ホグワーツ魔法魔術学校

ページ名:ホグワーツ魔法魔術学校

登録日:2022/06/30 Thu 13:04:20
更新日:2024/06/20 Thu 11:03:12NEW!
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Draco Dormiens Nunquam Titillandus

眠れるドラゴンをくすぐるべからず




ホグワーツ魔法魔術学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)とは、ハリー・ポッター・シリーズの主要な舞台である魔法学校



イギリス・スコットランドの某所、ホグズミード駅から数キロの地点にある。
隠匿魔法が常時発動しているためにマグル(魔法族でない者)には廃墟にしか見えず、無理に近づこうとしても「用事を思い出して帰りたくなる魔法」がかかっているとかで、自然に立ち入ることはまずない。
ただ、なんらかの許可もしくは手助けがあればマグルも立ち入りが可能になるようで、映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では明らかに怪訝そうな顔で城を見ていたジェイコブ・コワルスキーがダンブルドア教授らに連れられてマグルの身で入城を果たしている。


マグル避け以外にもさまざまな魔法が発動しており、その影響で電子機器はうまく機能しなくなっている。


校舎・寮舎ほか各種生活施設を擁する「ホグワーツ城」を中心に、領域を囲む城壁、広大な庭・敷地や禁じられた森、大きな湖などを包括して「ホグワーツ魔法魔術学校」*1という。






◇歴史

起源は十世紀ごろにまで遡る。思ったより最近*2
当時の魔法族は、その魔力・魔術からマグルに恐れられ、迫害を受けていた*3。特に年齢の低い魔法族は魔力のコントロールが難しく、暴走してしまうことも多かった。
そうした問題に対して、後世ホグワーツ創設者と総称される、当時もっとも偉大な四人の魔法使い、ゴドリック・グリフィンドールヘルガ・ハッフルパフロウェナ・レイブンクローサラザール・スリザリンがイギリス全土から招き、保護するとともに魔法・魔術を指導していったものが起源。


城の基礎設計は、創始者の一人ロウェナ・レイヴンクローによる。
彼女はあるとき「イボWartyイノシシHogに湖の近くの崖まで案内される」というを見たので、その霊夢に基づいて学校の場所と名前を決め、城の基本設計および魔法設備の多くを作り出したという。勝手に動く階段やいつのまにか消え去る教室群を含む変幻自在の間取りは彼女のアイデアである。


しかし、招く生徒の基準を純血であるか否か」にするべしとするサラザール・スリザリンと、その基準に反対するほか三名の間で対立が発生し、それと同時期にロウェナが娘ヘレナと対立を引き起こす。
最終的にサラザールはゴドリック・グリフィンドールと激しく争った末にホグワーツを去り、ゴドリックとサラザールの激突と娘との決別、および死別に見舞われたロウェナは心労の余り早逝した。
残されたゴドリックとヘルガ・ハッフルパフの以後は不明。


そうした黎明期の混乱はありながらも、ホグワーツ校はその後も発展を続けた。
最終的に、フランスのボーバトン魔法アカデミー、スカンジナビアのダームストラング専門学校と並んで、欧州における三大魔法学校の一角として知名度を確立。


この三大学校は相互に交流も深く、かつては定期的に三大魔法学校対抗試合トライウィザード・トーナメントを挙行していた。


しかしこれは試合があまりにも激しくなって死者続出の殺し合いとなってしまったため、十三世紀ごろに取りやめになった。
本編時間軸になって約七百年ぶりに開催された……が、生徒の一人が死亡したばかりか、闇の帝王復活に利用されたため、永遠に終止符を打つことになった。



◇運営

概ねはイギリスのパブリックスクールに則った七年制・全寮制で男女共学。
運営資金は魔法省の公金で賄われる*4。なので運営的には日本で言うところの公設民営大学*5に近い。


職員は一人の校長と教頭、その他多くの教職員で構成される。
校長は教職員人事等の日常的な運営を執り行う。
その校長の任命・停職・追放などは、十二名の理事による理事会の投票で決定される。


教員ではないアーガス・フィルチやルビウス・ハグリッド*6を含め、職員には一人につき一部屋与えられ、教員は教室を自由に選んだり改装したりできる。


生徒数はおよそ1,000人。
選抜生徒によるクィディッチの対抗トーナメントや、最高得点寮が年度末に褒賞される「寮対抗杯」により生徒間及び寮内の団結意識の醸成を促すとともに、競争意識を刺激している。



