ケンカ古墳(古墳ギャルのコフィー)

登録日：2021/12/18 (土曜日)09:37:18
更新日：2024/06/17 Mon 11:53:24
所要時間：約 9 分で読めます

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古墳ギャルのコフィー アニメ 喧嘩 ピラミッド カンフー 酔拳 辮髪 本宮ひろ志 frogman スフィンクス 古墳.vs.ピラミッド ジョン・ローン

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『ケンカ古墳』とは、古墳ギャルのコフィーの第5話に当たるエピソードである。
Aパートはピラミッド高校、Bパートはドラゴン高校が登場。

◆あらすじ

【Aパート】

ある日の事。
ダニエルは登校中、ピラミッド高校の連中に絡まれていた。

ピラミッドの一人「よう古墳、ちょっと金貸してくんねぇか?」
ダニエル「あのう、僕は古墳じゃなくって、墳丘墓なんですけど。」

ピラミッドの一人「るぜえ、んな事はどうでもいいんだ。お前俺達がピラミッド高校の連中だって事知らねえだろ。」
ダニエル「勘弁して下さい、今お金がないんです。」

ピラミッドの一人「金がない?でも腹ん中には鏡とか鉄剣とかあるだろ。それを出せよ。」
ダニエル「困ります。それは中の人の副葬品でして…。」

ピラミッドの一人「喧しい。ぐだぐだ言ってると呪いかけるぞ。」

と、その時だった。

バキッ!

何処からともなく一人の古墳が現れ、ピラミッドの一人を撃退した。

その古墳こそ、古墳高校の番長・本宮銀次郎であった。

ピラミッド高校の連中「げげ!本宮銀次郎!?」「くそう、覚えてろ!」

そそくさと退散するピラミッド高校の連中。

ダニエル「有難うございます。(かっこいいな。あれがうちの学校の番長、本宮銀次郎か)」

登校後、ダニエルはクラスの皆に今朝の出来事を話した。

クラスメートの古墳の一人「へえ、ピラミッドを一撃で。」

しかし、この学校には銀次郎よりも更に強い裏番長がいるとの噂もあるが、皆はガセだと信じて疑わなかった。

そんな中、銀次郎が登校してくる。

ダニエル「あ、親分。今朝は助けて頂き、有難うございました。あれ?親分?」

お礼を言うダニエルをよそに銀次郎はコフィーちゃんの所へ歩み寄る。

コフィーちゃん「だ、誰?その人?」

ダニエル「コフィーちゃん知らないの?うちの学校の番長の、本宮銀次郎様だよ、今朝助けて頂いたんだ。」
コフィーちゃん「番長?今時そんな全盛期の遺物みたいな人居るの?」
ダニエル「古墳の立場から、全盛期の遺物という発言も、如何な物かと思うけれど…。」

