M-1グランプリ

ページ名:M-1グランプリ

登録日:2021/12/21 Tue 21:17:52
更新日:2024/06/17 Mon 11:54:15NEW!
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m-1グランプリ テレビ番組 テレビ朝日 abcテレビ お笑い 漫才 吉本興業 1000万円 愛すべきバカ達 何故かなかなか立たなかった項目 所要時間30分以上の項目 島田紳助 今田耕司 上戸彩 陣内智則 松本人志 富澤たけし 塙宣之 立川志らく 山田邦子 中川家 ますだおかだ フットボールアワー アンタッチャブル ブラックマヨネーズ チュートリアル サンドウィッチマン パンクブーブー 笑い飯 銀シャリ 霜降り明星 ミルクボーイ マヂカルラブリー 錦鯉 鳥人 つり革 お笑い賞レース 年末の風物詩 スターへの登竜門 オール巨人 上沼恵美子 中川家・礼二 博多大吉 non style トレンディエンジェル とろサーモン ウエストランド 令和ロマン 七代目ひょうきんもの コーンフレーク ライフイズビューティフル サンパチマイク 滑り大魔神



ただ、証明したい。


俺たちが——


一番——


おもしろい……!



♪Yes we can can can can can can can!
ooh…ooh…


M-1グランプリ』とは、吉本興業・ABCテレビ主催のお笑いコンテストである。


●目次


【概要】

日本で一番面白い漫才師を決める」というコンセプトの大会で、島田紳助と当時吉本社員であった谷良一を発起人として企画された。
紳助自身は「島田紳助・松本竜介(紳竜)」というコンビで人気を博していたが、ダウンタウンなどの吉本総合芸能学院(NSC)出身の若手(いわゆる「お笑い第3世代」)の台頭に己の限界を感じたことからわずか9年で解散。
不完全燃焼感が残っていたことから「漫才への感謝・恩返し」と「漫才師が辞めるきっかけを作る」ことが大会の原動力になったという。
この理由から、「結成から10年以内*1」である若手漫才師のみ参加可能という出場規定が設定された。
この10年という期間も、漫才を9年続けて辞めた紳助の「10年やって3回戦にも上がれない奴は才能がない。向いてない奴が延々と漫才やり続けるのが一番不幸」という考えに基づいている。


それまでの漫才コンテストは関西ローカルがほとんどであったが、
優勝賞金1000万円」「決勝戦は全国ネットのゴールデン枠で生放送」「全国からプロ・アマ関係なく参加者を募る」「他事務所の芸人の参加も認める
など、当時としては前例の無い大規模な大会であり、優勝には届かなくとも本大会をきっかけにブレイクしたコンビも多い。


名称は『F-1』『K-1』がモチーフになっており、特に演出面でも『K-1』に似た派手な煽りVTR・英語のナレーションが使われていることも大きな特徴。
本番開始後もファイナリストの漫才の前にCM含めて一時間ほどある長尺の煽りVが挿入されるなど演出面にはかなり力が入っている。長すぎると批判の声もある一方で、その完成度の高い煽りV含めて『M-1』の魅力という声も多い。
セットについても当初は地下格闘技をイメージした暗めのものだったが、2005年以降は「ラスベガスのショーで漫才を披露する」というイメージから派手で明るいものとなった。


冒頭の歌詞は決勝登壇時の出囃子として使われているFatboy Slimの「Because we can*2」の冒頭部分で、現在では『M-1』だけでなく漫才を象徴する音楽として高い知名度を誇る。YouTubeの洋楽でコメントが日本語だらけになっている楽曲の一つ。また、せり上がりの際に流れる音楽は『トイ・ストーリー2』の「Zurg's Planet(ザーグの惑星)*3」である。
そのほかにも『スター・ウォーズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』などの有名な洋画のサントラもBGMとして使われている。
ただしDVDやTVer以外での配信では著作権の関係から、いずれも違うBGMに差し替えられている。


決勝は毎年12月の第3週前後にABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットで放送される。
会場は2005年以降テレビ朝日のスタジオを使用。但し制作自体はABCテレビ単独で、テレビ朝日はスタジオを貸しているだけ。
毎年高視聴率を記録しており、同時間帯で放送される『NHK大河ドラマ』『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』といった人気番組の視聴率を抜く事は当たり前*4
2020年には当時社会現象になっていたアニメ『鬼滅の刃』、2022年には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』最終回とバッティングし大きな話題を呼んだが、見事時間帯1位を死守した。


番組のスポンサーには一般スポンサーと優勝賞品を提供する「プレミアムスポンサー」に分かれ、後者は本編限定のオリジナルCMを製作して放送することが多く、とりわけ日清「どん兵衛」は毎年本気の悪ふざけCMを流しており、これを楽しみにしている人も多い。
また、一社スポンサーが降板すると翌年以降新たに同業他社が参入することもあり*5、本番組のスポンサー効果の高さをうかがい知ることができる。


【歴史】

今では信じられないかもしれないが漫才は1980年代初頭の爆発的なブーム後、長期低迷状態が続いており、特に関西ではダウンタウンの後継者と目され各種賞を総なめにしていたベイブルースが河本の急逝→解散後、次世代の漫才師がほとんど育っていない状況だった。
この背景には当時の関西芸人(千原兄弟、ナインティナイン、バッファロー吾郎)等は、ベイブルースの実力の高さから漫才で勝負することをあきらめ、コントをメインに選んだのも大きな理由である。
また、テレビの世界でも『電波少年シリーズ』『めちゃイケ』に代表されるロケーションタイプのバラエティが主流、ネタ見せ番組としては『爆笑オンエアバトル』や『ボキャブラ天国』が存在していたものの*6、いずれも関東芸人がメインを張っていた。


そのため、この時代は若手の関西芸人、特に漫才師の活躍する場所が無い「お笑い冬の時代」とも呼ばれており、この状況を打破するため2001年に吉本興業が「漫才プロジェクト」を立ち上げ、その責任者に谷良一が選ばれた。


当初は関西で興行や特番を実施していたが、ある時谷が読売テレビを訪れた際、たまたま楽屋に来ていた紳助にプロジェクトの話をしたところ、紳助から全国区でのコンテストの提案がなされたのが始まりとなる。


従来にない大会ということで前述の条件が決まり、筆頭スポンサーとして大阪が発祥で、当時吉本の経営に興味を持っていたオートバックスが就くことが決定した。
放送局についてはキー局各社に持ち掛けたものの軒並み断られていまい、結局大阪のABCテレビに決定。これは在阪局の方が漫才のカメラワークなど撮影技術に長けていたことや、ABCのキー局であるテレビ朝日に企画が持ち込まれた際「漫才の大会なのに在阪局がこのまま黙っていていいのだろうか?」とABC側が動いたことが理由*7


本大会をきっかけに、

など、各局で全国規模のお笑いコンテストが創設されるようになり、お笑い賞レースという言葉も生まれるようになった。
そしてここに書き表せないほど多くの〇-1グランプリが生まれては消えていった


尤も、これらの大会が創設された現在でも大会の知名度および影響力は絶大なものとなっており、後述する漫才論争の際はABCテレビ側が「(論争が沸き起こるのは)『M-1』が国民的行事になった証拠」とも述べている。
実際、お笑いの賞レースで出場者のみならず審査員や司会者の一挙手一投足、果てはネタで取り上げられた著名人や企業・団体が話題になるのはこの大会ぐらいだろう。


2010年に「大会を通じて、漫才が隅々まで広まった。10年の節目をもって発展的解消することが、次につながる」という理由でいったん終了。
後継兼つなぎ大会として『THE MANZAI』(フジテレビ)が開催されたのち、2015年から規定を「結成15年以内」に改め、再度復活を果たしている。


余談だが、復活後の『M-1』では、

  • 昨年2位のコンビが出場すると、必ず何かしらの形で決勝に進出する
  • 昨年3位のコンビは必ずストレートでの決勝進出を逃す
  • 準決勝で大トリの一つ前にネタを披露したコンビが決勝に進出する(2018年以外)
  • 後述の「笑神籤」導入後、敗者復活組の出番が4組目以内になり(2018年以外)、必ずファーストラウンドで敗退する

という不思議なジンクスが起こっている。



【優勝の報酬について】

上記の通り「優勝賞金1000万円」と「優勝トロフィー」、「大会ごとの数々の副賞」こそが形式的な優勝の報酬とも言えるが、正直に言ってしまえばその莫大な優勝賞金すらおまけに等しいとすら言える。
『M-1』優勝者という圧倒的な知名度と栄誉こそが真の『M-1』の報酬と言え、その力は日本全国規模の凄まじい影響力を及ぼす。
例えば今まで無名に等しく、仕事スケジュールが空白だらけで副業にアルバイトをやらないと芸人として食っていく事も出来なかったといった芸人が優勝して一夜を明けたら全国ネットで放送される年末年始の大型特番を筆頭に、数カ月間スケジュールに一切の空きが無くなったという逸話が代表的なものであり、
更には

  • 誰もが知る一流企業のCMキャラクターに抜擢される
  • 全国誌の表紙を飾り単独インタビューが組まれる
  • 営業や劇場でのギャラや待遇が跳ね上がる
  • 今後全国ネットのゴールデン番組にレギュラー出演する機会が与えられる

…等と、今まで無名だった芸人が一躍一流芸能人の仲間入りをするようになり、正に『M-1』に出場するか否かで人生が変わると言った芸人も多数存在するのだ。


ブレイクしてもギャラの上がり具合が渋い事でよくネタにされる吉本興業において一番ギャラが上がる項目とされているのが「『M-1グランプリ』での優勝」とされている辺り、所属事務所からもどれだけ重要視されているかもよく分かるだろう。


余談ではあるが、仕事量が激変するのは担当マネージャーにとっても同じであり、担当したコンビが優勝した瞬間、仕事依頼の電話やメールが殺到してパンク状態になり、優勝直後は徹夜でスケジュール調整する嬉しい悲鳴を上げる事態になるのも珍しくないという。*9



【大会について】

大会は毎年夏からエントリーが開始され1回戦は全国各地の8地区で開催される。毎年エントリー数が増え続けており、2023年では8540組が参加した*10
出場者にはプロ・アマのお笑い芸人のみならず、アイドルや漫画家、声優、政治家、果ては猿回しとコンビを組んだバーチャルYouTuberまでありとあらゆる話題作りありきの即興泡沫ユニットがエントリーするのが特徴。
そういったユニットは大抵すぐ落とされるものの、2006年ではアマチュア女性コンビの変ホ長調が決勝に進出しているほか、復活以降では準々決勝や準決勝に進出するアマチュアコンビもよく出ており、『M-1』をきっかけにプロに転向したコンビもいる。2019年に準決勝に進出し、ブレイクの兆しを作ったラランドが顕著な例だろう。
2016年からはベストアマチュア賞という制度が実装されている。


前年度王者は基本的に翌年の大会に観覧ゲストとして出演するが、大会への再出場を制限するルールはなく、優勝してもラストイヤーまで出場が可能。
これまでも再優勝を目指して決勝に再出場したコンビが3組(フットボールアワー・NON STYLE・パンクブーブー)おり、いずれも最終決戦まで出場しているが、審査員からの票を得た例はなく、これまで2回以上優勝したコンビは一組もいない(再出場での最高順位はフットボールアワーの2位*11)。


なお吉本興業が主催であるが、決して吉本所属芸人を贔屓しているなんてことはない。しかし必然的に母数が多い吉本所属の出場者が多く、かつ専用の劇場を多く抱えていることもありレベルも高いので決勝戦進出者は吉本勢が多数となることが多い。


【王者への長い道のり】

予選

以下は特筆のない限り最新回のもの。
なお、1回戦から準決勝まですべての予選で、ネタの持ち時間を15秒ほど経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに15秒が経過すると爆発音と共に赤照明が点灯し強制終了となる。



  • 1回戦

8月1日から10月上旬にかけて、北海道・仙台・埼玉・千葉・東京・静岡*12・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄の11都道府県で行われる*13
ネタ時間は2分。2023年からはサイレンが鳴るタイミングが10秒、爆発音が15秒早められている。


エントリーフィーは1組で2000円。1回戦に限り、前半で敗退しても後半で再エントリー可能。
なお、前年度で準々決勝に進出した組*14にはシード権が与えられ、1回戦を免除される。
また、歴代の王者は出場資格の許す限り免除される。


公式YouTubeチャンネルでは日ごとの上位3組の芸人のネタ及びナイスアマチュア賞としてアマチュアから1組のネタの動画がアップされる。何気にその年のファイナリストが既にここから出ていたりすることもあるので、ここからファイナリストを考察するのも面白いかもしれない。


  • 2回戦

ネタ時間は3分。ここから負けたら終わりのサバイバルが開始する。
会場は東京の「雷5656会館ときわホール」と、大阪のホール2カ所。
2008年からネタ順等の理由で敗退したコンビから協議で数組復活させる追加合格制度が実装された。


公式YouTubeチャンネルでは、2回戦を終えた一部の組へのインタビューが公開される。
また、2020年は特例で3回戦が無かったため、代わりに2回戦の全ネタがGYAO!と公式YouTubeチャンネルで公開された。


  • 3回戦

ネタ時間は引き続き3分。追加合格制度が2005年という早い段階から導入されていた。
会場は東京のホールと大阪の「よしもと漫才劇場」、そして京都の「よしもと祇園花月」。合格発表は東京会場、大阪・京都会場でそれぞれ一括で行われる。
先述の通り、紳助はこの3回戦に上がれるかが「『プロ』を名乗っていい基準」と述べており、ここにも来れない(=1・2回戦落ち)コンビはプロ失格と断じている。
故にここまで進出できればそれなりに漫才師として認められ、お笑いファンや業界人からの注目度も上がるため、プロやプロを目指す研究生はここまでは進みたいところ。


