照井竜

ページ名:照井竜

登録日:2010/08/29 Sun 09:41:00
更新日:2023/08/09 Wed 11:06:18NEW!
所要時間:約 6 分。それがお前の絶望までのタイムだ



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俺に質問をするな…!




仮面ライダーW』および『風都探偵』の登場人物。仮面ライダーアクセルに変身する。
第二期平成ライダーシリーズにおける初の2号ライダー。


演:木ノ本嶺浩(TVシリーズ)、上野凱(風都探偵 The STAGE)
:古川慎(KAMEN RIDER memory of heroez、風都探偵)



専用BGM
:疾走のアクセル
:夜霧のアクセル
:冷笑のアクセル



風都署のドーパント関連事件を担当する部署『特殊犯罪捜査課』*1に配属された若手エリート刑事。階級は警視。


[[この男も、刑事で仮面ライダー!>仮面ライダードライブ(登場キャラクター)]]


普段は冷静で頭脳明晰、心身共に強靭と、左翔太郎が憧れるハードボイルドに極めて近い性格のエリート。
しかし、その心中にはかつて家族(両親と妹)を殺した“冷気を操るWのメモリのドーパント”への復讐心と、
そんな犯罪が起こる風都そのものへの嫌悪感が渦巻いており、家族の仇であるドーパントらしき痕跡があったりすると復讐心に駆られ、冷静さを失ってしまう。


その強い復讐心と、精神に影響を与えるドーパントの能力に耐性を持つ体質から“シュラウド”に目をつけられ、
『仮面ライダーアクセル』の装備を受け取り、ダブルに続くこの作品二人目の仮面ライダーへと変身を果たした。


当初は復讐心に駆られるあまり視野狭窄に陥り、危うくドーパントではない人間を殺しかけたり、それを止める翔太郎たちとぶつかることもあったが、
事件などで鳴海探偵事務所の面々と関わるうちに、復讐心に囚われないよう自制し始めるようになる。
特に翔太郎の「優しさのある半熟ハードボイルド」、他称『ハーフボイルド』の流儀によって、
無実の人間を仇と見誤って殺そうとしたところを彼に止めてもらってからは、その流儀に従うようになった。


とはいえ、基本的に照井には愛想というものが欠けており、考え方も翔太郎たちとは合わないため、
これ以降もしばらくは仲が良いとは言えなかったが、ドーパント絡みの事件が起きる度に共闘し次第に仲間として認め合っていくことになる。



竜「君の流儀……“ハーフボイルド”というらしいな」
翔太郎「いや、ハーフじゃねぇんだけど……」



これで復讐心を乗り越えたと思われたが、いざ本物の仇『井坂深紅郎/ウェザー・ドーパント』を目の当たりにすると復讐心が再燃。自分の身を省みずに仇を討とうとした。
しかし、翔太郎たちや、メモリの被害者である¨リリィ白銀¨との関わりで「自分を心配する者がいるのに、自ら命を捨てることは愚か」と学ぶ。
以後は復讐心を振り切って「人を守るため」に井坂と戦うようになり、フィリップから翔太郎の代わりに自分と組まないかと提案された際に、
彼と組んでWとなった方が井坂を倒す可能性が高いにも関わらず、「つまらない質問をするな」と一蹴した辺りからも心情の変化が窺える。
(ただし、敵討ちは諦めていないようで、井坂に対する止めは自分で刺そうとする)。


心境は変化していく一方で、更なる力を得ようとする井坂との戦力差は徐々に空いていき、
井坂の策略でとある強力なメモリを植え付けるべく、彼に眼前でその父親を殺害するなどして恐怖に晒された、竜の亡き妹に似た少女¨島本凪¨を巡る一件では、
彼女を護ると誓ったにも関わらず、翔太郎共々井坂に良い様に翻弄され、彼女から「嘘つき」と批難されたばかりか、
新たな力を得ようと“シュラウド”に接触し、〈トライアル〉のガイアメモリを渡されるも、彼女には内心「復讐が薄まった竜では使いこなせない」と失望されており、
厳しい訓練を課されたものの、井坂の呼び出しもあって「どのみち時間がない」と判断されたのか、ノルマを達成したと嘘を吐かれ、そのまま送り出されてしまった。


