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更新日:2023/08/08 Tue 17:32:37NEW!
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初代ウルトラマン 円谷プロ 少数精鋭 怪獣やっつけ隊 科学特捜隊 日本支部 パリ本部 休みまばら お昼はカレー 胸に付けてるマークは流星 パトロール隊 警察組織 防衛チーム
流星 流星 流星
胸に輝くこのマーク
我らは科学特捜隊
※この項目にはパソコン用AVG『ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ!』の内容が含まれております。ゲームと本編とで設定が異なる場合がある点をご留意願います。
●目次
【概要】
『ウルトラマン』に登場した地球防衛組織。正式名称は『国際科学警察機構 科学特別捜査隊』
英語表記での略称は「SSSP(Science Special Search Party)」で、「スリーエスピー」と読むとされる。
第37話に登場した通報用の電話番号は「999」。
一般警察の手に負えない異変や怪事件の捜査、他の天体の侵略者からの地球防衛が主な任務となる。
フランス・パリに本部があり、インド、トルコ、ボリビア、ニューヨーク、中近東、ブラジル、ロンドン、モスクワ、日本など、世界二十数ヶ所に支部を置く。
パリ本部の長官はスイス人のF・G・ピースであるとされている(本編未登場)。
日本支部は自衛隊や防衛軍(防衛隊)と協力しての作戦が幾度も行われているが、『ウルトラ作戦』においては防衛軍の下部組織として扱われている。
この位置づけの要因としては、科特隊が日本での数多くの怪異報告、つまり『ウルトラQ』での事件を受けてからの設立だからである。
資料などの引継は行われており、ラゴンのデータが存在するのはそのため。
基地は東京郊外に存在し、特殊金属をはさんだコンクリートで建造されている。
宇宙鳥獣エックスやケロニア、ブルトン、ゼットンに攻められた。
ジェットビートルや特殊潜航艇S号などのスーパーメカを配備。
設立初期の隊員はムラマツ隊長以下、ハヤタ、イデ、アラシ、フジの計五名で構成されたエリートの少数精鋭主義。
全員が日本人なのは、パリ本部が世界全体の怪異現象の処理に追われて人が割けなかったため、日本でスカウトを行った結果である*1。
本来は科学者顧問として一の谷博士が着任予定であった。
しかし博士は科学特捜隊初の任務・核露怪獣ゴルドキング退治の際に重傷を負い、引退してしまう(「ウルトラ作戦」での設定)。
本編では岩本博士が科学顧問の役割を担っている。
後に西郷長官が赴任し、他に二班が設立されヤマト班、ミナト班、ムラマツ班の三班体制となった。
本編の脚本家・金城哲夫による小説『怪獣絵物語ウルトラマン』では「五人で一チームが二十組、百人体制」となっている。
ビデオ『ウルトラマンのすべて!』(バンダイビジュアル)では科学特捜隊が創設されることになった理由として『ウルトラQ』に登場したゴメス、ゴロー、ペギラ、ガラモンの映像を見せている。
本編で監督も勤めた実相寺昭雄の小説『ゴールドラッシュ作戦』によれば、本来捜査資料の分類番号でカテゴライズされる怪獣・宇宙人に、
プレス発表時に必要な適当な名前を即座に命名する、金下哲也なる資料部長が存在するとのこと(小説中に本人は未登場)。
後のシリーズとはパラレルワールド*2となる『ウルトラマン』の直接的な続編OV『ウルトラマン怪獣伝説40年目の真実』では科特隊日本支部は40年の間に組織改変が行われ、地球防衛軍に吸収されている。
そのため、今もなお防衛職に就いている者は科特隊でなく、地球防衛軍で何らかの役職を持っている。
【各隊員】
ここではムラマツ班のみ紹介する。なお下の名前はアキコとイサム以外は劇中登場せず、『甦れ!ウルトラマン』にて設定された。
◆ムラマツ・トシオ
(演:小林昭二)
通称「キャップ」
一の谷博士からの依頼に答えたパリ本部より日本支部隊長になるよう命じられた。
指導力があり、冷静沈着な命令を下すと同時に、できるならば平和的解決を目指す穏健派でもある。
(ただしガヴァドンの件では逆に強硬派として描かれていた)
『帰ってきたウルトラマン』の前身となる『続ウルトラマン』では30年後には既に引退したという老人になっており、
再び現れた怪獣に苦戦する地球防衛組織に助言を与える人物として登場が予定されていた。
