登録日:2025/02/10 Mon 22:27:32
更新日:2025/07/13 Sun 14:24:49NEW!
所要時間:約 6 分…よくわからないけど、なんかわかった!
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ガンダム 主人公 竹 鶴巻和哉 女性主人公 黒沢ともよ ガンダム主人公 女子高生 キラキラ 赤髪 令和のカミーユ 猪突猛進 狂犬 ニュータイプ ジト目 隠れ巨乳 本編より先に立った項目 ガンダム登場人物項目 ボクサーパンツ 宇宙世紀 コメント欄ログ化項目 女主人公 かっこかわいい イケメン女子 怖いもの知らず 豪胆 イノシシ 猪 おもしれー女 行動力の化身 数奇な運命を背負った女 お尋ね者 アウトロー 逃亡者 人たらし こいつが一番freedom 本当は優しい人 親不孝 不殺 トマト ジークアクス 機動戦士gundam gquuuuuux アマテ・ユズリハ マチュ ポメラニアンズ 盗んだmsで走り出す 5倍以上のエネルギーゲイン(意味深) gquuuuuux figure-rise standard 5倍以上のエネルギーボイン 宇宙世紀キャラクター項目 もうどうなってもいいや 大気圏突入するだけで面白い女 ガンダムシリーズネタキャラリンク 愛が大きすぎる人 マチュ君 鳶から生まれてしまった鷹
※本記事は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に関する重大なネタバレが含まれています。ご注意ください。
「宇宙って自由ですか?」
アマテ・ユズリハは、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の主人公。
CV:黒沢ともよ
概要
赤いショートカットヘアと、赤い三日月の形をしたピアスが特徴の女子学生。17歳*1。
幼少期のあだ名は「マチュ」。*2
2歳の頃の写真からすると地毛は母同様の黒で、赤髪は染めている模様。
サイド6のイズマ・コロニーにて、サイド6有数のお嬢様学校であるハイバリー高校に通う。
家族構成は両親のみで、きょうだいがいる描写は無い。父親(外交官)は単身赴任で同居していないため、サイド6監査局職員の母親・タマキと共に政府官舎である高層マンションで2人暮らしをしている。
自室にはクラゲの写真が飾られており、進路希望にも「クラゲ」と書いていることから、クラゲが好きなようだ。当然ながら進路希望の件はお母さんにバレて怒られた
人の手によって作られたスペースコロニーでの暮らしをどこか偽物のように感じ取りながら日々を送っていたが、そんなある日、駅の改札にて難民の少女・ニャアンに踏み台にされる形でぶつかられる。
そして、その際のどさくさで私物であるスマートフォンの液晶が割れた事と、ニャアンが運んでいたテム・レイの回路っぽい違法のMS非武装解除装置「インストーラーデバイス」が手持ちの荷物に紛れていた事から、紆余曲折を経て互いに探し当てて再会。弁償金をせびるために難民区画にあるカネバン有限公司まで追いかけた際に赤いガンダムとGQuuuuuuXと軍警察との戦いに巻き込まれる。
その際に軍警察が難民への被害を顧みない強引な取り締まりを行ったのを目にして憤り、カネバンが保有するザクに乗り挑むが劣勢となる。
しかし直後、地下通路に落とされるも偶然隠蔽作業中だったGQuuuuuuXを見た事で「あっちの方が強そうじゃない……?」と思い、そちらに乗り換える。
その時GQuuuuuuXのオメガ・サイコミュが起動し、「キラキラ」を見た事でパイロットとして覚醒。軍警察を撃退するのだった。
「よくわかんないけど……なんかわかった!!」
その後は一旦日常に戻ったが、現在の赤いガンダムのパイロットであるシュウジと出会いニャアンとも三度邂逅。カネバンに誘われ利害も一致した事もあり*3、クランバトルチーム「ポメラニアンズ」の一員「マチュ」となった。
以下、第4話以降の動向
