KINGDOM HEARTS χ

ページ名:KINGDOM HEARTS χ

登録日:2022/05/10 (Tue) 03:51:34
更新日:2024/06/18 Tue 13:47:03NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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鍵が導く心のままにー




KINGDOM HEARTS χ』は『KINGDOM HEARTSシリーズ』のブラウザ/スマートフォン用アプリゲーム
公式の略称は『χ』『KHUχ』







【概要】

元は『KINGDOM HEARTS χ』として『モバゲータウン』などのSNS用ブラウザゲームとして誕生。
その後、スマートフォン用アプリゲームとしてストーリーを引き継ぎ、
システムを変更した『KINGDOM HEARTS Unchained χ』がリリース。
アップデートにより『KINGDOM HEARTS Union χ』とタイトルを変更。
更に少年時代のゼアノートを主人公としたストーリーの追加に合わせて『KINGDOM HEARTS Union χ Dark Road』とタイトルを変更された。


2021年にサービス終了したものの、オフライン化された無料アプリをダウンロードする事が可能で、『Uχ』までのストーリーが丸々追体験できる。
『DR』は『Uχ』のサービス終了と同時に配信が停止になり、オフライン版に移行した。最終的に2022年8月に完結までのストーリーをリリースした。
ストーリーの続編として『KINGDOM HEARTS Missing Link』が『Uχ』と『DR』の間を埋める作品としてスマートフォン用アプリゲームとしてリリース予定。


舞台はソラが主人公を務める本編より大昔の「キーブレード戦争」が起こり、古のキーブレード使いが現役で活動していた時代。
この時代の出来事はおとぎ話として、「鍵が導く心のままに」という言葉はキーブレード使いの古い言葉として後世に残された。
『KH2.8』に収録された『χBC』はロストマスターに焦点を当てたものになっている。
そのため本作はアプリゲームであるものの登場人物や設定に密接な関連があり、特に『KINGDOM HEARTSⅢ』はロストマスター、エフェメラ(キーブレード墓場に登場する銀髪の少年)、チリシィなど把握していないと誰かよくわからないシーンもある。




以下、格納部分は本作とKHシリーズのネタバレを含むので注意。




【あらすじ】

世界の隔たりもなく、キーブレード使いが大勢いた時代。
予知者たちはある目的から「ユニオン」というキーブレード使いが所属する組織を作り、闇の存在であるハートレスを倒す事でルクス(光)を集め競い合っていた。
プレイヤーはユニオンの活動をしながら、エフェメラ、スクルドと共に予知者の思惑に迫ろうとする。
そんな中、予知者の1人であるアヴァはユニオンとは別に優秀なキーブレード使いを集めるため、エフェメラたちを「ダンデライオン」に勧誘する。


一方、ユニオン間の争いは激しさを増し、予知書の最後に書かれていた戦争が現実に起ころうとしていた。


彼の地の大戦によって、光は敗北し消滅する


世界は永遠の闇に覆われることとなる



KINGDOM HEARTS Union χ

+ -

キーブレード戦争後、ユニオンリーダーが管理するデータ上に再現されたデイブレイクタウン。
「戦争の悲しみは後の世に残すべきではない」という思想からリーダー以外のダンデライオンメンバーは眠りながら過去の出来事を追体験して記憶を塗り替え、戦争が起きない平和な日々を過ごしていた。
この世界は崩壊せず平和な日々が続くと思われたが、闇の存在が忍び寄っていた…




【登場人物】

  • プレイヤー

本作の主人公で、プレイヤーがキャラメイクしたアバター。
口数は少ないが「お人好し」と称される性格で、日々激化するユニオン同士の争いを止めようと奮闘する。
キーブレード使いとしては予知者をして本気を出す相手と警戒させ、その実力を認められている。
『χ』ではキーブレード戦争で味方同士が戦う姿に心を痛め、予知者との連戦を戦い抜くも、
精魂が尽き果て倒れるが…

