登録日:2019/08/25 (日) 18:31:45
更新日:2024/04/19 Fri 11:19:29NEW!
所要時間:約 33 分で読めます
▽タグ一覧
one piece ワノ国 鎖国 侍 百獣海賊団 カイドウ 島国 架空の国家 赤鞘九人男 将軍 光月家 忍者 和風 one piece用語項目 one piece登場人物項目 偉大なる航路 新世界 smile 日本 江戸時代 荒野 非加盟国 日本刀 所要時間30分以上の項目 黄金の国 初登場がワノ国編
ワノ国とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する国家である。
●目次
【概要】
偉大なる航路"新世界"にある世界政府未加盟国。
君主は将軍と呼ばれる*1。
他所者を寄せ付けない鎖国国家として知られ、侍と呼ばれる剣士達の力と四方を滝に囲まれた立地条件により外敵を一切寄せ付けない強国。
だが、現在は将軍・黒炭オロチが四皇の一人である百獣のカイドウと手を組んだため、カイドウ率いる百獣海賊団の支配下となっている。
侍達の力は相当なもので、世界政府の軍隊である海軍ですら近寄れず、海軍元帥のサカズキも未知の兵力として警戒するほどである。
また、「忍者」も存在するが、こちらは「侍」の中で忍術を使うものを忍者としており、「侍」とはワノ国の武人の総称であるため厳密には彼らも侍の一部である。
元将軍家だった光月家は代々石工の家系であり、かつて歴史の本文を作った一族でもある。
実は悪魔の実の能力を無効化する海楼石の産出国であり、ワノ国の高い加工技術はダイヤモンドのように硬い海楼石を世界で初めて実用的な武器・道具に作り変えることを可能としたという。
鎖国政策を摂る非加盟国故か世界政府加盟国の国王達からの認識は無法地帯。
「果たして国という形を成しているかどうかもわからぬ」とまで囁かれている。
モデルはまんま江戸時代の日本だが、史実通りではなく全体的に間違った日本のイメージとなっている。
ワノ国編での効果音の描き文字は、通常使われている「どん」「どどん」ではなく、琵琶をイメージした「べん」「べべん」が使われている他、雲は浮世絵を意識して描かれている。
名前は、「倭奴国王」「倭国」や「和の国」からか。
◆侍
「侍」はワノ国の武人の総称で、忍者も含まれるが、刀の所持は侍だけの特権となっている。
かつての士族こと「侍」は、「ワノ国の富を狙う国外の敵から、国と民を守る」というノブレス・オブリージュをもった実力者達であり、元チンピラや海外の人間でも主君に忠誠を誓って侍となった者もいたが、
百獣海賊団とオロチが占領した後は、オロチに従う者以外刀を取り上げられてしまい、
厳格な身分制度の元、オロチに従う士族らは平民のことを「下人」と蔑むまでに堕落している。
鎖国国家ではあるがその驚異的な強さの魅力故か、ワノ国の噂は世界中に知れ渡る程であり、こと忍者と侍はルフィ含む子供達の憧れになっている様子。
...ただ所詮は噂の域でしかないため、侍や忍者は無条件でかっこいいとか、忍者は忍法を使う時「にんにん」って言うとか、くの一は妖美とか、誇張表現になっており正確な実態は不明のままであった。
...案の定、その実情はルフィ勢子供心を持つ人達の涙を誘うのであった。
◆鎖国政策
鎖国政策をとっているため、天然の要塞と合わせて国外と正式な国交を持っていない。
この鎖国政策は、海楼石の産出国であることに加え、数百年前は黄金の国として世界に認知されていたことから、支配・略奪を目論む海賊や海外の貴族たちが押し寄せ、リュウグウ王国(魚人島)と同じく国が荒らされたことがあったため。
こうした鎖国国家ゆえ、古くから海外に出ること自体が罪となり固く禁じられている。
また、海外との情報のやり取りも行われていないため、ワノ国の一般市民は海外の報道に疎く、作中でも屈指の大事件であるマリンフォード頂上戦争も知らない。
これは世界政府側も同じであり、政府関係者もワノ国の情報には乏しく、海軍本部元帥サカズキでさえ侍を「未知の兵力」として警戒し、世界会議参加者はワノ国について「無法地帯」「国という形を成しているかどうかもわからない」と述べている*2。
この鎖国政策がうまく機能してワノ国は世界政府や世界貴族の介入なども受けず、基本的に平和が保たれていたが、海外を見た経験もある光月おでんが開国を考えていたところ、20年前に黒炭オロチとカイドウに処刑されて国が支配されたことで状況は一変。
ワノ国の情報を世界政府も海軍もほとんど知らないことを悪用されて、百獣海賊団が海軍の監視といった制約を受けることなく好き勝手にふるまい、戦力を増強させている。
現在のワノ国では『鎖国は「国の入り口を閉じて平和を守ること」、開国は「国に悪い人や考えを招き入れる悪い行い」「光月おでんは開国を考えていた悪人でオロチはそれを討った英雄」』という一種の洗脳教育が行われ、カイドウも国民が国外に関心を向けないよう注意を払っている。
しかし鎖国政策の影響で一般民衆の多くは数百年間海外の者や文化に触れてこなかったためか、民衆の多くは思い込みが激しく狭量な面が目立つ。
例として
- 魚人やミンク族など自分達とは容姿が大きく異なる種族を「異形の化け物」と恐れ迫害する。
- 過去に大事件を起こした黒炭家を事件とは無関係だった者達に至るまで「悪人の一族」として迫害・殺害する(黒炭オロチ及び黒炭家の項目を参照)。
- ロジャー海賊団との航海を終えて帰国した光月おでんの処刑間際に彼の5年間の裸躍りの真相(光月おでん及び黒炭オロチの項目を参照)が明かされた際には民衆はおでんへの誤解を解いたが、その後20年の間ですっかり「光月家=悪の一族」という認識が広まっている。
etc…
これは先代達から続いてきた「教育」によるもので、ある意味「自分達は神に等しい存在」と教えられてきた天竜人と共通している。
一方、この鎖国政策の裏では、カイドウとドフラミンゴとの間で、ワノ国で作らせた武器・兵器と人造悪魔の実「SMILE」を交換する取引が行われていた。
さらにドフラミンゴを仲買(隠れ蓑)として、世界政府の暗部を司るCP-0が海賊と戦うための武器・兵器をワノ国から密かに購入することも行われている。
ドフラミンゴ投獄後は彼の仲介がなくなったため、CP-0が武器・兵器の取引に直接ワノ国へ出向いているものの、カイドウの強さと権威を後ろ盾にしたオロチがCP-0の足元を見て軍艦を手に入れたり、挙げ句には海軍本部の天才科学者ベガパンクを要求している。
◆住民・文化
住民の服装は着物で、丁髷という特有の髪型があり、通貨は作中世界の通貨であるベリーではなく金や銀が用いられ、時法は十二時辰が使われるなど独自の文化体系を持ち、相撲が国技。
虎、猪、ワニザメといった獰猛な動物が多く生息しており、狛犬・狛鹿・狛狐など炎のような毛を持つワノ国独自の動物もいる。
20年前までは電伝虫を使用する文化がなかったが、現在は筒のような殻を持つ小型の「スマートタニシ(略してスマシ)」と社(やしろ)のような大きな殻を持つ大型の「親分タニシ」と呼ばれる生物をほぼ同じように使用している。
普通の電伝虫と違って「スマシ」は念波が弱いという弱点があり、ワノ国各郷に1匹はいる「親分タニシ」を念波が経由して、またそれぞれの「スマシ」や別の場所の「親分タニシ」に念波を送る方式のため、「親分タニシ」がいなくなると、その郷一帯でスマシが使用不能になってしまい、他の場所からその郷へも連絡を取れなくなってしまう。
スマシはその性質上、親分タニシがなければまともに使えないことや、通常の電伝虫との通信も出来ない様子であることから、国外との通信は不可能なことを見越したオロチやカイドウの意図を含んだ上で普及している模様。
年に一度、「火祭り」が行われている。この祭りは「空船」と呼ばれる気球の形をした小型の船を空に多く流し、灯篭流しのような形で、死者を弔う。
【歴史】
空白の100年が終わった頃、石工の一族であった光月家によって「歴史の本文」が作られ、同時に鎖国政策が行われるようになる。