◆学生の入学

入学に際してはテストなどは行われておらず、ホグワーツから入学が許可されるかが唯一の基準。
ホグワーツ城内には創設者たちの時代に製作され動き続けていると伝えられている「入学名簿」と「受け入れ羽ペン」が設置されている。
これらの魔法道具には、子供による一定基準の魔法力の発現を検知する機能が備わっており、対象を見つけ次第自動的に名簿に名前が記入されていく*7
この名簿に従って対象となる子供の10歳の誕生日に、ホグワーツ教員によって入学許可証やそれに伴う諸手続のための手紙が送付される。


許可を得た上で実際に入学するか否かの選択権は生徒側にあるようだが*8、イギリスで最も権威ある学校に入らない事を選ぶ者は基本的にいないようである。
マグル生まれの場合、魔法力の暴発といった危険性*9を考えると選択権があるかは怪しいところがあるが、それについては言及されていない。マグル生まれのもとには手紙を送ったり、あるいは実際に教職員自らが足を運んだりして、魔法界のあれこれを説明したり意思確認を行ったりもする。


魔法省にはマグル生まれの魔法族の出生を把握する手段がない。
そのため七巻でヴォルデモート卿により魔法界が乗っ取られた際は、この名簿に名が記された11歳以上の子供の入学が義務化され、逆らうと逮捕、マグル生まれは問答無用で逮捕、という悪辣な利用がなされた。


なお、家族によって偽装された許可証で入学式に参加したスクイブや、当時の校長によって特別措置が図られた人狼の例が存在することから、「魔法の名簿に名前が記載されること」と「実際に入学が許可されること」の意思決定や管理は別となっていると思われる。



◆学生生活

制服に関しては、原作ではローブと三角帽子ぐらいしか描写がない。色も寮を問わず黒で統一されており、ただ一見しただけでは生徒がどの寮にいるかはわからない。
映画版だと胸元に寮ごとのシンボルのエンブレムが刺繍されたフード付きの黒いローブ(裏地は寮色)に、トップスは白いカッターシャツに寮のカラーのネクタイ、ボトムスは男子生徒ならスラックス、女子生徒ならスカート(色や形は自由らしい)と、現実のイギリスの学校の制服とほぼ同じ。
三角帽子は普段は着用していないようだが、学年末のパーティーでは現実の大学の卒業式よろしく上に放り投げるシーンがあるので式典用なのかもしれない。


生徒は入学時に組分け帽子によってふり分けられた四つの寮を共同体として生活し、大広間で一堂に会して行われる食事も寮別のテーブルで行われる。


日々の成績・態度・行動などによって所属寮への加点・減点が行われる。獲得した点数はグリフィンドールはルビー、スリザリンはエメラルドのように、各寮の色の宝石で砂時計に貯まる。



◆寮

創始者の名に由来する四つの寮。詳細はリンク先参照。
全生徒が1000人前後で四つの寮と七つの学年、ということは一学年の寮生は単純計算で35~6人前後*10のため、一部の授業は他寮と合同授業になることも多い。


創設者:ゴドリック・グリフィンドール
ハウスカラー:真紅金色
象徴:ライオン
寮監:ミネルバ・マクゴナガル


勇猛さと騎士道精神に溢れている者がこの寮に選別される。いわゆる「主人公気質」な生徒が多い。
主人公・ハリー・ポッター主要な仲間達が属する寮で、ダンブルドア軍団不死鳥の騎士団に多くの者が参加し、戦い抜いたことも良く知られている。
しかし勇猛さや正義感、勇敢さが強すぎるあまり、自らの考えを全体のルール等よりも優先する独善的な面を持つこともあるなど、スリザリンとは違った意味で問題を抱えてもいる。