+ -

『Uχ』では戦争以前の記憶を追体験する日々を過ごしている。
最終盤でエフェメラとスクルドを守るため一世一代の大芝居を行い、闇を自分諸共ポータルに封印した。
眠りにつくかどうかの選択の間際に未来の世界に居る少年時代のゼアノートと繋がり、彼の幼年〜少年期を幻視する。
『DR』では上記大芝居は偉業として語り継がれた。
また、『Uχ』の最後の最後で出てきた青ローブの人物の正体(厳密に言えば転生した姿)でもあり、エフェメラの血脈であるゼアノートを引き取り、「運命の子」「光の君主」とすべく、運命の島で養育し、役目を終えた。
この際に「おまえの高祖父は偉大なキーブレード使いだった」→「おまえは偉大なキーブレード使いの血脈」と別段矛盾するわけでもないのに後にセリフが変更された。新規キャラ作るのが嫌だったのだろうか
『KHⅢ』では本作のプレイヤーの名前が作中に登場する企画が行われ、キーブレード墓場に突き刺さる無数のキーブレードの使い手としてコマンド名で登場した。



  • チリシィ

CV:金田朋子
猫のぬいぐるみのような姿をした本作のマスコットキャラ。
この時代に登場するキーブレード使いの相棒で、集めたルクスの管理をしている。
相棒とは精神面でも繋がり、キーブレード使いが闇に落ちるとチリシィも闇に染まるとされる。

+ -

マスター・オブ・マスターが試験管の中で生み出した人工生物。
『Uχ』ではキーブレード使いの様子をリーダーに伝え、記憶を改ざんする後ろめたさを感じつつも戦争の悪夢から解放される事を望んでいる。
チリシィの毛をベースに悪夢を喰らう「スピリット」が生まれ、闇に落ちると「ナイトメア」になる。
ダンデライオンのメンバーがデータ世界崩壊により眠りにつくとチリシィたちは眠りを守る存在として『KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]』に登場したドリームイーターに姿を変えた。


  • 黒いチリシィ

物語が進むと現れる毛が黒くなったチリシィ。
通常のチリシィとは逆に主人公を惑わし、光であるルクスを奪おうとする。
一方で主人公とエフェメラを引き合わせるなど行動には謎が多い。

+ -

その正体は闇に落ちたチリシィにして、主人公の心の闇から生まれた存在。
キーブレード使い達を闇に傾倒するよう惑わしていた。


χ最終盤にてキーブレード使い達が疑心暗鬼から心の闇を暴走させたことで完全にナイトメアとなってしまい、その正体を明かし黒装束を吸収することで巨大な醜い化け物の「ナイトメア・チリシィ」となり主人公に襲いかかるも敗れ去り消滅した。


キーブレード戦争の予知者達を除けば実質χのラスボスと言っていい存在。


  • エフェメラ

CV:上村祐翔
赤いマフラーを身に付けた銀髪の少年。
キーブレード使いがルクスを奪い合う現状に疑問を持ち、同じ考えを持つプレイヤーとユニオンを越えた友達になる。
ユニオンに捉われない自由な思考を持つ事からアヴァに認められ、ダンデライオンを率いる者として姿を消してしまう。

+ -

『χ』では倒れたプレイヤーの元にスクルドと現れ、データ世界に移動させた。
『Uχ』ではデータ世界の管理を行ない、ユニオンリーダーの纏め役のような立場。
ブレインが流れ着いた時代では多層都市「スカラ・アド・カエルム」という街の銅像として飾られ、初代キーブレードマスターとして尊敬を集める存在になっている。
『KHⅢ』では古のキーブレード使いを代表する形で登場し、無数のキーブレードと共にソラを手助けした。



  • スクルド

黒髪の少女。
昔チームを組んでいたエフェメラが夢に現れた事でプレイヤーの元に現れ、行動を共にする。
プレイヤーと共にアヴァと戦った事で、ダンデライオンのユニオンリーダーに迎えられる。
争いを放っておけない性格で、キーブレード戦争に参加する人数を減らそうと仲裁と説得を行なっていた。
その理想的な在り方から度々予知者のアヴァに似ていると言及されている。

