登録日:2018/09/09 Sun 18:00:10
更新日:2024/03/22 Fri 12:55:06NEW!
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仮面ライダー 仮面ライダージオウ 怪人 ライダー系悪の組織リンク アナザーライダー グロい 怪人ライダー パチモン タイムジャッカー 歴史改変 仮面ライダーの名を騙る怪物 ライダーもどき キモイ 出渕裕 平成ライダー タイムパラドックス s.i.c. アルファベット 僕と契約して仮面ライダーになってよ! 異形 篠原保 if 偽物 アンチテーゼの塊 アンチテーゼ 秀逸なデザイン 秀逸な設定 仮面ライダーの名を穢す怪物 オマージュ 芸が細かい アナザー ライダー怪人 今週の怪人 皮肉 コメント欄ログ化項目 ifルート ifの世界 ありえたかもしれない可能性 アナザーウォッチ 過去の意志は嘘では欺けない 魔王候補 ショッカーライダー←ではない 本物vs偽物 番組抹消 もう一つの平成ライダー+α 偽りの仮面ライダー ライダー版ヒトツ鬼 歴代ライダーに対するディスペクト 後のヒトツ鬼
今日から君が仮面ライダー◯◯だ!!
アナザーライダーとは、『仮面ライダージオウ』に登場する怪人であり、同時に偽りの仮面ライダーである者たちの総称。
デザイン担当は出渕裕、篠原保。
概要
歴史改変を目論む未来人の集団「タイムジャッカー」と契約した人間が、「アナザーウォッチ」を使って半ば強制的に変身させられた姿。
名前の法則は「アナザー+◯◯」。◯◯にはモチーフとなった仮面ライダーの名前が入る(例:アナザー+仮面ライダービルド=アナザービルド)。
契約の内容は契約者によって様々だが、往々にして状況的に選択の余地がない場合が多く、
契約者はほとんど契約する他ない状況で契約を迫られることになる(アナザーエグゼイドのように契約した結果、余計状況が悪化している例もあるが)。
最大の特徴は、その姿と能力である。
上述したように、アナザーライダーはタイムジャッカーと契約した人間が、歴代平成ライダーと同じ力を宿したアナザーウォッチを体内に埋め込まれることで誕生する。
アナザーウォッチは本来の仮面ライダーの力を奪って作り出された為、それを核とするアナザーライダーは元の仮面ライダーに成り替わる形で歴史改変を行い、名実ともにその歴史における本物の仮面ライダーとなる。
しかし、本来の歴史ならばライダーに変身する資格が無い人間が変身する影響によって本来のライダーの力が歪んだ形で具現化してしまい、
その結果元の仮面ライダーが怪人化したような歪でグロテスクな姿となってしまう。S.I.C.フィギュアをより凶悪化させたような感じと言えば分かりやすいだろうか。*1
変身者がライダーになれる器ではない事を反映してかアナザーライダーのデザインには本来のライダーのアンチテーゼ、格落ちと見れる意匠が施されている他、それぞれのライダーが戦った怪人の要素もいくらか入っている模様。
また、同じライダーのアナザーライダーであっても、そのライダーが複数のフォームを持っていればフォームごとに違う個体のアナザーライダーが誕生する(一人のアナザーライダーがそれぞれのフォームを模した姿にチェンジできるわけではない)。
ただ、「別フォームのアナザーライダー」は基本的にそのまま出て来ることはなく、大本のアナザーウォッチに何らかの変更や追加要素が加わることで別フォームの力を獲得する。*2
デザインの共通点として、身体には「アルファベットで綴られた元の仮面ライダーの名前」と「そのライダーが活躍した時代の年号」が描かれており、字体は各個体ごとに異なる。
また複眼内には有機的な眼球が存在し、顔には凶悪な牙を持つ口が備わっている。
また、変貌する際にはオリジナルを意識したエフェクトが発生するのも特徴。
能力に関しては、基本的に元の仮面ライダーに因んだ能力を持つ(例:アナザービルドは周囲の人間をフルボトルの成分に変化させる)。
そのため、元のライダーと似たような戦い方をすることが可能。劇中、使用されるエフェクトも本家に準拠している場合が多い。
ただし、基本的にタイムジャッカーに目を付けられた一般人が変身する(=戦闘慣れしていない者もいる)ため、能力の使いこなし具合にはバラつきがある。