具体的な時期は不明だが、数百年前は黄金の国として世界に認知されており、国の支配を目論む海賊や海外の貴族たちが押し寄せてきたが、それらの敵に対して伝説の剣豪リューマが強さを見せつけたことで、以降世界ではワノ国の侍が警戒されるようになった。
リューマはその死後、ワノ国の「刀神様」として国宝である「秋水」と共にお堂に祀られていたが、23年前にゲッコー・モリアによって遺体と「秋水」が盗まれた際は、国中が涙したという。そして、「秋水」が失われたことと連動するかの如く、ワノ国に国難が訪れることとなる…。
約30年前までは永く光月一族によって治められており、当時は花の都を将軍家が、5つの郷を5人の大名が治め、各郷の裏社会を6人のヤクザの親分が取り仕切ることで平和を保っていた*3。
しかし20数年前に当時の将軍光月スキヤキの部下であった黒炭オロチがスキヤキを暗殺し、スキヤキの息子であり当時海外に出ていた光月おでんが戻って来るまでの間の将軍代理の座に就く。
オロチはカイドウとその配下である百獣海賊団と手を組んでワノ国に圧政を敷き、帰って来たおでんもオロチの策略に嵌められた末に20年前に処刑され、おでんの居城も焼き討ちに遭い光月家は滅亡する。
更には反乱を防ぐため、オロチによって剣道・柔道・空手など相撲を除くあらゆる武道は禁じられている。光月家は、「ワノ国を開国により滅ぼそうとした悪の一族」として蔑まれているが、逆に百獣海賊団は士族と同等の扱いを受けており、法を犯す者を取り締まる役割も担っている。
またおでんの仇を取ろうとした各郷とその大名一派は滅ぼされ、花の都以外の土地は無法の荒野と化した。各地に武器工場や採掘場が建設されたことで、川は工場排水に汚染され、その汚水を飲んだ動物の肉は人間にとって有毒となっている。
無害かつ安全な食料はカイドウとオロチに支配され、貧困層の住民は満足に食べ物を手に入れることができなくなっているなど、作中世界の国家でも類を見ないほどの問題のある国となっている*4。
20年後に到達したおでんの息子モモの助や錦えもんや雷ぞうら赤鞘九人男達は、カイドウとオロチ打倒のために戦力を集めるべく行動することになる。
その道中で麦わらの一味と出会い忍者海賊ミンク侍同盟も結成。様々な困難を越えながら同志達を集めていくが、「20年前に死んだはずの男“雷ぞう”が秘境ゾウに到達したことが旱害のジャックになぜか知られている」「決起当日の集合場所・時間や同志の証がオロチに知られる」など、裏切り者の存在を思わせる事態にも遭遇している。
【地理】
ワノ国には気候が異なる計6つの郷が存在し、それぞれが大きな川で区切られている。
なお、花の都以外の地名は食べ物や植物にちなんだものとなっている。
◆海岸・海域
国の周囲を常に悪天候が囲んでおり、潮の流れも速く、ワノ国自体も海にそびえ立つ断崖絶壁の上という比較的高所にあり、その崖にある滝を登って入らなければならないため入国は困難。
入国のためには基本的に、滝を泳いで登ることができる巨大な鯉に船を引っ張ってもらう「滝登り」で海岸まで行くか、滝を割った先の洞窟を通り、終点にある「潜港」にて、ゴンドラで船員と荷物を引き上げてもらう必要がある。
しかし後者は、カイドウとオロチの許可がなければ港まで辿り着いても当然通れないため、百獣海賊団及び武器取引などのために訪れる政府関係者以外は滝を登る方法しかない。
滝登りの入国方法はあまり知られていないが、世界でも屈指の情報収集能力を持つビッグ・マム海賊団はこの情報を入手していた。
◆花の都
ワノ国の中心に位置する都。
オロチが将軍となってからはワノ国で唯一栄えている場所となっている。
将軍の住む「オロチ城」を中心に、侍や町人達が暮らす長屋が並び、都市の背後には富士山に似た巨大な山「藤山」がそびえ立つ。
商売に関しては役人や狂死郎一家に管理され、湯屋や飲み水関係は全てオロチの経営となっているなど、生活の全てがオロチに支配されており、将軍に忠実な者・金を生み出せる者・娯楽や食事を提供する者*5しか都に住む権利はなく、それが出来なくなれば「都落ち」となり、将軍の名のもとに追放される。
そのため、栄えているといってもあくまで他の郷よりはマシという程度である。
町民達も一見平和に暮らしているが、その裏ではオロチの重圧と都落ちの恐怖を抱えながら生きており、いつか光月家の侍達がこの国を救ってくれるという伝説を心の支えにしている。
- オロチ城
巨大な大木の上に建てられたオロチの居城。
強固な扉で閉ざされ、木彫りの人形が並ぶ地下室に「歴史の本文」が保管されている。
宴では「オロチ農園」という場所で育てられた安全かつ新鮮な食物が出される。
- 左京
狂死郎の屋敷がある地区。
- 羅刹町
罪人を捕らえ見世物にする「羅刹町牢屋敷」(通称「罪人張見世」)がある。
- えびす町
花の都のおこぼれで暮らす町。
ニコニコ笑う顔を意味する「えびす顔」が、町の名の由来となっている。
住人は貧しい生活をしながらも笑顔を絶やさないが、これはかつて住民たちが飢えなどで次々と死んでいきそれを嘆く様子を疎ましく思ったオロチがおこぼれの中に混ぜ込んだSMILEによって笑顔以外の表情が作れなくなってしまっているため*6。
◆九里
6つの郷の一つで、かつて光月おでんが治めていた地。
おでん統治以前は各郷から追放された罪人・浪人が徒党を組み暴れ回る無法地帯で、「ワノ国の癌」とまで呼ばれ、犯罪者が九里に逃げ込めば役人でも手が出せなくなってしまうほどであり、将軍家も匙を投げるほどの凶悪な土地だった。
やがて若き日のおでんが全てのならず者たちをまとめ上げ、活気ある郷を作り上げたことで、おでんは「九里大名」の地位を与えられた。
現在は百獣海賊団大看板旱害のジャックが元締めとして統治している。
ジャック自身は見せしめとして住民を弾圧することはあるが、貴重な労働力でもあるため悪酔いしたカイドウと違って無意味に暴れることはない。
- 九里ヶ浜
ルフィとサニー号が打ち上げられた砂浜。
ルフィや船から転落したビッグ・マムが漂着したことから、滝壺から流れ着きやすい海流となっている模様。
- 編笠村
山中の竹林の中にある小さな村。
既にオロチ政権下であった4年近く前に飢饉に見舞われるが、漂着したエースたちによって救われた。
しかし1年以上前、X・ドレークら百獣海賊団によって村の要であった5人の用心棒が倒され、現在ではお玉と飛徹しか住んでいない廃村となっている。
- おこぼれ町
博羅町の入り口近くにある寂れた町。
住人は、役人が使わなくなった物や腐りかけた食料などのおこぼれを目当てに暮らしており、住人は工場の労働力となっている。
- 博羅町
役人とジャック配下の海賊が暮らす巨大な鳥居が入り口となっている役人街。
20年前までは活気溢れるある城下町だったが、オロチの部下が好きな家を奪い取り、生活に必要な商人たちを除き町から追い出した。
現在はホールデム、スピード、バジル・ホーキンスの3人の真打ちと、約30名のSMILEの能力者がいる。
元ネタは江戸の日本橋馬喰町(東京都千代田区日本橋)か。
- 桃源農園
博羅町の奥にあり、おでん城跡のある山の麓にかけて広がっているオロチとカイドウ達専用の農園。
元々はおでんが九里の人々のために作った農園だが、現在はオロチが牛耳っている。排水汚染の影響を受けていない安全な食糧を作っている。おこぼれ町の人間に低賃金で作業を行わせている。
- おでん城跡
かつて光月おでんとその家族が住んでいた城跡。正式名称は「九里城」だが、おでんを慕う人々が「おでん城」と呼び始めた。
20年前、百獣海賊団によって焼き滅ぼされ、光月家とその家臣の墓が存在する。錦えもん達が本拠地としていたが、カイドウに破壊された。
- 頭山
頂上に大きな一本の木がある山。酒天丸率いる頭山盗賊団の拠点。
ワノ国編で、ホールデムの部下によって火が放たれた。
- 伊達港
ワノ国にある港の一つ。九里の南西にある。
現在はカイドウの手によってほかの港と同じく廃港となっているが、酒天丸がカイドウ反逆のために密かにワノ国中の船を集めていた。
◆兎丼
6つの郷の一つ。
かつて大名・雨月天ぷらが治めていた。
「囚人採掘場」及び武器工場があり、現在は百獣海賊団大看板・疫災のクイーンが責任者となっている。
