登録日:2021/09/05 Sun 11:47:33
更新日:2024/06/03 Mon 13:51:22NEW!
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クレヨンしんちゃん 劇場版クレヨンしんちゃん アニメ ひまわり akb48 宇宙 太陽系 渡り廊下走り隊 映画 劇場版 東宝 シンエイ動画 アニメ映画 2012年 記念すべき20作目 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス ヒマ 地球人・野原しんのすけ クーリングオフ 増井壮一 こぐれ京
おバカ、ときどき、兄
2012年4月14日に公開された、映画クレヨンしんちゃんシリーズ第20作目の作品。上映時間は約111分と、歴代最長。
前作『嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』
次作『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』
映画化20周年記念作。
監督・脚本は『黄金のスパイ大作戦』に引き続き増井壮一、こぐれ京コンビが担当している。
これまでのシリーズで平行世界やらタイムスリップやら外国やら…と冒険してきた野原一家だが、今作ではついに宇宙へ飛び出す。
『暗黒タマタマ大追跡』以来となる、ひまわりをメインとした作品で兄妹愛や家族愛がメインテーマとなっている。
ひまわりの名付け回『赤ちゃんの名前が決まったゾ』のリメイク映像や歴代ゲストヒロイン達の集合シーンなども見所。
なお、『嵐を呼ぶジャングル』の成功の縁起を担いで続いていた「嵐を呼ぶ○○」は本作で最後となり、次回作からはタイトル縛りは撤廃される事となった。
【あらすじ】
ある日、ひまわりにプリンを取られてしまったしんのすけは、仕返しにひまわりのたまごボーロを食べてしまい、
ひろしとみさえから咎められた事で「ひまわりなんかいらないゾ!」と言って家を飛び出した。
そこに現れた謎の二人組から見せられた「ひまわりを譲る」という契約書にサインすると、野原一家はUFOにアブダクションされてしまう。
一家が連れられてきたのは太陽を挟んで地球の反対側にあるという「ヒマワリ星」。
地球もろとも滅びの危機に瀕しているというその星の伝説により、ひまわりがプリンセスに選ばれたというのだ。しかし、それは野原一家とひまわりの別れを意味していた……。
地球へ戻されてしまった野原一家はひまわりを取り戻すため、ヒマワリ星へ行く方法を探しはじめる。
果たして一家はひまわりを取り戻すことが出来るのか!?
【登場人物】
〔野原一家〕
◇野原しんのすけ(声:矢島晶子)
おなじみ主人公。ひまわりの兄であり名付け親。ひまわりを譲る契約書にサインをしてしまった今回の騒動の元凶。
当初はひまわりの事は知らんぷりだったが、ヒマワリ星で手に入れた巨大プリンをひまわりにもあげようとし、引き離されたことで事の重大さを知る。
ヒマワリ星へ続く異空間内では自分を忘れてアクション仮面になってしまったが、歴代ヒロイン達に名前を呼ばれたことで自分を取り戻した。
契約を不倫ご夫婦クーリングオフしてもらうため、ヒマワリ星人たちと対決する。
◇野原ひまわり(声:こおろぎさとみ)
今回のメインヒロイン。ヒマワリ星のプリンセスとなり、野原一家と引き離されてしまう。
◇野原ひろし(声:藤原啓治)
一家の大黒柱。みさえと共にひまわりを取り戻すため奔走する。
異空間では唯一トランクスを履いていた。会社やローンといった現実から逃避し、分解しかけるが、
ひまわりの名前を決めた時の記憶やひまわりが将来結婚する時のことを思い浮かべることで自分を取り戻した。
◇野原みさえ(声:ならはしみき)
野原家最強の主婦。ひろしと共にひまわりを取り戻すため奔走する。
異空間ではしんのすけ同様フルヌードを披露。子供たちへの想いで自分を取り戻した。
ボインダに対して上から目線で説教し、勝ち誇る。
◇シロ(声:真柴摩利)
野原家の愛犬。唯一ひまわりと共にヒマワリ星に残る。
〔カスカベの人々〕
◇風間トオル(声:真柴摩利)
◇桜田ネネ(声:林玉緒)
◇佐藤マサオ(声:一龍斎貞友)
◇ボーちゃん(声:佐藤智恵)
しんのすけ達がアブダクションされる場面に遭遇する。
偶然ゲッツの正体に気付き、ヒマワリ星への転移に貢献した。
◇高倉文太(声:納谷六朗)
◇吉永みどり(声:寺田はるひ(現:七緒はるひ))
◇まつざか梅(声:富沢美智恵)
◇上尾ますみ(声:三石琴乃)