ウォズ曰く、彼等はジオウやゲイツの力だけでは倒すことが不可能な存在とされ、核であるアナザーウォッチが無事な限り、何度でも復活する。
完全に倒すには「そのアナザーライダーが生まれた時代」で、「対応するライダーの力を借りる(≒そのライダーアーマーを装着する)」必要がある(前者に関してはアーマータイム限定の制約ともとれる描写もある)。
というのも、アナザーライダーを完全に倒す(≒アナザーウォッチを破壊する)ためには同じライダーの力が必要なのだが、
本来の力の持ち主である本物のライダーはアナザーライダーが誕生し歴史改変が発生した時点で力を失っていくので*3、
ジオウやゲイツなどライドウォッチ及びライダーアーマーを扱えるジクウドライバーのライダーでなければ事実上対処不可能なのである。
ただし、ディケイドゴーストがゴーストライドウォッチをブランクウォッチに戻した描写から、
対応するライダーにカメンライドしたディケイドでもアナザーウォッチを破壊できる可能性がある。
後にディケイドはジオウにカメンライドした際「ジオウにはジオウの力」と発言しており、やはりカメンライドでも「同じライダーの力」を扱える模様。*4まぁディケイド本編からしてアンデッドや魔化魍を爆殺するような奴なので、その気になれば対応するカメンライド以外でも倒せるだろうが。
一方で、対応するウォッチを使わずに撃破しても変身解除は行われ、なおかつアナザーウォッチが再起動されるまでの間は本来の変身者が記憶を取り戻す。
ジオウⅡ登場以前は、仮撃破を行った上で記憶の戻った本来の変身者からウォッチを受け取り、再戦で正式に撃破するという手順を取る場合もあった。
更にアナザーライダーを撃破しアナザーウォッチを破壊したとしても、今度は「そのウォッチを持つジクウドライバーのライダー」もしくは「ウォッチそのもの」をそのライダーであると歴史が認識するようで、
いずれにせよ、元になったライダーは一旦歴史から消滅し、その時代には初めから仮面ライダーが生まれなかったこととなる。
アナザーライダーとなった契約者は、アナザービルドのようにアナザーウォッチに自我を乗っ取られて半ば暴走に近い行動をする個体もいるが、基本的には変身した契約者の自我を残して活動する。
だが、それは同時にアナザーライダー側に「怪人に身を落としてでも叶えたい望み」があることを意味しているため、いずれにしても説得することは困難を極める。
「悪に手を貸してでも叶えたい願い」はイマジンやヤミーに似ているが、それらは契約者/親の融通がきかなかった。対してアナザーライダーは本人が変身するため、暴走したビルドやゴーストを除けばほぼ完璧に仕事をこなせるという別の厄介さがある。どうしてこうもライダーにおける願いを叶える怪人は面倒なのが多いのか…ただ、海東大樹の例を見るに、アナザーライダーと化すと副作用で願いが歪んだ形で肥大化する*5ため、ある意味融通がきいてないともとれる。
アナザーウォッチが破壊された時点で、契約者はアナザーライダーとして行動していた際の記憶が失われるが、記憶が消えるまでの時間には個人差がある。
また、アナザーライダーが出現した場合、その歴史には初めから仮面ライダーが生まれなかったことになると上記したが、厳密にはアナザーライダーは自分が出現する以前の歴史を遡及して乗っ取ることはできない。
言い換えれば「番組を強制的に打ち切りにする」ことはできても、番組そのものをなかったことにはできない。力の根拠となるレジェンドの存在はその歴史に残り、消すことはできない。
だからこそ「過去に遡る」タイムマジーンで力を奪われる前のレジェンドたちに会えたり、彼らのライドウォッチが知人や仲間に託されていたり、オーマジオウがレジェンドたちの像を作れたりするわけである。*6
2019年製の個体がレジェンドと共存しているのはおそらくこの制約が理由で、生み出された時点で既にオリジナルの番組が終了している=終わった番組は当然打ち切れないし、なかったことにもならないからである。