20年前には光月おでん率いる赤鞘九人男と百獣海賊団の決戦の場になった。
- 囚人採掘場
オロチや百獣海賊団に捕らえられた囚人たちが働かされている採掘場。巨大な作業場が5か所ある。
数万人に上る囚人たちは、盗みや傷害の罪ではなく、そのほとんどの罪は「オロチへの反逆」で、かつてワノ国の裏の世界を支えてきたヤクザの親分たちも収容されている。
ルフィが収容された区画では、囚人たちの食料は大岩の石運び5回できびだんご1個を受け取れる引換券が貰えるシステムになっている。
看守への反抗は1回目で両手切断、2回目で両足切断、3回目で死刑となる。
能力者には海楼石の手錠がかけられるが、労働力として使えるよう多少純度を弱めて作られている。
- 武器工場
海外に輸出するための兵器が、囚人達を労働力として生産されている。
工場からは汚水や煙突から汚れた空気が流されている。
- 常影港
ワノ国にある港の一つ。判じ絵の露呈後、康イエが密かに新たな集合場所とした。
しかし討ち入り当日に集合したのはモモの助と赤鞘九人男、しのぶのみで誰一人も現れなかったが…。
◆希美
6つの郷の一つ。
かつて大名・風月おむすびが治めていた。
現在は荒野が広がる跡地となっている。
- 根子港
ワノ国にある港の一つ。
◆鈴後
ワノ国の6つの郷の一つ。
かつて大名・霜月牛マルが治めていた。
寒冷な土地柄で、雪が降り積もっている。伝説の侍リューマの生まれ故郷。
この土地の者は生まれると同時に刀を与えられ、死後は埋葬された場所に刀を刺して墓標代わりにする習わしがあるが、中には名刀もあるため墓荒らしが絶えない。
また、寒冷な気候ゆえ、遺体は数百年は腐敗することがないという*7。ブルックが幽霊騒ぎを起こした北の墓場や牛鬼丸が現れるおいはぎ橋がある。
23年前には百獣海賊団とゲッコー・モリア率いる「ゲッコー海賊団」の戦争が勃発した。
- 帰港
ワノ国にある港の一つ。
◆白舞
6つの郷の一つ。
かつて大名・霜月康イエが治めていた。里全体に紅葉が広がっている。
ワノ国で唯一外に繋がる正規の港があり、康イエの時代、郷の侍達はワノ国最強と言われていた。
- 刃武港
ワノ国にある港の一つ。
実はこっちが康イエが密かに新たな集合場所である。
判じ絵は「刃武港の波止」を現していたのだが、これを見た錦えもんは素で「常影港」と読み間違えていた。
判じ絵を正しく読み取った麦わらの一味とハートの海賊団、反乱軍の本隊は刃武港から鬼ヶ島に向けてとっくに出撃した後だった。
- 潜港
ワノ国にある港の一つ。
上記の入国方法の一つである滝を割って洞窟を進んだ先にある港。他の港と異なり港そのものは地下にあり、地上にはゴンドラの発着場がある。
ワノ国で唯一外に繋がる正規の港*8であるが、カイドウとオロチの許可がなければ使用できないため、実質百獣海賊団と武器取引に訪れる政府関係者専用となっている。
◆鬼ヶ島
ワノ国の沿岸にある島。
百獣海賊団の本拠地である角の生えた巨大なドクロが特徴的な島で、年に一度の「火祭り」の日に、役人達と百獣海賊団の宴が行われる(表向きは将軍行列が明王カイドウのいる島への参拝)。
島の巨大なドクロは山と一体化しており、その内部にカイドウの城がある。島に入るための入り口は正面の一ヶ所と城の裏口だけだが、正面入り口の手前にある鳥居は小さな要塞になっており、島の周囲の渦潮もあって難攻不落となっている。
ワノ国本土とは離れているが、実際は海面に出ている部分が異なるだけで、隆起した同じ大地の上にある。
- ドクロドーム
鬼ヶ島中央の山と一体化したドクロの形をした巨大岩。
正面と裏口、東と西の4つの出入口から内部に入ることができ、内部とその周囲にはカイドウの屋敷である城が広がっている。
内部は地上5階、地下2階の構造になっており、2階に宝物殿、3階に宴会場、4階にフーズ・フーのテリトリーである「ネコ科フェ」があり、地下2階に「歴史の本文」が置かれている。
その他の施設として年に一度の金色神楽が行われる「ライブステージ」と「ライブフロア」、ブラックマリアが管理する遊郭、銭湯フロアの「百獣の湯」、入り口付近には「開かずの倉庫」などがある。
ワノ国のもう1つの顔
1055話において、自らの生存を明かしたスキヤキの案内で、城内のコケシ部屋の床にあった隠し階段から深い地下へ進むロビンとロー。
その途上で二人がガラスの窓から見たのは、花の都のようなワノ国の街が海底に沈んでいる光景であった。
スキヤキ曰く
- 800年前までは巨大な藤山の麓に町がある、普通の島の地形だった
- ある時期に島全体を囲むように高い壁が築かれ、鎖国体制がしかれる
- 壁の中に雨水が溜まっていき、人々は元の土地を捨てて、藤山の中腹で新たに土地を広げて都を築いた
とのこと。
例えるなら、現在のワノ国は島そのものが巨大なダム湖のような地形であり、今の国土はもとより、鬼ヶ島も元々は藤山に並ぶ連峰の頂上であった。
入国の際に巨大な滝が存在するのも、ワノ国の海が淡水魚のコイが生息できる淡水域であったのも、全てはこの構造が理由。
五老星の一人ナス寿老聖はこの地形からワノ国を"鉄壁の要塞"と称している。
階段の最深部に位置するロード歴史の本文を奉る部屋も、元々は藤山の麓にある洞窟内の高台にあり、隠し通路を知らない場合は水中からでないと入れない場所であるが、百獣海賊団は魚人族であるジャックの探索によって早々にこの部屋を発見していた。
スキヤキによれば、そこから更に深い地下に、現存する古代兵器プルトンが眠っており、取り出すには国の防壁を壊す必要があるという。
この"防御壁の破壊"と"プルトンの解放"こそがワノ国の開国の真実であり、光月おでんは理由は不明ながら、古代兵器の復活を目指していたということになる。
【登場人物】
◆将軍
- 黒炭オロチ(CV:岩崎ひろし)
現・ワノ国の「将軍」。
元は当時の白舞大名・霜月康イエに拾われたコマ使いで、おでんにも大恩ある身でありながら、20年ほど前に将軍の家系であった光月家を引きずり降ろし、各地に部下を拡散させて支配体制を一変。
その後カイドウと共謀しておでんを殺害し彼による支配を認め、カイドウへの協力の過程で自然豊かだったワノ国を嬉々として地獄の国に変えた張本人。
支持者を含めた詳細は個別項目を参照
◆光月家
20数年前までワノ国を治めていた氏族で、約800年前に「歴史の本文」を作った石工の一族でもある。
家紋は鳥の模様の中心に太陽が描かれたもの。
光月おでんの息子でワノ国九里大名跡取り。8歳。
チョンマゲ頭の少年。自尊心が強く、頑固かつスケベな性格で、子供の立場を悪用してナミやロビンに甘えるなどずる賢い一面も持つ。自身と同じく国の跡取りという立場のビビやしらほし、レベッカらと比較すると精神的に未熟な面はあるが、両親を殺したカイドウを涙ながらに討ちたいと真剣に口にするなど、確かな信念を持っている。
古代文字の読み書きを継承する前におでんが処刑されてしまったため、古代文字を扱えない。
Dr.ベガパンクの造った動物系「人造悪魔の実」の能力者で、小さな龍に変身することができる。雲を発生させ、それにつかまることで空を飛ぶことも可能。
また父おでんと同様、象主の声を聞くことができるが、それだけでなく、同じく象主が見ている光景が頭の中に浮かび、こちらの意志を伝えることもできる。
詳細は個別項目を参照。
ワノ国九里先代大名。
モモの助と日和の父親で、現在は故人。
元ロジャー海賊団の船員にして白ひげ海賊団の初代二番隊隊長。
若い頃から破天荒な人物で、鎖国国家であるワノ国の法に長年疑問を持ち続けた異端児。形にとらわれない自由で壮大な発想の持ち主であり、「窮屈でござる」が口癖で、イヌアラシは「おでん様にとってワノ国は狭すぎた」と評している。ならず者や人々が忌避する*9ミンク族のイヌアラシとネコマムシを臣下に迎えるなど懐が広く、家臣達や九里の人々からは死後20年経った現在でも絶大な信頼を寄せられており、白ひげやロジャーといった大物海賊をも魅了する人柄の持ち主だった。
詳細は別添項目を参照。
- 光月日和(CV:水樹奈々/大和田仁美(幼少期))
おでんの娘で、モモの助の妹。26歳。
幼少の頃はおてんば娘で、兄によく跳び蹴りをかましたりと赤鞘九人男も困らせていた。
