがこの若年層の流出は別の問題もはらみ始めている。
2020年にNHKに紹介されたえびの市の私立高校では生徒約180人に対し9割が中国人、残り1割が日本人という逆転現象が発生している。*7
このえびの市も近年若年層の流出で人口が著しい市の一つでもあるため今は学校にとどまっているものの他国で見られた中国人による町の乗っ取りが懸念されている。



主なローカル番組

【JAGA×2天国】
UMKで土曜昼に放送。
上記の祭などは、だいたいこの番組の企画でアナウンサーが参加して大変な事になる。
あの有名な高橋巨典の人間ボウリングも、この番組の企画。
また、「燃えろドラコン」というゴルフのドライビングコンテストの企画もほぼ毎週行われる。
長い間、宮崎県民にお馴染みの番組として親しまれ、多くの伝説を残したが2012年3月31日の放送を持って16年半の歴史に幕を降ろす。


だが2年後、「JAGA×2天国」とそれ以前に同じロングラン放送だった「さんさんサタデー」をくっつけたような名前の「じゃがじゃがサタデー」という新番組が放送開始し、メインに高橋巨典を据えるなど宮崎県民なじみの土曜の顔が戻ってきた。
最初こそ2つの名番組の名を頂戴したとは思えない落ち着いた番組であったが、地元のテレビ局アナウンサー部室長になるまでになった高橋巨典にくじの結果とはいえ、ろくな練習もさせないまま24時間テレビのようなマラソンをさせるなど徐々にタガが外れ始めている。
だが、メインの高橋巨典が退社することが決まり、前番組が巨典を欠いたことで短命に終わったためか5年で幕を閉じることになり、それまで約40年続いていた地元制作による土曜ワイドショーの歴史に終止符が打たれることとなった。


土曜昼のワイドショーの歴史は幕を閉じたものの、火曜日の夜に地元制作のワイドショーの放送が始まり、事実上この後継のような番組作りになっている。
出演者はアナウンサー以外は宮崎出身・所縁のある人物で構成されているがなぜかメンバーにボビー・オロゴンがいたが暴行問題でクビになった。



【わけもん!GT】
MRTで木曜夜8時のゴールデンタイムに放送。
VTRの県内巡り担当のレギュラーが藤岡弘、という謎チョイス。
一応藤岡氏によると、神話のふるさとでもある宮崎に興味を抱いたことでレギュラーとして活動しているとのことであり、基本は数本まとめ撮りしている。



【宮崎経済ナビ】
UMKで土曜日夜11時15分から15分間放送。
経済界で活躍する宮崎県出身者にインタビューする真面目な番組。
あの川越シェフも出演した事がある。
ちなみにかつては


土曜プレミアム

から騒ぎ枠

ナイナイサイズ枠


だったが、土曜プレミアムが11時10分までに拡大したのをきっかけにから騒ぎ枠が打ち切りになり、この番組が始まった。
だが、僅か5年程で終了となっている。




さて様々な特徴を挙げたが宮崎を語る上で欠かせないのが


交 通 事 情 の 悪 さ で あ る。


大分県佐賀県とは誰が一番地味かで争う仲にあるが、交通の便においては両県に惨敗。高い山々に囲まれ完全に陸の孤島と化している。


一般・有料道路

バイパスは市街地やその近隣の整備は進んでいるものの、山間部を貫通するバイパス整備は進行が遅いか計画すらないため田舎に行くほど道路状態は酷く、一番近い隣県の県庁所在地である鹿児島市に宮崎市から行くと下道では3時間かかり、飛行機で東京に行く方が速い。
道路自体の状態もよろしくなく、県を跨ぐ国道ですらアスファルトボロボロは当たり前、隣県に入った途端道路の状態が良くなることも珍しくない。
例えば宮崎市から鹿児島県指宿市までを結ぶ国道448号の串間市区間のように、台風や大雨対策が進まずそのたびに土砂崩れ。
管理する自治体の財政不足によって工事が進まず全面通行できることが少ない国道など珍しくもない。
極めつけとして、九州でも代表的な酷道である国道265号は宮崎の小林市を起点に九州山地を横断し、阿蘇市までを結んでいる。