創設者:サラザール・スリザリン
ハウスカラー:銀色
象徴:蛇
寮監:セブルス・スネイプ


創設者の影響で寮生の大部分が“純血”であり、純血主義に傾倒している者が多い。
一応混血の生徒や穏健派の純血生徒、マグル生まれの生徒もごく少数ながら在籍しているが、他の寮よりもあからさまにマグル生まれや混血を蔑視することがある。
元々狡猾かつ野心家が多い上にヴォルデモート卿や数多くいる彼の支持者、その他イギリスの闇の魔法使い達もかなりの数がこの寮出身のためためすこぶる評判が悪い。
ただし、魔法族の社会において歴史的偉人の筆頭とされるマーリン*11がこの寮出身であること等から、優秀な人物を輩出することでも知られる。
また、例え半純血の生徒であっても同じ寮の身内であれば、相応に庇護する仲間意識の強さも備えており、良くも悪くも貴族然とした特質もある。
そして、自分や仲間の利を優先する狡猾さや効率を重視する合理性故に、時に全体のルールから逸脱することも厭わないという気質は、根差すものが多少違えどグリンフィンドールやレイブンクローとも大差は無い。
グリフィンドールと特に犬猿の仲なのは、同族嫌悪に近いものでもある。



創設者:ロウェナ・レイブンクロー
ハウスカラー:とブロンズ
象徴:鷲(映画では大鴉)
寮監:フィリウス・フリットウィック


学問に対する強い興味とアカデミックな才能、それに加えて高い創造性を持った人が多いのが特徴で、ホグワーツの成績上位者はレイブンクロー生で占められていることが多い。
一見インテリ集団だが、その知識を自慢したがる傾向があるという悪癖があり、更に学問での成果を出すことについて寮全体が競争心の固まりとなる。
その為か自己顕示欲が強かったり、思想的に相容れない人を見下したりしている者も珍しくなく、四つの寮の中で最も個人主義的で、出身者の中には教師や杖職人どころか死喰い人までいるなど凄まじいことになっている。ある意味ほかの寮とも変わりない



創設者:ヘルガ・ハッフルパフ
ハウスカラー:黄色
シンボル:穴熊
寮監:ポモーナ・スプラウト


何かと我の強い他の寮と異なり、寮生は勤勉かつ差別や偏見を持たないことで知られている。
この気質は、創設者のヘルガ・ハッフルパフが他の三寮と異なり生徒の選定条件を設けずに生徒を受け入れたことが大きい。
そのため四つの寮で最も人数が多く、他の寮の倍近い生徒数を擁する一番の大所帯。
さらに、前述した気質から闇の魔法使いが4つの寮の中で最も少ない(いないわけではない)ことでも有名。
あまり目立たないことが多いが、功績を残した生徒もそれなりにおり、クィディッチに関しては他寮と同様大変な盛り上がりと闘争心を見せ、特にレイブンクローとはライバル同士*12でハッフルパフ対レイブンクロー戦は非常に盛り上がる。
また、グリフィンドールとは概ね友好関係にあるものの、ハリーに対して二度ほど露骨な排斥運動をとったこともある。



◇ホグワーツ城

日本の砦的な「城」ではなく、長い城壁にぐるりと囲まれ、さらに内部に多数の建築物を含む中世ヨーロッパの城郭都市


城内設備のほとんどに仕込まれた魔法が関与する隠し通路・隠し部屋の類が多く、階段が勝手に動いたり、一部扉が合言葉を言わなければ開かなかったり、さらに勝手に造られたものまであったりして、教職員すら知らないものもある。
一方で基本構造は中世のままで、当然ながら電線などの近代的な技術は存在しない。魔法も科学も関与しない設備としては水道の配管パイプ*13ぐらいのもの。その「盲点」から、ある魔獣や一部亡霊がその配管を通っていた。


そのスペースを活かして校舎としてのみならず生徒・職員たちの生活拠点、戦争時の防衛拠点としても利用されている。



◇ホグワーツ城内部

◆寮舎

八階の東塔。扉を守る肖像画に、合言葉を経由して入る。
談話室は赤が基調となったシックな雰囲気で、とても居心地が良く、仲の良い寮生たちが暖炉の前でくつろいでいるところを良く見かける。寄り集まって宿題に励んだり、ゲームに興じたりおやつを食べたりする場所でもある。
談話室の階段は男女それぞれの寝室へ続いており、女子が男子の寝室へ自由に行くことは可能だが、その逆をやろうとすると階段が急なスロープになった後、急激に傾いて振り落とされるので無理。


