aklib_operator_トゥイエ

ページ名:aklib_operator_トゥイエ

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プロファイル

基礎情報

【コードネーム】トゥイエ

【性別】女

【戦闘経験】なし

【出身地】サルゴン

【誕生日】4月15日

【種族】フォルテ

【身長】153cm

【鉱石病感染状況】

体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。

能力測定

【物理強度】普通

【戦場機動】優秀

【生理的耐性】普通

【戦術立案】優秀

【戦闘技術】普通

【アーツ適性】普通

個人履歴

貿易会社の元社員であり、後方技術の研究開発と輸送ルートの企画を担当していた。貨物の輸送中に遭遇した砂嵐による事故で、不幸にも鉱石病に罹患してしまう。会社の紹介でロドスに転職し、医療部門で勤める傍ら、鉱石病治療を受けている。

健康診断

造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

 

【源石融合率】7%

体表に少量の源石結晶の分布が見られる。主に背中と腹部に集中している。

 

【血液中源石密度】0.29u/L

当該オペレーターは短時間に大量の源石成分と接触したため、非常に危険な状態にあったが、幸い、発見・治療共に素早く行われたため、現在は病状が安定している。次の段階の治療目標として、血液中源石密度を更に低下させることを予定している。

第一資料

トゥイエがロドスに来た当初、人事部やその他各部門の総合的な評定によれば、彼女はエンジニア部へ配属するのが最適だと見なされていた。

だが、彼女のエンジニア部初出勤となるちょうどその日に、緊急の任務が入った。その日は医療部門に人が足りなかったこともあって、サポートに適した資質を持つトゥイエも、一時的に緊急治療に加わった。この一件で、医療部門のベテランオペレーターたちは彼女の応急手当能力に高い評価を下した。トゥイエは治療系アーツには明るくないが、使用する機器の構造と作用への理解が深い。また、長年にわたって従事していた野外輸送という非常に危険な後方支援の仕事が、彼女にもたらした医療知識があれば、医療オペレーターとして十分働けると意見が一致した。

この人事異動に関して、トゥイエ本人が何らの異議も示さなかったのは少々意外だった。その後クロージャがおかんむりで医療部門に突撃してきて、一部の医療オペレーターと口論を起こしてしまった件への詳細な記述に関しては、私見ではあるが、本資料に記載する必要はないだろう。

第二資料

トゥイエはよく見かけるタイプのフォルテではない。彼女の身体は同族のような強靭さを備えていないのだ。彼女は感染者であるが、この特徴は鉱石病のみを起因とするものではない。とはいえ、彼女はいつも部屋に引きこもり、運動を嫌い、食事も不規律な上、糖分や塩分が過剰なおやつばかりを摂取している。にもかかわらず、健康検査の結果が辛うじて合格ラインに引っかかっているのだから、フォルテの優れた種族的恩恵をある程度は受けているのだろう。

また、彼女は社交関係もゼロに等しい。他のオペレーターからの誘いは滅多に乗らず、集団活動にも一切参加しない。時たま一部のオペレーターのラボを訪ねるのみである。さらに、訪ねる際には事前連絡をしておくものだという認識もない。幸いラボの主人たちもそういう「礼儀がなっていない」言動にいちいち目くじらを立てるタイプではない。彼らは、自身の手元の仕事にこそ集中しているのが常であるし、社交辞令的な世間話よりも良いところをついた奇想天外な発想の方をずっと歓迎している。

そして幸いにもトゥイエは、奇想天外な発想にだけは事欠いていない――発明を弄る時の目を見張るほど精妙なアイデアにも、ごく稀に興味を持った相手に行ういたずらにも、その事実はよく表れている。

第三資料

彼女は人に言われているほど非情ではありません。

確かに、最初に彼女と共に仕事をした時は、自分も付き合いにくい相手だと思っていました。うちの部門は仕事の都合上よく彼女に輸送ルートの確認を頼みに行くのですが、いつも役目を押し付け合って、しまいには抽選で行く者を決めていたくらいです。貧乏くじを引いていたのはいつも私でした。彼女に会いに行く時は、毎度心臓を握られたように緊張していました。少しでも間違えれば、彼女に軽蔑されると思いましたから。