なので当然生み出された時点で既に存在を乗っ取れる仮面ライダーがいない→アナザーはオリジナルに成り代わるのではなく、それを模倣した存在としてのアナザーになる→アナザー自身が「2019年の仮面ライダー○○のようなもの」になる→逆説的に「オリジナルのライダーの歴史は消えなかった」ことが確定するため、活躍した年代はそのまま生まれた年代=2019年になる、という話になる。
アナザーライダー一覧
各アナザーライダーを生み出したタイムジャッカーは以下の色で識別する。
●=ウール
●=オーラ
●=スウォルツ
●=その他
過去のライダーを模したアナザーライダー
『仮面ライダークウガ』~『仮面ライダービルド』までの過去のライダーをモチーフとしたタイプ。
『ジオウ』の世界観における2000年~2017年の時代は彼等の出現によって次々と歴史改変の影響を受けている。
しかし、アナザーブレイド以降のアナザーライダーは何らかのタイムパラドックスが起きている影響でオリジナルである元の仮面ライダーの存在が消えておらず、
場合によっては自身のアナザーライダーと戦闘するという新たなパターンが発生している。
それらのアナザーライダーは「そのライダーが活躍した時代の年号」が「2019」になっているのが特徴。*7
●アナザービルド
仮面ライダービルドの力を宿す「アナザービルドウォッチ」で変身した怪人。
第1話・第2話に登場。
変身者は2017年のとあるバスケット選手の青年。
変貌する際にオリジナルの変身直後のように白い煙を吹き上げる。
詳細は該当項目参照。
●アナザーエグゼイド
仮面ライダーエグゼイドの力を宿す「アナザーエグゼイドウォッチ」で変身した怪人。
第3話・第4話に登場。
変身者は2016年の飯田という男性。
変貌する際にエグゼイドのゲーム的エフェクトが発生する。
詳細は該当項目参照。
●アナザーフォーゼ
仮面ライダーフォーゼの力を宿す「アナザーフォーゼウォッチ」で変身した怪人。
第5話・第6話に登場。
変身者は2011年の佐久間龍一という青年。
変貌する際にオリジナル同様のエフェクトが発生する。
詳細は該当項目参照。
●アナザーファイズ
仮面ライダーファイズの力を宿す「アナザーファイズウォッチ」で変身した怪人。
第5話・第6話に登場。
変身者は2003年の佐久間龍一。
変貌する際にフォトンブラッドが光る。
詳細は該当項目参照。
●アナザーウィザード
仮面ライダーウィザードの力を宿す「アナザーウィザードウォッチ」で変身した怪人。
第7話・第8話に登場。
変身者は2012年の早瀬という男性。
変貌する際に赤く光る。
詳細は該当項目参照。
●アナザーオーズ
仮面ライダーオーズの力を宿す「アナザーオーズウォッチ」で変身した怪人。
第9話・第10話に登場。
変身者は2010年の[[檀黎斗>檀黎斗]]…改め檀黎斗王。
変貌する際にオーラングサークルに当たる部分が光る。
詳細は該当項目参照。
●アナザー鎧武
仮面ライダー鎧武の力を宿す「アナザー鎧武ウォッチ」で変身した怪人。
第11話・第12話に登場。
変身者は2013年のアスラという青年。
変貌する際にどす黒い果汁のようなエフェクトに包まれる。
詳細は該当項目参照。
●アナザーゴースト
仮面ライダーゴーストの力を宿す「アナザーゴーストウォッチ」で変身した怪人。
第13話・第14話に登場。
変身者は2015年のマキムラという男性。
変貌する際に顔が光る。
詳細は該当項目参照。
●アナザーW
仮面ライダーWの力を宿す「アナザーダブルウォッチ」で変身した怪人。
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』に登場。
変身者は不明だった。
詳細は該当項目参照。
●/●アナザー電王
仮面ライダー電王の力を宿す「アナザー電王ウォッチ」で変身した怪人。
『平成ジェネレーションズFOREVER』、及び第39話・第40話に登場。
前者での変身者は「ライダーのいない世界」における2018年の久永アタル*8。
後者では2019年の遠藤タクヤという青年。
変貌する際は原典同様にアーマーが装着される。
詳細は該当項目参照。
●アナザークウガ
仮面ライダークウガの力を宿す「アナザークウガウォッチ」で変身した怪人。
『平成ジェネレーションズFOREVER』に登場。
変身者はスーパータイムジャッカーのティード。
詳細は該当項目参照。
●???