厨房廊下の右奥。樽の山を、特定のパターンで打つと扉が開く。
間違うと熱々のビネガーがぶっ掛けられるという結構怖いセキュリティ付き。
談話室は広い円形の暖かい部屋で、黄色と黒色のタペストリーがぶらさがっていて、中央には大きなふかふかのソファがあり、その回りにたくさんのロッキングチェアがある。
寮監が魔法薬草学担当のスプラウト先生なため、多種多様な植物を持ち込んでいるので暖かで快適な感じにますます磨きがかかっている。
壁の上部の円形の窓の外は薬草園になっている。


西塔の頂点。扉が出す問題を解く必要があり、答えられるまでは入れない。ちなみに問題にさえ答えられればレイブンクロー生以外でも入れる。
談話室は円形の広い部屋で、荘厳なアーチ状の窓があり、壁は青と銀のシルクで装飾されていて、深い青色をしたドーム型の天井にはたくさんの星座が描かれている。
創設者のロウェナ・レイブンクローは教え子たちに、学園内の施設やホグワーツを囲む山々を一望できる景観を贈ったのだとされる。


湖に迫る地下室。地下(Dungeon)の壁に合言葉を経由して入る。
談話室は中央部に大きな黒革のソファーがあり、家具には悪趣味なドクロの装飾がついているがランプは緑色で統一されている。
大窓から湖の内部が覗けて、そこをマーマンや人魚、大イカなどの生物が通ることがあり、夜間は月明かりで照らされた幻想的な風景を見ることができ、陰険な雰囲気のスリザリンで唯一の癒しスポットとなっている。


詳しくはリンク先を参照。



◆大広間

玄関ホールの次の部屋。
全生徒と全教職員が一堂に集まり、食事や式典を行うための空間で、「大広間」という名にふさわしい広大さを誇る。
天井にはその時の天気を映し出す魔法が掛けられていて、まるで大空の下にいるかのような視覚を得られるが、当然、雨や風にさらされはしない。朝にはふくろう便が届け物を運んでくる。
寮対抗杯のための各寮の得点が一目でわかる砂時計もここにある。


◆厨房

大広間の下に配置されている。
多数の屋敷しもべ妖精が働いており、作った食事を大広間へと転送している。
ホグワーツ内部では人間の魔法族は瞬間移動関連の術を原則使えないが、屋敷しもべ妖精は人間ではないのでそれを突破できるというわけ。屋敷しもべ妖精の魔力の強さが、魔法のような食事というものを担保していたわけである。
入口は壁に隠されており、器に盛られた果物の絵の中から梨をくすぐることでドアが出現する。
生徒の立ち入りも許可されているらしく、ここを訪れると屋敷しもべ妖精が紅茶や菓子を我先にと提供してくれる。


◆天文塔

ホグワーツで最も高い尖塔。
その名の通り、天文学の授業や試験がここの屋上で行なわれる。落下防止のためか、授業以外では立ち入り禁止。


◆薬草室

ホグワーツ城の裏手にある。
薬草学の授業に使われるほか、治療や授業、製薬などに必要な、魔法薬の材料も栽培する温室も併設されている。


◆医務室

校内でケガを負ったり、病気になったりした生徒や職員が治療を受ける部屋。
様々な魔法薬や、入院のためのベッドが完備されている。面会の許可が下りるかは病状次第。
校医はポピー・ポンフリー。彼女の手にも負えない場合には「聖マンゴ魔法疾患傷害病院」に送ることもある。


◆図書室

何千何万もの蔵書を抱えた図書室。生徒が利用できるのは午後8時まで。
司書イルマ・ピンスによって管理されており、あまりにうるさくすると追い出される。
また、図書室の本には悪戯防止のための魔法がかけられており、落書きなどをしようとするとその本にぶん殴られる
生徒が通常閲覧できない「禁書の棚」もあり、そちらは上級生が授業で必要な特別な文献を利用する際に、教師のサイン入り許可書を提出することにより利用可。


◆管理人室

ホグワーツの管理人の部屋。現任はアーガス・フィルチ。
罰則を犯した生徒の拷問道具やら、校内への持ち込み禁止道具リストなどやらがある。
また、フィルチの個人所有物として過去に使われていた「目に余る行いをした生徒の腕を吊っておく」ための鎖などがあり、彼曰く「いつでも使えるように磨き上げられている」とか……。