OV『ウルトラマン怪獣伝説40年目の真実』では除隊後、作中の10年前に他界しているため回想シーンにのみ登場((演者の小林昭二氏が既に故人となっていたため))。40年前当時にハヤタの正体を知っていたのではないかと、ウルトラマンは推測している。
『ウルトラマンメビウス』で追加された設定では、本来はサコミズと共に活動する予定だったのだが、彼は宇宙へと行ってしまう。
ちなみにサコミズはCREW GUYS JAPANの隊長である。おかげで一からスカウトするはめに。
シリーズとしての繋がりは全くないが、クロスオーバー作品『ヒーロー戦記』では『仮面ライダー』のおやっさん・立花藤兵衛とは双子という設定である。
また『仮面ノリダー』の立花藤兵衛はムラマツと同一人物であるというギャグがある。
言うだけ野暮だが、これらは演者が同じ小林昭二氏であるというネタである。
◆ハヤタ・シン
(演:黒部進)
事故でウルトラマンと融合した青年。主人公としては珍しい副隊長格であり、数々の功績を持つ科特隊養成所出身のエリート。
実践経験こそないが、航空機などの操縦技術はトップクラス。だが、小型ビートルで竜ヶ森湖をパトロール中、不意に突っ込んできた赤い球を避けることはできず……
小説版では(ウルトラマンに変身するたびに姿をくらませる為)市民から怪獣から逃げている臆病者呼ばわりされた。
ウルトラマンが地球に滞在した一番の理由は『ハヤタを死なせたくない』から。
最終話でウルトラマンと分離した後は、ウルトラマンと合体してからの記憶を失っていた。
…一部作品ではおぼろげに覚えていたり、ちょっとした拍子に思い出したりするけど*3。
ウルトラマンは本当に彼が気に入ったのか、その後の作品でも地球にいる時は基本的に彼の姿を使う。
◆アラシ・ダイスケ
(演:石井伊吉 (現:毒蝮三太夫))
隊員きってのタフガイでよく異星人に操られる元警察官。熱血漢でいびきがうるさい。
怪力自慢の射撃の名手であり、スパイダーショットを始めとしあらゆる武器を使いこなせる。
『ウルトラQ』に出たM1号の事件で暴走した『地底超特急いなずま号』回収作業時にムラマツと出会い、スカウトされた(『ウルトラ作戦』での設定)。
ウルトラ警備隊のフルハシとの関係は(演者が同じなだけで)ない。そうでない作品もあるが。
OV『ウルトラマン怪獣伝説40年目の真実』除隊後、老人介護施設の施設長に就任している。快活な毒舌は健在(これは中の人ネタである)。
『ウルトラマン』放送中に『笑点』に出演し、「なんで正義の味方が座布団運びやってんだ」と言われたことなら現在の芸名に変更したと言う。
『仮面ノリダー』においてはジョッカーに操られた。
◆イデ・ミツヒロ
(演:二瓶正也)
天才的な発明狂。マルス133など数多くの新兵器を開発し、特殊潜航艇S号や地底戦車ペルシダーも彼の作品である。
漫画『ウルトラマン THE FIRST』(高田裕三)ではスペルゲン反射鏡も発明している(が、バルタン星人に盗み出されてしまう)。
明るい性格だが意外に繊細。アラシに劣らずいびきがうるさい。
科学センターのホープで、一の谷、岩本両博士の弟子だった縁でスカウトされる(『ウルトラ作戦』での設定)。
いくら作っても最後はウルトラマン頼りになることが嫌になり、一時気力を失う。
だが再生ピグモンの死を目の当たりにして復活。直後に再生ドラコを自身の開発した新兵器・スパーク8を用いて倒す。
小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』によれば、彼が開発したハイテク装備の殆どは
その場のインスピレーションで作った為まともなデータが残っていないものが多く、
また技術そのものもチート過ぎて受け継げる人間がいなかった事で殆どがロストテクノロジー化してしまい、
僅かに残った物もメテオールとして扱われている。
逆にウルトラマンの帰還以降40年間怪獣もウルトラマンも現れなかった平行世界であるオリジナルDVD『ウルトラマン怪獣伝説 -40年目の真実-』では
マルス133やマッドバズーカが今でも第一線で使用され続けていると自慢している。
こちらはこちらで40年以上現役ということなので如何に優秀な設計であるかが窺えるだろう。
楳図版ではハヤタやアラシはイケメンなのにイデだけギャグ顔。
◆フジ・アキコ
(演:桜井浩子)
紅一点であり、主に本部での通信連絡を担当するが現場に出ることもある。
スペシウム光線の名付け親という、『ウルトラマン』という作品。ひいては『ウルトラシリーズ』において非常に重要な役目を果たしている。
親はパリ本部に勤めており、本人は様々な職を経ての志願。(『ウルトラ作戦』での設定)
『ウルトラ8兄弟』ではハヤタの奥さんだったが、本編中では別に恋人だった等の描写なし。イデ隊員と彼を荷物持ちにしてショッピングする姿は描かれている。
