登録日:2016/03/04 Fri 01:41:45
更新日:2024/01/19 Fri 13:55:56NEW!
所要時間:ヌーヌヌー(約 34 分で読めます)
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最弱吸血鬼と退治人コンビによる
ハイテンション即死ギャグ!
『吸血鬼すぐ死ぬ』は、『週刊少年チャンピオン』(以下『チャンピオン』)にて2015年30号より連載が始まった盆ノ木至氏の漫画作品。
タイトルの通り吸血鬼をテーマにしたギャグ漫画である。
「タイトルが出落ち」なのは作者公認ネタ。
単行本は現在25巻まで発売中。1巻とらのあな特典のリーフレットにはロナルドとドラルクの子供時代の話が書き下ろされた。
本作の連載開始により、『チャンピオン』は『実は私は』に続いて、吸血鬼がメインキャラとして登場する漫画が二本も連載されていたことになる。
そして、同誌2016年13号でついに両作のコラボ漫画が実現した。
なお、このコラボ漫画は単行本3巻に収録されている。
2020年にはTVアニメ化が発表され、2021年10月から12月まで第一期が放送された。
第一期最終回後には第二期『吸血鬼すぐ死ぬ2』の制作が発表され、2023年1月から3月まで放送された。
監督は神志那弘志、シリーズ構成は菅原雪絵が担当。
アニメーション制作はマッドハウス。
製作委員会名は「製作委員会すぐ死ぬ」。死ぬなー!
2023年2月には舞台化も決定しており、同年6月に上演された。
なお本作は2023年5月から休載中である(復活済み)。
- 目次
◇内容◇
内容……といってもタイトルの時点で内容のほとんどすべてを語ってしまっている気もするが、一応。
一般的に[[不死身、不老不死、スタンドパワー>ディオ・ブランドー]]、最強、チートといったイメージのある吸血鬼。
だが本作の主人公である吸血鬼・ドラルクは、些細なことですぐに死んで塵と化してしまう史上最弱の吸血鬼として登場する。
そんな貧弱吸血鬼と、彼を退治に現れた吸血鬼ハンター・ロナルドの、奇妙な因縁で始まった日常(?)を小気味よいテンポで描いた同居コメディ漫画である。
漫画的な特徴の一つとして、一度行った突っ込みを数コマ後にもう一度やる、という「天丼」が良く使われる。
コロコロだとたまにあるがチャンピオンだと珍しい。
あと吸血鬼である必要性をあまり感じない敵吸血鬼も特徴。
なお、メイン2人のビジュアルだけでは到底そうとは思えないが、本作の主な舞台は中世ヨーロッパでもファンタジー系の異世界でもなく現代日本(と同文明レベル)の新横浜である。
◇あらすじ◇
行方不明の子供を助けるため、真祖にして無敵の吸血鬼・ドラルクの城にやってきた吸血鬼ハンター・ロナルド!
だがドラルクの正体は、凄まじい頻度で死んで塵と化す史上最弱のザコ吸血鬼で!?
(1巻裏表紙より)
◇主な登場人物◇
★ロナルド吸血鬼退治人事務所
「すいませんイモ虫です 見逃してください」
CV:福山潤
血色悪い細身に黒マントを纏った、サリーちゃんのパパヘアーの真祖にして無敵の高等吸血鬼(バンパイアロード)。
その実、豆腐並に脆くてすぐ死んでしまう最弱吸血鬼で真祖でもない(真祖の孫)。
詳細は項目を参照。
「ザコにも程度があるだろお前」
CV:古川慎
新横浜駅から7分ぐらいの場所に事務所を構える、銀髪のイケメン吸血鬼ハンター。「ロナルド」とは退治人としての名前。ツッコミ役で苦労人体質。
コンビニでの仮性吸血鬼事件がきっかけとなり、不本意ながらもドラルクと「ハンターと吸血鬼」のコンビを組むこととなる。
詳細は項目を参照。
- ジョン
「ヌー」
CV:田村睦心
ドラルクの使い魔(?)であるかわいいアルマジロで、マスコット的存在。「ヌー」と鳴く。オス。
本名はジョーカーボールタマオマルスケオリハルコンZガーディアン。
南米出身の普通のアルマジロだったのだが、幼い頃怪我をしていた所を真祖様に拾われ、ドラルクのペットになった。
その後、御真祖様共々竜の血一家がルーマニアに帰ってしまったため自らヒッチハイクを行ってルーマニアに向かい、その健気さに感動したドラルクが血を分け与えたことで不老長生の使い魔となった。
ドラルクの城が消し飛んだので、彼と一緒にロナルドの事務所でお世話になっている。
健気で主人想い。すぐ死んでしまうドラルクの身を案じて涙を流してくれるのはこの子ぐらいしかいない。
(事情があるとはいえ)ロナルドに「ドラルクを一発殴って殺してきてくれ」と頼まれた時にはパニック状態に陥っていた。
ドラルク城の毒ガストラップから脱出したり、ロナルドに夜食を運んだりと結構器用。
何故かアルマジロ的な強度をドラルクに異様に信用されており、砲弾の代わりにされたり盾にされたりしている。待てコラ。
「吸血鬼すぐ死ぬ」の担当編集にやたら愛されており、
公式ツイッターのアイコンはもちろん、IDまで「johnwakawaii(ジョンはかわいい)」だったりする。
さらに主役2人を差し置いてジョンがデザインされたTシャツが販売された。
- メビヤツ
目からビーム出るヤツ。コンセント式。普段は専らロナルドの帽子置き。
故・ドラルク城に大量に配置されていたが城の崩壊に伴いドラルクが一台だけロナルドの事務所に持ってきた。
他のメビヤツたちも様々なところに散って再就職しているらしい。