◆校長室

文字通り、校長の部屋。
壁には歴代の校長の肖像画が飾られている。魔法界の絵画は、描かれた人物が独自の意志で動くようになっているのだが、特にこの部屋の「歴代校長の肖像画」たちは、現役の校長に仕えるという盟約がある。
もちろん二次元の絵で、残念ながら三次元の現実世界に現れて物理的に手を貸すことはできないが 、遠方にある別の自分の肖像画などに移動して世界各地から情報を収集したり、伝言を伝えたりといった形で活躍できる。
部屋があるのはどこかの塔らしいが、入り口にはガーゴイルの石像が配置されており、合言葉を言わなければ通してもらえない。「合言葉が無ければ開かない」のは生徒の各寮舎と同じだが、わざわざ魔獣の石像が門番をしているということから、無理やり通ろうとすればガーゴイルが襲い掛かるものと思われる。


◆秘密の部屋

サラザール・スリザリンがホグワーツを去るときに秘密に造ったという伝説のある部屋。部屋というか地下空間。
さらに内部にはバジリスクというとびきりの大蛇がいた。
入り口は三階の女子トイレに隠されている。開くには蛇語(パーセルタング)で命じなければならず、実質はスリザリンの子孫ぐらいにしか開けられない。
探したものは大勢いたが、蛇語使いの希少さも相まって作中時期まで見つからなかった。
なお、現在の入り口が「女子トイレ」という何ともみょうちきりんな場所なのは、「もともとは別の部屋にあったのだが、ホグワーツが増改築をした折に水道管まで手を入れることが決定され、危うく地図上にない配管=秘密の部屋への路が露見しかけたことがあり、時のゴーント家の生徒が見つからないよう配管をいじくった結果、現在のトイレへと落ち着いた」とのことである。


◆必要の部屋

入室した者の目的に合致した道具や本などが大量に用意される、不思議な魔法に満ちた部屋。入室者の「目的」が変わるごとに、その内装や中にある道具などもがらりと入れ替わる。
八階にあるが、その入り口は普段はただの石壁となっている。入るためには「自分の目的を心に強く思い浮かべながら、壁の前を三回歩き回ること」が必要。
その存在は生徒たちはおろか教職員すら知らず、アルバス・ダンブルドアですら一度偶然に入って以来、サッパリ再確認できなかったという。
ちなみに、ダンブルドアが偶然入れたのは「今すぐトイレに行きたいが、行けるトイレが無く、せっぱつまって右往左往していたら知らない扉が現れ、入ってみたら大量の便器が並んでいた」という。
実際のところはハリー曰く「ちょっとついで」にハリーに必要の部屋の存在を教えたようなものらしく、裏設定などを公開するサイト「ポッターモア」によると「みぞの鏡」も必要の部屋から取り出したとのことである。




◇ホグワーツ城外部

◆ふくろう小屋

文字通り、ふくろうを飼っている小屋。
生徒が個人所有するふくろうと、学校が管理する郵便配達用のふくろうがすべてここで飼われている。小屋というにはかなり大きいようだ。学校所有のふくろうは生徒が借りることも可能。


◆クィディッチ競技場

校内でクィディッチをするための競技場。
一般的なクィディッチ競技場に則った作りのようだ。


◆暴れ柳

校庭の一角に植えられている巨木。一種の魔法植物で、近づくものを激しく攻撃する習性を持つ。「柳」という名のイメージに反し、太く強大な枝で殴り、その暴力性たるや自動車を半壊にするほど。
実は、根元にあるひとつのこぶに触れられると沈静化する。その根元の穴からは、数キロ先のホグズミード村の「叫びの屋敷」にまで通じている。


◆ハグリッドの小屋

森番ルビウス・ハグリッドの居住地。禁じられた森の入り口近くに立っている。


◆禁じられた森

校庭からはずれにあるうっそうとした森。正式名称は「暗黒の森」。
例によって広大な面積を誇り、巨人さえも隠してしまえる。
ケンタウルス一角獣、トロールやアクロマンチュラなどの魔法生物が生息し、独自に繁殖したりもする。肉食・狂暴な生物も多く、それ以上に(人語を話すケンタウルスやアクロマンチュラを含め)人の話を聞かない連中が大半なため、生徒の立ち入りは禁止されている。
ハグリッドは「森番」ということで、森の維持管理および人の立ち入りの監督などを担っているようだが、本人が本人なので違法レベルの「趣味」を森の中でいろいろ行っているようである。