その時、銀次郎はコフィーちゃんに手紙を差し出す。

銀次郎の手紙『好きだもの。みつを』

なんと、銀次郎はコフィーちゃんに愛の告白をして来たではないか。

ダニエル「ええっ!?親分がコフィーちゃんに、愛の告白!?」

当然、コフィーちゃんは反対した。

コフィーちゃん「ちょっと何よこの人!?あたしはこんなガサツな乱暴者なんてゴメンよ。悪いけど暴力を振るう人って嫌いなの。」

しかし、それでも銀次郎はめげずにアプローチを続けた。

ダニエル「交換日記から初めて貰えないかって。」
コフィーちゃん「イヤよ!」

ダニエル「それがダメなら、中の人を交換できないかって…。」
中の人を出す銀次郎。
コフィーちゃん「出さないでよ!こんな所で!恥ずかしい人ね!///」

ドロシー「いいじゃないのよコフィー。付き合ってあげなさい、お似合いよ。」
コフィーちゃん「冗談じゃないわよ!あたしはニントク君みたいなスマートな人がいいの!」

と、その時だった。

生徒の一人「大変だ、大変だ!校庭にピラミッド高校の連中が押し寄せて来ているぞ!」
コフィーちゃん達「ええっ!?」

校庭にはピラミッド高校の連中が大挙として押し寄せて来ていた。
どうやら今朝の仕返しに来たらしい。

クフ「おい、本宮銀次郎!俺はピラミッド高校の番長クフだ。今朝うちの子分を可愛がってくれたな。お礼にやって来たぞ。皆、やっちまえ!」
子分のピラミッド達「おお!」

銀次郎はピラミッド達に立ち向かおうとするも、コフィーちゃんから言われた一言「あたしはこんなガサツな乱暴者なんてゴメンよ!」を思い出し、一瞬躊躇ってしまった。

子分の一人「野郎、怖気付いてようですね。」
クフ「ふっふっふ。所詮古墳なんてピラミッドの敵じゃないぞい。野郎ども、いっちょ暴れたれ。」

大暴れをするピラミッド達。

そして遂に、銀次郎はピラミッド達に立ち向かった。

クフ「中々やるな、銀次郎。しかし、今日はちょっと相手が違うんだ。」

現れたのはクフのペットのスフィンクスであった。

クフ「スフィンクス、やっちまえ!」

スフィンクスをけしかけるクフ。

ダニエル「ああ、親分が死んじゃう。古墳が死ぬなんてシュール過ぎるよ!」
コフィーちゃん「まぁ!スフィンクスをけしかけるなんて卑怯よ!」

堪りかねたダニエルは校庭に飛び出し、勇敢にもピラミッドに立ち向かった。

ダニエル「おい、もう辞めたらどうですか!?ピラミッドの野郎共!」
クフ「何だと、お前も半殺しにされてぇか!この古墳もやっちまえ!」
ダニエル「あのう、僕は古墳じゃなくって墳丘墓…。」
バキッ!
ダニエル「うわあああ!」

吹っ飛ばされるダニエル。

クフ「ガッハッハ!今日からこの古墳高校は、ピラミッド高校の軍門に下るんじゃ!覚えておけ!ガッハッハ!」

と、その時だった。

倒れていたダニエルを何者かが蹴飛ばし、クフの前に立ちはだかった。
その正体は…。

子分「親分、上田が出て来ましたぜ!」

銀次郎「う、裏番長!」

コフィーちゃん「上田!」
ドロシー「何よ、コフィーのペットがうちの裏番なの?」
コフィーちゃん「知らないわよ!」

クフ「ようやく現れたな、草食動物!しかし、うちにはスフィンクスがいるんだ!肉食動物の恐ろしさを見せてやる!スフィンクス、やっちまえ!」

上田にもスフィンクスをけしかけるクフ。

しかし……

バキィッ!

何と、上田は竹刀でスフィンクスを一撃で返り討ちにした!

クフ「ス、スフィンクス!俺の大事なスフィンクスが…あ、あの…話し合って貰えませんかねぇ…。」

ガタガタと震え、命乞いをするクフ。
しかし、クフにも上田の一撃が決まった。

バキィ!

クフの頭は砕け、中からミイラが出て来た。

子分「ああ!親分のミイラが!中のミイラが出ちまったぁ!」

古墳の一人「見ろよ!中のミイラが出ちゃってるぞ!」
古墳達「あーはははははは!あーはははははは!」

クフと中のミイラを抱え、一目散に逃げるピラミッド達。

「逃げるぞ〜」「ひい〜」「ミイラが出ちまった!」

銀次郎「裏番長、有難うございます。」
コフィーちゃん「大丈夫?」
銀次郎「俺はガサツな乱暴者だ、ほっといてくれ。」
コフィーちゃん「でも、皆を守ろうとする姿はカッコ良かったわ。」
銀次郎「///」

