登録日:2020/05/04(月) 17:12:31
更新日:2024/05/17 Fri 13:06:42NEW!
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有吉&栞里ちゃん「有吉のー!」
芸人一同「壁えええええええええええええ!!!!!」
有吉の壁は、日本テレビで放送されているバラエティ番組。
通称は「壁」「有壁」など。
●目次
概要
「次世代を担う若手お笑い芸人たちが、有吉弘行が用意した『お笑いの壁』に挑戦し、壁を越え芸人として成長する」というコンセプトを基に、芸人たちが様々なお笑い企画に挑戦する。
…というお題目を掲げているが一貫しているのは「有吉を笑わせろ!」の一点のみで、そのためならば多少企画から逸脱しても許される。
ハナコ・四千頭身・かが屋といった“お笑い第7世代”や、パンサー・ジャングルポケット・さらば青春の光など実力者揃いの“6.5世代”をはじめ若手中堅を問わず、多くの芸人がミニコントや大喜利などで活躍するのが特徴。
メイン企画である「一般人の壁」は早朝に集合するのが当たり前ということもあり、出演者は関東勢、いわゆるK-PRO*1出身芸人に偏る傾向がある。
また、2021年からは音事協が主催するお笑い新人賞「ツギクル芸人グランプリ」の優勝者の副賞として、本番組への出演権が与えられている。
『ゴッドタン』『あちこちオードリー』などを立ち上げたプロデューサー・佐久間宣行は、自身のラジオにて「革命だと思っているのは、コント師がコント師の能力のままバラエティに出られるっていう点。 あれが近年で一番うらやましかった」と絶賛している。
このようにコントを得意とし、キングオブコントで好成績を残しながらもトークが苦手で雛壇では振るわないことが多かった芸人たちも強い存在感を発揮する。
一方、特番時代に奮闘していたアンガールズやロッチ中岡、オードリー春日は『有吉の壁』レギュラー化の結果、裏番組の準レギュラーだったために出演頻度を大幅に減らされる悲しい事態も起きてしまった。
ゴールデン番組ながら、番宣などのゲストはほとんどいないことも特徴*2。
なお、同じく日本テレビの有吉による冠番組で月曜19時に放送されている『有吉ゼミ』は後述の理由から姉妹番組の関係で*3、総合演出及びテロップのフォントが共通している他、当番組の常連芸人が(一部は本番組で披露したキャラで)チャレンジグルメ企画の埋め合わせゲストとして登場する機会が多い。
沿革
日テレでは2013年から『有吉ゼミ』を放送していたが、ある日に同番組の総合演出が有吉と飲みへ行った際に「コントを得意とする芸人向けの番組はできないか」と話したのが番組開始のきっかけで、2015年4月7日の初回から主に深夜帯を中心に13回もの不定期特番を放送。
当時のバラエティは情報系かつ雛壇芸人の出演が主流で、トークは不得手だがネタはできる芸人の救済措置という意味合いもあった。
放送されるや否や同局のかつての名物番組『たけしのお笑いウルトラクイズ』や若手時代の有吉も出演していた『内村プロデュース』(テレビ朝日)を彷彿とさせる内容に早い段階から人気を集め、番組開始から丁度5年経った2020年4月8日からまさかの毎週水曜夜7時に進出。ゴールデン降格
所謂ゴールデンタイムのため深夜でのみ許容されていた下ネタも控えめになるかと思いきや、記念すべきレギュラー1発目のネタがジャングルポケットの『全裸監督』、どぶろっくが得意のエロネタを連発、パーパーのあいなぷぅがタオル1枚の姿になるなど良い意味でゴールデンにケンカを売っていた。
レギュラー開始直後には新型コロナウィルス感染拡大に伴い、収録を一時中断せざるを得なくなる危機にも見舞われたが2020年5月6日放送の2時間SPはギャラクシー賞を受賞。「流行語大賞の壁」から生まれたキャラクターがSNSを中心にバズったりCMタイアップが決まるなど、日テレを代表する人気番組の一つへと成長した。
当番組の成功もあってか2020年後半以降民放のゴールデン・プライム帯にお笑い・ネタ番組が急増する運びとなり、特にそれまで壊滅状態にあったコント番組が復活するようにもなった*4 。
更に壁芸人のドラマ・CM出演が急増、常連芸人の賞レース制覇者も現れ、「『有吉の壁』がお笑い界全体の流れを変えた」と称しても過言でない状況になりつつある。
また、有吉は全地上波・全曜日で冠番組を持っていたこともあってか、その番組に壁芸人がゲスト出演する例も増加傾向にある。
一方ゴールデン進出後は、2時間SPを度々編成する関係で1週以上はお休みする機会も増え、地方局では地元プロ野球チームの試合を中継するため遅れネットになることも多く、それに対して憂鬱となる番組ファンも多い。
2021年8月21日(22日深夜)には、日テレの夏の風物詩『24時間テレビ』での深夜企画として3時間スペシャルが放送。
2021年11月11日に「有吉の壁 Break Artist Live’21 BUDOKAN」と称し、日本武道館でKOUGU維新・JKボンバーズを含めたアーティスト9組によるライブを開催。会場には有吉こそ来なかったものの栞里ちゃんも駆けつけている。本気でマジ歌っぽくなってきた。
好評につき、2022年はぴあアリーナMMで2Days公演にパワーアップしながら実施。
2024年には有明アリーナで第3弾が開催され、有吉が遂に参戦。ライブ後には全国の映画館で応援上映まで実施された。赤字の壁を平気で越えるらしい。
2022年4月6日放送には『内村プロデュース』のレギュラーだったTIMが一般人の壁に参戦、選手宣誓も披露した。
2022年6月11・12日、「有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE」としてまさかの映画版が公開された。もう一度言うが映画化である。これは後述する「スピーチの壁」で披露したスピーチの内容を映画化したもので、最優秀スピーチを受賞したトム・ブラウン、友近、パンサー、空気階段の4組が主演及び脚本を担当。これ以外の壁芸人や栞里ちゃん、水卜麻美アナにスポーツ選手や俳優も出演している。
2022年9月には番組初のソフト版として、前述2作のDVD・BDが発売された。
なお、『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』とは一切関係がない。
出演者
各々の所属事務所について太田プロダクションは橙、吉本興業は赤、ワタナベエンターテインメントは空、マセキ芸能社は朱、浅井企画は茶、SMAは緑、サンミュージックは黄、プロダクション人力舎は桃、ケイダッシュステージは紫、その他の事務所は黒で表示する。
MC / アシスタント
[[有吉弘行>有吉弘行]]
ご存じ一発屋地獄から返り咲いた男、当番組のMCにして顔。猫男爵。
ゲラのため、よほどのこと(単純に面白くない・ネタの出来がイマイチ・個人的に嫌っているなど)がない限りは基本的に〇判定を下す。
とある出場芸人曰く、単なる〇×判定にも悪性の〇と良性の×が存在する。また低確率ではあるが「判定なし」「保留」が出る場合もある他、実際の放送では更にHulu送りの〇と地上波放送の×が加わるため芸人たちは判定に戦々恐々する。
溺死体に扮したワタリ119や真冬の屋外でパンツ一丁になるパーパーほしのを放置プレイ、『進撃の巨人』の超大型巨人を模した全身タイツに身を包んだパンサー尾形を温泉へ突き落とす、パンチングマシンに扮したチョコプラ松尾の腹を力いっぱい殴りつけるなど時折ドSと化す。でも本当はドM。
2021年4月28日放送分ではオープニングで三四郎相田を含めた芸人全員から、『マツコ&有吉の怒り新党』からの縁である夏目ちゃんこと夏目三久との結婚を祝福される*5。
佐藤栞里
スターダストプロモーション所属のモデル、アシスタントMCにして番組を彩る華*6。愛称は「栞里ちゃん」。
出演芸人たちから「ブス」「性格悪い」「反社会的行為の疑いを示唆」「由美かおるの代役をキープ」「刺される」「堂々とアシスタントMCの座を狙われる」「尿意を催す対象にされる」「下手くそな似顔絵を渡される」「変わったファンがつく」「『全力坂。』をやらされる」「ドクターフィッシュに扮した尾形に治療される」*7*8などとネタ中でイジられても大きく笑って受け入れてくれる、もはや聖人と称しても差し支えない。Twitterでは彼女の衣装及び芸人たちのムチャぶりに明るくノリノリで応えてくれる振る舞いに「可愛い」と反応する声もあり、悩殺される視聴者も数知れず。
2020年12月9日放送の3時間SP「ごちそうの壁」では『ロケ中に佐藤栞里が大激怒! その理由は?』なるお題が出され、
- 「パンチ佐藤と間違えられて呼ばれ、オリックス時代の思い出を語らされた」by空気階段かたまり
- 「ヴァンダレイ・しお子に改名させられた」byトムブラ布川
- 「ただ判定するだけのマシーンに改造された(イラスト付き)」byインポッシブルえいじ
など、本来の優しい人柄を逆手にとられて盛大にイジられていた。ハナコ岡部だけすべった。
尾形フィッシュやトム・ブラウンなど普通の女性なら引いてしまうようなネタにも大笑いしたり、何故か安村や「魁!椿応援団」のネタなどでたまに感動し泣いてしまうため有吉からは「特殊な女性」「(このネタで泣いたら)異常だよ」と度々イジられ、ついにはシソンヌ長谷川からも「この番組で栞里ちゃんが一番頭おかしい!」とも断言されてしまった。
テレビ東京『あちこちオードリー』2020年8月18日放送分では、「自分がコントに関わることで笑いにならないとどうしようという不安があるが、尾形フィッシュの時は両親も面白くなったねと喜んでくれた」と述懐していた。
また、パンサー向井は「『一般人の壁』とかでスタッフが笑っていなくて、他の女性タレントだと笑わないノリの方がいいのかと勘違いすることもあるが、どんなときでも栞里ちゃんだけはニコニコ笑ってくれている。そのおかげでどれだけ芸人達みんなが救われていることか。芸人みんな栞里ちゃんのことが好き」とべた褒めした。
品川さんこと品川祐曰く「あの笑顔が見たいから芸人たちは頑張れる」。
アイクぬわらのビッグなディックを垣間見たこともあり、下ネタへの耐性も半端なものでない。というか最近は積極的に見ようとしている。
「ごちそうの壁」などの大喜利コーナーではお題の読み上げを担当し、滑った芸人に対しても拍手してくれる心の広さがうかがえるもののマヂラブ野田からは「デス拍手」と呼ばれ、以降は『栞里ちゃんがデス拍手をしたら「×」判定』という新たな基準*9が生まれてしまった。
2022年のBreak Artist Liveでは阿佐ヶ谷姉妹率いるおたから塚歌劇団伝説のスーパースター・佐藤萬之助に扮し、初めて演者として舞台に登場。元来のスタイルの良さもあり、壁芸人の壁すらも悠々と越えてしまう美しさに会場が騒然としたのは言うまでもない。そして2024年のBreak Artist Liveでは、チョコプラとパンサー菅・向井扮する「美炎」に新メンバー・Umi(膿み)として加入を果たした。
余談だが特番初回のアシスタントMCは栞里ちゃんではなく、こじるりこと小島瑠璃子だった*10。芸人たちの繰り出す下ネタに嫌気が差して降板したのかどうかは定かではない。
レギュラー枠
- とにかく明るい安村
Mr.壁*11で、壁芸人のリーダー的存在。本名は安村昇剛。
かつてはコンビ『アームストロング』としてNHK新人演芸大賞を受賞するなど活躍していたが、解散後はピン芸人へと転向。
過去には『R-1ぐらんぷり2015』で決勝進出、「安心してください、はいてますよ!」という台詞が話題になった後、自業自得な諸事情も相まって一時期干された。
特番初回から出演し続けるも、第9回では特にこれといった理由もなくオファーされなかったことが原因で欠席し皆勤賞ならず*12。
その際、「一般人の壁」にてお化け屋敷のゾンビに扮したノブコブ吉村*13から「次はアイツ(安村)を呼んでやってください…」「2か月前から緊張してたんです…」とフォローされ、有吉から×判定を受けて「安村は亡霊として参加してる」と間接的にイジられた。
以後は途切れることなく出演しており番組表の出演者欄でも「安村以外のレギュラー陣→主な壁芸人→安村」の順に表示され、レギュラーに限りなく近い準レギュラーと言える立ち位置にある。
2023年4月にはイギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」のシーズン16にて予選突破、準決勝で一旦敗退したもののワイルドカードを勝ち上がり、日本人最高位となる決勝進出を果たす壁芸人屈指の大化けっぷりを魅せ、「Don't worry, I'm wearing…Pants!」が再度流行語大賞にノミネートされ特別賞を受賞した。だが当番組では相変わらずの扱いである。
当たり外れが激しく、特番初回で髪の一部を剃るという身体を張ったボケを繰り出して以降、特番ごとに体毛の一部を剃るのが定番となってしまった*14。
レギュラー初回の「一般人の壁」では当時のロケでお世話になった理髪店の方々と再共演しており、店先にはその時の写真が「有吉より笑いをとった」と題して飾られていた。
特番第12回内の「流行語大賞の壁」では自身の生い立ち、そして上京してからの人生を表現した『東京ってすごい』を披露、スタンディングオベーションを巻き起こした。その後も『フリーダムまさ江』『大家族の長男 ビッグアニー』となぜか涙を誘うようなネタを度々披露している。
しかしそれ以外のネタはそこそこウケた後、×判定を受けて有吉や客席の芸人からネタのダメ出しやアドバイスを授けられるやりとりが恒例化している。2020年8月26日放送の2時間SP内で『しきっ川晃司』を披露後に有吉や芸人たちから「ネタがちゃんと考えられていない・(安村が)嫌いじゃないけどウケない」という指摘を受け、トドメに栞里ちゃんから「安村さんのこと自体は大好きなので、これからも精一杯応援はしたいので…あの、ずっと頑張ってください」と彼女なりの慰めの言葉を貰うも、「そんな辛い思いさせてたんですね…」とメンタルがボロボロになっていた。
その後2021年3月3日放送の2時間SPでは、ダダ滑りした後に大笑いした栞里ちゃんへ「人をバカにしたような笑い」「見たこともない虫を見た時の笑い方」と激しくツッコんでいた。
2020年7月15日放送の「一般人の壁」では、微妙なネタを披露して〇判定されたものの本人もそれほど手応えがないと感じたのか「ダメな〇だ!」と焦ったり、7月22日放送でシンプルに〇判定を受けた際には栞里ちゃんが久々ゆえに大喜びしてくれた。
2021年1月13日放送の『ロンドンハーツ』の企画「芸人未来予想図」ネガティブバージョンでは、「『有吉の壁』が終われば僕も終わっている」と吐露。
2020年9月30日放送の「流行語大賞の壁」で披露した『歌舞伎キャッチャー』はその後本編への出演こそほとんどないものの、番組公式YouTubeチャンネルにてシリーズ化されている*15。
その一方、「ごちそうの壁」「モノボケの壁」などの大喜利コーナーではコンスタントに〇を獲得し、中でもアニメ作品のアテレコ大喜利では無類の強さを発揮している。
ちなみに「一般人の壁」では、毎回何かしらのキャラに扮した安村が出場芸人たちからランダムで無茶ぶりをしていくエンディングが行われる*16のだが、本編ではカットされておりHuluで未公開シーンとして配信されている。
- パンサー・菅良太郎
パンサーの大ボケ・ネタ作り担当。
パンサー内では比較的地味な存在だったが、当番組では「きこりの泉の神様」「職人」「マリオ」に扮して主にミニコントでは爆笑を掻っ攫う。
細身でヒゲのロン毛と個性の塊ながら、「Mr.マリック」「ソルト・ベイ」「キャンドル・ジュン」「ナスD」「渡部陽一」など激似すぎるものまねも定評がある。そして『パラパラおじさん』でプチブレイクを果たす。大喜利コーナーではそこそこの強さを発揮。
相方・向井によれば、有吉が以前「三年ぐらいパンサーの菅に面白かったー!ありがとう!と伝えたいのに、毎回尾形に邪魔されて、もどかしい」とツイートしていたのを見て菅はバーで号泣。
トリオのネタ作り担当ながらも今までピックアップされることの少なかった菅をメインにしてもらえる喜びがあると向井は感謝しており、2020年11月24日放送の『ロンドンハーツ』でのバイきんぐ小峠とのやりとりでも、「ネタを書いているのにバラエティだと尾形がイジられて自分がツッコんでばかりだったが、この番組で菅にスポットが当たりトリオのバランスが良くなった」と語っている。
- パンサー・尾形貴弘
パンサーの小ボケ・元気&微笑み担当。
バッグを全身に纏ったバッグマン、土の中に隠れる土刑事*17などの奇行やパンツ一丁で身体を張ったり一発ギャグなどをやって有吉から大笑いされながらも×を出され全身全霊で悔しがるのがお約束。あまりにウケないことが多いため×を出す有吉が夢に出てくるほどトラウマになっている模様。
2021年4月28日放送内で照明器具を纏って「照明マン」に扮した時は珍しく素直に〇を貰い、喜びを爆発させていた。そして味を占めたのか後の放送でも全く同じネタを披露した。
相方・向井も巻き込まれて×判定を受けた場合、「菅さんと一緒なら〇貰えるのによ!」と向井が尾形を時に暴力を交えながら罵倒するのも恒例。また菅は尾形を無視するか、そもそもコントへの参加を拒否するのも増えてきた。それどころか2022年3月に入ってからはそもそも呼ばれていないことが増えている。
最近ではジャンポケ太田や安村など尾形劇団と揶揄されるほど大怪我する共演者も続出。2021年9月15日ではよく組んでくれる太田やワタリが不在の為か、尾形はハナコにランジャタイや納言、四千などの後輩たちを集合させてまさに尾形劇団の集大成とも言うべきド派手な爆破を用いたミニコントを披露するも、結局お約束の×判定に終わった。
なお、2022年後半に入ってからは比較的〇を貰う機会も増えてきている。
一方でドクターフィッシュに扮したり鯉用の餌を食べたり流水に身体を打たれるなど、プールや池といった水場では誰よりも輝きを放つ。当番組における水場=カオスの元凶*18。
ワタリ119とは年齢も事務所も芸歴もバラバラだが、ほとんどキャラが同じな声が大きいだけの芸人としてミニコントで共演したり大喜利で張り合わされたりする。
2020年7月1日放送のスペシャル内の企画「フリップマーケット」では、『鬼滅の刃』をテーマにしたフリップ芸が全くウケず泣き出してしまったワタリを抱きしめ(向井は「今ここはソーシャルディスタンスとか関係ない」とフォロー)慰める漢気を見せた。