宮崎市に存在する有料道路は2020年2月に無償化する予定だったが、老朽化による修繕などで数十億かかることから無償化は10年後に延期となった。
なお、この採決では有料を継続する一方、10年後の再延長は認めないことを盛り込まれたため10年後には完全に無償化されることとなる。
また、料金も値下がりが決まったがETCの設置はなく、あくまで現金か回数券での支払いである。


高速道路

昭和年代に鹿児島や熊本を結ぶ宮崎・九州道が整備されたものの、当時の国会議員の圧力によって本来通る予定のなかった都城にICを作ったことでその分大回りになってしまい、小林市へは宮崎市から高速と下道とでは10分ほどの時間差しかない*8
そのため、道路事情に詳しい県民はおろか県外の人でも宮崎まで乗らず、小林で降りてしまう人も多い。


大分から宮崎を通り鹿児島を結ぶ予定の東九州道の整備も進み、県北最大都市の延岡から宮崎市へのアクセスも改善されたが、片側1車線高速道路な上に山のアップダウンが激しく、それゆえ70km制限がかけられているため、県外に比べるとまだまだである。
延岡と大分を結ぶ無料区間はトラックなどが無料区間だけ乗って以降は国道に降りるケースが多発し、高速道路を作ったにも関わらず
延岡市内の交通事情が改善されない問題が発生した影響で、大分方面からの出入りは延岡南ICに料金所が設置されている。*9
そのため一部区間では地域活性化と災害時の自衛隊輸送改善のために新田原基地近くにスマートIC設置、並行して2車線化する計画が進行している。


宮崎と鹿児島を結ぶの東九州道に至ってはそれ以上に酷く、一部区画の運用は開始されたものの肝心な宮崎までの区画が不通でいつ開通するか目途が立っておらず、広島東洋カープのキャンプ地として知られる日南から隣鹿児島県の志布志につながる道路に至っては、2019年になってやっと事業化が決定されたため東九州道が全面開通するかが完全にである。
なお日南市までつながる高速道路は部分的には開業しているものの、宮崎市側からつながる高速のトンネル工事が難航していたが無事工事が完了。
2022年度に開業しこれにより北九州から日南まで東九州道がつながるようなる。


バス

県内を網羅する地元交通会社は一社しかないため独占状態なものの、田舎特有のマイカー主流なため非常に厳しい状態が続いている。
産業再生機構にお世話になったとはいえ、かつては自社ビル兼ターミナルを所有していたが売却され、一時はデパートの一室が本社であった。*10
そのため減便や廃止される路線も多く、地域コミュニティによるバスが運行されているところも多い。
この路線バスの貧弱ぶりはローカル路線バス乗り継ぎの旅でも露見し、2019年放送回では宮崎県内の移動に丸2日も要し最終的には失敗している。


高速バスも1社のみの運航路線も多く、鹿児島路線など鉄道と競合しているため苦戦を強いられているなど厳しい状況にある。
コロナによって一部路線は運休どころか廃止になってしまった。
ただし、福岡路線は別で複数社が参入するほど盛んで、多い時で15分毎に福岡行きバスが運行されている。
かつては格安バスも複数社参入するなどの激戦だったが、ツアーバス事故などを契機に規制強化されたため撤退した業者も多い。


鉄道

小倉から鹿児島までを繋ぐ日豊本線を抱えているものの、かつては小倉までの乗り入れなどが行われていたが利用者減少に伴い大分止まりが多い。
JR九州でも屈指の赤字路線である吉都線日南線という不採算路線を抱えているせいか鉄道事情もよろしくない。
日南線は途中の南郷までだがJR九州が観光列車に力を入れているため「海幸・山幸」という観光列車が運行されているものの、吉都線では観光列車自体ない*11
国鉄から引き継いだ485系の特急定期運用を九州で最後までしていたのも宮崎内を走る「にちりん」「きりしま」であった。
寝台特急についても利用者減少のため、東京~南宮崎間を走った寝台特急「富士」が1997年に大分まで運転区間短縮*12、京都~南宮崎間の寝台特急「彗星」も2005年に廃止されている。