女性隊員で唯一、巨大化させられたあげく、怪獣図鑑に怪獣と共に掲載された。
ちなみに、桜井浩子氏は前作『ウルトラQ』では江戸川由利子が縮小化させられた1/8人間となり、『ウルトラマンレオ』では怪獣・ローランが変身した人間の姿を演じているため、怪獣図鑑によっては三種類もの怪獣扱いされた写真が掲載されている場合がある。
怪獣扱いされるヒロインの後輩(?)として、『ウルトラマンR/B』に登場した湊アサヒがNHKの「全ウルトラマン大投票」にてウルトラマンではなくウルトラ怪獣としてカテゴライズされ、33位にランクイン。ちなみに『R/B』からは美剣サキも怪獣として73位にランクインしている。巨大フジ隊員は残念ながら(?)200位以内にはランクインできなかったようだ。
◆ホシノ・イサム
(演:津沢彰秀)
何故か本部に出入りできる少年。後に科特隊特別隊員になる。
子供ながら、重いスパイダーショットを撃った事もある。
後半では科特隊の養成学校に入ったためか、登場しなくなる(実際は役者の都合。スキーで骨折してしまったため)。
パラレルワールドの続編『ウルトラマン怪獣伝説 40年目の真実』ではイデの影響を受けてイギリスへ留学後、
民間の研究機関に籍を置いていることになっている。
『ヒーロー戦記』ではバルタン星人にウルトラアイともども人質にされた。
◆岩本博士
(演:平田昭彦)
科特隊初任務時に引退した一の谷博士に代わって科特隊顧問になった博士。(『ウルトラ作戦』での設定)
ジェットビートルの設計者であると同時に、フェニックス号などの高性能宇宙船も開発している。
ゴジラを抹殺したオキシジェン・デストロイヤーの開発者とは関係がないが、無重力弾(ペンシル爆弾)を作り、初代ウルトラマンでも倒せなかったゼットンを倒した。
演者の平田昭彦氏は初代ゴジラ、初代バランに続いて三回も怪獣を一撃で撃退したことになった。
シナリオ決定稿では11.18.22.24.33.36話では登場予定だったが平田昭彦氏のスケジュールが合わないなどの理由により、撮影段階で別の科学者への変更を余儀なくされている回が存在する。
36話では森塚敏氏が「岩本博士」を演じているが、姓が同じ別人と見るべきだろうか。
最終回からのパラレルワールドに当たる『甦れ!ウルトラマン』では演者が死去していた為に台詞はなく、本来は無重力弾を取りに行く最中にゼットン星人と入れ替わる形で姿を消しており、その後ゼットンを倒す役目もウルトラマンの新必殺技「マリンスぺシウム光線」になっている。
◆ピグモン
ジェロニモンとの戦いで、ジェロニモンのたくらみを人類に伝えた。
更に、戦意を失くしつつあったイデをかばい再生ドラコに立ち向かった。
ドラコにあえなく殺されてしまったが、ムラマツキャップは彼に科特隊特別隊員の称号を与えた。
◆一の谷博士
(ウルトラ作戦のみ)
『ウルトラQ』の準レギュラー。
怪獣の日本襲来を予想して科特隊設立に尽力する。当初はメンバーに入っていたが科特隊初任務の核露怪獣ゴルドキングの戦いで負傷して引退している。
【科特隊の退治・対処した怪獣】
※TVシリーズ本編以外のものは太字で記載。
- 核露怪獣ゴルドキング(ウルトラ作戦)
- 硬態怪獣ビルガメラー(ウルトラ作戦)
- 地底怪獣ゴロモス(ウルトラ作戦)
- 誘拐怪人ケムール人(二代目)(ウルトラ作戦)
- バイオ怪獣イオゴン(ウルトラ作戦)
- 岩怪獣ロンゴ(ウルトラ作戦)
- 宇宙鳥獣エックス(ウルトラ作戦・撃退のみで退治には至らず)
- 宇宙怪獣ベムラー(長編怪獣映画ウルトラマンのみ)
- 磁力怪獣アントラー
- 地底怪獣マグラー
- 吸血怪奇植物スフラン(多々良島の個体とジョンスン島の個体が存在)
- どくろ怪獣レッドキング(甦れ!ウルトラマン)
- ミイラ人間
- 宇宙忍者バルタン星人(二代目、飛行する等身大を多数撃破)
- 毒ガス怪獣ケムラー
- 冷凍怪獣ギガス
- 黄金怪獣ゴルドン (一匹目)
- ケロニアの円盤(エアーシップ)数機
- 吸血植物ケロニア幼体(説明のみ)
- メフィラス星人の円盤(本人は脱出)
- 再生ドラコ
- 再生テレスドン
- 怪獣酋長ジェロニモン
- 砂地獄怪獣サイゴ
- 変身怪人ゼットン星人(円盤数機、科特隊本部に侵入した個体)
- 宇宙恐竜ゼットン
ペスター戦では最後のトドメこそウルトラマンが刺したものの致命傷を与えて瀕死状態にまで追い込んでいる。
ザラガス戦では科特隊の援護によってウルトラマンに勝利をもたらし、
ゴモラ戦では、その尻尾を焼き切って弱体化させた事がウルトラマンの勝利をもたらした。