青緑色の髪が特徴の女性。現在は狂死郎一家の遊廓に属する、ワノ国で唯一の花魁・小紫として活動している。高い教養と国をも揺るがす絶世の美貌を持つ。金がない男には価値を見出さない冷酷な性格を演じており、近しい者からは腹黒い女と評されているが、武士の娘としての生き方を曲げることはない。三味線の演奏が得意で、三味線を弾く時は必ず狐の面をつける。禿のトコは日和の素性を知る数少ない親友で、彼女の明るさには日々救われているという。
20年前、「兄モモの助と自身の片方に何かあった時光月家の血が途絶えないように」との理由から、未来には飛ばず母トキと共におでん城に残り、同じく残留組である家臣の河松の助けで水路から城を脱出した。
家族を一度に失ったため、20年後の兄の帰還という話を信じられず、当初は生きる気力を失っていたが、河松の尽力により徐々に笑顔を取り戻す。
しかし自分のために身を削る河松の姿に耐えかね13歳の頃に河松の元を去り、都に流れ着いたところを孤児として狂死郎一家に保護された。そこで狂死郎として活動していた傳ジローと再会し、互いの事情を明かした後、彼の遊廓に入る形で保護される。
その後はワノ国一の遊女として将軍オロチをはじめ国中の人間に愛される存在となった。オロチ城の宴での騒動で狂死郎に斬り伏せられ、世間では小紫は死亡したことになり、葬儀まで営まれることになる。しかし、実際は生き延びており、トコの命を狙う鎌ぞうから逃げていた際においはぎ橋でゾロに遭遇。鎌ぞうを倒すも深手を負ったゾロを手当てし、自分の素性を明かす。
ゾロが持っていた国宝「秋水」を正式に譲ってもらう代わりに、ゾロを納得させるべく父の遺品である大業物21工「閻魔」を代わりに譲渡した。
ワノ国天上決戦の時は身を潜めていたオロチの前に姿を現し、彼の前で演奏をしながら海楼石の釘を打ち込んで能力を封じ、瓦礫で身動きがとれなくなったオロチに自らの正体を明かした。オロチの弁解や命乞いにも許すこと無く糾弾する中、カン十郎の「火前坊」に巻き込まれながらも悪あがきを見せたオロチに危うく道連れにされるところを傳ジローに助けられる。
天上決戦後はモモの助とようやくして再会を果たす。同時にお転婆な妹らしさも取り戻し兄に対し飛び蹴りをかましていた。
- 光月トキ(CV:潘恵子)
おでんの妻で、モモの助と日和の母。旧姓「天月」。故人。
超人系悪魔の実「トキトキの実」の能力者。自身や他人を未来へ飛ばすことができるが、過去へ戻ることはできない。
遥か遠い過去(本人曰く800年前)に生まれた人物とされ、両親の故郷とされるワノ国に行くために能力で何度も未来へ移動し、約30年程前に人拐い目的の海賊(後に白ひげ海賊団傘下となる海賊団)から逃げているところをおでんと出会った。
その後おでんと共に白ひげ海賊団の船員となり、彼との間にモモの助と日和を授かり、おでんがロジャーにスカウトされた際には共に同行するなどこの時代を自分の旅の終着点にしたという。
しかし26年程前にロジャー海賊団がワノ国近海に差し掛かった際には目的地に近づいたことで緊張の糸が切れて倒れてしまい、療養のためにモモの助と日和、イヌアラシ、ネコマムシと共にワノ国に帰国した。帰国後は順調に回復し、九里の人々からも慕われる存在となるが、光月の血を断絶させようとしたオロチの刺客から子供達を庇い、足を矢で貫かれるという大怪我を負ってしまう。
20年前、おでんが処刑され、カイドウ達がおでん城に火を放つと、モモの助や錦えもんらにおでんの想いを託し、20年後の未来に移動させる。そして、燃える城の前で「月は夜明けを知らぬ君 叶わばその一念は 二十年を編む月夜に九つの影を落とし まばゆき夜明けを知る君となる」と辞世の句を残し死亡した。
彼女がなぜ20年という年月を選んだのかは不明であり、酒天丸ら赤鞘九人男や侍達を苦しめてしまうが、イヌアラシや錦えもんらはその年月にはなんらかのおでんの意思があると考えている。
おでんの父親でモモの助と日和の祖父。ワノ国の元将軍。
度重なる暴力事件を繰り返したおでんを「花の都」から追放したが、彼が九里を発展させると大名の地位を与えた。その数年後は病により体調を崩しつつあり、26年程前に病死している。
死の間際におでんが戻るまでオロチを将軍代理に任命したが、それらは全てオロチ(と彼に復讐心を植え付けた謎の老婆・黒炭ひぐらし)による策略で、実際はオロチに謀殺された可能性が示唆されていたが…。
◆光月家家臣・支持者
光月家に仕えていた家臣とその関係者たち。20年前におでんが処刑された際には、おでんの妻・トキの辞世の句を信じ、一部の家臣は20年間モモの助達の帰還を待ち続けていた。
現在では、反乱の意志を持つ者は共に戦う意志として左足首に逆さ三日月の印を彫り、ワノ国中に散っている。
しかし20年という雲を掴むような話だったため、処刑から約10年後に、食料や武器の不足・疲労や体力の問題から限界を迎えた一部の者たちが鬼ヶ島へカイドウ討伐に乗り込むも全員返り討ちに遭っている。
おでんに仕えていた9人の侍たち。現在のワノ国では、おでんと共に開国を企てた悪人として扱われている。
錦えもん・カン十郎・雷ぞう・お菊の4人はモモの助と共にトキの能力で20年後の未来に飛び、イヌアラシとネコマムシは故郷のゾウで対立関係となるも錦えもん達が再び現れる日を待っていた。未来に飛ばずにワノ国に残った3名のうち、傳ジローのみ所在が不明となっている。
詳細は別添項目を参照。
- しのぶ(CV:山本百合子)
元お庭番衆の一員だったくの一。
小太りな体型でもっさりとした忍者服を着ている残念熟女忍者。錦えもんの妹分であり、若い頃はかなりの美女で、「悩殺くの一」「男殺しのしのぶ」と呼ばれていた。一人称は「わたす」。
触れたものを腐敗させる超人系悪魔の実「ジュクジュクの実」の能力を持ち、本人はこれを「あらゆるものを熟れさせる熟々妖艶の術」と呼んでおり、腐らせるという言い方は好まない。忍者としての能力も高く、大凧で空を飛んだりすることも可能。
一方、先端恐怖症に加えて現在は老眼であり、刃物で攻撃されると、忍んでいるにもかかわらず恐怖で絶叫してしまうなど、戦い全般に不向きな面もある。
かつてはお庭番衆に所属していたが、黒炭家に従う道を選んだお庭番衆から離反し、追われる身となった。ルフィたちと合流後はナミと共に諜報任務にあたり、宴が行われたオロチ城では潜入したロビンを援護した。
20年屈辱の日々を耐えてきたため、カイドウとオロチ打倒への思いは非常に強い。捕まった仲間は口封じのために消すという忍としての強い覚悟を持っている。
ワノ国天上決戦の時は初っ端カン十郎の裏切りの憂き目に合うも、鬼ヶ島でサンジがモモの助を救出し託された後はモモの助の保護と逃走に注力する。ヤマトのサポートや能力を駆使して逃走に成功。その後はモモの助の決死の頼みで彼を成人にさせた。これカイドウやリンリンに使えば勝てるんじゃね…と思うが、やつらは覇気が強すぎて効かないだろうなぁ…
天上決戦後も生き延び、ワノ国の祭りの時はアラマキを迎撃。描写無しでミイラ化されてしまった。
その後は点滴を受け一命を取り留め、脂肪も抜き取られたのか若い頃を思わせる美女に変貌した。その際、お玉をくの一の弟子に迎えた。
アニメ版の中の人はサンジの母親ソラも担当していた。
- 霜月康イエ(CV:島田敏)
白舞の元大名。
大名だった頃は厳格な性格で、ハリネズミ(というかアフロ)の様な髪形から「ハリネズミの康」と呼ばれていた。当時の将軍・光月スキヤキ亡き後の次期将軍と目されていたほど人望が厚く、20年経った現在でも彼を慕う民衆は多い。
都から追い出され自分の家に入り浸っていたおでんにも厳しく当たっていたが、おでんこそが将来の光月家を背負って立つ男だと期待しており、おでんを慕うチンピラ達(後の赤鞘九人男)も自身の所業を改めるきっかけを与えた恩人。おでんの処刑後、迷わずオロチと戦う道を選んだが、カイドウに敵わず敗れる。その後は一命をとりとめ、えびす町に隠れ住んでいた。
現材ではえびす町に住む太鼓持ち「トの康(通称「ヤス」)」として過ごしているが、20年前とは雰囲気が全く異なり、頭に手ぬぐいを巻いていることもあり、顔見知りだったカン十郎やしのぶでさえ当初は正体に気付かなかった。
