エキストラズマーズの噂話

ページ名:エキストラズマーズの噂話

 

エキストラズマーズを知っているかい?

ヤノサトに住んでいた古い幽霊達でね、彼らはみんなの事を知っていたけど、誰も彼らの事を知ろうとはしなかったんだ。

誰からも無視される、背景みたいな奴らなんだよ。

見かけるたびに顔かたちが変わっている幽霊達でね、だから一目じゃそもそも気付かない。

でも絵に描くと、不思議と全部同じ顔になるのさ。

なんてことは無い。誰も彼らの顔を覚える事が出来なかったんだ。

彼らからしたら、名前なんて誰からも覚えて貰えない、会う度に初対面の反応をされる。

すごく寂しいよね。

エキストラズマーズの顔や名前を知ろうとすると、頭に入る程に忘れたような感じがして、頭に負荷がかかって寝込んでしまう。

みんな、エキストラズマーズのその事を知ってた。

だから、誰もエキストラズマーズの事を知ろうとしなかった。

彼らは、いつも誰かにかまって欲しくて、見て欲しくて、それでも彼らはずっと背景の、エキストラのままだった。

もう居なくなって大分経ったよ。

構ってくれる人を探しに行ったんだ。

帰ってこない所を見るに、自分達を見てもらえる場所でも見つけたのかな?

ヤノサト警備兵 ブロッホ