3回戦でのネタは動画配信サイトにて公開され、怪奇!YesどんぐりRPGなどここから有名になったユニットも。
当初はGYAO!で実施されていたが、2021年からは公式YouTubeチャンネルにもアップされ、GYAO!のサービス終了に伴い2023年以降は後者のみで配信されている。


  • 準々決勝

2010年から導入された制度で、ここからネタ時間が4分になる。大阪会場は遂に「なんばグランド花月」に。
テレビでもおなじみの若手が勢ぞろいしており、ここまで進出できれば一流の漫才師として認められる。
ここからはレベルが格段に上がり*15、ファイナリスト経験者でも落とされることがある。
初めて導入された2010年のみ、ここでの敗退者が準決勝敗退者と共に敗者復活戦に戦いの場を移した。
そして準々決勝の導入により、毎年70組弱が進出していた準決勝の枠が30組以下に削減されるようになる。そのため大会復活後はノーシードからの決勝進出が大量発生していたが、2023年からは前回大会の準々決勝敗退組にもシード権が与えられるようになった。


2015年からは、準々決勝敗退組のネタ映像が公開され、特定の記録*16が1位だった1組が準決勝に進める「ワイルドカード」が導入されている。
2022年まではGYAO!で行われていたが、前述した通り2023年3月でサービス終了したため、同年からは民放公式の動画配信サービス「TVer」で実施されている。
2016年以降、この枠で準決勝に進んだ出場者には敗者復活戦への出場権は与えられない(つまりこの枠の出場者は、準決勝を勝ち上がらないと決勝には進めない)。ただし翌年のシード権は与えられる。
しかし、復活しても必ずネタ順は一番不利である準決勝のトップバッターとなる(2016年を除く)。その為か、現在までワイルドカード枠で準々決勝を勝ち上がったコンビからの決勝進出組はまだ出ていない。


2020年からは準々決勝敗退コンビのネタも公式YouTubeチャンネルでも公開されるようになった。
こちらの再生回数はワイルドカードには反映されない。


  • 準決勝

決勝の17~18日前に行われる。これまでの予選を勝ち抜いた数少ない漫才師による、数少ない切符を奪い合う1日だけの激戦。
この激戦に敗れた者は、敗者復活戦に戦いの場を移す(2001年を除く)。


ここまで進出できればファイナリストのみならず、決勝進出を逃しても敗者復活戦にてその知名度を急上昇させ、中にはTV出演が大幅に増えたコンビもいる。
また、次回大会のシード権も獲得することができる。


敗者復活戦

2002年より、準決勝で敗れたセミファイナリストは、敗者復活組として決勝当日昼に開催される敗者復活戦に参加する。
司会は2010年までは中田なおきとはりけ~んず、2015年~2017年でははりけ~んず単独、2018年からは陣内智則と主に女優が務める。


真冬の屋外で行われることから「地獄」、敗者復活者を「地獄からの生還者」と呼ぶことも多いが、実際には同世代の芸人が一堂に会すこともあり連帯感も強く、敗者復活者決定後は快く送り出す画も見られる。


ネタ時間は4分だが、2015年~2018年のみ3分。これまでの予選と同様、制限時間を過ぎるとサイレンや爆破音のSEが鳴る。
しかし赤照明が点灯しないため、2021年のハライチのように爆破音のSEが鳴った後もネタを披露し続けるコンビもいる。


ネタ選びには特に制限はないので、決勝を見据えて本ネタを温存するコンビもいればこの時点で準決勝ネタを披露するコンビもおり、その選択はコンビによってまちまち。
他にもナイツ、ハライチのようにラストイヤーの最後の舞台だからこそ「勝ちに行くネタ」ではなく「自分のやりたいネタ」を披露するコンビもいれば、
ニッポンの社長、さや香のように知名度故に勝ち目がない事を見越して、「全力でふざける」事で爪痕を残すコンビもいる。


初回から2010年までは、会場の一般審査員とプロの審査員が投票。その1位が敗者復活を果たし、決勝の舞台へ移動する権利を勝ち取る事が出来た。
2005年からは会場とは離れた場所*17で行っていたため車で移動しなければならず、しかも年末ということもあり渋滞に巻き込まれることも多く、途中でさらにバイクなどに乗り換えるシーンも見られた。


復活後の2015年から2022年までは、日本全国の国民投票で結果が決まるようになった。
その結果、勝ち上がったコンビは過去に決勝進出経験があるコンビ*18ばかりとなり、無名のコンビが勝ち上がる事はほとんどなくなってしまった。
この事を「単純なネタの面白さよりも知名度や人気が結果を左右してしまっている」と批判する声もあった*19
会場はテレビ朝日すぐ隣の「六本木ヒルズアリーナ」。2015年と2019年以降では呼ばれた直後に出番となる為、ネタ合わせの時間はほぼなかった。
17時に港区の防災無線にて街頭に流される「夕焼け小焼け」がネタに被るというハプニングがあったことから、2021年からはその時間帯にCMを流し被りが起きないように時間調整がされている。


こうした状況を踏まえ、2023年は敗者復活戦の大規模なリニューアルを実施。
準決勝で敗退した21組を3ブロックに分け、1組ずつのネタ終わりで審査するノックアウト方式を取り、そこで勝ち上がった3組を最終審査して決める。
ブロック戦は当日の観覧客、最終審査は芸人がそれぞれ審査を担当する。
会場も屋内となり、テレビ朝日から離れた場所にある「新宿住友ビル三角広場」で開催される。


現在は敗者復活戦の模様も配信されるものの、決勝同様歌ネタは著作権のため無音もしくは映像ごと丸々カットされてしまうという場合も多い。



決勝戦

  • ファーストラウンド

準決勝を勝ち上がった9組+敗者復活戦を勝ち抜いた1組、計10組がネタを披露する*20
決勝戦の順番は当初事前に決定しており、敗者復活組は必ず最後にネタを披露していた。
ところが、序盤だと審査員は様子見でそこまで高い点をつけられないほか、観客のウケ方も空気が”暖まってきた”中盤以降のほうが良いため、いいネタでも「序盤でなければ…」などと同情されることも多い*21
この指摘を受けて、2017年以降は放送当日に「笑神籤(えみくじ)」とよばれる特製のくじを引いて決める方式に変更され、敗者復活組の出番も最後とは限らなくなった。くじ引きはその年に活躍したスポーツ選手が担当することが多い。


ネタ時間は4分。予選と違い、制限時間を大幅に超えても強制終了にはならない。また、タイムオーバーによる運営側からの減点やペナルティなども実質的にはない*22*23


漫才終了後、審査員は1人100点満点で審査。100点×7名=700点満点の合計点を競い、得点の高かった3組が最終決戦に進出する。
暫定上位3位以内に入ったファイナリストは、暫定ボックスと呼ばれる部屋に移動。最後まで暫定ボックスに残ることができればそのまま最終決戦に進出できるが、後続のコンビに押されて4位以下となり、敗退が決定した場合は、退出することになる*24
当然、漫才終了後の採点で合計点が暫定4位以下の場合はそもそも入ることができない。


  • 最終決戦

最終決戦ではファーストラウンドを勝ち抜いた3組が「2本目」の漫才を披露。
各審査員が最も面白かったコンビに票を入れ、最も票を得たコンビが晴れて優勝となる。


ネタ順は当初はランダムだったが、2006年からはファーストラウンド3位→2位→1位の順番でネタを披露することになる*25
「これまでとは違う戦い」と称されており、KOCとは違いファーストラウンドでの点数は数字上は一切反映されない為、ファーストラウンドを1位通過しても油断は一切できない。
むしろ逆にファーストラウンドで高すぎる評価を得てしまうと最終決戦でのハードルが上がってしまうというジレンマであり、ネタの「選び方」も漫才師としての腕の見せ所といえる。
実際に2023年までの全19回のうち、半分以上の10回でファーストラウンドで2位・3位のコンビが逆転優勝している*26


最終審査結果の発表は2005年以降、審査員の頭上にあるモニタにて向かって左側から順番に発表される*27
各審査員の票が一つずつ順番に発表されていくさまは手に汗握るものである。


【審査員】

審査員はお笑い界のレジェンド達が担当。


当初は紳助が「この人に審査されるのなら全員が納得するだろう」という意向から選定された。なお紳助は審査委員長・実行委員長を務めていたが、紳助引退後はこれらのポジションは設けられていない。


それまで(というより現在も)お笑いコンテストの審査員は放送作家や芸人のほか、漫才にあまり詳しくないタレントを起用することが多かったが、視聴者の前で点数を出すという前例のない審査だったためそうした審査員は原則排除された。
芸に点数や順位をつけるべきではない」という信条や、審査員の審査自体が視聴者から評価されるといる重圧から、オファーがあっても審査員はやらないと公言していたりや実質的にオファーを断った中堅・ベテラン芸人もおり、審査員のなり手不足は毎年スタッフの悩みの種となっている。


審査員は基本コンビ・トリオ芸人経験者が多く(紳助や上沼恵美子も元漫才師である)、2015年では歴代優勝コンビの片方(アンタッチャブル除く)が勢ぞろいした。
漫才師以外では2001年では作家や落語家、タレント出身の政治家が審査に参加している。


その審査員の言動も話題になるのが他の賞レースにはない特徴で、とりわけ上沼恵美子の発言はネットニュースに取り上げられることが多かった。


2023年大会からは敗者復活戦のルール変更に伴い、そちらにも審査員制度が実装。
新旧混合の『M-1』チャンピオンらを中心とした"芸人審査員"なる5人が、敗者復活戦を勝ち上がるコンビを決める最終審査を担当する。


以下、審査員を現役・過去・敗者復活戦の順に紹介。



  • 松本人志(2001~2003・2005~2010・2016~)

皆さんご存じダウンタウンのボケ担当にして笑いのカリスマ。漫才の歴史は彼以前・彼以後に分かれる。
『M-1』のみならず相方が司会をしている『キングオブコント』の審査員も担当。
大会復活以降こそファイナリストのネタに爆笑したり、挨拶や総評中でもしっかり笑いを取りつつネタの感想を述べる姿が印象的だが、かつてまだ尖っていた頃は紳助同様非常にファイナリストに厳しい審査を行なっており、自身のラジオ番組でその年の大会の出来そのものすらも酷評することもザラであった。ぶっちゃけ同一人物とは思えないくらい怖い
また自身のこだわり故か同じ点数をつけることが極端に少ないので、他の審査員と比べると最高得点と最低得点の差が大きく開きがちだったりする。
歴代ファイナリストの中には彼から強い影響を受け、芸人を志した者も多い。
ちなみに最終決戦では5年連続で優勝者以外に投票していたが、2021年にてようやく『M-1』復活以降初めて優勝コンビに票を投じた。
巨人と上沼の勇退により、旧『M-1』から務め続ける唯一の審査員となった。


  • 中川家・礼二(2015~)

初代王者にして笑いの殿堂「なんばグランド花月」の大看板、中川家の大きい弟の方。『M-1』復活以降の審査員では唯一の皆勤賞。
かつては漫才の枠組みからあまりにも外れているネタに対しては若干冷ややかな傾向があったが、現在は富澤同様バランスタイプの審査を行う。
その一方で単なる技術や面白さのみならずそのネタの新しさや斬新さ、それを披露する芸人の「キャラ」なども評価する傾向がある。
因みに2019年からは明石家さんまの無茶振りにより登場時に一発ギャグを披露することがお約束となっており、よく愚痴を漏らしている*28


  • 海原ともこ(2023~)

中川家と共に、笑いの殿堂の大看板を背負って立つ姉妹漫才師、海原やすよ・ともこのボケで姉の方。立川志らくの勇退に伴い新たに審査員に就任。
その屋号が示す通り、祖母は上方演芸の殿堂入りを果たした女流漫才師である海原お浜・小浜で、父は池乃めだかを元相方とする海原かける*29
祖母と自らが上方漫才大賞を、父も同賞の新人賞を受賞しているという漫才界のサラブレッドとでもいうべき出自を持つ、上方お笑いの名門の3代目。
また、かつて審査員を務めていた上沼恵美子は海原お浜・小浜の弟子という縁もある。
迷走していたミルクボーイに喝を入れ『M-1』制覇に繋がる覚醒を促すなど、若手芸人に対する面倒見の良さにも定評があり、かねてから「審査員をしてほしい」との声は多数あがっていたが、満を持してその座に就くこととなった。
なお、コンビは第1回大会への出演を打診されているが「自分たちの良さを生かすことが出来ない」との理由からこれを固辞している。


  • ナイツ 塙宣之(2018~)

ナイツのヤホーの方にして、「漫才協会」史上最年少の理事(2007年~)→副会長(2015年~)→会長(2023年~)。初審査時40歳で、現在の審査員の中でも最年少である。
しかし『M-1』へのかける思いは強く、「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」という本を書いているほど。
毎年番組放送直後に自身のYoutubeチャンネルでファイナリストのネタに対する自分の詳しい批評を述べており、その熱意の高さがうかがえる。 決して再生回数が伸びるからという邪な考えはない
ほか審査員と比べると審査内容が非常に細かくネタ時間やお笑いのトレンド、挙げ句そのファイナリストのバックボーンなども審査に含めており、非常に独自性の高い審査をするのが特徴。
優勝こそ未経験だが3年連続で決勝に進出した経験もある実力者。なお『M-1』での最高成績は3位。
おぼん・こぼんや自身の師匠である内海桂子等、同じく漫才協会に所属する芸人をネタにすることが多い。
ちなみに錦鯉を漫才協会にスカウトしたのも彼。


