禁忌の箱のおとぎ話

ページ名:禁忌の箱のおとぎ話

 

ーーみんなの童話集 神様編

昔々、とある神様が災厄をたくさんたくさん作りました。

神様はたくさんたくさんの災厄を、箱にしまって置いておきました。

そして使う時になったら取り出して、使い終わったらきちんと箱に戻しました。

ある日いたずら好きの天使が、箱の災厄を使おうとしました。

神様は怒って、箱を取り上げました。

またその天使はやってきて、箱の蓋を開けようとしました。

神様は怒って、箱を固く閉じました。

またその天使はやってきて、箱に触ろうとしました。

神様は怒って、箱を見えないように隠しました。

またその天使がやってきて、箱を探そうとしました。

神様は怒って、その天使を追い出してしまいました。

災厄がたくさんつまった禁忌の箱は、閉じ込められた事に怒って、自分の足で出て行ってしまいました。

こうして、神様は世界に厄災を放ってしまったのです。