登録日：2016/03/21 Mon 16:50:28
更新日：2024/01/22 Mon 13:35:07NEW!
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welcome to … VOLT!
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武装頭脳軍ボルトとは、スーパー戦隊シリーズ第12作『超獣戦隊ライブマン』に登場した敵組織。
キャラクターデザイン：いちごはうす、萩原直樹
【概要】
地球は真の天才・大教授ビアスを中心とした、天才だけによって支配されねばならん！
その為に、お前達のようなクズを掃除しに来たのさ！
世界は優秀な天才によって支配されるべきと考え、大半の人類を下等な人種と見下している科学者集団。
地球の衛星軌道上に位置する宇宙ステーション「ヅノーベース」を拠点として活動し、生命に価値を見いださず無慈悲に人類に攻撃を加えつつも
大教授ビアスが天才、あるいはその素質があると認めた地球人はスカウトし仲間に引き入れ、そして集めた天才たちを互いに競争させつつ育成し、世界征服の足掛かりとしている。
一度目の地球襲来に伴って月形剣史、仙田ルイ、尾村豪の3名を引き入れ、二度目の襲来でアカデミア島の科学アカデミアを壊滅に追い込んだ。
【構成員】
首領
- 大教授ビアス／少年王ビアス
演：中田譲治／演：石関賢太郎
武装頭脳軍ボルトの首領を務めるエイリアンハンター科学者。
どこかの大学を卒業したこと以外は、本名から組織設立の経緯まで一切が謎に包まれている。
直接前線に出て指揮を執るのではなく、ドクター・ケンプを始めとする自らがスカウトした天才達を競わせる形での作戦を遂行している。
スカウトの方法は対象者のコンピューターに暗号を送り、それを解くことが出来た者を天才と認定してボルトに引き入れる形を執っているが、連れ去った者を直接教育して引き入れる体制も執っていた。
幹部達に対しては互いに競争を促し、途中でアシュラを始めとする補充要員を当て馬に据え、プライドを刺激しつつ更なる競争を煽る手法を取っている。
そして作戦を失敗した者に対しては冷静に叱責しつつ、場合によっては組織からの追放も行う。追い出してしまった事はある意味死亡フラグとなったが……。
戦闘能力を発揮する機会は少ないものの、少なくとも指にはめた指輪の力でヅノーベースから地上へビーム攻撃を加えることは可能。
素性こそ不明だが、科学者としては
- 引き入れた人間の天才を、獣人への変身やサイボーグ化技術を身に付けさせるまでに成長。
- 暗算も満足に出来なかった人間を、電脳の類に秀でた天才へと成長させる。
- ライブロボを完敗させる巨大ロボット・ギガボルトの開発。
- 全人類を洗脳するシステム・ギガブレインウェーブの開発。
……など、人類の水準を遥かに上回る天才であることは間違いない。
第31話から幹部達に対して突然の点数評価を発表し、彼らの前で全員分の成績表を公表したが、一見単純に見えるこの評価はビアスの最終目的に深く関わっていく事となる。
側近
スーツアクター：大藤直樹
CV：日下秀昭
ビアスが開発した漆黒のボディーガードロボット。最初は加工されたものだったが、初期で声色が変わる。
寡黙な性格で、普段は拳銃のような愛銃「ガッシュガン」を磨いているが、ビアスから一度命令を下されれば我欲や私心を介さず、邪魔な障害を粉砕して突き進みながら黙々と任務を遂行する。
その在り方からビアスからも絶対の信頼を寄せられており、実際にガッシュと相対した大原丈から「死神」とまで畏怖された。
また、カオスファントムエネルギーを放射して頭脳獣を生み出す機能を持ち、頭脳獣敗退後にはエネルギー発生装置のギガファントムを用いて巨大化再生を担当する。
詳しくは個別項目を参照。
幹部
演：広瀬匠(現・広瀬裕)
ボルトの魔拳士幹部の一人。
元々は科学アカデミアの主席だったが、研究への欲望と高すぎるプライドが災いし、アカデミアの同期を殺害してまでボルトに寝返った。
特定の分野に特化した天才ではない所謂万能型で、多彩な作戦を駆使してライブマン達を苦しめていく。