『M-1』史上初となる敗者復活からの優勝を果たした、サンドウィッチマンのボケ担当。
よく言えばオーソドックス、悪くいうと特徴がない、むしろ特徴がないことが特徴とでも言うような、非常に無難な審査をする。
ちなみに相方の伊達みきおも毎年リアルタイムで採点し、自身の得点を富澤にメールで送信するというコンビ愛にあふれたエピソードもある。ただしスタジオ内は圏外になるため生放送中には確認できない
また決勝には自身の事務所であるグレープカンパニー所属のファイナリストが進出することもあるが、現状全員がファーストラウンド敗退かつそのうち2組が最下位という不甲斐ない結果に終わっているので、それをネタにすることもある。


  • 博多大吉(2016・2017・2022~)

多くの芸人から「大吉先生」*30と慕われる、博多華丸・大吉のツッコミ担当。
『THE MANZAI 2014』王者。なお、第1回大会開催時に出場規定を超えていた為、『M-1』には出場していない*31
「あえてダメなところを探す」ことにこだわっているのか、他の審査員と比べると、全体的にコメントがかなり辛辣。
2018年〜2021年では出演していなかった。これは「自分と同世代の関東の芸人が審査員として必要」として、依頼を断った為。因みに断った際に関東の芸人としてサンド富澤とナイツ塙を例に出しており、結果として2人の審査員就任につながった。
のちに相方の華丸などは「大吉が審査員しているときは、ネタをしても「『M-1』審査員の実力見せてもらいましょう」という雰囲気で受けづらくなってた」と冗談めかして語っている。
その後、巨人と上沼の勇退により、2022年から5年ぶりに審査員を務めることに。


  • 山田邦子(2022~)

1980年にデビューしたピン芸人。
バスガイドネタ~「オレたちひょうきん族」で頭角を現し、終了後の1990年代初頭にゴールデンの冠番組を複数持つなど、明石家さんまに匹敵する人気を誇った。
このことから唯一天下を取った女芸人とも称される。
上沼恵美子の勇退により、遂に2代目女性枠として登場したが、2000年代以降はテレビ出演の機会が減っていたこともあってか、発表時はその人選を疑問視する声も一部であがっていた。
2022年大会にてトップバッターのカベポスターに84点を付けた直後に次の真空ジェシカに95点を付ける、というような採点時の点数の振れ幅*32について取り沙汰されることはあるものの、
2023年大会にて「最後のネタ全然良くなかったと思うw」と最終決戦で0票だったさや香をイジったことが称賛されるなど、「ポストえみちゃん」としての盛り上げ役としての評価を確立している。
氏も『M-1』効果なのか、2023年以降バラエティ番組に大御所ポジのゲストとして呼ばれることが増加している。



  • 島田紳助(2001~2003・2005~2010)

かの松本人志が崇拝する伝説のお笑い芸人。かつては漫才ブームで頭角を現し、解散後も司会者として引退まで第一線で活躍し続けた。
そして『M-1グランプリ』の創設者にして、大会実行委員長・審査委員長を兼任。微妙だった芸人には非常に厳しく、ネタ後のコメントを拒否した事すらある。
不祥事で活動を自粛した2004年以外、第1回大会から『M-1』に関わり続けたが、復活後は既に芸能界を引退していた為不出演となっている。それどころか過去の『M-1』の映像が使われる際にも、名前が映る事はあっても紳助の顔が映ることはほとんどなく、初代王者の中川家にトロフィーを渡す場面で小さく映る程度。
『M-1』の後継として企画された『THE MANZAI』にも司会として出演予定だったが、前述の引退に伴い白紙となり、代わりにナインティナインとビートたけしが司会を務めた。
自身が引退した後に復活した2015年以降の『M-1』は「見てない」らしく、オール巨人曰く優勝したミルクボーイの存在を知らなかったとのこと。その後2022年大会にて審査員の山田邦子が本番開始直前に彼にメールを送ったと語り、紳助が宮崎で『M-1』を視聴していることが語られた。


  • 立川談志(2002)

落語立川流の家元であり、「人格は最低だが芸は最高」と評された伝説の落語家。「笑点」の大喜利発案者にして初代司会者としても知られる。
出演は2002年の一大会のみだが、全ての点数を50点・70点・80点の3段階だけで採点する、スピードワゴンのネタに対して「下ネタが嫌い。」という理由で50点をつける、テツandトモに「お前らはここに出てくる奴じゃない。」と発言したりと数多くの伝説を残している。
しかし、テツandトモに対する批評は「すでに芸風も確立された彼らは新人ではない」と見た、談志なりのエールであり、決して彼らのネタを酷評した訳ではない*33
2011年に他界。


  • 中田カウス(2002~2010)

2002年から9年連続で審査員を担当。ご存知、大御所漫才師中田カウス・ボタンのボケ担当。その一方で吉本興業における光的にも闇的にも権力者の御大。
回数では松本人志に次ぐため印象に残っている視聴者も多い。
出演者を予選からチェックしており、1回戦を舞台袖からではなく客席側からチェックしていたのを目撃されている。
ニコニコしながら高得点を出していくそのスタイルは誉め殺しとも例えられ、2006年でのフットボールアワーへの審査で「チャンピオンなので、ハンデとして5点引きました」と言いながら96点をつけたことも。
そして大会初期から審査員を担当している人物にしては珍しく、非常にゲラ。2003年大会にて笑い飯のネタ中、別にボケたわけでもないくだりでただ一人大爆笑し、その笑い声が場内に響き渡る珍事を引き起こしたことも。*34


  • 大竹まこと(2002~2008)

2002年から7年連続で審査員を担当。コントユニット「シティボーイズ」の一員。
本人が毒舌・大暴走キャラでのし上がってきたためか、奇抜で独創的な漫才を評価する傾向がある。
採点は90点を超えることは1組2組程度しかないなどなかなか辛目。


  • ラサール石井(2001~2005・2007)

2001年から5年連続、通算では6回の審査員を担当。現在では某国民的人気漫画主人公の声優のイメージが強いが、かつては下記の渡辺リーダーらと共にトリオ「コント赤信号」にて活動したお笑い芸人である。
クイズ番組のレギュラーとしても活躍した「インテリ芸人」のはしりとも言うべき人物。幼少期の写真は芸能界有数のこすられっぷりでもおなじみ
休止前の『M-1』では毎年渡辺か石井が審査員を務めるのが慣例となっており、2005年では両者が揃い踏みしている。
現在は舞台出演や演出家の仕事をメインとしており、タレント業は事実上休止状態にある。


  • 渡辺正行(2005・2006・2008~2010・2017)

2005年から2017年まで、通算5回の審査員を担当。また『R-1ぐらんぷり』や『THE MANZAI』の審査員も歴任。
多くの芸能人たちから「リーダー」と呼ばれる。
「ラ・ママ新人コント大会」の主催等若手の育成に積極的で、様々な大会で審査員を務めるだけあって、くすぶっていたオードリーを励まして解散危機を救いネタの改善案についてアドバイスしたり、U字工事を若手時代から高く評価したりと後の『M-1』ファイナリストの実力を早くから見抜いていたなど、その審美眼は本物。


  • オール巨人(2007~2009・2016~2021)

芸歴45年を超えた今もなお劇場に立ち続ける漫才界の鉄人にして吉本を代表する看板コンビ、オール阪神・巨人のボケ担当。紳助とは同期で、現在も交友関係がある。番組中では主に「巨人師匠」と呼ばれる。
審査員としてはただ採点し寸評を述べるだけでなく、できるだけネタの改善点を伝えたり、アドバイスを行うなど非常に真剣にそしてファイナリスト達に思いやりを持って取り組んでいる。また決勝前には準決勝以外のファイナリストの予選ネタをチェックしている。そのためか逆に事前にあえて一切ファイナリストのネタを見ないようにしている松本と度々意見が食い違うことで場に緊張が走ることもあり、本人たちも自虐混じりにネタにしていた。
長きにわたり漫才界を牽引してきた大ベテランであるが決勝が近づくと大好きな酒を禁酒する、ネタ中にはメモを細かくとりつつ採点するなど『M-1』にかける情熱は本物。しかしそれ故に本人の負担とストレスも相当なものだった様で、自身のブログでは毎年毎年引退を匂わす発言をするのがお約束となっていた。
2021年をもって念願の審査員勇退となった。長らく審査委員長を務めていた『ytv漫才新人賞』でも2023年の決定戦を最後に勇退している。


弱冠16歳でデビューし、1970年代のお笑い界を席巻した伝説の女天才漫才師・海原千里にして大阪城城主唯一の女性審査員。
歯に衣着せぬ物言いが特徴で滑ったたコンビや気に入らなかったコンビには強い口調できつく叱咤したり好みじゃないと包み隠さずいったりなど、採点はともかく批評の辛さは大会復活後の審査員随一。特にマヂカルラブリーなど彼女に酷評されたコンビは「上沼恵美子怒られ枠」と呼ばれ、「決勝で滑ったコンビ」という屈辱的なレッテルを貼られてしまう反面、中にはそれがきっかけでブレイクするケースもある。
逆に上沼が絶賛したコンビは司会の今田から「快傑えみちゃんねる」*35の出演決定を示唆されるのもお約束であった。
このように良くも悪くも我が強い彼女の批評は度々話題となるため、当人も相当な負担を感じているようで、決戦翌日に放送される上沼のラジオではその苦労話と(巨人師匠と共に)審査員引退表明をするのがお約束となっていた。
松本直々に引き留められるなどなかなか引退できなかったが、2021年をもってようやく勇退することができた。


  • 立川志らく(2018~2022)

天才立川談志のDNAを引き継ぐ、落語界の風雲児。
落語家なのに漫才師のネタを審査することに関しては一部から批判されることもあり、本人も度々自虐ネタにしている。
とはいえ師匠の談志のように10点単位で採点するようなことはせず、審査の内容は至って真面目であり普通に審査する。だがその一方で口が悪く気が強いのは師匠に似ており、かつては自身の批評が火種となって炎上騒動になったことも。
そして彼の審査の一番の特徴はジャルジャルに99点、トム・ブラウンやヨネダ2000に97点、ランジャタイに96点などキワモノ新しさや独自性の強い前衛的なネタを高く評価する傾向があること。
そのためほか審査員からの票を得にくい上記のイロモノ枠なファイナリストたちに高得点を与えられる唯一の審査員という非常に貴重な立ち位置を確立し、その重要性の高さが再評価されることとなった。
しかし2023年大会を直前に控える中、自身のX(旧Twitter)にて突如審査員勇退を発表*36唯一の頼みの綱を失ったキワモノ枠ファイナリスト達の明日はどっちだ


他にも、さまぁ〜ずの大竹一樹、ウッチャンナンチャンの南原清隆、元・雨上がり決死隊の宮迫博之ら当代を代表するお笑い芸人から、劇作家の鴻上尚史、青島幸男元東京都知事といった人物も審査員を経験した。



  • 石田明(NON STYLE)

2008年大会王者。
理論派漫才師として知られ、芸人審査員の中で唯一『M-1』決勝戦の審査員経験を持ち、将来の決勝審査員候補とも目される実力者。
漫才にかける情熱は非常に強くその熱意が高じて近年は自身は所属経験がないNSCの講師を務めており、後続の育成に尽力している。
元より、審査員就任以前も『M-1』に関わる仕事をこなすことが多く、2019年大会以降から観覧席ゲストという立ち位置で敗者復活戦に出演していた他、『ナインティナインのオールナイトニッポン』では2018年から「石田教授」「石田先生」として「M-1答え合わせ」をするのが恒例となっており、審査員顔負けの慧眼っぷりを遺憾なく発揮している。


  • 山内健司(かまいたち)

2019年大会準優勝。今回の芸人審査員の中では唯一非『M-1』チャンピオンからの選出。
一方でキングオブコントでは2017年王者として2021年から審査員を担当。なお審査員に抜擢される前年の大会では麒麟川島から決勝進出者発表会見のMCをコンビで引き継いだものの、流石に川島の後任は荷が重かったのか巧く捌くことは出来ず、一年限りでマヂカルラブリーと交代となった。その結果マヂカルラブリーが更にやらかした


  • 渡辺隆(錦鯉)

2021年大会王者。今回選出された芸人審査員の中では最も最新の大会からの選出。
故に未だブレイクから日が浅い遅咲きの王者ではあるため、芸人審査員の中では唯一賞レースの審査員経験はないものの、ブレイク以前から同じ事務所の先輩にして『R-1ぐらんぷり』王者・ハリウッドザコシショウの単独ライブで作家を務めていた他、『キングオブコント』王者・バイきんぐの「ネタを考えるバイト」等をしていたなど「SMAの頭脳」とも称された実力の持ち主。
また『有吉の壁』にて審査員を担当した際には彼の冷静な論評・審美眼が注目を集めたことも。


  • 野田クリスタル(マヂカルラブリー)

2020年大会王者。また同年の『R-1ぐらんぷり』王者でもあり、同大会では2021年以降審査員も務めるほか、2022年からは『THE W』の審査員も担当しており、お笑い賞レース三大会の審査員を担当するのは歴代最多。
そのネタの我流っぷりから「漫才論争」なる大論争を引き起こした人物ではあるが、その審査は意外にも無難。
しかし野田本人がそうだったように「我流」や「独自性」を高く評価する傾向があり、また自身のピン芸人時代の名残かシュールなネタや風変わりなネタにも高得点をつけることが多い。
因みに2023年大会では下記のかまいたちの後任として決勝進出者発表会見をコンビで担当した。そしてその進行の酷さから軽く炎上するハメに


  • 柴田英嗣(アンタッチャブル)

2004年大会王者。通称ファンキー
歴代王者全員が審査員を務めた2015年大会開催当時はコンビ活動を休止していた為に唯一出演が見送られていたこともあって、『M-1』にて審査員を務めるのは初の経験となる。彼の選出により、復活前の『M-1』チャンピオン全組の片方が審査員経験者となった。
上記の通り『M-1』グランプリでの審査員経験はないが、2016年以降から複数回『ABCお笑いグランプリ』にて審査員を務めた実績がある。