…なのだが、続く7月15日放送では2人によるミニコントが大失敗してワタリと喧嘩に発展し、ワタリから「ここ最近尾形さんから(ミニコントの)誘いがよく来る」と暴露され「1人が怖くて」と吐露した。8月26日スペシャルでは共演したリクガメのおかげで〇判定されていた。
2020年11月4日の「一般人の壁」ではKOUGU維新に対抗して『BUNGU維新』を作ると意気込んでいたが、現在メンバーはジャンポケ斉藤以外に集まっていない。
大塚家具でのロケでは『SHINGU維新』に変わっていた。
ちなみにバックマンや文具マン、照明マンなど小道具を用いたコスプレネタをする際はロケ地の店にて自腹で大量購入しているとのこと。
2022年Break Artist Live&10月26日放送以降、総額200万円も要したジャンボ尾形空気人形(「サンキュー」のポーズをとるブリーフ一丁の尾形を模したもの)を、元を取るべく度々使用している。高確率で×を喰らう。借金返済のため漁へ出たり、屋根付き滑り台に詰まったりと様々に活躍している。2023年3月1日放送の「テーマパークの壁を越えろ! おもしろカベシックパーク」にて少年(ジャンポケ太田)の前で恐竜・ペンタケラトプスの角に穴を開けられ「もう十分、200万円分戦った…」と感動の最終回を迎えたかに思われたが、有吉からあっさり×判定を下され「まだやれ」と言われたために続投が決定。その後『Venue101』での出演(後述)にて元気な姿を見せ、アルバイトをしたりリサイクルショップで売られたりしながら頑張っている。2024年のBreak Artist Liveでは、森三中黒沢・パンサー扮する「新しい職場のリーダーズ」にて特別バージョンで登場していた。
- パンサー・向井慧
パンサーのツッコミ担当。よしもと男前ランキング2015年第1位→2019年第43位
「一般人の壁」では他の芸人とのコラボネタでもツッコミとして参加することが多く、特に不甲斐ない相方・尾形に対しては辛辣にツッコむ*19。
また、番組公式YouTubeチャンネルのラジオ企画「〇〇のバス」ではMCを任されておりトーク・仕切り能力の高さが窺え、2022年4月からはTBSラジオにて『パンサー向井の#ふらっと』という月~木の朝ワイド番組を担当*20。
その反面、大喜利はスベることがしょっちゅう*21で大の苦手。特番第3回の即興大喜利コーナーでは『この番組のプロデューサーにワガママを言ってください』というお題に対して「もう出たくねぇんだよこの番組!!」「腕のないとこが露出すんだよ!!」「あばれる君みたいなの集めてやりゃいいだろ!!」と魂の叫びをぶちまけ有吉から〇判定を貰えた。
2019年10月2日放送の大喜利では菅から「向井の方が月の給料80万多かった」と暴露されて有吉から「80万の大喜利」と焚きつけられ大スベりしたり、レギュラー放送初回ではついに有吉へ「大喜利だけは外してくれませんか」と頭を下げた。
2021年8月25日放送2時間SPでは番組全体の大喜利色が強かったため、向井だけ大怪我を負った。以降「修学旅行SP」では一人涙を呑むことも少なくない。
2020年10月21日放送にて、きつねのKOUGU維新にマイナスドライバとして参戦。自身のラジオ『むかいの喋り方』10月20日分では「昔なら尖っていてオファーが来てもやらなかっただろうが、今回オファーが来て喜んで参加した」「収録と別日に稽古があった」と語っており、披露後には尾形から「こんなイキイキしてる向井見たことない」と言われていた。
なお、向井はパンサーのメンバーで唯一、レギュラー放送が始まる数年前に同じ時間帯で放送されていた『ヘキサゴン』へ出演していてヘキサゴンファミリーの1人でもあった。
- ジャングルポケット
二度に亘って不倫した競走馬所有者で濃い顔のハイトーンボイス小デブ・斉藤慎二、ネタを作ってるのに影が薄いモデルの嫁*22のバーター持ち・太田博久、実家がもんじゃ屋経営で同じく水曜日に放送される笑い全振り番組の出演頻度が高いポンコツマッチョアスリート・おたけからなるトリオ。通称ジャンポケ。
『キングオブコント』では四度の決勝進出経験を持つ、コント芸人の一角。
なお、特番時代の初期は斉藤のみの出演だった。
「一般人の壁」では、全員で時には身体を張ったミニコントを披露して笑いを掴む。
特番時代に披露した斉藤扮する『全裸監督』ネタは「ナイスですね〜」の決め台詞と共に、深夜番組を中心に静かなブームとなった。他にはタイムマシーン3号らと共に『半沢直樹』の登場人物に扮したミニコントを披露したりもする。
レギュラー第4回の「スピーチの壁」では太田が小雪ならぬ大雪に扮したが、テレビ朝日『有吉クイズ』第2弾にて、太田のスマホの検索履歴がチェックされ日本アカデミー賞の小雪を調べていたことがバラされてしまった。
ネタ作り担当である太田の努力の甲斐もあって「流行語大賞の壁」にてTikTokを研究し編み出した『ストレッチャーズ』が2020年7月1日放送のスペシャルで大ウケ。1日でTikTok100万再生・YouTubeも1週間で250万再生を突破した。
7月15日放送では、スタッフから「やっとジャングルポケットも見つけたね」と言われたことを語っている。
『24時間テレビ』のエンタコーナーでは他の芸人が24時間テレビと絡めた普段のネタを演じる中、北山宏光(当時Kis-My-Ft2)とコラボしてストレッチャーズを披露。やがてストレッチャーズとして日清「お椀で食べるシリーズ」やライフネット生命とのコラボCMが決まった。
もちろん尺の都合上説明もなくストレッチ(?)をするため、知らない人が見るとかなりシュール。
さらに年末恒例の笑ってはいけないに斉藤が全裸監督のまねで出演した際にも披露*23、今度は草彅剛・村西とおる監督ご本人とコラボ。当番組発祥のネタとしては唯一の出演となった。
「一般人の壁」において2020年11月18日放送分ではストレッチャーズが成金になっていたり、12月30日の年末スペシャルではすっかり落ちぶれている様子を描いたショートネタを披露。
2021年3月31日におたけが結婚を発表するも、翌日の有吉結婚のニュースに話題を持っていかれた。
また、同年6月9日の八景島でのSPでおたけは安村・パーパー・四千・マヂラブ・きつね・もう中を集めて『おたけの壁』なる大掛かりなショートネタを披露したが、長い上にグダグダだったため×判定を食らい張本人のおたけは土下座しながら謝罪した。
- タイムマシーン3号
秋元康似の目つきが悪い関太と、back numberのボーカル似である山本浩司からなるコンビ。通称タイマ。
ハロプロをクビにされた後、太田プロへ移籍した経歴を持つ。
オンバト+第2代チャンピオンであり、『M-1グランプリ』『キングオブコント』の決勝進出経験もある実力派。
YouTubeでのみ公開されるOPトークでは、有吉が山本を毎回雑にイジるのが半ば定番となっている。
「一般人の壁」においては高確率で笑いを獲れる名人と称しても過言でない。
特にカズレーザーからカツアゲを受けて関が大量の小銭を隠していたネタは、KOCでもコンビのネタとして披露されたりと定番になっている。また、三四郎とコラボして鳥人間コンテストのミニコントを度々披露している。特番時代には観光客を巻き込んだ大掛かりなミニコントをやっていた。
…だが、有吉から2019年10月・2020年1月特番にて2回も「面白いんだけど存在を忘れる」と悲しいことを言われてしまった。最近ではネタ終わりにてマジなダメ出しをされるのが恒例になりつつある。2021年に入ってからは、「山本がなんか気にくわない」「山本が出しゃばり」という理由で×を出す形で有吉がイジる(存在を忘れないようにする)ことが多くなった。
オンバト出身だけあって普段はファミリー向けの笑いを量産しているが、2021年2月3日放送の「カベゴンクエスト選手権」では『遊び人に扮した関が、女性に扮したかが屋賀屋からぱふぱふしてもらい賢者にランクアップする』というゴールデンタイムではかなり攻めたネタを披露してネットを騒然とさせた(これにはさしもの栞里ちゃんも若干声が引き気味だった)。
その一方で「流行語大賞の壁」では、大滑りするわけでも大ウケするわけでもなく苦戦気味。
視聴者投票で1位となった『鬼ギャルゾンビ』なるキャラ*24を一時期推されていたが不発。
女優の桜井日奈子がYouTube公式チャンネルにて配信されている動画にゲスト出演もするなどそれなりに力を入れていたが、三四郎によるとタイマは「有吉さんにラジオで面白くないって言われたし、スベること前提でやらなくてはいけない」と少し凹んでいた。
10月28日放送では、鬼ギャルゾンビの姿でKOUGU維新へ仲間に入れてほしいと頭を下げたが一蹴されるという自虐ネタを披露していた。
2020年12月10日放送『アメトーーク!』ではライブにおいて披露した後に後輩から「練習の後が見えすぎて笑えない」と言われたことを明かし、MC席のおぎやはぎ矢作から「鬼ギャルゾンビにマジメさが見えたら嫌」「話すこと全部が定型文みたい」と辛辣な意見を貰い、「Mr.定型文」なるありがたくない称号を頂いた。
7月15日放送では新作『断捨離ボーイズ』を披露するも、有吉は「心地よくない」と酷評。
2021年2月3日放送の新作『アダムス先生』は観覧芸人たちがなぜか沈黙。有吉もネタ途中で「早く終わらないかな」と呟くなどひどい態度だったため、ネタ終了後に山本からツッコまれたがその静けさのあまりモニターを見ている楽屋からの笑い声が響き、有吉から「やっと楽屋でウケる芸人になった」とイジられた(山本「意味が違うよ!」)。
2022年3月23日の新作『バーディーさん』も不発。後のゴルフ場を舞台とした「一般人の壁」でも披露していたが、編集の壁を越えられずHulu送りであった。
2023年7月26日の新作『メジャーリーダー』は、山本が「つまらない変顔」と観覧芸人から貶された挙句×にされた。
2021年3月3日放送のモノボケコーナーでは2人とも「お~」と感心されたり「上手い」と言われたりするもなぜかウケず、顔を隠した獅子舞でようやく笑いを獲れた。ジャンポケ太田曰く「タイムマシーンさんで笑ったら負け」。
2022年12月21日の年末スペシャルにおけるものまねコーナーでは、三四郎やパーパーと共に『米津玄師&チェンソーマン』のまねを披露*25。
- 三四郎
マセキ芸能社所属の同級生コンビ。
特番時代は滑舌の悪いポンコツキャラの小宮浩信が前面に出ていたが、後期やレギュラー化以降は一見まともそうな相田周二の独特なキャラを推したネタが多い。
小宮はたまにアクシデントでメガネを紛失することがあり、相田はなぜかハゲ狂ったおっさんに扮したりする。
番組開始時のタイトルコールで相田が前へ飛び出してくるのが番組のロゴと被って映らないところまで含めて毎回のお約束*26。
ミニコントでは堅実に笑いを獲り、「なりきりの壁」では主にアーティストのまねを披露する*27。
特におかずクラブと共に扮したゲスの極み乙女。*28や相田が扮する上白石姉妹*29は激似。ただし有吉からは総じて「ダサい」の一言で切り捨てられるのもほとんど。
ミニコントでの小宮のシメやガヤなどは一定の評価を得ており、小宮のおかげで〇判定をもぎ取ることも多い。
過去の「流行語大賞の壁」の中から復活を賭けた企画「ブレイク芸人総選挙」*30では『麒麟児』でエントリーするも、ぶっちぎりの最下位だった。
また、別日の「流行語大賞の壁」で披露した『マモルさん』はシリーズ化こそされていないが、2021年1月28日放送の『千鳥のクセがスゴいネタGP』にて当番組発祥のネタとしては初めて披露された。
『三四郎のオールナイトニッポン』2020年6月5日深夜放送分では、「一般人の壁」にて皆が場所取りでかち合ったりなど想定通りにはいかない難しさがあったことを明かした。
- チョコレートプラネット
大きい肩幅を持つ割に身長がそこまで高くない長田庄平と、小柄なイメージを持たれがちだが実は長田より身長が少しだけ高い松尾駿によるコンビ。通称チョコプラ。
『キングオブコント』決勝には三度進出しているが、実は2人とも『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト経験者でもある。
番組内のエースその1。
「一般人の壁」では働く人の悲哀を描いたり、適当に考えたであろう架空の名称を連発するミニコントが多い。ふとするとネジをいじったりしている。『ヒルナンデス!』などで共演している仲のいい栞里ちゃんを時たま巻き込む常習犯。
特番第11回(2019年1月2日放送)では『KOC2018にて1stステージ終了時点で暫定1位となるも、最終決戦で小道具を多用したコントを披露して大ブレーキし3位に落ちたことを悔やんだ長田が小道具作りしていた所を王者ハナコに嘲笑われ激昂、松尾に宥められる』という自虐ネタを披露した。
2021年3月17日放送の「一般人の壁」では『う〇こに扮した松尾が番人「ナ・アール」に扮した長田のチェックを受けた後、肛門(に見立てたライト)から出る*31』という番組史上最もお下劣なショートネタを披露した。
同期のシソンヌと組むことが多く*32、最近はわちゃわちゃと遊ぶだけでオチがないショートネタを披露し有吉から×判定を食らうことも増えている*33。
その他ものまねも得意とし、「なりきりの壁」「ご本人登場選手権」では獅子奮迅の活躍を魅せるそして、ほぼ必ずご本人が登場する。が特番時代には有吉から「(これだけ器用なのに)なんでもっと売れないのか」と当時の器用貧乏ぶりをイジられていた。
特番第10回の「流行語大賞の壁」では『TT兄弟』がなぜか大ヒット。以降しばらくの間、「流行語大賞の壁」のセットではTT兄弟の写真が額に入れて飾られていた。特番第12回では「10分ぐらいで考えたネタで1000万くらい稼いだ」と自慢しながら他の芸人たちにエールを送った。
ものまねとTT兄弟のヒット以降ブレイクを果たし、今やテレビで見ない日はない売れっ子となる。
レギュラー進出後は『Mr.パーカーJr.』がスマッシュヒット。
『Mr.パーカーJr.』とは長田扮するパーカーを着用した謎の男。
主に雨の日に傘を忘れた・買い物袋が破けたなどハプニングに見舞われた松尾の前へ現れ「パーカーの可能性は∞だぜっ!!」と決め台詞を放ち、「〇〇がないなら…被れ!」と言った後でパーカーを用いた解決方法(という名のモノボケ)を教え、最後にフードを被りながら踊るのがお決まりのパターン。
その後は、
松尾による『Dr.タートルネック』(一度Mr.タートルネックと名前を間違えた)*34
スパイク小川*35による『Mrs.カンカンGirl』
ボーイフレンド宮川(現在は引退)による『Master.ヘルメットナイト』
リロイ太郎による『アフリカバンダーナ』
と派生キャラが次々登場。弊害としてMr.パーカーJr.がほとんどウケなくなってしまった。
その増えようから長田新喜劇と揶揄された。
2020年8月26日放送の2時間SPでは最終章を披露。
ラスボスとして兼ねてよりMr.パーカーJr.のファンを公言していたBARBEE BOYS・杏子が『マダムハリケーンスカート』に扮してまさかのゲスト出演。姐さん、仕事選んで下さい。
代表曲の「目を閉じておいでよ」に乗せて踊るととんでもない勢いの風を起こす能力を持つ設定でDr.タートルネックらを大いに苦しめ、BARBEE BOYSド直球世代の有吉ら客席を爆笑の渦に巻き込んだ。最終的にはダウンジャケットに身を包んだ『DJ.マッスルダウン』へ変身したMr.パーカーJr.に敗れ和解。登場キャラ全員で踊りまくって大団円を迎えた。
オチではシーズン2制作まで決定したが、その後の音沙汰はなし*36*37。
ネットでは一発屋ならぬ「連発屋」なる称号を得ている。
2021年8月25日放送分では『「監視カメラの壁」を越えろ! お忍びプライベート選手権』という企画を持ち込み、MC2人と共に進行役を担当。出演芸人が進行役を担当するのはこれが初めてで、他の芸人たちからは羨ましがられていた。
- シソンヌ
細身のじろうとガッチリな長谷川忍からなる、メガネで高身長という共通した特徴を持つコンビ。
『キングオブコント2014』で優勝したものの、テレビの仕事は大して増えなかったため、当番組において「キングオブコントは意味がない」と空気階段ら後輩へ自虐を込めてアドバイスした。
壁効果で仕事が急増したコンビの一組で、単独ライブのみならずじろうは俳優、長谷川は小物MCとしてピンの仕事も多数抱えるようになった。
またタイマ山本ほどではないが、長谷川は有吉にイジられる頻度が高い。
番組内のエースその2。
出演初期は他の芸人たちのサポート役に徹する機会が多く、長谷川の扮する一般人は違和感を覚えさせない出来でじろうは「一般人の壁」ではパチンコ好きのおっさん、「なりきりの壁」をきっかけに志村けんのまねを度々披露していた。
そのハイクオリティは有吉から「抜群」と言われるほどで、スイカの早食いを披露したり『英語禁止ボウリング』のコントをしたり加藤茶の嫁(本人)にナンパするなど随所で活躍。スパリゾートハワイアンズではそのままコント「変なおじさん」を丸パクリしたため×判定を受けたが。遂には特番第5回で志村けんとして優勝した。
レギュラー以降は大喜利の回答がきっかけで本人より面白いフワちゃんに扮することが度々ある。ご勘弁〜!*38
また、さらば青春の光との『逃走中』のミニコント*39は特番時代から続く名物ネタであり、一度だけチョコプラやジャンポケともコラボしている。
レギュラー化以降は「再就職先で、仕事の癖が抜けないラーメン二郎の元店員(クビにされた元力士)」「福島県からお越しの元教師・御厨さん」「人間になれた猫のゴスケ」など多種多様なショートネタを披露している他、連続テレビ小説のように続きものになっているコントを最後までやった結果、有吉から×判定を受けるのが恒例となりかけている。
ビックカメラを舞台にした回では『店員に自分たちのライブDVD(全8巻)の宣伝をやらせてその映像を見せるだけ』という公私混同も甚だしいネタ(?)を披露して有吉を笑い混じりに激怒させ、当然×判定を受けた(栞里ちゃんは喜んでくれたが)。
大井競馬場のイルミネーションを舞台にした回では大仁田厚vsミスター・ポーゴの電流爆破デスマッチというマニアには堪らないミニコント*40を披露し、プロレスマニアの有吉から「誰が分かるんだよ!」とツッコまれた。
「流行語大賞の壁」にて生み出した『こうへいくんとゴンちゃん』は、まねする子供を撮った映像が出るなどプチブレイクした。
8本撮りもしてYouTubeの有吉の壁公式チャンネルに上げられたりと頑張ったが、2020年8月19日放送では久々に「志村けんとパンくんゴンちゃん」を披露した際は有吉から「言うほど有名じゃない」「YouTubeもそんな貢献してない」とネタにされた*41。