面倒見もよく新入りの住人に住居を提供したり、住民たちに食料や薬を配ったりしており、更に少しでもえびす町の人々が明るくなれるようにと明るい言葉や冗談をかけており、えびす町の皆からは「仏」と親のように慕われている。
小紫の禿であるトコの養父でもあり、彼女が送ってくる給金のほとんどを「独り占めはもったいないから」と働けない住人達に配り歩いている。
偶然遭遇したをえびす町に招いた後、錦えもんの判じ絵が露見し、同志達が投獄されたことを知ると、大泥棒「丑三つ小僧」の名を借りて盗みを働き、捕まって羅刹町で磔にされる。
牢屋内で同志たちには密かに新たな集合場所を示しており、大衆の面前で判じ絵はいたずらで自分が作ったと証言すると同時にオロチを強く非難し、モモの助や錦えもん達にカイドウとオロチの討伐を託し、オロチとその部下の銃撃によって処刑された。
オロチの非情な行為に怒りに燃えるゾロを筆頭に麦わらの一味の介入によって交戦の最中にフランキーとカン十郎がトの康の遺体を連れて行き、騒動後に遺体は九里で供養された。
過去編を除き現在の時系列では滅多に死者が現れないONE PIECEにおいてエースや白ひげ、ペドロに次いで現在の時系列で命を落とすケースに該当したキャラのひとりである。そしてワノ国で多く出た死者第1号でもある
アニメ版の中の人は過去にワポルやフォクシーを担当していた。
- 地武えもん
希美の元旗本。トキの言葉を信じ、20年間モモの助達の帰還を待ち続けていた。
- 霜月牛マル(CV:竹内良太)
鈴後の元大名。故人。
紫色の茶筅髷でその顔つきはゾロに似ている。
生前は剣の達人として知られていた。
彼の若いころを知る河松やヒョウ五郎からはゾロと「顔から剣の所作まで瓜二つ」とまでいうほど。
SBS105巻で牛マルには姉「霜月フリコ」がおり、彼女も霜月コウ三郎と共に違法出国し、紆余曲折を経てゾロの祖母となったことが明らかになった。つまりゾロからみたら牛マルは大叔父である。
- 風月おむすび(CV:島田岳洋)
希美の元大名。故人。
恰幅のいい体型で、名前通りおむすびのような輪郭に長髪、隈取を施している。
- 雨月天ぷら(CV:斉藤次郎)
兎丼の元大名。故人。
長身痩躯の体型、冠下髷で吊り上がった目と口周りの髭、首に大きい数珠をかけている。
上記の3名は大剣豪として実力も高く、おでんの処刑後は康イエと同じくオロチと戦う道を選んだがカイドウに敗れ、鬼ヶ島の「天の岩戸」に幽閉された。
絶食状態の中、カイドウは殺し合いを誘発させようと覇王色の覇気の片鱗をみせたヤマトを試しとして入れ、一人分の食事と刀などの武器を与えられるも「侍は腹など空かぬもの」とヤマトに食事を差し出し、おでんが好きだというヤマトがこっそり持っていたおでんの航海日誌『おでん漫遊記』の読解を手助けする。
幽閉されてから10日あまりが過ぎ、“20年後の戦い”を見届けられず衰弱死する前に刀を持って岩戸を破壊し、ヤマトの命を救うことが未来の戦いに参戦する手段として逃がし、カイドウに再び立ち向かいその命を散らした。
◆支持者のヤクザ
- ヒョウ五郎(CV:西村知道)
兎丼の囚人採掘場に長く収監されている古参囚人で、かつて「花のヒョウ五郎」と呼ばれたワノ国一のヤクザの大親分。上半身に桜の入れ墨を入れている。
かつてはワノ国の裏の顔役として花の都の裏社会を取り仕切っており、民衆に優しく、力と人望を兼ね備えた本物の侠客で、5つの郷の親分たちにも顔が利き、若い頃のおでんにも慕われていた。ゴールド・ロジャーがワノ国に来た際にも面識があった。
黒炭家への従属を拒んだために妻や子分を殺され、おでんの処刑後は囚人採掘場送りにされ、表向きは殺されたと思われていた。
かつては屈強な体格だったが、囚人採掘場の過酷な環境もあって現在は加齢と栄養失調で衰弱しきっており、獣人型のチョッパーとあまり変わらない小柄な体格になっている。他の囚人からは「ヒョウじい」と呼ばれている。
「流桜」と呼ばれるワノ国版の武装色の覇気の使い手であり、レイリーや戦桃丸と同じく手を触れずに相手を弾き飛ばす技を使うことができる。また、昔は「豪剣」で鳴らしており、カイドウに部下にならないか勧誘されていたほど。
現在では老いと生きる気力を失ったこともあり、労働の対価として与えられる食事を確保するのも困難になっている。紆余曲折を経てルフィと親しくなり、 疫災のクイーンによってルフィ共々「大相撲地獄」による処刑にかけられた際にルフィに覇気の使い方の手本を見せ、ギフターズの一人を一撃で下し、ルフィにコツを伝授した。その夜、雷ぞうと再会し、赤鞘九人男とモモの助の生存を知らされると気力を取り戻しオロチへの反逆の協力を申し出る。
下記の4人はいずれもヒョウ五郎を実の親のように慕う各郷のヤクザの親分達。ルフィをあっさり羽交い絞めにする実力を有する。
カイドウとオロチへの反逆により兎丼の囚人採掘場に入れられていたが、別の作業場のためヒョウ五郎と会うことも出来ずにいた。
ルフィたちが囚人採掘場を百獣海賊団に気取られずに制圧した後は、ヒョウ五郎と再会し、反乱のための戦力をかき集めようと各地に向かう。
- 血文字の大マサ(CV:服巻浩司)
兎丼をナワバリとするヤクザの親分。ドラえもんみたいな顔の大男。髪に鈴を二つつけている。
- 破れ笠綱ゴロー(CV:高塚正也)
白舞をナワバリとするヤクザの親分。囚人製銑場で働かされていた。
- 夕顔のお蝶(CV:水沢史絵)
鈴後をナワバリとするヤクザの親分。女性。一人称は「あちき」。解放後は、河童の河松の手配により、刀回収班を指揮。
- 蛇の目の弥太っぺ(CV:増谷康紀)
希美をナワバリとするヤクザの親分。解放後は、ヤクザ統率班を指揮。
◆国民
◆花の都
- 港友(CV:菅原淳一)
鬼ヶ島にあるカイドウの屋敷を建てた伝説の大工の棟梁。
屋敷図を目当てに弟子入りしたフランキーを数週間働かせていたが、10年程前に屋敷図を質に入れていたことを思い出し、フランキーに話した結果大喧嘩になり、彼をクビにした。
屋敷図は様々な人物を経て現在は酒天丸が持っている。
単行本第7巻SBSに登場した大工のみなともさんとは、同じ名字で血は繋がっているが別人。作者は92巻SBSでこの事実を明かすと同時に、「数十年前にワノ国の船が『東の海』に到達し、その時の子孫が読者も知っているとある人物である」と述べている。
その人物が誰かはいまだ不明だが、白舞大名の康イエの苗字が「霜月」であることや、白舞の侍たちが着ている服などに描かれているマークが、ゾロがかつて所属していた道場のマークと似ていることや、ゾロの故郷がワノ国と同じ和風文化を持つ「シモツキ村」であることに加え、和道一文字の製作者が下記の霜月コウ三郎ということから、ゾロの師匠にあたるコウシロウの可能性が高いが、単行本96巻のSBSにて霜月コウ三郎はコウシロウの父親であることが明かされた。
- 浦島(CV:かぬか光明)
ワノ国大相撲の力士で、国内では右に出る者がいない横綱。
かなりの巨漢で、張り手一発で力士を空の彼方に吹き飛ばすなどパワーは相当なもの。
一方でワノ国の上層階級“士族”であり、お菊を含めた平民や下人を完全に見下しているが、見目麗しいお菊を男と知らずに自分の妻にしようとしている。
百獣海賊団メンバーとは懇意にしており、農園の食べ物を手に入れられる立場にある。
相撲対決の場で自分の丁髷を切り落として恥をかかせたお菊を処刑しようとしてルフィと対決となり、ルフィの張り手と相殺するなどそれなりのパワーは見せたが、以降はルフィに攻撃を当てられず、最後はルフィの巨人のつっぱりでホールデムの屋敷まで吹き飛ばされてK.O.された。
アニメ版での髪色はまさかのピンク色である。
まあ、お菊の真の正体を知らないまま退場したのがせめてもの救いかもしれない。
- トコ(CV:菊池こころ)
康イエ(トの康)の義娘である幼女。「“男”じゃないけど“おトコ”」が持ちネタ。
他のえびす町の住民の例にもれず、失敗作の「SMILE」の副作用で笑う以外の感情を失くし、常に笑っている。*10