クランバトルに身を投じてからは連戦連勝していったマチュだったが、次第にシュウジに置いていかれる事を気にする言動が目立っていく。
シイコ・スガイとの戦いでは、単純な戦闘経験の差やガンダムへの妄執から軽くあしらわれた上にロクに相手にもされず、
シュウジがゲルググのコックピットを串刺しにした際には「あの人には待っている家族もいたのに…」と零しながらも「でも…そこまで踏み込まなきゃシュウジのいる場所には届かないんだ…」と危険な覚悟を決めてしまう。
さらに軍警察とのいざこざからエグザベに捕まった際のクラン・バトルにはニャアンが代わりにGQuuuuuuXに搭乗。
最初は劣勢だったものの、オメガ・サイコミュが起動してからは一転して(MAV戦術とは呼べない無茶苦茶な戦い方ながらも)圧勝し、
ニャアンが乗っていた事を知るやいなや「うるさい!そこは私の場所だろ!」と嫉妬心を表してしまう。
そして赤いガンダムとシュウジの隠れ家がアンキーにより軍警察にリークされる事となり、ニャアンと画策してシュウジを逃がす事を決意する。
その日のクラン・バトルの際にGQuuuuuuXをニャアンに任せ、自分はカネバンの金庫から自分とシュウジが稼いだからと賞金を持ち逃げしようとするも、直後にアンキーが現れ「男で身を滅ぼすなんてダサすぎるんだよ」と警告を受ける。
が、そのアンキーから以前「頭空っぽにして追いかけてみるのも悪かないよ」と真逆のアドバイスを受けており、それを信じて戦い続けていた為に、逆上して同じく金庫に入っていた銃を発砲してしまう。
「アンキーが頭空っぽにして追いかけろって言ったんじゃないか!
大人はみんな嫌いだ!!」
腰を抜かしつつも奇跡的に弾を避けたアンキーに上記の言葉をぶつけ、泣き叫びながら脱走するが、ニャアンが放置していったGQuuuuuuXの前にいたところを偶然軍警察に見られた事から、同じ頃に発生したイズマ・コロニーの市街地破壊テロとの関係を疑われ容疑者として認定。
彼女を守るかのようにひとりでに作動したGQuuuuuuXに乗り込み逃げ続けるも、既にシュウジはゼク・ノヴァにより消息不明となってしまっており
「キラキラになんないよ!」と混乱しオメガ・サイコミュも暴走しかけるが、シャリア・ブルの攻撃により沈黙させられ、ソドンへと収容された。
その後、クラン・バトルに参加していた事がバレた上にテロの関係者として大々的に報道されてしまい、母タマキやその同僚、クラスメイト達に知れ渡った挙句、最終的に実名で公開指名手配される羽目に遭う。
普通じゃない何かに憧れていた普通の少女は、普通じゃない少年を追いかけていくうちに普通の日常には戻れないところにまで行きついてしまったのである。
一方でニャアンはエグザベからのスカウトを受ける形でジオンへの入国が決まり、
戻れる時に戻らなかった事で全てを失った少女と後が無い難民から一転して社会保障が定められた身分を手に入れた少女と見事な対比図となっている。
同じところは共にいて欲しい人間が傍にいなかった事だが…。
その後第8話では姿も表さず一言もセリフは無かったが、なんとソドンから脱走し、GQuuuuuuX単機で大気圏突入を行った事が判明。
エグザベは「作戦行動中の軍艦から脱走するのは難しいはず」と訝しんでおり、実際スマホのメッセアプリに表示された何者かからのメッセージに導かれる形で脱走出来た。ニャアンはマチュを「本物」と語ったが、ニュータイプとしての素質の話であり行動力とか頭のネジが飛んでるという方向性ではない。多分…
そして地球へ降り立ったマチュは山奥にある「カバスの館」で働くヴァーニとカンチャナに介抱され、ニュータイプの女性と出会う。
館を出る際に2人の願いを汲んで彼女を連れ出そうとするも、赤い服の彼を待つためにと残ったため叶わなかった。
さらにその後、海に沈んだGQuuuuuuXを引き上げる際に「シャロンの薔薇」も見つけ出し、マチュを敢えて泳がせていたソドンクルーたちも見つける事となる。