その後、漫画『AKIRA』を元ネタにしてジェネレーションギャップをテーマに『気絶姫 キヨコ』*42を披露したものの10月21日放送にて栞里ちゃんが元ネタを知らず困惑したため、すぐさま封印を選択した。
大喜利ではじろうが突出したセンスで笑いをかっ攫っていく一方、長谷川は大喜利が苦手でスべり散らかしたり酷い時は答えを出すまでもなく有吉からすぐに×判定を受けるなど、散々な扱いを受けるのが恒例になっている。そのせいかタイマと共に9月15日放送の「ごちそうの壁」までの5ヶ月もの間、欠席していた。
2021年12月1日の3時間SPでは持ち込み企画として、『シソンヌの壁を越えろ! 大声ネタ選手権』を開催。参加芸人が「こうへいくんとゴンちゃん」でのこうへいくんに扮したじろうのようにひたすら大声を発するネタを演じ、大声のデシベルが最も高かった芸人が優勝となる。
- ハナコ
愛妻家で芸人魂がほとんどないサイコ菊田竜大、三波豊和似の低身長で絵が得意な秋山寛貴、阿久悠似の大食いが得意な小デブ坊主頭の岡部大からなるトリオ。
『キングオブコント2018』で優勝を果たした、所謂「お笑い第7世代」の一角。後述する「先輩の壁」であるハライチ澤部からはフジテレビ『なりゆき街道旅』のMCを引き継いだ縁を持つ*43。
「一般人の壁」「流行語大賞の壁」では、類稀なるコントの実力を発揮し様々なネタを披露する。
その反面大喜利の方はあんまりウケないことが多く、大喜利コーナーを欠席するのもしばしば。
一時期は仕事の都合でトリオの内菊田以外の1人が欠席することが多くあり、特にドラマなど俳優業で多忙を極める岡部が欠席した際にはそれを逆手に取り『控え室が、岡部はれっきとした会議室で菊田と秋山は廊下』『岡部が「男はつらいよ2020」の主役になっているポスターを菊田と秋山が寂しげに眺める』など悲壮感漂うショートネタを披露し、有吉と栞里ちゃんを大笑いさせた。
稀にネタが定まらず、2020年9月9日放送ではお風呂場の脱衣所にトランプマンの服があるネタで有吉から「判定するまでもない」と言われて壁史上初の「判定なし」にされたことも*44。さらにワタリとのコラボネタではほぼ巻き込まれ事故と言える×判定を受けるなど憂き目に遭った。
逆にトリオのブレーンを担う秋山が欠席した際には、ネタが練られておらず菊田・岡部共々大怪我を負った。
『スターウォーズ(5/27・8/5、10/28未公開)』『ズッコケ三人組(8/19)』『銀河鉄道999(8/26)』『インディ・ジョーンズ(9/30未公開)』『スパイダーマン(10/14)』など名作をネタにする機会も多い。
若手芸人では珍しく3人共既婚者で、秋山が結婚した際にはオープニング完全版にて参加メンバーから祝われた*45。
そして菊田の妻は同じく芸人である和泉杏(ハルカラ/ケイダッシュステージ所属)で、OP完全版などで有吉から度々イジられてその都度菊田がツッコむのもお馴染み。
2020年10月14日放送分オープニング完全版では、菊田家が家と車を買ったことに対し有吉がハルカラを馬鹿にしてケイダッシュの先輩にあたるみちおが夫の菊田に代わって怒ったり、12月9日の3時間SPでもまた有吉からイジられたりした。
- 四千頭身
リーダーでツッコミの童貞・後藤拓実、ネタの最初に胸を叩くボケ・都築拓紀、男前なのに童貞・石橋遼大からなるトリオ。
普段はトリオである必要を感じさせない脱力系漫才を得意とするが、当番組ではあまり見せることのないコントを披露している。メンバー全員が20代前半とレギュラー陣の中では最年少ながら、有吉から「年齢の割にオチが渋い」「コントに若さがない」などの理由で×判定を受けることがある。
なお、都築は2021年3月3日放送の2時間SP内で研究生扱いを受けている。その若さ故かスベることも多く、2021年8月25日放送オープニングでは有吉から「調子がよくない」とイジられて後藤は「ネットで『オモテで下積みしてるのか』と書かれてた」と自虐し、11月24日放送『きつねの壁』では『さらば青春の光から「〇を貰うための講座」をパンサー尾形、安村と共に受講する』というショートネタを演じていた。
また石橋も地味扱いされがちで、2023年1月11日にてハナコ菊田と組んで×判定となった際は有吉に「誰と誰が組んでるんだよ!」と罵られた。だが頭の回転は早く、SPの即興大喜利企画ではコンスタントにウケている。
初登場時に見せた「一般人の壁」でのサルゲッチュネタが自分たちにとっての初コントだったと、後藤は後にオーディオコメンタリーで述懐している。
「流行語大賞の壁」ではやや不調気味で、〇×判定すらされず「おぉ〜」「保留」で終わってしまう始末。いつもの芸風のままあまり声を張らないため『TAIYOU』を「一般人の壁」に逆輸入する形でネタにしたこともあった。
「なりきりの壁」では後藤を中心にジャニーズのまねを披露することが多い。3人ともひどい音痴。そして高確率でご本人が登場する。
特番第12回では3人でKis-My-Ft2のまねを披露し、藤ヶ谷太輔のまねで後藤がセンターを務めた*46が、レギュラー初回では宮下草薙と共にKing&Princeのまねを披露してセンターの平野紫耀役をよりにもよって草薙に奪われてしまい*47「まさかこの舞台でセンターとられる気分味わうとは思わなかった」と悔しさを滲ませていた。
さらに2020年12月9日放送の3時間SPでは草薙と共演して地元で負けっ放しの『修二と彰』のまねを披露。2人とも壊滅的に音痴だったことや、登場したご本人(?)が川谷修士(2丁拳銃)&アキラ100%と恐ろしくしょぼい人選だったのもあって有吉から×判定を受けた。
2021年6月9日放送の2時間SPではジャンポケと共に光GENJIのまねを披露。そしてまさかの元メンバーである内海光司と佐藤アツヒロ*48が登場。息切れこそ酷かったものの有吉及び客席の芸人たちを大興奮させたが、当の後藤は「全然誰だかわからない」と光GENJI世代ではないにせよ失礼なコメントをしていた。ジャンポケ太田もご本人に対して「これだけ踊れば大したもんですよ」と上から目線だった。
2023年8月9日の放送で「ポテンシャルの壁を超えろ! 後藤の伸びしろ開拓選手権」が開催。後藤の新たな可能性を引き出すべく、後藤が他芸人たちの考案したあらゆるネタを一緒に演じた。本企画では有吉と佐藤に加えて相方の石橋・都築もネタを見届け、後藤本人によってリズムネタをプロデュースしたきつねが優勝に選ばれた。
主な壁芸人
正式なレギュラー枠ではないものの、それと同等か高い頻度で出演している芸人たち。
- さらば青春の光
特番第2回から出演。出っ歯で猫好き・モルック日本代表選手の森田哲矢と、度を越した女好きでいとこに芸人*49がいる22時以降しかテレビに出られない東ブクロからなるコンビ。
2012年から6年連続で『キングオブコント』決勝進出、2016年には『M-1グランプリ』でも決勝進出を果たした、コントと漫才両方熟せる実力派。
かつては松竹芸能*50の所属だったが諸々の事情・主に東ブクロが原因のしくじりが積み重なり、現在は個人事務所『株式会社 ザ・森東』に所属している*51。
また、過去に『エンタの神様』のスタッフと無茶苦茶揉めたことがあると8月12日放送で述べたり、再び東ブクロの女性問題が発覚するなどスキャンダルには事欠かないコンビ。その東ブクロのやらかしの内容が影響してか24時間テレビ内の3時間SPでは過去作の再放送パート以外で出演せず、当時は新参扱いだったマヂラブまでエントリーしていたMr.壁の投票企画にも不参加だった。
「一般人の壁」においては多少の毒を含んだネタが多く森田は小汚いおじさん、東ブクロは性格や態度に難のある若者に扮したりする。また栞里ちゃんを特にイジる頻度が高い*52。
「なりきりの壁」での雑すぎるものまね*53にも定評があり、特番時代の「なりきりの壁」では中岡と共に森田の扮する『柴田理恵&久本雅美某エア本コンビ』が恒例となっていた。
- どぶろっく
下ネタ芸に関しては他の追随を許さない、むっつりスケベのギター・森慎太郎とガッツリスケベのボーカル・江口直人からなる、下ネタ厳禁のはずなのに浅井企画所属のコンビ。
『あらびき団』を経て2014年に「もしかしてだけど」でブレイク、その後は一発屋のような扱いを受けていたが『キングオブコント2019』で優勝をもぎ取ったネタ「大きなイチモツをください」は、同年末の『ガキ使』であの稲垣吾郎が全力でやるなどイチモツのように大きな反響を呼び見事復活を果たした。
特番第6回で一度だけ出演し、レギュラー化後は頻繁に登場するように。
たまに歌唱力を活かしたシンプルな歌ネタやものまねを披露するが、基本全てに下ネタが伴う。
パンツ一丁になったり女性物の下着で靴磨きをしたり『君の名は。』のパロディで栞里ちゃんのことを考えて尿意を催した結果、お互いの息子が入れ替わるなどとゴールデンタイムなどクソ喰らえと言わんばかりにお茶の間へケンカを売り続ける、勇ましき漢たち。
例え共演者が成人を迎えたばかりの女性演歌歌手(さくらまや)だろうと容赦はしない。
「男版THE W」では『エポミ&ダミコ』に扮してネタを披露。下ネタを封印したポップな芸風と江口の髭面にも拘らず可愛らしい振る舞いがネットで話題となった。
大喜利では、回答前にいかがわしい言い回しで一言ボケることが多い。
- トム・ブラウン
坊主頭で怪力でアニヲタでラノベ作家のみちおと、事務所の先輩であるオードリー若林のアドバイスでロン毛にした布川ひろきからなる、自称第7世代(?)コンビ。
特番第11回で初登場以降度々出演を重ね、レギュラー化の第9回以降はほぼ毎週欠かさず出演。出演回数は安村を含めたレギュラー枠を除けば最多となる。
「一般人の壁」では独特かつ過激な世界観およびみちおの怪力を活かしたネタを披露し、「怖い」と評されることも。パンサー菅からは大喜利の回答で「何世代とか関係なく、トム・ブラウンとは関わるな」とイジられた。レギュラー放送以降はロン毛とぽっちゃりキャラが被っているぼる塾・田辺さんとの絡みが増え、布川が田辺さんのまねをしたこともある。「トム・ブラウンを合体させると田辺さんになる」というネタもあった。ミニコントによっては何故かみちおがおかま口調になったりする。
緊急事態宣言明けの「なりきりの壁」では、視聴者がTwitterで「(2ツイートだけ)布川に似てる」とコメントしていたのがきっかけで当時再放送中だった『ごくせん』のまねを披露した*54。またみちおは板野友美や星野源、須田亜香里など顔の似ている人(?)のまねや、Perfume・SPEED・ももクロ・日向坂46などダンスの伴うまねを全力でやるのが恒例。そして無駄に女装が可愛かったりする。こちらではきつねと組んで女装する機会が多い。
2020年8月12日の「流行語大賞の壁」で生み出した『アナグラム研究所』がCMオファーされ、期間限定でGameWithとのコラボCMが公開された。
さらに2021年3月3日放送分では『まぬけの村』を披露。リズミカルなネタとツッコミどころ満載な謎多き設定、布川の「キビシー!!」というどこか間違ったツッコミが大ウケした。
みちおの趣味であるアニメ(呪術廻戦、SPY×FAMILY、超時空要塞マクロスなど)を元ネタにしたミニコントなどを披露することも稀にある。大抵それほどウケないが。しまいにはなろう系も好きなこともあって、「転生したらオークだった件」というギリギリすぎるショートネタを数回披露したもののそちらも有吉の反応は鈍かった。
後にそれらの趣味が高じて、カクヨムに投稿していた自作小説「巨大生物ばかりの異世界をパルクールと足場スキルで無双する」が書籍化・コミカライズされ、まさかの芸人兼ラノベ作家としてデビューしてしまった。ある回では「告知」と称して刷りたての初版本を大量に持ち込んだが、色々あってその本は相田の頭を殴るのに使われてしまった。
- パーパー
特番時代に深夜にて放送されていた「若手予選会」を勝ち上がった、ほしのディスコとあいなぷぅからなる男女コンビ。
普段のネタでは気弱な青年を演じるが実は美声の持ち主*55で『THE FIRST TAKE』をYouTubeに投稿して一躍引っ張りだことなったため歌の仕事ばかりになったのを少し自虐しているほしのと、芸人でありながらお笑いにさほど興味がなく『名探偵コナン』の大ファンでコナン検定1級所持者のあいなぷぅという、一風変わった組み合わせが特徴。不仲で有名だったが、近年では改善の兆しにあるという*56。特番末期からの出演ながら、あいなぷぅは女芸人の中で最多出演を誇る。
当番組においては、ほしのがあいなぷぅから理不尽な目に遭わされるほとんどSMプレイのようなネタを得意とする*57*58*59(有吉からは「パーパーってあんな芸風じゃない*60はずなんだけどなぁ…」と言われている)。さらに、ほしのがパンツ一丁になったりあいなぷぅがタオル1枚だけになったりすることも度々あり、男女コンビとしては珍しく(?)コンビ揃って肌を露出する機会が多い。そのせいかTwitterやYouTubeのコメント欄に“あいなふぅ…”という書き込みが増えた。
一応レギュラー化後は回を追う毎にネタの理不尽度合いは控えめになっていき、2020年11月4日放送回ではついに『あいなぷぅの脱いだ靴を靴磨きのほしのが舐め回し、あいなぷぅが悲鳴を上げて逃げ出す』というある意味立場が逆転したショートネタを披露。だが2021年1月20日放送回では『セレブ風女性に扮したあいなぷぅのペットがパンツ一丁のほしの(四足歩行・首輪付き)』というショートネタを披露した。Twitter上では「闇が深い」「もはやそういうプレイにしか見えない」などゴールデンらしからぬネタに衝撃を受けた視聴者の声が見られた。
2020年8月26日のスペシャル内の企画「夏祭りの壁」では、ほしのがお湯をかけられた後にあいなぷぅが有吉から不意にお湯をかけられ熱がる場面が放送された。普段はほしのだけ身体を張ることが多いため、あいなぷぅが身体を張るのは大変貴重と思われる(あいなぷぅは「私たちそういう約束でやってないんで!」と抗議し、ほしのは「こういうのは私が引き受けるので…」とコメントしている)。
2022年5月25日放送では、新型コロナ感染のため療養していた栞里ちゃんの代理としてあいなぷぅがアシスタントを務めたが、オープニングで整形手術を受けたのをあっさりカミングアウトする*61・緊張のためタイトルコールで声を張れない・基本全肯定の栞里ちゃんとは違い芸人たちに対し割と正直かつ率直にダメ出しに近い感想を残す*62といった振舞いで話題を呼んだ。
2022年9月29日放送の2時間SP「ボケ高校vsツッコミ学園」のプールを舞台にしたコーナーにて、U字工事益子がプール内に結婚指輪を紛失してしまい有吉の指示で芸人全員がプール内を探し回った結果*63あいなぷぅが発見。チームの勝敗に関係なく壁芸人で喜びを分かち合い大団円を迎え、後日あいなぷぅのTwitterにて益子からは指輪を見つけてくれたお礼として栃木の高級肉が送られてきたという。
- きつね
こちらも「若手予選会」で勝ち上がった、薄サングラスの大津広次と時折顔がパンパンになる淡路幸誠からなるコンビ。ホリプロコム所属。
普段は音響を駆使した「昭和歌謡漫才」を披露しており、『歌ネタ王決定戦』では2年連続で準優勝となった。
トムブラと同じく、レギュラー化第9回以降はほとんど毎週欠かさず出演。
出演当初はかなり持ちネタに近い芸を演じていたが、淡路が扮する新庄剛志やナジャ・グランディーバ(本人ではなく、似た人物の「へそかずき」)などのものまねにより徐々に芸の幅を広めつつある。最近では『トムとジェリー』『ホーム・アローン』などアメリカンコメディのパロディコントを度々披露している。一方で大津は2020年末の3時間SPで安村とのミニコントのせいで丸坊主にされたり、2021年8月25日放送の『目指せ温泉! おもしろ即答選手権』にて「好きな人を教えるテンションで苦手な人を教えてください」というお題に当たったタイマ関と蛙亭中野から、揃って名前を挙げられてしまったりと憂き目に遭っている。
「バズりの壁」では、歌ネタのイメージがない芸人(空気階段かたまり、Aマッソ、うるとらブギーズ八木ら)を強制的に参加させるのがほとんど。
ちなみに大喜利コーナーにも音響を持ち込んでおり、BGMと併せて回答としている。かといって別に大喜利が得意という訳でもない。
2020年7月15日スペシャルの「流行語大賞の壁」にて『KOUGU維新』がヒット。
『KOUGU維新』 は、『刀剣乱舞』をモチーフに工具を擬人化したパロディ。
2.5次元ミュージカルあるあるを表現した2.7次元アイドルとして、放送から早くもTwitterにてイラストが多数上げられるヒットを飛ばした。公式YouTubeチャンネルでも生配信やファーストテイクを度々投稿。
しかし9月16日分では「維新のネタを考えるほど本ネタが思いつかなくなる」と当人らも困惑しており、他のネタ番組では商売道具の音響を転倒させてしまうなど支障が出てきたらしい。前述のように向井によれば稽古などは収録前にしっかりしているという。
ヒット後にトムブラ、空気階段かたまり、四千石橋、ワタリ119、パーパーほしの、パンサー向井、三四郎小宮、かが屋賀屋がメンバー入りしている。
そうしてかたまり、石橋ら顔立ちの良い芸人なども参加して人気が増し、Twitterのトレンド1位になったり、歌を配信したところドワンゴランキングで嵐を超えて1位にランクインしたこともあった。
ついには音楽番組『バズリズム02』10月30日に出演や雑誌『オトメディア』特集にまでなった。
EXITの11月8日配信コントライブではKOUGU維新がゲスト出演し、EXITも『祇園編』としてりんたろー。はボックスドライバー、兼近はカッターに扮し加入。
一方、チョコプラからは「引き際が大事」「年内に終わろう」と10月14日放送の未公開OPにてアドバイスされている。
そのこともあってか11月18日放送で、三四郎小宮の新キャラがダダ滑りしたりハプニングが発生して一旦立て直したりしたがとりあえず第1章は完結となった。
そして第2章として、12月24日(木)20時より「最初で最後のオンラインミュージカル KOUGU維新±0~聖夜ヲ廻ル大工陣~」開催が決定。Huluストアにて3300円(税込)有料生配信(2週間視聴可能)。 2021年5月26日にはDVDも発売された。
南蛮編(三四郎小宮とかが屋賀屋)、祇園編(EXIT)を除く*64、全KOUGU男士+新キャラが大集結。
以降はBreak Artist Liveにてマヂラブ野田、ニッポンの社長辻、モグライダー、錦鯉渡辺がメンバー入りを果たした。
いよいよ最終章となる2024年のBreak Artist Liveでは大トリを務め、世界最古の工具として「黒曜石器」に扮した有吉がメンバー入りを遂げ堂々の完結となった*65。お館様〜!