+ -

ユニオンリーダーの中では『Uχ』以降の動向がはっきりせず、シリーズ長年の謎であるアクセルとサイクスに影響を与えた被験者の少女と特徴が合致するが、詳細は不明。



CV:内山昂輝
明るく元気な、ユニオンリーダーの1人。
ユニオンリーダーに選ばれたものの、自分の実力と不釣り合いとして困惑している。
その外見、名前は『KINGDOM HEARTS Birth by Sleep』から登場するヴェントゥスに酷似しているが…?

+ -

本編に登場するヴェントゥスと同一人物。
ヴェントゥスの中に潜む闇がストレリチアを襲撃し、ユニオンリーダーに選ばれたと思い込まされていた。
純粋な性格から周囲に信頼され、闇がストレリチアを手に掛けたと判明しても彼自身を恨むものはいなかった。
内に潜む闇が仲間たちを蹂躙する中、捨て身の攻撃により自分の中に引き戻している。
箱舟で世界を越え、ゼアノートと出会い『BbS』に繋がっていく。
この時代の相棒であったチリシィは『KHⅢ』にも登場し、長い時間を経て再会を果たしている。



  • ブレイン

羽の付いた帽子を被った少年。
ユニオンリーダーの1人で、その中でも特に頭が切れる参謀役。
崩壊に向かう世界を良しとせず、自身が運命を変えるウイルスとなるべく策を巡らせる。
彼のチリシィは同じデザインの帽子を被り、財布は黒色と特徴がある。

+ -

普段は飄々としているが仲間思いで、友達を見捨てず必ず救うと誓う気概の持ち主。
アヴァから予知書を渡されるも常用する事はなく、エフェメラに自身のキーブレード「マスターキーパー」と共に託した。
スカラ・アド・カエムルという街に流れ着き、初代キーブレードマスターとなったエフェメラの像を見たところで幕は閉じている。
『ML』のトレーラーに姿を見せ、スカラ・アド・カエムルを舞台とした物語に登場する模様。



  • ストレリチア

屋根の上からプレイヤーを見つめている女の子。
プレイヤーの事を街で見かける中で気になる存在として意識するも、話しかけられずにいる。
儚げで可愛らしい容姿と意中の相手を思い続ける一途さ、兄の前で見せる少し甘えん坊な姿と萌え属性てんこ盛りのキャラ。
ユニオンリーダーに選ばれた事でダンデライオン以外のキーブレード使いが生き残れないと知り、プレイヤーを加入させようと誘いにいくが…

+ -

ヴェントゥスに潜む闇に襲撃され、プレイヤーと話せなかった後悔を抱えて消滅。
後に登場したユニオンリーダーの1人、ラーリアム(後のⅩⅢ機関のマールーシャ)の妹である事が明かされている。
『KHUχ』ではラーリアムを「お兄さま」と呼ぶオレンジの髪をした女の子が目撃され、ルシュがその人物を「真のダンデライオン」として箱舟に乗せているが…?
ブレインはデータ世界にコピーされたストレリチアのデータを何者かが解凍して連れて来たと推測している。


『KHⅣ』のトレーラーにてソラと共にリアルタッチな姿で登場。
「クァッドラトゥム」という渋谷によく似た裏側の世界に存在し、ソラ同様本来の住人でない事を仄めかしている。
KH20周年記念の一枚絵ではメインキャラ大集合の中、ナミネの反対側で唯一目を瞑ってるという意味深なもの。



  • ラーリアム

ユニオンリーダーの1人。
キザでナルシスト風だが、強い信念を持っている。
自由人でユニオンリーダーとしての自覚は薄く、会議に出ない事も多い。
ストレリチアの兄で、突然行方不明になった妹を探し回っている。
その外見は『KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES』から登場するⅩⅢ機関のマールーシャに酷似しているが…?
使用キーブレードも美女と野獣の世界のキーブレード「ラヴィンローズ」と花に関係している。