【出演者】

勿論番組を盛り上げるのは審査員やファイナリストだけではない。本項ではそういった出演者を記す。


  • 今田耕司(2003~)

司会進行担当。初登場であった2003年では、2002年でも司会を務めた西川きよしの補佐役も務めたが、2004年はきよしが審査員に回り単独司会となる。それ以降はきよしが事情により降板し、現在に至る。
ユーモアを織り交ぜたスムーズかつテンポの良い進行には定評があり、決勝の舞台でネタを終えたファイナリストを労り、軽快なトークや時には審査員すらイジって場を盛り上げる正に縁の下の力持ち。基本的に司会という立場のためネタの批評等はしないように心がけているが、これは嘗てネタの批評を述べた際に審査員であったオール巨人にその場で公開説教を食らったことに起因する。
余談だが彼が毎年つけているコサージュは毎回花のデザインが違っており、毎年彼が何のコサージュをつけているのかはファンの間で密かな注目ポイントとなっている。


  • 上戸彩(2008~)

本業の女優業のみならず歌手としても活動する多彩なマルチタレント。オスカープロモーション所属。2008年に初めて出演し、それ以降は現在に至るまで今田と2人体制で司会進行を務めている。
twitterでは「上戸彩 綺麗」が毎年トレンド入りするのは当たり前、今田とのイチャイチャ芸や明るい相槌で今田をサポートし、場を盛り上げる。
最終決戦終了後の結果発表での「それ(結果)は……今年もCMの後です!」で全員がずっこけるのはお約束。
余談だが、上戸が産休から本格的に復帰することとなった番組も2015年の『M-1』である。


  • 陣内智則(2015~)

皆さんご存じ笑いのニューウェーブ再婚して子供もいるのに初婚ネタをイジられることでおなじみ。大会復活以降の敗者復活戦の司会を務める。
しかし今田と比べると、ラランドを最後まで「ララランド」と言い間違え続けた結果「ララランド」の方をTwitterトレンド1位に浮上させてしまったり、野外開催故に発生するトラブルに振り回されたり、それほど親交のなさそうな芸人を急に下の名前で呼んだことで「名字が読めなかった疑惑」が発生したり*37などポンコツな一面が目立つ。
とはいえその一方で、観覧席ゲスト達とトークで会場を盛り上げ、ネタを終えてなおボケまくるセミファイナリスト達をうまく捌いて場を温めるその手腕は確実にベテランの風格を感じさせる。
また、2016年・2018年では決勝の「M-1リポーター」として、出場者へのインタビューなどを担当した。
余談だが、芸人の間で「『M-1』ファイナリストが大会本番直前に陣内に遭遇すると優勝する」という都市伝説が囁かれていることも有名*38


  • 麒麟 川島明(2019~)

大喜利からMCとなんでもこなせる今や朝の顔となった元じゃない方芸人。M-1で3年連続3位の実力者で『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト経験者。さらには『R-1グランプリ』や『THE W』にて審査員を務めたことも。
2019年のみ「M-1リポーター」として控室リポートや暫定ボックスでの芸人へのインタビュー等を担当。それ以降は「いきなり生電話ライブ」や決勝進出者発表会見、開催記者会見のMC等として毎年のM-1グランプリに何らかの形で関わっている。
決勝進出者発表会見では緊張していたり、所構わずボケまくる決勝進出したてホヤホヤのファイナリスト達を見事に捌くその姿に、視聴者から「介護」とネタにされることも。2022年以降は決勝進出者発表会見のMCの座を後輩のかまいたち・マヂカルラブリーに譲り、自身は開催記者会見のMC等を担当している。



【歴代王者/主なファイナリスト】

M-1の長い歴史ゆえに多くのチャンピオン・活躍したファイナリストがいるため個別項目を参照。



【大会の歴史&歴代結果】

  • 最終順位、コンビ名、所属事務所、ファーストラウンドの出番順と得点、最終決戦での得票数の順に記載
    • コンビ名の太字は敗者復活組
    • 特筆の無い場合、最終決戦の出番順はファーストラウンド3位→2位→1位の順

オートバックス M-1グランプリ2001

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1中川家吉本興業笑いのDNA18296
2ハリガネロック吉本興業武闘派108091
3アメリカザリガニ松竹芸能3オクターブの衝撃4796-
4ますだおかだ松竹芸能実力主義8770-
5麒麟吉本興業無印(ノーマーク)7741-
6フットボールアワー吉本興業奇蹟の顔面2726-
7キングコング吉本興業驚異のルーキー6707-
8チュートリアル吉本興業お笑い陰陽師3637-
9DonDokoDon吉本興業無冠の帝王9614-
10おぎやはぎプロダクション人力舎東京の星5540-
  • 初出場:初回のため全組が該当
  • ノーシード:同上
  • ラストイヤー:中川家
  • 最終決戦出番順:抽選により、先攻が中川家、後攻がハリガネロックに決定

総エントリー数は1603組。
…なのだが、実際のエントリーは約1350組で主催者側が水増ししたことが後年明らかにされている。
1603組としたのは徳川幕府成立の年に因んだものだが、端数なことから逆に信憑性があがったとも語っている。


2010年まではオートバックスセブンが冠スポンサー(特別協賛)を務めた為『オートバックス M-1グランプリ』という名称であった。
審査員は島田紳助、松本人志、鴻上尚史、ラサール石井、春風亭小朝、青島幸男、西川きよし、そして一般審査300名(東京、大阪、福岡)


大まかなルールは現在とほぼ同じだが、出場資格が「結成10年未満」であり、敗者復活戦が無く、最終決戦は2組のみ、そして採点方式に至っては審査員7人に100点ずつの計700点のみならず、札幌・大阪・福岡会場の客それぞれ100人に1点ずつ持ち点を与え、合計1000点を用いて審査であるなど一部異なる部分も。
しかし、この一般客審査は特におぎやはぎの悲劇大阪の客の非吉本・東京勢に対する採点が辛く、松本が放送中に苦言を呈したほどで、本大会以降は廃止された*39
また、サブ司会の赤坂泰彦がハリガネロックのことを「アメリカンロック」と言ってしまう*40など、全体的な段取りは生放送としては第1回ならではといえるややgdgdな面も見られた。赤坂はその場で謝罪し、それ以降は出演していない。
当時としては異例である「ゴールデンで賞金が出るネタ番組」であったとはいえ、この頃は社会的な注目度も低く、優勝者の中川家は放送終了直後に審査員からネタをダメ出しされたというエピソードもある。


関西出身からの決勝進出9組は最多記録である。


オートバックス M-1グランプリ2002

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属1st出番1st得点最終得票
1ますだおかだ松竹芸能26125
2フットボールアワー吉本興業56212
3笑い飯吉本興業65670
4おぎやはぎプロダクション人力舎7561-
5ハリガネロック吉本興業1545-
6テツandトモニチエンプロダクション4539-
7スピードワゴンM2カンパニー9535-
8ダイノジ吉本興業3534-
9アメリカザリガニ松竹芸能8525-
  • 初出場:笑い飯、テツandトモ、ダイノジ、スピードワゴン
  • ノーシード:笑い飯、テツandトモ、スピードワゴン
  • ラストイヤー:ますだおかだ(規定変更により翌年も出場可能に)
  • 最終決戦出番順:抽選により、フットボールアワー、笑い飯、ますだおかだの順に決定

総エントリー数は1756組。
審査員は島田紳助、松本人志、大竹まこと、ラサール石井、島田洋七、中田カウス、立川談志。


この回より敗者復活戦が実装。敗者復活戦は東京ビッグサイトの目と鼻の先にある国際展示場駅前の広場で行われ、さらに2002年と2004年はコミックマーケットの日程と重なったこともあり、多くの見物客が足を止めて立ち見する光景が見られた。
吉本興業所属の決勝進出コンビが半数を下回ったのはこの回のみで、ますだおかだの優勝により初めて非吉本の芸人が優勝した大会である。また、何故かこの大会のみキャッチコピーが存在しない。


オートバックス M-1グランプリ2003

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順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1フットボールアワー吉本興業悲願76634
2笑い飯吉本興業∞ infinity46563
3アンタッチャブルプロダクション人力舎敗者復活組96160
42丁拳銃吉本興業ラストチャンス5608-
5りあるキッズ吉本興業最年少8601-
6スピードワゴンホリプロコム正門突破3572-
7アメリカザリガニ松竹芸能3度目の正直6564-
8麒麟吉本興業返り咲き2554-
9千鳥吉本興業無印(ノーマーク)。1552-
  • 初出場:2丁拳銃、千鳥、りあるキッズ、アンタッチャブル
  • ノーシード:アンタッチャブル
  • ラストイヤー:2丁拳銃
  • 最終決戦出番順:抽選により、笑い飯、アンタッチャブル、フットボールアワーの順に決定

総エントリー数は1906組。
審査員は島田紳助、松本人志、南原清隆、島田洋七、ラサール石井、大竹まこと、中田カウス。松本と南原の共演が話題になった。


参加資格が結成10年以内に、ネタの持ち時間が4分に変更となり、より現在の形式に近づいた。
この回から司会に今田耕司が起用された。


オートバックス M-1グランプリ2004

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順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1アンタッチャブルプロダクション人力舎悲願の正面突破86736
2南海キャンディーズ吉本興業初物尽くし56391
3麒麟吉本興業敗者復活組96340
4タカアンドトシ吉本興業直球勝負2615-
5笑い飯吉本興業予測不能7615-
6POISON GIRL BAND吉本興業支離滅裂のアーティスト6603-
7トータルテンボス吉本興業The渋谷系4587-
8東京ダイナマイトオフィス北野"ビート"の遺伝子3583-
9千鳥吉本興業リベンジ1582-
  • 初出場:東京ダイナマイト、タカアンドトシ、トータルテンボス、南海キャンディーズ、POISON GIRL BAND
  • ノーシード:東京ダイナマイト
  • ラストイヤー:アンタッチャブル、タカアンドトシ
  • 最終決戦出番順:抽選により、アンタッチャブル、麒麟、南海キャンディーズの順に決定

総エントリー数は2617組。初めて総エントリー数が2000組を超えた。
審査員は西川きよし、南原清隆、大竹まこと、島田洋七、春風亭小朝、ラサール石井、中田カウス。
2010年までで唯一、島田紳助と松本人志が出演しなかった回。紳助は2004年10月に自身が起こした傷害事件で書類送検され、芸能活動を自粛していたため。松本は紳助が出演しないことと、決勝戦の裏番組に相方の浜田雅功が出演する『ジャンクSPORTS』の特番が放送予定であったことからそれぞれ不参加となった。


アンタッチャブルが優勝したことによって初めて関西出身でないコンビが優勝した。
また、初めて東京NSC出身の決勝進出コンビ(トータルテンボス、POISON GIRL BAND)が出るなど、関東勢の躍進が多く見られた。


笑い飯が制限時間を大幅にオーバーし6分30秒近くネタをしてしまい*41物議を醸したことで、以降ネタ時間のルールについて厳密化が図られた。


オートバックス M-1グランプリ2005

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1ブラックマヨネーズ吉本興業モテない男たちの逆襲56594
2笑い飯吉本興業予測不能のWボケ16333
3麒麟吉本興業M-1チルドレン86460
4品川庄司吉本興業不屈のお調子者6626-
5チュートリアル吉本興業暴走するイケメン漫才4622-
6千鳥吉本興業敗者復活組9607-
7タイムマシーン3号ケーアッププロモーションアキバ系カリスマデブ7571-
8アジアン吉本興業骨と肉のハーモーニー2564-
9南海キャンディーズ吉本興業相方以上恋人未満3552-
  • 初出場:アジアン、品川庄司、タイムマシーン3号、ブラックマヨネーズ
  • ノーシード:なし
  • ラストイヤー:品川庄司
  • 最終決戦出番順:上位からの任意選択により、麒麟、笑い飯、ブラックマヨネーズの順に決定

総エントリー数は3389組。
審査員は島田紳助、松本人志、渡辺正行、大竹まこと、島田洋七、ラサール石井、中田カウス。


アジアンが女性コンビで初となる決勝進出を果たした。
一方で、2002年以降で初めてノーシードからの決勝進出コンビが出なかった。


この回から決勝戦会場がテレビ朝日本社になった。その為か、笑い飯のジャッジの際に島田洋七の審査点数が表示されず口頭で得点を発表する、タイムマシーン3号のジャッジの開票の際に直前に出た品川庄司の点数がそのまま出てしまうなどトラブルが頻発した。
今大会から「ネタ時間が4分を超えると減点の対象」のルールがアナウンスされた。これは前述の通り、前年の2004年にて笑い飯が6分30秒近くネタをしてしまったことが原因とされる*42


オートバックス M-1グランプリ2006

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1チュートリアル吉本興業華麗なる妄想族66647
2フットボールアワー吉本興業帰ってきた王者26400
3麒麟吉本興業空腹のファンタジスタ46270
4笑い飯吉本興業予測不能のWボケ8626-
5トータルテンボス吉本興業ハンパねぇ渋谷系漫才5613-
6ライセンス吉本興業敗者復活組9609-
7ザ・プラン9吉本興業5人の漫才革命児3597-
8変ホ長調(アマチュア)史上最強のアマチュア7576-
9POISON GIRL BAND吉本興業暴走する異次元漫才1570-
  • 初出場:ザ・プラン9、変ホ長調、ライセンス
  • ノーシード:なし
  • ラストイヤー:ライセンス

総エントリー数は3922組。
審査員は島田紳助、松本人志、南原清隆、渡辺正行、島田洋七、大竹まこと、中田カウス。


初のアマチュアでの決勝進出(変ホ長調)、初のコンビ以外での決勝進出(ザ・プラン9)、初の過去の王者の再参戦(フットボールアワー)など、いろいろと初物づくしとなった異例の大会。この内アマチュアとコンビ以外のファイナリストは未だに彼らのみである。
アマチュアの変ホ長調を除き、敗者復活組を含めた決勝進出コンビの所属事務所が全て吉本興業だった唯一の大会でもある。