自動改札の導入自体も、全国でも後ろから数えた方が早い。線路はカーブだらけなうえ県内全線単線という高速化とは無縁な状態である。
あまりにも採算が取れていないからか、特急列車のうち4両編成の787系は全てワンマン運転になってしまった*13
毎年ダイヤ削減がされ一番大きな宮崎駅前の閑散ぶりも酷く、ようやくJR九州も重い腰を上げて再開発が進められている。
また宮崎空港を始発駅とした観光特急の運行も2020年の秋から運行されている。


新幹線

あ?ねぇよそんなもん
…真面目に解説すると国鉄時代に議論されたこともあるが既にモータリゼーション化が進行、更には国鉄の経営も火の車だったことから計画止まり。
更には大分・宮崎が共に人口が減少傾向なこともあり、JRに移管された後も議論されることがあるものの着工に必要な調査なども散発的にしか実施されていない。


第三セクター

国鉄民営化の際、廃線になりかけた高千穂線を高千穂鉄道として第三セクターを立ち上げたものの赤字経営が続き、そこに台風被害で橋梁流出などの甚大な被害を受け再生を試みたものの断念され、宮崎の第三セクターは消滅した。
その高千穂線は、かつて国鉄が延岡駅から熊本県高森駅までを結ぶ線路として工事が進められたが、トンネル工事中に水脈をぶち抜いてしまい出水事故が発生し近隣で断水が発生。
補償などをめぐり工事が中断している間に国鉄の経営悪化や鉄道需要の減少によって、最終的には工事が中止となった。
かつては出水事故で熊本までの路線は夢と消え、廃線後に東国原知事によるPRによって高千穂への観光客も増えたために色んな意味で運に恵まれなかった。
なお、高千穂鉄道で使われた車両は様々な所に引き取られたが、中には改造を経て「海幸・山幸」になった車両もある。


定期船

全国でも有数の畜産県や旭化成などの工場もある関係で、貨物船舶の定期船は以前に比べれば減ったもののまだまだ存在しているが、フェリーの方はかつては宮崎港以外にも日向の細島港から定期運用があったが多くが廃止され、辛うじて神戸への航路が残っているものの経営状況はよろしくない。
また、フェリー自体も老朽化が進んでおり、新しい船への更新を計画した矢先に運営会社の特別清算開始された。
経営は別の法人に引き継がれはしたものの、導入も延期となり2022年に入れ替えられた。
なお、初代のフェリー会社の頃には貨物船との衝突によってフェリーを2隻を失っていると、割と不運な目にあっている。
かつては宮崎港から屋久島などへのジェットフォイルの運行もあったがこれも廃止されている。


空路

空港は日本海軍の赤江飛行場を引き継ぎ移設されることもなかったため*14、全国でも屈指の中心街に近い福岡空港のように中心市街から近いためか利用者は微増を続け、比較的安定しており大手2社のみならず地元出資による航空会社ソラシドエア*15やLCCのジェットスターやPeachなどの定期運用がある。


就航地はかつては広島や新千歳への便などもあったが廃止され、現在は羽田や伊丹などの主要空港以外には同じ九州の福岡への便数も多く*16、宮崎からの陸路ではどんなに速くても福岡まで3時間はかかるが、空路では飛行時間は30分ほど乗機から降機を含めても1時間ほどで着くためか、ビジネスマンや富裕層に重宝されている。
閑散期では737など小型ジェット機ばかりだが*17*18繁忙期にかつては747SR、現在は777など大型機も飛来する。


空港の向かいにはパイロット養成を担う航空大学校*19が隣接し、滑走路を共有している。
バス・タクシー以外に宮崎空港線もあるため空港へのアクセスも悪くないように見えるが、これも宮崎の陸の交通事情を憂いて旭化成が出資して働きかけてできたものであり、運用本数も多いとは言えないものの旭化成がなければ出来ていたかどうかも怪しい。


なお名称を「宮崎ブーゲンビリア空港」に改名して以降看板改修工事などが行われたがその色からラブホ空港などと呼ばれることがある。
そんな空港だが管制の統合や小型機用のボールディングブリッジ設置など、全国初の試みに取り組むなど積極的に改善を行っている。
今のターミナルビルが1990年に建てられたことで当時現役な空港・駅も多かった「パタパタ」こと反転フラップ式案内表示機が現役、神楽を舞うからくり人形が出てくる時計。
空港周辺には戦時中戦闘機や爆撃機を格納していた掩体壕も数多く残されており、多くは民間人の手に渡っているが一部は平和学習のために利用されている。*20


