登録日:2016/09/08 (木) 03:11:18
更新日:2024/01/26 Fri 10:49:54NEW!
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『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』とは月刊ガンダムエースにて連載されていた漫画である。
作者は後に『機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』を手掛ける森田崇でシナリオをスタジオオルフェの中村浩二郎が手掛けている。
【概要】
PS2ゲーム『機動戦士ガンダム クライマックスU.C.』のオリジナルキャラクターを主人公としたプログレスモードを原作としたコミカライズ作品だが、作者によるオリジナル要素が非常に色濃くコミカライズの中でも評価が高い。
ストーリーは宇宙世紀0079年の一年戦争から始まったカムナ・タチバナの戦いと宇宙世紀0123年のタチバナ家、
両方の目線を交互に展開させていく構成となっており「カムナの視点から見た宇宙世紀ガンダムの追体験」となっているのが特徴。
ちなみに結果的にだが、数少ないF91の外伝作品にもなっている。
【登場人物】(CVはゲームのもの)
以下、ネタバレ注意
- タチバナ家
◆カムナ・タチバナ
CV:石川英郎
主人公。
名門軍人家系の出で若くしてMS小隊長を務める。
連邦軍高官である父を前線で戦っていないと反発し、パイロットである事に拘っていた。
一年戦争後もデラーズ紛争、グリプス戦役、シャアの反乱と戦い続け、双子の子供たちを儲けた後、サイドフロンティアの艦隊司令にまで昇任する。
搭乗機は陸戦型ガンダム→ジム→ジムコマンド→アッシマー→マラサイ→ジェガン→プロトタイプジャベリン。
ガンダム漫画なのに、ガンダムに乗ったのは最初の最初という異色さである。
後の別作者の漫画『F90FF』ではアクシズ押し返しの場面にて妙に絵柄を寄せた容姿で登場。
◆ニシバ・タチバナ
カムナの父。
連邦軍中将であり、厳格な性格。
カムナとは口喧嘩が絶えず「前線で戦っていない」という指摘に「司令には司令の戦い方がある」と諭していた。
0083年のコンペイトウ観艦式の際にGP02Aサイサリスのアトミックバズーカを受け戦死する。
その信念は、コスモ・バビロニア建国戦争にて息子へと受け継がれる事となる。
◆ナナ・タチバナ
CV:水樹奈々
カムナの娘で双子の妹。父の事を知りたいがために士官学校へと入学、卒業後に連邦軍のオペレーターとなる。
フロンティアI襲撃時に急遽ガンダムF90へと搭乗、その後の宇宙要塞狙撃作戦ではF90IIへと搭乗する。
UC0123年編での準主人公。
◆シュン・タチバナ / シュテイン・バニィール
CV:浪川大輔
カムナの息子で双子の兄。
UC0116年のオールズモビルによるテロで母親を失い、その際にカムナが傍に居ず軍の指揮を執っていた事で憎悪を抱き反発。
家出同然で家を出奔し、ブッホ・コンツェルン職業訓練校へ進学した際に貴族主義へ触れクロスボーン・バンガードへと参加。
名前も「シュテイン・バニィール」と名乗るようになる。奇しくも父と似たような道を歩む事となった。
金色に塗装されたベルガ・ギロスを乗機としている。偽名名乗って連邦サイドの妹と戦ったり金色のMSに乗るってどこかの仮面やグラサンつけていた人みたいである。
◆エレン・ロシュフィル
CV:堀江由衣
連邦軍伍長。民間からの志願兵でオペレーター担当。
部隊内のアイドル的存在であり明るく前向きで健気な性格。
カムナを強く慕っており、彼に告白する場面もあった。
戦いの度によく負傷し、左耳が難聴になる他、足にハンデを抱えるなど身体中に傷痕が多く刻まれていく事となるが、常にカムナの傍に立ち彼を支えていた。
最終的にカムナと結婚しシュンとナナを儲けるもののオールズモビルのテロに巻き込まれて死亡。
その最期は自身よりも他の民間人の救助を優先させ、カムナには軍の指揮を任せるというものだった…。
◆シャーリー・ラムゼイ
CV:能登麻美子
連邦軍曹長。普段は冷静な性格だが、コロニー落としで両親を失っており、ジオンへの憎しみを募らせている。
ア・バオア・クー攻防戦では撤退する兵士を狙撃しようとするなど、あわや人の道を外れかけるもののカムナに諭され撃つのをやめた。
その後はティターンズへ配属されるものの、投降するカムナの姿を見て彼に同行。その後も前線で戦い続け、ロンド・ベルへと配属された。
連載終了後に描かれたピンナップではバミルと共に無事生還した様子が描かれている。
◆バミル・マクダミル
CV:勝杏理
連邦軍軍曹。南米スラム街出身でカムナを「兄貴」、シャーリーを「姐さん」と呼び慕う陽気な黒人男性。