シュウジもニャアンも居ないとはいえ「地球に行く」というひとまずの目的は達成する形になり、本物の重力を体感することにもなった……が、コロニーで感じていた違和感は地球でも今一つ拭い去れない様子であった。
以降は再びソドンに捕虜として捕らえられていたが、地球で経験した出来事に思うところがあってなのか、逃げ出そうともせずシャリアから操縦訓練の教えを受けるようになる。
シャリアも自分の目的にマチュを利用しようとする*4一方で、木星での体験談をマチュに伝えるなど積極的にコミュニケーションを取った事もあってか、シャリアを「ヒゲマン」と呼び慕うようになり、
なんだかんだで面倒を見てくれるコモリの事も「コモリん」と呼び慕うようになる。ついでに独房に入れられてた理由はちょうどいい部屋が無かったから説がある
しかしキシリアがギレンを暗殺するというシャリアの想定外の行動に出た事で事態は急変。
シャリアの「ニュータイプをこれ以上人殺しの兵器にしたくはない」という切実な願いを聞き、彼の意に汲んで動く事を決断。
「シャロンの薔薇の中のニュータイプの救出」という共通の目的のために出撃するが一手遅く、イオマグヌッソの発射を目の当たりにする。
絶叫するララ音にシャロンの薔薇の悲しみを感知し、そして巻き込まれて消えていく命にイオマグヌッソを「恐ろしい兵器」と確信したマチュはイオマグヌッソ内部に突入。
そしてイオマグヌッソを制御するGFreDとそれを操るニャアンと対峙する事になる……
それまではイオマグヌッソを使った人物に激怒していたマチュだったがそれがニャアンだった事には困惑し、自分が何をやったのかわかっているのか、シャロンの薔薇の声が聞こえないのかと問うと、
ニャアンはシュウジを呼び戻すためのキラキラを起こすためにイオマグヌッソを使った事、そして状況をいまいち把握していない様子だった事から、まずはシャロンの薔薇の解放を優先し、イオマグヌッソを無力化する事でニャアンの暴走を止める事を決断。
GFreDのオールレンジ攻撃に晒されるも、シャリアとの訓練でオールレンジ攻撃への対処法をレクチャーされていたおかげで飛び回るエスビットを捌ききることに成功。*5その勢いでGFreDをシャロンの薔薇から引き離すと、シャリアから託された銃でGQuuuuuuXのオメガ・サイコミュを抑え込むリミッターデバイスを撃ち抜き排出、オメガ・サイコミュを完全稼働させて時間凍結されているシャロンの薔薇に干渉・イオマグヌッソとの連動を行う機器を引き剥がす。
その際の余波でイオマグヌッソの整備用通路に吹き飛ばされるも、そこでシュウジ(の思念体)と再会。その後イオマグヌッソ内のホールに顔面から落下し、キシリアと向かい合っていたシロウズ…シャアに連れられる形でその場を離脱。
移動先でシャロンの薔薇が呼び出した赤いガンダムを発見。シャアが一年戦争時の姿に変身するのを見て驚きながら赤いガンダムの元に辿り着くが、そこにシュウジはいなかった…直後、シュウジが現れ、キラキラの中でシャロンの薔薇と本世界の真相を語られる。
「行くよ! ジークアクス!!」
人物
「間違いない……あれは、キラキラだ……!」
一言で言うと、『ガンダム』シリーズの主人公らしい非常に胆力のある少女。
ニャアンやカネバン有限公司の大人たちといったアウトロー側の人間を前にしても全く臆せず、むしろスマホを壊した修理代として金をせびろうとするなど堂々と接したり、ニャアンの配達についていって面倒を見たりと怖い物知らずで快活な一面が強い。
一方でコロニー暮らしの閉塞感や何の変哲もない平凡な日常にどこか疑問を抱いており、そのために将来の進路が定まっていないという思春期の少女らしい一面もある。
また、思い立ったら即行動のタイプらしく、劇中では上述の行動の他、プールの飛び込み台の最上段で逆立ち、しかも制服姿なのにそのままプールへダイブ*6したり、学校の教室からカバンを置いたままダッシュで早退したりするなどの問題行動も見られた。*7