それから……あの事故が起こってしまいました。あの日の砂嵐はいつになく苛烈でした。彼女がルートの指定を誤ったせいではありません。砂漠の天気はいつも急に変わるものです。エンジンが故障した輸送車にみんなで閉じ込められて、私はもうおしまいだと思っていました。正直に言えば、あれは誰も生き残れないほど、酷な状況でした。

だけど、彼女が来ました。荒れ狂う風の中、叩きつける砂に塗れて、遥か遠い基地から。たった一人で。

彼女が届けてくれた水と栄養剤のおかげで、私たちは生き延びられたのです。

「後方勤務の私にこんな遠くにまで救援させるなんて、本当にダメだな、お前たち。」そう文句を言いながらも、根気よく私たちがエンジンを直すまで付き合ってくれました。

それから随分経った後に、また仕事の関係で訪ねたのですが、彼女はもういなくなっていました。

あちこち聞きまわって、ようやく彼女が鉱石病に罹患してしまったと知りました。それが例の砂嵐の一件のせいだと、私は分かっていました。あんな砂嵐に突っ込んで無事でいられる者なんていません。上司が教えてくれなかったのは、トゥイエさんが私たちに知ってほしくなくて口止めしたんだろうと推測しています。

彼女が今は御社で勤めていると聞き及び、耐え切れずこの手紙を書かせていただきました。本人にこの手紙を渡す必要はありません。ただ、彼女のような尊敬に値する社員と、愛すべき仕事仲間を持つことができるのは、非常に幸運なことだとお伝えしたかっただけです。

 

――あるトゥイエの元同僚からの手紙より

第四資料

砂漠に雨が降ることはない。

それでも、トゥイエはいつも傘を肌身離さず持ち歩いている。ロドスに乗艦している間も例外ではない。多くの者が彼女の傘に興味津々だが、その傘にどんな物語があるのかは誰も尋ねられずにいる。

トゥイエの両親から送られてきたこの写真が、何らかの手がかりになるのかもしれない。写っているトゥイエは今よりもずっと幼く、せいぜい三歳か四歳くらいだろう。見ての通り、写真が撮られたのは彼女の実家だろう。彼女は開いた傘の下にすっぽりと収まっていて、細かい玩具のパーツを、たくさん腕に抱えている。ひと目でクルビア産とわかるパーツは山のように積まれていて、なかなかそれらしく組み立てられている。椅子のようなものや、ベッドのようなものがあるのが見受けられる。

発達心理学視点から見れば、多くの子供の幼年期にこういった傾向が見られる――つまり、傘の下の空間を独立した空間、すなわち自分だけの家と見なす傾向だ。原因としては、親が忙しさから育児を疎かにしてしまい、孤独感が生じた子供たちは、人間関係が自分自身だけで完結する、より小さく、より自分が主導権を握れる空間を欲しがることが挙げられる。トゥイエの状況もそうだったのではないだろうか。

彼女は、今も変わらずその傘を持ち歩いている。もしかしたら、本当にただの推測だが、彼女は今も、傘の下の空間だけを、自分の拠り所にしているのではないだろうか。ならば、彼女を傘の下から踏み出させることができる者はいるのだろうか。他の誰かはともかく、今この資料を閲覧しており、艦内の人々に無上の信頼を寄せられている者なら、きっとできると信じたい。

昇進記録

何?あいつがお前にいたずらしたって?おめでとう!きっとお前を友達だと思うようになったんだ!

そうでなければ、絶対ただの空気としか扱ってくれないからな。

まぁ選ばせてもらえるなら俺だって、急にぶん殴られて気絶してるうちに実験台に縛りつけられるとか、病気を診てもらってる間にここのトップの一人に説教垂らされるとか、無感情なコンピューターのように体の中身から外までスキャンされるとか、そんなのと比べればトゥイエさん――いや、トゥイエ医師の方がよっぽどいい選択だと思うよ。

だからな、やっぱり健康第一、負傷なしで医療部の世話にならないのが一番大事だぜ!