ジオウとビルドの連携に敗れたティードが変身したアナザークウガの進化形。
『平成ジェネレーションズFOREVER』に登場。
変身者は「ライダーのいない世界」における2000年から連れ去られたシンゴとティード。
詳細はティード/アナザークウガの項目にて。
●アナザーリュウガ
仮面ライダーリュウガの力を宿す「アナザーリュウガウォッチ」で変身した怪人。
第21話・第22話に登場。
変身者は鏡の世界に居る鏡像の城戸真司。
詳細は該当項目参照。
●アナザー龍騎
仮面ライダー龍騎の力を宿す「アナザー龍騎ウォッチ」で変身した怪人。
『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』に登場。
変身者は2019年の加納達也という男性。
詳細は該当項目参照。
●アナザーブレイド
仮面ライダーブレイドの力を宿す「アナザーブレイドウォッチ」で変身した怪人。*9
第29話・第30話に登場。
変身者は2019年の栗原天音。
変貌する際はオリハルコンエレメントをくぐる。
詳細は該当項目参照。
●アナザーアギト
仮面ライダーアギトの力を宿す「アナザーアギトウォッチ」で変身した怪人。
第31話・第32話に登場。
変身者は不明。
詳細は該当項目参照。
●アナザー響鬼
仮面ライダー響鬼の力を宿す「アナザー響鬼ウォッチ」で変身した怪人。
第33話・第34話に登場。
変身者は2019年の鼓屋ツトムという青年。
変貌する際に紫の炎に包まれる。
詳細は該当項目参照。
●アナザーキバ
仮面ライダーキバの力を宿す「アナザーキバウォッチ」で変身した怪人。
第35話・第36話に登場。
変身者は2019年の北島祐子という女性。
変貌する際はコウモリに包まれる。
詳細は該当項目参照。
●アナザーカブト
仮面ライダーカブトの力を宿す「アナザーカブトウォッチ」で変身した怪人。
第37話・第38話に登場。
変身者は2019年の矢車想/仮面ライダーキックホッパー。
キックホッパーから変貌する際にはキックホッパーの装甲を破る。
詳細は該当項目参照。
●アナザードライブ
仮面ライダードライブの力を宿す「アナザードライブウォッチ」で変身した怪人。
第44話・第45話に登場。
変身者は???(ネタバレ注意!)。
変貌する際にタイヤのようなエフェクトに上下から挟まれる。これはオリジナルとは逆である、
詳細は該当項目参照。
●アナザーディケイド
仮面ライダーディケイドの力を宿す「アナザーディケイドウォッチ」で変身した怪人。
第44話から登場。
変身者はタイムジャッカーのスウォルツ。
変貌する時にはライドプレートが刺さってから幻影が広がるというオリジナルの逆をとる。
詳細は該当項目参照。
●アナザーディエンド
仮面ライダーディエンドの力を宿す「アナザーディエンドウォッチ」で変身した怪人。
Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』に登場。
変身者は作り直された時代における白ウォズ。
未来のライダーを模したアナザーライダー
本来は存在しない筈の「オーマジオウが消えたもう一つの未来」で活躍する、まだ見ぬ未来の仮面ライダーをモチーフとしたタイプ。
本来は存在しない未来とはいえ、偽物のライダーが本来のライダーよりも先に現代に出現するという、因果律を無視した事態が発生している*10。
●アナザーシノビ
2022年のライダーである仮面ライダーシノビの力を宿す「アナザーシノビウォッチ」で変身した怪人*11。
第17話・第18話に登場。
変身者は2019年の神蔵蓮太郎。
詳細は該当項目参照。
●アナザークイズ
2040年のライダーである仮面ライダークイズの力を宿す「アナザークイズウォッチ」で変身した怪人。
第19話・第20話に登場。
変身者は2019年の堂安保という男性。
詳細は該当項目参照。
●アナザーキカイ
2121年のライダーである仮面ライダーキカイの力を宿す怪人。
第23話・第24話に登場。
他のアナザーライダーと違い、変身者やアナザーウォッチが存在せず、虫のような奇妙な本体が樹木などの有機物に寄生することで実体を得ているという特殊な個体。