なんなら、非合法の運び屋の違法な荷物に発信機が付いていると知ると、それを逆用して捕まえてやろうと考え、本当に捕まえてしまうなど大胆にもほどがある事までやってのけている。
しかも、その際にニャアンに「テロリスト?」と聞いているので相手がテロリストである可能性を考えた上で捕まえに行っている。
口も達者でニャアンとシュウジが金に困っているのにつけ込……見かねて、シュウジには自分と組んでクラバに出る事を提案し、ニャアンにはシュウジに届ける予定だったインストーラーデバイスを後払いでシュウジに渡させて2人にクラバの報酬を山分けする事で協力を約束させている。
キラキラに魅了されてから迷走していた期間が長かったので見落としがちだが、目の前の人の苦境を見過ごせず義憤で動く人物でもある。
本編中では語られていないが、そもそも第1話で軍警にやたらと敵意を見せていたのはニャアンが軍警に暴行を受けた痕を見て憤っていたからとされており、
第9話でも娼館であるカバスの館で暮らす少女達に顔を曇らせ*8、彼女達に「お姉さまを自由にしてほしい」と連れ出すよう頼まれるとギリギリまで*9ララァを説得している。
このあたりも含めて学校内でのファンは意外と多いようで、入場特典の設定本には『体育の時間のマチュのファンは結構多い』・クラスメイト(女子校なので女子)「アマテさん…」「イケてる」「♡」という設定画が収録されている。いわゆる同性にモテるタイプかもしれない。
一方で少々冷めたように見えて表情を大きく変える事が多く、実はジト目が似合う。*10
巻き込まれたMS戦では恐怖を感じ、クランバトルでも身バレを恐れる*11他、シュウジに匂いを嗅がれて照れる、ネットで調べたとある人物を変な格好と断言しているなどごく普通の少女らしい感性も見られている。総じて掴みどころのない性格と言ったところだろうか。こういった性格付けは鶴巻監督の過去作であるフリクリとも通じる所がある。しかし、これらの要因故に自身の行動によって後悔することも目立つ。
母親であるタマキとは親子仲が悪い訳ではなくむしろ良い方だが、彼女は娘に対して過保護でかつロジカルに隙なく諭してくる面が目立つ。
それに対して現状に漠然とした不満を抱くマチュも強くは出れないようで、門限などは守りつつも胸の内を述べず敷衍したような言動で会話している。
同級生はお嬢様学校であるにもかかわらずアルバイトをしている者もいる*12ようだがマチュは特にしておらず、その時間を習い事や塾に使っていることから、母親が政府高官ということもあってか経済面では裕福な様子がうかがえ、歴代の『ガンダム』主人公の中でも家庭環境はかなり恵まれている部類といえる。
しかしその精神的なすれ違いは、マチュの突飛な行動もあって周囲を巻き込む形で拗れていく……。
なお、小柄で華奢な容姿だが、ボクサーパンツなどスポーツ系の下着を着けていたり*13*14制服がオーバーサイズ気味だったりする事もあってか結構着やせするタイプであり、パイロットスーツや体操服、水着姿では豊かな胸元などプロポーションの良さが浮き出る事で表情の多彩さ(特にジト目)と共に話題を呼んだ。
また、何らかの形で本編以前に操縦方法を覚えた*15であろう他のガンダムシリーズ主人公とは異なり、現時点ではモビルスーツとは縁のない生活を送っていたようにしか見えないため、その点はシリーズでは異色(にして原点回帰)*16と言える。
実際ザクに乗った際はまともに操縦もできなかったので、MS操縦技術は一切持っていない可能性が高く、GQuuuuuuXの操縦はオメガ・サイコミュで感覚的に行っている模様。
後にシャリアの手ほどきで操縦訓練を受けたことでオメガ・サイコミュ抜きでも十全に動かせるようになった。
なお、純粋なパイロットとしての才能はシャリアの教えもあるとはいえ上記の通りビットを捌き切るどころか、手づかみして投げ返すレベルなので非常に高いと言っていいだろう。なお、こういう事をやってもGQuuuuuuXはオーバーヒートを起こしていない。じゃあオーバーヒートを起こすほどの操縦を見せたエグザベ君は…?