プロジェクター機能や映像メディアの再生機能が付いており、事務所の壁で映画を見るのに使われることもある。アニメではバカ五番勝負の勝敗表を壁に映し出していた。
実は監視装置も兼ねており、スマホからその映像を見ることも出来る。
最初はただのビーム発射装置兼帽子置きでしか無かったが、ロナルドがちょくちょく声をかけたり帽子を置く際に撫でたりしているうちに自我が芽生えた。ロナルドを慕っており、ロナルドの敵となりそうなもの(元持ち主のドラルクを含む)には容赦なくビームを浴びせる。
ビームの威力は「コケオドシ」「暴徒鎮圧」「組織壊滅」「首都消滅」の中から選べるらしい。
- デメキン
CV:若本規夫
一人称が「吾が輩」な吸血鬼化したデメキン。愛称はキンデメ。
常夜神社の夏祭りで登場したあと川に放流され、キンタマ吸血鬼騒動でロナルドに拾われる。その後は事務所で飼育されることに。
態度は高慢だが言っていることは至極真っ当で今では事務所内屈指の常識魚というポジションに収まっている。
アニメでは川に放流されたくだりはカットされ夏祭りの後そのまま事務所に飼われることになった。
- 死のゲーム
ツクモ吸血鬼化したゲームデータ。
自分のゲームをクリア出来なかったプレイヤーの血を吸いつくす能力を持つが肝心のゲームがヌルゲーの為クリア出来なかったプレイヤーはいない。
ドラルクと共に高難易度クソゲーを作った経緯からドラルクを師匠と呼んで慕っている。
★オータム書店
- フクマさん
「どんな仕事も〆切は守ると良いですよ」
CV:土岐隼一
オータム書店に属する、「ロナ戦」の担当編集者。
若年の身ながら敏腕で鳴らす、南斗編集戦斧拳を会得するバトルアックス使い。
もうこの時点でよく分からないが、東京から新横浜まで数分とかからず移動してくる人外である。
そもそもオータム書店の編集者は全員何かしらの武道を修めているらしい。
ロナルドは過去にロナ戦の〆切を守らなかったのが原因で彼に一瞬でパンツ一丁にまで服を裂かれてしまったことがあり、
「次はチョン切られる」と恐れ、以降逆らえなくなってしまった。
〆切に迫られたロナルド曰く「国外逃亡か核シェルターぐらいしか俺に残された道はねえ」。でも結局捕まり、アイアンメイデン風カンヅメ部屋に封印された。
猫が好き。どれくらい好きかというと、彼に飼われた猫は目が闇に染まり、調子を聞くと縦にがくがく震え出すほど。ボサツという猫を飼っており、愛情を注いでいる。
ちなみに新横浜のイベントにも普通に参加してるため忘れられがちだが、彼自身は東京都民*1である。
- サンズ
「この前はよくもロナルドさんとコンビなんてうらやま殺すサイン貰って来てくださいオラァ」
CV:伊瀬茉莉也
オータム書店所属の女性編集者。巨乳。
瞳孔が☆マーク。同じく☆形の巨大な手裏剣を持つ。
ロナルドの大ファンで、彼が自伝小説を出すと知り担当編集になるためオータム書店に入社。
しかしフクマさんにその座を取られたため彼を強く憎み、彼に代わって「ロナ戦」の担当になるため日々策謀している。
……が、相手が相手なので上手くいっていない。
また、ロナルド相手に直訴しようともしたが、緊張で「私と合体してください」とか口走ったアホ。
ちなみに、ロナルドはオータム出版のイメージから、性的なアレじゃなくてメガテン的なアレを想像した。
★吸血鬼対策課
- ヒヨシ
CV:小野大輔
神奈川県警吸血鬼対策課の課長。銀髪に童顔の男性で、コンプレックスのためつけヒゲをしている。
ロナルドの実兄だが、混乱を避けてその関係は周辺には話していない。
親がいなかったので家計を支えるために退治人になり、銃をはじめ気孔やビームも撃てる超人「レッド・バレッド」として活躍。ヒーローとして子供や女性に人気を博した。
しかし吸血鬼に襲われたロナルドを庇い、腕に怪我を負ったことで銃が持てなくなり引退を余儀なくされる。
その後退治人としての知識と経験を活かすべく吸対に就職し、課長まで昇進し現在に至る。
しかし…
実際は女にモテるために退治人を始めた上、腕の怪我の原因は吸血鬼美人局に襲われ噛まれたという情けないもの。
あまりにも恥ずかしいためにロナルドには真実を話せずにいる。
「ちんちん! ちんちちんちん!」
CV:日岡なつみ
神奈川県警吸血鬼対策課所属捜査官 兼 対吸血鬼特殊戦闘員。年齢は十九歳。たぶんヒロイン。
若年ながら対策課副隊長を務め、対吸血鬼における抜群の戦闘センスで注目を集める期待の星。
詳細は項目を参照。
- 半田 桃(トウ)
「あの野郎ブチ殺してやると思って当然だろうがァーー!!!」
CV:松岡禎丞
吸血鬼対策課に所属するヒナの後輩で、ダンピール(人間と吸血鬼のハーフ)。ロナルドとは学生時代からの付き合いがある。
マザコンでストーカー。
高校入学初日にロナルドが退治人志望だと知ったことでロナルドを倒すべき敵と見なし事あるごとに嫌がらせをしてきた。
さらに母・あけみが「ロナ戦」を読んだことでロナルドの大ファンになってしまい、彼に怨みを募らせている。
母からは「ももちゃん」と呼ばれている。
彼のオチは頭からすっ飛んでいくというもので、ちょくちょく窓を破壊する。
ダンピールとしてはかなり優秀で、高い吸血鬼索敵能力のほか、血液錠剤を服用することにより身体能力をブーストさせることができる。
- サギョウ
CV:西山宏太朗
緑色の髪が特徴的な吸血鬼対策課の新人隊員。
勤務態度は真面目だが、そのセロリっぽい髪型ゆえ半田には主にロナルドへの嫌がらせに振り回されている。