詳細は該当項目参照。
その他特殊なアナザーライダー
上記のいずれにも当てはまらない特殊なタイプ。
●アナザージオウ
仮面ライダージオウの力を宿す「アナザージオウウォッチ」で変身した怪人で、全てのアナザーライダーを統べる“裏のライダーの王”。
第25話~第28話に登場。
変身者は2019年の加古川飛流。
変貌する際はオリジナルのような輪に囲まれる。
詳細は該当項目参照。
●アナザージオウⅡ
仮面ライダージオウⅡの力を宿す「アナザージオウⅡウォッチ」で変身した怪人で、ソウゴの存在を乗っ取った“新たな魔王”。
第41話~第43話・第47話に登場。
第41話~第43話での変身者は2019年の加古川飛流。
第47話での変身者は海東大樹/仮面ライダーディエンド。
●アナザーオーマジオウ
仮面ライダーオーマジオウの力を宿す怪人。2019年の加古川飛流が変身したものと第四の2068年の裏ソウゴが変身したものが存在。
加古川のものはファイナルステージに登場。
栄光の七人ライダーの力を宿す七つのライドウォッチと、バールクスライドウォッチを取り込んで変化した。
裏ソウゴのものはディケイドを除く平成ライダーのアナザーウォッチを継承したことで誕生。
●アナザーゼロワン
仮面ライダーゼロワンの力を宿す「アナザーゼロワンウォッチ」で変身した怪人。
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場。
変身者はヒューマギアのウィル。
変貌する際にDNAのようなエフェクトが発生する。
詳細は該当項目参照。
●アナザー1号
仮面ライダー1号の力を宿す「アナザー1号ウォッチ」で変身した怪人。
『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場。
変身者はタイムジャッカーのフィーニス。
●???
追い詰められた末にある物を取り込んだアナザー1号の進化形。
『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場。
変身者はアナザー1号から引き続きフィーニス。
●アナザーツクヨミ
仮面ライダーツクヨミの力を宿す「アナザーツクヨミウォッチ」で変身した怪人。
『小説 仮面ライダージオウ』に登場。
変身者は第四の歴史の2068年のゲイツ。
●アナザーゲイツ
仮面ライダーゲイツの力を宿す「アナザーゲイツウォッチ」で変身した怪人。
変身者は第四の歴史の2068年のツクヨミ。
●アナザーゲイツリバイブ疾風
アナザーゲイツが変形した強化態。
●アナザーウォズ
仮面ライダーウォズの力を宿す「アナザーウォズウォッチ」で変身した怪人。
変身者は第三のウォズ。
●アナザーオーマジオウトリニティ
裏ソウゴの変身するオーマジオウが「アナザーゲイツウォッチ」、「アナザーツクヨミウォッチ」を取り込んだ強化態。
●ライダーワルド仮面ライダーセイバーの世界、ライダートピアの力を宿す「ライダートジルギア」から生み出された怪人で、無から生み出されたので変身者は存在しない。…というのは嘘。実際は『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』に登場したワルド怪人で、情報解禁直後からファンの間で「アナザーセイバー」と言われていた。
●ギーツキラー釘宮リヒトが変身した仮面ライダーギーツの力を宿した怪人。…というのは嘘。実際は『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』にて「クロスウィザード」を取り込んでウィザードマルガムと化した釘宮が、さらに浮世英寿と一ノ瀬宝太郎、九堂りんね以外の多くの人々とギーツケミーを取り込んで変貌した姿。
なお、「アナザーギーツ」は脚本執筆時の仮称だったのだが、どういうわけか公式側からその仮名で発表されてしまった経緯を持つ(現在は修正済み)。別にギーツキラーキラーはいない。
関連用語
・アナザーウォッチ
タイムジャッカーが、歴代の平成仮面ライダーから奪った力を使って作り出したライドウォッチ。