都に売られて花魁・小紫(日和)の禿として働いており、小紫の正体が日和であることを知っており、日和にとって数少ない親友。給金の大半を父に送っている。
サンジの十八番そばを食べに訪れ、狂死郎一家との悶着の末にサンジから無事だったそばを一杯もらい、その美味しさに感激する。小紫と共にオロチ城での宴に参加するも、光月家の脅威を語るオロチを笑ったことで彼の怒りを買って処刑されそうになるが、ロビンに助けられる。
その後オロチの刺客・鎌ぞうに追われ日和と共に逃亡し、鈴後のおいはぎ橋でゾロに助けられた後、父が処刑されると知り、大慌てで羅刹町に向かう。康イエが銃殺される寸前のタイミングで牢屋敷に到着し、父の死を目の当たりにして笑顔のまま号泣した。
その後は天狗山飛徹の元に保護され火祭りに参加、飛徹に何故父があのような行動をとったかを問い、彼の答えから亡き父に『会いたい』ではなく『ありがとう』の言葉を添えて空船を飛ばした。
- びん豪、凡ゴウ、ブン業
花の都の悪党3人組。
放火魔のブン業は、夜な夜な町に火をつけてまわり、材木屋の凡ゴウは家の再建用の木材を売って儲け、僧侶兼桶屋のびん豪は、火事の犠牲者遺族の悲しみに付け込んで高額を巻き上げていた。
3人とも役人を買収していたため捕まることはなかったが、小紫に惚れ込み、彼女に騙され全財産を貢がされて破産してしまった。
その後はえびす町でトの康から住居を提供されたが、偉ぶっていて住民の手に負えない様子。
若い頃から鈴後で墓荒らしをしようとするなど小悪党だった。
- お染(CV:金子有希)
狂死郎一家の遊廓に属する、No.2の人気遊女。
忠治という名前のネズミを飼っている。
過去にクイーンから指名を受けても何度も断り続けてないがしろにしていたことから、金色神楽で忠治を探していた時にサンジの追跡途中に姿を隠したクイーンから暴行を受けて頭から血を流し、再度攻撃される寸前でサンジに助けられる。
- 浪曲師の先生(本名不明)(CV:東家一太郎)
オロチが敗北し部下のさらへび先生も拿捕された後、寺子屋で新しくおでんを英雄とした授業を教えていた男の先生。
張扇を叩きながら浪曲に乗せておでんやルフィ達の活躍を語っていた。
中の人はプロの浪曲師。本職ならではの軽妙な語り口は一見の価値あり。
◆九里
九里・編笠村に住む少女。8歳。
師匠である飛徹と共に暮らしており、くの一を目指している。一人称は「おら」で、語尾に「やんす」を付ける。毎日笠を網み、それを売って暮らしているが、米を食べられるのは年に2回(誕生日と正月)だけの貧しい生活を送っている。
超人系悪魔の実「キビキビの実」の能力者で、頬をちぎってきびだんごを生み出し、食べさせた動物を手懐ける能力を持つ。きびだんごはお玉以外の者が引っ張っても出せず、自分で食べても腹にはたまらない。人間には効果がないが、SMILEの能力者には有効*11。
詳細は別添項目を参照。
- 天狗山飛徹(CV:大友龍三郎)
ワノ国の刀鍛冶でお玉の師匠。
顔も服装も天狗のような姿をした男で、大業物「二代鬼徹」を打った刀鍛冶・古徹の子孫。美少女こけしコレクター。
長く人を待っており、理由は不明だが、町には出られないらしい。
「二代鬼徹」の所有者だが、妖刀の呪いを恐れているため、別の名刀を腰にしている。
ちなみに彼が大切に使っている茶釜は動物系悪魔の実「イヌイヌの実:モデル“たぬき”」を食べたことで意思を持っており、現在はペット「ぶんぷく君」として共に暮らしている*12。
かつて、ロロノア・ゾロが扱う「三代鬼徹」やおでんの愛刀の一振りである大業物21工「天羽々斬」を作り上げた名工。
その正体
1053話にて、その正体は病死したと思われていた先々代将軍・光月スキヤキ。
以前よりその正体については考察がなされており、おでんの回想にて刀鍛冶と思われる人物が全く登場しなかった事、人目を避けて隠居した事、さらにアニメでの声優がスキヤキと同一人物であった事などが根拠として挙げられていた。
彼はオロチらの手により病死に見せ掛けた上で幽閉されており、後に脱出を果たすも息子おでんは死亡、国はオロチとカイドウに滅茶苦茶にされており、一時はそれを恥じて自害すらも考えていた。
刀作りはこけし収集と同様趣味、更にはワノ国に古代兵器プルトンが存在することも明かした。
当初は孫のモモの助・日和対して自身の正体を明かすつもりはなかったが打ち明け、2人からはまだ肉親が生きていたことを喜ばれた。
なお家臣たちからも錦えもん以外からは正体を感づかれていた模様。
息子と違い政治には責任感を持って勤しんでいたが、九里の放置や一部の民が貧困にあえぐなど、政治力は今一つな感はある。
本人も政治についていい感情を持たないからこうなるのも致し方なし、ある意味息子と似た者同士といえるだろう。
そういう意味では後世に名将軍と称えられることになるモモの助という後継者を得られたことは不幸中の幸いであっただろう。
なお『天羽々斬』『閻魔』『二代鬼徹』は彼の元で保管されていたが、城から脱出する際に持ち出したであろう二代鬼徹はともかく
おでんの愛刀は彼の発言から脱出できたのはおでんの死後・九里の城が焼けた後であり、どのような経緯を経て彼の元に渡ったかは謎である。
- お鶴(CV:柿沼紫乃)
おこぼれ町の茶屋の店主を務める浮世絵風の顔つきをした女性で、錦えもんの妻。現在は浮世絵風の顔つきだが、30年以上前はかなりの美女だった。
食糧を独占する将軍オロチをよく思っておらず、一度言い出したら引かない性格で、自分が出したおしるこを頑なに遠慮するお玉に対し、胸ぐらを掴んでまで食べるよう言い聞かせた。
錦えもん曰く20年前と容姿は変わっておらず、後夫は得ていない。百獣海賊団に襲われていたところをゾロに助けられ、工場排水で汚染された川の水を飲んで具合が悪くなったお玉を自分の店に連れていき、特効薬の邪含草で治療した。
おこぼれ町が焼かれた際に安否不明だったが怪我を負ったものの無事で夫との再会も果たした。
◆その他の国民・関係者
- 霜月リューマ
ワノ国の伝説の侍。
スリラーバーク編でゾロが倒したゾンビその人であり、数百年も昔に死んだ侍。
空飛ぶ竜を斬り落としたという伝説を持ち、いかなる手合いも一閃の内に斬り伏せたという生涯無敗の大剣豪。得物は大業物21工の一本である黒刀「秋水」で、リューマの歴戦によって黒刀に「成った」という。
数百年前にワノ国が「黄金の国」として世界に認知されていた頃、それを欲する海賊や国を支配しようと目論む世界の貴族達など海外からの敵を相手に圧倒的な強さを見せつけ、「ワノ国に侍あり」と世界に言わしめた。後に病死するが、伝説の剣士として名を残しており、ワノ国では英雄として讃えられている。
死後はワノ国の「刀神様」として国宝である「秋水」と共にお堂に祀られていた。23年前に遺体と「秋水」が盗まれた際は、国中が涙したという。
なお、作中では終始下の名前で呼ばれているが、『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』で苗字が判明。
また鈴後の大名だった霜月牛マルの先祖であることも明らかになり、ゾロにとっても先祖であることが確定した。
- 牛鬼丸(CV:白熊寛嗣)
「おいはぎ橋の牛鬼丸」と呼ばれる僧兵。
武蔵坊弁慶のような服装の大男。武器を持った者が鈴後のおいはぎ橋を通ると現れる。住処は不明だが、都では有名。
「殺し合いは隙こそ勝機」と考えており、空気を読まずひたすら相手の隙を突いて攻撃してくる。武器は薙刀。
その正体はかつて霜月牛マルの相棒だった狛狐・オニ丸が[[動物系>動物系悪魔の実]]幻獣種の悪魔の実「ヒトヒトの実:モデル“大入道”」の能力で人間に変身した姿。
牛マルが死亡し鈴後が滅んでから5年以上も牛マルの墓守をしていたが、紆余曲折を経て河松と共に決戦に備えて刀を集めていた。河松の投獄後は人間に化けて彼が当時名乗っていた偽名「牛鬼丸」を名乗り、おいはぎ橋を通る者達から刀を奪っていた。
河松が脱獄出来たことを知ると武器の隠し場所をゾロたちに知らせるために逃亡・姿を消し、狛狐に戻り彼らに後を託しカイドウたちを討った後に狛狐の姿で河松と再会を果たした。
- 霜月コウ三郎
50年以上前にワノ国を違法出国した刀鍛冶。