ロナルドの事務所に潜んでいた吸血ゴボウのゴビーに懐かれ、彼を引き取った。
「外した所を見たことがない」と言われるほどの高い狙撃能力を持つが、作画が面倒というあんまりな理由から描かれる場面は少ない。
プチプチをつぶすのが趣味で、実は熟女好き。
- ケイ・カンタロウ
CV:山下誠一郎
顔に傷が数ヶ所ある精悍な男性。
初登場時は交番勤務の警官で、全盛期のナギリに重傷を負わされたモブであった。退院後打倒ナギリを掲げ警察を辞職。武者修行の旅に出て退治人の実力を積み、吸対として警察に入り直した。
ナギリ逮捕に向ける熱量は半端ではなく、武器として常に「超大型対吸血鬼用パイルバンカー」を所持している。
吸対に所属して以降、何度かナギリ本人と遭遇しているのだが、顔の記憶が曖昧なこともあり気づいていない。どころか「重要参考人の辻田さん」として騒動に振り回している。
- カズサ
神奈川県警吸血鬼対策本部長を務めるヒナイチの兄。
ドラルクたちの三文芝居に付き合って慌てさせたり、退治人たちのバカ騒ぎに参加したりとお茶目でノリがいい性格。
ドラルクがクソ雑魚と分かっていながらも強大な吸血鬼とのパイプを持つために監視任務を続行させたり、制度を乱用してVRCに吸血鬼を集めようとしたヨモツザカを利用し、現行法で対処しづらい吸血鬼もまとめて送れるようにしたりと強かな面もある。
普段の様々な悪行を見逃してもらっているためヨモツザカは彼に逆らえない。
- 籠目原弦
吸血鬼対策総合監督官を務める吸対の重鎮。
何かと騒ぎが起こる新横浜の治安調査のためお忍び視察にくるが、Y談おじさん→マイクロビキニ→ゼンラニウムのトリプルコンボでとんでもない事になった可哀想な人。
明言はされていないがミカヅキの父親だと思われる。
★新横浜退治人組合
- ゴウセツ
CV:稲田徹
新横浜退治人組合のマスター。退治人達の溜まり場でもある「新横浜ハイボール」を営んでいる。基本的に温厚な性格だが、キレると(特にコユキに危機が及んだ時は)容赦ない。
武器は吸血鬼鎮圧用特殊ハンマーver.杭打鉄槌。
ハンマーによる殴打の他、杭を打ち飛ばしての遠距離攻撃も行う。
野球拳大好きとの戦闘のあと、ギャラリーに好評だったということでギルド主宰で男の野球拳大会を考えるなど割りとノリが良い一面も。
昔は荒々しい性格のアウトローだったが、後の妻である良家の令嬢に惚れた結果ハードボイルド路線に強引にキャラ変したらしい。
- サテツ
CV:細谷佳正
「鉄の左手」の異名を持つ吸血鬼退治人で、その二つ名の通り左手に鉄製の巨大なガントレットを装備した巨漢の青年。
極度のお人よしで、血族以外でドラルクに優しく接してくれる貴重なキャラ。
パンチ一発で地面を粉々にするほどの怪力を持ち、退治人としての実力は充分だがいまいち活躍できておらず「地味」と言われると傷つく一面も。
実は元ヤンキーであり、弟が吸血鬼に襲われて怪我をした事をきっかけにヤンキー仲間と自警団を組んで吸血鬼狩りをしていた時期があった。
クローズの大ファン。
- シーニャ・シリスキー
CV:小野坂昌也
「ゲテモノ調教師」の異名を持つボンテージを着たオネエ。
異名の通り吸血鬼を調教するのが趣味。
大金星と言うほどドラルクがお気に入りで、ロナルドとは争奪戦を繰り広げたことも。
実はショットの師匠でもある。
- マリア
CV:日笠陽子
シスターの服装をしたスタイル抜群な女性。サバサバした男勝りな性格で一人称は「オレ」。
本業はマタギで実家は神奈川県の丹沢山。異名は「熊殺し」。諸事情で帰れなくなり誰かに泊めてもらおうと目論んだドラルクから「教会はちょっと」と言われた際に発覚した。
基本の武器は猟銃だが、狩り取ったダチョウをハンマーのように使うことも。
本作の貴重なお色気担当、だが同時に本作屈指の男前枠なのでお色気シーンからも度々男気が溢れている。アニメ版のCVは日笠女史だが、名前も同じこの人とは無関係。
- ター・チャン
CV:石原夏織
異名は「マシマシ中華娘」。小柄で可愛らしい女性だが、超毒舌家。
トンファーが武器。実家は中華料理屋。中華ということでニンニクが多用されるためドラルクはここへの宿泊を丁重にお断りした。
何気にロナルド達より先輩らしい。
マリアとは仲が良く、プライベートでも顔を合わせている。
- ショット
CV:田丸篤志
異名は「鉤爪の蜘蛛」。
メキシコ風の衣装を身に着けた吸血鬼退治人。ムダ毛フェチ。
ゆったりした服の裾に仕込んだ複数の縄付き鉤爪が武器。
ロナルドの非モテ仲間悪友の一人で、よく一緒に馬鹿騒ぎをしている。ター・チャンに毒舌を言われてはへこむ。
実は福井県の出身。
- ヴァモネ
ベテラン吸血鬼退治人でありロナルドの師匠。鴨の着ぐるみを着たりや広報ソングを作ったのは趣味。
一言も言葉を発さず、会話方法はジェスチャーか筆談。
武器は対吸血鬼特殊大太刀〝葱〟。
何故かアンチエイジングの年齢を吸い取る霧を浴びても姿が変わらなかった。
余談だが現実の新横浜にもかもねくんという新横浜宣伝キャラクターがおり
アニメでは広報ソングにかもねくんのテーマ曲が使われた。
- コユキ
CV:高田憂希
ゴウセツの娘。
「新横浜ハイボール」の看板娘を務める。
おっとりとした佇まいとは裏腹に武器に火炎放射器を用い、プロレス技も使いこなす。
退治人としての実力は高いが料理は不得手なようで、オムレツを作った際は到底料理には見えない奇怪な物体ができてしまった。