オートバックス M-1グランプリ2007

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1サンドウィッチマンフラットファイヴ敗者復活組96514
2トータルテンボスよしもとクリエイティブ・エージェンシーハンパねぇラストチャンス56462
3キングコングよしもとクリエイティブ・エージェンシー帰ってきたスーパールーキー66501
4ハリセンボンよしもとクリエイティブ・エージェンシー(デブ+ヤセ)×ブサイク=爆笑7608-
5笑い飯よしもとクリエイティブ・エージェンシー予測不能のWボケ1604-
6ザブングルワタナベエンターテインメント奇跡の顔面3597-
7ダイアンよしもとクリエイティブ・エージェンシーお笑い月見草8593-
8千鳥よしもとクリエイティブ・エージェンシーオレ流漫才4580-
9POISON GIRL BANDよしもとクリエイティブ・エージェンシー屈辱からの脱出2577-
  • 初出場:ハリセンボン、ザブングル、ダイアン、サンドウィッチマン
  • ノーシード:ハリセンボン、キングコング
  • ラストイヤー:トータルテンボス

総エントリー数は4239組。
審査員は島田紳助、松本人志、上沼恵美子、ラサール石井、オール巨人、大竹まこと、中田カウス。2021年大会までM-1グランプリの筆頭審査員として活躍したオール巨人と上沼恵美子が初めて審査員として出演した。


第1回大会ファイナリストのキングコングが6年ぶりに決勝進出を決めた。また、笑い飯が6回目の決勝進出となり、決勝進出回数の単独最多記録を樹立した。


敗者復活からの生還を果たしたサンドウィッチマンが優勝するという、史上初となる偉業が成し遂げられた。
また、サンドウィッチマンは当時フラットファイヴ所属のため、アンタッチャブル以来となる非吉本での優勝者となった。


余談だが、今大会の1回戦開催中に吉本興業が「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」に所属タレントを移管している。


オートバックス M-1グランプリ2008

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1NON STYLEよしもとクリエイティブ・エージェンシーストリート系漫才76445
2オードリーケイダッシュステージ敗者復活組96492
3ナイツマセキ芸能社浅草の星46400
4笑い飯よしもとクリエイティブ・エージェンシー孤高のWボケ2637-
5U字工事アミー・パークI ♥ とちぎ5623-
6ダイアンよしもとクリエイティブ・エージェンシーお笑い月見草1619-
7モンスターエンジンよしもとクリエイティブ・エージェンシー変幻自在の高性能漫才3614-
8キングコングよしもとクリエイティブ・エージェンシー逆襲のスーパールーキー8612-
9ザ・パンチよしもとクリエイティブ・エージェンシーラストチャッチャチャーンス6591-
  • 初出場:ザ・パンチ、ナイツ、NON STYLE、モンスターエンジン、U字工事、オードリー
  • ノーシード:なし
  • ラストイヤー:ザ・パンチ

総エントリー数は4489組。
審査員は島田紳助、松本人志、上沼恵美子、渡辺正行、オール巨人、大竹まこと、中田カウス。


この回から女性司会者が上戸彩で固定されるようになった。


9組中6組が初出場。一方で5大会ぶりに決勝進出者に女性芸人がいない大会になった。
最終決戦進出の3組が全て決勝初出場コンビになったのは、2002年以降ではこの回のみ。また、最終決戦進出の3組の事務所が全て異なったのもこの回のみである。


今大会は歴代最高視聴率を記録しており、関東では23.7%、関西では35.0%を記録している。



オートバックス M-1グランプリ2009

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1パンクブーブーよしもとクリエイティブ・エージェンシー9年目の正直86517
2笑い飯よしもとクリエイティブ・エージェンシー孤高のWボケ56680
3NON STYLEよしもとクリエイティブ・エージェンシー敗者復活組96410
4ナイツマセキ芸能社浅草の星1634-
5ハライチワタナベエンターテインメント原市生まれM-1育ち6628-
6東京ダイナマイトよしもとクリエイティブ・エージェンシー逆襲の異端児3614-
7モンスターエンジンよしもとクリエイティブ・エージェンシーネタの精密機械7610-
8南海キャンディーズよしもとクリエイティブ・エージェンシー漫才という名の赤い糸2607-
9ハリセンボンよしもとクリエイティブ・エージェンシー恋する漫才師4595-
  • 初出場:ハライチ、パンクブーブー
  • ノーシード:なし
  • ラストイヤー:なし

総エントリー数は4629組。
審査員は島田紳助、松本人志、上沼恵美子、東国原英夫、オール巨人、渡辺正行、中田カウス。当時宮崎県知事だった東国原英夫の審査員就任は話題となった。


決勝初出場が過去最少の2組だけで、ラストイヤーも初めてゼロに。また、大阪からの決勝進出コンビも2組だけとこちらも過去最少となった。


今大会で島田紳助が笑い飯に出した100点は史上初かつ史上唯一の記録である。


オートバックス M-1グランプリ2010

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1笑い飯よしもとクリエイティブ・エージェンシー孤高のWボケ66684
2スリムクラブよしもとクリエイティブ・エージェンシー無印(ノーマーク)島人36443
3パンクブーブーよしもとクリエイティブ・エージェンシー敗者復活組96680
4ピースよしもとクリエイティブ・エージェンシー笑いのアーティスト8629-
5銀シャリよしもとクリエイティブ・エージェンシー昭和をまとった新世代4627-
6ナイツマセキ芸能社浅草の星5626-
7ハライチワタナベエンターテインメント進化するムチャぶり漫才7620-
8ジャルジャルよしもとクリエイティブ・エージェンシースーパールーキー2606-
9カナリアよしもとクリエイティブ・エージェンシー羽ばたけ!ラストイヤー1592-
  • 初出場:ピース、ジャルジャル、カナリア、スリムクラブ、銀シャリ
  • ノーシード:ピース
  • ラストイヤー:最終回のため全組が該当(後に大会復活時の規定変更により出場権付与)

総エントリー数は4835組。
審査員は島田紳助、松本人志、南原清隆、大竹一樹、渡辺正行、宮迫博之、中田カウス。


ファーストラウンドで笑い飯とパンクブーブーが668点で同点となり、より高い点数を付けた審査員の多かったパンクブーブーが1位通過扱いとなった。


M-1グランプリ2015

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1トレンディエンジェルよしもとクリエイティブ・エージェンシー敗者復活組98256
2銀シャリよしもとクリエイティブ・エージェンシー昭和をまとった新世代 再び!68182
3ジャルジャルよしもとクリエイティブ・エージェンシーフリースタイルが止まらない!58341
4タイムマシーン3号太田プロダクション器用なおデブさんは好きですか?8816-
5スーパーマラドーナよしもとクリエイティブ・エージェンシー震える子羊ボケまくる!3813-
6和牛よしもとクリエイティブ・エージェンシー心にさされ!非情な愛のボケ4806-
7メイプル超合金サンミュージックプロダクション誰も知らない超ダークホース1796-
8馬鹿よ貴方はオフィス北野静かなる毒舌漫才2791-
9ハライチワタナベエンターテインメント澤部、今日も騒ぐってよ7788-
  • 初出場:和牛、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、メイプル超合金、トレンディエンジェル
  • ノーシード:同上
  • ラストイヤー:タイムマシーン3号

5年ぶりに大会が再開され、出場条件が結成15年以内に引き上げられた。
総エントリー数は前回より少ない3472組。
審査員は礼二、増田英彦、岩尾望、吉田敬、徳井義実、富澤たけし、石田明、佐藤哲夫、哲夫。全員が初参加で、アンタッチャブルを除く歴代優勝コンビから1人ずつ審査員を務めることが話題となった。また、9名での審査はこの回のみ。


敗者復活戦の会場が、大井競馬場から六本木ヒルズアリーナに変更された。
また、この年から敗者復活戦が生放送で中継され、選出方法も視聴者投票になった。
それまで50組以上が争っていた敗者復活戦も、この年から20組以下と大幅に絞られることになった。


M-1グランプリ2016

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1銀シャリよしもとクリエイティブ・エージェンシー王道漫才44703
2和牛よしもとクリエイティブ・エージェンシー敗者復活組94691
3スーパーマラドーナよしもとクリエイティブ・エージェンシー虚弱×最強74591
4さらば青春の光ザ・森東予測不能8448-
5アキナよしもとクリエイティブ・エージェンシー変幻自在1446-
6ハライチワタナベエンターテインメントシン・ハライチ6446-
7カミナリグレープカンパニーダークホース2441-
8スリムクラブよしもとクリエイティブ・エージェンシー一撃必殺5441-
9相席スタートよしもとクリエイティブ・エージェンシー婚活系漫才3436-
  • 初出場:カミナリ、アキナ、相席スタート、さらば青春の光
  • ノーシード:カミナリ、アキナ、スリムクラブ
  • ラストイヤー:なし

総エントリー数は3503組。
審査員は上沼恵美子、松本人志、博多大吉、礼二、オール巨人。この回のみ5名での審査だった。


大会復活後、ファーストラウンド敗退コンビの平均点が全て90点未満だったのはこの回のみ。


M-1グランプリ2017

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1とろサーモンよしもとクリエイティブ・エージェンシーついにキターーー!!36454
2和牛よしもとクリエイティブ・エージェンシー3度目の正直96533
3ミキよしもとクリエイティブ・エージェンシー兄弟漫才86500
4スーパーマラドーナよしもとクリエイティブ・エージェンシー敗者復活組4640-
4かまいたちよしもとクリエイティブ・エージェンシー史上初の2冠へ5640-
6ジャルジャルよしもとクリエイティブ・エージェンシー帰ってきたフリースタイル10636-
7さや香よしもとクリエイティブ・エージェンシー無印(ノーマーク)7628-
8ゆにばーすよしもとクリエイティブ・エージェンシー野生女×インドア男1626-
9カミナリグレープカンパニー進化のどつき漫才2618-
10マヂカルラブリーよしもとクリエイティブ・エージェンシー摩訶不思議6607-
  • 初出場:かまいたち、ゆにばーす、マヂカルラブリー、さや香、ミキ、とろサーモン
  • ノーシード:さや香
  • ラストイヤー:とろサーモン

総エントリー数は4094組。復活後初めて4000組を超えた。
審査員は前回の5名に加え、渡辺正行と春風亭小朝がこの回限定で復帰した。


今大会から正規の決勝進出者が9組となり、第1回大会以来約16年ぶりに決勝が10組で争われるようになった。
さらに決勝戦のネタ披露順が笑神籤による抽選方式となり、それに伴い敗者復活戦の勝利者を番組冒頭で発表する形式になった。


ゆにばーす・はら、さや香・新山といった平成生まれの芸人が初めて決勝進出を果たした大会でもある。


M-1グランプリ2018

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1霜降り明星よしもとクリエイティブ・エージェンシー縦横無尽96624
2和牛よしもとクリエイティブ・エージェンシー第4形態106563
3ジャルジャルよしもとクリエイティブ・エージェンシーフリースタイル再び46480
4ミキよしもとクリエイティブ・エージェンシー敗者復活組7638-
5かまいたちよしもとクリエイティブ・エージェンシー史上初の2冠へ3636-
6トム・ブラウンケイダッシュステージ無秩序8633-
7スーパーマラドーナよしもとクリエイティブ・エージェンシー最後の逆襲2617-
8ギャロップよしもとクリエイティブ・エージェンシー輝け!いぶし銀5614-
9見取り図よしもとクリエイティブ・エージェンシー声高ダークホース1606-
10ゆにばーすよしもとクリエイティブ・エージェンシー今年もイェエエエイ!6594-
  • 初出場:霜降り明星、トム・ブラウン、ギャロップ、見取り図
  • ノーシード:トム・ブラウン、ギャロップ
  • ラストイヤー:スーパーマラドーナ、ギャロップ、ジャルジャル

総エントリー数は4640組。
審査員は巨人、礼二、松本、上沼に加え、サンドウィッチマン・富澤が3年ぶりに復帰し、ナイツ・塙と立川志らくが初参加。


10組中6組が決勝連続出場で、過半数を占めた。また、ラストイヤーのコンビが3組いるのは過去最多である。


この年は『R-1ぐらんぷり』を濱田祐太郎が、『キングオブコント』をハナコが制しており、3大大会を20代の若手芸人が席巻。「お笑い第七世代」が台頭していくこととなった。


また、放送終了直後のインスタライブにて前年王者とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智が飲酒の末に審査員の上沼に対して暴言を吐き、大炎上してしまった。


M-1グランプリ2019

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1ミルクボーイ吉本興業ナニワスパイラル76816
2かまいたち吉本興業憑依する漫才26601
3ぺこぱサンミュージックプロダクションツッコミ方改革106540
4和牛吉本興業敗者復活組3652-
5見取り図吉本興業真逆の個性6649-
6からし蓮根吉本興業火の国ストロング5639-
7オズワルド吉本興業新・東京スタイル8638-
8すゑひろがりず吉本興業令和の伝統芸能4637-
9インディアンス吉本興業ノンストップ9632-
10ニューヨーク吉本興業漫才ジョーカー1616-
  • 初出場:からし蓮根、ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、すゑひろがりず、ニューヨーク、インディアンス
  • ノーシード:ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、すゑひろがりず、ニューヨーク
  • ラストイヤー:かまいたち

総エントリー数は5040組。
審査員は昨年と同じ7名。この顔ぶれは2021年まで固定された。


この年から敗者復活戦のネタ時間が3分から4分に変更された。
また、この年から敗者復活戦の勝者を、「笑神籤」で出番が決まった直後に発表し、そのまますぐに会場に向かいネタを行う形式になっている。