ライドウォッチ同様変身するアナザーライダーの顔が描かれているが、ライドウォッチのウェイクベゼルに当たる部分はブランクウォッチと同じ形状で、
時計でいうところのアワーマーク(時字)の部分がトゲか矢印のような見た目となっている等の差異がある。
アナザーライダーの核というべきデバイスで、これがある限りアナザーライダーは何度でも復活可能。
完全に破壊できる方法は、
- 元のライダーの力を宿したアーマーによる攻撃
- 元のライダーによる攻撃(現在のところ同時攻撃を除いて該当するのは二例)
- アナザーウォッチ破壊の特性を持ったジオウⅡやゲイツリバイブ、ジオウトリニティ、ウォズギンガファイナリー、グランドジオウによる攻撃
- 該当ライダーにカメンライドしたディケイドによる攻撃
の4通りが存在。
アナザーライダーは基本的に元のライダーの通常形態を模しているが、元のライダーの攻撃であれば別のフォームに変身していても問題ない様子。
なお、これらはあくまでも「完全に破壊できる方法」というだけであり、これらの攻撃でアナザーライダーを倒したとしてアナザーウォッチが破壊されるかはまた別の問題である様子*12。
アナザーウォッチを作り出すために力を奪われた本来のライダーの変身者は、「同じライダーの力が同じ時間に同時に存在できない」ために歴史改変の影響により徐々に力を失い、やがて自分が仮面ライダーであったことを忘れてしまう。
厳密に言うとメタ的な意味での番組単位で歴史改変がなされるようで、改変の範囲は主役ライダー以外のサブライダーや怪人たちにも影響する。
また状況証拠だが、アナザーライダー本体と違い特定の年代でないと力を奪ってアナザーウォッチを作成することはできない様子。
・タイムジャッカー
アナザーライダーを作り出す元凶。
彼等がアナザーライダーを生み出すのは、2068年の未来世界を支配するオーマジオウとは別の「自分達に都合の良い魔王候補」を用意する為とされている。
なお、劇中描写上ではアナザーウォッチを起動し、契約者の体に埋め込んだ段階で「存在を奪った」という扱いになっている様子。
ちなみに現状彼ら(本編の3人)が関わっていないアナザーライダーは、
- オリジナルの存在をソウゴ以外知らないアナザーキカイ
- 何者かの思念によって生み出されたアナザー龍騎
- 本編における3人の関係者かどうか不明瞭なアナザークウガ、アナザーW、アナザーゼロワン、アナザー1号
- 作り直された世界の白ウォズが生み出し、変身したアナザーディエンド
- 加古川が自ら生み出したアナザーオーマジオウ
- 第三のウォズが生み出したアナザーツクヨミ、アナザーゲイツ、アナザーウォズ
- 裏ソウゴが変身するアナザーオーマジオウ、アナザーオーマジオウトリニティ
となっている。
ルール
「仮面ライダージオウ 補完計画」第2.5話で言及された、「仮面ライダージオウ」世界のルール。
主にアナザーライダーの設定について端的にまとめている。
第1のルール「同じライダーの力は同じ時間には共存できない」
アナザーライダーが生み出された時点でオリジナルのライダーの力は失われ、ジオウに力を継承してアナザーライダーを倒せばライダーの存在自体が失われるため。
いずれにしても、その世界・その時代の仮面ライダーが消滅することは避けられない。
なお、出自の関係上この法則の例外となる仮面ライダーが二名存在している*13。
なお『クウガ』のみ、アナザーライダーに存在を乗っ取られた場合それ以降の平成ライダーの歴史が「架空の特撮ドラマ」として歴史に組み込まれるという派生ルールが適用される。*14
第2のルール「同じライダーの力を持つ者でなければアナザーライダーは倒せない」
読んで字のごとく。なお、本編の劇中人物がこの法則に気が付いたのは第4話でのことである。
リュウガ編において初変身を遂げた仮面ライダージオウⅡがアナザーリュウガを撃破したことから、「アナザーライダーを撃破する」能力を備えているならば元のライダーの力がなくとも撃破可能なことが判明。
ただし、このルールは性質的には「ライダーの力は同じライダーの力に弱い」という相互特効作用によるものであるため、オリジナルのライダーもアナザーライダーの攻撃に弱くなる。