原作では台詞は吹き出しからでなくコマに直接書かれている。
- ホームランバッター
CV:塩尻浩規
野球選手のユニフォームを着た退治人。
屋内でもヘルメットをかぶっており素顔は不明。野球拳大好きの催眠術でも外さなかった。
言うまでもないが野球好きで、ポジションは勿論バッター。
プレイスキルも高く、圧倒的な身体能力を誇る御真祖様の投げたボールを打ち返せるほど。
武器はバットとボール。バットはともかくボールで戦うのはキツいと思っている。
- メドキ
CV:酒井広大
ゲームの僧侶のコスプレをした退治人。よく背景にいる人(by ドラルク)その1。
吸血鬼退治用グッズの販売員を兼業している。
- ショーカ
CV:間島淳司
消防士の姿をした寡黙な退治人。よく背景にいる人その2。
武器は高圧水流。
- ロビン
CV:葉山翔太
洋弓を武器にする退治人。
シンヨコで洋弓教室の講師をしており、退治人になったのも教室の宣伝のため。
公式ファンブックによると熱心な男性ファンが多くハンター女子会のメンバーに入れられているが性別はれっきとした男性。
★その他の退治人
- 籠目原ミカヅキ
CV:村瀬歩
東京を拠点に活動するダンピールの青年。武器は黒い刀身の剣。
言動に厨二病の気があるが、根は真面目で良識もある。
顔立ちはそこそこ良くキッスからは美少年と言われていた。
吸血鬼が多いとされる新横浜に赴くが、クセの強い退治人や変態吸血鬼に圧倒され、帰郷する。そして戻ってくる。
- タビコ/人間・靴下コレクション
CV:甲斐田裕子
退治人の経歴を持つソックスハンター。
「古い吸血鬼は己の所有物(中でも衣類)に執着するため靴下を奪われると衰弱する」という退治法のもと、吸血鬼の靴下を奪うスタイルを好む。コートの下には大量の奪った靴下がぶら下がっている。
かつては真面目な退治人だったが、古い吸血鬼(ヴェントルー)が靴下を奪われて弱まる姿を見て興奮したことから残念な方向に覚醒した。
ドラルク曰く「実害が出るタイプの変態」
ゴウセツは彼女の師匠に当たる。
- アルミニウス・ヴァン・ヘルシング
かつてヨーロッパの吸血鬼大侵攻を防いだ伝説の退治人の幽霊。
ロナルドの憧れの人物。
聖剣バンパイア・キラーを依り代に現世にやって来た。
博物館の展示会で協力者を待っていたが、タマちゃんが聖剣を引き抜き憑依してしまった。
記憶の一部を失っているが原因は不明。
人間だったころの実力はかなり高く、御真祖様とケンカできるレベル。
★吸血鬼研究センター(VRC)
CV:子安武人
VRCの所長にして「人命軽視」をモットーとするマッドサイエンティスト。
犬が大好き。
詳細は項目を参照。
- キャプちゃん
脱走した吸血鬼を捕獲する巨大なタコ型吸血鬼。VRCの番犬的存在。
ナギリの血刃をも無効化する防御力と分厚い壁すら容易く破壊する巨体由来の怪力が武器。
見た目エイリアンで口などは見当たらないが普通に喋ることができ、Y談ビームを受けた際は太ももがタイプで足に挟まれたいと告白していた。
★吸血鬼
CV:大塚明夫
VRCに協力被験者として所属している吸血鬼。
股間をゼラニウムで隠した裸マントのマッチョという姿を除けば情に厚い好漢であり、眷属を増やすのに熱心という習性を除けば基本的に人間に対しても友好的なスタンスを取っている作中屈指の穏健派。
詳細は項目を参照。
CV:高戸靖広
本名フォン・ナ・ドゥーブツ。どんな姿にも変身できる能力を持つ吸血鬼。
詳細は項目を参照。
- 半田あけみ
CV:井上喜久子
半田の母。
52歳だが吸血鬼のため若々しい。下手したら息子より若く見える。
ロナルドウォー戦記の大ファンで、ロナルドにファンレターを送ったりロナ戦オタク仲間がいる。
昔は蝙蝠などに変身できたらしい。
- 月光院希美
CV:花澤香菜
「吸血女帝」の異名を持つ吸血鬼。ドラルクが見ただけで塵と化すほどのインパクトがある。
元々は人間の女子大生でアダムにナンパされたと誤解してストーキングしていたが、紆余曲折を経て両想いとなり、吸血鬼化した(なお、その後も普通に大学に通っている)。
人間時から強い吸血鬼としての素質を持っていたため、日光の克服をはじめ、若手ながら強大な力を持ち、先輩に当たる吸血鬼からも慕われている。
肉を食べることで力が高まり、食べ続ければノースディンのチャームにすら対抗できる。
ガングロギャルな三魅美(CV:日高里菜)という妹がいる。
- アダム
CV:大町知弘
人間社会に紛れていたイケメン吸血鬼。
希美のストーキングに困り、ロナルドの事務所に逃げてきた。
しかしトラックに轢かれそうになった自身を庇った希美を救うべく血を与え、彼女の想いに応えた。
その後は希美の彼氏として生活を満喫している。
- 野球拳大好き
CV:千葉繁
- マイクロビキニ
CV:安元洋貴
- 下半身透明
CV:島﨑信長
通称「吸血鬼三兄弟」。詳細は項目を参照。
CV:中尾隆聖
催眠術で「ねこだいすき」にした人間を操る吸血猫。
紆余曲折あって現在はフクマさんに飼われている。
詳細は項目参照。
CV:関俊彦
無関係に相手を襲う危険度の高い吸血鬼。
吸血鬼対策課と退治人が協力して捜索に乗り出すほどの危険な吸血鬼だったが…。
詳細は項目を参照。
- 熱烈キッス
CV:小林未沙
本名・花咲フランチェスカ
なんとも形容し難い姿をした吸血鬼。……吸血鬼?