+ -

名前にxを加えると「マールーシャ」となり、彼の人間時代。
ヴェントゥス(に潜む闇)がストレリチアを葬ったと知り激昂するも、彼の人柄と闇の存在は別と認識して怒りを納めている。
他の世界に送られた可能性のあるストレリチアを探し出すと誓うも…
箱舟で世界を越えた影響なのか記憶喪失となり、取り戻すためにⅩⅢ機関に加わっている。
『KHⅢ』では消滅する間際にこの時代の記憶を思い出した。



  • エルレナ

ダンデライオンに所属するキーブレード使いの少女。
ストレリチアに関わりがある事からラーリアムに声を掛けられ、捜索に協力する。
その外見は金髪に触覚のような跳ね返りがあり、『KHCoM』から登場するⅩⅢ機関のラクシーヌに酷似しているが…?
敬語口調で礼儀正しく、ちょっと気の強い清楚系女子で、本編での性格を知る多くのプレイヤーを驚愕させた。

+ -

名前にxを加えると「ラクシーヌ」となり、彼女の人間時代。
箱舟で世界を越え、マールーシャと同じくⅩⅢ機関に加わっている。
『KHⅢ』までマールーシャに付き合い続けたのは彼を気にしての行動だと明かされている。



  • マスター・オブ・マスター

CV:杉田智和
黒コートを着た謎の男性。
登場したキーブレード使いの中でも最古に近い存在だが、威厳が感じられない軽いノリと掴み所のない態度をし、時折冷徹な様子を覗かせる。
自身のキーブレード(ノーネームや贖罪の山羊とも)を通して未来を見通す能力を持ち、
そうして得た知識を纏めた「予知書」と各々の使命を弟子たちに託した。

+ -

ある時期から予知の通り姿を消すも、先の未来で青年ゼアノートに接触して知識を授けている。
この時代に起きた世界の崩壊、ユニオンの不和、ナイトメアの出現、キーブレード戦争、ユニオンリーダーの人選などほぼ全てを仕組んでいた元凶。
ゼアノートに接触している事から本作のみならずKHシリーズ全体を自分の計画に巻き込んだ非常に厄介な人。
全てはハートレスの元となった始祖たる13の闇を倒すという目的のために。


答えはいずれ解るさ



  • ルシュ

CV:津田健次郎
マスター・オブ・マスター(以下、マスマス)同様、黒コートを着た男性。
弟子の中では唯一ユニオンを任されず、公衆の面前に姿を現さない。
与えられた使命はノーネームを継承して持ち主となった者の監視。

+ -

『χ』では終わりに向かう世界を眺め続け、アヴァとキーブレードを交えた。
『Uχ』ではロストマスターの中で唯一データ世界に存在するも、手出しを許されていないため闇と対峙するユニオンリーダーを見守っている。
マスマスが闇を打倒するために世界すら使い捨て、その過程で他の予知者やダンデライオンが犠牲となる事を許容できなかったり、人間味のある部分を抱えている。
そのため独自の介入として真のダンデライオンを箱舟に乗せた。
黒コートで顔つきは不明だったが、キーブレード墓場でフードを脱いだ姿はブレインと同じである事が明らかになった。


体や名前を変えていく中でキーブレードが使えなくなるも、継承した持ち主を監視し続け、本編ではⅩⅢ機関のシグバールとして活動。
『KHⅢ』にて遂に予知者を呼び戻し、眼帯のおっさんになっていた事を怪しまれつつかつての仲間たちと再会した。
黒い箱も使命と合わせて預かったが、途中で所在不明になったのか真ⅩⅢ機関に探索を頼み、仲間たちを呼び戻す頃には手元に戻っている。
予知書に書かれていた「裏切り者」とは彼のことらしいのだが…?