しんのすけにクーリングオフ制度を教え、ひまわり救出を決意させる。
〔ヒマワリ星人〕
◇サンデー・ゴロネスキー(声:飯塚昭三)
ヒマワリ星の大王。名前の通り宙に浮かんだベッドでごろ寝している。
ミュージカル好きで地球とヒマワリ星の関係やヒマワリ星に伝わる伝説を歌にのせて語る。
悪い人間ではないが、やたらと悪人面で最終決戦では炎に包まれた巨大な幻影の姿でしんのすけを精神的に追い詰めた。
しんのすけとひまわりにより伝説が成就したことでひまわりと一家を地球へ返した。
名前の由来は太陽および日曜日(サンデー)。
◇ウラナスビン(声:岩田光央)
うっかり大臣。ゲッツと共に野原家に現れ、一家をヒマワリ星へ連れて行った張本人。
ひまわりを一家から引き離したことに罪悪感を感じているようで、決戦では唯一邪魔をせず言葉で説得するに留めた。
名前の由来は天王星(ウラヌス)。
◇ボインダ・ド・ヨーデス(声:日髙のり子)
おねむり大臣。ひまわりの子守を担当する巨乳のお姉さん。その胸で数々の子供を寝かしつけて来たらしい。
ただ、子供を産んだことはないらしく、みさえから一方的に勝ち誇られてキョトンとしていた。
名前の由来は土星および土曜日。
◇マズマズ・イケーメン(声:三ツ矢雄二)
イケメン大臣。名前の通りのまずまずイケメン。ひまわりの育児をするイケメンDEイクメン軍団の選抜を担当。
最終決戦では不思議の国のアリスのような不思議な空間にしんのすけを誘い込んだ。
名前の由来は火星(マーズ)。
◇キンキン・ケロンパー(声:川村万梨阿)
おしゃべり大臣。その通り非常にお喋りで、ヒマワリ星の報道を担当している。
最終決戦ではしんのすけを会見場に誘い込んで問い詰めた。
名前の由来は金星。某夫婦とは関係ない。
◇まーきゅん(声:柴田秀勝)
おつまみ大臣。肩書は呑気そうだが、ヒマワリ星の社会を乱す人間の捕縛、つまみ出しを担当する。野原一家を地球へ戻す。
再びヒマワリ星に舞い戻って来たひろしとみさえを襲撃した。
名前の由来は水星(マーキュリー)。
◇モックン(声:隅本吉成)
お運び大臣。あらゆる物を運ぶ相撲取りのような人物。
最終決戦ではしんのすけを実力で排除しようとするが、カンチョーをくらって敗北した。
名前の由来は木星。某アイドル出身の俳優とは関係ない。
◇ゲッツ(声:辻親八)
地球に単身赴任しているヒマワリ星人。ヒマワリ星から送られてくるプチプチを潰して地球にヒママターを供給する役目をしている。
担当地区に野原一家が住んでいたため、ウラナスビンを野原家へ案内した。ヒマワリ星との荷物のやり取りに使用していた機械を利用される。
名前の由来は月。某芸人とは関係ない。
【用語】
◇ヒマワリ星
太陽を挟んで地球と反対側に存在する地球の兄弟惑星。ヒマワリ星人(略してヒマ人)が太古の昔から住む。
常に太陽の向こう側に存在するため、地球からは観測できておらず、科学は地球よりも進んでいる模様。
公転により地球と互いにヒママターを送り合うことでバランスを維持していたが、地球がヒママターを生み出せなくなったことであと2年で滅亡に危機に瀕しているらしい。
◇ヒママター
ヒマによって生み出されるというエネルギー。元々太陽系はヒママターで満たされていたらしい。
ヒママターが失われるとイライラが募り、人々は過労とストレスに苛まれていき、最終的には戦争などで惑星自体が消滅するという。
◇ヒマワリ星の伝説
ヒマワリ星に先祖代々伝わるという伝説。この伝説にのっとり、ひまわりをプリンセスにしようとしている。
兄弟星が困ったら姫を探しなさい。
孫よ、曾孫よ聞きなさい、おじいさんが言いました。困る時は兄弟星の姫を探すのだ。
兄ちゃん星のカスカベに愛が名付けし姫ひとり。星のめぐりがヒマの日にお生まれになった。
兄弟星が困ったらひまわり姫を探しなさい。ヒマワリ星に来たならば全てが解決。
真にヒマの心を持つユルユルの賢者が戻りし時、姫と釣り合いバブルがはじけてさぁ大変、金色のお月様だねぇ。
宇宙にひまわり咲いたなら、ユルユルカイホーの末、太陽系はおヒマに包まれるであろう。
【主題歌】
主題歌はAKB48から派生したアイドルユニット渡り廊下走り隊7が担当。
OP&EDを同じアーティストが手掛けている作品は数少ない(他は『逆襲のロボとーちゃん』のきゃりーぱみゅぱみゅのみ)。
なお、渡り廊下走り隊7のメンバーである6人は映画公開の1ヵ月前である2012年3月9日と16日に放送されたアニメオリジナルエピソード「宇宙家族ノハラだゾ(前編・後編)」にゲスト出演している。
◇希望山脈
OP。
◇少年よ 嘘をつけ!