女性。
なんか円柱状の物体にひょっとこみたいな口が3つとケツアゴ巨乳が付いたような姿。変な動物と違い変身しているわけではなくこれが本性らしい…。
銃弾を無効化する能力を持つが打撃は普通に効く。
「イケメンにキスしながら血を吸う」という悪事を働いているが、日中は普通にOLしている。こんなのを採用した会社の度胸もすごいが…。会社も会社で、取引先との会談に同席させ相手が珍妙な姿に動揺している隙に契約を結ぶなど彼女を使いこなしている。
なぜか自分のことを絶世の美女と思い込んでおり、ボーイズハント(物理)に余念がない。好みのタイプは岡田准一(アニメでは岡田将生に変更された)。
なお、やたらと言動がムカつくのと、イケメンの血を吸おうとすることを除けば、基本的な人格は実は割と善人な部類だったりする。
当初は一発キャラのはずだったが、「描きやすいから」という理由で登場回数激増中。
第94死では、ゲーム『FGO』の酒呑童子の格好をしていた。
- マナー違反
CV:斉藤壮馬
本名・マナブ。
異名の通りマナー違反な活動をするテンションの高い吸血鬼。エルダーの孫。
グールを使役して悪事を企むのだが、やってることは悪戯や迷惑行為に近い(ドラルクにも「しょっぱい」とツッコまれた)残念なイケメン。
実際のところ頭はいいほうで知識も豊富なのだがマナー違反を貫くために隠している。
自身が起こした事件でサテツをキレさせて以来彼のことを「兄ィ」と呼び、舎弟を自称するようになった。
ロナルド達のバカ騒ぎにもよく参加している。
女装姿(空想)である「マナみちゃん」は結構可愛い。
- ゲームセンター荒らし
本名・五十嵐圭人。
ゲームが得意な吸血鬼。モヒカン頭とグラサンがトレードマーク。
新横浜の嗚呼気井渡ゲームセンターを占拠した際、ロナルドにゲーム勝負を挑み、勝利するも殴り合いで敗北。
その後はゲーセンでアルバイトしている。
元ネタはかつてコロコロコミックで連載していた漫画「ゲームセンターあらし」。
- ラーメンヘッド
本名・羅亜麺一郎。
「新横浜ラーメンエキスポ」でラーメン店を経営している、頭にラーメンをかぶった吸血鬼。
ラーメンとニンニクをこよなく愛しており、それらをバカにする者には容赦なく天誅を下す。
素顔はガタイのいいおじさん。
- "脚高の"アラネア
CV:上坂すみれ
女性への吸血傷害で危険度Aに指定された蜘蛛型の吸血鬼。普段はセクシーな美女に変装している。
「食事」のため新横浜を訪れ、偶然出会ったロナルドを狙う。
しかしロナルドが囮だったうえ、すでに吸対や退治人に自身の情報が出回っていたため取り囲まれてしまう。全員食すべく本性を表すもロナルドの銃撃に敗北し、VRCに送られた。
ヨモツザカの尋問中にY談波を受けた時はソフトMの緊縛フェチと自白してしまった。
その後しばらく出番はなかったが、第214死にて久々に登場。メイン回に出ることに野心を持っていた。
かつて、ある女性吸血鬼と仲良くなるも女性の結婚を機に別れてしまった過去を持つ。
人間体は彼女をモデルにしている。
- アベックにく美
本名・阿部付二九美。
アベック(カップル)に激しい憎悪を抱く女性吸血鬼。
超強力な念動力の使い手で、その力は憎しみが大きいほど強くなる。
- 貧弱くそモヤシ
筋力も体力もないが曲がった根性はある吸血鬼。
催眠術で自分と同じくらい弱体化させる能力を持つ。
ドラルク、ヨモツザカは貧弱仲間。
- リンボーダンサー
本編で度々名前は出るものの実際に登場したことのない謎の吸血鬼。
アルターエゴ・リンボーダンサーなどの亜種もいる模様。
- アンチエイジング
CV:緒方賢一
漢服を着た辮髪の吸血鬼。
浴びた人間の年齢を吸い取る霧を発生させる能力を持つ。
年齢を吸いすぎると逆に自分が歳をとってしまい、過度に使うと痴呆老人状態になるのが弱点。
その力で子供にした人間を集めて吸血していた。
伊達にこの能力で飯食っていないと豪語するだけあって子供の扱いが上手く、菓子やドローン、果ては手品まで使いこなす。
- 裏新横浜
CV:大塚芳忠
生きた結界という特殊な吸血鬼。
新横浜駅を再現した結界を生み出す能力を持ち、対象を閉じ込めて絶望と衰弱に追い込んだところを吸血する。
通常は駅名標として身を潜めているが、人前に現れる際は黒い顔無しの駅員姿となる。
ロナルド、ショット、武々夫、マナー違反の4人を封じ込めるも、絶望するどころかこの場でやりたい放題する始末で、とうとう観念し引き取り願いに出た。
- 雪にわくわく
CV:飛田展男
本名・雪降嬉男。
吹雪を発生させるだけの能力を持つ。制御や止めることは出来ない。
上半身だけ雪だるまの着ぐるみを着ており、素顔はパーマ頭のオッサン。
普段は市役所職員を務めているが、仕事疲れから新横浜付近の山に猛吹雪を起こした。
通報を受けて駆けつけたロナルド、ヒヨシ、ミカヅキに加え、山に来ていたゼンラニウムとマイクロビキニと共に山小屋で寒さを凌ぐ羽目に。
- 温泉の人
CV:畠中祐
温泉を自在に操る能力を持つ。
地道にコツコツと建てた旅館に来たお客をターゲットに吸血しようと目論むが、退治人、吸対課、変態吸血鬼、オータム書店という面々が訪れた時点で後はお察し下さい。
- ガブリエラ
「催眠術の一族」と呼ばれた名門家の当主だった吸血鬼。
〝傀儡女〟の二つ名を持ち、人間であろうが吸血鬼であろうが一瞥で催眠にかけられたという。
かつては明確に人間と敵対しており、ヘルシングら退治人からは警戒されていた。
本編では過去編のみの、しかも名前とシルエットでしか登場しておらず、現在の行方や生死は不明。
古き血の吸血鬼であり、ドラウスたちとは旧知の間柄。
しかし彼らからは「傲慢で激昂癖があった」「頭よさそうなツラして一番アホだった」などと評されるあたり余り仲はよろしくなかった模様。
ヘルシング存命時、ロンドンの襲撃を計画し、先鋒とするべく御真祖様を自宅に招き七日七晩催眠をかけてロンドンを襲うよう差し向けるも、御真祖様には自慢の催眠が一切効いておらず、「知り合いに熱烈にロンドン旅行を勧められた」という認識で普通に旅行だけして帰ってきてしまった。
それが英国政府の計らいで吸血鬼退治人ヘルシングによって吸血鬼の王が追い払われたことにされたため、反人間派の吸血鬼は散り散りになり、自身もその責任を問われ一族との骨肉争いの末にどこかへと逃亡した。
あの吸血鬼三兄弟の母親だが、彼らからは余りよく思われておらず、話題に出したがらない。
- リッパー
人界に潜むと言われる謎の吸血鬼。
リッパーは通り名であり、本名は不明。
ガブリエラと同じく明確に人間と敵対している。
シルエットでしか登場しておらず詳細は不明だが、手から刃を生やしているかのような描写がある。
能力の類似性とナギリの回想から幼いナギリを襲い吸血鬼化させたのはこのリッパーかその血族だと思われる。
- ???