一時期は宮崎の中心市街地に路面電車を走らせることも計画されたが、混雑の激しい3車線道路を1車線潰すうえに路線バスが長年赤字で公共交通機関の利用率と採算が取れるのかが疑問視された。
更に、既に一番交通量の多い時間帯にバス専用のレーンを設けていたために更に渋滞が加速することが懸念され、この案は廃案となった。


前述のように県民も認識している交通の便の悪さであるが、いくつかの解説で触れたように福岡~宮崎の移動については例外で各社がしのぎを削っているほど盛況であり、高速バスはかつて九州管内の高速バス収入額で1位を取ったほどである。
その頃の比較では、バスと飛行機の旅客数もそれぞれ45万人・50万人と拮抗していた。
運行本数も2019年時点でバスは1日28往復に対し、飛行機はANA・JAL共に100人未満のリージョナル機運行ではあるが、合わせて13往復運航してる。*21
近年では後述のB&Sもある程度シェアを獲得しているため意外と移動手段は豊富である。


2020年の新型コロナウイルスでも地方路線ながら運行会社にとっては重要な路線となっており減便こそしているものの何れも運休になったことはない。*22
ここでは福岡~宮崎の様々な公共交通機関の所要時間・利点・欠点について、宮崎市出発を想定して詳しく解説する。


高速バス

所要時間 約4時間40分
利点

  • 運賃が最も安く、基本料金は片道4,710円で往復の場合は安くなる。時期や便によっては席割というのもあり1000円以上安くなる場合もある。
  • 運行機材の「フェニックス号」は基本3列シートで、座席間隔もあるためそこまでの窮屈さは感じない。
  • 前述の様に運行本数も多く、繁忙期には続行便も出る、金・土曜日には夜行便もある。
  • それ以外の高速バスも存在し、そちらでは最安値では2,400円で乗ることができる。

欠点

  • 所要時間が長くバス停停車も多く、道路事情と降車場所次第では多少前後する。
  • 3列シート車なら備え付けのトイレがあるものの、4列シート車は座席が狭く備え付けトイレもないため、2回休憩するSAまで我慢しなければならない。
  • フェニックス号以外の別会社のバスは4列シートなため、土曜朝などの需要の多い時は地獄。

飛行機

所要時間 約40分
利点

  • 圧倒的に速く宮崎から出発の場合は一番早く離陸するため遅延することが殆どない。
  • 福岡・宮崎共に中心市街から近い空港なためアクセスがいい。
  • リージョナル機による運行だが、ANA・JALなため様々なサービスが受けられる*23
  • 早割を使えば、高速バスの通常料金とあまり変わらない値段で乗れる。

欠点

  • 早割を使わない場合は最も運賃が高額。
  • リージョナル機運行なため、機内持ち込みや預け入れ荷物の制限が厳しい。
  • 福岡空港が混雑しやすいため、時間帯によっては離陸まで時間がかかる。
  • 宮崎空港から移動する場合、バス・鉄道共に約30分置きなため本数が多くなく不便。

B&Sみやざき

所要時間 約3時間
利点

  • 宮崎~新八代間はバス、新八代~福岡(博多)まで新幹線なため、バスは高速では渋滞には捕まりにくく、新幹線に乗れば予定時間通りに着ける。
  • 急な出張などの場合には金額・所要時間的にもちょうどバスと飛行機の中間に位置し、JR九州お得意の2枚切符もある。
  • 新幹線で問題が起こらなければ博多へ時間通りに着くため、その後の予定が組みやすい。

欠点

  • 早割などではあまり恩恵がないため、余裕をもって交通手段を確保する場合には選択肢に入らないことが多い。
  • 所要時間も割とかかるため、時間を金で買う人は飛行機、安くしたい人はバスを取るので中途半端になりがち。
  • 新八代に停車する新幹線の都合上、最も速い「みずほ」ではなく「さくら」か「つばめ」になるため停車駅が多い。