決勝進出10組のうち7組が初出場、うち5組がノーシードでの進出とテレビ的にほぼ無名のコンビばかりの決勝戦となり、その一方で和牛を含むファイナリスト経験者や四千頭身ら当時圧倒的支持を得ていた第七世代が軒並み準決勝敗退と開催前から世間を大きく騒がせた。
そのため開幕前は不安視する声も上がっていたが、結果としては審査員が口をそろえて「過去最高レベルの大会」「どのコンビを支持するか悩んだ」と絶賛する過去に類を見ない盛り上がりを見せた回となった。


余談だが、今大会開催までによしもとクリエイティブ・エージェンシーが「吉本興業」に社名を変更している*43


M-1グランプリ2020

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1マヂカルラブリー吉本興業我流大暴れ66493
2おいでやすこが吉本興業個性と技のハーモニー56582
3見取り図吉本興業真逆の才能Ⅲ46482
4錦鯉SMAおっさんずバカ9643-
5ニューヨーク吉本興業ダークにリベンジ3642-
5オズワルド吉本興業NEO東京スタイル7642-
7インディアンス吉本興業敗者復活組1625-
8アキナ吉本興業覚醒するファンタジスタ8622-
9ウエストランドタイタン小市民怒涛の叫び10622-
10東京ホテイソングレープカンパニー静ボケ 剛ツッコミ2617-
  • 初出場:おいでやすこが、東京ホテイソン、錦鯉、ウエストランド
  • ノーシード:おいでやすこが*44
  • ラストイヤー:なし

当時は新型コロナウイルス流行により開催自体が危ぶまれていたが、1回戦を無観客で開催、過去の準決勝経験コンビに特例シード付与*45、3回戦の廃止などの感染対策を施して開催された。
総エントリー数は5081組。


この大会から2回戦以降のネタが大会公式のYouTubeチャンネルにアップロードされるようになった*46


非吉本の事務所所属の芸人が複数組出場。これは2016年以来となる。
錦鯉・長谷川が49歳かつ芸歴25年でM-1グランプリの最年長ファイナリスト・最長芸歴を更新。
さらにピン芸人のおいでやす小田とこがけんによる2019年結成のユニットコンビ「おいでやすこが」が決勝進出を果たした。正式ではないグループが決勝進出を果たしたのは初。


上述の通り、この大会の結果で優勝したマヂカルラブリーのネタに対し「あのネタは漫才といえるのか」という異論が唱えられたことから「漫才論争」が勃発した。


M-1グランプリ2021

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順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1錦鯉SMA50歳おバカの大冒険86555
2オズワルド吉本興業シン・東京スタイル66651
3インディアンス吉本興業快速ボケ特急96551
4ロングコートダディ吉本興業やわらかハード7649-
5もも吉本興業なにわNEWフェイス10645-
6ゆにばーす吉本興業NO M-1,NO LIFE.3638-
6真空ジェシカプロダクション人力舎屈折のエリート5638-
8モグライダーマセキ芸能社やんちゃとぶきっちょ1637-
9ハライチワタナベエンターテインメント敗者復活組4636-
10ランジャタイグレープカンパニー奇天烈の極み2628-
  • 初出場:もも、真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイ、ロングコートダディ
  • ノーシード:もも、真空ジェシカ、モグライダー
  • ラストイヤー:ハライチ

新型コロナウイルス感染拡大防止に細心の注意を払いつつも、3回戦の復活など従来の形式に戻して開催された。
総エントリー数は6017組。


吉本興業以外の事務所所属のコンビが5組(敗者復活組を含む)決勝進出を果たした。これは2002年に並び最多タイ。
そのうちストレートで決勝に進出した4組は関東のお笑い興行を一手に担う「K-PRO」ライブの常連メンバーであり、自らも出場者であるロングコートダディ・堂前がこのメンツを「週4くらいでお笑いライブに通っているお笑いファンが高熱の時に見る夢みたいなメンバー」と評するなど、本番前から昨年の漫才論争以上の大波乱が予想されていた。


ファーストラウンドで錦鯉とインディアンスが655点で同点となり、より高い点数を付けた審査員の多かった錦鯉が2位通過扱いとなった。
一方で、同大会からファーストラウンドで敗退した場合は合計得点のみで順位をつけるようになっている。


錦鯉の優勝により2007年のサンドウィッチマン以来、実に10大会ぶり(14年ぶり)に吉本興業以外所属コンビが優勝した。
また、長谷川(当時50歳)は初の50代ファイナリスト兼優勝者、渡辺(当時43歳)も史上初の40代での優勝者となり、コンビでとろサーモンの2人(当時38歳)が持っていた優勝の最年長記録を更新した。


M-1グランプリ2022

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1ウエストランドタイタン小市民怒涛の叫び106596
2さや香吉本興業熱血リベンジ56671
3ロングコートダディ吉本興業ゆるハイブリッド46600
4男性ブランコ吉本興業あぶない地味男6650-
5真空ジェシカプロダクション人力舎アンコントロール2647-
5ヨネダ2000吉本興業なかよし奇想天外8647-
7オズワルド吉本興業敗者復活組3639-
8カベポスター吉本興業草食系ロジカル1634-
9キュウタイタンノーリアル9620-
10ダイヤモンド吉本興業クレイジーな輝き7616-
  • 初出場:ダイヤモンド、ヨネダ2000、男性ブランコ、キュウ、カベポスター
  • ノーシード:ダイヤモンド
  • ラストイヤー:なし

総エントリー数は7261組。準々決勝進出者が昨年よりも絞られた一方で、準決勝の枠が2つ増えて27+1組になった。
審査員は上沼と巨人の勇退により、博多大吉が5年ぶりに復帰し、新たに山田邦子が加わった。


大会史上初の歴代ファイナリストの1回戦敗退、大会復活後初の前年度ファイナリストの3回戦敗退、準決勝の時点で前年度ファイナリストが3組だけ、
前年度3位の準々決勝敗退*47、大会史上初のストレートでの決勝3回目以上なし……など、今まで以上に過酷な大会となった。M-1はファイナリスト経験者にさえ容赦しない。


タイタンからファイナリストが2組選出されており、吉本以外の事務所では第1回と第2回に2組選出された松竹芸能以来、さらに言えば関東圏の事務所では初の快挙である。
また、史上初めて2年連続で吉本興業以外所属コンビから王者が誕生した。


M-1グランプリ2023

#table_style(head=#dcdcdc){順位=center,コンビ名=center,所属=center,キャッチコピー=center,1st出番=center,1st得点=center,最終得票=center}

順位コンビ名所属キャッチコピー1st出番1st得点最終得票
1令和ロマン吉本興業エキセントリックルーキー16484
2ヤーレンズケイダッシュステージノンストップ・ウザ66563
3さや香吉本興業激情リベンジ36590
4マユリカ吉本興業ずっとキモダチ5645-
5真空ジェシカプロダクション人力舎アンコントロールⅢ7643-
6カベポスター吉本興業草食系ロジカルモンスター4635-
7モグライダーマセキ芸能社メジャーポンコツ10632-
8ダンビラムーチョ吉本興業M-POP8631-
9シシガシラ吉本興業(敗者復活組)2627-
10くらげ吉本興業純情!ワイシャツとアロハ9620-
  • 初出場:令和ロマン、マユリカ、くらげ、ダンビラムーチョ、ヤーレンズ、シシガシラ
  • ノーシード:なし*48
  • ラストイヤー:なし

総エントリー数は8540組。準決勝の枠が昨年よりさらに増やされ、30+1組となった。
敗者復活戦のリニューアルに伴い芸人審査員が新たに設けられ、柴田英嗣、野田クリスタル、渡辺隆、山内健司、石田明の5人が担当。
決勝審査員は志らくの勇退に伴い、新たに海原ともこが加入した。


最終決戦の結果発表では審査員席の順にヤ(ヤーレンズ)→令(令和ロマン)→ヤ→令→ヤ→令の順ときれいに投票結果が分かれ、文字通り松本の一票で王者が決まるというM-1史上最もスリリングな発表となった。
さらに中川家以来となるトップバッターからの王者が誕生した。




【意外な出場者】

先述したとおり、結成15年以内であれば老若男女を問わず参加できる今大会において非芸人の参加は非常に多い。
その中には他のジャンルで有名になっている人も少なからずおり、その中から特筆すべき人物をここに記す。


  • えべっさん(現・菊タロー)(2001)

当時、大阪プロレス所属のプロレスラー。同団体の社長であるスペル・デルフィンと「なんで家いるか・えびす」を結成し、本職の芸人相手に3回戦に進出する快挙を見せた。
また、2003年には相方を同団体のタイガースマスクに代えて1回戦を突破している。


絶体絶命でんぢゃらすじーさん』シリーズで知られる漫画家。
友人とコンビ「こち亀5、6巻」を結成し参加。しかし1回戦でコンビ名がウケただけでそこから先は地獄だったという。


  • 福島暢啓(2007~2009・2018・2022・2023)

MBS毎日放送のアナウンサー。
現在はTBSテレビ制作の『THE TIME,』で関西・徳島地区の中継を担当。
初出場は大学時代で、大学の落語研究会の先輩とコンビ「志ん茶」を組み、アマチュアながらも準決勝まで2度勝ち進んだ
若本規夫のモノマネを得意としており、漫才でも披露している。
コンビの活動は2人とも就職した事で終了しているが、ベストアマチュア賞がこの時からあったなら間違いなく彼らが獲得していただろう。
また、2018年と2022年、2023年には三遊亭好楽の弟子である落語家の錦笑亭満堂(旧:三遊亭とむ)と「ヤングタウン」を結成し、2023年には準々決勝まで進出している。


  • 仁井谷正充(2007)

ぷよぷよの開発元、および倒産後の元社員からの暴露によりしくじり企業として知られているコンパイル社の社長。「MOO仁井谷」の名でサタンさまの声優をしたりコスプレしていた姿を覚えている人間も多いだろう。
2007年に新作ゲームの宣伝も兼ね「歳の差コンビならウケるだろう」という目論見で20歳の女性みちゃきと「たにんどん」というコンビを結成し出場。
結果は1回戦敗退だが、ぷよぷよ開発者というネームバリューからあらびき団やAbemaTV『日村がゆく』といった番組にコンビで出演。
しかしあらびき団ではスベリ芸扱い、日村がゆくでも『M-1ナメてるグランプリ』という企画での出演である。


  • 森田まさのり(2018)

『ROOKIES』で知られる漫画家。
お笑い芸人を題材にした『べしゃり暮らし』の作者で、同作用の取材のため吉本興業の養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」に入学までしている*49ほか、2008~2010年のM-1ポスターで同作の主人公コンビを描いている。
漫画家仲間の長田悠幸との即席お笑いコンビ「漫画家」で参加。本職でないにもかかわらずなんと準々決勝にまで勝ち上がる健闘ぶりを見せ、ベストアマチュア賞を獲得した。


事務所の後輩(当時)・野津山幸宏とともに、自身が代表を務める事務所と同名のコンビ「ラッシュスタイル」を結成して出場。
声優ならではの滑舌を活かした芸風だが、惜しくも3回戦には届かず。


  • つ~ゆ~(2019・2020)

福田悠太と辰巳雄大の二人からなるジャニーズ事務所所属のアイドル
ジャニーズアイドルとして初のM-1出場となる2019年には3回戦まで進出し、話題を呼んだ。
また、2020年には彼らが所属しているグループ「ふぉ~ゆ~」の残りのメンバーである松崎祐介と越岡裕貴も「おつゆ」として出場、こちらは1回戦を突破している。


  • 冨宅正浩(2022)

2017年から務めている大阪府柏原市の現職市長
かねてからの友人であり同市在住の芸人・山本哲史とともに「市長・市民」を結成して出場。
現職市長の参戦、並びに1回戦突破は大いに話題になり、ネットニュースをにぎわせた。
また、同年には福井県若狭町長の渡辺英朗も出場しており、こちらも1回戦を突破している。


  • ウクライーニヤン(2022)

ロシアによるウクライナ侵攻からの避難民であるユリヤ・ボンダレンコ氏とその支援者かつ企業社長の吉村大作氏によるコンビ。
結果は1回戦敗退だが、時節が時節だけに大きな話題を呼び、ナイスアマチュア賞を受賞。


  • 我らワールド(2022)

自転車系漫才…と言われるレベルで軽妙なトークを繰り広げるJ SPORTS Cycle Road Race実況解説の栗村修と、『金曜ロードショー』やラジオでおなじみのドイツ人ナレーター・サッシャのコンビ。
何を間違ったのか『M-1』に参戦し、1回戦を突破してしまう。
流石に2回戦敗退だったが、「J SPORTS」で放送されている普通はスポーツマンの裏側まで密着取材する番組『The REAL』にて、何故かこの2人の『M-1』参戦記まで取材される事に。


  • くまモン(2023)

ご存じ熊本県が誇るマスコットキャラクター。
大阪くまモン隊で活動しているお姉さんとコンビを結成し、1回戦を突破した。


  • ケイン・コスギ(2023)

三大特撮制覇を成し遂げた、perfect bodyなアクション俳優。
ジム仲間であった筋肉芸人、なかやまきんに君とのコンビ「パーフェクトパワーズ」を結成し挑んだ2023年大会では、なんと準々決勝まで進出する快挙を成し遂げ注目を集めた。



【予選で話題を集めたコンビ】

決勝戦に残れずとも、予選にて披露したネタが動画サイトで話題を集めたコンビも多い。


  • 完熟フレッシュ(2016)