◆湖

「禁じられた森」が陸棲魔法生物の宝庫なら、こちらは大イカや水中人、水魔などの水棲魔法生物の生息地。
実はスリザリン寮からはこの湖が水中から見える。



◇授業

  • 変身術

担当教授:アルバス・ダンブルドア(本編前)→ミネルバ・マクゴナガル
動物を別の物質に変身させる、物体を出現・消去させるなどの術を訓練する。


  • 薬草学

担当教授:ポモーナ・スプラウト
薬草や魔法植物の栽培・取り扱いなどを学ぶ。
マンドレイクや毒触手草など、危険な魔法植物も扱う。


  • 魔法史

担当教授:カスバート・ビンズ
魔法界の歴史を学ぶ。担当教員はなんと幽霊。生前からこの科目を教えていたらしい。
授業内容は単調に教科書を読み上げるのが基本で、殆どの生徒が寝落ちしかける。この科目で唯一面白い点は、ビンズ先生が黒板をすり抜けて現れることぐらいらしい。



  • 呪文学

担当教授:フィリウス・フリットウィック
さまざまな呪文を学ぶ。
日本語版では最初のうちは「妖精の魔法」という科目名であった。
(ローリングの原文では一貫して「charms」表記。当初の「妖精の魔法」では明らかに科目の雰囲気に合わないため、途中から訳を変えたのだろう)


  • 闇の魔術に対抗する防衛術

担当教授:クィリナス・クィレル(1巻)→ギルデロイ・ロックハート(2巻)→リーマス・ルーピン(3巻)→アラスター・ムーディ)(4巻)→ドローレス・アンブリッジ(5巻)→セブルス・スネイプ(6巻)→アミカス・カロー(7巻)
他者を殺傷する危険な呪文に対する知識、およびそれら闇の魔術から身を守るための訓練。
危険な魔法生物への対処も含む。
「防衛術」とはいえ、防衛する対象をしっかり認識しなければ防衛のしようもないということで、闇の魔術そのものに踏み込む一面もある。
ある人物」がこの科目を教えることを2度拒否されて以来、1年を超えて教えた教師が誰もおらず、「呪われた科目」と噂されている。


  • 天文学

担当教授:オーロラ・シニストラ
天体についての知識を学ぶ。
天体観測や、天体の動きの計算などを行う。


  • 魔法薬学

担当教授:セブルス・スネイプ(~5巻)→ホラス・スラグホーン(6巻~)
魔法薬についての知識の習得と、実際の調合などを行う。都合上、素材の知識も必要となる。


  • 飛行訓練

担当教授:ロランダ・フーチ
箒に乗っての飛行訓練。
ただ、なぜか授業の描写が一巻だけで、後年の試験も課されなかった。あまり重視されていないのかもしれない。


  • 占い学

担当教授:シビル・トレローニー、フィレンツェ(5巻~)
未来を予見する方法を学び、実践する。
占いや予見というものは魔法界と言えども不可能・確認困難な領域なこともあり、割といい加減な感じになりやすいらしい。
ちなみにパーシー・ウィーズリーの一推しの科目。


  • マグル学

担当教授:クィリナス・クィレル(本編前)→チャリティ・バーベッジ(~6巻)→アレクト・カロー(7巻)
マグルの文化を研究・考察する。
授業風景は本編では描写されていないが、魔法界のマグル知識が極めてあやふやなことから考えると、まともなカリキュラムが組まれているかはかなり怪しい……。


  • 数占い学

担当教授:セプティマ・ベクトル
本編で登場せず、詳細不明。
ただハーマイオニーによると合理的な計算に基づくらしい。
彼女ですらふくろう試験で1番手強いと評する難解な科目。


  • 魔法生物飼育学

担当教授:シルバヌス・ケトルバーン(~2巻)→ルビウス・ハグリッド(3巻~)、ウィルヘルミーナ・グラブリー=プランク(4巻・5巻)
魔法生物を観察し、その生態や飼育方法などを学ぶ。
この教科でのみ、禁じられた森にも入れる(ただし教師同伴必須)。