鉄道(鹿児島中央経由の特急・新幹線の場合)

所要時間 約3時間30分(宮崎~鹿児島中央は最短2時間前後・鹿児島中央~博多は最短1時間20分前後)
利点

  • 鉄道なので定時率が高く、鹿児島中央で直ぐに乗り換えもできる。新幹線の本数も多いので鹿児島に寄り道する余裕もある。
  • 宮崎~博多間利用の2枚切符が設けられているため、急な場合でも安く乗ることが出来る。
  • B&Sでは絶対に乗れない「みずほ」に乗れる。

欠点

  • 所要時間・料金共に同じJR九州のB&Sに完敗。
  • 鹿児島中央~宮崎間の特急が時間帯によっては2時間に1本で特急の本数も多くない。

鉄道(小倉経由特急電車の場合)

所要時間 約6時間
利点

  • 上り2本、下り1本存在する「にちりんシーガイア」ならば乗り換えなしで宮崎~博多を移動できる。
  • 指定席2枚切符があり、宮崎~博多間のJR九州2枚切符の中では一番安い。

欠点

  • 下りは博多を朝6時頃出発で終点宮崎空港には12時前に到着、上りは夕方15時と17時頃宮崎空港出発であり、後者では博多に付くのが23時頃である。
  • それ以外は全て大分で乗り換えが必要なため、更に所要時間が増える。
  • 小倉で進行方向が変わるので、座席転換が必要。
  • 「にちりんシーガイア」は787系なため883系などのような振り子式でないため乗り心地が悪い。
  • 大分乗り換えの場合上りは21時台、下りは20時台の特急電車を逃すと大分で一泊することになる。
  • 通常料金はB&Sよりも高く所要時間は高速バス以上、直接で乗り入れる電車も時間的にも使いにくいとぶっちゃけメリットはない。

以上が福岡~宮崎の公共交通機関である。
もし福岡から気の迷いで宮崎に行くことがあれば参考にしていただきたい。
まあ、宮崎県は上記のように公共交通機関がアレなため、駅に隣接するアミュやシャトルバスがあるイオン宮崎以外に行こうとしたらレンタカー必須なのだが…。


…なお上記は2019年ごろまでの話。
コロナウイルスの流行によってそれまで最安値だった高速バスも基本は6,000円に値上がり、格安な席も予約数によって値段が変わる変動制に移行してしまった。
年々の旅客数減少にコロナが追い打ちとなりJR九州では定番であった2枚切符は宮崎発着は全て2021年3月で販売終了。
更にはB&Sみやざきの2枚切符も2022年3月で販売終了となってしまい、運行も不定期になりつつあるためこまめな確認が必要になっている。
鉄道の小倉経由は相当コアな鉄道マニアでもない限り選択肢にすら入らなくなり今後廃止になってもおかしくないレベルに…



出身有名人

  • 小村寿太郎:第18・23代外務大臣
  • 小沢治三郎:第31代連合艦隊司令長官
  • 江藤 拓:国会議員・第63代農林水産大臣
  • 古川禎久:国会議員・第104代法務大臣
  • 中山成彬:国会議員・第5-6代文部科学大臣・第10代国土交通大臣
  • 福島瑞穂:国会議員
  • 東国原英夫(そのまんま東):タレント、元宮崎県知事
  • やまさき十三:漫画原作者(『釣りバカ日誌』)
  • 藤異秀明:漫画家
  • 大暮維人:漫画家
  • 鬼束ちひろ:歌手
  • 小渕健太郎:「コブクロ」ボーカル
  • 克美しげる:歌手
  • 浅香唯:歌手・女優
  • 米良美一:声楽家
  • 蛯原友里:モデル
  • 神戸蘭子:モデル・タレント
  • 斉藤慶子:女優
  • 永瀬正敏:俳優
  • 温水洋一:俳優
  • 堺雅人:俳優
  • 咲野俊介:声優
  • 綾瀬有:声優
  • 井上康生:元柔道選手
  • 青木宣親:野球選手
  • 木村拓也:元野球選手・コーチ
  • 松田丈志:元水泳選手
  • 谷口浩美:元マラソン選手
  • 川越達也:シェフ
  • 岡元次郎:スーツアクター
  • ドリーミング:双子の歌手
  • 長野誠:漁師、史上二人目のSASUKE完全制覇