立体化
2025年5月にFiguarts miniにてデフォルメフィギュアが、同年6月にFigure-rise Standardにてプラモデルが発売予定。
一番くじや食玩などでも商品化が予定されている。
外部作品
『SDガンダム Gジェネレーション エターナル』にて「GQuuuuuuX」と共に緊急参戦。
GQuuuuuuXの方はアナウンスされていたが、マチュの方はサプライズの登場となった。
…のだが、余りにもサプライズ過ぎたのか、立ち絵は公式の流用かつサービス開始時点でボイス未実装(テキストのみ)状態。
なんだか寂しいが、時期が時期なので仕方がないだろう。
性能としてはGQuuuuuuXに乗っていると1ターンに最大3回行動可能になるアビリティが強力だが、肝心のGQuuuuuuXの武装がヒートホークだけという漢仕様。
その代わりとして攻撃力は高く、機体共々配布で入手できる事もあり活躍の場は多い。
そんなわけで本作の彼女は無言で斧振り回して敵MSを切り裂いていく蛮族となったのだった。
テキストの方も「もう……邪魔すんなよ……」という言わなそうだけどなんか言っても違和感のない絶妙なセリフになっている……と思ったら、10話で本当に言った。*17
3話放映と同時期にアプデでシュウジ共々ボイスが実装されたが、立ち絵は据え置きのまま。テキストの方はボイスを第1話の物を流用しているため修正されてしまった声が付いて余計に蛮族感が増したという感想もちらほら
余談
- 前作『水星の魔女』主人公のスレッタとは女子高生主人公
かつ中の人が別コンテンツで共演しているといった共通点があるが、内向的な性格だったスレッタとは異なり、物事には自分からグイグイ入り込んでいくタイプであるため、「たぬき」のあだ名を貰ったスレッタと同じ流れでか、「イノシシ」「狂犬」と評されている。
また、偶然にも物語が改札から始まる繋がりかつその行動力の高さから、前作の先輩同様に「令和のカミーユ」のあだ名を貰ってしまった。*18 - これでも当初はもっと尖っていたキャラクター(ガンダムに軍人でない彼女が乗るというシチュエーションがかなり重く捉えられていたのもある)だったようで、制作中に『水星の魔女』が公開されて、ずいぶん気が楽になったとのこと。
- スレッタとは赤髪という共通点もあるが、水星の魔女とGquuuuuuXの間に公開された『復讐のレクイエム』主人公のイリヤ・ソラリも赤髪であった為、ガンダムシリーズの女性主人公は3作連続で赤髪という状況にある。
- 宇宙世紀という波乱に満ちた時代に産まれ、学生の身分でMSと関わるという歴代主人公と同じ境遇ながら、
GTA主人公ばりに次々と犯罪行為をかましている点を除いて作中で敵パイロット含め一切人を殺していないという、ビルドシリーズを除けばかなり稀有な立ち位置に居る。「分かり合える能力を持ちながら、結局人殺しばかりしている」というニュータイプのジレンマにぶち当たっていないという点でも唯一といえる。生身での銃殺未遂は一件あったが - 本編のMS戦では火器の使用描写が皆無。ここまで来るとガンダムシリーズ全般でも稀である。
GQuuuuuuXのビームライフルは泣いていい
- キャラデザがポケモンで知られる竹氏であることやあだ名のおかげでか、実在した天空都市になぞらえてピチューと組み合わせたファンアートもよく見られている。
- また、上記の例えを意識されたのかカミーユとの組み合わせも見られている。
- 序章となる『Beginning』公開後に『機動戦士ガンダム』TV版第3・4話にはモブのザクパイロットとして「マチュウ」なる人物が登場する事が知られるようになった。
言うまでもなく本作のマチュとは何の関係もない。そもそも性別すら違うし。 - おそらくあちらは英語のマシュー(Matthew)のフランス読みで主に男性名に使われる。またタイや南アジアの男性名にNyanもあるのだが、こちらに登場するのはMachuとNyaanで語源も表記も発音も異なるのでカタカナ表記がかぶっただけだろう。