極度のナルシストかつ豆腐メンタルと、天才である半面残念な点も目立っている。
詳しくは個別項目を参照。
演：来栖明子(現・天祭揚子)
ボルトのゴーマ族幹部の一人で、組織の紅一点。
かつては科学アカデミアの第二席だったが、月形、尾村の両名と共にボルトへ寝返る形で幹部となった。
ボルト参加後は自分の体に火器を仕込んだサイボーグとなり、ライブマン達に挑んでいった。
ケンプほどではないにせよ、ナルシストな点も持っている。
詳しくは個別項目を参照。
演：坂井徹 / 怪人態の声：森篤夫
ボルトの幹部の一人。
秀才止まりで天才ではないが故にビアスからのスカウトの対象にならなかったが、月形達と同じ問題の出題を懇願。
それを解くことでボルトに迎えられ、第3話でウイルスの投与により怪人態への変貌を遂げ、ようやく幹部の地位を得た。
度重なる失敗により第20話にて追放されたが……。
詳しくは個別項目を参照。
演：岡本美登
第12話から登場したボルトのエイリアンハンターの右腕幹部の一人。
元々はニューマフィアのボスで両手を使わないと1桁の暗算すら出来ないほどのバカだったが、ビアスから直々に教育を受ける事により、腕っ節と電脳の類に秀でた天才科学者へと変貌を遂げた。
マフィア時代はとにかく好戦的だったが、ボルト入りしてからはコミカルな点や、ビアスが開発したタイムマシンを勝手に持ち出し、転んだショックで破損させるなどドジっ子な一面も見せた。
詳しくは個別項目を参照。
CV.斉藤茂
第19話より登場し、ビアスに弟子入りするためにボルトへやって来た宇宙人の天才。
登場初期は仮面を被り、独自の言語で話していたが、日本語も普通に話せる。
自身はもちろん、倒されたジンマー兵を増殖再生させる頭脳獣・サイセイヅノーの活躍により入団を認められた。
ケンプ達と違って「不滅の生命」を持つ異星人の天才」であるため、彼らからすれば立場が危うくなるほどの存在に……。
クールな性格であるが、次第に慢心するようになり、組織の長であるビアスすらも見下すようになった。
柄から様々な光線を発射可能な銀色の短剣・十字架剣が武器。また両腕から赤い破壊光線を発射する。
詳しくは該当項目を参照。
CV.神山卓三
第22話から登場した、ビアスに弟子入りするために頭脳獣ギターラズノーを引き連れてボルトへやって来た宇宙人の天才。口癖は「～ダス」
クールなギルドスと違って陽気でコミカルな性格であり、ローラースケートが得意で歌と踊りを愛している。
戦闘時は眼から弾を飛ばす「目ん玉リボルバー」や両手を巨大化させた「ブッチーパンチ」で攻撃する。
詳しくは該当項目を参照。
【戦力】
- 頭脳獣
カオスファントム、放射！
ことごとく破壊し尽された廃墟から、全ての物質が原子に分解されてカオスを創っている…！
そのカオスの中から、カオスファントムエネルギーが新しい生命を付与する！これが頭脳獣だ……！
……ま、お前達にいくら講義したところで、分かるまいがな。
第2話から登場した、『ライブマン』における今週の怪人ポジションの人工生命体。統一呼称は「ヅノー」。
人工的に造られた脳みそ状の頭脳核にカオスファントムエネルギーを照射することで製造される。
生体部分と機械が乱雑に入り混じったようなグロテスクかつ不気味な姿が特徴的。
基本的に幹部達が各々の才能を生かして創られているが、ビアスが直接製作して戦闘へ差し向けることもある。
人語を喋ることが可能な個体も多い。
巨大化する際はガッシュが現場に赴き、エネルギー発生装置のギガファントムにて巨大化する。
なお、「ズノー」と間違われることが多く、公式も間違える。
- ジンマー兵
戦闘員の役割を担っているボルトのロボット兵士。
スティックを装備し、ビームを発射するほか頭や腕だけでも稼働するしぶとさを持つ。
第4話からはマゼンダが開発した人間に擬態可能なジンマー兵、ダミーマンも登場した。
第13話ではダミーマンの一人がドクガスヅノーの毒ガスを受けて頭脳回路が故障し、なんとコロンに恋をしてしまった。
- ボフラー戦闘機
ジンマー兵が操縦する,地上や水中も移動可能なボルトの戦闘機。
機首からビームを発射する。ライブロボ登場以降はやられ役の機会が目立ったが、第1話では科学アカデミアを廃墟に追い込んだ。
名前の由来は恐らくボウフラ。
