このページでは、ストーリー上のネタバレを扱っています。 各ストーリー情報を検索で探せるように作成したページなので、理解した上でご利用ください。 著作権者からの削除要請があった場合、このページは速やかに削除されます。 |
プロファイル
基礎情報
【コードネーム】セイリュウ
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】炎国
【誕生日】10月24日
【種族】エーギル
【身長】155cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
能力測定
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】普通
【戦術立案】普通
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】優秀
個人履歴
かねてより河道の清掃関連の業務に携わっており、水の浄化において極めて豊富な経験を持つ少女。
本人からの申し出があり、審査を通過した後、ロドスと契約を結んだ。
健康診断
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。
【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。
【血液中源石密度】0.15u/L
業務性質上、源石関連の汚染物とよく接触する。現時点では感染リスクは低いが、防護措置を強め、定期検査を行う必要がある。
第一資料
セイリュウがロドスに入って間もない頃、多くの者は彼女が貫こうとするものの意味を理解できずにいた。
それもそのはず。経歴豊富なオペレーターたちから見れば、セイリュウはただの元気で無邪気な女の子であり、少しのアーツが使えても、血を流し、生死に関わるような戦場の残酷さを経験したことがないのだ。このような陽気な性格は人の好意を得られやすいかもしれないが、信頼を得ようとすれば好意を得るよりもはるかに困難となる。
当時、セイリュウが常に口にしている「環境保護」の重要さに気づく者は少なかったのだ。天災、鉱石病、レユニオン......より直接的に大地を脅かす危機が多すぎたためである。
だが、セイリュウが滞在地域周辺の水道を黙々と清掃し、ついでにロドスの廃水の二次処理を引き受けて以来、一部の洞察力の優れたオペレーターは気づき始めた——この若い水道清掃員は戦闘に向いていないかもしれないが、彼女のしていることは、皆の思うよりも遥かにに重要であるのだ。
第二資料
セイリュウの故郷について、我々の調査から得られた情報は少ない。
調査自体が困難というわけではなく、記録に値する情報がそれほどないと判断されただけである。あれは川の近くにある小さくて素朴な村だ。澄んだ水が有名で、様々な風習には古くからの純粋さと素朴さが残っており、天災の訪れもほぼない。本物の感染者を目にする機会はほとんどないため、村の住民は鉱石病についての認識は薄い。彼らは外来者への警戒心もそれほどなく、調査スタッフが尋ねたことに対しては何でも答えた。彼らにとって、それらは些細なことにすぎなかったのだ。
調査結果によると、セイリュウはかつて、ロドスのあるオペレーターと共に当地の川の上流で起きた、鉱石元素を含む廃水の無断排出による悪質な汚染事件を解決したことがある。それ以来、彼女は地元の有名人となり、近所の人気者とも言われた。同時に、事件をきっかけに彼女は自身の力不足に気づき、村の外に出るという考えが芽生え、ロドスとの接触を試み始めたのだった。
第三資料
「節水か……確かに節水は大事だけど、でも大浴場はまだ使ってもいいよね?」
種族の特性上、セイリュウが長時間乾燥した環境にいると肌に不快感が生じ、重症の場合はアレルギーやヒビなどの症状が現れる。そのため、セイリュウは常日頃浄水の入ったスプレーボトルを肌身離さず携帯している。彼女がボトルを取り出し、顔や体に水を噴霧するのはよく見られる光景である。そんな彼女にとって、ロドスの設備万全の大浴場が一番お気に入りの場所と言えるだろう。
普段は資源の節約に関して自身にかなり厳しいセイリュウだが、浴場の話題になる時だけ、少し狼狽えたり、恥ずかしそうな顔を見せるのだ。
傍から見れば、こればかりは仕方がないことであり、決して責められるようなことではないが、本人はかなりの罪悪感を抱いているようで、自身に制限をかけている——お風呂は最大一日三回だ。
入浴回数が限られているため、毎回のお風呂を最大限に楽しまないともったいない。体が水に完全に浸っている瞬間、若い水道清掃員はいつも歌を口ずさむほどに楽しそうだ。
【権限記録】
セイリュウの個体群のルーツについて、彼ら自身ですらはっきり答えられないが、当地で伝わる民謡への考察からある程度の推測ができる。
彼女の最初の故郷はきっと、大地から遥か、遥か遠く離れた場所にあるに違いない。
第四資料
「正直、あの子の背景も経歴も浄化後の水みたいにキレイだし、深追いするほどのものはそんなにないと思うけどなぁ。」