- 主題歌「Plazma」の冒頭の歌詞が端的に言うと「ニャアンとのファーストコンタクトがなければ幸せに生きていたのではないか」と回想するものとなっており、今後の彼女の命運を暗示しているのではと本放送前から心配されている。そしてネタバレ禁止だったのと綺麗に噛み合い過ぎたこともあり変な所へ飛び火した。
- 結論から言えば、ニャアンとのファーストコンタクトがなければ、母親との関係も最終的には思春期の反抗期程度のもので納める事も出来たかもしれず、戦いに巻き込まれず幸せに生きる事ができたかもしれないが、世界は滅んでいたという事になった。
イタリアの公式が先行上映開始より先にうっかり「一年戦争にジオンが勝った世界線」と漏らしてしまったこともあって放送開始前からさまざまな考察がなされていた『GQuuuuuuX』だったが、その中に「マチュはこの世界におけるハマーン・カーンにあたる人物ではないか」という説があった。- しかし、実際のところその根拠とされていたのは「事前情報から逆算されたおおよその生年」「髪色が近い」「類稀なるNTの素質を秘めているらしき描写」など決定打に欠けるものが大半だった。
中には「パイロットスーツの配色がキュベレイに似ている」、果ては「『ジークアクス』という名が後継機として『ジークアクシズ』という機体が有り得そうに見える」「ハマーンの誕生日やら命日やらにGQuuuuuuXのいろんな発表がなされた」などこじつけを通り越して妄想の領域に入っているものも多く、当初から「深読みのし過ぎ」と冷静に受け取るファンも多かった。
そして公開後は年齢設定の齟齬は勿論、イノシシやら狂犬やらと評価されるような一面がいくら歴史が大きく違うとしてもハマーンとは合致しないことそして『1st』や『Z』のキャラが次々に原典そのままの容姿と名前で出てきた影響で「ハマーンがいるならそのままハマーンとして出てくるだろう」という見方が強くなったことから、現在でも真面目にこの説を支持するファンはごく一握りである。
- 第7話でテロリストとして指名手配されたアマテだったが、最終話エピローグにおける「お尋ね者だから(実家には帰れない)」という発言から未だに冤罪が晴れていない模様。しかしテロに関しては無実だが、前後に余罪が多すぎる上、中には他の件でも冤罪をかけられている可能性がある。相棒のニャアンも指名手配されている身であるため、どちらにせよ元の生活には帰れないだろう。
- 「ジオン側がサイド6に掛け合って罪状を消してもらえばいいのでは?」ともいわれる事があるが、イオマグヌッソを巡る騒動の中でキシリアがサイド6の軍警サラミスを落としてしまっているので、ジオンとサイド6の関係は悪化した可能性が高くそんな事は言い出せないだろう。*19
- 更に、テロの真犯人はコロニー公社の取引企業を隠れ蓑にした連邦軍で、足がかりに使われたクランバトルにはサイド6大統領も一枚噛んでいる。真相を暴こうとすれば両政府との対立は避けられない。
- そもそも「たとえ冤罪と余罪の件が解決したとしても面子を潰された軍警が黙ってはいないのでは?」という意見もある。実際軍警はGQuuuuuuXを探したいだけでサイド6に対する諜報活動も破壊活動もしているわけではない丸腰のジオン軍人を「ジオンに対してこちらの覚悟を示す」という斜め上の理由で暗殺しようとした事があるので絶対にありえないとは言いづらいのがなんとも…
- 付け加えると「オメガ・サイコミュを起動できるNT」かつ「イオマグヌッソの騒動の中心にいた人物」であるアマテ(&ニャアン)は機密の塊と言っても良い存在になってしまっている。ジオン軍としては目の届く・手の届く範囲にいてくれないと困る人間であり、仮に冤罪・余罪で裁かれるのを覚悟の上でサイド6に戻ろうとしてもジオン側から「待った」がかかる可能性も高い*20。
- これらの理由を考えれば、家族をこれ以上災禍に巻き込まないためにも当面アマテとニャアンが黙って逃げた方がマシといえるだろう。