頼りない父、池田57CRAZYとその実娘池田レイラからなる親子漫才師。2016年に3回戦、翌2017年には準々決勝にまで進出し「ベストアマチュア賞」を受賞した。
芸風は実話を基にして頼りない父が繰り出す自虐ネタにレイラが辛辣な毒舌で返すというパターンで、2018年1月の『おもしろ荘』にも出演。前述の通り元々はアマチュアコンビだったが、これをきっかけに注目を集め、同年1月8日付でワタナベエンターテインメント所属となりプロに転向しブレイクした。
現在はテレビ出演こそ減ってはいるものの、Youtubeで披露したレイラのメイク動画が話題になった。錦鯉と同時に漫才協会に加入している。


  • 怪奇!YesどんぐりRPG(2018)

Yes!アキト、どんぐりたけし、サツマカワRPGのそれぞれが一発ギャグを得意とする三人のピン芸人からなるお笑いユニット。
『M-1』に出場こそしているもののボケ、ツッコミの役割の概念は基本的に無く、全員がギャグを担当する風変わりな芸風が持ち味。もはや漫才ではない
初出場であった2018年の3回戦にて、それぞれがローテーション式に一発ギャグを披露していくもどんぐりのみが自己紹介ギャグを繰り返す「プレイヤーチェンジ」のネタが大きな話題となり、プチブレイク。
その後も数多くの芸風を試し、2021年には遂に準々決勝にまで進出。さらにサツマカワRPGとYes!アキトは2022年に『R-1グランプリ』で決勝進出を果たしている。


  • 金属バット(2018~2022)

長身坊主の小林圭輔とガリガリ猫背でロン毛の友保隼平からなるコンビ。
特徴的な容姿や覚醒剤や不倫をネタにするブラックな芸風といった一般ウケには程遠そうな要素ばかり持ちながら、独自性あふれる漫才はお笑いファンからだけでなく中田カウスや海原ともこらベテラン勢からも高く評価されており、本大会ではワイルドカードに2回選出されるなど支持の厚いコンビ。
また、友保が『M-1』のプレミアムスポンサーであるどん兵衛のケータリングを毎年楽屋から大量にガメていくことが話題になり、その結果製造元である日清食品に捕捉され、贖罪代わりか「どん兵衛どろぼう」として北の大地できつねダンスを踊るCMが制作されるに至った。
2022年にラストイヤーを迎えたが、その翌年から『THE SECOND』に参加し2年連続でグランプリファイナルに進出。2023年大会でアンバサダーを務めた松本人志からは以前からその存在に注目していた旨をコメントされるなど、存在感を発揮している。ただし1回戦で戦ったマシンガンズと名前を間違えられてはいたが


  • Dr.ハインリッヒ(2020)

姉の彩と妹の幸からなる双子の姉妹コンビ。
双子ではあることはネタにほぼ取り入れず、ファンタジー色の強い話題かつ独特な雰囲気を纏ったしゃべくり漫才が特徴。ラストイヤーであった2020年は準々決勝敗退。
しかし、全国的な知名度としては全くの無名ながらGYAO!で配信されたネタ動画は60万超の再生回数を記録。ワイルドカード枠にこそは入れなかったものの大きな評判を集め、2021年3月に行われた単独ライブではチケットが10秒で即完するなど、“『M-1』決勝に行かないドリーム”を成し遂げた。
因みに女芸人のNo.1を決める「THE W」には初回こそ周りからの強い勧めもあり初回に出場しているが、自分達の良さが出ないという理由からそれ以降出場していない。


  • ラパルフェ(2021)

ワタナベエンターテインメント所属の都留拓也と尾身智志からなるコンビ。
ボケ担当の都留が阿部寛のモノマネをしながら漫才をするという独特の芸風が特徴。しかし『M-1』ではそれに加えて「大会主催の吉本興業所属の芸人でないと勝ち残れない」という『M-1』審査の都市伝説をネタにする漫才を披露し爆笑をかっ攫い、会場を大いに沸かせた。
Twitterでは「ラパルフェ 反則」がトレンド入りして話題となり、公式Youtubeチャンネルでの再生回数が準々決勝敗退コンビで唯一100万回再生を越えるといった偉業を成し遂げたものの、ワイルドカードには入れずあえなく敗退。しかし決勝には偶然にも4組もの非吉本芸人が進出。さらに最終的には敗者復活枠含めて歴代最多の5組の非吉本芸人が決勝進出を果たした。
因みに都留の阿部寛ネタは本人公認で、これ以外にも森泉やウッディのモノマネ芸で「細かすぎて伝わらない」の常連として知られ、2022年の大会では優勝を果たしている他、2023年の『R-1グランプリ』では決勝に進出している。


  • コウメマイルド(2021)

息の長い一発屋のコウメ太夫と、地味に『R-1ぐらんぷり』王者の三浦マイルドからなる、共にピン芸人同士のユニットコンビ。
コウメ太夫に扮したマイルドに対してコウメ本人はスッピンかつツッコミという出オチにも程がある出で立ちから絶大なインパクトを残し、話題となった。
実はTBSの特番「クイズ 正解は一年後」での企画として結成されたコンビであり、彼らがどこまで勝ち進められるかを予想するのが番組内でのクイズとなった。
芸風は支離滅裂なコウメ太夫本人のピンネタを三浦マイルドが完全再現し、それをコウメ太夫がリアリティがないとツッコミを入れるが最後は三浦マイルドから「これが普段のお前や!」と逆にツッコまれ、コウメ太夫本人の「チクショー!」で締めるというもの。
三浦マイルドは「1、2回戦ではウケていたが3回戦では全くウケなかった。空気が変わり、お前らが来るところじゃねぇと言われているようだった」と語っている。
なおコンビを組む以前はほぼ面識のなかった2人であったが、これをきっかけに良い飲み友達になったとのこと。



【余談】

開始当初各局に企画を持ち込んだ際、テレビ東京では澤田隆治*50を経由してからとあるディレクターを紹介された。
そのディレクターが提案したのは「家族に病人がいるなど、何らかの事情を抱えたコンビに密着してそれを追っかける」というもの。
かなり無茶苦茶な提案だったため即座に断ったものの、後年ファイナリストを密着した『M-1グランプリ アナザーストーリー』という企画をやっていることを考えると、テレ東のディレクターは先見の明があり過ぎたのかもしれない。


大晦日に放送されている『NHK紅白歌合戦』で、近年は歌手の三山ひろしがけん玉ギネス世界記録に挑戦するのが定番となっており、2021年に放送された第72回では『M-1』決勝の出場者紹介ムービーのパロディとなっており、ナレーションも本家と同じく畑中ふうが担当した。
また、『M-1』決勝経験者では2019年(第70回)にNON STYLEの石田明とミルクボーイの内海崇、2021年(第72回)にぺこぱの松陰寺太勇、2022年(第73回)にテツandトモのテツ、2023年(第74回)にタイムマシーン3号がけん玉ギネス世界記録挑戦に参加している。



今田「さあ、優勝のコンビは誰でしょうか?彩ちゃん、お願いします!」
上戸「今年のM-1王者、それは……」
上戸「追記・修正の後で!」
一同ズッコケ


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  • 優勝しなかったコンビ含めて売れた芸人が多い印象 -- 名無しさん (2021-12-21 21:51:15)
  • 08年のオードリー以降は準優勝が売れた芸人もちらほら。 -- 名無しさん (2021-12-21 22:00:51)
  • 上位ばっかじゃなくて印象的なコンビをピックアップしてもいいかもね。(ただ、そんなに数がいないかも?) 自分が覚えてるのだと、べしゃり暮らしの時に森田先生が出てたりとか。 -- 名無しさん (2021-12-21 22:01:16)
  • >ハゲで歯が5本しかない長谷川 ←奥歯がないだけでもっと歯あるわwww -- 名無しさん (2021-12-21 22:04:22)
  • ↑印象的なコンビは全部だと難しいので決勝進出者だけでも考えています。 -- 名無しさん (2021-12-21 22:06:38)
  • M-1ファイナリストになるだけでも、芸人さんにとっては大変なステータスだからね。オードリーしかりぺこぱしかり、優勝を逃しても売れっ子になったコンビも多数いる。 -- 名無しさん (2021-12-21 23:05:21)
  • フットボールアワーは一応初の10年目未満の優勝者ではある。 -- 名無しさん (2021-12-21 23:51:12)
  • オズワルドは果たして笑い飯のように悲願を果たすのかかまいたちの悲劇を味わってしまうのか… -- 名無しさん (2021-12-22 00:13:22)
  • 折角なら王者だけじゃ無くて歴代ファイナリストの説明も入れたい -- 名無しさん (2021-12-22 03:36:44)
  • 中川家って唯一のトップバッターの優勝者だっけ? -- 名無しさん (2021-12-22 04:51:55)
  • ”女芸人No1決定戦”が各局の賞レースからしれっと省かれてるのが哀愁を誘うな。実態から見て残念でもないし当然といった感じだが。 -- 名無しさん (2021-12-22 10:45:30)
  • 毎年上戸彩の変わらなさに驚くわ フットの欄もうちょっと追記してあげて… -- 名無しさん (2021-12-22 16:04:32)
  • 参加資格を逃した芸人からは「制限なしの大会も開催してほしい」という声が非常に多いけど、固定ファンの多い芸人同士をぶつけるとどんな審査方法でも炎上は必至だしスポンサーも敬遠しそうだからM-1ほどの人気にはならなそう。 そう考えるとつくづく結成年縛りは奇跡的なバランスだった。 -- 名無しさん (2021-12-22 19:26:35)
  • トリオ漫才師は今のところ決勝に行けてない ただ)が行けたことがあったりする -- 名無しさん (2021-12-22 20:11:13)
  • ↑ミス なだぎ武率いるザ・プラン9が決勝に行けたことがあったりする -- 名無しさん (2021-12-22 20:11:52)
  • りあるキッズの最年少ファイナリスト記録は永遠に破られなさそう -- 名無しさん (2021-12-22 21:03:20)
  • ↑2 プラン9のリーダーは久馬だから「久馬率いる」だろう…「なだぎ武が当時在籍していた5人組時代のザ・プラン9」だな -- 名無しさん (2021-12-23 01:02:34)
  • M-1ぐらんぷり -- 名無しさん (2021-12-23 06:19:44)
  • 意外な出場者で言うと、ボイメンの小林豊と平松賢人が2021年に2回戦まで勝ち上がってたな -- 名無しさん (2021-12-23 14:00:41)
  • パペットマペットはM-1出場を事務局に断られたらしいが金魚と強盗という相方が金魚のアマチュアの芸人は予選出てる -- 名無しさん (2021-12-23 19:01:41)
  • ミルクボーイの点数、681点。冷静に考えて審査員平均97.2点ってホントやばいな -- 名無しさん (2021-12-23 20:53:37)
  • モンスターファーム…四大大会…(小声) -- 名無しさん (2021-12-23 22:53:06)
  • 野田とかぶるけど粗品も東方大好きなニコ厨でかつボカロP -- 名無しさん (2021-12-24 00:50:49)
  • 決勝出場者の中に南海キャンディーズを入れてほしい。初の男女コンビによる決勝進出、女性芸人で最終決戦まで勝ち進んだのはしずちゃんだけ、現在の大ブレイク、どれもM-1を語るうえで外せないことだし。 -- 名無しさん (2021-12-24 12:54:30)
  • 歴代ファイナリストの中にトータルテンボスを追加して欲しい。決勝進出を決めた時の藤田の涙は印象的だった。 -- 名無しさん (2021-12-25 08:30:41)
  • 長谷川さん優勝決まった瞬間めっちゃボロボロ泣いてたのが印象的だった。 -- 名無しさん (2021-12-25 12:38:43)
  • 審査員の項目も充実させてほしいな -- 名無しさん (2021-12-25 15:07:48)
  • 今年は放送日の未明にある悲しい出来事があっただけに、錦鯉が決勝でやったネタの締めはいろいろ考えさせらえるものがあった -- 名無しさん (2021-12-25 15:32:12)
  • アンタッチャブルが敗者復活決めた時に同じく敗者復活の参加者だったおぎやはぎ小木が自分のことのように大喜びしてて「『決勝進出はアンタッチャブルと小木さんです!』かと思ったよ(笑)」とアンタッチャブルに言われたのは微笑ましいな -- 名無しさん (2021-12-26 13:37:12)
  • 決勝出場者だとテツトモが異色だよね -- 名無しさん (2021-12-26 18:15:16)
  • 2019年の決勝で悪い意味で爪跡を残してしまったニューヨークが、まさか2021年の好きな芸人1位を獲ってしまうとは・・・ -- 名無しさん (2021-12-26 20:22:40)
  • 井上の不祥事はひき逃げではなく当て逃げ。ちなみにスーパーマラドーナの武智も同乗していた。 -- 名無しさん (2021-12-26 21:22:11)
  • 紳助の出場年数までに結果を出せない芸人をあきらめさせるってコンセプトに反しまくる2021王者錦鯉wちなみに紳助がⅯ-1を立ち上げたのが48歳のころでその頃の紳助よりも年上でファイナリストになったまさのりさんw -- 名無しさん (2021-12-30 13:38:47)
  • 紅白でM-1パロを見るとは。 -- 名無しさん (2022-01-01 01:25:36)
  • 最終決戦で全員の票が1組に入ったのはチュートリアルだけだっけ? 完全制覇ってそういう意味で言ってる? -- 名無しさん (2022-01-01 01:56:52)
  • ↑あ、パンクブーブーもでしたか -- 名無しさん (2022-01-01 02:18:38)
  • 過去の審査員もいれてほしい。10点刻みで評価し、下ネタがあったスピードワゴンに50点を付けた立川談志とか、R-1でも審査員を務めた大竹まこと、ラサール石井、渡辺正行とか -- 名無しさん (2022-01-05 11:31:57)
  • キングオブコントの記事もできたし、R-1の記事ができればお笑い賞レースの記事がそろうな THE W?知らない子ですね… -- 名無しさん (2022-01-06 16:46:52)
  • 些細なことだけど広告見たとき「優勝して人生を変えてくれ」って他力本願っぽくなっちゃったなあと思うわ。昔は「人生を変えろ」だったのに -- 名無しさん (2022-01-06 20:43:52)
  • THEWに関してはゆりやん阿佐ヶ谷姉妹吉住のネタは良かったと思う。2017準優勝のステテコは正直言って準優勝だと認めたくない。それ以外は全く覚えてない。 -- 名無しさん (2022-01-08 17:24:00)
  • Wは優勝者は無理矢理にでも売れさせてくれるし、レベルも年々上がってるから賞レースとしての地位はまだまだ上がるよ多分、問題はR-1で今年ヤバかったら存続がヤバいかも -- 名無しさん (2022-01-16 07:51:53)
  • 去年のW面白かったよね -- 名無しさん (2022-01-30 15:55:25)
  • R-1のファイナリストも決まったみたい。しかも今年は吉本は2組のみ。 -- 名無しさん (2022-02-14 22:19:11)
  • 笑い飯が2009年のM-1時点でラストチャンス扱いだった事は触れたらまずい? -- 名無しさん (2022-03-18 18:17:56)
  • 敗者復活の歴代出場者も載せてもいいんじゃね?それか個別記事作るとか -- 名無しさん (2022-09-24 18:41:53)
  • どっかで見た、2021オズワルドの「優勝目前でバカなおっさんに割り込まれて優勝逃した」 -- 名無し (2022-10-27 21:30:40)
  • ↑続き ってのがおもしろかった -- 名無し (2022-10-27 21:31:39)
  • ウエストランドが連続でトリを飾って今年まさか優勝するとは。 -- 名無しさん (2022-12-18 22:11:46)
  • (審査員山田邦子)もうやめてくれー… -- 名無しさん (2022-12-19 01:53:45)
  • 邦ちゃんはカベポスターが低かったから色々言われてるけどなんやかんや妥当な審査してたよね、コメントはふわっふわだったけど -- 名無しさん (2022-12-19 02:02:16)
  • 山田邦子は観客のウケをストレートに反映させてた印象。カベポスターの(基準点の)ことは本当に忘れてたんだろうw -- 名無しさん (2022-12-19 03:38:27)
  • ファイナリスト全体の平均レベルが以前とは比べ物にならないくらい上がってて、「1組目はアベレージ88くらいから」という時代じゃなくなってるし、実際「これが1番手に付けられるギリギリ」という感じで91点前後付けられることが増えてるからねえ。カベポスターに関してはその理屈込みでも他6人が高く入った分、結果的に相殺されてバランスが取れたから全体を通じては大きなバランスブレイカーとなるまでには至らなかったのが救い。来年続投になるかはわからないけど、次は大丈夫なんじゃないかな。 -- 名無しさん (2022-12-19 22:53:29)
  • 邦ちゃんは良いカンフル剤になったのではなかろうか。審査員としては正直あの優しい大吉先生が一番怖かったな…。ダイヤモンドとキュウの講評ん時が特に。 -- 名無しさん (2022-12-20 00:44:27)
  • ファイナリストのレベルが上がってるんじゃなくて、審査員がガバガバになってるだけでしょ。 -- 名無しさん (2022-12-21 16:32:28)
  • ネット上であれこれ言われるから審査員も日和ってる。ヨネダ2000なんて高評価している人たちがみんな面白さを説明出来ていないし、本当に面白いと思っているのかも怪しいレベル。2015年に復活してからのM1は間違いなく以前ほどの盛り上がりも影響力も無くなってるよ。 -- 名無しさん (2022-12-21 16:34:51)
  • カベポスターは順番で割を喰いまくってたから可哀想だなぁ -- 名無しさん (2022-12-21 21:36:50)
  • ↑↑やめてくれ~~~~長文分析やめてくれ~~~~ -- 名無しさん (2022-12-22 01:41:19)
  • 結成キュウ年目で初決勝、キュウ番目に登場してキュウ位の成績残した9すき -- 名無しさん (2022-12-22 08:49:05)
  • ↑まるでチルノのパーフェクトさんすう教室 -- 名無しさん (2022-12-22 20:16:42)
  • ダイヤモンドは第2のニューヨークとなるべく、頑張って来年リベンジして欲しい。して -- 名無しさん (2022-12-22 22:11:53)
  • ウエランって漫才協会入ってたっけ? 入ってたなら2年連続漫才協会所属の芸人になってたハズ。 -- 名無しさん (2022-12-23 22:20:52)
  • ウエストランドの毒舌ネタがどうこう言われてるけど、「個人」さえ傷付けなければ良くね? -- 名無しさん (2022-12-26 20:59:36)
  • 容量カツカツで碌に追記できないため、「敗者復活戦進出者一覧」や「ファイナリスト一覧」を削除し、表も簡略化しました -- 名無しさん (2023-03-05 14:46:28)
  • 簡略化は嬉しいけどキャッチフレーズ無くなったの悲しいわ -- 名無しさん (2023-04-10 03:23:22)
  • ろくに追加できないってatwikiやばいなあ。漫才協会云々はそもそも所属してようがでてない王者とかいるし…(出番を増やすための場だから売れっ子王者にはあまり旨味がない) -- 名無しさん (2023-06-24 03:31:44)
  • やっぱりM-1は2010年までの方が圧倒的に面白い -- 名無しさん (2023-10-13 17:36:18)
  • もも、まさか2年連続3回戦落ちとは( -- 名無しさん (2023-11-13 21:42:53)
  • ももは今の時代に合わせようともがいてるけど仕上がっては無かったね -- 名無しさん (2023-11-16 20:37:37)
  • ヘンダーソン決勝に行ってほしかったなぁ~ -- 名無しさん (2023-12-08 18:18:23)
  • どうしても毎年項目が膨らむので一部独立項目に出来ないものだろうか -- 名無しさん (2023-12-18 11:47:51)
  • ↑敗者復活戦とか? -- 名無しさん (2023-12-18 12:36:24)
  • 旧m1新m1で分けるのが一番自然では -- 名無しさん (2023-12-19 05:33:09)
  • M-1チャンピオンで項目作ったほうがいいかもしれない そうしたら決勝進出者はどっちに書くべきか… -- 名無しさん (2023-12-19 12:40:02)
  • それぞれでいいんじゃ?ファイナリストのほうに後の王者って書いて解決。錦鯉とかも優勝前からk-proライブ出てるイメージあるからウエストランドとの違い/意図が気になる。。 -- 名無しさん (2023-12-19 12:56:03)
  • 中川家以来のトップバッターが優勝するとは。 -- 名無しさん (2023-12-24 22:12:45)
  • キワ物(敗者復活の華山)で始まりキワ物(最終決戦のさや香)でおわったなぁ… -- 名無しさん (2023-12-25 00:37:37)
  • 1週間経つまでは2023年の更新はアカンのよね? -- 名無しさん (2023-12-25 00:43:30)
  • 過去大会の敗者復活戦のメンツとか復活させても大丈夫? -- 名無しさん (2023-12-26 21:31:20)
  • コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2024-06-09 20:28:45)