2021年11月24日放送分で、持ち込み企画として『きつねの壁を越えろ! 巨大モールで音ネタ選手権』を開催。参加芸人全員がきつねの普段から用いる音響機材を使ってミニコントを演じる企画だったが、音を連打できる利点を大抵のおじさん芸人たちが有効利用できずBGMを流すだけになっているネタが多かった他、言い出しっぺの本家きつねまで×を喰らっていた。
2023年1月18日のブレイクアーティスト選手権にて、友近、U字工事・益子、や団・ロングサイズ伊藤、どぶろっく・森と共に「熟年一妻多夫アイドル」の“渚ハニーとサザナミダーリン's”を披露。このグループは、同年3月18日放送のNHK総合の音楽番組『Venue101』にNHK×日テレコラボウィークの一環として出演し、バックダンサーとしてジャンボ尾形やJKボンバーズ、サーマート・パチャラ・インジワット・ムアチャイ(とにかく明るい安村)が参加した。
- 空気階段
特番第11回から出演。『キングオブコント2021』王者。ネズミしかかからない病気に罹患したことがある借金まみれの遅刻癖持ち髭面デブでついに妻子に逃げられた鈴木もぐらと、重度のマザコンかつガリガリでビビりのバツイチ水川かたまりによるコンビ。
テレ朝で放送された有吉MCのネタ番組『有吉のお饅頭が貰える演芸会』にてもぐらが優勝し、それがきっかけとなって出演に繋がった稀有なパターン。
「一般人の壁」では酒飲み・賭け事好きなおっさんに扮したもぐらが前面に出るネタが多い(パンサー菅・シソンヌじろう・さらば森田と共におっさんチームとして登場するパターンもある)。どぶろっくほどではないが稀に下ネタをやることがあり、足ツボマッサージを受けているもぐらが肝臓と腎臓のツボでは痛がるのに金〇だけすごく健康なため痛くないというミニコントを披露した*66。かたまりは女装して登場することも多く、その違和感のなさは青少年の健全な心を乱してしまうほど。そのため「バズりの壁」ではきつねによって強制的にメンバーにされ、有吉から「人質に取られてるの?」「早く解放してやれよ!」とイジられる。
2021年7月21日放送の「流行語大賞の壁」では、卓球部員に扮して色んな物を褒め殺した後にラジオにおいてかたまり唯一の持ちギャグである「サイコゥサイコゥサイコゥ!!」と叫ぶ『ピンポンマスターズ』を披露した。
2022年8月24日放送の「バズりの壁」では「D.H.A/マグログラビティ」を披露するも、歌い方が元ネタのポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」そのままだったため観覧芸人たちからは「これはね、替え歌」「怒られるよ!」とツッコまれ、そのせいで同時配信では一時的に静止画・その後の見逃し配信では当ネタだけオールカットとなった。
余談だが、M-1グランプリ2022にてOAされた日清食品のスペシャルCMにて空気階段が高須クリニックのCMのパロディを演じたが、同趣旨のネタを本番組で先に披露しており番組公式Twitterは「まさかネタが被るとは思わなかった」とのコメントを残している。
- かが屋
細身で短髪の加賀翔と、ロン毛の賀屋壮也によるコンビ。
東京03やバナナマンなどに影響を受けた日常の一場面を切り取った演劇性のあるコントを得意としており、特に「一般人の壁」でも度々披露していた「高校生の恋愛」がテーマのショートネタはあまりの初々しさに、栞里ちゃんがキュンキュンしてしまうほど。ただし有吉からは「なんか気に食わないんだよなぁ」という半ば理不尽な理由で×判定されることが多い。
「なりきりの壁」などのものまね企画ではCreepy Nutsや松本薫、森山未來&米津玄師など見た目をフルに活かした普段のネタからは想像だにしないものまねを度々披露している。2023年3月29日放送の「バズりの壁」ではサンボマスター風の3ピースバンド『田んぼドクター』に扮し、ハイクオリティな生演奏を披露した*67が「良すぎる」というこれまた理不尽な理由で×判定を食らった。
2020年8月11日から加賀の病気療養に伴い活動休止していたが、2021年3月5日放送の『かが屋の鶴の間』からコンビ活動を再開。翌4月7日放送の2時間SPにて復活を果たし、加賀の復帰1発目のネタはお祝いとして×を喰らった。同SPでは疲労困憊と化したり鼻血を出した加賀が痩せ我慢するという、ある意味自虐的なミニコントも披露した。
なお、活動休止期間中は賀屋が単独で出演し続け、「ヒモの彼氏と付き合ってる彼女」などややハートフル(?)なミニコントを披露する他、他の芸人のサポート役として随所で顔を出していた。
- インポッシブル
2020年8月26日の2時間SPで初出演。濃い顔で剛毛なひるちゃんと、色白の若干薄毛でダミ声えいじからなるコンビ。
三四郎・はんにゃなどと同期であるそこそこのベテラン選手。普段はこち亀のコミックス表紙の両さんのものまねや、巨大な昆虫と戦ったりオリジナルの必殺仕事人を紹介していくコントなど顔面と大声、オーバーな演技力を持ち味とする。
余談だが、鬼越トマホーク*68が現在の喧嘩芸をやるきっかけを作った張本人である。
「一般人の壁」では臓器が飛び出すなどややグロテスクなネタ、『アンパンマン』『となりのトトロ』『ドラえもん』『巨人の星』『サザエさん』などアニメ作品の過激なパロディコントを披露する機会が多い。稀に本ネタを披露後でひるちゃんが余計なアクションを入れてしまい×にされることも。
「流行語大賞の壁」では『JKボンバーズ』が大ウケ。独特なリズムや「なんだかんだ、アナコンダ!」といった耳に残りやすいフレーズがドハマりし、安村の『東京ってすごい』以来のスタンディングオベーションを巻き起こした。そして同年12月9日放送の「男版THE W」で(当時は優勝していなかった空気階段を含む)キングオブコント王者5組*69など並み居る強豪を抑えて優勝を果たした。インポッシブルにとってこれが芸歴16年にして初めての王座戴冠だったため、えいじは涙を浮かべていた。
同日放送の「ごちそうの壁」ではえいじが大喜利の才能を開花。もう中学生と同じく巧みな絵心とセンスを大いに発揮し、笑いを獲っていた。
ひるちゃんは2022年9月28日放送「ユニットの壁」にてパンサー向井・四千石橋・きつね大津と4人組ユニット「弱」で挑戦、結果は最下位となった。
- U字工事
「ごめんねごめんね〜」でお馴染みの坊主頭・益子卓郎と、じゃない方のバイオリンが弾ける福田薫によるコンビ。
かつて爆笑オンエアバトルや爆笑レッドカーペットを中心に人気を集め、現在は漫才協会や営業を中心に活動する栃木県の星。アミーパークを経てモト冬樹と同じデューズ所属。
結成20年を超えるベテランながら、レギュラー化以降度々出演。十八番の栃木ネタをふんだんに盛り込んだミニコントを披露し、隙あればかんぴょうを干している。有吉曰く「栃木ネタだけであんな面白いかね!?」。
また、「栃木県民は神奈川県のアトラクションに入れない」「サバゲーのインストラクターが猟友会」「PARCO宇都宮が潰れたのを御神木のせいにする」など翔んで埼玉も真っ青な偏見ネタを稀に披露する。
その他、よみうりランドなどのレジャー施設ではアトラクションに乗った益子がおもらししているショートネタもたまに披露している。
近年では漫才協会に加入した錦鯉と共に、ハナコを漫才協会に強制加入させるという闇の深いミニコントを披露することが多い。
「なりきりの壁」ではなぜか敵対関係にある茨城県出身のコンビ・カミナリのモノマネを披露した。「壁デミー賞」では益子がまなぶ君を外道と罵ったり、福田の扮した有村大昆が有村昆本人と激似だったりと会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
福田は大喜利の回答を謎かけ形式で行うことが多く(この際に益子が「その心は」と合いの手を入れることがある)、有吉から「笑点始めないでください」とツッコまれている。他芸人から「システムが違う」と抗議を受けたこともあり、雪上大喜利にてお題のテーマにされていた安村により座布団没収の憂き目に遭ったこともある。2021年12月29日放送『年末総決算!壁芸人グランプリ&修学旅行in熱海』における「監視カメラの壁を越えろ! 修学旅行のひとコマ選手権」では、突如もう中から「タオルとかけまして修学旅行と解く、その心は」と謎かけされた福田が「どちらもバスがつきものです」と完璧に返しギャラリーをどよめかせた。
- 蛙亭
こちらの番組で女芸人初の優勝を果たした訳あって鼻の骨がないネタ作り担当のイワクラと、その美声を用いてCMでのナレーション経験もある中野周平からなる男女コンビ。
レギュラー化後の2020年8月19日から不定期で出演。普段から独特な世界観のコントを得意とし、当番組でもその持ち味を遺憾なく発揮している。
2021年7月7日放送の「一般人の壁」でのかもめんたるとのコラボでは、イワクラ扮する幼稚園の先生が受け持つ槙尾と中野扮した幼稚園児の正体は彼女の実父と夫が転生した姿だった...という設定で自分たちにとっての敵であるう大扮する園長に復讐しようとするも、彼によって生前の記憶が抹消され失敗に終わってしまう2組の共通点である狂気を活かした超大作のショートネタを披露、有吉と栞里ちゃんを大いに震撼させた。
2021年9月1日放送の調理師専門学校が舞台の「一般人の壁」では、マカロンの調理に悩んでいたイワクラの元へ中野扮するそこらの女子よりも巨乳なマカロンの妖精『シュガーロンロン』がやってくるというショートネタを披露した。その強烈なビジュアルから有吉は「面白すぎるな」とかなりハマったらしく、おかわりを要求していた。そのためか、2021年10月27日放送の「ファンタジーの壁を越えろ! おもしろ童話の人選手権」にて再登場した。YouTube公式チャンネルでは芸人たちの悩みをシュガーロンロンが解決していく動画が公開された。
イワクラは、他局で共にMCの番組を持つ吉住とキャットファイトまがいの喧嘩を繰り広げるネタが半ば恒例と化している。
- [[マヂカルラブリー>マヂカルラブリー]]
自由自在に激しく動き回るボケが特徴の東方好きマッチョ・野田クリスタルと、実は本名が鈴木*70であるツッコミ担当・村上からなるコンビ。
大宮ラクーンよしもと劇場所属芸人のユニット『大宮セブン』*71のメンバー。
『M-1グランプリ2020』優勝直後、漫才論争まで巻き起こしたことで有名だが『キングオブコント』にも二度決勝進出している。
さらに野田は自作のゲーム(通称・野田ゲー)を実況するネタで『R-1ぐらんぷり2020』王者にもなっており、その後Nintendo Switchにて重大なバグが発生した「スーパー野田ゲーPARTY」を発売するに至った。
初登場は2021年1月20日の「一般人の壁」。
しかしこの時、野田が寝坊によって人生初の遅刻という大失態を犯したためロケの中盤までは村上のみでピンネタやさらば・四千とのコラボネタを披露し、終盤でようやく野田が到着してコンビでのショートネタを演じるも×判定を受けてしまい、2人揃って有吉に土下座した*72。
「カベゴンクエスト選手権」にて再登場した際、トップバッターで〇判定を獲得し汚名返上を果たしている。
その後も多忙ながら度々出演を重ね現在は事実上のレギュラーへ登り詰め、2022年ではポイント獲得数ランキングにて2位となった。
芸風通りの異色すぎるショートネタや同じく大宮セブンのメンバーであるGAGとのコラボネタを演じたり、「流行語大賞の壁」「バズりの壁」にも果敢に挑むなど活躍の場を広げている。
また、村上の服装が春日と似たピンクのベストであるのを活かしたショートネタを披露したことも。
1ヶ月後の3時間SP内では「ご本人登場選手権」にトップバッターで登場し、榊原郁恵(野田)&渡辺徹(村上)夫妻のまねで「夏のお嬢さん」を披露。特に目が死んでいる野田が扮した二の腕が異常に発達したマッチョな郁恵ちゃんが意外と可愛いと一部の視聴者の間で話題になった。直後に登場したご本人の息子・渡辺裕太の音痴ぶりに持ってかれた。
2022年1月12日の「流行語大賞の壁」では、野田が村上と組む前のピン芸人時代にやっていたネタ『にんげんっていいな』をコンビでのネタとして披露。
- 吉住
令和に入って一気に女芸人のトップランナーにまで登り詰めた、プロダクション人力舎の救世主。
『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』王者であり、『R-1グランプリ』『キングオブコント*73』でも決勝進出経験を持つ。2024年のR-1では準優勝を収めた。
友近などとはまた違った独自の世界観を展開するコントを得意とし、時たま猟奇的あるいはサイコじみたネタも披露している。
2021年3月17日放送回まではピンでのネタ披露は一度もなく、他の芸人とユニットを組んでミニコントを演じていた。
2021年1月27日の「一般人の壁」にて初登場、ゾフィーとのコラボネタではTHE W優勝時に1stステージで披露した女審判を演じた。3月17日放送ではパンサー菅・安村と一緒に『ミュージックステーション』のまねを披露、吉住は現在の並木万里菜アナではなく8代目サブ司会の竹内由恵アナ役だった。
続く5月12日の「一般人の壁」ではシソンヌによる連続ドラマ形式のコントへ登場し、その後当番組では初めて見せるピンネタも披露した。
10月21日の未公開OPでは有吉から、王者にも拘らずそれほど忙しくないのをイジられた。
2022年4月6日の2時間SPでは、ZOZOマリンスタジアムを舞台とした「一般人の壁」でウグイス嬢のまねが異常にうまいことが発覚。これを活かしてポジション交代のコールを連発してさらばなどが扮した内野手たちを大混乱させたり、尾形からのプロポーズを完膚なきまでボコボコにフッた後で退場を促したりなど活躍を見せた。
- ジェラードン
昔は顔立ちが整っていたものの今は角刈りデブの吉本公式エロ漫画家・アタック西本、現在体調不良により休養中のMr.Children好きツッコミ海野裕二、七三分けが特徴のダンスとバスケが得意なかみちぃによるトリオ。
マヂラブやすゑひろがりずと同じく大宮セブンの一員で、キングオブコント2021ファイナリスト、第2回30-1グランプリ優勝。
2020年9月9日の「一般人の壁」にて初出演。普段通りのバカバカしいネタを披露し、西本の城島健司やかみちぃのつぶやきシローといったものまねが目立った。キングオブコントにて決勝進出を果たしてからは不定期で登場するように。
海野が休養に入った2022年4月6日の2時間SPからは西本・かみちぃによるボケ担当のみの出演となり、翌週の「バズりの壁」ではダフト・パンクのパロディ『Friday Night/タイヤ・パンク』を披露。肌は全身銀一色に包まれたタキシードというビジュアルと金曜ロードショーでのジブリ映画乱発をネタにした歌詞、そしてかみちぃの華麗なダンスが観客席の芸人たちから絶賛されYouTube公式チャンネルでは、ブレイクアーティスト関係の動画にて初の100万回再生を突破した。
- もう中学生
かつて爆笑レッドカーペットをきっかけに人気を集め、その後はルミネtheよしもとの舞台を中心に活動していたピン芸人。独特なハイテンションと甲高い声でダンボールを用いたメッセージ性の強いコントが代名詞。通称「もうTHE中学生」。
2020年はコロナ禍のため仕事が激減、一時期は活動拠点を地元の長野県へ移そうかと悩んでいたがラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』出演を期にその独特なセンスが有吉に大ウケし、当番組にも2020年10月14日放送から出演するようになる。芸風通りの手作りした大道具を用いた独特な世界を繰り広げるが、たまにやる「オーディション」のミニコントでは普段の彼からは想像できないキレ芸を披露し、最終的に後輩のジョイマン高木に決まるのがお約束*74。また多くのコントにシソンヌ長谷川が犠牲に駆り出される。2021年1月27日放送の「一般人の壁」ではジャンポケ太田に促される形で、自らのネタである「コント・ふるさと」のダンボールを燃やして暖をとるという正気の沙汰でないミニコントを披露した*75。
以降テレビ出演が急増、同じ有吉の冠番組である『マツコ&有吉 かりそめ天国』にも出演する機会が増えた他、ユニクロのCMで綾瀬はるか・内田篤人と共演、さらには朝ドラ出演や冠番組の開始と再ブレイクを果たした。
最近はコラボネタで他の芸人を巻き添えにして×を喰らい、「私がやりました」などと自供するのが恒例*76。それが災いしてか、ピンネタでも×を喰らう確率が上がっている。
一方で有吉と同じく、過去に「IPPONグランプリ」へ出場した実績を持つほど大喜利には強い。
- 錦鯉
歯が年々減っているおバカキャラのボケ・長谷川雅紀と、AVと風俗とVTuberをこよなく愛する議員顔のツッコミ・渡辺隆からなる、『M-1グランプリ』史上最年長ファイナリスト兼王者のベテラン*77コンビ。
ダイアンと同じく普通なら「先輩の壁」としての出演になるが、次世代芸人枠として出演。自称・第七世代の親世代。
2021年2月17日の「一般人の壁」にて初登場。『有吉ぃぃeeeee!』に出演する際の長谷川はスベリ担当だが、こちらでは真冬に学生帽だけ被ってパンツ一丁になったり首から下を土に埋められるなど出演時49歳*78ながら全力で体を張ったネタを披露し笑いを取っていた。
登場する度に長谷川が土に埋まる・電球に扮するなど頭だけ出してショートネタを演じている。
また長谷川は初登場回で同じ北海道出身のトムブラ、安村と組んだショートネタも披露していた。
余談だが、トムブラ布川は長谷川がピン芸人・のりのりまさのりとして活動時のネタをマネージャーから100回も見せられたこともあり、古くから交友がある。その為、度々トムブラと共にコラボネタをすることが多い。
『M-1グランプリ2021』優勝を境に、出演頻度が急上昇。
2022年4月27日放送分で、持ち込み企画として『錦鯉の壁を越えろ! おバカネタ選手権』を開催。参加芸人たちが錦鯉のようにとにかくバカなネタを披露する企画だが、それよりも渡辺による冷静なバカ論評が注目を集めた。
先輩の壁
若手芸人のお手本になるべく出演している先輩芸人たち。特番初回の時点で安村や尾形より後輩であるハライチ澤部が先輩の壁にされたり、アンガ田中がいきなり×判定を食らったりしているが気にしてはいけない。
ほとんどが第一線で活躍している売れっ子芸人であり、特番時代は若手芸人とは別枠で紹介されていたが、回を重ねるごとに若手同様に体を張ったり仲良くミニコントに参加したりと、徐々に「先輩の壁」の枠が形骸化していった*79。
また、レギュラー開始後は有吉より1~2世代上のベテラン芸人も出るようになり、番組のカオスさに拍車をかけるようになった。
- アンガールズ
ジャンガジャンガでおなじみ、元祖キモかわ芸人。
特番初回からしばらくは田中のみが出演。なのだが有吉の直の後輩・ぐりんぴーす(田中曰くわけのわからない後輩)と組まされたミニコントで早速×を食らったりブリーフ1枚になって笑いを誘うなど、先輩の壁(?)として若手にお笑いの厳しさを証明してくれるありがたき存在。
ガリガリの体型を活かしてシザーハンズや水死体に扮したり薄毛を自虐したショートネタを披露したりと、その芸にはどことなく哀愁が漂う。同じ事務所所属の中岡との不毛な争いや、一般女性とのモテない男のミニコントは最早名人芸。
特番末期から相方・山根も参加。特番第12回ではお助けガチャとして宮田俊哉(Kis-My-Ft2)と共演、5000円のスペシャルマッサージにおいてマッサージ嬢に扮した山根が宮田の足を口づけし続け宮田が「ドント キスマイ フット!」と叫ぶというファンからすれば暴動が起きかねない(?)ショートネタを披露した*80。
レギュラー化以降は田中が裏番組に出演している関係で出演を見合わせていたが、2021年7月14日放送で山根のみ久々に登場。ミニコントの中でカッパに扮したり、かつてフジテレビにて放送された『おーい!ひろいき村』の過酷企画「夢ドミノ」をネタにして村長及びMCだった有吉から「絶対もう1回やらせるからな!」とほぼ脅迫に近い言い回しをされた。
2023年3月29日放送の2時間SPでは、常連芸人たちが先輩との即興ユニットを組む企画内での先輩枠として山根のみ出演*81。
- ハライチ
特番時代に数回出演、既婚で2児の父ながら童貞代表の澤部と『ゴッドタン』において腐り芸人でお馴染みの岩井からなるコンビ。
特番では主に澤部のみ出演、特番第6回で岩井も参加した。初回において「先輩の壁」としての出演ながら安村や尾形より後輩で、大喜利を大の苦手としていたなど「先輩の壁」の定義を大きく揺るがせてしまったチェリー坊主。
「一般人の壁」ではなぜか妖怪に扮することが多く、初回では魚屋に住み着いたブリーフ一丁で秋刀魚が好物の妖怪を演じて有吉を激怒させ*82こじるりをドン引きさせてしまった。
なお、後の放送でU字工事がハライチに扮していたが、澤部を担当した益子は「自分でも無理があると思ってます」と述べていた。
2024年の4月17日放送回にて、栞里ちゃんと共にMCを務める『世界頂グルメ』の番宣として久々にコンビで参戦。上記の妖怪ネタを特番時代以来に披露し見事〇判定をゲットするも、スタッフが岩井の上記の出演を忘れていたようでオープニングでのスタッフのカンペで「初登場」と言われてしまっていた。
- 千鳥
お馴染み岡山の漫才番長。
今でこそテレビで見ない日のない超売れっ子コンビだが、東京進出からしばらく経った所謂「帰ろか…千鳥」と呼ばれた不遇の時代に特番第5回から数回ほど出演。
独特のゆるい芸風とノブのツッコミが当番組でも冴え渡り、特に大悟が当時志村けんと頻繁にプライベートで遊んでいたこともあってか志村愛に溢れるミニコントを度々披露した。
またノブは、何故かほとんど喋らないToshlのまねを披露して笑いを掻っ攫った。
- [[春日俊彰(オードリー)>オードリー]]
お馴染みボディビルダー・フィンスイマー・元K-1戦士・630万回の耐久テストを受けても壊れないほどに耐久性が優れているとされたIKEAの椅子を(正確には相方の若林と共に)壊したカスミン。
特番第3回から初登場し、以降は磨き抜かれた肉体を武器として尾形と並んで体を張りまくった。
サンリオピューロランドを舞台にした「なりきりの壁」では上半身裸のおせちんこ和田アキ子、ハンギョドンに扮して笑いを獲っていた。
レギュラー化以降は裏番組の関係で出演できなくなってしまったが、2021年8月21日(22日深夜)の3時間SP内の日テレを舞台にした「一般人の壁」内でたまたま有吉&栞里ちゃんと鉢合わせており、久しぶりに出演したが未公開シーン扱いだった上に、持ちギャグの「トゥース!」をやらされて×判定を喰らっていた。
- 中岡創一(ロッチ)
あっちこっちそっちロッチのロン毛でハゲでメガネな方。芸能界のダマされキング。汚い片桐仁。
特番時代は初回を除く全ての回に出演し、先輩の壁としては皆勤賞を誇る。
見た目の似ている「獣神サンダーライガー」「柴田理恵」などに扮したり自身と同じくロン毛である後輩の元やさしい雨・松崎、かが屋賀屋らと共演してミニコントを披露したり、アンガ田中とブサイク同士の不毛な争いを演じたりと芸歴20年を越えるベテランながら若手に負けじと随所で活躍。
特番第7回の「なりきりの壁」では越路吹雪の「ろくでなし」を歌いながらアンミカのまねを披露。本人から「関西弁で口裂け女みたいで化粧濃いだけ」と評されたビジュアルに有吉と栞里ちゃんは登場時点で大笑い、視聴者に強烈なインパクトを残した*83。
レギュラー化当初は裏番組『世界の何だコレ!?ミステリー』の関係で出演できなくなっていたが、2020年8月26日放送の2時間SPに久しぶりに出演。そして「流行語大賞の壁」では『何だコレ!?ミステリーマン』を披露し、×判定された*84。
それ以後も度々番組へ出演しているが、同年12月9日放送の「男版THE W」では『赤頭巾ちゃんご用心』というネタを披露するもあまりのウケなさに途中で心が折れギブアップ、さらに年末SPの「一般人の壁」では、不在だった尾形の代わりに×要員にされ膝をついていたなど復帰以降一度も〇を獲れていないのを出演する度に嘆いている。
だが2021年10月27日放送回でハナコ菊田とのコラボネタではあったがついに久々の〇判定を獲得。全力で走ってきて判定の音を聞きに戻るほど喜んでいた。
- 大久保佳代子(オアシズ)
お馴染み元OLベテラン。同期はココリコ、くりぃむしちゅーなど。
主に十八番の下ネタを活かしてミニコントを連発。
初出演だった特番第3回の「ごちそうの壁」では回答の度にアンガ田中や安村らを誘惑したり、後輩のブルーリバーを上半身裸にさせるなどやりたい放題だった。
たまに『全力坂。』のミニコントで坂道を全力疾走したりレオタード姿を晒したりトランプ元大統領の孫娘に扮してはしゃいだりと、年齢に見合わないほど身体を張る。おかっぱのカツラを被った姿は女優のどんぐり(現:竹原芳子)似。
「ご本人登場選手権」にて絶望的に声量の足りない葛城ユキのまねを披露した際、ご本人が登場。家が近所同士で愛犬の散歩中によく会うことを明かした。
- 黒沢かずこ(森三中)
森三中の独身美人だった方。三茶の女豹。
特番第5回からコンスタントに出演。相方の大島も2度出演しているが、もう1人の相方である村上は現在未登場。
他番組では『千手観音かずこ』に代表される歌唱力を活かしたエキセントリックな芸風が認知されているが、当番組では一切やらず「カメラに映り込んだAP」など業界人の行動や言動を描写したミニコントをよくやる。
たまに本人と似ても似つかない小島瑠璃子、ベッキー、広瀬アリスなど女性芸能人に扮することもある。
人見知りではあるが、当番組ではあまり感じさせず「ご本人登場選手権」ではSUE CREAM SUE(米米CLUB)に扮しバックで楽しく踊っていた。
- 椿鬼奴
初出演の特番第7回からちょくちょく登場する奴さん。
パチンコなどギャンブルが大好きでネタでも度々披露しており、旦那のグランジ大もギャンブル好き。また、特徴的なハスキーボイスでウグイス嬢や校内放送のショートネタも披露している。
『北斗の拳』『鬼滅の刃』『新世紀エヴァンゲリオン』のアニメパロディやアニソンを披露する反面、酒やけのしゃがれ声な上に声量は絶望的奴の活動限界で「ご本人登場選手権」では度々イジられている。
2021年12月1日放送の「大声ネタ選手権」では夫がメンバーであるグランジを連れて登場。とにかく栞里ちゃんを応援しまくるネタを披露し、最終的には落涙までさせた。
- 友近
無冠のR-1女王。
特番第9回より初出演。それまで常連だった田中や中岡が大人の事情で出演できなくなったレギュラー化以降出演機会を増やし、いつのまにか「先輩の壁」最多出演者に。
「一般人の壁」では得意の1人芝居やものまねで〇判定を量産。またシソンヌやずん飯尾らと共演するミニコントも稀に見せる。ただし、一部の視聴者からは「ネタ時間が(他の芸人と比べて)長い」「有吉の忖度丸出し」「ステージを活かせていない」「持ちネタやりたいだけ」「ネタが終わった瞬間カメラから逃げる」「アドリブ企画なのに一人だけ原稿を用意する」「錦鯉・もう中・阿佐ヶ谷姉妹など旬な芸人や、笑い飯・次課長河本などカットされる心配のないベテランとばかり組む」「別に出なくていい」とめっぽう嫌われている。
一方、「流行語大賞の壁」では『ウキウキマーちゃん』『ワンサポンナタイムイン麗子さん』『共感バスターNNR』など本来のコーナー趣旨と近い量産型のピン芸を披露する。その完成度の高さに有吉から「もう久々にエンタ出たら!?」と言われた。
映画館でのチラシ入れを自身が主役の舞台(水谷千恵子公演)のチラシでジャックするというネタでは流石に×を喰らっている。
また、「スピーチの壁」では毎回完璧なアドリブを披露するため、企画が全部放送事故になるのギリギリで防ぐ役割を果たしている。
「先輩の壁」枠での常連だったが、ある時期を境に次世代芸人の枠に変わった。しかし2021年10月13日放送回で再び「先輩の壁」枠へ戻った。
- ずん
ペッコリ45°などのギャグでお馴染みのボケ担当・飯尾と、高橋克実似のツッコミ担当・やすずんのやす!からなるベテランコンビ。
特番第10回にて飯尾だけが初出演。持ち前のシュールなギャグセンスを炸裂させ、レギュラー化後も長らく飯尾のみが出ていたが2021年1月20日放送の「純烈の壁」で友近との共演でやすが唐突に登場。そして3月3日放送では「モノボケリサイクルショップ」に飯尾、「ご本人登場選手権」にやす、とコンビを組んでいるのに放送内でお互い別々の企画へ参加するという珍しい事態が起こった。本格的なコンビとしての出演は4月14日放送の「一般人の壁」からである。
- 板倉俊之(インパルス)
2020年年末の3時間SP以降、度々出演するようになったガンダム関係でもお馴染みの腐り芸人。警察だ!(インパルス板倉)
過去に他局で水曜日に放送されていた『はねるのトびら』メンバー*85。
持ち前のブラックユーモア溢れる芸風と知能犯なキャラを生かしてスナイパーやスパイ、マッドサイエンティストに新興宗教など厨二臭いミニコントを披露するほか、ロケ地の巨大建造物などを用いて大林素子*86をあからさまに巨人としてイジるネタを度々見せている。
たまに女装することもあり、年末のSPにてメイクに40分かかった柴咲コウへ扮したが、アイスを食べただけだったために爆死(本人のXより)した。
- 北陽
『はねトび』メンバー内で唯一の女性コンビ。
虻川は男女即興ユニット企画など、伊藤は都道府県対抗戦に登場。また、オアシズ大久保・鬼奴と共に「アラフィフフォー」というアイドルグループでブレイクアーティスト選手権にも出演した。
虻川の息子は番組のファンであり、母の出演を知った際は大喜びであったとのこと。
- 堀内健(ネプチューン)
ご存じ永遠のピーターパン、2021年末のSPから初登場。ジャングルパニック!