第28話より登場。
「ギガ計画」の一環としてビアスが製造した、スーパーギガゾメタル製の巨大ロボット。動力はギガスーパーエネルギー。
三叉の刃を持つ剣とシールドを装備している。
ビアスから出された[[宿題>宿題]]を先に解いたことからケンプが搭乗し、ライブロボの攻撃をことごとく受け付けず完敗に追い込み、空中で磔にするギガフィールドに捕縛した。
だがライブボクサーの捨て身の一撃により、自分で仕掛けた空中磔のフィールドにハマってしまったことから、ビアスにギガフィールドを解除された後、搭乗者はアシュラに交代となった。
その後はスーパーライブロボへの合体を実現したライブマン達により、第30話にて倒される。
以下、終盤の展開。
ビアスの目的は自らが真の天才と認定した者の脳、千点頭脳の12個目を手に入れて全人類を洗脳するシステム・ギガブレインウェーブを完成させることだった。
ビアスは長い時間をかけて地球人の天才をボルトへ招待してはその脳を抜き取り、これまでに11個の千点頭脳を手に入れ、自室にある装置と同期したカプセルに保管していた。
ケンプやマゼンダに対して「最初から君達に期待していたのだ」と言いつつも、目当ては真の天才になりえた側の脳、ただそれだけであり、
アシュラは単なる彼らの当て馬、ギルドスやブッチーに至っては競争意識を刺激する為のカンフル剤程度の存在でしかなかった。
本来であれば彼は相当な高齢で人間としては生きていけない体ではあったが、11個の千点頭脳を利用した装置で何とか中年男性の体を保っていた。
終盤にレッドファルコンによって計画が妨害された時、彼は千点頭脳の力で少年の体に戻って少年王ビアスを名乗り、より深い学習を重ねた大教授ビアスになることを宣言した。
その後地球に降下したヅノーベースと千点頭脳の一つから作り出した頭脳獣・デンシヅノーで地上への総攻撃を開始したが、少年王の慢心スーパーライブロボの突撃によってヅノーベースは墜落。
更には12個目の千点頭脳であるケンプの脳、そして他の千点頭脳達が意思を持って反乱を起こし、少年王ビアスの体は元の衰弱した老体である大教授ビアスへと戻ってしまう。
その後、ガッシュとデンシヅノーはライブマン達との戦いの末に敗北。
ヅノーベースのエンジンを始動させ、発進を指示するビアスだが、ヅノーベース自体の損傷が激しく、爆発と共に崩壊し始めていく。
何だこれは？
花火です。 ビアス様の地球征服をお祝いする花火です
そうか…素晴らしい……
＼ビアス様ー！／ ＼ビアス様ー！／(幻聴)
ガッシュ…おお、聴こえるか？この声が…
はい。全人類がビアス様を称えております！ビバ・ビアス！！
ガッシュはビアスのプライドを守るべく「花火」という優しい嘘をつき、目も見えないほどに老衰したビアスを抱えつつ、崩壊するズノーベースと運命を共にした。
そして外へ投げ出されたガッシュの頭部からこれまでの戦いの記録が投影され、彼の頭部は地面の裂け目に飲み込まれていった。
こうしてビアスの天才による世界征服の野望は潰え、ボルトは崩壊したのであった。
なお、ボルトの構成員はスーパー戦隊では唯一の戦隊側に倒された者がいない組織となっている。それぞれ
- ケンプ→脳を捧げて人間としては死に、残った肉体は頭脳獣化。
- マゼンダ→頭部を機械化して投身自殺。
- オブラー→解雇。
- アシュラ→ダイナマイトによる自爆特攻。
- ギルドス→エネルギーが尽きて爆発。
- ブッチー→自爆装置をビアスに起動させられて爆発。
- ビアス＆ガッシュ→崩壊するヅノーベースと運命を共にする。
……という末路を辿っている。
ガッシュ…おお、見えるか、この追記・修正が…
はい、全Wiki篭りがビアス様を称えております。ビバ・ビアス！
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▷ コメント欄
- 嵐の「ボルトだかナットだか知らねぇが・・・！」ってセリフは覚えてる -- 名無しさん (2016-03-21 19:26:33)
- 学力が高い人間≠素晴らしい人間の見本。一流大学出て詐欺に騙されたりカルトにはまったりする人間をみるといつも思い出す。 -- 名無しさん (2016-03-21 22:43:43)