  • 古代ルーン文字学

担当教授:バスシバ・バブリング
古代ルーン文字の研究。
ハーマイオニーの得意科目らしいが本編描写無し。



◇試験

  • O.W.L試験

正式名称はOrdinary Wizarding Levels(普通魔法レベル試験)。頭文字を取って「O.W.Ls(ふくろう)」と呼ばれる。
五年生の学期末試験で、筆記・実技とも二週間を掛けて行う。将来の仕事にも影響するという重要な試験でもある。
この試験で一定以上の成績を修めれば、六年生からのN.E.W.Tレベルの授業の受講が認められる。
社会的にも重視されるようで、試験官は魔法省から派遣されるなど事実上の国家試験の様相を呈している。当然、カンニングを防止する魔法は徹底されている。
成績は六段階評価で行なわれる。
高い順に「優・O」(大いによろしい)、「良・E」(期待以上)、「可・A」(まあまあ)、「不可・P」(良くない)、「落第・D」(どん底)と続き、最低は「トロール並み・T」。
「O」から「A」までの上三段階が合格、「P」以下の三段階は不合格。
合格しても、教員が求める以上の評価を取らなければ六年生の授業を受けさせてもらえない科目もある。


  • N.E.W.T試験

正式名称はNastily Exhausting Wizarding Test(めちゃくちゃ疲れる魔法テスト)。頭文字から「N.E.W.T(いもり)」と呼ばれ、七年生の学期末に実施される。そんな正式名称があるか。
しかし本編では様々な事情でハリー達の「七年生の学期末」自体がなくなってしまったため、詳細不明。



【その他】

◇ホグワーツ特急

ホグワーツへの移動手段として用いられる蒸気機関車牽引の特別列車。途中の下車駅などはない直通の特急列車な模様。
それまでバラバラにホグワーツへ移動していた生徒たちの安全確保や管理の効率化などを目的として、1830年にオッタリン・ギャンボル魔法大臣により当時最新のマグル技術*14を魔法的に改修して導入された。
キングス・クロス駅の9番線と10番線のあいだ*15の柵(映画版では壁)を通り抜けると「9と3/4番線」のホームがあり、そこで生徒や関係者を乗せる。午前11時に発車してもホグズミード駅(ホグワーツ最寄り駅)に着くのは夜となる。
またホグズミードからホグワーツまでも結構距離があるため、つくには半日掛かりの大ごととなる。
車内販売あり。


映画での牽引機(車名「ホグワーツ・キャッスル」号)はブルーベル保存鉄道が保有していた、旧グレート・ウェスタン鉄道4900型蒸気機関車5927号「オルトン・ホール」。
この機関車は現役時代は旧ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道のターミナルであるキングズ・クロス駅*16ではなく、
パディントン駅を始発駅としていたカマで、日本で例えるなら「東武浅草駅の隠されたホームから魔法の世界に入ったら古い京王線の電車が止まっていた」というチグハグ感を与えている。
なお「オルトン・ホール」号は撮影後はワーナー・ブラザーズ社に引き取られ、現在はロンドン郊外のリーブスデン撮影所内にあるハリー・ポッターミュージアムで静態保存中。
因みに同型機の4920号「ダンブルトン・ホール」も「ホグワーツ・キャッスル」仕様に改修され、東京都のとしまえん跡に建設されるワーナーブラザーズスタジオ・ジャパンにて静態保存される予定である。


余談だが、実際のキングズ・クロス駅の壁には半分めり込んだ荷物カートと「PLATFORM 9 3/4」の看板が設置されており、杖のレプリカと好きな寮のマフラーを身につけて記念撮影が出来る。



【余談】

ロケ地は主にイギリス・ノーサンバーランド州にあるアニック城。
この城の原型は1096年に作られたということで(もちろん現在まで何度も増改築されているが)、ちょうどホグワーツが作られた時期=現在から約千年前にやや近い。
一部の部屋などはまた別のロケ地が用いられている。