アナザーライダーが出現した時点でオリジナルが消えるため、ルールの改竄を行わない限りは発生しない状況であるが、アナザージオウの登場以降このパターンが増え始めている。
上述の通り、アナザーライダー撃破能力があればこのルールは攻撃する場合に限り無視でき、ゲイツリバイブは力押しで、ウォズギンガファイナリーはピュアパワーの力で突破可能。
また、アナザーライダーが元のライダーの別のフォームの力を持っている、あるいはオリジナルのライダーがアナザー側のモチーフと別のフォームであっても問題なく撃破できる(アナザーアルティメットクウガにクウガ・マイティフォーム、ソードフォームモチーフのアナザー電王に電王・ロッドフォームでも「クウガの力にクウガ」「電王の力に電王」であるため撃破可能)。
なお、該当作品のサブライダーが倒せるかどうかは微妙によくわからない*15。アナザー龍騎を止める為に『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』の戦いが起こったことを考えると、可能だとは思われる。*16
第3のルール「オトナの事情にツッコむ奴は馬に蹴られる」
オリジナルの変身者の容姿、各ライダーの設定等が若干原典と食い違う等のソウゴ齟齬(主に「佐藤太郎顔の葛城」「オルフェノク関係」など)は、タイムトラベルの過程で必ず発生する。公式が言いやがった。
タイムトラベルによって発生した一種のパラレルワールドだと思われる。
非常に便利な言い訳だが、説明した戦兎にも言い放った直後にナンセンスと文句をつけられた。*17
余談
- 仮面ライダーの出自が「敵組織により怪人にされかけた所で人として踏みとどまった」事を考えると、アナザーライダーは本来の怪人としての仮面ライダーの姿と言えなくもない。
- アナザーライダーは「仮面ライダーをモチーフにした怪人」であるが、過去作にもチノマナコ ディエンド変身態などがいる。やはりネタにされた。
「グロい主役ライダー」の先輩としてシンさんもいる。 - 前述の通り、名命の法則は「アナザー+◯◯(ライダーの名前)」となっている為、情報公開当初から巷では「アナザーアギトはどうなるんだ」と話題になっており、
今作のアナザーライダーと過去にアナザーアギトのデザインを担当した出渕裕氏からもアギトのアナザーライダーの名前はどうするのか?とツッコミが入っていた。*18
そして第31話で遂に「本家アナザーアギトをベースに、アナザーライダー要素をプラスした」ジオウ版アナザーアギトが登場している。
なお、もう一人のアナザーがつくライダーである仮面ライダーアナザーパラドクスは、パラドクスが『エグゼイド』の主役ライダーでないこと等から、主役と丸々かぶってしまうアナザーアギトと違って話題にはあまり上がらなかった。
その他、『HERO SAGA』にはアナザーRXとアナザーシャドームーンが登場している。まぁRXは歴史改変で消そうとすると増えるので出ないだろうが - 『仮面ライダー電王』には「歴史とは記憶」という設定があり、人の記憶に残っていれば過去改変されても修復できる描写があったが、アナザーライダーの場合「仮面ライダーは」存在しているため修復力が働かないと言えなくもない。
- リ・イマジネーションライダーの世界同士が合体した時、どちらかのライダーしか存在できないという描写があり、アナザーライダーはリイマジライダーを人為的に本家の世界に生み出したようなものと言えなくもない。
- 奇しくもリ・イマジネーションライダーの世界の総称は[[「Another Rider WORLD」>A.R.WORLD(仮面ライダーディケイド)]]である。
- よみうりランドの「仮面ライダージオウショー」では
まだアナザーライダーの着ぐるみが出来ていないという「オトナの事情」により、司会のお姉さんにプロトタイプのアナザーウォッチを埋め込んだ「ノーライダー」なる敵が登場した。
このノーライダーは仮面ライダー1号に巨大な鼻の穴と耳をくっつけた珍妙な見た目であり、胸にはデカデカと「NO RIDER」と書かれている。