新横に時折り出現する謎の吸血鬼。
ジェルのような肉体をもち、用水路や地下空洞を使って移動する。
吸血した対象の姿や力を模倣する能力を持つ。
血に対する感知が鋭く、ジョンの中に流れるドラルクの血=真祖の血に敏感に反応し嫌がっていた。
複数体存在し、常夜神社に出現した個体は流暢な人語を操り、人間のような腕を持っていた。
- 常世神社の吸血鬼たち*2
CV:杉山里穂
夏祭り中の常世神社のはずれに出現した無数の鳥居を抜けた先にいた吸血鬼たち。
生き血搾り等とかかれた物騒な屋台前を徘徊していた。
影絵のように全身真っ黒で地面に届くほど長い腕を持ち、指先に血を吸うための口がある。
鳥居をくぐってきたヒナイチは幼児化していたがそれが彼らの能力なのかは不明。
幼児化しボーっとしていたヒナイチの血を吸おうとしたがドラルクに妨害され取り逃がしてしまった。
上記の謎の吸血鬼との関係性は不明。
★ドラルクの血族
通称「竜の一族」。
非常に歴史の古い吸血鬼の一族であり、血縁者も数多い。…が、わりとポンコツ揃い。
基本的には吸血鬼たちの中でも穏健派で、人間社会にはできるだけ迎合して楽しんでいくスタンスの者が多い。
一族だけの奥義としてドラゴンへの変身能力がある。
- ドラウス
CV:速水奨
ドラルクの父。二つ名は「白銀の狼」。
ドラルクと違ってちゃんとした吸血鬼であり、人間のこともやや見下し気味(もっとも人間を襲ったり人間社会を壊したりする気は皆無)。
怪力、霧化、変身、催眠、石化など一通りの吸血鬼らしい能力は全部使えるある意味でオーソドックスな吸血鬼……なのだが、いずれの能力も「一流」には微妙に届いていない。ドラルク曰く「サマルトリアの王子」。
実力的にはどの退治人より強く、世界の均衡を左右すると言われるほどだが、間抜けな面が目立つためかあんまり強者感がない。
ドラルクを200年甘やかし続けて現在の人格を構成させた張本人。現在も子離れができておらず、ロナルドのことは毛嫌いしている。
ロナルドをポールダンサーと誤解させられていたため、誤解が解けた後でも「ポール」と呼んでいる。
また、レストラン等に後述の古き血の吸血鬼達を集めて会議(という名のダベり話大会)を開くこともある。
- ミラ
CV:田中敦子
ドラルクの母で他の吸血鬼の能力に干渉する能力を持つ。日本出身。
吸血鬼相手の弁護士をしており、非常に多忙で登場機会はほとんどない。仕事ぶりは優秀で、新聞に載ったことも。
ドラルクの相手がほとんどできなかったことを悔やんでおり…。
- ゴルゴナ
CV:小平有希
ドラウスの義妹でドラルクの叔母。
人をからかうのが好き。
目視した対象を石化させる邪眼と蛇を従える能力を持つ。
また身体能力もかなり高く、ドラウスに次ぐレベル。
彼女の家系では女子にしか邪眼の力が発現しないらしい。
御真祖様によって血を与えられ一族に仲間入りした。
当初ドラウスとはあまり仲がよくなかったらしいが、御真祖様に一緒に振り回される内に仲良しに。
活発な性格の娘がおり、ドラルクとの縁談の話が持ち上がったこともあったが両者の相性が悪すぎて即お流れになった。
CV:中田譲治
ドラルクの祖父(父方)。名前は不明だが、非常に歴史の古い本物の真祖であり、作中登場人物の中でもほぼ最強クラス。
詳細は項目を参照。
★古き血の吸血鬼
数多く登場する高等吸血鬼の中でも、特に歴史の長い吸血鬼たち。
現在の主なメンバーは、ドラウスと以下の6名。
かつては人間をどのように扱うかなど真面目な討論を行なっていたが平和になった今ではただのダベリ会と化した。
ドラウスとディック除く(ディックやノースディンは少々事情が違うらしい)全員が御真祖様と戦って敗北しており、
どんな遊びにも付き合うという約束を結ばされている。
ちなみにこのメンバーでバンドを組むとしたらという議題ではイシカナが「THE・ドラ●もんズ」と提案している。
CV:井上和彦
「Y談しかできなくなる催眠」を操る高等吸血鬼。
二つ名は「黄金の光」
性癖を暴かれて慌てる他者の観察を趣味とする迷惑なおっさん。
集会にはまともに参加せず、たいてい最後に乱入し、催眠術で場をかき乱しまくって粛清される。
詳細は項目を参照。
- ディック
CV:こばたけまさふみ
変幻自在の変身能力を持つ。
二つ名は「揺らぐ影」。
Y談おじさんとはエロ仲間でもある。
詳細は息子の項目を参照。
- ヴェントルー・ブルーブラッド
二つ名は「青き血のヴェントルー」「日蝕の大鴉」。6枚羽のカラスに姿を変え、音速を超えたスピードで空を飛べる。
かつては強大な力を持っていたが、当時退治人だったタビコに靴下を奪われたことで敗北。現在は彼女の家政婦ポジションに収まっている。彼女をそっちの道に目覚めさせたある意味元凶。その時の屈辱を忘れない為、靴下は常に左右別のものを履く。
最近空を飛んでいたらジェット機にひかれかけた。
- エルダー
二つ名は「グールメイカー」「屍商人」。グールを作り出すスペシャリスト。マナー違反の真祖にあたる。
生涯一度も退治されたことがない(本人曰く「退治童貞」)のが悩みで、ドラルクとロナルドのプロデュースにより「退治される系ヌーチューバー」としてデビューした。
この時に出てきた姿はエルダーが遠隔操作したグールであり、本来の姿はマナー違反に似た男性。
本体は居城の城からあまり動くことがないが、有事の際はグールの中に入って移動する。
- ノースディン
CV:堀内賢雄
二つ名は「氷笑卿」。相手をときめかせる「チャーム」と冷気を操る能力の使い手。
ドラウスとは長年の付き合いで、「バカウス」「サースディン(流石ノースディンの略)」と呼び合う仲。
非常にキザで好みの女性を口説きまくっている。初登場時はチャームで新横浜中の女性を魅了し、巨大ハーレムを形成した。ちなみに本人が使いたくないだけで男性にも効果はある。
チャーム能力は生来のものではなく、危険な冷気の力の代替えとして努力の末に習得したもの。
ドラルクに吸血鬼としての生き方を教えた師匠でもあるが、上述の性格もあってか当人には嫌われている。
子供のころは御真祖様の庇護のもと暮らしていた。また作者がyoutubeで公開しているラジオでノースディンも竜の一族であることが明かされた。
曰く、本誌には載せられないほど暗い過去を持っているらしい。