アボラス&バニラ戦ではアボラスを援護してバニラを倒させる事で敵の数を減らし、間接的にウルトラマンを援護している。
以上のようにTVシリーズ本編だけでも巨大怪獣の撃破数は13体*4と歴代防衛チームでダントツの1位を保持しており、ZATと双璧をなす最初にして最強の防衛チームと評される。
【基本装備】
◆隊員服
平時には青いブレザーとズボン (フジ隊員はスカート) を着用しているが、その下にはお馴染みのオレンジ色のユニフォームを纏っている。
このユニフォームには簡易宇宙服としての機能も備わっており、有害な宇宙線や放射能も通さない。
ネクタイには危険探知機が付いていて、放射能や電磁波に反応して音と光で知らせてくれる。
◆ヘルメット
特殊素材で出来た丈夫なメット。バイザーを降ろすと宇宙ヘルメットにもなる。
『メビウス』にてサコミズが被っていたモデルは、色は同じだがモノはスーパーGUTSのヘルメットと同型。
当時改造元にしていたヘルメットが手に入らなかったのだろうか。
◆流星バッジ
科学特捜隊のメンバーの証。「ウルトラマンの歌」・「特捜隊の歌」の双方で歌われる程。
通信機としての機能が備わっている。
27話ではベーターカプセルを届けてくれた感謝の気持ちをこめてハヤタからオサム少年に贈られた。
『ウルトラマン 40年目の真実』における発言からイデが作成したものであるようだ。
◆スーパーガン
隊員や科特隊の協力者に支給される小型の光線銃。稲妻、レーザー、連射弾と威力の調整も可能。
単体では等身大の宇宙人が相手でも多少怯ませる程度の威力であまり強力ではないが、三つのスーパーガンの銃口を合わせて撃つ「トリプルショット」は強力無比。
再生テレスドンや劇場版でのレッドキングを壊れる様子もなく一撃で撃破しているが、ジェロニモンには効かなかった。
なんで毎回そうしないのかという突っ込みもあるが、後から新しく追加された機能ではという説もある。
様々なアタッチメントを装着することも可能。
大きさを誤解させる程グリップが短く、持ちにくそう。
『ウルトラマンダイナ』41話「ぼくたちの地球が見たい」によく似た銃が登場。
後にトリプルショットは『ウルトラマンX』でも使用された。
【その他の武器・装備】
作中では様々な特殊兵器が登場しており、怪獣撃退のために役立てられている。
これらの装備は科学センターの岩本博士が主に開発しているという設定で、時にイデ隊員開発の強力兵器まで登場することもある。
◆スーパーガンのアタッチメント
- 特殊風船爆弾
命中した相手に破裂すると大爆発する特殊な風船を打ち込む。どこか(測候所の松井職員の元)に案内しようとするかのようなピグモンを追跡する目印兼、保険として用いられた。この印象が強かったため、ピグモンと風船という組み合わせはメディア展開で度々使用される。ピグモンの死後、天へ放たれた風船爆弾はレッドキングの鼻先で爆破された。
- 原子弾
小型のロケット弾。設定によると超小型の核弾頭だとか……。バニラの目に直撃させて目を潰すことに成功。
- UNG麻酔弾
アメリカから取り寄せた新型の麻酔弾。強力な威力でゴモラを数時間も眠らせるほど。
後にスカイドン相手にも別の麻酔弾を使用。こちらは効果が弱く10分程度。
UGMではない。
- スパーク8
軽く鬱になっていた割にはこんなこともあろうかとイデ隊員が発明した新兵器。
スパイダーショットやマルス133が霞んで見えるほどの超兵器で、光弾を連射し文字通り敵を粉砕・消滅させる圧倒的な威力を誇る。
- 無重力弾
岩本博士が開発したばかりの最新兵器の試作品。ペンシル爆弾とも呼ばれる。
ウルトラマンを倒してしまったゼットンをも撃破する偉業を成し遂げた。
◆スパイダーショット
主にアラシが使用する中型の熱線銃。
セレクターによって熱線から火炎、リング状のビームなど様々な機能を発揮する。
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』ではアラシがレッドキングに対して放ったがマッサージ代わりにしかならなかった。
◆マルス133
イデがスペシウム光線を参考に2丁開発した強力な光線銃。
エネルギー源も同じくスペシウムを使用しており、理論上はスペシウム光線と同等の威力があるという。
分解可能で、またビートルの銃座に備え付けて使用する事も可能。
◆マッドバズーカ
イデがホシノ君のアドバイスを元に開発した大型バズーカ砲。
スペシウム光線も効かないケムラー戦で初陣を張り、弱点を攻撃して見事撃破に成功。
その後もテレスドン、ジャミラ、ゴルドン戦で使われる。
◆QXガン
Quickly-eXtinguish Gun.
