aklib_story_統合戦略4_関連テキスト

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統合戦略4 関連テキスト

entry

[マゼラン]こほん……よし。観測員マゼラン、ボイスレポートを開始します。

[マゼラン]合同観測隊がサーミ入りして12日目になりました。

凍土に黒き森、木とコケのにおい、新雪の重み、風の温度、角獣の鳴き声……

データを記録する音と、生命維持装置から発せられる熱、登山用のストックが残した跡、ドローンの飛び立つ音……

そして、この見知らぬ土地を探索している観測員たち。

[マゼラン]とっても優しいサーミフィヨド……つまりはサーミ人のお友達が二人もいてくれるから、今回の旅は今のところまったく問題なし!

[マゼラン]ティフォンちゃんも何か話しておく?

[ティフォン]ん? いや、やめておく。お前の「同僚」の世話で忙しいからな。

[マゼラン]それなら――

[ティフォン]シモーネも今は暇じゃない。魔よけの設置をしているし、ウルサスの何かを追跡することも考えているようだからな。

[マゼラン]ん~、じゃあいっか。

[マゼラン]とにかく、二人の協力がなかったら、今頃森で何度も迷ってたはずだからね。感謝しないと!

[マゼラン]そうだ、それと……あたしたち、これからすんごい予言者さんに会いに行くの。

レコーダーを手にしたまま、マゼランは顔を上げた。

前方の霧の中には、背の高い人影がうっすらと見える。

災いを予見するというサルカズのサイクロプスが、一行を導くべくそこに立っているのだ。

実地に足を踏み入れた以上、もはや熟考も計算も意味をなさない。観測員たちは、どこまでも広がる未知の大地を見据えた。

この先に待ち受ける運命を知るには、そこにたどり着くしかない。

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