『ロンドンハーツ』でのアンケートで「出たい番組は?」という質問に当番組の名を書いたところ、即座にオファーが来たという。
当番組でもホリケンワールド全開であり後輩を巻き込んだミニコントがほとんどだが、ホリケン独特のシュールさを控えたベタなネタも多い。
2022年4月6日の2時間SPでは、直の後輩であるTIMを連れて再び出演。
以降も主にSPにおいて出演頻度が高くなってきている。
- 島田珠代
2023年3月のSPから登場した、ご存じ吉本新喜劇の人気女優。
初登場回ではゴールデンにも拘らず関西でも見かけないレオタード姿で現れ、相手が吉本でなくても新喜劇でもおなじみの股間まとわりネタを披露する。
そのフリーダムっぷりは同世代のベテラン・ホリケンと対をなすもの。
主に男女ユニットスペシャルで登場する機会が多い。パンティーテックス!
即興ユニット企画ではチョコプラ長田を気に入って組みたがっていたが、のちに「(タイマ)山本くんでなければ…」と言うようになってしまった。また、マヂラブ村上とユニットになったときは「お顔がタイプ」と喜んでいたが、別の放送で組んだパンサー菅のことはよく知らなかったようで「すがさん?」と有吉にこっそり読み方を尋ねるなどし、「あんな珠代さん初めて見た」と言われていた。
- [[鳥居みゆき>鳥居みゆき]]
主に即興ユニット企画で登場する、マニアックな芸風の暴走堕天使。
番組内でもいつも通りだが、男女即興ユニット企画でパンサー尾形と組むことになった際は、衣装部屋でいきなり奇抜な格好になった尾形からネタ作りを委ねられて困ったことを明かした(オンエアにあった衣装部屋の映像でも困惑する彼女の姿が確認される)。
特筆壁芸人
- [[コウメ太夫>コウメ太夫]]
特番初回で参加者でもないのになぜか出ていた、『チクショー!!』などと叫ぶコウメ漫談でお馴染みのピン芸人。本人のTwitterで定期的に投稿される「まいにちチクショー」は、一部のマニアから熱視線を浴びている。
「一般人の壁」にて一発芸を披露後、有吉が召喚したバッグマンに連行された。
- おかずクラブ
特番初期の常連。
マテンロウやニューヨークらと同期。関取並みのパワーを誇るゆいPと、その風貌から「宇宙人」とイジられる元看護師のオカリナによるコンビ。
『ゴッドタン』の若手芸人企画及び『ぐるナイ』のおもしろ荘優勝をきっかけに注目を集め、ブレイクの勢いで特番第1回へ出演。オカリナは記念すべき第1回の優勝を果たしている。
その風貌を活かしてブス同士の不毛な争いを演じたり、マリリン・モンローや人魚、キティちゃん&マイメロディなどビジュアル的に無理のあるコスプレを披露するなどしていた。
オカリナは有吉から気に入られていた*87のか大喜利の回答では露骨な贔屓采配がなされ、毎度他の芸人から大ブーイングを浴びていた。
2023年4月19日放送の「都道府県対抗2時間SP」では、オカリナのみが宮崎県代表として蛙亭イワクラと共に即席コンビとして出演。
それから約2ヶ月後となる6月28日放送の2時間SPでは、「即興男女ユニットの壁」にて久々にコンビ揃っての出演を果たした*88。
- あばれる君
ポケモンの番組・YouTubeでの対戦実況や激辛ロケでお馴染み。
名前通り体を張った芸で大暴れするが、大抵は尾形やワタリと同じく×要員。丸坊主のため他のハゲ芸人とミニコントを披露する機会が多かった。
特番第8回では「余興の壁」と題して、2013年に結婚したご夫人と共に番組内で披露宴が執り行われた。
特番初回から第9回まで出演し続け安村やパンサーと並ぶ古参だったが、レギュラー放送後は裏番組でロケリポーターとしてたまに出演している関係か初回と第8回(懐かしの壁の副音声)を除き出演していない。
- アルコ&ピース
太田プロダクション所属。タイマと同じく他事務所から移籍した経験を持つ。平子りすぎてタモリにキレられた愛妻家・平子とエセラッパーのクセにラジオでは態度がデカくなるサッカーマニアの酒井によるコンビ。
パンサーやウエストランドとは末期の『いいとも』レギュラーという共通点がある。
特番初回から出演。さらばと同じく漫才とコント両方を熟す実力派だが、その漫才では効果音を用いたりメタ的な要素を取り入れるなど独創性を放っている。
『勇者ああああ』『オールナイトニッポン』に代表される尖った芸風が持ち味ながら当番組ではそれほど活かされず、編集の壁を越えられなかったり他の芸人のサポート役に甘んじたりする。直の先輩である有吉からはタイマと同じく雑に扱われることも多い。
レギュラー第2回の日テレを舞台にした「一般人の壁」では、スタッフを人質にした設定の中で「お前らのネタ使いづらい」「こっちは愛情でカットしてやってる」「(ネタを)垂れ流しにしたらお前ら仕事減るぞ」と罵倒された末に泣くという酷い自虐ネタを披露した。
- ニューヨーク
半笑いのボケが特徴的な金髪ポンコツご陽気ボケ嶋佐と、『ネプリーグ』『鉄腕DASH』のADを務めていた経歴を持つツッコミ・屋敷からなるコンビ。偏見まみれのエッジの効いた笑いを得意とする、6.5世代ながら自称お笑い第七世代のリーダー。『M-1グランプリ』と『キングオブコント』の両方で最下位を経験した不名誉な記録を持つ。まだ売れていない頃に呼ばれたニコ生で共演者に対して暴言・セクハラを繰り返して大炎上し、サジェストでは当時の共演者の名前が出てくる・テレビ出演する度にTwitterで当時のニコニコ動画視聴者が怨嗟の声を上げるなど未だに恨まれている*89。
デビュー当初から頭角を表し、記念すべき特番初回と第2回に出演するもその後は約5年間番組には全く呼ばれなかった。
レギュラー放送以降はちょくちょく出演。久々に呼ばれた際にはYouTubeで公開された未公開OPで自ら初期メン*90の1組として自虐したり、有吉から呼ばれないのは「斜に構えた姿勢が嫌いなのかも」とイジられたが本編ではほんの一度しかネタはOAされず、この日大きなインパクトを残したかもめんたるに割を食わされる形になった。
2021年3月3日の3時間SPに出演した際には「流行語大賞の壁」で『はやとちり』というネタを披露するも、リズムが『武勇伝』と同じだったことや露骨に番組へ寄せすぎたネタだったせいか×判定を出され、
- 「ナメすぎだよ!」by有吉
- 「『有吉の壁』とオリエンタルラジオをバカにしすぎ」by三四郎小宮
- 「この企画、そこのライン超えてるのよ」byジャンポケ太田
など観覧芸人から総スカンを食らった。
その後は2週連続で出演するも、これといった足跡は残せず終わった。
- クマムシ佐藤・武井ドンゲバビー
共に特番第2回のみ出演。
佐藤は当時「あったかいんだからぁ〜」のネタでブレイク中、武井は『イッテQ!』に出演していたため参加芸人の中では2人とも比較的知名度が高い存在ながらネタは全然OAされなかった。
それどころか佐藤は大喜利の回答で有吉から「今日一度もプロらしいとこ見てない」と引退勧告を受けたり、武井は配膳にあったお茶を前の席にいた安村に誤ってかけてしまう*91など醜態を晒した。2021年1月27日放送の「一般人の壁」で、ジャンポケが当番組で散っていった芸人をネタにした際も名前すら挙げられなかった。
- トレンディエンジェル
特番第2回から出演。『千鳥のクセスゴ!』以外では優勝についてほとんど触れられない『M-1グランプリ2015』でサンドウィッチマン以来となる敗者復活からの優勝を成し遂げたハゲコンビ。通称トレエン。
普段はハゲネタを持ち味としており、「斎藤さんだぞ!」などのギャグでもお馴染み。シソンヌと共に、同じくハゲているあばれる君やアンガ田中とコラボネタを披露したことも。後述する「リアクションの壁」でのたかしと田中による絡みはもはや伝説。
レギュラー化後は2020年9月16日にて久々の出演、翌年の24時間テレビ内のスペシャルでも登場していた。その後も不定期に出演している。
- 松崎克俊(元・やさしい雨)
特番時代にのみ出演。ロン毛でヲタクで二次元の女の子が好きだが現実では男が好き。太田プロ所属で有吉の後輩に当たる。バーター
当初はコンビとして出ていたが、途中から松崎のみピンで出演。2020年6月にコンビは解散、相方は芸人を引退している*92。
ロン毛を活かしたネタが多く、特に中岡と組んだ「中岡はどこだ?クイズ」は一時期恒例になっていた。特番第3回では中岡、パンサー菅、あばれる君、コロチキナダル、トレエンと共にハゲvs長髪の戦争コントを披露したが、特にオチはなかったらしく×判定を受けてしまった。
- メイプル超合金
クイズ番組やコメンテーターでの活躍が目覚ましい全身赤ずくめインテリ金髪カズレーザーと、調停の末に離婚が成立したおかっぱメガネ紫デブ・安藤なつからなるコンビ。
特番第4回から出演。カズはビジュアルを生かして不良やザリガニに扮したり、安藤は同じくデブキャラを持ち味とするタイマ関とコラボネタをよく披露していた。ごく稀に流れ弾に驚いたカズが派手におもらししたり、「流行語大賞の壁」にて『学くんと一般女性』というOLかデリヘル嬢か分からない女性をテーマにしたりなどトリッキーなネタも披露。
多忙故かレギュラー化後は出演していなかったが、2022年6月29日放送の「バズりの壁」にて安藤のみコーラスブラザー&シスターズの一員として久しぶりに登場し、時折行われる「男女ユニットの壁」でも安藤のみ出演していた。
- ライス
メガネで六角精児似の若干性格に難がある関町と、『千原ジュニアの座王』で初出場にして優勝を成し遂げた上川隆也似の田所からなる地味めなコンビ。NSCの同期にハリセンボン・パンサー菅・しずるなど。
デビュー当時から才能は高く評価され、芸歴13年目にして『キングオブコント2016』優勝直後に特番第6回へ初出演するも以降は全くオファーされず、更に不祥事を起こした訳でもないのに旬が過ぎたのもあって仕事が激減。
2020年ごろから『ロンドンハーツ』でつまらなすぎる公式YouTubeチャンネルの動画が取り上げられ、8月26日放送の2時間SPにて久しぶりに出演。
以降も度々登場しているが、「米米CLUBの米に因んだご本人ゲスト」「後輩のシソンヌ長谷川からさらに後輩のかが屋に託される」「もう中学生が主役のバックバンド役」「披露した一発芸を有吉にすぐさま完コピされる」など、KOC優勝というかつての栄光とは程遠い雑な扱いを受けている。シソンヌ以上にKOCは意味がないことを体現している。
- 阿佐ヶ谷姉妹
第22回『博士と助手 -細かすぎて伝わらないモノマネ選手権-』優勝、『女芸人No.1決定戦 THE W 2018』王者。ASH&Dコーポレーション所属。
コンビ名こそ姉妹が付き、お互いの見た目もそっくりだが本当の姉妹ではなく劇団東京乾電池で知り合った赤の他人同士からなる。叶姉妹とほぼ同じ。ただ偶然にもお互い町田市出身である。
特番第8回にて初登場、レギュラー化してからは不定期で出演。
おばさんキャラや並外れた歌唱力を活かしたミニコントを主に披露するが、2021年1月20日放送の「一般人の壁」ではイメージからかけ離れた『北斗の拳』のヒャッハーするモヒカンキャラに扮してバギーを乗り回し、危うく事故になりかけるという年齢に不相応なレベルで体を張ったりもする*93。
2022年1月26日放送では持ち込み企画「阿佐ヶ谷姉妹の壁を越えろ! おもしろ姉妹選手権」が実現。芸人たちが阿佐ヶ谷姉妹のような姉妹(という設定)を活かした芸人に扮してネタを披露するという企画だが、安村のみ「姉妹」という趣旨を理解できておらず1人で登場していた。
- すゑひろがりず
「若手予選会」で勝ち上がった*94、ツッコミ兼鼓担当の南條とボケ兼扇担当の壁舐め三島からなる今や「狂言風漫才」でおなじみのコンビ。ジェラードン、マヂラブとは大宮ラクーンよしもと劇場を拠点に活動する「大宮セブン」のメンバー同士だが、2021年10月時点でコラボネタは披露していない。
予選会勝ち抜き後に特番第9回へ出演*95、その後M-1グランプリ2019にて決勝進出、さらにYouTubeでのゲーム実況動画も話題となったことでブレイク。レギュラー化後も度々出演している。
「一般人の壁」では普段の芸風と同じ袴姿だけでなく洋装姿も披露したことがある他、駕籠かきや飛脚に獅子舞などへ扮したショートネタを披露したりもする。
2021年8月18日放送「一般人の壁」では島流しを題材にしたネタで×にされるも、有吉の落とした判定棒が床に落ちた衝撃でバラバラになる*96というレアな状況に遭遇する一幕が放送された。
2020年9月9日放送の「パフォーマーの壁」ではいつものキャラを封印し、南條の特技を活かした「ヌンチャクモーニングルーティーン」を披露した。
さらに、2021年3月3日の2時間SPでは「流行語大賞の壁」に出演、西洋甲冑に身を包んだ『サーベル・ペア』に扮し、有吉に「珍しい」と驚かれつつ〇判定を獲得している*97。
多忙なためか最近は出演していなかったものの、2024年3月24日放送の2時間SP内で「AIが選んだ最強ネタ選手権」にてAIが選んだシソンヌじろうの相方として南條のみが久々に登場した。
- 宮下草薙
特番第11回から出演している、ネガティブキャラでお馴染みの草薙と千原ジュニア似のおもちゃマニア・宮下からなるコンビ。
レギュラー放送前後にYouTubeで公開された「ネット限定企画」では、何故か番組レギュラーでもないのに参加していた*98。
「ご本人登場選手権」では主に四千とコラボしてアイドルに扮することが多い。レギュラー初回では草薙が平野紫耀に扮してKing&Princeのまねを披露。その後まさかの平野ご本人が主演ドラマの番宣も兼ねて登場。圧倒的な音痴ぶりと歌っている本人の目の前に被るなど色々と酷いものまねを披露した草薙は、有吉やジャニヲタであるかなで(3時のヒロイン)を中心にブーイングを浴び、平野およびジャニーズ関係者やファンに向けて謝罪した。
2020年8月26日放送分ではハナコの菊田・秋山とコラボしてミニモニ。のまねを披露。直後にご本人としてムッチンムッチンな矢口真里が登場した。有吉「見てらんないよ!」
多忙のためか2020年12月9日を最後に出演していないが、宮下はミュージカル版KOUGU維新の新キャラ「チェーンソー」に扮している。
2023年4月19日放送の「都道府県対抗2時間SP」では、宮下のみが群馬県代表としてパーパーほしの・タイマ関と即席グループとして久々に出演した。
- 納言
第2回「若手予選会」で初登場し、レギュラー初回以降は不定期出演するようになった男女コンビ。
ツッコミ担当の童貞で若干KYなポンコツのメガネを外すと意外と男前安部と、ボケ担当でライダースジャケットがトレードマークの顔長大酒飲みただし爆乳な薄幸からなる。
普段のネタ同様にいかにもガラの悪そうな幸のキャラを活かし、昼間から酒を呑んだくれたり温泉施設のマップを喫煙マークで埋め尽くしたり池袋・小岩など特定の街を小バカにしたりとやりたい放題。
安部は極稀に女装することも。空気階段かたまりに負けず劣らずの美人。
またパーパーほどではないが、幸がアカスリをしてもらうためバスタオル1枚だけになったり、あいなぷぅと一緒にレースクイーンのコスプレをするなど肌を露出することがたまにある。推定Eカップの豊満な胸以上にお酒でたるんだお腹が出ているが気にしてはいけない。
普段は幸がネタを作っているが、2021年7月21日放送分では珍しく安部作のネタとして四千石橋と『ヒカルの碁』を元ネタにしたミニコントを披露。しかし、いまいちツメが甘かったため有吉から×判定を受けた。この時セーラー服を着た幸のおっぱいがはちきれんばかりになっていたが気にしてはいけない。
最近では幸のみが「男女ユニットの壁」に出演する機会が多い。
- ダイアン
改名したもののイマイチ浸透しきれていないボケのユースケと、ごいごいすー!でお馴染みのイジられツッコミ・名探偵津田からなるコンビ。
東京進出後の特番末期から度々出演。同期は南海キャンディーズ、NON STYLEなど。芸歴は20年を超えており普通なら「先輩の壁」枠になるはずだが、次世代芸人枠としての出演。
「流行語大賞の壁」ではクールポコ。やヒロシなど他の芸人を露骨にパクったネタを披露し、×判定を受けパクリを指摘されてもすっとぼけるのが恒例。
レギュラー以降は多忙なためかほとんど出演できていないものの、「一般人の壁」ではパンサー菅と安村、「なりきりの壁」ではシソンヌが彼らのまねを披露した。
- ワタリ119
『さんまのお笑い向上委員会』出演をきっかけとして俄かに注目を浴びたピン芸人。
「レスキュー!!」など元消防士の経歴を活かしたネタと、真っ直ぐすぎるキャラが持ち味。元々は男女コンビ『キラキラ関係』のボケ担当だったが2020年に解散後、ピン芸人として活動中。
特番第12回から出演。何かとキャラで被る尾形との絡みが多く、大喜利で張り合ったり共演してミニコントを披露するが大抵は×。
芸人としても人間としても不器用なのか、2021年1月13日放送の「一般人の壁」では過去に「なりきりの壁」で共にマギー審司のものまねを披露した際、あまりのウケなさに尾形がマジギレしてしまいロケ終わりにワタリへ謝罪させていたことをチョコプラに暴露された。また別の回では、コラボしたジャンポケ太田にあろうことかオチの途中でダメ出し。当然激怒した太田によって舞台袖へと連れてかれた。
たまに尾形以上に体を張ることもあり、水溜りで溺死体に扮したりハロウィンのジャックオーランタンを丸齧りして被った時は有吉から〇判定を貰えた。初登場からピンネタは一貫して不調で、有吉からは研究生として扱われ判定すらして貰えないことも。
特番第13回の「一般人の壁」では、パンサーと共に尾形の代わりに新しい相方としてワタリを加入させるネタを披露し、納得のいかない尾形と「サンキュー!!」「レスキュー!!」の応酬を繰り広げた末に菅から「もう2人とも要らねえや」と見放されてしまった。
大塚家具*99を舞台にした「一般人の壁」では食事中にテレビを見る設定でパンサーが披露したショートネタの中で父親役の菅から(息子役の尾形に対するセリフとして)「こんなので笑ってたらバカになるぞ」と本人不在の中イジられた。
最近ではスベりすぎたせいか呼ばれる頻度が徐々に減少してきている。さらに『有吉ゼミ』の激辛企画でも完食に一度失敗し、激辛隊長から隊員へ降格させられた。ワタリの明日はどっちだ。
- ぺこぱ
キザキャラの松陰寺太勇と元ギャル男のシュウペイからなる、今やノリツッコまない漫才でお馴染みのコンビ。『M-1グランプリ2019』で3位となり大ブレイク、2020年の新語・流行語大賞には決め台詞の「時を戻そう」がノミネートされた。
ブレイクするまでに芸風を何度も変えたり、所属事務所のお笑い部門が閉鎖へ追い込まれて移籍を余儀なくされたりと苦労が多かった。
レギュラー初回以降に定着し、当初は松陰寺のキャラが前面に出たショートネタを披露していたが回を重ねるごとにシュウペイが持ちギャグの「シュウペイで〜す」を活かしたボケ、武田鉄矢に森下暢仁など意外なクオリティのものまねで笑いをとるようになった。また松陰寺のローラーシューズを用いて食い逃げやハンマー投げ、UberEatsなどのミニコントを度々披露している。きつねやトムブラなどと共演してショートネタを演じることも多い。
2020年12月9日放送の3時間SPではキャラの被る放課後ハートビートと共演したが、ミニコントが微妙だったせいか×判定を受けてしまった。