が、批難こそされたが自分の渡したペンダントを大切にするなど、頼りにしてくれていた凪を護るべく、
竜は井坂との一騎打ちに挑み、“シュラウド”が嘘を吐いていたと亜樹子に警告されるものの、ぶっつけ本番で〈トライアル〉を使用。
新たな力、〈アクセルトライアル〉の力を“シュラウド”の見立てに反して使いこなして井坂を圧倒し、
最終的にはアクセルトライアルのMD『マシンガンスパイク』で撃破。長きに渡る井坂との因縁に終止符を撃った。



井坂「わたしに対する憎しみが……お前をここまで強くしたのか……」


竜「おれを強くしたのは、憎しみなんかじゃない」



ちなみに、彼が持っているペンダントは妹の形見(死ぬ前に妹から竜に贈られた誕生日プレゼント)である。


最終回では風都嫌いだった彼が風都を好いているような発言をし、成長をうかがわせた。


警察官としても優秀で、後のVシネによれば「ドーパント犯罪検挙率90%の英雄」らしい。階級から推測するとキャリア警察官である可能性も高い。
なお彼が仮面ライダーアクセルの正体である(=ガイアメモリを使用している)ことは警察も把握していない。



口癖は「俺に質問するな」
答える気がない質問をされた場合はこう返し、苛立っている時は質問してきた相手に拳が飛ぶこともある。
子供相手にも使うが、その場合は朗らかな笑顔で「俺に質問しないでくれるかな?」となる。


また、変身時には「振り切るぜ!
必殺技使用時には「絶望がお前のゴールだ…!」「○.○秒。それがお前の絶望までのタイムだ」という決め台詞があるが、「絶望が~」は言っても止めを刺せてないことが多い。


なお、変身の掛け声は「変・・・!身ッ!!」と真ん中に間が空く。
これは「Wの変身と差別化するため」と中の人が語っている。第21話『還ってきたT/死なない女のメロディ』のアバンでは同話を担当し仮面ライダー初登板となった坂本監督の演出より普通に「変身」と言っている。



なぜか後半で突然、鳴海亜樹子と恋仲になった。(後述するがまぁ「これって伏線?」みたいな微妙なのはあるようなないような)*2
ただ、初登場時から亜樹子が照井にぞっこんだったり、照井は照井で亜樹子をおとり捜査の危険な役から外したり(24話)、
亜樹子の頼みで嫌々映画に出演したり(39話)、ドーパント事件解決に向かうときは翔太郎たちよりもまず先に「所長、行ってくる」と声をかけたり、それっぽい雰囲気は何度かあった。


待て、落ち着くんだ照井竜。きみほどの男ならもっといい女が(ry
というか、やたらモテない翔太郎に対して異様にモテる。


復讐一筋の青春を送ってきた弊害かハリケンブルーのそっくりさんことリリィ白銀にほっぺにチューされてうろたえたり、
映画撮影でキスシーンを指示されて「絶望が俺のゴールだ」と言い残して脱走するなど、モテる割にはやたらと初心な性格。
ちなみに、「俺に、俺に質問するなぁぁぁ!」や「振り切るぜ…いや、振り切らせてください!」など、こういったシーンでも無駄に決め台詞を入れてくる。
余談だが、前述のキスシーンを指示される回では、なんだかんだの末、最終的に翔太郎と熱いキスを交わした。日曜の朝っぱらから何てことを……