#comment(striction)

*1 2002年までは番組内で「10年未満」と表記された。
*2 本来は映画「ムーランルージュ」用に制作された楽曲である。
*3 映画の冒頭で流れる曲。ちなみに『M-1』で使用されているのはバズ・ライトイヤーがザーグの惑星に突入するシーンの部分。
*4 敗者復活戦に出場するコンビも多く、大量の芸人の裏かぶりを回避する為に他局は総集編や非お笑い番組など捨て駒企画を組まざるを得ない事が多い。
*5 オートバックス→イエローハット、ファミリーマート→セブンイレブン等。
*6 関西芸人が出演しなかった理由として、一説には「ボキャブラ」は視聴者投稿をメインとした番組だったため、若手芸人が参加する番組という認識が無かったとされる(同じ吉本でも東京事務所所属の芸人は頻繁に出演していた)。
*7 当の吉本側も全国区ということでキー局にしか目が行かず、在阪局が全国ネットの枠を保有していたことを忘れていたという。
*8 2021年より『R-1グランプリ』に改称。それまでの名称は『R-1ぐらんぷり』
*9 その為、ファイナリストのマネージャーは不測の事態に備えてスマホの充電器を常備しているとのこと。
*10 ただし、これは再エントリーを別個にカウントした場合で、これらを除いた事実上のエントリー数は7699組。
*11 1位のチュートリアルが満場一致の優勝であったため。
*12 2023年から追加。
*13 復活前は横浜、新潟、愛媛、浜松、高松でも予選が行われたことがある。初回は長野でも予選が行われる予定もあったが、事情により中止になった。
*14 2022年までは準決勝進出組、2020年のみ1回でも準決勝以上を経験した組。
*15 アマチュアには特に大きな難関であり、過去に準々決勝を突破できたアマチュアコンビはわずか1組。
*16 2020年までは再生回数、2021年・2022年は動画視聴人数、2023年は得票数。
*17 2005年は神宮球場、2006年は有明コロシアム、2007年~2010年は大井競馬場。
*18 特に2016年から2022年までの敗者復活戦勝者はすべて歴代ファイナリストで、そのうち2021年のハライチ以外は前年度のファイナリストでもある。
*19 2016年以降、面白かった1組だけではなく3組を選ぶという点も理由として非常に大きい。
*20 2001年は準決勝通過10組、2002年~2016年は準決勝通過8組+敗者復活1組。
*21 実際中盤~終盤のコンビが高得点になりやすく、2002年~2016年の11大会中、敗者復活戦勝者の最終決戦進出回数は8回にも及んだ。このため「準決勝で一度敗退したのに有利な条件で決勝に出られるのか」という批判が多かった。
*22 一応、2005年で「4分30秒を超えると1秒につき1点減点」とアナウンスされたが、実際に運用されたかどうかは不明。
*23 ミルクボーイは、「暗黙の了解として、決勝は5分くらいまでなら延びても大丈夫だと言われていた」と語っている。しかしナイツ塙等、審査員個人がタイムオーバーを理由に減点することはある。
*24 暫定ボックスから出る際には、そのファイナリストがなにかボケるのが定番となっている。
*25 正確に言えば、2005年~2019年・2022年以降はファーストラウンド1位→2位→3位の順番で各コンビが自分達の順番を決めることになるのだが、2005年を除いて必ず後の出番から選ばれるため意味がなくなっている。
*26 そのうちファーストラウンド3位からの大捲りを見せたのは、とろサーモン、ウエストランド、令和ロマンの3組。
*27 2001年は舞台上で各審査員がボタンを押して投票。2002年~2004年は全審査員の票が同時発表。
*28 ただし2021年では登場の仕方がいつもと違っていたためギャグができず、その代わりに司会の今田と上戸が前説を担当しているバイク川崎バイクのモノマネを披露する形となった。2024年は登場こそ普通だったが、コメントの際にギャグを披露した。
*29 キャリア初期の1977年に引退している。
*30 芸歴が極めて複雑なため、先輩や兄さんとは言い難いことから「アメトーーク」で使用されて以降一気に普及した。
*31 実は2001年のみ偽名を使って出場している。これは福岡からのエントリーが少なかった事から、福岡吉本からも1組出場させたい吉本興業側から出場要請を受けたことが理由。準決勝まで進んだが結局は失格扱いで決勝には進めなかった。
*32 後日これについて山田本人は「平均点を80点と設定した上で真空ジェシカがトップレベルで質が高いと感じた、カベポスターも悪いと思ったわけではない(大意)」と述べている。
*33 事実、談志とテツトモにはその後も交流があった様で、ケチで知られる談志が両者にチップとして1万円ずつ手渡したというエピソードもある。
*34 哲夫が土器を掘り起こす業者を演じたくだり。そのときの哲夫の演技が横山やすしに似ていたから等の諸説はあるが、真相は謎のままである。
*35 関西テレビで放送されていた上沼恵美子の冠番組。2020年7月に終了。
*36 12月4日にYoutubeで公開された動画で志らくだけが映らなかったのが伏線だったという声もある。
*37 2022年大会にて、別事務所の後輩であるママタルト・檜原ひわら洋平を急に「洋平くん」と呼んだ。
*38 トレンディエンジェル、銀シャリ、ミルクボーイ、マヂカルラブリーが遭遇している。
*39 審査員には紳助から「最低50点を出してくれ」と伝えられており、実際審査員の最大点数差は紳助の30点差だったが、一般審査員の最大点数差は札幌63点差、大阪80点差、福岡75点差ととても無視できる差ではなかった。
*40 ユウキロックがとっさに「(アメリカザリガニと)一緒にやりましょうか?」とネタにした。
*41 後年、笑い飯本人たちが伝え聞いた話として語ったところによると、彼らのネタ中に舞台袖で番組進行担当のスタッフが「あいつら番組潰す気か!!」と烈火のごとく怒っていたとのこと。
*42 ただし審査員の合計点数から超過分が差し引かれるわけではなく、タイムオーバーをどれだけ減点に反映するかは審査員に一任されている。
*43 旧吉本興業は「吉本興業ホールディングス」に社名変更。
*44 本来の規定ではアキナ、ウエストランドも該当。
*45 ファイナリストの中ではアキナとウエストランドが該当。
*46 2回戦・敗者復活戦・決勝戦の全ネタと、準々決勝敗退コンビのネタが該当。翌年からは3回戦の復活に伴い、2回戦ではなく3回戦のネタが公開される。
*47 前年度2位も準決勝敗退しており、4年連続で最終決戦経験者のストレート進出なしという結果に終わっている。
*48 前年度までの規定ではくらげ、モグライダー、シシガシラが該当。
*49 NSC東京10期生となり、同期はオリエンタルラジオ・はんにゃ・トレンディエンジェル等
*50 朝日放送出身のディレクターで、在籍中に番組制作会社の「東阪企画」を立ち上げ、『花王名人劇場』等数多くの演芸番組のプロデュースを担当したほか、上方芸人に関連した著作も多数残している。

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