実はおでんの愛刀・閻魔とゾロが持つくいなの形見の刀・和道一文字の製作者。
当初は彼の出国時期から、上記にもあるとおり、かつて東の海に到着したワノ国の船に乗っていた者こそが彼であり、その子孫(時期的に息子)はコウシロウではないかという可能性が示唆されていた。
そして単行本96巻のSBSにて、その可能性が事実であることが明かされた。
それによると約55年前にワノ国を違法出国した後に、冒険の末に東の海のとある土地に上陸し、そこで山賊から現地民を助けたことで懇意となり、剣術を教えるうちに恋をし、自分達が住む村を作ったという。 その村こそがゾロの故郷である「シモツキ村」であり、ゾロの師匠にあたるコウシロウの実父でくいなの祖父、そしてゾロに「捨名知」を教えた人物であることも判明した。
本編ではキング戦の中、ゾロの回想でとうとう登場。彼に説いた「刀」の持論がキング撃破のきっかけになる。
現在は故人。
ちなみにどのような経緯で東の海に辿り着いたかは不明だが、偉大なる航路から抜けるにはリヴァースマウンテンか凪の帯のどちらかを越える必要があり、尚且つワノ国のある新世界は北の海と西の海としか接していないため、東の海まで行くのはかなりの大冒険だった模様。
追記・修正は開国してからお願いします
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,17)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- ワノ国に比べるとビッグマムのトットランドはかなりマシな国だわ。マムに比べてカイドウの国への興味の無さが原因だろうけど -- 名無しさん (2019-08-25 19:49:05)
- 下民って差別意識は昔からじゃなくてオロチ支配からじゃないっけ? タイムスリップしてきたお菊は知らんって言ってるし。 -- 名無しさん (2019-08-25 20:01:10)
- 中国には「龍蛇螾螘(りゅうだ いんぎ)」という言葉がある。龍は雲に乗って飛び、蛇は霧のなかで霊験を顕わすが、雲が去り霧が晴れれば、龍は螾(ミミズ)で蛇は螘(蟻んこ)になる。帝王・宰相といえど、権力を失えばそこらの人間に過ぎない、という意味。さてはて、ワノ国を支配する龍と大蛇はどういう末路をたどるものか? -- 名無しさん (2019-08-25 23:53:04)
- 浦島が食べようとしたタヌキってどうなったんだろうか -- 名無しさん (2019-08-26 10:28:26)
- ↑その後何事もなく浦島が違う場面に居たからお察しくださいなんだと思う -- 名無しさん (2019-08-26 19:13:53)
- 「ワノ国を開国せよ!」が目標なんだけど、天竜人を考えるとしなくてもいいんじゃね? と思えてくる。 -- 名無しさん (2019-08-26 19:43:22)
- 鎖国って制度が最悪の状態で機能しちゃったのがカイドウとオロチって訳だ。加盟国の様に政府や海軍が内に居ないから、ワノクニの侵略を阻む唯一最大の壁である戦闘力を突破出来るカイドウにとっては最高の場所。だれにも邪魔されないからな。極めつけに転覆を企む裏切り者まで用意されてるときた。 -- 名無しさん (2019-08-27 10:38:17)
- >略してスマシ 略したらスマタじゃないのか -- 名無しさん (2019-08-27 12:03:59)
- 飛徹の声がクロコダイルなのが笑える -- 名無しさん (2019-08-28 12:39:25)
- 鎖国してても港があるって変なのか? 漁だってするだろうし外敵が攻めてきた時に海上戦だってやるだろうし。 -- 名無しさん (2019-08-28 18:50:19)
- オロチに対して、ルフィたちに言って欲しい銀さんたちの台詞「将軍さま~遊ぉ~ぼ~♪ 」(ガオン砲をオロチ城の天守閣に)ドーン!!...個人的な願いですが。 -- 名無しさん (2019-08-28 21:18:15)
- 日本にも出島あったし… -- 名無しさん (2019-08-29 17:19:13)
- そういや、寺子屋の先生ろくろ首だったけど、あれはなんなんだろう?なんかの実の能力者なのか、そういう種族なのか。 -- 名無しさん (2019-08-29 21:49:50)
- ↑蛇のスマイルとかありそう。オロチが有利になるような教育(洗脳)してたし。 -- 名無しさん (2019-08-30 08:58:43)
- おでん遂に顔出しか。あと錦えもん昔はチンピラだったのか。 -- 名無しさん (2019-10-28 09:07:11)
- 「小心者」「臆病者」というと聞こえは悪いけど、逆に言えば「油断せず、警戒心を欠かさない」ってことだから反体制派にしてみれば厄介な存在だよねオロチ。カイドウの後ろ盾があったとはいえ国盗り達成しただけはある -- 名無しさん (2019-11-18 21:34:24)
- お菊は白ひげ海賊団のイゾウの弟とは。てかイゾウの年齢は…。 -- 名無しさん (2019-11-18 23:39:29)
- 一流の花魁は歌も上手いものだが、小紫の「Innocent starter」や「Synchrogazer」は聞けるんでしょうね? -- 名無しさん (2020-01-22 16:42:39)
- そういえばおこぼれ町壊滅した時に豪トリオも一緒に死んだんだろうか -- 名無しさん (2020-01-28 20:20:41)
- 前から思っていたが、小紫は日和の偽物、または影武者じゃなかろうか。 -- 名無しさん (2020-01-29 01:39:31)
- ワノ国の民度が木の葉レベルだった件 -- 名無しさん (2020-02-19 22:31:25)
- ↑差別・迫害の対象になった人達に理解者的な人達(イルカや一楽の親父さんなど)がいた木ノ葉と違って、ワノ国は国民全員があんな感じみたいだな。 -- 名無しさん (2020-02-22 13:41:46)
- 本当にドラム王国とは別ベクトルで一回滅びないと変わらないかもしれないな… -- 名無しさん (2020-02-22 15:45:25)
- ドレスローザでもドフラミンゴマッチポンプで人望のあったリク王を失脚させ、レベッカは長年差別されてたけど、あっちは能力でリク王を操って暴れさせ、それを名目上「政府側」なドフラミンゴが止め、不穏分子はシュガーがオモチャにすることで人々の記憶から消すことでドンキホーテ一味は信頼を得たんだよな。 -- 名無しさん (2020-02-24 09:05:32)
- まあ~ワの国の連中は救う価値のない屑な気がする。オデンを殺したのはオロチだが、真実を知ろうと気づこうとしなかったワの国の連中は身勝手だろう。異論反論オッケーです -- 名無しさん (2020-02-24 19:51:59)
- ↑ 読者視点だから全体像分かるだけで、「ワノ国は救う価値ない・滅んでいい」って言うのと、一面や結果だけ見て「(将軍家乗っ取りを目論んだ)黒炭家は滅んでいい」「(オロチの工作の結果)おでんはしんでいい」っていうのは本質的には一緒よ。ネットリンチとか「(えん罪事件でよく判明するけど)正義のためなら犯罪者にはどんな取り調べや迫害(個人情報さらしとみたいな)加えてもいい」のと変わらない。 -- 名無しさん (2020-02-26 03:50:00)
- おでん過去編が終了していよいよ反撃か。最悪の世代もたくさん集結してるからワクワクするな。 -- 名無しさん (2020-03-16 14:48:08)
- 今週号のアレ....ウソだと言って欲しい...二重スパイだと言って欲しい...( 涙(嘆(辛 。 -- 名無しさん (2020-03-16 22:48:11)
- おれが赤鞘などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ -- 名無しさん (2020-03-22 20:26:24)
- ここに限らずSMILEの成功作のの食べ残しにも笑顔の副作用あるって書いてあるけどそれどこ情報?失敗作の食べ残しを流したとは書いてたけど成功作の食べ残しは見つからなかった -- 名無しさん (2020-03-24 18:56:12)