ED。
追記修正はヒマな時にお願いします。
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▷ コメント欄
- 映画シリーズ初の「悪」じゃない敵組織が登場しましたね。 -- 名無しさん (2021-09-05 12:01:29)
- ナッパ、シャンパ、スターラ姫、界王神、クェス、一星龍が一斉に攻めてくるのは絶望的すぎる -- 名無しさん (2021-09-05 12:07:44)
- どっかのサイトで見たんだけど、本作はあんまり評価が芳しくないらしいね。終盤の展開がグダグダだったらしいし… -- 名無しさん (2021-09-05 13:02:39)
- ↑評価は個々人の判断次第だと思うが、売り上げという観点だと確かに不振だった。興行収入10億未満は今作と温泉わくわくの2作品のみ -- 名無しさん (2021-09-05 13:17:32)
- ↑3ユーザーレビューサイトを見ると刺さる人には刺さるって感じかなぁ。ヒマワリ星は共産主義のメタファーみたいな考察してる人のレビューが印象的だった -- 名無しさん (2021-09-05 13:21:37)
- ↑5 日高さんと三ツ矢さんで「 タッチ 」....。 -- 名無しさん (2021-09-05 14:28:50)
- 文化が違うから仕方ないとはいえ、お互いに話しあう姿勢を見せなすぎるに尽きるんだよな 序盤のしんのすけの言い分を聞こうともせず「お兄ちゃんでしょ」で片付けようとするひろしとみさえも大概だし -- 名無しさん (2021-09-05 14:56:56)
- 記憶違いだったら悪いけど威圧だけでしんのすけが涙目になったのってこれくらいか(パラダイスキングに気圧されたりもしたけど) -- 名無しさん (2021-09-05 18:05:13)
- 『嵐を呼ぶ』が付いた現状最後の作品。もう一回嵐を呼んでくれ(懐古)。 -- 名無しさん (2021-09-05 22:54:56)
- 地球にとって恩人とも言える存在でありながら、恩着せがましくもないし良い人達なんだけど、名付け親に対して産みの親の扱いが何かと雑だったり、融通がとにかく利かなかったり、何か一言申したくなる所がある -- 名無しさん (2021-09-05 23:42:33)
- なんか変なメッセージ性とコンプラ気にしすぎて正直あんまり……。 -- 名無しさん (2021-09-06 03:36:28)
- 興収ずっこけたことでもうゲン担ぎだった「嵐を呼ぶ」に拘らなくていいだろってなったのかもしれんね -- 名無しさん (2021-09-06 08:18:38)
- 悪人じゃない敵組織とかバトルが薄いのは、2012年の映画で311の直後に製作されたっていうのが大きいと思う。とにかく日本中が悲嘆に暮れて凶悪なキャラとか悲惨な描写とかがすごく敬遠されてた時期だったから。 -- 名無しさん (2021-09-06 19:20:30)
- ひまわり星人がこっちの事情お構い無しに押し通してくる割に、あくまで善意でやってるから特に反省や和解のようなものがほぼほぼ無いせいでカタルシス0だからか、ハッピーエンドで悪人ゼロでも観ていて清々しくない。 -- 名無しさん (2021-09-07 07:31:10)
- この映画を調べたら、脚本が悪いというのを見かけた。あと、話は別になるけど項目が作られていない2作品も全体的に評価が低かったのだろうか。 -- 名無しさん (2021-09-09 12:02:15)
- 評価が低い作品もある意味、印象に残るからか早めに作られたりする。つまりは分からんという事だ -- 名無しさん (2021-12-15 04:07:52)
- 惑星ヒマワリの贅沢な生活や物資、それでも配送センターが人力だったところから、地下で強制労働でもさせられてる人がいるのかと思ったわ。 -- 名無しさん (2022-04-09 20:41:04)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-04-25 19:33:26)
- うっかり大臣のやり口が完全に悪徳業者のそれなんだよな -- 名無しさん (2022-12-10 21:08:06)
- Abemaでみた -- 名無しさん (2022-12-31 07:23:26)
- ガヤの中の藤原啓治さんとならはしみきさんが目立っててちょっと混乱するシーンがある -- 名無しさん (2023-07-25 08:48:25)
- OPとEDが一緒なの、黄金のスパイ大作戦の関ジャニ∞もじゃね? -- 名無しさん (2023-09-23 05:06:34)
- 劇常で見た時は駄作だと思ったけど、見直したらわりとよかった -- 名無しさん (2024-04-10 04:17:54)
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