2021年3月3日放送の「一般人の壁」ではシュウペイがテレビドラマ『とんぼ』の長渕剛に扮してミニコントを披露。「強く生きろ」が決め台詞で一応〇判定こそ受けたものの有吉の反応は微妙なものだった。しかしシュウペイ自身は気に入ったのかハナコ・四千のミニコントへ半ば強引に参加し、×を出されてしまった。
2021年7月7日放送の「一般人の壁」では同じくサンミュージックの先輩であるかもめんたると共に夢屋まさるへ扮し、同事務所所属のタレントの特徴をイジったショートネタを披露している*100。
最近では出演機会が少なくなったものの、2023年5月17日放送の「一般人の壁」にて久々に登場した。
- ぽんぽこ
そえじまひできと高木ひとみ○のカップルによる男女コンビ。ひとみ○は三つ編みとオーバーオール、甲高い声という濃いキャラで知られておりこれを活かしたネタが多い。そえじまは歌手の前川清と遠い親戚にあたる。
コンビでの出演経験も一度あるが、ひとみ○は男女即興ユニット企画に単独で4回出演。その際にユニットの相手を決めるくじで、2回連続でタイマ山本を引くという珍事が起こった。ひとみ○はこのくじを保管していたようで、3回目の際に持参していた。
- ぼる塾
元欅坂46平手似のぶっ飛びキャラきりやはるか、不良一家育ちで毒舌混じりのツッコミを得意とするあんり、2人より10歳以上年上でえびす顔の田辺智加(愛称・田辺さん)、そして地味な顔つきの酒寄からなる4人組。
きりやとあんりのコンビ『しんぼる』と、田辺と酒寄によるコンビ『猫塾』が合体して誕生した。
酒寄が産休・育休に伴い、トリオとして活動を開始してから『しゃべくり007』『アメトーーク! NEXT第7世代』などに出演しブレイク。田辺さんの決め台詞「ま〜ね〜」は2020年の新語・流行語大賞にぺこぱと同じくノミネートされた。
酒寄復帰後もテレビ出演は原則トリオでの活動となっている。
「デブ2人にヤセ1人」という構成から同じ吉本所属の3時のヒロインと比較されることが多いが、前者がポップな芸風とは対照的に脱力系とも称される。また前述した育休取得に加え、身体を張ったヨゴレ系の仕事は一切断るなど従来の女芸人とは一線を画すスタンスも見られる。
「一般人の壁」ではデブキャラを推したミニコントを披露する他、『となりのトトロ』『くまモン』『ゲゲゲの鬼太郎』などコスプレをすることも多い。初登場から『トム・ブラウンが合体すると田辺さん』『田辺さんがダイエット器具を使って痩せた姿が布川』『プールでおしっこをしたみちお、田辺さん、梅沢富美男が勾留される』などキャラの被るトムブラとの絡みが増えている。当番組はヨゴレ系と判断されたのか多忙もあり、2021年4月28日を最後に出演していない。
- かもめんたる
『キングオブコント2013』王者。2人とも早稲田大学出身で、かつては小島よしおらと共にWAGEというお笑いユニットとして活動していた過去を持つ。
短髪ギョロ目のヒゲでどぶろっく江口に間違われる岩崎う大、女装が得意なカレー屋槙尾ユウスケからなるコンビ。近年は劇団としても活動しており、ネタ作り及び脚本を手掛けるう大は「演劇界の芥川賞」とも言われる岸田國士戯曲賞に2年連続でノミネートされるほど。また、自身のnoteに記した賞レースの評論が的を得ていると評価も高い。キングオブコント優勝後、ひな壇トークが苦手なためにブレイク機会を逸したものの、当番組出演を機に再ブレイクを果たした芸人の一組。
「一般人の壁」では、トムブラとはまた違った狂気及び哲学的なネタを得意とする。初登場は2020年8月5日放送の「学園ドラマの壁を越えろ! おもしろヤンキー選手権」。この時は「面白いヤンキーキャラを演じる」というテーマにも拘らずう大が全身を銀色に包んだ「ヤンキーイーターのチュロル」に扮し、ヤンキー役の槙尾に寄生するというショートネタを披露して有吉・栞里ちゃんを戦慄させた。他にも「半年間屋上で暮らした結果、野生化した高校生」「フィンランドからやってきたホームレスのような見た目で目が死んでいるサンタクロース」「梅干しのような素顔のスパイダーマン」「100年前に発売禁止された絵本『欲張りロジャーと失われた家族』に登場する妖怪・欲張りロジャー」などと人によってトラウマになりかねないレベルのキャラを披露し、その度に有吉・栞里ちゃんを怖がらせている。この他には気難しい夫に扮したう大とその妻へ扮した槙尾によるミニコントを度々披露している。
2020年11月4日放送分の「流行語大賞の壁」にて『お笑い第100世代 PPパロパロ』を披露。四千後藤が「キングオブコントって何なんだろう」と疑問を呈する程、未来のお笑いというあまりに独特すぎたその世界観はお茶の間を恐怖のどん底に陥れ(?)、Twitter上ではまねする子供の報告が続出。さらに番組公式YouTubeチャンネルでは約1分40秒の通常版ネタ動画に加えて「作業・睡眠用」と称した5分強のループ版も配信されている。
- ヒコロヒー
レギュラー化後の2020年8月19日から不定期で出演している、松竹芸能所属の女芸人。
普段は毒舌を活かした1人コントを得意とし、自身の借金に関するエピソードも豊富。
かつては同じ事務所だったさらば森田と、大人の不純な関係をネタにしたミニコントを時折披露している。
- ニッポンの社長
第1回『30-1グランプリ』優勝。番組出演者では数少ない関西勢。
高校時代は強豪野球部に入っており現在も草野球チームへ所属している辻、並木裕子という女性の別人格があるケツからなるコンビ。辻は浜口京子似でケツは門脇麦似。
2020年10月21日の「一般人の壁」にて初登場以降、不定期で出演している。ドラゴンクエストやクレーンゲームなど何かしらのゲームを絡めたり、ややブラックなネタを披露することが多い。同年10月28日のハロウィンがテーマの「一般人の壁」では同じKOCファイナリストのジャンポケ・空気階段と共に『優勝したジャルジャルの仮装をする』という自虐ネタを披露した。大喜利企画ではしばしば辻の回答がピックアップされる。
- 見取り図
関西の漫才番長と呼ばれる実力派。ロン毛も声も中岡似でラップが好きなツッコミの盛山と、NSC時代はリリー・フランキーに似ていたことからそのまま芸名となったボケのリリーからなるコンビ。『M-1グランプリ2020』で3位になったのをきっかけに大ブレイク。同期にはジャンポケ、マヂラブ村上など。
2021年1月27日の「一般人の壁」にて初登場。盛山はジャンポケ太田と共に同じくロン毛であるパンサー菅、かが屋賀屋とコラボネタを披露していた。
「なりきりの壁」ではジャンポケと共にゴスペラーズのまねを披露し、本家とコラボしたが、声量・歌唱力に差がありすぎて宛ら公開処刑だった。盛山は村上ともやに扮していたが、佐村河内守にそっくりと自虐していた。
裏番組のレギュラーに抜擢されたため、2021年10月以降出演していない。
後に盛山が女性とのデートの場と壁の収録が重なってしまい、デート現場が芸人だらけだったと言うハプニングに遭ったことをさらば森田に暴露された
- おいでやすこが
共にピン芸人であるおいでやす小田とこがけんからなる、『M-1グランプリ2020』で準優勝を果たしたユニット。こがけんの歌ネタと小田のキレ気味なツッコミという両名の持ちネタを組み合わせた漫才もさることながら、両名とも『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト経験者ながら、大会規定変更により出場資格を失ったことが『R-1グランプリ2021』の開催発表会見で判明するも、その後ピン芸人ユニットコンビとしては『M-1グランプリ』史上初となる決勝進出を決めるというある種の大逆転劇も含めて一躍注目を集めた。
2021年2月24日の「一般人の壁」にて初登場。小田の持ち味であるキレ芸を活かしたネタのほか、かが屋賀屋とのコラボネタでは乙女チックに加工した2ショットのプリントシール*101を披露し、映画『シャイニング』の双子に扮したショートネタ*102では女装姿も披露した*103。その他、グランドシネマサンシャインが舞台の「一般人の壁」では「シソンヌにネタと衣装をパクられ、身包み剥がされた挙句に拘束される」「4DXの特性を活かして小田がツッコむたびに唾が飛ぶ」*104などを披露した。
「スピーチの壁」には小田が単独で出演、柳葉敏郎に扮したがカベデミー賞受賞はされなかった*105。
「流行語大賞の壁」ではヘヴィメタル風のメイクを施した『サラリーマシンGUNS』として登場。2人の持ち味を活かし、企画に合わせたネタを披露したが、大してウケなかった。
「なりきりの壁」では小田の見た目がイジリー岡田に似ているためか、有吉に高速ベロをやらされている*106。
2021年9月15日の「バズりの壁」では『O.K.ネットワーク』として登場。オンラインサロンを題材にした歌でそれなりにウケたものの、モロにGet Wildな部分があるためか同日に披露されたネタの中で唯一YouTubeに上がっていない。
- ランジャタイ
おとぼけ顔で傍若無人なボケを連発する黄ジャージがトレードマークの国崎と、綾波レイを意識した髪型*107のツッコミ担当・伊藤からなるグレープカンパニー所属のコンビ。
2021年5月12日の「一般人の壁」より初登場。普段のハチャメチャなネタとは打って変わって多様なパターンのミニコントを披露する。
- ウエストランド
長身で太めな既婚者・河本と小柄で面長な毒舌キャラ・井口からなる、岡山県津山市出身の同級生コンビ。
M-1グランプリ2022王者。
当番組の出演者では脳みそ夫に続くタイタン所属で爆笑問題の後輩。オンバトをきっかけに注目を集め、末期の『笑っていいとも!』にはパンサー・アルピーと週替わりレギュラー出演*108していたが、「屈指の無名」と自虐し『ゴッドタン』でも悲惨な現状を吐露するなどなかなか売れない日々が続いた。
M-1決勝後の2021年6月9日分よりコンスタントに出演。
持ち前のブラックな芸風を活かして直の先輩である爆問や光代社長をイジる、元ヒーローに『あの人は今』企画のリポーターがしつこく絡んで怒らせるなどのショートネタを披露している。
井口は早口なため噛んでしまうことが多く、9月15日の「一般人の壁」では「世界を救った」と言うべきところを「世界を拾った」と噛んで×判定を受けた。
M-1優勝後は出演回数が増加。優勝後初出演となった2023年1月11日放送分ではスノーボードをM-1最終審査画面に見立てて全員が準優勝のさや香に投票、山田邦子は審査員をするべきではないなどのネタを披露した。また、2023年9月6日放送の『なりきりの壁を越えろ! 有名人が集まる夏祭り』で河本が演じたMr.ビーンは「似ている」と好評を博し、ローランドに扮していた井口も認めるほどであった。
- ヨネダ2000
芸名をダウンタウンに改名してもらったボケ担当・誠と、110kg以上の大柄体型を持つツッコミ担当・愛からなるコンビ。2022年のTHE Wではコントで準優勝を収め、同年のM-1でも決勝進出を果たすなど若手女芸人の中でも屈指の実力派。
第3回「若手予選会」で初登場以降は出演機会を着々と増やしており、持ち前の芸風通りのシュールなミニコントを得意とするほか、「清宮幸太郎」「朝青龍」「郷ひろみ」などのものまねも披露している。
- 大自然
ハスキーボイスのしんちゃんと低音ボイスのロジャーという大男によるコンビ。スローテンポなネタで知られる。
第3回「若手予選会」に合格して以降は度々出演。野菜(カップ焼きそばのキャベツ)やポップコーンやモンスターなどに扮したしんちゃんと、驚いたり諭したりするロジャーのやり取りからなるネタを主とし、OPでもよくこのスタイルを披露する。またロジャーは他芸人とのコラボネタなどで、取り立て人やナンパ男、警備員といった役割を演じることもある。
- エルフ
ギャルの荒川とスポーツの得意なはるによるコンビ。第7回女芸人No.1決定戦 THE W準優勝。
お馴染みのギャルキャラを発揮したネタを主に演じる。彼女らとコラボした芸人は性別、年齢を問わずギャルにされがちである(金髪ロングヘア率が高い)。
主なコーナー
一般人の壁
名物コーナー。
用意されたステージで芸人たちが一般人に扮してショートネタを披露し、遭遇した有吉に〇判定を受ければクリアとなる、いわば即興コントおよびモノボケ。×判定を受けるとただの一般人として扱われてしまう。明らかに事前に用意しただろ!的なネタも見受けられるがツッコんではいけない。というか隠してもいない
芸人のほか、エキストラとしてロケ地にいる一般客(特番時代及びレギュラー第1回・第2回放送分および2023年5月以降の放送分。この間は事前募集のエキストラが登場していた)やロケを実施した施設の従業員が参加することもある。
プールや温泉など水場を舞台にした場合はカオス状態になるのがご愛敬で、出場芸人のほとんどが参加するコントは大抵オチが決まらずグダグダになるのもお約束。
たまに「ネタの準備中に有吉と栞里ちゃんが来た上に準備状況を見られてしまい、仕切り直しになる」「ネタをやっているつもりではなかったがネタとして判定される」といったハプニングも発生する。
あからさまな状況説明をしながら登場する芸人が多く、有吉からは「FUJIWARA*109のコントシステム」と苦言を呈されることも。
第10回の特番以降は「お助けガチャ」としてステージ各地にゲスト芸能人*110*111*112が配置されるようになり、引き当てた芸人が助っ人として自由に使える。そして我らが栞里ちゃんも巻き込まれる場合がある。
レギュラー化早々に新型コロナウイルス感染拡大の影響で新作を撮れなくなったため、一時期は特番時代の企画に副音声にて有吉・栞里と出場芸人3人によるオーディオコメンタリーを付けて放送していたが、2020年7月1日放送の2時間スペシャルにて約3ヶ月ぶりに復活した。
レギュラー化以降、当企画と同じ形式だが演じるシチュエーションやキャラクターにテーマを持たせた“学園ドラマの壁を越えろ! おもしろヤンキー選手権”や“2時間ドラマの壁を越えろ! 水曜サスペンス劇場”なども放送されている。
なお特番初期は本ネタ終了後に、有吉から「撮れ高が全然足りない」などの理由でおかわりタイムが設けられていた。
ちなみに、当企画のロケ地に向かうロケバス内で収録されている番組公式YouTubeチャンネルのラジオ企画「〇〇のバス」では参加芸人は午前6時過ぎの時点でロケバスに乗っている*113ことが冒頭で明かされるのが半ば恒例となっている。
上記の通り、有吉自身はゲラのためよほどのことがない限りは〇を出すが、2022年4月20日放送「イケメンだらけのキャンパス選手権」では「イケメンがいない」というこの回の芸人のキャスティングからして明らかに理不尽な理由で、ネタの面白さに関係なく1つのネタにも〇を出さずに終わるという前代未聞の大鬼門回となった。
季節の壁→モザイクの壁→リアクションの壁
特番時代のみ行われた企画。記念すべき放送第1回の最初に行われた「一般人の壁」と並ぶ名物コーナー。同局でかつて放送されていた『たけしのお笑いウルトラクイズ』に近いコンセプトを持つ。
「季節の壁」では肌寒い時期に熱海の海に入ったり屋内スキー場をパンツ一枚で走り降りるなど過酷なゲームを行い、ゴール地点にいる栞里ちゃん(第1回のみこじるり)から出題されるお題に挑み、有吉から〇が出ればお湯に浸かれるが×が出たら最初からやり直しにされる体当たりな大喜利企画となっている。「リアクションの壁」では大喜利要素はオミットされ単純なリアクション企画になっているが、頭に熱湯を入れたボウルを乗せたまま激辛坦々麺を食べたりバンブーダンスで激痛を堪えながらも、最後にはゴール地点で大規模な爆発が起こるというより過激なものになっている。
2021年8月25日放送の2時間SPでは「目指せ温泉! おもしろ即答選手権」として復活。コロナ禍での収録かつ箱根のホテルが舞台だったこともあってか過酷さは特番時代より控えめ(ホテルのロビーにばらまかれたお題入り封筒を拾って露天風呂エリアまで移動してお題に回答するが、明確な体当たりポイントが足つぼマットの上を通過する点と×が出ると有吉から氷水をかけられ追い返される点のみ)となった。
修学旅行SPが定着してからは、ごちそうの壁の代わりにこのコーナーでシメを飾ることが増えている。
「モザイクの壁」は特番第2回のみで行われ、有吉もかつて出演していた『内村プロデュース』の名物企画「露天風呂だるまさんが転んだ」を彷彿とさせるものであったため放送当時はネット上でちょっとした話題になった。最終的に出演芸人の殆ど*114がチ〇コを露出する結果に終わり、この回が初MCだった栞里ちゃんは目のやり場に困っていた。可愛い
なりきりの壁
芸人たちがメイクや衣装を借りて有名人になりきり、有吉に面白いまたは似ていると〇判定されればクリア。普段ものまねなど滅多にしないであろう芸人たちが新しい扉を開くコーナー。激似だったりちょうどいい低クオリティだったりはたまた「惜しい」と言われるくらいだったりと、なりきりのクオリティは出場者による。
ちなみに公式YouTubeチャンネルでは、なりきりメイクの過程を撮影した動画が投稿されることもあり、こちらはメイク担当スタッフの技術力や出場芸人の人柄が垣間見えるものとなっている。
特番時代は有吉から×判定を受けるとライフル型の水鉄砲(熱湯入り)で狙撃されたが、レギュラーでは単純な〇×判定のみとなった。
ご本人登場選手権
「なりきりの壁」の発展企画で、レギュラー化後は主にSPにて放送される。
文字通り、ものまねを披露した後に必ずご本人が登場する…
のだが大抵は出場芸人の扮するものまねだったり、まねしたアーティスト名や披露した楽曲名と響きが似ているだけの人物*115だったり、ご本人と縁深い関係者だったりと出てくる芸能人は様々。当然本物の「ご本人」が登場する場合もある。大体ジャニーズや昔ヒットした歌手なのはご愛敬。
猪瀬直樹元都知事や薬師寺保栄、勝野洋などそもそもバラエティに出ること自体が珍しい有名人やジャニーズ所属のアイドル、Creepy Nuts・access・CHEMISTRY・SAM(TRF)・マーティフリードマン・hitomi・ゴスペラーズ・ホフディラン・横山剣といった通常のものまね番組には滅多に出演しないアーティストが登場したりと無駄に豪華なコーナーでもある。特に酷い歌ネタを披露した芸人たちには圧倒的な歌唱力を披露し、死体蹴りとなるのが恒例。
なお、有吉を始めとする観覧組には誰が何のまねを披露するのかは前もって知らされていないようで*116、ネタ終了後のトークで誰がどの役だったかを確認することもある。
ちなみに安村は、しばしば自分がやりたかったがために他の芸人を巻き込んで×判定を食らっており、唯一二度も参加したあいなぷぅは「凄いムカついてる」と憤っていた*117。
流行語大賞の壁
芸人たちが、ブレイクするかもしれないけどすぐ一発屋になりそうな芸人を演じながらネタを披露し、有吉から〇判定を受ければクリア。当初は同じ局のお笑い番組である『エンタの神様』の一発屋量産期を皮肉ったコーナーであったが、第1回でチョコレートプラネットの『TT兄弟』が誕生し本当にブレイクを果たしてしまったことにより、企画の目的が変な方向に向かい始めている。前述のラジオでのパンサー向井によれば、TT兄弟のヒットのおかげでみんな次の仕事に繋がると知って本腰を入れるようになったとのこと。このコーナーで生まれたキャラクターがCM起用やSNSでバズるなど様々な形で業界に影響を及ぼしている。