生まれもあってかカムナに尊敬とコンプレックスが入り混じった複雑な感情を抱いており、エリート部隊であるティターンズへと入った事も誇りとしていた。
後にカムナがティターンズへと抜ける際にただ一人残留するものの、
グリプス戦役後にティターンズが逆賊扱いされた事で一気に転落。最終的にネオ・ジオンへと身を落としてしまう。
その後、戦場でカムナと再会。自棄になっていた所を諭され、共にアクシズを押し返す行動に加わった。
なお、彼がネオ・ジオンへと降った描写は作者の次回作『機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽』にて補完されている。
- 敵勢力&その他
◆ナギサ・フローリン
地球に残してきたカムナの幼馴染で婚約者。
ティターンズへと入った事でより険しさを増したカムナの身を案じていたが、
避暑と花嫁修業を兼ねてサイド2へと立ち寄っていた際にコロニーレーザーの照射を受けた事で落命。カムナがティターズを失望し抜ける原因となった。
◆ザック・ウィンザー
ジオン公国軍中佐。ジオン・ズム・ダイクンの思想に触れた事でジオンへと入隊した過去を持つ。
大儀のためなら部下の犠牲をいとわない非情な性格。
実はア・バオア・クー攻防戦の際にシャーリーに狙撃されそうになった撤退兵の中に彼がおり、結果見逃された事を根に持ってしまう。
◆エイギス・ヴェラクルス
CV:竹若拓磨
シュンの友人であるクロスボーン・バンガードのパイロット。
職業訓練生時代にクロスボーン・バンガードの決起集会を紹介し、シュンがCVへと入る切っ掛けを作る。
その後もシュンの副官として連邦軍と戦った。
- 他作品の登場人物
◆ワイブル・ガードナー
ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』の登場人物。
作中ではカムナの後輩とされており、フロンティアサイド奪還作戦の際に第二艦隊司令官として着任。
要塞攻略戦の際には更迭されたカムナを作戦参謀へと招聘し、ナナをF90IIのパイロットへと推薦した。
なお、作戦前にナナと会った際にF90の前任者だったベルフ・スクレットの事を引き合いに出し彼女を励ましている。
◆シャア・アズナブル
お馴染み赤い彗星。
ストーリーに度々登場し、カムナの前に何度も立ちはだかる存在として描かれている。
◆アムロ・レイ
お馴染み連邦の白い悪魔。
声のみの登場だが、彼がいなければカムナ達は希望を取り戻せなかったであろう…。
◆バスク・オム
UC0087年編にて登場。大体原作と同じ役回り。
◆カロッゾ・ロナ、ジレ・クリューガー
UC0123年編。シュンに作戦を命じる場面にて登場している。
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▷ コメント欄
- 昔PSで出てた最終回だけ再現するゲームかと思ったわ -- 名無しさん (2016-09-08 08:17:32)
- 話もまとまりテンポもよい。作者のオリジナルが上手い具合に原案を補う良いコミックだった。 -- 名無しさん (2016-09-08 08:22:43)
- おもしろそうだな、読んでみよう -- 名無しさん (2016-09-08 12:01:44)
- これ、原作ゲームの出来自体は、どんな感じなんですか? -- 名無しさん (2016-09-09 00:00:56)
- ↑個人的な感想だけど無難な感じ。そこまでストレスを感じる仕様はあまりない。他のガンダムゲーと比較した場合このゲームは射撃が強いけどVSシリーズのBDみたいな超早いダッシュがないからやや格闘しづらい操作性。目立った欠点は宇宙世紀総集編なのにVガンが参戦してないところ。長文失礼しました -- 名無しさん (2016-09-09 02:50:32)
- ↑2 OPは神の一言に尽きる。歴代ガンダムゲームNo.1だと断言できる -- 名無しさん (2016-09-09 03:22:32)
- ゲームは完全にムービーゲーだったな。それくらいクオリティが神がかってた。ついでにPVも素晴らしかった。ガンダム好きなら買わなくてどうするんだってレベル。 -- 名無しさん (2016-09-09 19:47:12)
- 娘がF90に乗る縁からかカムナは『F90FF』のアクシズ落としの回想シーンでしれっと登場 一方イアゴはフォーミュラ計画に関係してないので登場せず -- 名無しさん (2022-06-30 20:00:45)
- 奈々ちゃんやほっちゃんが出てたんだ!知らなかった!!! -- 名無しさん (2022-07-09 23:01:21)
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