イデが4年の歳月をかけて開発した新兵器。
怪獣の脳細胞を一撃(quickly)で破壊(extinguish)してしまうという恐ろしい効果を持つ。
使った相手がザラガスだったので最初は効果がなかったどころかより強靭な力を与えてしまったが、二度目は口から体内に直接撃ち込んで見事効果を発揮した。
◆ニードルS80
スパイダーショットの10倍の威力を持つ大型の速射ロケット銃。
使用された相手がこれまたスペシウム光線の効かないほど防御力が高いキーラだったため、少し怯ませる程度。
何故か書籍などではサイゴをこれで倒したとよく書かれているが、実際に倒したのは宇宙タンクから放たれたSNKミサイル。
◆熱線重機関銃
炸裂する実弾を連射する兵器。本体と銃架で分割されている。
銃架で固定して使用するので携行装備としては一番大きい。
◆バリアーマシン
光波バリヤーを発生させて光線を防ぐ装備。
小型ながらドドンゴの怪光線も完璧に防げるが、物理的な衝撃までは防げないのが欠点。
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』では物理的な衝撃を防げるように性能が上昇。見事にレッドキングにバリアごとブン回されたことでハヤタ、イデ、アラシは大ダメージを受けた(アレ?)。
【メカニック】
◆ジェットビートル
科特隊の使用する主力戦闘攻撃機。詳しくは項目を参照。
◆小型ビートル
全長:15m
全幅:10.5m
重量:17t
最高速度:マッハ1.5
乗員:2名
支援や偵察に用いられるSTOL機。その形状から本編外で三角ビートルとも呼ばれる。
出番はジェットビートル程多くはないが、度々活躍した。最初に破壊したのは我らがウルトラマンである。
◆科特隊専用車
通信機が搭載されていること以外は普通の車両。
ベース車は「シボレー・コルヴェア」。
◆特殊潜航艇S号
全長:9m
全幅:2.4m
重量:40t
最高速度:20ノット (水中)
乗員:1~5名
ジェットビートルで空輸される小型潜航艇。一応魚雷で武装しているが、主に調査や連絡に使われる。
劇中にはS16、S21、S25の三隻が登場*5しており、S25号のみ大人数で乗り込めるほどの大型機となっている。
とあるファンブックで紹介された際、よりにもよってベムラーに噛みつかれた写真が使われた。
◆ペルシダー (ベルシダー)
全長:7m
全幅:1.2m
重量:37t
最高速度:20km (地中)
乗員:3名
ゴルドン撃滅の為に投入されたイデ開発の試作地底戦車。
主にレーザー砲と地底魚雷で戦う。
資料と本編で名前が一致しない他、ZATのベルミダーⅡ世は
このベルミダーの誤植後継機ではないかという説があったりと意外と語られる話は少なくない。
◆F-4ファントムⅡ
実在する戦闘機で当時のアメリカ空軍の最新鋭機。
NY支部の機体がUMG麻酔弾を空輸した。
防衛軍もこの機体を使用しており、ブルトンやアボラス、メフィラス星人の円盤を編隊で攻撃したが…
F-4は「ウルトラマンA」などこの後のウルトラシリーズや、「ミラーマン」など他の円谷プロ作品にも度々登場している
追記・修正はカレーを食べながらお願いします。
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▷ コメント欄
- あのゼットンを倒した辺り、歴代防衛隊では最強かも……。 -- 名無しさん (2014-01-17 08:08:13)
- ↑正直イデがあんなに悩む必要ないよな。 -- 名無しさん (2014-01-17 08:38:08)
- 写真だけ見たら、多分結構な人がアラシが科学担当でイデが武闘派だと間違えると思う。 -- 名無しさん (2014-01-17 09:15:22)
- このころは携帯銃でも巨大怪獣が倒せたんだよな。怪獣がどんどん強くなっていったのか、防衛チームが弱体化していったのか・・・・・ -- 名無しさん (2014-01-17 18:23:40)
- ↑それはイデのおかげ。なんでも、チート頭脳過ぎて受け継げる人間がおらずロステク化したとか。 -- 名無しさん (2014-01-17 18:25:38)
- ↑↑お前それキリンもゾウも氷にするラスボス倒したUGMの前でも言えんの? -- 名無しさん (2014-01-17 18:27:21)
- ↑×2そのイデすら、ウルトラマンを前にして「ウルトラマンさえいれば、自分らは要らないのではないか?」と苦悩したし、ウルトラマンも罪作りな奴だ -- 名無しさん (2014-01-17 18:30:12)