芸人によってはEテレ臭やあらびき団臭が漂い、第2回以降は露骨にTT兄弟をパクったリズムネタが増えた。そして当のチョコプラもTT兄弟の栄光を引きずったようなネタを披露し×判定された。ダイアンやアンガールズなどのベテランに至っては後輩のネタを露骨にパクっていた。
リズム系のネタだと栞里ちゃんが大いにノってくれる。マジ天使
2020年の年末3時間SPでは、コーナーから誕生したキャラたちのすっかり落ちぶれた様子が描かれていた。
2021年以降は下記の「バズりの壁」が人気になった影響もあってか、ご本人登場選手権及び当企画のOAは限りなく減少傾向にある。
男版THE W
「流行語大賞の壁」からの派生企画で2020年12月9日の3時間SPで放送。
毎年年末に放送される一部の視聴者からつまらないと酷評されている『女芸人No.1決定戦 THE W』のパロディ企画で、男芸人たちが『THE W』に出場しそうな女芸人を演じながらネタを披露する。いろんな意味で複雑な企画のためか、客席にいたジャンポケ太田は「脳トレみたいなもの?」「(1組目だったトムブラのネタを見て)余計分からなくなった」と混乱していた。そして複数の出場者の衣装がボンデージで被ってしまい、有吉は「みんなボンデージ着たがるね…」とコメントした。
パフォーマーの壁
レギュラー化直後に出された緊急事態宣言に対応して誕生したコーナー。
芸人たちがUberEatsならぬKabeEatsの配達員に扮し、有吉・栞里ちゃんからの注文を受けた後スタジオへ直行して面白いパフォーマンスを披露する。有吉から〇判定を受ければクリアとなる。ちなみにこの企画を発案したのは壁のスタッフでなく、『ヒルナンデス!』を担当していた当時2年目のAD*118。
2020年を最後に放送されていない。
ごちそうの壁
用意されたお題に芸人たちが面白い回答を導き出し、有吉に〇判定を受ければクリア*119となるオーソドックスな大喜利コーナー。フリップに書いて答える形式の大喜利であり、『内村プロデュース』の系譜を引く企画。サンリオピューロランドなど回によっては「なりきりの壁」で披露したものまねの格好のまま開催したこともある*120。
レギュラー初回以降しばらく行われておらず、2020年末放送の3時間SPにて久々に開催されてからは主にSPのシメに開催。なお、企画の性質から旅館やホテルの宴会場で収録することがほとんどで、出演者は全員浴衣姿で登場している。
形式は様々で今をときめく第七世代チームと時代の波に取り残されている旧世代チームへ分かれての対抗戦や、補欠席と本席に分けられての入れ替え戦などがある。
スピーチの壁
「なりきりの壁」の発展企画その2。芸人たちが架空の映画俳優に扮して「カベデミー賞」の授賞式に臨む。主にSPにて放送される。
各部門ごとに5人の芸人がノミネートされ、1人ずつ有吉の無茶ぶり質問に答えていく。その中で一番面白かった(あるいは一番スベっていた)芸人がカベデミー賞の受賞者となり、オスカー像を持って受賞スピーチ(当然全てアドリブ)を行う。インタビューとスピーチを総合して有吉の〇×判定が行われ、×判定を受けた場合はオスカー像から電流が流れる。実際のところ受賞スピーチが罰ゲーム状態。
扮する俳優は各芸人の裁量に任されており、初回では5人中3人が渥美清に扮するという被りが発生し、最終的には3人仲良く電流を喰らった。
2022年には映画化されてしまった。
スターのおもしろ自宅公開選手権
「なりきり(ryの発展企画その3。
新型コロナの影響で「一般人の壁」を撮れないことから始まった。
各芸人の家がWeb会議アプリで繋がれ、自宅で芸人たちが有名人になりきる。
初回で原田龍二に扮した安村が「温泉ロケの練習」と称し家を水浸しにして笑いを獲ったため、第2回(2020年5月27日放送)では他の芸人*121が初回の安村に衝撃を受けてか、便乗して土・砂利・墨汁を撒き散らし始めたため「家を汚す選手権」になり果ててしまった。安村は味を占めてまた何回も水をかぶった。
宣言明け後の2020年下半期以降は放送されていないものの、チョコプラ持ち込みによる『監視カメラの壁を越えろ! お忍びプライベート選手権』では当企画のエッセンスが盛り込まれており、
芸人たちが事前に準備したネタを披露するだけでなく、別室で待機している芸人たちも随時投入されるなどさらにアドリブ能力が試されるようになり、マヂラブによるBLコントなど名場面を生み出した。
2022年2月23日放送の2時間スペシャルでは派生企画「中継の壁」が登場、中継先にいる芸人が面白いリポートをするという内容で、なぜかリポートが異常に上手いマヂラブや他芸人のネタ中へ映り込む徳光和夫に扮した安村など名場面を生み出した。
有名人に出会えるツアー
「なり(ryの発展企画その4。主にSPにて放送される。
チャーター船に乗り込み、沿岸や湖へ潜む有名人に扮した芸人たちを双眼鏡で見つけ出すというもの。
見届け人として有吉・栞里ちゃんの他、常連芸人2〜3組ほどが船に乗り込む。
通常のなりきりと異なり芸人の姿が小さいため、たまたまやってきた一般人と芸人を見間違えたりもしばしば。
ついには「見つけられたから合格」と、企画の趣旨を覆す判定になったことも。そして大抵の芸人は水落ちを目指す。
モノボケリサイクルショップ
2021年3月3日の2時間SPで放送された企画。以降SP版で主に放送される。
リサイクルショップ全面協力の元、店内の商品(約2万点)を使ってモノボケを行う。2グループに分かれるが優勝者はグループ関係なく純粋に〇の数で決まる。
優勝するとネタにおいて使った商品の中から1つだけ貰える。パンサー尾形はどうしても洗濯機が欲しかったために洗濯機を選ぶも全く使いこなせていないネタを連発し、その度にスベっていた。ちなみに、なぜか信楽焼の狸の置物を単体で選ぶ芸人が多かったため有吉は「いらないだろ!?」とツッコんでいた。
初回の優勝者は椿鬼奴、パンサー菅、さらば森田、安村の4人。初回にしてじゃんけんで優勝者を決める形となってしまった。
勝ち残ったのは安村で、披露したネタで直接腹部に触れさせたためかドラムペダルを持ち帰った。
バズりの壁
2021年3月3日の2時間SPから放送された、「流行語大賞の壁」のアーティストバージョン。
ネットをきっかけに爆発的ヒットを飛ばす歌手が後を絶たない昨今、芸人たちが流行りそうな歌手に扮してオリジナルの歌を歌唱し有吉から〇判定を受ければクリア。
初回でチョコプラ&パンサー菅・向井演じる『美炎 -BIEN-』の「鼻吹雪」がYouTubeで100万再生を突破するなど人気コーナーとなっており、2021年11月には冒頭で記した通りアーティストによる武道館ライブが開催された。2022年3月には『美炎 -BIEN-』がCDデビューを果たした。オリジナルと言いつつ大抵の曲は元ネタがあり、YouTubeに投稿された動画が元ネタに寄っているのはご愛敬。
結果発表
特番時代のみ、番組の最後にその回の「優勝者」が発表されていた。先述の通り、記念すべき特番第1回優勝者はオカリナ。
第6回の特番までは最も多く〇判定を受けた芸人も発表されたが、優勝者のみの発表に変わった。
優勝者の判定はコーナーでの〇×判定は全く関係なく、完全に有吉の独断と偏見で行われる。
基本的には最もウケた・身体を張った芸人へ贈られるがネタ的な理由で贈られる場合も多く*122、安村に至っては「芸能界引退するって聞いたからその餞に…」というヒドい理由で優勝になっている。
ちなみに、優勝者への特典は特になし。
上記の通り結果発表はレギュラー化後行われていなかったが、2020年12月9日の3時間SP放送終了後、番組公式ホームページにてこれまでの「一般人の壁」においての〇判定が集計されていることが告知され、また2020年12月30日放送の3時間SPにおいてその集計結果に基づき「年間優勝者」が発表された。
優勝となったパンサーはこれまで賞レースで結果を出した訳では無かったこともあり感慨深げだっただが、主に尾形が原因の「打率」を知って若干微妙そうでもあった。
2020年順位 | 名前 | 「一般人の壁」〇の数 | ネタ数 |
1位 | パンサー | 67 | 101 |
2位 | チョコレートプラネット | 64 | 74 |
3位 | シソンヌ | 63 | 78 |
4位 | 四千頭身 | 54 | 72 |
5位 | ハナコ | 53 | 67 |
2021年順位 | 名前 | 「一般人の壁」〇の数 | ネタ数 |
1位 | チョコレートプラネット | 126 | 170 |
2位 | パンサー | 125 | 196 |
3位 | シソンヌ | 101 | 136 |
4位 | トム・ブラウン | 85 | 126 |
5位 | とにかく明るい安村 | 78 | 134 |
2022年順位 | 名前 | 「一般人の壁」〇の数 |
1位 | チョコレートプラネット | 123 |
2位 | マヂカルラブリー | 104 |
3位 | シソンヌ | 98 |
4位 | パンサー | 89 |
5位 | パーパー | 75 |
19位 | タイムマシーン3号 | 41 |
2023年順位 | 名前 | 「一般人の壁」〇の数 |
1位 | パンサー | 146 |
2位 | シソンヌ | 128 |
3位 | ジャングルポケット | 125 |
4位 | チョコレートプラネット | 119 |
5位 | マヂカルラブリー | 113 |
8位 | とにかく明るい安村 | 75 |
用語
- 熱海
特番及びレギュラー初回の「一般人の壁」での舞台。全てはここから始まった。
バラエティの撮影に寛容な街として知られており、多くのテレビクルーがお世話に。当番組でも真っ昼間から砂浜で爆発したり、店員や観光客などとミニコントで共演させたりとやりたい放題。
当番組の方向性やその後の人気に繋がったゆかりの街として、壁の聖地として崇められている。
2021年7月7日放送分は熱海の星野リゾートで収録が行われたが、直前に起きた土石流災害の影響で熱海の名は伏せられて放送された。しかし番組終了後に栞里ちゃんのインスタでは『いままでもこれからも、ずっとずっと大好きな壁の聖地です!』と、応援及び感謝のコメントを送っている。
- 水場
当番組の名物。
水場での恒例ネタとしては尾形による「尾形フィッシュ」、タイマと三四郎の「鳥人間コンテスト」などが挙げられる。
温泉やプールなどの娯楽施設から大学の噴水や江戸の街の川、果ては凍った池やただの水溜まりに整備されていないプールなど、そこに水が有れば芸人たちは気温・水温や水の汚さなども関係なく何としてでも〇判定を掴み取ろうとする。その光景はまさにカオス。有吉からは「冷たいでしょ!?」「汚いよ!!」などとツッコまれることもしばしば。
2008年から開催されているコント日本一を決めるお笑い賞レース。略称・KOC。MCは浜田雅功(ダウンタウン)、審査員は松本人志(ダウンタウン)など*123。
漫才日本一を決めるM-1グランプリに次ぐ権威のある大会。東京03やバイきんぐなどを輩出してきたが「ひな壇で求められるトーク力とコントは別物」(『しくじり先生』2015年3月20日放送でのかもめんたる・シソンヌより)という事情もあって大ブレイクできる芸人はほんの一握りで、歴代王者のシソンヌ長谷川は度々「キングオブコントは意味がない」と後輩に向けて提言している。
そもそも当番組はコントなどの実力がありながら雛壇やトーク番組で活躍できなかった芸人たちの受け皿というべき存在なため、ある意味この番組の生みの親。ピン芸人日本一を決めるR-1グランプリは、審査員を務めていた野田クリが自虐ネタを披露した以外全く触れられないのは内緒。
有吉「続いての壁はこちら!」
栞里ちゃん「追記・修正の壁を越えろ! おもしろWiki篭りの人選手権ー!」
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▷ コメント欄
- ジャンポケとパンサーは基本良性の×でオチが分かるから好き -- 名無しさん (2020-05-06 19:11:41)
- チョコプラはこの番組で有名になったんだよね。でも本来の2人はコント職人だということを分かって欲しい。 -- 名無しさん (2020-05-30 21:27:11)
- 内Pで猫男爵やってた有吉が内Pみたいな番組やるって感慨深いな -- 名無しさん (2020-05-30 21:34:10)
- ジャンポケは業界の闇を演じすぎ -- 名無しさん (2020-06-19 18:17:27)
- TT兄弟のブームが終わって注目されなくなった?そんな時は…被れ! -- 名無しさん (2020-06-19 19:11:23)
- 安村昇剛さんつまらないけど面白いからすき -- 名無しさん (2020-06-20 18:42:22)
- 内村プロデュースで猫男爵なんかやってた有吉が内村プロデュースみたいな番組やるって感慨深いね -- 名無しさん (2020-06-27 14:07:12)
- 99人の有吉の壁 -- 名無しさん (2020-07-16 11:37:41)
- KOUGU維新すこすこのすこ -- 名無しさん (2020-08-16 18:22:02)
- KOUGU維新好きだけど、2.5次元あるあるが完璧すぎて見てるこっちが恥ずかしくなってしまう(良い意味で) -- 名無しさん (2020-08-31 17:55:54)
- 本来のパーパーはコンビ仲がかなり悪いらしい。壁での2人を見たら不仲には見えないけどなぁ。 -- 名無しさん (2020-09-21 14:27:34)
- 最近マジで一発ネタ量産してるのほんと草 -- 名無しさん (2020-10-25 10:49:53)
- ↑↑最近は不仲改善したらしいな だから靴舐めネタとかできたのかも -- 名無しさん (2020-11-13 09:21:15)
- YouTubeの来週予告でまさかのよゐこ参加で驚きしか無いです -- 名無しさん (2020-12-04 07:37:16)
- YouTube見ててCMでシソンヌの姿を見飽きる位に見る日が来るなんて……あらびき団時代から注目してた人間からすりゃ感謝しなかいよチョコプラとかもさぁ。 -- 名無しさん (2020-12-06 12:15:12)
- クリスマスイブにKOUGU維新ガチミュージカル配信決定は草 -- 名無しさん (2020-12-10 21:23:40)
- 大喜利でのもう中学生とインポッシブルえいじの活躍が素晴らしかった -- 名無しさん (2020-12-12 20:48:25)
- KOUGU維新にインパクト(もぐら)は登場するのか。 -- 名無しさん (2020-12-12 23:07:44)
- こうへいくんとゴンちゃんのモーニングルーティーンのコメ欄で「こうへいくんが小さなお友達を見つけた後に、必ず「バイバーイ!」って言うのは、その声のでかさで殺してしまった小さなお友達の魂を弔うために言ってる」って見たのはマジで笑った -- 名無しさん (2020-12-12 23:51:25)
- 「空気階段の踊り場」でかたまりのスピード離婚に驚いた(ちなみにもぐらは奥さんが二人目妊娠中)壁メンバーで初のバツイチじゃん!! -- 名無しさん (2020-12-21 16:54:20)
- ワタリに続きハナコもコロナに…。本当に対策しないとマズいのでは -- 名無しさん (2020-12-23 22:31:03)
- パンサー壁芸人GP優勝おめでとう。 -- 名無しさん (2021-01-02 09:15:22)
- 〇判定ちゃんと集計してたのに驚いた -- 名無しさん (2021-01-23 00:42:15)
- ポイントが特に意味をなさないと思いきやちゃんと集計してる点も内Pっぽい -- 名無しさん (2021-01-23 10:20:46)
- ガキ使に壁から唯一出張できたストレッチャーズ凄いな、テロップで特に説明とか無かったけど -- 名無しさん (2021-01-23 11:47:46)
- チョコプラまたヒットキャラが生まれる予感。しかも仲良しのパンサーの菅と向井も加わって。 -- 名無しさん (2021-02-25 08:15:25)
- 空気階段と四千頭身の -- 名無しさん (2021-03-03 21:58:30)
- ↑ミス 今日の空気階段と四千頭身のジャニーズネタはジャニオタからも誰が誰?って言われてて笑う -- 名無しさん (2021-03-03 22:00:41)
- ジャムおじさん「もし食べ物がなかったら、君(カレーパンマン)が食べ物になるところだったからね」令和にもう中で爆笑すると思わなかった -- 名無しさん (2021-06-17 00:14:17)
- 納言幸のおっぱいクラスタのやついるだろ -- くれなーい (2021-08-28 16:28:46)
- 空気階段キングオブコント優勝おめでとう!!サイコゥサイコゥサイコゥ!! -- 名無しさん (2021-10-02 22:00:34)
- 錦鯉優勝おめでとう!!壁の常連が今年の内に2度も大きな賞レースで優勝するなんて! -- 名無しさん (2021-12-19 23:14:31)
- 所要時間74分で笑った -- 名無しさん (2022-06-14 20:02:39)
- 梅干しのような顔をしたスパイダーマンって…キャンドルみたいとアイアンフィストにいわれた誰かさんかな -- 名無しさん (2022-06-29 19:48:52)
- タイムマシーン3号が今年の優勝だけども勝因がサメの悪魔なのホント笑うwww -- 名無しさん (2022-12-25 11:48:51)
- ウエランのところにM1王者って追加追記したい -- 名無しさん (2023-01-03 22:04:08)
- 「エンディングの安村さん」の斉藤とみちおのやり取りも恒例。 -- 名無しさん (2023-01-14 08:06:50)
- 「常連が幅を利かせている」の切れ味よ。彼らにとって代わるくらいのニューフェイスが現れるだろうか -- 名無しさん (2023-01-14 08:21:14)
- 有吉が壁らしいけどお笑い業界的にどのランクの壁なの? -- 名無しさん (2023-01-19 13:12:09)
- なんと次回トム・ブラウン欠席 -- 名無しさん (2023-01-22 19:38:07)
- まさか「Mr.壁」が再ブレイクする日がくるとは。 -- 名無しさん (2023-04-30 12:37:56)
- 他の有吉シリーズもだけどタイトル見る度「なんでそんなに有吉を中心にしてるんだ」と疑問しかないけどネタはほんと面白い いつか見た、カツアゲされてひたすらトランプを無言で出し続けその度ツッコまれるトランプマンは笑いが止まらなかった -- 名無しさん (2023-12-06 00:20:52)
- 誰かバズりの壁の項目を立てて、主要なネタの解説を記述してくれないかな? -- 名無し (2023-12-11 12:54:17)
- ウォール・アリヨシ -- 名無しさん (2023-12-16 21:03:24)
- レギュラー放送時の後半のコーナーではミルクボーイや錦鯉がいつもとは違ったネタを披露するのが印象的。特に錦鯉の2人がピエロの格好で変な歌を歌うやつは爆笑したわ -- 名無しさん (2024-04-19 17:39:33)