劇中で度々死にかける(トライセラトップスの騙し討ちで鉄骨の下敷き、テラードラゴンに噛み砕かれる、ユートピアに燃やされる等)も、不死鳥のごとく立ち上がる不死身の男。
特に最後二つは日曜朝8時からは見せられないほどボドボドだった。
あまりの不死身っぷりに、劇中でも翔太郎などに「アイツは死なない」と信頼すら抱かれている他、
訓練されたファンから、明らかに死んだような演出がされても「どうせ生きてるから大丈夫」と心配されないなんてことも。
また、精神攻撃に耐性を持っており、シュラウドが彼をアクセルにしたのも、テラーによる恐怖を克服できるからである。
ただし直接精神に作用するもの限定なのか、嘘を信じ込ませるライアー・ドーパントのライニードルにはまんまと引っ掛かり、酢昆布をメモリブレイクしてしまった。


なお、彼の乗るバイクのナンバープレートには『4771(死なない)』と書かれている。ちなみに関係者の私物。
『ゲイツ、マジェスティ』ではナンバーが変わっている。



最終話付近でフィリップから貰ったプレゼントは赤いコーヒーカップである。
第48話終盤で、包帯ぐるぐる巻きの照井がコーヒーを飲むのに使っているのがそれなので、みんなもう一度Blu-rayやDVDで見返してみよう。
ちなみに、翔太郎が適当すぎるのかも知れないが、コーヒーを淹れるのが上手いという特技を持っており、
竜が淹れたコーヒー(豆等は探偵事務所の備品)を飲んだ鳴海探偵事務所の面々は口々に「美味い!」と絶賛していた。


「風都探偵」で明かされたところによれば、照井の常軌を逸した不死身っぷりの理由はアクセルメモリにあった模様。
アクセルとして戦い続け、トライアル、ブースターと言った派生形態をも使いこなした歴戦の仮面ライダーである照井だが、「一つのメモリを継続的に、長期的に使い続ける」という意味ではドーパント達と同じである(そもそも「W」における仮面ライダーはドーパントの一種である)。


アクセルメモリを使い続けた照井の肉体には、メモリの持つ「加速の記憶」の影響が少しずつ蓄積しており、それが生命の危機に際して解放された結果「加速度的に」進化していた……つまり、知らない間に実質的なハイドープと化していたのである。
この「加速度的な進化」は、生命の危機に対してそれを回避する対応力、あるいはそこから生還するための回復力として備わっているのだが、単純な傷の治りの速さだけではなく、死が目前に迫っている状況下で蘇生のための予備動作を本能のみで実行して見事生還する(自覚なし)など、かなりとんでもないレベルである。


後述の客演時に本編では引きずっていたエンジンブレードを片手で持ち上げられるようになっているのも、この「進化」の影響と思われる。


【評価】

当初こそ、風都に対する愛に満ち、かつネタキャラの素質があった園咲霧彦と入れ替わりで登場し、
その霧彦とは正反対(真面目シリアスで風都が嫌い)のキャラクターで不安や嫌う声も多かった。
実際、演じる木ノ本氏も、人気者だった霧彦との入れ替わりは不安だったらしく、ファイナルトークイベントでは霧彦役の君沢ユウキ氏に「なんであの人あんなにいい死に方するのかと!」と語っていた。


しかし、態度が軟化してからは真面目ゆえに弄られたり、時にお茶目な面を見せたり、主人公的な成長や活躍(復讐心を乗り越えたり)を見せたりで人気者になった。
騙されて酢昆布メモリをブレイクしてしまったりと、真面目にやっていてもコミカルな結果になったりする。


こと主人公要素については、時として翔太郎を上回る。というか話をジャックしてしまう。



そして、遂には本作のスピンオフ作品として彼が主人公のVシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』が発表される事になった。



「俺はWではなく…仮面ライダーアクセルだ!」




以下ネタバレ




【その後・ゲスト出演】

映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE』では遂に亜樹子とゴールイン。彼女は照井姓を名乗るようになる。
だが、突然風都に現れたプテラノドンヤミー(雄)が襲いに来た事で結婚式は中断。Wが出撃…竜も変身…と思いきや変身しなかった。
理由は亜樹子が、回りの人間が仮面ライダーだらけなのが嫌な通称「仮面ライダーアレルギー」を起こし、アクセルドライバーを没収されていて変身出来なかったため。