- オメガ・サイコミュにCV:古谷徹の「エンディミオン」が組み込まれていたり、GFreDのビットの名前がルナ&アルテミスだったことから、三日月のピアスをしているのは脚本家つながりで美少女戦士が由来なのではと言われている。実家がミサトさん家に似ているのも小ネタの一環……だったかは定かではない。
- 本編での結末が「イズマ・コロニーには戻らず地球でニャアンとバカンスしている」「EDの描写から地球に居を構えてニャアンと2人暮らし」くらいしか判明していないため、本編後のマチュとニャアンがどうやって生活しているかは「シャリアの私兵」「傭兵」「何でも屋」等意見が分かれている
ように見えて「ニャアンとバディ組んでアウトロー生活を満喫している」というのは大体見解が一致してるし、複合型も普通にある。なんでアウトロー生活がここまで似合ってるんだろうね、このお嬢様。
「追記・修正するから…信じて!」
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*2 恐らく、アマテ・ユズリハ→マ テ ユ→マチュといった具合のあだ名。
*3 また、仮に誘いを断れば一連の行動を軍警やジオンに告発されてしまうのではないか?と危惧したのも一因。
*4 と言っても後の展開からマチュに汚れ役をやらせる気は一切なかった模様。
*5 この段階でオメガ・サイコミュは起動していないため、NT能力もあるとはいえ純粋な操縦技術でこれを成しえている。
*6 このシーンをよく見ると、まっすぐ飛び込んだ筈が飛び込み台よりやや左側に水飛沫が上がっており、コリオリの力が働いていることがわかる。
*7 一連のシーンから同級生との仲は良好であることが窺えるが。
*8 それでもスラムよりマシと言われて食い下がらない程度には価値観の違いも受け入れている。
*9 というよりコアファイターが勝手にハッチを閉めるまで
*10 作中描写された範囲では、瞳は普段は緑と赤の2色だが、不機嫌な時のジト目は目の色数が緑1色となっている。
*11 普段は使わない「マチュ」の名前を使い、ニット帽を目深に被っているのも変装のためである。
*12 ニャアンを意識した作り話とも取れるが
*13 見えても平気なのか、ミニスカートなのにもかかわらず飛び込み台で逆立ちしたためパンモロ姿まで披露している。初見で「スパッツでは?」と思った視聴者もいたようだが、設定資料によるとパンツ。ちなみに女子校に通うと周囲に女子しかいないので下着等を見られても平気なのは女子校あるあるだとか。
*14 5話では普通の女子用下着を着けていたため、特にこだわりがある訳でも無い様子。
*15 学校や独学で基礎を学んだ・軍隊などで訓練を受けた・個人的に指導された・設計・関連技術に携わっていたetc
*16 というか、「2体のザクに対して個人的な義憤を抱き、コックピットが開きっ放しのガンダムに勝手に乗り込み無双する、操縦経験のない一般人」というのはモロにアムロのオマージュ。白いガンダムの一件共々、切り込み方こそ違えど同じシーンのオマージュを連続させているといえる
*17 しかもイオマグヌッソのゼクノヴァを目の当たりにして「恐ろしい兵器」とララァの悲しみを止めるために駆け抜けている最中に邪魔されるというマチュがこれまでで一番焦燥に駆られていた瞬間の発言であった。
*18 作品本編が『1st』の続編的な立ち位置やシャアと何らかの形で関わるという共通点もある。
*19 キシリア死亡の決め手になったのは軍警ザクのバズーカなので、使ったのがシャアと赤いガンダムという点を除いて証拠を提出できれば逆にジオンもサイド6によってキシリアが暗殺されたと主張できるかもしれないが、正直期待できないと考えた方がいいと思われる。
*20 罪状をクランバトルの件に絞れたとしても「GQuuuuuuXというMSは何なのか?」という点について説明しなくてはならない。
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