- スピーチの壁の初回で5人中3人が被った件だけど、扮していたのは万引き家族をパロディにした安藤サクラじゃなかった?(レギュラー化以前にもやっていたらごめんなさい…) -- 名無しさん (2024-04-29 16:47:54)
#comment
*2 いたとしても出演時にテロップで右上にチラッと出る程度か、EDでまとめてやるぐらい。
*3 こちらは若手漫才師など、本番組にあまり登場しないような関西系の芸人がゲスト出演することが多い。
*4 現実的な背景にはテレビの視聴率調査を行うビデオリサーチ社が視聴率調査のリニューアルを行い、各局とも13~49歳層をメインにした番組改編がなされるようになったこと、新型コロナウイルスの流行で雛壇芸人を集めるタイプのトークバラエティの制作が難しくなったなどの理由がある。
*5 その日と同じニトリを舞台にした「一般人の壁」内でもぺこぱ、トム・ブラウン、きつねの3組からTHE BOOM「風になりたい」を商品を用いて演奏する形で二度祝われるも、2回連続で×判定を下した。
*6 当番組の後に放送される『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』でもアシスタントMCを務めている。
*7 栞里ちゃん曰く「せっかくだから」と靴を脱ぎだしたので尾形は多少困惑している様子だった。
*8 2023年3月29日放送の2時間SPでは久しぶりにドクターフィッシュと化した尾形が栞里ちゃんに治療する流れとなったが、ゴールデンということもあってか未遂に終わった。
*9 主にチョコプラ長田。
*10 レギュラー初回の「一般人の壁」では森三中黒沢が彼女のまねを披露した。
*11 24時間テレビ内の3時間スペシャルでのコーナーとしてTwitterによる投票を用いてMr.壁を決める投票企画が開催され、1位はシソンヌだったがドラマの撮影があったため生放送には来られず、2位の安村が繰り上げで名実ともに「Mr.壁」の称号が与えられた。
*12 副音声にてずん飯尾の証言による。
*13 同郷の北海道出身で1年先輩でもある。
*14 レギュラー化して当初はいよいよ剃れる毛が無くなってきたため、終始丸坊主状態で出演していた。現在、髪及び体毛を剃るボケは滅多に見られなくなっている。
*15 なお、このシリーズは安村と担当スタッフである新人ADとのやり取りも見どころの1つとなっている。その後は2020年12月9日放送の3時間SPや2021年3月3日放送の2時間SPでの「一般人の壁」にも登場し、どちらも×を食らった。
*16 一時期は高確率でシソンヌ長谷川が指名されていた。
*17 2021年1月27日放送では、結構しっかり隠れすぎたため撮影スタッフから気付かれず踏まれてしまうハプニングが発生した。2021年2月17日放送ではバレンタインにちなんで全身チョコまみれの「チョコ刑事」、2021年6月23日放送ではマットレスに扮した「マットレス刑事」なる派生キャラが登場した。
*18 そのためロケ地に水場がある場合、他の共演者が尾形を配慮して意図的に避けるようになったという。
*19 しかし尾形が池の鯉に扮して鯉の餌を大量に食べるミニコントをやった後に、しばらくして尾形と共に鯉の餌を食べさせられた時は「初めて尾形さんを尊敬しました。食えたもんじゃない」と副音声でコメントしている。
*20 なお木曜は本番組の収録と被るため、隔週での担当となる。
*21 菅は勿論だが、尾形もスベるのがほとんどであるものの勢いと大声で強引に笑いを起こすことが多い。
*22 2023年1月18日放送にてゲスト出演、ジャンポケは勿論だがチョコプラともコラボネタを披露していた。
*23 なお、ストレッチャーズについてはこの番組には触れられず、簡単な説明しかされなかった。
*24 プロトタイプとなったキャラは『お祭りゾンビ』だった。
*25 三四郎は米津玄師(小宮)とチェンソーの悪魔(相田)、パーパーはパワー(あいなぷぅ)と早川アキ(ほしの)、タイマはビーム(山本)と未来の悪魔(関)を担当した。
*26 三四郎不在の場合はティモンディ前田やさらば東ブクロなど相田と同じ、所謂『じゃない方芸人』が前へ出たりする。三四郎がいる場合でもかもめんたる槙尾が先に飛び出してくる場合がある。また、11月10日放送分のOPでは初登場のまぐろ(モシモシ)に先を越されてしまっていた。
*27 SEKAI NO OWARI、L'Arc〜en〜Ciel、星野源&新垣結衣、oasis、Mr.Children、TM NETWORK、Official髭男dism、ONE OK ROCK、草野マサムネなど。
*28 ボーカルの川谷絵音が彼らの画像を添付し「対バンしたい」とツイートしている。
*29 萌音については後日、本人とニッポン放送で会った際に「似てますよね」と公認を貰ったという。
*30 前述の『鬼ギャルゾンビ』はこの企画で1位に輝き復活した。
*31 必然的に有吉と栞里ちゃんもうん〇として扱われオレンジのコートを着ていた有吉は「濃い」、細身で薄緑のコートを着ていた栞里ちゃんは「体調が悪い」とイジられ小腸に戻ることを命じられた。
*32 なお、普段からこの2組のユニットライブを『チョコンヌ』の名称でしばしば開催している。また、キングオブコント2021へは『チョコンヌ』として準決勝まで進出した。
*33 2021年6月23日放送ではついに有吉から「4人でやるの禁止にするよ!」と警告され、4人とも猛抗議した。
*34 のちに「ひとつウエノ男」でお馴染み、上野クリニックのCM出演が決まる。
*35 チョコプラやパンサー、ジャンポケとはかつてTBSにて放送されていたコント番組『パワー☆プリン』で共演していた。
*36 有吉やシソンヌ長谷川らから「やめろ!」「このタイミングでいなくなった方が綺麗じゃない?」と野次られた。
*37 2020年の年末スペシャルのHulu未公開でMr.パーカーJr.とDr.タートルネックが約3か月ぶりに登場し、シーズン終了を宣言した。
*38 なお、フワちゃん本人はご勘弁とは一度も言っていない。
*39 長谷川がハンター、じろうが逃走者を撮るカメラマン。
*40 オチでは大仁田に扮したじろうが栞里ちゃんに3カウントを要求したが、栞里ちゃんは「5、4、3…」と普通にカウントダウンしてしまい有吉からツッコまれた。
*41 レギュラー放送開始直前にご本人の志村けんが逝去、緊急事態宣言によってロケが一旦中断するなどじろうの志村けんネタは半ば封印されていた状態だったため、今回の復活には笑いと共に感動した声もTwitter上で上がっていた。
*42 長谷川扮する敷島大佐のキャラがキヨコ以上に濃く、次の回では早くも派生キャラの『カーネルズ』が誕生。
*43 ハナコが2代目MCとなって以降も不定期で出演している。
*44 偶然か2022年11月30日放送では、空気階段がほぼ同じコンセプトのネタで〇を貰った。
*45 秋山の結婚について菊田はこの番組の収録中に打ち明けられたと、かつての冠番組『ハナコのBuzzリサーチ』で振り返っている。
*46 ご本人として宮田俊哉(本人)と二階堂高嗣(本人)、宮下草薙がそれぞれ横尾渉・千賀健永のまねで登場。
*47 『アメトーーク!』では後藤と草薙はライバル関係として扱われている。
*48 1995年の解散から26年ぶりの再共演。
*49 ファイヤーサンダーのこてつ。なお、ファイヤーサンダーも当番組に一度出演したことがある。
*50 所属芸人の登場回数は数えられるほど少なく、2020年8月19日放送回にヒコロヒーが出演するまで約5年もの間、松竹所属の芸人は登場していなかった。その後、2020年12月9日放送の3時間SPにはよゐこが出演した他、2021年2月17日及び9月15日放送回では森田とヒコロヒーでコラボネタを披露している。
*51 2020年7月1日放送のSPでは、同じくかつて松竹の所属だったきつねと共にハリー・ポッターの組み分け帽子の設定で、この件を踏まえてTKO木下のパワハラ問題もイジったショートネタを披露している。
*52 「結婚式場のイメージキャラに栞里ちゃんを差し置いて矢口真里を選ぶ」「蝋人形館への展示を拒否する」「週刊誌に有吉と栞里ちゃんの熱愛をでっち上げる」など。
*53 吉田沙保里、アナと雪の女王、キングコング、武井壮など。
*54 布川はヤンクミ役の仲間由紀恵を、みちおはクマ役の脇知弘のまねで登場。
*55 「みんなは歌上手いって言ってるけど、俺だけは絶対にお前の歌は認めない」と本編未公開シーンにおいて有吉から言われたと2020年11月30日の『有吉ゼミ』にて明かしている。また、「ご本人登場選手権」で「ご本人」としてほしのがあいみょんに扮して登場した際も同様のコメントと共に×を出している。
*56 不仲改善の模様はLINE NEWS VISIONでドキュメンタリー『二人合わせてパーパーです』にもなった。ただし2020年11月28日の『ゴッドタン』でのほしのによれば婚活中のあいなぷぅから「結婚が決まれば芸人は辞めるつもり」と言われているとのこと。
*57 ほしのは2021年4月10日配信の『FRIDAY DIGITAL』でのインタビューにて「不仲だから会話もできなくて、身体を張るしかなかった」と語っている。
*58 特番時代の「一般人の壁」ではほしのがブリーフ一枚で亀甲縛りにされた挙句、あいなぷぅにスケッチブックや小型の銅鑼で叩かれるという深夜だからこそできるネタを披露したことも。…が、レギュラー化後のオーディオコメンタリー付き再放送でもカットされずゴールデンタイムのお茶の間にこのネタが流れていた。
*59 放送回によっては、普通のカップルや幼い兄妹に扮したネタを披露している。
*60 普段のネタは「あいなぷぅ演じる彼女にほしの演じる彼氏が振り回される」というフォーマットのカップルコントが多い。
*61 以前に比べ目がパッチリ二重になっていることを小宮が「気合い入れてアイプチで」とイジったところ「整形で…」と返した。
*62 パンサーが辛うじて〇を貰ったネタに対し「良くはなかったです」、向井と菅によるネタに対し「言いづらいですけど…お2人めちゃめちゃ良い(=尾形は要らない)」など。
*63 有吉が指輪を見つけ出した芸人には30ポイントを贈呈する旨を発言したため。
*64 ただし前者はVTRで、後者はナレーションで出演している。
*65 大津は後に「これが俺にとって芸能界のピーク」と述懐している。
*66 この時、栞里ちゃんは思わず「良かった〜♡」と言ってしまい有吉から「良かったじゃないよ」とツッコまれた。
*67 ボーカル・ギターが加賀、ベース・コーラスが賀屋。ドラムはバンドマン経験もある岩崎一則(Hi-Hi)。
*68 当番組にも出演経験がある。
*69 シソンヌ(ローザと教官)、かもめんたる(6時のオヤツ)、ハナコ(女スパイ三人衆)、どぶろっく(エポミ&ダミコ)、空気階段(女王様とその手下)。
*70 鈴木崇裕。事務所の先輩・タカ(タカアンドトシ)の本名(鈴木崇大)と読みが同じの一字違い。
*71 当番組出演経験者は後述するすゑひろがりず及びジェラードン、GAG、囲碁将棋。また以前はボーイフレンド(現在は解散)も所属していた。
*72 当時の村上は他のネタ番組にて足を負傷していたため、忍者が殿に向かって仕えるような土下座をしていた。
*73 事務所の先輩であるクズ芸人でおなじみの岡野陽一と組んだユニット「最高の人間」として。
*74 「バズりの壁」では高木と共演を果たしている。
*75 これは紛れもなくもう中本人が考案したネタであり、放送後の一部出場芸人のTwitterにはネタが燃える様に呆然とするもう中を捉えた写真がアップされた。チョコプラ長田からは「断捨離」「断房流」とイジられた。
*76 被害者は主にジャンポケ、パンサー向井、ジェラードンかみちぃなど。
*77 長谷川はタカアンドトシらと同期、渡辺は平成ノブシコブシなどと同期。元々はお互い別の芸人とコンビを組んでいた。
*78 あいなぷぅは自身のTwitterにて、彼が両親と同い年だと明かしている。
*79 公式HPの出演者紹介欄のみ若手芸人とは別枠で掲載されている。
*80 宮田は他に「それまで自分に集まっていたファンを小宮に持っていかれる」「ご本人登場選手権にてものまねで登場した宮下草薙より弱いと言われる」などおおよそジャニーズとは思えない扱いを受けた。
*81 抽選の結果、かが屋加賀とコンビを組んでいた。
*82 前述のアンガ田中&ぐりんぴーすやお侍ちゃん、ニューヨークなど半裸になる芸人が続出したため。
*83 後に本人公認を貰い、2020年12月9日放送の3時間SPで共演を果たした。
*84 ただし『アメトーーク!』など他の番組で当番組に出たいとしきりに言っていたのが原因で、裏での出番がジャニーズのタレントに回されたりして少なくなったという悲しい理由があった。
*85 同じくメンバーで出演経験があるのはロバート秋山(特番時代に一度のみ)、ドランクドラゴン、北陽。
*86 板倉出演以前の回にて、お助けガチャとして一度出演している。
*87 実際、『マツコ&有吉 かりそめ天国』でもロケを頻繁に任されている。
*88 オカリナはマヂラブ野田・空気階段もぐらとのトリオ、ゆいPは三四郎相田とのコンビだった。
*89 余談だがマヂラブ野田はインターネット上で綴っていた日記をまとめた自伝にて、暴言を吐かれた共演者が投稿していた動画の視聴者だったと語っている。
*90 他には厚切りジェイソン、ピスタチオ、お侍ちゃんの名前が挙げられた。
*91 実際は冷たいお茶なのだが、安村は澤部から指摘されるまで熱いお茶だと勘違いして熱い時のリアクションをしたため「どういう種類のハプニング?」と困惑気味だった。
*92 2020年5月27日放送の「一般人の壁」オーディオコメンタリーにて、有吉から触れられている。
*93 2021年3月3日の「流行語大賞の壁」ではこのキャラを逆輸入した『世紀末兄弟』を披露した。
*94 ただし、芸歴としてはハライチ・チョコプラ・シソンヌ・パンサー向井などと同期にあたる。
*95 同じく「若手予選会」で勝ち上がった脳みそ夫とコラボネタを披露することが多かった。
*96 栞里ちゃんが予備の判定棒を手渡し、事なきを得た。
*97 ネタ終了後、ブリッジのリズムがタイマの『鬼ギャルゾンビ』と同じであることが判明し「おじさんはリズムが似てくる」と評された。
*98 他はジャンポケ、シソンヌ、チョコプラ、ハナコら番組レギュラーの面々。
*99 業績赤字や社長辞任など騒動の真っ只中だったため、先行公開されたOP完全版では栞里ちゃんから感謝のコメントがあった。
*100 松陰寺曰くカンニング竹山をイジるのは事務所からNGにされた。それを知った有吉は「大御所以外みんな嫌ってるって言えばいい」と、『ロンハー』での共演歴もある有吉にしかできないようなツッコミをしていた。
*101 こがけんは自身のTwitterにて、このネタは賀屋の発案であることを明かしている。
*102 映画好きのこがけん考案であり、小田はシャイニングをよく知らなかった。
*103 あまりの強烈なビジュアルに有吉と栞里ちゃんはしばらく言葉が出ないほど爆笑していた。
*104 思わず栞里ちゃんも「やだ〜♡」と叫ぶほどだった。
*105 尾形が受賞。その時の小田は本気で安心しきっているような表情だった。
*106 後の2021年9月28日放送『ものまねグランプリ』で逆にイジリー岡田本人が小田のまねを披露した。
*107 『相席食堂』のM-1スペシャルにて角刈りにして以降はヅラを着用している。
*108 伝説の最終回にも出演していたが、番組冒頭のタモリと吉永小百合による歴史的対話の際に河本がちゃっかり映ってしまい「タモリ×吉永小百合×河本」という謎の3ショットが実現した。また当時は無名に等しかったため、ネット上では「スタッフが映り込んでる」などの声があったという。
*109 2022年11月2日放送にて先輩の壁として出演。
*110 トランプマンやルビー・モレノ、ダニエル・カールなど『クイズ☆タレント名鑑』に登場するような懐かし有名人が出演する確率が高いが、天龍源一郎に丸山桂里奈・本並健治夫妻や梅沢富美男といった第一線で活躍中の有名人が出演するパターンもある。
*111 大抵は1回限りとなるが現時点で安達有里(安達祐実の実母)、ふなっしー、アンミカ、鈴木福、丸山桂里奈、梅沢富美男、若元春関は2回も出演している(前者3人はご本人登場選手権も含めてのこと、丸山は特番時代に一度個人で出演した)。
*112 変わったケースでは日テレにてたまたま通りかかった水ト麻美アナが参加したものの有吉から×判定を受けている。24時間テレビ内のスペシャルでは一夜限りのお助けガチャとして久々に出演していた。
*113 2021年8月時点で、当企画が夕方以降に収録されたのは特番時代も含めて2021年3月17日放送回と2021年8月21日(22日深夜)の『24時間テレビ』での深夜企画のみ。
*114 女芸人のおかずクラブのみコーナーアシスタントに回り、オカリナはアイクぬわらのブツを見て「立派なオチンチンでしたね」とコメントする肝っ玉ぶりを発揮していた。
*115 aikoのまねで愛甲猛(元野球選手)、永井真理子のまねで永井美奈子、LUNA SEAのまねでLUNA(Mr.マリックの実娘、ヒップホップ・R&B歌手)とふなっしー、DISH//のまねで「猫」に因んで猫ひろし、日向坂46のまねで「キュン」に因んでずんのやすなど。変則的な例としては嵐「Monster」のまねでモンスターボックス優勝者の池谷直樹、米米CLUBのまねで「米=Rice」ということでライス、ももいろクローバーZのまねで「ももいろ=ピンク」繋がりから清水よし子(ピンクの電話、2024年4月24日の「男女ユニットの壁」にて久々に出演)、YOASOBIのまねで「元祖夜遊び」のマイケル富岡といったパターンがある。
*116 2020年12月9日放送の3時間SPにおいてもう中が『北斗の拳』のトキに扮した際は当初誰が演じているのか分からず、栞里ちゃんが声を聞いてようやく気付くという模様が放送された。
*117 なお、このコメントと同時に「(ダンスが不可欠なNiziUのまねにも拘らず)収録前日に声をかけられた」と同じく共演した納言安部に暴露されている。
*118 『歌舞伎キャッチャー』において安村とやり取りを交わしているADと同一人物である。
*119 「ごちそうの壁」の場合は食べたい料理(ジャンルは回によって異なる)を宣言した上で回答、〇判定を受けると食べられるルール。ただし、途中で栞里ちゃんが「ここからは通常の大喜利となるので、食べたい方は注文してください」と宣言した後はほとんど大喜利と〇×判定のみとなる。
*120 シソンヌじろうはこの企画がきっかけで大喜利でも時たま志村けんのまま回答するようになった。
*121 辻仁成と星野源に扮したトムブラ、長渕剛に扮したさらば森田。
*122 例えば正月特番として放送した際、番組終盤の企画にのみ出演した小野まじめ(クールポコ。)が「格好がめでたいから」という理由で優勝したこともあった。
*123 2015〜2020年では松本の他にバナナマン、さまぁ〜ずが務めていた。2021年は松本以外の審査員がKOC歴代王者へと一新された。
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