このノーライダーに見た目が酷似しており、一時期本家の仮面ライダーが霞むほどの人気を博し、(半ば言いがかりに近いとはいえ)仮面ライダーの歴史を断絶させる原因になってしまった存在がいるが、関係性は不明である。 ジオウ放送中に放送されたポプテピピックTVSP14話Bパートに登場したもう1人の蒼井翔太の通称(非公式)はアナザー蒼井翔太だがこれにあやかって名付けられただけの無関係な存在である。ついでに、星のカービィ スターアライズアップデート第三弾のアナザー系ボスも一切関係ない。
追記・修正は、タイムジャッカーと契約してアナザーライダーになってからお願いします。
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*2 アナザーアルティメットクウガは変身者のティードと特異点である久永シンゴと融合、アナザージオウⅡは飛流の憎しみの力でウォッチそのものが変化した。
*3 アナザーライダーが誕生して間もない時間軸の場合は記憶が維持され変身も可能ではあるが、徐々に力を失っていく都合上、倒しきる前に多くが変身を維持できない。また、一部作品のライダーの場合は、アナザーライダーが誕生した時点で変身解除され、変身アイテムも消失している。
*4 流石に素のジオウの力ではグランドジオウ相当のアナザージオウⅡ相手に分が悪かったらしく、本物のグランドジオウに戦闘に加わるよう促している。
*5 大樹の場合、「最後のお宝」と称して士の命を狙っていた。恐らく「ライバルであり仲間である士の存在」が彼にとっての最高のお宝だったと取れる。あるいはヤンホモを拗らせたか…
*6 でなければライドウォッチの継承自体不可能になる。
*7 なお、歴史改変でオリジナルの存在を奪っているアナザーライダーは、どの年代で誕生しても基本的に「そのライダーが活躍した年代」が記述されていた。
*8 恐らくウォッチを製作したのはティードだと思われ、実際にウォッチを埋め込んだのはアナザーW。
*9 ウォッチ製作はスウォルツだが、埋め込んだのはこのウォッチを受け取った白ウォズ。
*10 ちなみに上述したアナザー電王はアナザーシノビよりも先に登場した「本物が誕生する以前の時代で誕生したアナザーライダー」。また、アナザークウガもほぼ数日程度の誤差だが、本来の変身者である五代雄介が変身する前に誕生している。
*11 ウォッチ製作はスウォルツだが、埋め込んだのは「お年玉」と称してこのウォッチを貰ったウール。
*12 アナザーオーズウォッチがオーズアーマーの攻撃を喰らったにも関わらず(変身機能のみが停止したのか)破壊されずそのままの形で残っていたり、アナザー響鬼ウォッチが当初ジオウⅡとゲイツリバイブの攻撃を受けてアナザー響鬼の変身が解除されても破壊されていなかったケースがある。
*13 劇中登場した電王はフータロスによって呼び出されたもので、『ジオウ』世界の電王は力を失ったという説もある。
*14 しかし、アナザークウガの登場する『平成ジェネレーションズFOREVER』は『ジオウ』本編とはパラレルワールドの関係にあるため、あくまでもこの派生ルールは『FOREVER』作中に限定された設定と思われる。
*15 轟鬼はアナザー響鬼に対して二度音撃斬を決めかけてあと一歩のところで妨害されている。ガタックはアナザーカブトに敗北、ディエンドが召喚したスペクターとブレイブが倒したアナザーゴーストとアナザーエグゼイド、ファイナルステージにおいてツクヨミが倒したアナザーアギトは再生怪人。アナザーゼロワンはバルカンとバルキリーに倒されたが、中身のヒューマギアを破壊しただけでウォッチは無事だった可能性がある。
*16 アナザー龍騎を倒せるのが龍騎しかいない場合、そもそも最初から龍騎の力だけを復元すればいい話であって、加納達也を止められる人物を選別するためのライダーバトルを行う必要性がゼロであるため。
*17 なお、戦兎は歴史改変されることによって存在そのものが消滅するというジオウ作中でもトップクラスのとばっちりを受けた被害者だったりする。
*18 因みにそのツッコミに対してメインプロデューサーの白倉氏は全てのライダーが出るわけではない……として説得したらしい。
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