- 悪の組織って大体ブラックだけどボルトは特にそう感じた。ビアス様の機嫌一つでクイズ番組並みに点数が乱高下するんだもの。基本的にケンプとマゼンダ以外は当て馬扱いだし。 -- 名無しさん (2016-03-21 23:12:27)
- オ○ムにハマって人の道を踏み外した連中が元エリート大学出身者という事がマスコミに騒がれてた時、自分もこの組織を真っ先に思い出した… -- 名無しさん (2016-03-22 01:24:37)
- 開発者が一番能力熟知してるんだからビアス様がギガボルトに直接搭乗して操縦すればいいのに・・・声も手伝ってロボットアニメみたいな雰囲気になりそうだけどｗ -- 名無しさん (2016-03-22 01:38:51)
- 何で最終回に普通の怪人を出てるのですか？ -- 名無しさん (2016-03-22 05:42:33)
- 首領並びに幹部全員が戦隊側に倒されずに死亡して壊滅したレアケースな組織である。 -- 名無しさん (2016-03-22 10:07:08)
- ↑5害アーク三大臣「・・・」 -- 名無しさん (2016-03-22 11:01:17)
- ビアスの目的のためにライブマンさえも利用する恐ろしさ ガッシュ以外は最後まで全員ビアスに踊らされていた -- 名無しさん (2016-03-22 14:05:07)
- ほんの一瞬だが世界征服を果たしている組織 -- 名無しさん (2016-03-22 14:11:05)
- ズノーベースのあっけない墜落には「え！？」と思った -- 名無しさん (2016-03-22 16:18:49)
- ↑5シャドーラインの皆様「オレたちもです」 -- 名無しさん (2016-03-22 20:41:46)
- ↑グリッタ嬢残ってるからセーフ（ゼットもかな？） -- 名無しさん (2016-03-22 20:59:02)
- 余談：ギルドスは昭和の最後で倒され、ブッチーは平成の最初で倒された -- 名無しさん (2016-03-25 01:38:16)
- 次はテラボルトでも作るつもり？ -- 名無しさん (2016-03-26 19:35:09)
- こうして見るとボルトって本当に哀れな集団だよね････下手したらシリーズ屈指の哀れな組織かも -- 名無しさん (2016-11-14 22:11:25)
- 剣史＝ケンプ 仙田＝マゼンダ 尾村＝オブラー 嵐＝アシュラ ボルト幹部、みんな本名を捩った名前をしてる -- 名無しさん (2020-05-13 14:29:37)
- 幹部同士で競い合ってる割には、作戦実行中の幹部達は結構仲が良かった印象がある -- 名無しさん (2020-05-14 11:32:06)
- ↑3幹部の全員が生け贄と生け贄の踏み台だしな 人間に戻れて母親とも和解できたオブラーは幸運だった 死亡したとはいえ自分なりのケジメを付けた嵐もマシな方だけど -- 名無しさん (2020-10-25 20:43:05)
- 散々命を選別して弄んできたボルトで一番最後に死んだガッシュが、勝ち残ったライブマンにボルトが生きた証を見せつけながら機能停止していったのは皮肉よね -- 名無しさん (2020-10-29 12:57:59)
- ライブマンに倒されなかったが、考えてみればそれでよかったと思う。もしかしたら勇介達がケンプとマゼンタ以上の重い十字架を背負っていたかもしれない。 -- 名無しさん (2022-01-17 22:07:19)
- 本当の意味でボルトの幹部だったのはガッシュだけなんだよな。他は生贄と生贄を高めるための当て馬だし。 -- 名無しさん (2022-11-06 10:21:16)
- 幹部勢揃って人間的な弱さ持ってる連中多くて嫌いになれない組織 -- 名無しさん (2023-03-15 11:55:07)
- マゼンダもケンプもまだ反省というか後悔できる余裕あっただけマシな死に方かなって。自分が何者かわからないまま爆死したギルドスが悲惨すぎる -- 名無しさん (2023-12-20 17:52:13)
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