追記・修正は神話街道制覇してからでお願いします。


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  • 今はどうだかわからないけど、20年ほど前はFMラジオも深夜二時で終了だったのでいろいろと絶望的だったわ。 -- 名無しさん (2013-10-28 19:00:05)
  • 霧島(焼酎)はストレートで飲むものだと思っていた。いや、マジで。 -- 名無しさん (2013-11-14 02:49:56)
  • 昔は新婚旅行のメッカで、気動車で運転されてたローカル急行は5両編成でグリーン車2両という編成ながら大盛況だった。今は新婚旅行先としてはオワコンかな? -- 名無しさん (2013-11-27 00:27:37)
  • 新婚旅行先としてはオワコンだが、スポーツチームのキャンプ地としてはメッカの1つ。 -- 名無しさん (2013-11-28 05:24:51)
  • なんで新婚旅行先のメッカになれたんだろうな…。 -- 名無しさん (2013-12-08 00:40:21)
  • ↑ハワイや沖縄が簡単に行けない時代に一番南国な雰囲気を楽しめたのもある
    飯も美味いし人はのんびりしてるから新婚旅行で二人っきりを満喫出来るのも良いんじゃなイカ? -- 名無しさん (2013-12-09 09:36:38)
  • いまでは交通もテレビも不便な場所だからな -- 名無しさん (2013-12-09 10:01:38)
  • 民放はTBS系と何系かわからない謎局しかないからな -- 名無しさん (2013-12-24 16:53:55)
  • オコシテ・・・ -- 名無しさん (2014-01-20 00:24:11)
  • ↑ごめん、本気で背筋凍った… -- 名無しさん (2014-02-11 20:33:53)
  • ↑✕3 2chの宮崎のテレビスレでもスレタイの時点でUMKを名指しで批判してるからな -- 名無しさん (2014-03-02 11:12:37)
  • 初代プリキュアの後番組にプリキュアSSや響鬼の後番組に電王を放送してた思い出 -- 名無しさん (2014-08-30 22:07:49)
  • 宮崎の黒毛和牛は神。 -- 名無しさん (2014-08-30 22:30:51)
  • ツイッターで不法投棄が問題になってる場所がある県 -- 名無しさん (2014-08-30 23:31:14)
  • マンゴーといえば宮崎県のイメージある。 -- 名無しさん (2015-01-31 10:56:07)
  • 遊戯王5D'sは放送してない地域もあるから…ニチアサキッズタイムは本当に壊滅だけどな -- 名無しさん (2015-02-09 19:43:00)
  • なお新しくなった白霧島は県民には不評で逆に都会では売上が良くなったもよう、まあ百年の孤独が地元では人気なかったり芋臭さがない焼酎は総じて地元ではあまり好まれない傾向だけど -- 名無しさん (2015-08-07 09:30:35)
  • ひむか神話街道はかわいいもん知る人ぞ知る高千穂にある秋元神社はマジでヤバい、でもあそこ1回行ったら大概の狭い道でも難なく通れるようになったな、まあそこは下手したら崖に真っ逆さまだし -- 名無しさん (2015-09-09 15:24:43)
  • 24時間だったマンガ倉庫は行政の指導か単に売り上げがあまり芳しくないための諸経費削減のためか分からんが9時~3時の営業に変更されてたな -- 名無しさん (2016-03-29 14:16:32)
  • ヤフーのトップに出るくらいのテレビのヤバさを改めて実感、東国原時代の放送局増設の話も実際はネット配信のほうでテレビじゃなかったしな -- 名無しさん (2016-12-27 15:57:57)
  • アニメ放送、鉄道なんぞ宮崎には存在しないも同然だ・・・ -- 名無しさん (2017-02-04 11:56:11)
  • マンガ倉庫は気が付くと12時閉店になっていたよ。新規店舗がこないだできたばかりだから売り上げという話はなさそう。 -- 名無しさん (2017-09-17 02:58:55)
  • 宮崎空港は構内にJRの駅があるレアな空港だったりする。 -- 名無しさん (2017-09-17 11:45:06)
  • 宮崎市の本郷中ってとこは昔荒れてて本郷連合って言われてたらしい -- 名無しさん (2019-01-06 20:26:24)
  • さすがに現代は♪「フェニックスの木陰~」の時代じゃない。でも自然美の魅力はまだまだ無尽蔵だ! -- 昼太郎 (2019-03-21 18:44:10)
  • 免許取りに都城に行ったが中々のド田舎だった テレビは鹿児島が入ってマシだったが -- 名無しさん (2020-01-07 13:57:58)
  • テゲバジャーロ宮崎 Jリーグ参入おめでとうございます -- 名無しさん (2022-05-12 14:29:23)
  • ラブライブ!声優に宮崎出身の子追加されたからイベント期待したい -- 名無しさん (2023-02-08 09:14:00)