- ↑しかしその時、イデの力が発動した! -- 名無しさん (2014-01-17 18:31:34)
- ↑2ただ、あまり防衛チームを活躍させすぎると今度はウルトラマンがいらない子扱いになってしまうという本末転倒なことになってしまうから難しい所なんだよな。 -- 名無しさん (2014-01-17 18:36:20)
- ↑2グレンキャノンもだ! -- 名無しさん (2014-01-17 18:38:12)
- ↑7 イデさんが製作したものすらGUYSではメテオールである。…これの意味が分かるかな? -- 名無しさん (2014-02-13 16:37:04)
- 初代ウルトラマンの主役はイデである。と思う。 -- 名無しさん (2014-02-13 16:41:14)
- ↑人類サイドの主人公として考えれば、確かにそれっぽいかも。今で言うメイン回にも恵まれてたし、通常の回でも(ある意味ハヤタ以上に)目立ってるしね。 -- 名無しさん (2014-02-13 16:54:18)
- 一の谷博士は重傷なのか亡くなったのかどっちなんだよw -- 名無しさん (2014-02-13 17:06:36)
- GUYSの人達からしたら最早歴史上の人物レベルなんだろうな。 -- 名無しさん (2014-02-14 23:12:55)
- ペンシル爆弾は、 円盤の残がいから技術見つけたぜ!→浮かぶけど空中爆発するとかどーするよ・・・→いっそ敵にぶち込んじまえばよくね? こんな感じな逆転の発想から生まれたメテオールなのかもしれない・・・ いや公式の設定の細かいとことかあんまり知らないけど -- 名無しさん (2014-03-04 16:12:59)
- イデがGUYSの装備見たらどんな反応するかな・・・・ -- 名無しさん (2014-03-04 23:34:54)
- ↑3 ULTRAMANでは科特隊元隊員は超がつく有名人だったからそうかも。 -- 名無しさん (2014-03-05 09:06:59)
- 装備とかメカニックを追記してみたけどこんなんでいいかな? -- 名無しさん (2014-03-05 11:56:57)
- ホシノ君が養成学校卒業する頃には科特隊はなくなってたのかな? -- 名無しさん (2014-03-05 19:51:23)
- ↑案外サコミズ隊長的な意味で、科特隊という組織だけはGUYS設立時まで残ってたかもね。もう防衛チームとかでもないだろうけど -- 名無しさん (2014-03-05 20:04:05)
- ↑TLTで言うホワイトスイーパー的役割を担ってたとか? -- 名無しさん (2014-03-05 20:07:49)
- ↑科特隊は機関の一部を移管、業務縮小して研究機関の様な形で残ってるかもね -- 名無しさん (2014-03-07 18:54:35)
- 特車二課の制服のモデルなんだよな。 -- 名無しさん (2014-03-08 20:04:40)
- スフランにとって、アラシ隊員と出会うのは死亡フラグ。 -- 名無しさん (2014-03-08 20:36:23)
- 倒した怪獣の数が多い一方で、援護でウルトラマンを勝利させた例は少なかったりする。 -- 名無しさん (2014-03-22 17:57:07)
- ↑アントラーやケムラーとかね。ゼットンの時も見てないで無重力弾撃てばよかったのに・・・・・ -- 名無しさん (2014-03-22 18:35:21)
- イデの悩みを聞いたハヤタは「持ちつ持たれつ」といっていたが、これはウルトラマンとしての答えだよね? -- 名無しさん (2014-03-27 22:50:03)
- ↑ウルトラマンの言葉かも知れないし、自分自身がウルトラマンの力を行使している自覚があるハヤタとしての言葉かも知れないな。あとは想像だ。想像の余地を残してくれるからこそ面白いということもある。 -- 名無しさん (2014-03-27 23:10:57)
- イデの言葉は、シリーズ通してのテーマの1つじゃないかね タロウ最終回とかダイナの人造ウルトラマンとか まぁ科特隊自体はZAT、ナイトレイダーと最強議論できるレベルだけど、そういうの抜きに意味のある言葉 -- 名無しさん (2014-03-27 23:28:17)