- イシカナ
二つ名は「不滅の炎」「爆炎の吸血鬼」。
炎を操る能力の使い手。なお吸血鬼にとって炎は大敵のため同族からも畏怖されている。
新たにタピオカを操る能力を目覚めさせ、横浜や東京よりチョロくて成功しやすそうという理由で新横浜にタピオカ店を開業した。
まだタピオカの操作に慣れておらず、能力を使いすぎると暴走する。
モデルは週刊少年チャンピオン創刊50周年企画のチャリティオークションで「作品に出演して好きな方法でドラルクを灰にできる権利」を落札した読者。
★一般人
- キックボードのガキ
CV:田村睦心
本名不明。またの異名をKSGK。点目が特徴的なふてぶてしい少年。
キックボードを駆使した体力とカリスマ性を持つ。
ゲームがたくさんあるという理由でドラルク城に遊びに来ていたところ、夜まで入り浸ったことからドラルクとロナルドの出会いにつながる。
当初は埼玉に住んでいたがドラルク城崩壊後、新横浜に引っ越してきた。
奇々怪々な吸血鬼達を恐れず普通に受け入れている。
アニメの中の人はジョンと同じ。
- 暴々夫
CV:山岸治雄
ロナルドの事務所の近所にあるコンビニ「ヴァミマ」の店長。
作中ではもっぱら「店長」と呼ばれ、本名で呼ばれることはほとんどない。
男手一つで武々夫を育ててきた。
何故か一コンビニ店長という立場にも拘わらず武々夫と一緒に新横浜で行われるイベントや大会の司会を務めていることが多い。
裸メガネがタイプらしい。
- 武々夫
CV:野津山幸宏
暴々夫の息子。自称「世界一かっこいい無職」。
極めて楽天的な性格で、奇行がロナルド達を巻き込むトラブルにつながることも少なくない。
割と浅ましく、人に会えばすぐ何かをねだり、ついていって奢ってもらおうとするためウザがられている。
またかなり女好きでもあり、想いを寄せるバイトの同僚のために仮性吸血鬼化しようとしたがあえなく玉砕。その後も彼女を作ろうと奮闘するもなかなか成功しない。
- 新横浜少年退治人隊
吸血鬼を退治すべく結成した小学生トリオ。メンバーは加藤新一(CV:藤原夏海)、横田浩(CV:菊池紗矢香)、萩野真(CV:朝井彩加)。
吸血鬼絡みの事件に巻き込まれたり、ドラルクにちょっかいを出したりしている。
キックボードのガキを尊敬している。
- 半田 白(あきら)
半田の父で会社勤めのサラリーマン。
紳士的で家族を愛する善良な人物なのだが、表情の変化が少ないために相手に不気味な雰囲気を与えている。
そのためロナルドからは殺し屋と誤解されてしまった。
学生時代からトレーニング(主にランニング)を積んでおり、早足で逃げたY談おじさんに追い付けるほどの脚力を誇る。
- カメ谷レンジ
CV:近藤孝行
雑誌『週刊ヴァンパイアハンター』の記者。ロナルド、半田は高校時代の同級生。
ネタのためなら友人を利用することも自身が傷つくことも厭わない。
- 金久祖有蔵
海の家や個人所有の島を持っている新横浜有数の大富豪。
年の離れた妻・エリ(おそらく原作第2死で武々夫をフったバイトの元同僚と同一人物)がいる。
姪を溺愛している。
- 金久祖アルコ
有蔵の姪で小学生。
タマちゃんにヘルシングが憑依したと知ってもすんなり受け入れるおおらかな少女。
ヴラキュラレモンの大ファン。
- ヒマリ
ヒヨシ、ロナルドの妹。兄2人同様銀髪に碧眼の美人。
しっかり者だが話すべき内容を大幅に略してしゃべる癖があり相手を混乱させてしまう。
現役の大学生で、そこで吸血鬼民俗学を専攻している。
ロナルドのことは「小兄」と呼んでいる。
- 神在月シンジ
ダンピールの漫画家。
現在はオータム書店が出版している漫画雑誌で「アンドロメダイガコーガジャイアントバトル飯」を連載している。
ヒョロヒョロで不健康そうな雰囲気の男性で、ナギリが吸血するのをためらったほど。
ネガティブな言動が多いが根はいい人。しかし締め切りが迫ると狂い始める。
- 吉田輝和
キッスの勤める会社の上司。
会社で働く同僚としてキッスのことを信頼している。
モデルは自身を漫画のフリー素材として認めている実在の同名人物。
★動物
- ニホンオッサンアシダチョウ
足にすね毛が生えたダチョウ。新横浜に生息している。
別名「キングオブ害鳥」「家に入ってくる嵐」。
奇怪な外見に反し味は美味な模様。
御真祖様が持ち帰ったためルーマニアにもいる。
- タマちゃん
アルコのペットでゴールデンライオンタマリン(絶滅危惧種)。鳴き声は「プー」。性格は自由気ままでマイペース。
博物館でヘルシングが宿る聖剣を引き抜いたことで、時々彼に体を貸すことになる。ただしトラブルはヘルシングに押し付ける。
嫌いな食べ物はグリンピース。
◇用語◇
- 吸血鬼
設定自体は一般的な吸血鬼とほぼ同じ。
ハンターが主に相手をするのは知能が低い下等吸血鬼や悪意を持つ一部の高等吸血鬼。
吸血鬼にとって仲間とは同じ血族の者のみで、他の血族にはあまり興味がないらしい。
ドラルクの血族は「便利で有用な人間社会は保全すべきで、著しく害をなすよその吸血鬼を退治するのはむしろ本意である」という考えを持っている。
……ゼンラニウムだの変な動物だの、なんかロクな奴がいない。
危険度によってランク分けされており、超危険なSランクから放置しとけレベルのミミズランクまである。
日本は吸血鬼に甘いのでA以上はあまりいないが、本場イギリスでは評価が厳しくSランク吸血鬼も数多い。
また、新種が登場する度に解説文が書かれるが、しょうもない能力であっても「恐るべき」と書かれている。
ちなみに変人が多いのは、長く生きるうちにはっちゃける奴が多いかららしい。ドラルク曰く「長生きすると頭ポンチになるヤツも居る」。新横には腐るほどいるので忘れられがちだが催眠などの高等能力を使える吸血鬼はかなり少ない。あの町が異常なだけである。
なお、タイトルで「すぐ死ぬ」と書かれているが、実際に死にまくるのはドラルクだけであり、他の吸血鬼はほぼ死ななかったりする。ギャグ補正で死んでいないだけで確実に死ぬ目に遭っていることは頻繁にあるが
ハンターたちによると「東京より新横の方が吸血鬼が多い」、「とにかく変な高等吸血鬼がやたら集まる」、「常夜神社に封じられた吸血鬼が引き寄せている」らしい。最後に関してはデマと一蹴されているが…?。実際吸血鬼たちも新横の特異な気配を心地よく感じているようだが、中には能力に変調をきたす者もいる。