  • イラ

CV:梅原裕一郎
一角獣の仮面を着けたウニコルニスのマスター。
与えられた使命は予知者の纏め役。
予知者のリーダーで在ろうとするが、ロストページの存在を知り行動を起こす。



  • インヴィ

CV:花澤香菜
蛇の仮面を着けたアングイスのマスター。
与えられた使命は他予知者の監視。
使命の性質上味方を監視する存在としてアセッドに疑われ、メンバー内の不和を加速させてしまった。
キーブレード戦争でプレイヤーと対決するも、生き延びる事を望んで見逃した。



  • アセッド

CV:木村昴
熊の仮面を着けたウルルスのマスター。
与えられた使命はイラの補佐。
基本的に仲間思いだが、それが裏目に出る事が多い。
真っ先に疑心暗鬼に駆られてしまい、仲間たちにキーブレードを向けてしまった。
遂には自分以外のマスターを追放してユニオンの支配者になろうと暴走。
キーブレード戦争ではプレイヤーの戦闘力と根性を賞賛する。



  • グウラ

CV:石川界人
豹の仮面を着けたレオパルドスのマスター。
与えられた使命は予知者内の裏切り者の対処。
アヴァとは共にロストマスターの中で年少に位置する事から仲が良かった。
面倒ごとは極力避けるタイプで、キーブレード戦争では本気を出す必要がある相手としてプレイヤーとの戦闘を切り上げた。
最早自分たちの手では世界を存続できないと悟り、行方不明になったマスマスを呼び戻すためにキングダムハーツを出現させようと目論む。



  • アヴァ

CV:宮本侑芽
狐の仮面を着けたウルベウスのマスター。
心優しく、戦いを好まない性格。
予知者の中では雰囲気も柔らかく、作中ではエフェメラが雑談に興じている。
そのためユニオンリーダーにも信用され、彼女の行動はその後の彼らにも影響している。
使命はユニオンの枠組みを越えた優秀なメンバーを組織して別の世界に送り出す事。
ユニオンリーダー5人とキーブレード使いを集めた「ダンデライオン」を組織し、育成した。

+ -

全て予知書通りに進める事に抵抗があったようで、予知書を託す相手をブレインに変えている。
キーブレード戦争を回避させる道を模索するも叶わず、プレイヤーと戦い、ダンデライオンと共に生き残る事を望んだ。
なお、戦争前にルシュから予知書の真実を聞いた後にはかなり困惑していた。
『Uχ』でユニオンリーダーたちは別の世界線に飛ばされ、エフェメラが初代キーブレードマスターとなり新たにキーブレード使いが集まる街を作った事で彼女の使命は無事叶っている。
『KHⅢ』にてロストマスターが復活する中に姿がなく、ルシュには使命を果たしたとされている。




【用語】

  • 予知者

舞台であるデイブレイクタウンの頂点に君臨し、各ユニオンを率いているマスターたち。
メンバーはイラ、インヴィ、アセッド、グウラ、アヴァの5人。
ユニオン結成以前から師匠であるマスマスの元にルシュと共に集まった者たちで、ソラの時代ではこの7人を指して「ロストマスター」と呼ばれる。
予知書を授けられるまでは性格の違いはあっても互いを尊重していたが、徐々に予知や使命に振り回され疑心暗鬼になる人物も出始め、最後にはユニオン間の戦争という最悪の事態に発展した。
彼らに予知能力がある訳ではないので、厳密には予知(書を授けられた)者という意味になる。



  • ユニオン

キーブレード使いが所属する組織。
プレイヤーは予知者がマスターを務めるウルコニウス、アングイス、ウルルス、レオパルドス、ウルベウスのいずれかに加入する。
チームを組んでハートレスを倒し、ルクスを回収する事を使命とするが、いつしか量を競い合うようになり、遂には他のユニオンを光を奪う者…闇として敵視するものが出始める。



  • 予知書

マスター・オブ・マスターが予知者達に与えた書物。
マスターが予知した未来が示してあり、予知者たちはこれに従って行動している。
また記されたものを再現する能力があり、主人公達が様々な世界に行けるのも「予知書によって再現された世界」だから。
主人公達も予知書の力を込められたカードやメダルによって補助されている。
その性質は後のジミニーメモに似ている。