- ↑大抵の作品のテーマ自体はウルトラQ以降のウルトラシリーズで大体出てるからね。後のウルトラマンシリーズはそれらに対して作品それぞれによる答えを出しているともいえる。 -- 名無しさん (2014-03-27 23:32:54)
- イデはハヤタがウルトラマンじゃないかと疑ってたし、もしかしたら自分達の存在意義を崩そうとしている本人にどう思うか聞いたのかも。 -- 名無しさん (2014-03-28 19:37:42)
- ピグモンも隊員に入れてやってくれよ・・・ -- 名無しさん (2014-03-28 21:24:19)
- なんかの本で見たけど、科学特捜隊の創立者に「ゴジラ」の山根博士の名前がなかった?。 -- 名無しさん (2014-05-09 11:49:06)
- ↑ムラマツキャップは元々山根博士の研究所で働いていたって裏設定があるらしいから関連はあるかも。 -- 名無しさん (2014-05-24 02:27:26)
- ガヴァドン戦のように「強い」ことが仇になった場合もあるのはかなり珍しいな。 -- 名無しさん (2014-05-31 23:07:03)
- 実相寺昭雄監督が書いた小説「ウルトラマンVol.1 ゴールドラッシュ作戦」には、科学特捜隊のメカニックで攻撃用ジェットヘリ・怪獣の細胞を採取する兵器や極地戦闘用バイクが出ているらしい。 -- 名無しさん (2014-06-09 17:51:34)
- 格好いいなあジェットヘリ。だが川崎郷太の「科特隊奮戦記」には探査ビートルが出てくるぞ -- 名無しさん (2014-06-09 18:12:38)
- 『ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ!』、名前だけ見ても全然わからない人が多そうだし(自分も含めて)、登場怪獣の詳細な情報とかがもっと欲しいな…… -- 名無しさん (2014-06-18 17:33:00)
- マンタロウ -- 名無しさん (2014-07-12 14:27:06)
- GUYSのスペシウム弾頭弾がマルス133から来てるのかと思ってたけど違うのかな? -- ドクガン (2014-08-29 16:31:32)
- ↑マルス133は理論上スぺシウム光線と同じ兵器でスぺシウム弾頭弾はスぺシウムを実際に使っている兵器だった気が -- 名無しさん (2014-09-01 14:30:00)
- マルス133はスペシウムから光線を生み出して発射する兵器、スぺシウム弾頭弾はスペシウム自体をミサイルに入れてぶつける兵器、といった感じかな -- 名無しさん (2014-09-01 22:25:59)
- マルスやペンシル爆弾が目立つがスパーク8等一話限りのインチキ兵器があるのも恐ろしい -- 名無しさん (2014-12-05 05:46:17)
- ↑そもそも手榴弾2発でマグラー倒してるしね。 -- 名無しさん (2014-12-05 20:33:48)
- この隊とZATとGUYSはマジで強いよなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-12-14 20:39:32)
- 強さは多面的に見るものだと思いますよ -- 名無しさん (2014-12-14 21:20:54)
- ↑ミスりました。強さは多面的に見るものだと思いますよ ウルトラ警備隊→全滅させるから最強 MAT→白兵戦最強 TAC→Aを倒した超獣を倒したから最強 UGM→ウルトラマンから卒業してみせたから最強 UMA→TACと同じ理由で最強 GUTS→ティガが逃れられないパワーのロボを倒したから最強 スーパーGUTS→GUTSより強いんだから最強 XIG→技量が最強 NR→文句なく最強 DASH→TAC、UMAと同じ理由で最強 UPG→インペライザーやガッツ星人というそうそうたるメンバーを倒したから最強 結論、みんな違ってみんな最強 -- 名無しさん (2014-12-14 21:32:01)
- ↑ とりあえず分かる範囲でさらっとMACがハブられている事に噴いた -- 名無しさん (2014-12-24 20:51:55)
- WINRもHEARTもMYDOもEYESも科学警備隊もウルトラフォースもハブられてるね -- 名無しさん (2014-12-24 22:52:07)