その後、後藤慎太郎が変身した仮面ライダーバースと協力し、亜樹子とも和解しアクセルに変身、プテラノドンヤミー(雄)を撃破。
戦いの後遂に本当のゴールイン、晴れて結婚……。
かと思いきやまだ問題は山積みだった
奔放な妻と、仮面ライダーとしての責務に向き合いながら、竜は歩み続けていく。
しかし、ある事件以降、照井はあるドーパントに付け狙われることとなり…



映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ではゴーカイレッドに敗れて亜空間に消されていたが、
終盤で復活し他のスーパー戦隊、仮面ライダーと共にショッカー・ザンギャック連合と戦った。
ちなみに公開当時現役の2号ライダーだった仮面ライダーメテオを除けばサブライダーが出るのはアクセルが唯一。


映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』では、幻影としてレジェンドライダーウィザードリングを風田三郎達に託した(あくまで幻影の為木ノ本嶺浩が演じている訳ではない)。



仮面ライダードライブ』のVシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にも登場。愛娘の春奈が生まれている。娘が電話に出た時のぶっ壊れっぷりは必見。
生真面目・堅物っぷりは変わらず、ガイアメモリとロイミュード、双方に関連の疑いがある事件(の被害者)ということで泊進ノ介から共同捜査を持ち掛けられるも、
お決まりの「俺に質問をするな…!」でシャットアウトし、進ノ介と彼に付いてきていた未来の義弟の詩島剛から怖がられていた。
後に実はロイミュードでドーパントというややこしい怪人であった正体を表し、暴れ始めた被害者の男を制圧するために仮面ライダーに変身した二人に加勢し、
ドライブ、マッハ、アクセルという、作品の垣根を超えた仮面ライダートリオで怪人を倒し、仲間のチェイスを助けるために急ぐ彼らを見送ったが、
縦社会である警察という立場に於いて、部署は違えど上司である照井警視に対し、泊巡査部長は終始気を揉みまくりであり、
共闘を通して親近感を抱いたらしい剛が馴れ馴れしい(失礼な)態度を取ろうとする度に「(俺の)出世に関わりかねないからやめろ」等と、世知辛い理由から必死に止めに掛かる一幕も…
ただし進ノ介当人も何度か照井の名字を「福井警視」と間違え、本人に「照井です」と訂正される*3という割と失礼なことをしている。
残念ながら仮面ライダーチェイサーことチェイスとの絡みはなかったが、2人が会話したらどうなるか分からないと木ノ本嶺浩氏も語っていた。


仮面ライダージオウ』のVシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』では、怪我により柔道を諦めざるを得なくなった明光院景都と対談。
ツクヨミから「なぜ警察官になったのか」と訊かれると、例によって「俺に質問するな」と前置きした上で「復讐」と応えた。*4
しかし、「それは当初の目的で、仲間が自分を変えたこと、そして何になるかではなく人に何が出来るかが大事である」と話した。
その後、カッシーンに連れ去られた常磐ソウゴを景都と共に見つけ出し、アクセルに変身してカッシーンと戦い、
最終的には覚悟を決めて仮面ライダーゲイツに変身した景都と共にカッシーン2体を撃破した。







「追記・修正がお前のゴールだ…!」


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*1 かねてからドーパント事件に功績があった刃野幹夫・真倉俊両刑事も組み込まれた。
*2 因みに元々は翔太郎と亜樹子がくっつく予定だったが、それぞれを演じる役者2人から「2人はそういう関係にはならないと思う」という意見が出たため、変更された。
*3 進ノ介役の竹内氏が素で真違えたのを木ノ本氏が咄嗟にアドリブでカバーしたもの。
*4 なお、警察官になったのは家族が殺害されるよりも前、かつ「(警官である)父に憧れたから」とW本編で語られているので矛盾している。「なぜ警察として働いているのか?」と言った趣旨の質問なら間違っていないかもしれないが。

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