スコップマンの発生理由と対処法について

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スコップマンの発生理由と対処法について

スコップマンは名前の通りスコップを手にした男であり
何を思ったのかスコップこそが最強の武器だと思い込み、スコップを武器に悪事を働くようになった存在(スコップマンのページより引用)

 

この、突然男たちがスコップを持った狂人になってしまう「スコップマン現象」 社会現象にまで発展し 多くの学者が考察をしながらもなぜ彼らが発生するのかは長年謎のままだった

 

私は なぜあれほどの学者たちが集まって少しの結果も未だに出ないのかを考え、ある結論にたどり着いた

 

それは、何かスコップマン現象の根底に 国家単位での不都合な事実が関わっているのではないだろうかという考えだ

 

そしてそれにより現状が変わらないのならスコップマンの家族たちも報われないだろうと思い 真実を明らかにするべく筆をとった

 

1.スコップマンたちの特徴

まず、前提としてスコップマンたちには共通点がある

・総じて弱いこと

・地域に偏りなく どの国でも発生すること

・スコップを持っていること

・作業衣姿

である

私はこの中にスコップマン現象のカギがあると考えた

 

総じて弱いということについては「元が人間だから」ということで結論が出ている

 

スコップを持っていることと作業衣姿

これとスコップマンの親族の証言から察するに スコップマンらは元は炭鉱夫であったと考えられる

 

社会はいくら魔法が発展しているとはいえ、まだ火の恩恵を捨て切ることができていないため、世界各国に未だに炭鉱がいくつもある これはどこにでもスコップマンが発生することの理由として充分だろう

 

2.炭鉱の実態

私は次に、炭鉱夫たちが働く炭鉱にスコップマン現象のカギがあると考えた

 

炭鉱夫というのはあまり知られていないがこの魔法社会で最も辛い環境におかれているという声も多い職業である

しかしこれは鉱山主たちの圧力によりあまり知られることのない主張であった

 

また、炭鉱夫自体 それを考えないのなら

「頭が悪くても入れる」

「終身雇用も夢じゃない」

「風俗や酒屋も炭鉱の近くにあり、娯楽は充実」

と一見ユートピアのような響きであり、これに釣られた男たちが多いのも納得できる

 

しかし現実はそうではなく 毎日40度近い炭鉱内で休む暇なく働かされ 休めば容赦のない体罰が待っている

天然ガスの脅威も侮れず まさに使い捨ての人間が集まる場所なのだ

 

 

3.考察

このような考察材料を踏まえた上で、なぜスコップマンが発生するのか考えてみた結果、一つの仮説が見えてきた

 

スコップマンとは炭鉱にあるあらゆるストレスと労働災害の蓄積が作り出した悪きモンスターたちなのである

 

まず、スコップマンたちはユートピアのような想像を炭鉱に来た時点で破壊される

この時点で失望やモチベーションのなくなりかたは半端なものではなかっただろう

そして次は自室を紹介されるわけだがそこはいわば「タコ部屋」

とても立派とは呼べないものだっただろう

 

その日の午後からは地獄が始まる

40度を超える炭鉱内でひたすら石炭を掘り出す作業

これは苦痛以外の何でもなかっただろう

ましてや日の入らない閉鎖的な空間で、である

睡眠時間もロクに与えられず 休む暇もない

風俗や酒は借金をせねばならず そのたび働く年数が加算されるといっても過言ではない

極め付けは天然ガスだ これにより様々な障害を負ったものも少なくないはず

 

そしてこのような想像を絶する過酷な環境の末産まれたのがあの「スコップマン」たちであったというわけだ

 

4.ではなぜ国家は対応を先送りにするのか?

ここまで読んでくれた諸君ならわかると思うが

現在この世界は「石炭」と「魔法」により成り立っていて

電気は完璧に普及…とはまだいかない状態である

 

そんな状態でスコップマン現象の真実を公表したら国民からは非難されるのは火を見るより明らかである 

それに炭鉱夫が就職先から外されるのは避けられないだろう

 

しかし石炭は捨てられない その結果数々の国家がやったのは「黙り込む」であったのだ

 

6.対処法

まず、結論から言うならば対処法は存在しない

スコップマンたちは精神のケアをできる状態ではないし

できたとしてもガスによる障害は消えない

 

では、予防はどうか?

前述のとおり国はスコップマンを認めない方針のため、炭鉱の環境が変わることはないだろう

つまり予防も無理である

7.結論

スコップマンは現代の闇が作り出した 悲しきモンスターであった 

彼らが本当に解放されるときはあと何十年先になるのかわからない

しかしこの「スコップマン現象」は無茶なことを国民に求め続けた国家への「しっぺ返し」とも見て取れる

 

私はスコップマンがこの世から消えるのを支援し

ずっと待ち続けることにする

 

 

アンクロム・K・フラットマン博士