 

――某出勤率一位の前衛オペレーターの本音

 

ボイス

ボイス(デフォルト)
秘書任命

こんなくだらない仕事をさせるつもりか?……はいはい、お前はそこそこ面白いし、付き合ってやる。

会話1

荷物の運搬は私に頼るな。フォルテだからって得意なわけじゃない。

会話2

びっくりするほど精密な計器だな……え、これに見覚えがある?へー。そうだ、あのメイヤーとかいうのが来ても、私がここにいるって言うなよ。

会話3

私が背負(しょ)ってる装置が珍しい?じゃあちょっと来い、手をここに……アハハハハ!その驚いた顔は傑作だな!噴き出したのは何かって?ただの水だ。混ざってるものは……フッ、秘密だ。

昇進後会話1

人助けなんか興味ないが、効率アップはみんなのためになる。

昇進後会話2

さっさと戦いが片付くようになったのは、いいことかもな。

信頼上昇後会話1

ケーキ?ふわふわしててくだらない。けど……上の梅干しはまあまあいけるな。

信頼上昇後会話2

艦内じゃ雨は降らない?当然知ってるが、外じゃそうとも限らない。嵐が来たら近づいてみろ、きっと私のこれに感謝することになる。

信頼上昇後会話3

おい、砂漠に日帰り旅行するのはどうだ?連れてってやるから。他の場所でもいいけど。とにかくこの多機能噴射バッグを持って、風の匂いに任せて行けば……フンッ、私みたいに優秀なガイドがいて、お前も幸せだな。

放置

寝てるのか?じゃあこれを試させてもらう。噴射力と噴射面積を上げて……文句はナシだからな。

入職会話

お前がドクターか?みんなドクターって奴が一番の物知りって言ってたから、それを確かめさせてもらおう。

経験値上昇

戦いは砂漠を渡るのと同じで、経験なんて役に立たない。必要なのは生存本能だけだ。

昇進Ⅰ

このエリートメダル、何の機能もついてないのか?つまらないな。

昇進Ⅱ

医療のプロ?まさか私がそんな風に呼ばれるようになるとは。とにかく、今まで通り任務をこなせばいいんだな。

編成

また外仕事か?はいはい、終わったら新装備のテストに付き合ってもらおう。

隊長任命

作戦の隊長になるのは、ガイドをするのと同じようなものだろ。

作戦準備

ルートOK、装備も異常なし。出発。

戦闘開始

砂嵐に遭うよりずっとくだらないな。

選択時1

さっさと言え。

選択時2

考えてる……

配置1

よし、効率17%アップだ。

配置2

早く動かないと。

作戦中1

もっと速く。

作戦中2

改良した装備のテストだ。

作戦中3

新しい栄養剤の味はどうだ?

作戦中4

風の匂いが変わった……

高難度作戦クリア

チッ、私が見てきた砂嵐はこんなのよりずっとすごい。

★3で戦闘終了

ギリギリ合格だな。時間の無駄にはならなかった。

★2以下戦闘終了

効率不足だ。戻って装備の調整か、薬剤の交換だな。

作戦失敗

少なくとも撤退ルートの選定は上手くできたみたいだな……

基地配属

こんなたくさん部屋があるんだな……

タッチ1

くだらないマネするな。

信頼タッチ

もう一回私のバッグに触ってみるか?今回は顔に当てないと保証してやるから。

タイトルコール

アークナイツ。

挨拶

また雨か。いい天気だな、ドクター。

 

逆理演算

傘が成す日陰 / サルゴン・砂漠の市街

優れた適応力を有しているトゥイエは、いつも戦況の険しい前線で駆け回っていた。負傷をすれば必ず皮肉の言葉を投げかけられるも、彼女に不満を示すオペレーターは滅多にいない。死と隣り合わせの戦場では、掲げられたその雨傘こそが、照りつける太陽と流れる血の間に拓かれた勝利への日陰なのだから。

 

コーデ

デフォルト(昇進0)

オペレーターの普段着。

実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。

デフォルト(昇進2)

昇進後調整された服装。

オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。

Epoque/XIV - 緑化

トゥイエの私服。

EPOQUEシリーズニューモデル/緑化。サルゴンの伝統的な衣装。丈夫で汚れにくい素材で遠出に便利。襟元にプリーツを追加し、より身体にフィットするよう調整されている。