- ↑21 かなり前のコメで悪いが、「何故あるのか?」って言われるのは「正規の」と付いてるモグラ港な。「正規」の意味は「海外とのやりとりが可能」って意味。それで、何故そんな港があるのか?という疑問がでたのは「海外との取引などのやり取りが無いのにオロチの支配以前=存在理由が少なくとも800年ほどは無い筈なのにずっと存在してる」から。漁や国内での船の行き来で使うであろうハブやらトカゲやらの港について「何故あるのか」なんて言ってるわけじゃない。 それと、一味の到達以前に散々言われてるけど、海外からワノ国は「守ってる侍が強いから手出ししない方が賢明」って認識だからそもそも外敵は来ない。仮にそれでも攻め込もうとしたやつがいても、回想でおでんが言ってるように海流を見極めないと到達以前に船が沈むから海上戦なんて起こりようがない。 -- 名無しさん (2020-04-10 02:10:16)
- ワノ国編はあとどれくらい続くのだろう。もうすぐ話数が1000に到達してコミックも100巻になるからこの辺りで決着が付くんだろうか。 -- 名無しさん (2020-08-03 21:47:43)
- ↑作者は「ONEPIECE自体はあと5年で終わる」「ワノ国編の次は巨大な戦い」って公言してるんだよな。 -- 名無しさん (2020-11-15 10:06:33)
- ルフィ勢、カイドウ勢、ビッグ・マム勢、オロチ勢の四つ巴になってきてるな。(ドレークを海軍だから別枠と考えれば五つ) -- 名無しさん (2021-05-19 22:18:26)
- ワンピシリーズ後半の大舞台もいいとこでもう敵も味方も善悪も関係ないくらいカオスな状況に。というかルフィもキッドもカイドウにリンリンも「馬鹿」の集まりで大差ないな -- 名無しさん (2021-06-04 11:23:10)
- ルフィ勢VS百獣海賊団VSビッグ・マム海賊団VSオロチVS世界政府の五つ巴になりつつある -- 名無しさん (2021-10-15 21:03:13)
- 『MONSTERS』ってリューマが何歳ぐらいのことなんだろうか? -- 名無しさん (2022-02-17 11:40:42)
- スキヤキは生きてたのね…。 -- 名無しさん (2022-06-20 12:06:49)
- 本人が趣味なのにその腕前すごくね? -- 名無しさん (2022-06-30 17:36:34)
- やっと支配から解放されて、時間かけて開国しよう…と思った矢先に出てきた海軍が差別主義の緑牛じゃあなぁ。せめて藤虎なら海軍のイメージがプラスになって開国を前向きになれたものを…。 -- 名無しさん (2022-07-30 00:52:28)
- 生きとったんかワレ -- 名無しさん (2022-07-30 01:00:39)
- 結局何一つ学習しないまま「黒炭の一族は根絶やしにされて当然」とか自分達に都合の悪い存在は一族郎党差別肯定するとか、助けてやる必要あったかこの国 -- 名無しさん (2022-08-23 21:03:46)
- 仮に黒炭一族は根絶やししたから第二のオロチの芽は潰したとしても、今後も罪人の一族を迫害する可能性はある。特に主人に不義理を働いた者に「主に仇なすなんてこいつ黒炭家の末裔なんじゃね?じゃあこいつの家族も!?」なノリで偏見と差別があっても不思議じゃない -- 名無しさん (2022-08-27 17:35:09)
- 最有力なお玉他生き残りの黒炭家が出てくれば、ルフィと冒険してきたモモの助が「罪を憎んで人を憎まず」の方向に持っていくんじゃないかな。ただそう考えると説得に一番骨が折れそうなのは肉親の日和だろうな…。 -- 名無しさん (2022-09-09 21:43:54)
- ↑3 結局の所、憎しみの連鎖を断つのは簡単な事では無い…ということだろう。 -- 名無しさん (2022-09-22 13:55:32)
- >高い壁 やっぱりレッドラインは人工の壁でそれが消失するとグランドラインも消えて4つの海が1つになるのがオールブルーでワンピース何じゃないの? -- 名無しさん (2022-11-08 03:48:04)
- スキヤキの中の人がクロコダイルと同じだから、いずれロビンとプルトンに関して会話することになるのね -- 名無しさん (2022-11-20 22:44:10)
- ワノ国見てるとアニメオリジナルの偉大なる航路(グランドライン)ジパングがどれほど平和なのかが分かる。 -- 名無しさん (2023-02-17 13:58:12)
- 世間的には、今は四皇たるルフィの領地って扱いなんだろうか。支配してたカイドウをルフィが倒したって報道されてるし -- 名無しさん (2023-02-21 10:42:47)
- 次なる族滅をするんだったらまずはヤマトがその対象になりそうだな。 -- 名無しさん (2023-02-27 13:51:47)
- オロチは和の国迫害されたから復讐してそれに日和が復讐であのセリフ 結局何も解決しないで同じこと繰り返してる -- 名無しさん (2023-04-02 20:46:34)
- 日和関連は肩透かしばかり。ヤマトにお姫様ポジ完全に食われてたし -- 名無しさん (2023-04-02 21:03:37)
- ↑✕2簡単に解決しない事態になった理由の一端はオロチなんだけどね -- 名無しさん (2023-05-03 04:56:47)
- ワノ国の顛末について「黒炭への差別やスマイル問題投げっぱなし!」っていう主張があるけど、アラバスタとかドレスローザとかの復興する様と同じでそこは現地の人達の頑張るところでなんじゃないかな~って思う -- 名無しさん (2023-05-03 07:19:28)
- ↑あくまでも麦わらの一味の目的は果たされたから、そこから先はぶっちゃけ尺割かれないのはまあ残当っていうか -- 名無しさん (2023-05-03 07:23:16)
- ↑2 -- 名無しさん (2023-05-30 09:15:13)
- 開国したら今のままじゃ人間狩りコースになるし下手すりゃプルトンも政府の手に渡るから開国のタイミングっていつになるんだろうな -- 名無しさん (2023-10-26 06:53:10)
#comment
*2 もっとも、作中では世界政府に加盟していなければ海軍の庇護も受けられないなどの制約があるため、世界政府非加盟国の大半は無法地帯となっている。
*3 ただし傳ジローやイゾウ、菊の丞といった孤児達への対応や国内でも無法地帯として危険視されていた九里が放置され続けていたなど問題も多かった。
*4 ルフィの故郷であるゴア王国も貧困層を城壁の外のゴミ山に追いやり、選民思想を持つ貴族たちは贅沢な暮らしをしていたが、辺境の村は圧政とは無縁の平穏な生活を送れていた。
*5 面従腹背で、内心はおでんへの忠誠を忘れず都に住む者もいる。
*6 SMILEは一度齧られると例えアタリであっても失敗作にある副作用が残る。
*7 リューマのゾンビがスリラーバークで比較的原型を留めていたのはこのため。
*8 この港はオロチが将軍となる以前からあったが、鎖国国家になぜ港があったのかは不明(大昔の名残の可能性もある)。
*9 ワノ国は鎖国国家であるが故に海外に住む人間以外の種族の情報がないため。
*10 なお康イエは彼女だけに不憫な思いはさせまいと自身もSMILEを口にした
*11 作中で効果が確認されたのは、常時能力が発動して異形の姿となったスピードとババヌキ、鬼ヶ島にてお玉の作戦によって寝返った者であり、任意で身体を動物に変化させるタイプの「SMILE」能力者にも効くのかは不明。
*12 物に悪魔の実を食べさせる技術は近年Dr.ベガパンクが生み出した新技術だが、鎖国国家のワノ国でどうやって物に悪魔の実を食べさせたのかは不明。一応カイドウの一味を通じて外の情報を仕入れた可能性もあるが。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