aklib_story_喧騒の掟_CB-4_759P.M._戦闘後

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喧騒の掟_CB-4_7:59P.M._戦闘後

ペンギン急便は二手に分かれて逃げるが、一時的に加入したバイソンのことをすっかり忘れてしまっていた。置いていかれたバイソンは自転車で追いかけることを余儀なくされる。 そしてまたしても失敗してしまったガンビーノとカポネは意見が衝突していた。


[通りすがりの野次馬A] ねぇ、これ映画の撮影?

[通りすがりの野次馬B] あれペンギン急便の連中じゃないか? また喧嘩?

[通りすがりの野次馬B] そうだ! 左フック! そこだ! かっけーぞ!

[通りすがりの野次馬A] いつもペンギン急便が勝つんだもん、つまんない。

[通りすがりの野次馬B] そりゃそうだな。おい、どこから出てきた悪党かは知らないけど、無様な負け方すんなよ!

[エクシア] ふーっ、実弾が使えないのって本当にめんどくさいなぁ。

[クロワッサン] こんな街のド真ん中で実弾なんか使えるワケないやろ。ちゅーかエクシアはん、後ろや!

[エクシア] おっと、危ない危ない。サンキュ、クロワッサン。

[バイソン] こんなに粘られたらキリがありません! テキサスさん!

[テキサス] ふむ……ソラと私、エクシアとクロワッサンで二手に分かれて「大地の果て」に行く。

[バイソン] ……えっ、なんて? 大地の……?

[ソラ] やった……いえ、わかりました。

[エクシア] おぉー、手分けして敵を分断するんだね? オッケー、あたしが一番得意なやつ!

[クロワッサン] エクシアはん、街中行くときは、ホンマ気ぃつけぇや。賠償リストがヤバいでぇ……。

[バイソン] 待ってください、いまの「大地の果て」ってどういう意味ですか?

[テキサス] 集合は一時間後。

[バイソン] だからどういう意味なんですか!?

[ソラ] でもどうやって突破するの?

[エクシア] ま、手はあるから……。

[マフィア] て、テメエ何考えてやがる!? このサンクタめ——俺は退かねぇぞ——

[エクシア] クロワッサン、乗って! このバイク、超イケてるっしょ!

[クロワッサン] おっしゃ、ほな行こか!

[テキサス] バイクを奪うのか? 良いアイデアだ……。

[テキサス] ふむ、となるとお前か。

[マフィア] こっちに来るなっ、このクソ狼が——テメェ——ひぃっ——。わ、分かった。ば、バイクはやる! 顔を殴るのはやめてくれ!

[テキサス] よし、ソラ、早く乗れ。

[ソラ] わ、わかりました!

[テキサス] しっかり掴まっていろ。エクシアたちに後れを取るな。

[ソラ] も、もう少しゆっくりだと——

[バイソン] ならぼくは——

[バイソン] ……。

[マフィア] ……。

[バイソン] ……。

[マフィア] ペンギン急便の連中、このガキ置いてったのか?

[マフィア] ちょうどいい。ボコボコにしてやる。奴らにやられた分、コイツに払わせてやる。

[バイソン] もー! あの人たち一体何考えてんだよ!?

[バイソン] くそぉぉぉ——! 近くに何かないのか——!

[通りすがりの野次馬A] あ、自転車いる? 貸してあげてもいいよ。

[バイソン] じ、自転車……。

[バイソン] いいや、こだわってる暇はない! ありがとうございます!

[通りすがりの野次馬A] 頑張ってねー!

[マフィア] テメェ、ペンギン急便に手を貸すなんていい度胸じゃねぇか!?

[通りすがりの野次馬A] あんたらには車があるんでしょ? 追いつけるんじゃないの?

[マフィア] この野郎——。

[カポネ] 止めねぇか。一般人には手を出すんじゃねぇ。さもねぇと俺らは終わりだ。

[マフィア] す、すみません! お前ら、アイツらを追うぞ!

[カポネ] フン……。

[ガンビーノ] へぇ、これが「バイソンの坊主を誘拐し、ペンギン急便とフェンツ運輸を対立させてエンペラーを殺す」っていう、お前の「妙案」ってやつか? 聞いて呆れるぜ。

[カポネ] 俺らの目的は奴らに取って代わることだ。あの連中を皆殺しにする必要はねぇんだよ。お前、それぐらいの知恵も回らねぇのか。

[ガンビーノ] テキサス、あれはテキサスだぞ。それとあの忌々しいラテラーノ人にフェンツ運輸の坊主、奴らがピンピンしている限り、俺らに安寧なんてねぇよ。

[ガンビーノ] やるなら徹底的にやるしかねぇんだよ。

[カポネ] ふざけんな、それやったら目立ちすぎるんだよ。奴らを狙ってるのは俺らだけじゃねぇんだぞ。

[ガンビーノ] ハッ! いまさらビビってんのか?

[カポネ] 頭を使う必要があるって言ってんだよ。この馬鹿が。

[ガンビーノ] 鼠王に頭下げて媚びへつらうのはもう限界だ、この腰抜け野郎が。テメェ、やっぱりこの龍門での数年ですっかり臆病になりやがったな。

[ガンビーノ] テメェがファミリーへ貢献してなかったら、とっくの昔にオサラバだぜ。

[カポネ] いい加減にしろや。今の俺らはお互いにやることあんだろ。煽りたいんだったら後にしろ。

[ガンビーノ] 違ぇねぇ。俺は俺のやり方でペンギン急便とケリつけてやる。

[ガンビーノ] 人を殺して解決できりゃあ、ここで揉める必要もねぇからな。そうだろ?

[カポネ] ……もう好きにしろ。だが、最後にもう一度だけ警告しておく。ここは龍門だ。シラクーザじゃねぇ。

[ガンビーノ] ああそうだ。だがシラクーザでの失敗で悟ったんだよ。「どんな些細なチャンスだって逃しちゃなんねぇ」ってな。手段なんか選ばずに敵をブチ倒していくしかねぇ。

[ガンビーノ] 譲歩して交渉して……そんなもんは結局罠にハマるだけなんだよ。

[ガンビーノ] 俺らシチリア人には、「伝統的な解決法」ってもんがあんだろ。

[カポネ] ……。

[カポネ] そうさ。ファミリーに腰抜けはいらねぇ。……馬鹿もな。

[カポネ] チーム一つ出して、スラムに鼠王を探しに行け。取引の内容を変更するんだ。

[マフィア] カポネさん。もし鼠王の説得に失敗したら……。

[カポネ] フン、俺らがもし本当に龍門での地盤を固めたいのなら、いつまでもあのネズミを頭の上でのさばらせるワケにいかねぇだろうが。

[カポネ] 奴は遅かれ早かれ俺らが牽制しなきゃなんねぇ相手だ。

[カポネ] 今はこの名簿を頼りに一人一人当たって行け。全員鼠王と接触がある龍門の連中だ。

[マフィア] 承知しました。

[カポネ] 俺らに残された時間なんてもう多くねぇんだよ。今夜は必ず成果を挙げる必要がある。一分一秒でも早くな。

[カポネ] 俺が龍門にいたこの数年で何もしていなかっただと……?

[カポネ] 違うな。ガンビーノ・リッチ。それは大きな間違いだぜ。

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