広大な砂漠が実り多き田畑になるまでの道は、小さな植物を植えることから始まる。

 

モジュール

ORIGINAL / トゥイエの記章

トゥイエは戦場でオペレーターを治療することに秀でている。

外勤部門の決定に基づき

外勤任務においては医療オペレーターとして区分し、医師の責務を担う。

特別に本記章を授与し、

その証明とする。

 

PHY-X / 集水装置

日暮れはまだ訪れていなかったが、教室の窓から太陽は既に見えなくなっていた。

薄暗い茜色は吹き荒ぶ強風によって地平線から追い出された。濁った空気に遮られた太陽はぼやけた黄色の輪っかとなり、周囲の空を濃いオレンジに染めることしかしていない。

トゥイエは熱く乾いた空気に息苦しさを覚え、襟元を引っ張る。彼女は窓の外、天地を覆い尽くすような砂埃をじっと眺めながら、授業が終わった後のことを考えていた。

強風は絶え間なく吹きつけ、そこに混じった砂粒が窓を打つものだから、パラパラとやかましい音は鳴り止まなかった。長いひげを蓄えた教授はやむを得ず講義を中断し、音が止むのを待つことにした。

おさまらぬ砂嵐の中、無残にも崩れ落ちた土塀の下で、一株のサジーがぐらぐらと揺れていることにトゥイエは気が付いた。まばらに生えた枝の先端には、まだ若く弱々しい蕾が一つ残っており、しかし今にも強風で引きちぎられそうになっていた。

「チッ……」トゥイエは教科書を閉じて鞄にしまうと、身をかがめて教室後ろの扉から抜け出そうと試みた。

「どうやらもう十分に勉強したつもりのようですね、トゥイエさん?」

「え!?」

トゥイエが顔を上げると、教壇の上の教授は腕組みをし、険しい顔つきでこちらを見ていた。

「トゥイエさん、先ほど私は何の話をしていましたか?正しく答えられたら、単位の没収は見逃してあげましょう。」教授はそう言ってひげを撫でた。

「排水弁に必要な差圧の不足によって引き起こされる凝縮器の蒸気漏れについて、だろ。」

「私はまだそこまで授業を進めていませんよ、トゥイエさん。」

「この後すぐに説明しようとしてただろ?」トゥイエは眉と口の端の両方を吊り上げてみせた。

手に負えない学生を前に教授はため息をこぼし、渋々と返事をした。

「いいでしょう、さっさと行きなさい。ここにいられても、講義の妨げになるだけですしね。」

「じゃあ私の単位は?」

「はぁ、今回に限ってだけは認めるとしましょう。次はありませんよ。」

教授は咳払いをして講義を続けようとしたが、トゥイエが次に吐いた減らず口を聞いて思わずひげを逆立てた。

「正直、没収されたって別に構わないんだけどな。もうとっくに十分な単位は取ってるし。」

言い終わらないうちにトゥイエは鞄をひっつかみ、教室を飛び出した。残されたのはゆっくりと閉じていくドアと、耳をつんざくような金切り声だった。

「この不良!戻ってきなさい!」

教室内からの教授の怒鳴り声と駆けていくトゥイエの笑い声は重なり合って廊下に響き、やがてまた静寂が訪れた。

それから何年も経ったが、学生時代を思い出すたびにトゥイエはいつもにやけてしまう。今でもその教授とは手紙のやり取りをずっと続けている。手紙を書き終えた後はいつも、背中のバッグから冷却凝縮式集水装置を取り外して、中の水を窓辺に置いた植木鉢に注ぐ。そこに植えられているのは美しく健やかに育った、一株のサジーだ。

 

トゥイエの潜在能力強化に用いられる。

小瓶に入った栄養剤。優秀な医療オペレーターであるトゥイエのお手製。匂いも味も独特である。飲むか飲まないか、そしていつ飲むかは慎重に判断すること。

 

指名券採用

彼女の傘や背後の装置に不用意に触れないよう、気をつけるように。さもなくばそれなりに長い時間顔を洗う羽目になる。

医療オペレーター・トゥイエ。フォルテらしくないフォルテ。

 

紹介文

省略

 

登場ストーリー

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