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*1 熊本に本社を置いていたデパートで2002年に経営破綻、立川のコトブキヤとは無関係
*2 その後カリーノ宮崎として復活するも現在は半オフィスビルと化している
*3 宮崎県では都農町も全国でも屈指の寄付金額が集まっていたが、規定違反によって2023年から2年間停止処分を受けている
*4 口蹄疫は国内産業の打撃のみならず国外にも飛び火し、何かしらの賠償を請求される可能性もありえる非常事態である。
*5 福島は選挙では比例区であるため、故郷の票が取れなくても、全国の支持層だけで通ってしまう
*6 女優のサエコの伯父である道休誠一郎など
*7 しかも国家は中国国家を斉唱するなど完全に中国の学校と化している
*8 逆に都城への所要時間は約半分になった
*9 宮崎方面からの出入りは従来通り門川ICでの徴収なため変更はない
*10 現在は宮崎観光ホテルの西館に入居している
*11 海幸・山幸を使っての臨時で走らせたことはあるものの、その後も計画など一切ない
*12 その後、2009年3月に「はやぶさ」と共に運転終了。これに伴い、寝台特急が九州を走らなくなった。
*13 特急乗降駅は何れも有人駅なためキセル乗車など不正の心配はないためと思われるが
*14 隣県の鹿児島や大分もかつては市街近郊に空港が存在したが周辺環境から拡張が難しく、騒音問題なども考慮し現在の場所へと移設された。ただし、滑走路延長の工事で地元漁協組合と交渉が難航したため、最悪新田原基地に移動する計画はあった。
*15 本社は宮崎に置いてるがハブ空港は羽田や那覇に設定している
*16 他県では鉄道事情の良さや高速バスの多頻度運行によって空路自体ない県も多い、鹿児島もかつては多かったが九州新幹線開業によって大幅減便となった。
*17 これは一番需要のある羽田線はANA・JAL・ソラシドの3社で運行しているがソラシドはANAとコードシェアをしており事実上ANAが大きなシェアを持っていること、ソラシドが自社路線でも宮崎~羽田線は運行数が多くANAが767など中型以上の機材を飛ばす必要がない
*18 そのためANAにシェアを大きく取られ地元との資本提携もANAほど密接ではないJALは、ほぼ年間旅客数が宮崎と近い長崎や熊本では767を飛ばしているのに宮崎は737しか飛んでこない要因にもなっている
*19 民間パイロットの養成機関、かつては大手航空会社へパイロットを輩出していたが、現在は大手は自社の養成機関を持っているため大手子会社や新興航空会社などの採用が多い。
*20 新田原基地周辺にも現存しているが、こちらは多くが埋没しており完全な形で残ってるのは宮崎空港の方が多い
*21 近年の航空機需要は昔のような大型機に詰め込むことよりもまず中型機を飛ばして1日数便で様子見、需要があると見れば小型機の多頻度運行から徐々に機材を大型化する傾向にある
*22 2020年GW頃の緊急事態宣言下でも羽田便が1日1.2便程度だったのに対し福岡線は航空機・バス共に半分程度の減便だったことからかなり重要な路線のようである
*23 ANA便の多くがANA機材をリースしたオリエンタルエアブリッジによる運航であるがANAと同じサービスが受けられる。

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