「そうですか。あなたがずっと帰って来なかったので、てっきり......待って、その手に持ってるのは何ですか?」
「これ?これはあそこの住民の自家製漬け獣肉だ。」
「……じゃあ、後ろに背負っているのは?」
「おっ!匂いに気づいた?鼻が利くな!ケルシー先生には黙っといてくれ、後でちょっと分けてやるから。これはあそこの土産専門店で買った冷凍惣菜だ。へへ、持って帰れたのは俺の冷凍アーツのおかげだけどな!」
「…………それで、今口に入れたのは……」
「ああ、これは……よくわからんやつだ。屋台のおばさんに無理矢理押し付けられたんだ。自家製だってよ。食べてもなんなのかわからないけど、結構うまいから持ってきたんだ。あとちょっとしかないけど、食べる?」
「……」
「どうした?口に合わなかったか?おっかしいなぁ、俺はいけると思うけど……」
「……半分。」
「え?なんだって?」
「あなたが任務で食べてばっかりいたことをケルシー先生に知られたくなければ、半分分けてもらいます。勿論お金は払いますよ。」
「んああ!?そりゃやりすぎだろ!?」
——廊下の監視カメラによって記録された二人の調査員の会話より
もし彼女から故郷への招待を提案されたら、どうか拒まないように。後悔したくなければ。
昇進記録
理解者を得られるのは、昇進や昇給よりも喜ばしいことに違いない。
しかし、昇給も非常に重要である。理想ばかりを語り、給与について何も示さない雇用者には、くれぐれも注意を払うように。
ボイス
ボイス(デフォルト) | |
---|---|
秘書任命 |
笑顔は人を元気にするんだよっ!ほら、笑ってみて、ドクター! |
会話1 |
まさかロドスは、悪徳企業じゃないよね?龍門産業廃棄物処分許可証に、龍門汚染物質排出許可証……うん、許可証は問題ないみたいだね。汚染物質の処分もちゃんとできてる!うんうん!やっぱり花丸満点だね! |
会話2 |
う~んあ!このお水、すごくおいしい!甘くて、冷たくて、故郷の山の湧き水みたい……水源はどこ?どうやって濾過したの?どんな器材を使ってるの?教えて教えて~! |
会話3 |
今月の廃水排出量が規定値をオーバーしそうになってる……はっ、まさかわたしがお風呂入りすぎたんじゃ……反省しなきゃ! |
昇進後会話1 |
わたしは故郷がいっちばん好き!田舎って都会ほど立派じゃないし、生活もそんなに便利なわけじゃないけど、お水がとってもおいしいし、空気もすごーく澄んでるの!えへへ、都会にはめったにないでしょ! |
昇進後会話2 |
町の近くは汚染がどんどん酷くなってきてるんだよ。前に故郷の水源にも問題が出ちゃって、解決するまでほんっとーに骨を折ったんだから……。天災が堂々とわたしたちを脅かしてるのと違って、汚染はこっそりと知らないうちにわたしたちの生活空間を削っていくから怖いの!環境を守ることだって、すごく重要なんだよ! |
信頼上昇後会話1 |
よいせっ、よいせっ、最後はあの浮かんだ靴を掬って……おーわった!ふぃー、これでこの水路もとーっても綺麗になったよ。わたしの毎日のお掃除は無駄じゃなかったね!付き合ってくれてありがと、ドクター! |
信頼上昇後会話2 |
わたしたちの一族で代々語り継がれてきた伝説なんだけど、なんでもわたしたちはこの大地のずーっと遠いところからやって来たんだって。今となっては一族の人もだんだん少なくなって、どこから来て、これからどこに向かうのか、誰にもわからなくなっちゃった……。 |
信頼上昇後会話3 |
わたしの田舎ではね、収穫の季節になると、どの家もおいしいごちそうをいっっぱい作るんだー!煮物でしょ、蒸し物でしょ、揚げ物に炒め物お漬物、なーんでもあるよ!ドクターもわたしと一緒に遊びに行く?きっと地元のみんなも大歓迎だよ~! |
放置 |
ううっ……乾燥がすごい……お風呂入りたい…… |
入職会話 |
こんにちは!わたしは都市水道清掃員、コードネームはセイリュウ!今後貴艦の用水の衛生管理はわたしにお任せくださいー!あっ、これ田舎から持ってきたお漬物です!皆さんで食べてみてくださいね!おいしさはばっちり保証します! |
経験値上昇 |
経験を積むなら、実際にやってみるのが一番早いよね? |
昇進Ⅰ |
お給料が上がるの?昇進してお給料が上がったら、後はトップに登り詰めるだけだよね!?へへ、早くお手紙で村のみんなにこのビッグニュースを知らせなくっちゃ! |
昇進Ⅱ |
目に見える脅威とパッと見じゃわからない脅威、緊急性のレベルは違うかもしれないけど、わたしたちにとってはどっちも同じように危険ってこと!ドクターの理解に感謝しなくちゃね。 |
編成 |
問題なし!わたしに任せて! |
隊長任命 |
責任重大だぁ……頑張ります! |
作戦準備 |
ロドス浄化小隊、しゅっぱーつ! |
戦闘開始 |
抜き打ち検査だっ!今水道に絵の具を垂れ流した奴をひっとらえいっ! |
選択時1 |
喧嘩?よぉし、袖をまくって……あっ、袖がなかった。 |
選択時2 |
うわっ、本当にやってる! |
配置1 |
水場の清掃なら得意だよ! |
配置2 |
お水のお届けだよ~! |
作戦中1 |
くるっと一回転! |
作戦中2 |
それ不法投棄だよ! |