ダニエル「よくやった上田!もしかしたら僕たちは最高のコンビに…」
しかし、上田はお構いなくダニエルにキックをかます。
ダニエル「今日、二回目〜。」

【Bパート】

ある日の事。
ダニエルは登校中、カンフー高校の連中に絡まれていた。

辮髪ボーイズの一人「よう古墳、ちょっと金貸してくんねぇか?」
ダニエル「あのう、僕は古墳じゃなくって、墳丘墓なんですけど。」

辮髪ボーイズの一人「るぜえ、んな事はどうでもいいんだ。お前俺達がドラゴン高校の連中だって事知らねえだろ。」
ダニエル「勘弁して下さい、今お金がないんです。」

辮髪ボーイズの一人「金がない?でも腹ん中には鏡とか鉄剣とかあるだろ。それを出せよ。」
ダニエル「困ります。それは中の人の副葬品でして…。」

辮髪ボーイズの一人「喧しい。ぐだぐだ言ってると俺のジャカク八拳で極めていかんな状態にするぞ。」

と、その時、「はっはっは。」の笑い声と共に一人の老人が登場。
その老人の名前はボイン・チャン。

彼は自慢のカンフー技で辮髪ボーイズを撃退し、ダニエルを助け出す。

それを見たダニエルは「僕も強くなれば、虐められなくなると思います」と、ボイン・チャンに弟子入りする事に。

コフィーちゃん「あ、ダニエルだ。何やってるのかしら?」

ボイン・チャン「まずは地面の足跡を辿り、カンフーのステップを学ぶのじゃ。」
ダニエル「所でチャン先生。途中で犬の落とし物が置いてあるのは何でですか?」
ボイン・チャン「それはお前が嫌いだからじゃ!」
ダニエル「ああ…。」

そんな訳で足跡を辿りながらカンフーのステップを学ぶダニエルであったが…。

ボイン・チャン「やめ!最初からやり直しじゃ!」
ダニエル「な、何故!?」

足跡を見るダニエル。
足跡には『振り出しに戻る』の文字が。

ダニエル「これ双六じゃないですか!もうイヤだ」
ボイン・チャン「強くなりたいんじゃないのかね!?宮城さ〜ん!」
ダニエル「宮城です!いや、ダニエルです!毎日毎日こんな修行ばっかり。いつになったら僕にカンフーを教えてくれるんですか!」
ボイン・チャン「よぉし、それならあの岩を砕いてみろ!」

ボイン・チャンが指差した先には大きな岩が。

ボイン・チャン「さぁ、この岩に、お前さんの拳を叩きつけてみろ!

ダニエルは恐る恐る自分の拳を力一杯大きな岩にぶつけてみた。
すると、岩はあっという間に粉々に砕けたではないか!

ダニエル「先生!」
ボイン・チャン「そう、それがカンフーじゃ!カンフーは技ではない!心だ!負ける者は戦わずして負ける。今のお前さんに足りない物は、勝つと言う心と、来るべき湯切り立つ社会じゃあ！」
ダニエル「チャン先生…」