最後に「彼の地の大戦によって光は敗北し消滅する。世界は永遠の闇に覆われることとなる。」と記されており、予知書たちはこれを防ぐために奮闘している。
実は欠落があり、ナイトメアの出現などが記されていない。
欠落した「ロストページ」を巡って予知者たちは互いを疑うようになっていく。
実はグウラのみロストページの中身を知っている。
それは裏切り者が戦いを始めるといった内容であった。

+ -

その本質はマスター・オブ・マスターが自身のキーブレードを使い見てきた未来を彼が記した書物。
そのため全ての真実が記されているわけではない。*1



  • 黒装束

物語中盤から現れる謎の敵。
全身黒い服を着たシャドウといった見た目。
集団で現れ、鋭い爪で襲いかかり他者のルクスを奪おうとする。

+ -

正体は闇に落ちたキーブレード使い達の成れの果て。
予知書の力を使わず戦っており、黒チリシィには称賛されている。



  • ダンデライオン

使命によりアヴァが新たに集めたキーブレード使いの組織。
ユニオン間の争いには介入せず、アヴァ指導の元、来るべき日に備えて鍛錬を積んでいる。
その実態は崩壊する世界から脱出させ、光の存在たるキーブレード使いを後の世に残すための存在。

+ -

この目論見は成功し、エフェメラ、スクルド、ブレイン、ヴェントゥス、ラーリアム、エルレナ+真のダンデライオンが箱舟によって別の世界線へと移動し、キーブレード使いが滅亡する事はなかった。
しかし、大多数のメンバーはプレイヤーやチリシィと共に世界の封印に巻き込まれ、眠り続ける事となった。



  • ユニオンリーダー

ダンデライオンから選ばれた5人の少年少女たち。
メンバーはエフェメラ、スクルド、ヴェントゥス、ブレイン、ラーリアム。
当初はストレリチアが加入する予定だったが、ヴェントゥスに潜む闇が襲撃した事で入れ替わっている。
役割は予知者に近く、キーブレード戦争で消えてしまった彼らに代わってデータ上の世界を管理している。



  • データの世界

ダンデライオンのメンバーがキーブレード戦争で滅んだ世界から逃げ込んだ世界。
マスター・オブ・マスターによって筋書きが変えられないようロックされているらしい。




【登場ワールド】

  • デイブレイクタウン

キーブレード使いたちが集まる本作オリジナルの世界。


  • ドワーフ・ウッドランド

白雪姫」を舞台にした世界。


  • ワンダーランド

「ふしぎの国のアリス」を舞台にした世界。


  • アグラバー

アラジン」を舞台にした世界。
砂漠でいなくなったアブーを探すアラジンの物語。
登場したのが序盤だった割にはサービス終盤まで引っ張ったため「アブー干物になってる」「いつまでアラジン砂漠に突っ立ってるんだよ」とネタにされていた。
Uχ追加ストーリーでは原典に近い物語となり、KH本編ではやってない蛇ジャファーも登場した。


  • オリンポスコロシアム

ヘラクレス」を舞台にした世界。


  • ビーストキャッスル

美女と野獣」を舞台にした世界。
本編では登場してないガストンは本作で初登場した。


  • キャッスル・オブ・ドリーム

「シンデレラ」を舞台にした世界。


  • エンチャンテッド・ドミニオン

「眠れる森の美女」を舞台にした世界。
他の世界にも言えるが各々の世界の住人たちは予知書によって再現されたものである。
そのため本作で登場するマレフィセントも本編のマレフィセントとは別物…ではなく未来から来たマレフィセント本人である。


  • ゲーム・セントラル・ステーション

シュガー・ラッシュ」を舞台にした世界。
サービス終盤に公開されたワールドだったが、新規のBGMや原作の再現度、サイ・バグの強さなどかなり気合いの入ったワールドだった。





彼の地の大戦によって、アニヲタは敗北し消滅する


世界は永遠の闇に覆われることとなる


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