作戦中3 |
万物を潤すのがお水だよ。 |
作戦中4 |
どう?冷たいお水を被って目が覚めた? |
高難度作戦クリア |
残留汚染物質なし!よーし、今回の任務もパーフェクトだねっ! |
★3で戦闘終了 |
戦闘終了!戦場の後処理まで気を抜いちゃだめだよ。 |
★2以下戦闘終了 |
えっ?敵はどこ行っちゃったの?み、見失ったぁ…! |
作戦失敗 |
雲行きが怪しいな……命さえあれば何とかなるから、とりあえず今は撤退しよ? |
基地配属 |
おっきいお風呂があったらいいな~。 |
タッチ1 |
はい? |
信頼タッチ |
ここだけの話、わたし、立ったままで泳げるんだよ~。 |
タイトルコール |
アークナイツ。 |
挨拶 |
おはよっ、ドクター!涼しい山の天然水でも飲む? |
逆理演算
未実装
コーデ
デフォルト(昇進0)
オペレーターの普段着。
実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。
デフォルト(昇進2)
昇進後調整された服装。
オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。
モジュール
ORIGINAL / セイリュウの記章
セイリュウは広範囲の治療を行うと同時に、有益な効果を付与することに秀でている。
外勤部門の決定に基づき
外勤任務においては医療オペレーターとして区分し、療養師の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。
WAH-Y / 「江河の唄」
どこでなくしたのか、炎国での任務時になんとなく買ったお守りが見当たらなくなった。現地の人が、お寺でご加護を授かったものだと得意げに語っていたお守りだ。
どうしたものかと悩んでいると、「セイリュウ」というオペレーターに訊ねてみてはどうかとアドバイスされた。セイリュウ……あまり印象にない名前だが、後方支援部の遺失物取り扱い担当の新人だろうか?
宿舎を訪ねてみたが、どうやら不在のようだ……
会議室にもいない……
結局、私は大浴場で彼女を見つけた。点検の仕事を終えてちょうど――入浴中のようだ。外にまでご機嫌な歌声が響いており、なんとも見事な高音だった。しばらく待っていたが……こんなに長湯して、気分が悪くならないのだろうか?
「ごめんね、待たせちゃったかな。」
「ロドスの汚染物質排出処理自体は合格だけど、それに使うろ過設備の清掃がちょっと疎かになっちゃってたんだ。どのエリアにも堆積物が溜まってて、その処理に何度も行き来する必要があったから、全部終わってやっとお風呂に……ふふっ。」
「あ、お目当てのお守りは……えーっと……」
彼女が取り出した袋を開けると、私のお守りが目に入った。他にも、ビー玉やヘアピン、試験管、果ては挿弾子までもが入っているようだった。
「これ……全部ろ過設備の中で見つけたの?」
「そうだよ。最初はどれも泥だらけになっちゃってたけど、ちゃんと洗ってあるから安心して。」
私は「どうしてそんなところに?」と言いかけてなんとか言葉を呑み込んだ。それは、自分自身に問いかけるべきだろう……
後に、エンジニア部の友人と当時の故障点検について話す機会があった。問題はまさに汚染物質排出システムの詰まりにあったのだが、セイリュウが清掃しなければ誰も気付かないところだったらしい。
入職してたった一日のセイリュウが、一人で清掃任務をすべて引き受け、ドロドロになったろ過設備の中に丸二日もこもっていたと聞いて驚いた。
そしてその詰まりの「元凶」が、私たちがうっかりなくしてしまった「宝物」の数々だったという事実には、頭の上がらない思いだった。
そんなことを考えていると、私が感謝の言葉を述べたときのセイリュウの恥ずかしそうな笑顔が浮かんだ。彼女はただ「これからは気をつけてね」と言って、いくつかの注意事項を述べただけだった。
蛇口をひねったり、スイッチを押したりといった動作一つで、水はいとも容易くすべてを流し去ってしまう。そして水がすべてを流し去るからこそ、我々は見えない場所に堆積していく汚物に気付くことができないのだ。
セイリュウはロドスの艦上汚染物質排出関連の業務を担当することになったらしい。なにかお返しがしたかったが、彼女の好みが分からなかったので、石鹸を買ってプレゼントした。しかし彼女の元に届いた石鹸は一箱だけではなかったらしい。それだけ多くの者が、彼女に感謝の気持ちを伝えたかったということだろう。
――セイリュウの定期評定にて、あるオペレーターの口述まとめ。
印
セイリュウの潜在能力強化に用いられる。
故郷の泉で汲んだ水の小瓶。アクセサリーにしても良い。これを身に着けていると、「自分の故郷をドクターに感じてもらえる」とセイリュウが喜ぶ。
指名券採用
彼女としては、水中にコインを投げ入れる願掛けはちょっとばかばかしいと思っている。というかやめてほしい。
水道清掃人・セイリュウ。我慢強く、コツコツと仕事をこなす。
紹介文
省略
登場ストーリー
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