その時だった。

ロン・ジョーン「おいお前。」

背後からドラゴン高校の連中が押し寄せて来た。

コフィーちゃん「大変!あれは最近うちの学校にちょっかいを出しているドラゴン高校の生徒じゃない!助けを呼ばなきゃ！」

ロン・ジョーン「俺はドラゴン高校のラスト番長ごとロン・ジョーンだ!今朝うちの可愛い辮髪ボーイズを可愛がってくれたそうじゃないか!」

ダニエル「いや、あの、やったのは僕じゃなくて、こちらのおじい…!?」

そこにはボイン・チャンの姿はなく、置き手紙と酒瓶が一本置いてあるだけだった。

ロン・ジョーン「何ごちゃごちゃ言ってやがる。かまわねえ。コイツを古墳餃子にしてやれ!」

ロン・ジョーンの命令の下、ダニエルを集団リンチする辮髪ボーイズ達。

ロン・ジョーン「こんなに弱い奴だったとはなあ。おい、助けて欲しいか。助けて欲しければ、地べたに這いつくばってワンワンと言え!」

ダニエルは地べたに這いつくばり、「ワン、ワン、ワン;」。

ロン・ジョーン「よおし、水をやろう。」

そう言いながらボイン・チャンが置いて行った酒をダニエルに浴びせるロン・ジョーン。

辮髪ボーイズ「はっはっは!たかが古墳、俺達ドラゴン高校にたてつくのが行けねぇんだ。」「惨めな古墳だぜ」「はっはっは!」

と、その時…

ダニエル「誰が古墳だあ?」
辮髪ボーイの一人「何だとぉ?」

ドラゴン高校の連中がダニエルの方を見ると、なんとダニエルは真っ赤に紅葉していた。

ダニエル「俺は古墳じゃねえ!古代出雲王国連合の王家の墓にして、古代史に名を刻む由緒正い四隅突出型墳丘墓とは、俺様の事だあ!」

ロン・ジョーン「ほう、カンフーか、良いだろう。俺様のカンフーとどっちが強いか試してみるか。」

ロン・ジョーンとダニエルの喧嘩が始まった。
ダニエルは酔拳でロン・ジョーンを翻弄しまくる。

ダニエル「飲めば飲むほど強くなる〜。」

ロン・ジョーン「くそう、くたばれ!古墳!」

ロン・ジョーンはナイフを取り出し、ダニエルにお見舞いしようとする。

ダニエル「俺は古墳じゃねえ!四隅突出型墳丘墓だ!」

ダニエルは自分の体を手裏剣の様に飛ばし、ロン・ジョーンにトドメを刺した。バキィッ!

ダニエルアタックを喰らい、その場に倒れるロン・ジョーン。

それを見ていた古墳高校の生徒達は興奮していた。

コフィーちゃん「ダニエル!カッコイイ!」
ダニエル「コ、コフィーちゃん///」
古墳の一人「見直したぞダニエル。すげえな。」
ダニエル「ヘッヘッヘ。」
桶狭間先生「担任の桶狭間じゃあ!ダニエル!飲酒の上に暴力事件とは、それなりの覚悟は出来ておろうなぁ!」

翌日

コフィーちゃん「あれ?ダニエルは?」
ドロシー「懲役5年だって。」

◆この回のゲストキャラクター

• 本宮銀次郎

詳細は古墳ギャルのコフィーの項を参照。
最終回にも登場。

• ピラミッド高校

Aパートに登場。
中にはミイラが入っており、古墳達の中の人同様、恥ずかしい物であるらしい。

• クフ

ピラミッド高校の番長。
コフィーちゃんのペットにして古墳高校の裏番長である上田に竹刀で頭を砕かれ、中のミイラを晒す羽目になってしまった。

• スフィンクス

クフのペット。

• ボイン・チャン先生

Bパートに登場。
カンフーの達人で、衣服にはコブラ道場と書かれている。
何故かダニエルの事が嫌い。
後に弟のカワイコ・チャン先生も登場するが、やはり彼もダニエルの事が嫌い。

• 辮髪ボーイズ

Bパートに登場。
ドラゴン高校の生徒達。
仮にドラゴン高校に女子生徒がいるとしたら、チャイナドレスを着ているのだろうか?

• ロン・ジョーン

ドラゴン高校のラスト番長。
ダニエルに酒を浴びせたばっかりに酔拳で返り討ちに遭う。
名前の由来はイギリス領時代の香港出身の映画俳優ジョン・ローンからで、ラスト番長の異名もジョン・ローンが出演していた映画作品のうちの一つ『ラストエンペラー』から取られている。

追記・修正は飲めば飲むほど強くなってから。

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▷ コメント欄

• セリフ丸々書き起こしってアリなの？ -- 名無しさん (2021-12-19 06:50:32)
• 著作権的な問題もあるけど、単純に記事としての質が -- 名無しさん (2021-12-23 04:30:00)

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