- 科学警備隊→プリズンで拾い物で無双したから最強。WINR→ウラン爆弾だの中性子バッテリーだの、現実に即してみれば悪い意味で最強。ウルトラフォース→世界の警察がバックにあるんだろうから最強。デウス→地味にビデオシーバーの多機能っぷりが最強。 -- 名無しさん (2014-12-24 23:14:31)
- MYDO→ウルトラマンを倒した光線を再現できたから最強 EYES→ラスボスさえも和解で解決できたから最強 GOKAZOKU隊→メンバー全員が家族でチームの絆なら一番だから最強 ZAP SPACY→キングジョーブラック軍団をも消し飛ばしたから最強 チームU→実はただの民間企業だったのにハイパーゼットンと戦えたから最強 HEARTが思いつかない… -- 名無しさん (2014-12-24 23:46:46)
- ↑2ウルトラフォースは隊長以外の人間メンバーが全員ウルトラマンというのも最強要素だな。 -- 名無しさん (2014-12-24 23:51:53)
- 何だっけ? 火花散らして、飛んでった弾が当たるとワイプみたいに怪獣の一部が消えていく銃。 -- 名無しさん (2015-08-11 18:57:48)
- ↑スパーク8か。 -- 名無しさん (2015-08-11 20:32:28)
- 天才イデ隊員ですら依存し悩んでたんだからウルトラマンも罪な存在だよなぁ。そりゃ自分の努力より神のような強さを持つウルトラマンの力を取りたくなるよね。 -- 名無しさん (2015-08-14 00:22:01)
- ↑主人公はあくまで「防衛チームの一員として自分ができること」としてウルトラマンに変身しているのにそれがかえって仲間を傷付けてしまうという皮肉。 -- 名無しさん (2015-08-15 23:44:58)
- TDFのタケナカ参謀、GUYSのサコミズ隊長も元科学特捜隊。 -- 名無しさん (2016-03-07 08:52:20)
- 科学特捜隊とZATは基地が丸出しで危ないよな -- 名無しさん (2017-02-27 17:29:49)
- ↑ むしろそこに敵をひきつけて街への被害を反らしているとか「こんなに堂々とした組織、攻められるなら攻めてみろ」という挑発なのかもしれん -- 名無しさん (2019-05-14 16:58:10)
- ↑科特隊はともかく、ZATの基地って東京のど真ん中という日本で一番怪獣をひきつけちゃいけない場所にあるんだが… -- 名無しさん (2019-05-14 17:03:33)
- 科学特別捜査隊、略して科学特捜隊、略して科特隊…何で二度も略すの -- 名無しさん (2019-05-14 17:28:13)
- 裏設定とはいえ、山根博士が科特隊設立に関わったとなると「ウルトラマンの世界」も「ゴジラシリーズ」の世界線と分離したパラレルワールドになるな。やっぱゴジラがあらゆる事件の起点になってるんだな。 -- 名無しさん (2021-02-19 16:54:43)
- 我々が子供の落書きを消しにいけるか!って言ったガヴァドンの話を見るに世間体も気にするしプライドは高い様子。まあ当時の時勢とかもあったのかもだけど -- 名無しさん (2021-05-21 16:52:49)
- 科学特捜隊に限らないが子供の通報や訴えを無視した結果後手に回るという事が何度かある。これ視聴者からするとイラっとするが、ハッキリ言っていちいちかまってると人手が足りないとかいたずらも何度かあった可能性もあるんだよね。 -- 名無しさん (2022-05-26 21:35:28)
- ↑キリヤマ隊長は「我々がムダな働きをすればするほど地球が平和という事だ」と語っていたな。なお、ある組織には隊員なのに報告を信じてもらえない人がいるらしい…… -- 名無しさん (2022-07-30 03:41:40)
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*2 ウルトラマンとゾフィー以外のウルトラマンが地球に訪れていない
*3 『メビウス&ウルトラ兄弟』(ウルトラマンがハヤタとして重要な役職に就いている)などを根拠に「実は基本となる歴史でも覚えているのではないか?でなければ本人もなぜかわからないままハヤタが2人になってしまう」とする考え方も出来なくはないが
*4 ペスター、バニラ、ザラガスのトドメは別だが実質的な無力化に成功
*5 16号:1話 21号:10話 25号:24話に登場
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