- ダンピール
吸血鬼と人間のハーフ。
高い吸血鬼探査能力や巨大な牙など吸血鬼の特性が濃く現れる場合があり、血液錠剤を飲むことで身体能力をブーストさせることができる。
これらの能力の発現は個人差が大きく、半田はダンピールの中では相当優秀な方らしい。
また親吸血鬼の血によって吸血鬼になることができ、ドラウスや吸血鬼三兄弟はこの方法で吸血鬼となった元ダンピールである。
- 新横浜
ロナルドら主要人物たちが住む街。
結構都会に見えるが新幹線が止まらなかったり下水道が完備されていなかったりと不便な部分も。
毎度毎度とんでもない連中が湧いてでてくるせいで住民たちに妙な耐性がついており、もはや全裸の変態程度では振り向きもしないほど。危機意識の低下については吸対も嘆いている。
なにやら混沌とした気配が渦巻いているようで、そのカオスさにひかれて吸血鬼たちが集まってきているらしい。
- 新横浜退治人組合(ハンターズギルド)
ロナルドも所属している、主に新横浜周辺で活動する吸血鬼ハンターたちの組合。
ギルドマスターの副業でショットバーも経営している。
前述のように人気商売で目立たないと仕事が来ないので、所属するハンターは皆衣装にこだわっている。
ドラルクからは「売れない芸人の楽屋」「おもしろチンドン集団」などと言われたい放題。
まあ左腕機械腕もどきやら猟師シスターやら野球選手やら毒舌チャイナやら消防士やら鴨の着ぐるみ(ただしギルド内最強)やら、そんな連中ばっかなので仕方ない。
- 吸血鬼退治人(バンパイアハンター)
人間に害を為す吸血鬼を退治する稼業の者たち。ドラルクに「売れない芸人の楽屋」呼ばわりされるほどコスプレまがいの濃い服装の者ばかりだが、これは客に覚えてもらうことを第一とするため。衣装代は結構かさむらしい。
変な連中の多彩さなら吸血鬼といい勝負かもしれない。
- ロナ戦
ロナルドの著作である自伝小説「ロナルドウォー戦記」の略称。
元々退治人業の宣伝のためにブログとして執筆していたものだが、書籍化され人気になっ(てしま)った。
最初は馬鹿にしていたドラルクも読了後は評価を改めていた。
フクマさんが属している出版社。秋田書店とは一切関係ございません(重要)
武術と武器を修めていることが入社資格らしい。
外部から採用された社員の他、社内で培養され作られたバイオ社員がいる。
仕事のテンポが異常に早かったり、研修で暗闇かつ無音の部屋に三日間閉じ込められたりと、ブラックとは別の方向性でヤバい。
「ロナ戦」もオータム書店から出版されている。イカレポンチ集団
- クエストオブソウルゲート
ウルトラクソゲー。
ドラルク、華々しく散る。
アニメでは2期2話に登場し、公式サイトで実際にプレイできるように。
- 常夜神社
54死に登場する神社。見た目普通の神社だが、奥の方に異様な雰囲気の鳥居が出現することがあり、入ると「生き血祭り」等、悍ましい屋台が並び、人型の影絵のような吸血鬼たちが蠢く奇怪な場所に着く。
何かが封じられていると噂されている。
- ボルンガ共和国
作中にちょくちょく登場するヨーロッパかどこかにある国。新横浜から飛行機で30分。
首都はイガイトサカエトル。人口約700万人。
ボルンガ人のほとんどは日本語とボルンガ語のバイリンガルというほど日本と親交が深く、新横浜とは姉妹都市として連携している。
◇主題歌◇
第一期
OP、最終回ED「DIES IN NO TIME」
歌:福山潤
ED「Strangers」
歌:TRD
吸血鬼すぐ死ぬ2(第二期)
OP「NEW DRAMA PARADISE」
歌:福山潤
ED「Cozy Crazy PARTY!」
歌:TRD
1話ED「わかってたよ」
歌:ロナルド(CV:古川慎)
◇余談◇
ファンの間でのタイトルの略称は「吸死」「94」などがある。
別バージョンの設定や世界観として超ドシリアスの嘘予告シリーズ。ロナルドが吸血鬼でドラルクがダンピールで他のメンバーも
ポジションが違うΔなどいくつかのバージョンが存在する
「実は私は」のアニメ版にてシリーズ構成を担当した山下憲一氏は、打ち上げで本作の魅力を熱弁していたとか。
単行本の巻末には次巻の予告があるが、その内容は全くの嘘でページのどこかにもUSODESU(ウソデス)と表記されている。
当然本編でこの予告シーンが使われることは一切ないが、なんとアニメ化の際にこの嘘予告を元にしたティザーPVが作成された。
アニメでもエンディング前にシリアス風の嘘予告(一応完全な嘘ではなく、次回放送される話のそれっぽい要約)が毎回挿入されている。
本作の作者である盆ノ木至氏のTwitterアカウントで度々キャラになりきった作者がファンの応援メッセージや質問に答えるエア握手回や
本編では描かれないキャラの意外な一面が見られるアカウントジャックという企画が開催される。
そこで作品やキャラの裏設定や作中が語られる。*3
また、ギャグ漫画ながら使い魔アルマジロや靴下へのこだわりなど、吸血鬼に関してマイナーなネタを網羅していたりする。ただし、作者曰く「自分はにわかオタク」とのこと。
作者はONE氏のファンを公言しており、読み切り版「吸死」からしばらく燻っていた時期に『モブサイコ100』などでアシスタントをしていた経験もある。
そのため、アニメ化に際して行われた対談では師匠として非常に尊敬している事、自身の作品にも多大に影響を受けた事などを語っている。
曰く、主人公達が事務所で受けた相談を解決していく作劇スタイルは『モブサイコ100』、個性的な退治人がわちゃわちゃしているのは『ワンパンマン』などの影響らしい。
追記・修正はメイデンの中でお願いします。
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*2 アニメのキャスト欄では「影」表記。
*3 ただし、ジョンの名付けのエピソードのようにTwitterで語られた内容とその後本編で語られたエピソードが違う事もありTwitterで明かされた裏設定が途中で変更される場合もある。
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