本校の追記・修正は魔法族に限らずマグルにもお願いします。



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  • これほど今までなかったことに驚愕を覚えた記事もない。 -- 名無しさん (2022-06-30 13:38:40)
  • 設定上は世界でも最大クラスの学校らしいけどそれにちゃ学級ごとにあんまり生徒数いないよね。 -- 名無しさん (2022-06-30 13:41:10)
  • 世界一番安全なところ() -- 名無しさん (2022-06-30 13:59:18)
  • ホントださっきできたばっかりなのか!組分け帽や魔法省はあったのに・・・ -- 名無しさん (2022-06-30 14:07:00)
  • 津行特急 -- 名無しさん (2022-06-30 14:34:36)
  • いつ見てもスリザリン寮の配置の酷さはスリザリン生の性格捻じ曲げるのに一役買ってる気がしてならない -- 名無しさん (2022-06-30 15:59:50)
  • ヴォルが死んでスリザリンも少しはまともになったんだろうか -- 名無しさん (2022-06-30 16:44:16)
  • 争いを好まない超大人しい性格なのに「卑怯な手段は好まない」ってだけでグリフィンドールに入れられたら割とキツいよな。 -- 名無しさん (2022-06-30 19:46:45)
  • ↑マグルのいじめられっ子がいじめっ子に目を付けられないよう立ち回ってきた結果、無意識のうちに狡猾性が磨かれてスリザリンに入れられる方がもっと地獄だろ… -- 名無しさん (2022-06-30 19:53:25)
  • 話の都合でかなりモラルハザードな学校としても有名。 試合強行してセドリックを犠牲にした直後にヴォルデモートの名前出して責任ウヤムヤにしたのもね・・・ -- 名無しさん (2022-06-30 20:15:39)
  • ホグワーツレガシーというここを舞台にした自由度の高いゲームが出る。ただし舞台はダンブルドアが若い頃なので本編のキャラには会えません。…影響が出ないようにってことなんだろうけどさあ。 -- 名無しさん (2022-06-30 21:15:46)
  • “秘密の部屋”はホグワーツを創設した偉大な魔法使いの一人が意図的に自身の真の後継者に相応しい資質を持つ者のみが開けることを目的として密かに築いており、魔法界でも極めて珍しい蛇語を認証に用いていた(しかも先天的な蛇語使いは魔法界でも「闇の魔法使い」のイメージが強いようなので迫害される可能性極めて高し)上時代毎の改築の度に子孫達まで隠蔽に荷担していたからハリー達の時代まで実在が確認できなかったのはまだ仕方ないとしても、これだけ教員側が認知できていない隠し通路や隠し部屋が多いってセキュリティに穴多過ぎない……?動く階段などの魔法は創設者以来だけど、「秘密の部屋を隠すため水道工事が行われた頃ゴーント家の介入があった」とかただでさえ創設者の魔法を前提とした構造に後世の改築が加わった九龍城かパスタコードかといった有様なんじゃ…… -- 名無しさん (2022-06-30 22:05:32)
  • ちなみに、数世紀前に無謀にも箒で世界一周を試みた学生がおり、日本の海域で遭難しかけていたところを日本の魔法学校・マホウトコロの教師に助けられたことがあったりする。そのお礼にホグワーツ生徒がクィディッチを教えた結果、マホウトコロ始め日本は世界でも屈指のクィディッチ強豪チームになったことを記述追加お願いします。 -- 名無しさん (2022-06-30 22:51:01)
  • ↑日本の魔法学校って呪術高専みたいな感じなのかな。 -- 名無しさん (2022-06-30 22:53:54)
  • 寮毎のカーストが尋常じゃない -- 名無しさん (2022-06-30 22:54:05)
  • 廃墟マニアのマグルとかがたまに入り込んでたりするのだろうか?電子機器使えないなら証拠残すの難しいから見たもの話しても与太話として扱われるだろうが -- 名無しさん (2022-06-30 22:54:37)
  • ↑4 確かこの世界って各地に魔法学校があるらしいから、余談のところに各地の魔法学校のことも記載してもいいんじゃないかな。 -- 名無しさん (2022-06-30 23:03:30)
  • 2↑助けたのはマホウトコロの教師でなんでも当時惑星の動きを観測していたのだとか。遭難した場所は南硫黄島付近の海域とのこと。 -- 名無しさん (2022-06-30 23:06:16)
  • ホグワーツ周辺にはマグル避けの呪文がかけられてるので、仮に立ち入ろうとしても「突然謎の急用を思い出す」等で強制的に引き返してしまうっていうのが3巻か4巻あたりで書かれてた -- 名無しさん (2022-07-01 07:06:25)
  • ↑確かそれは4巻でワールドカップやってたクィデッチスタジアムのことだったはず -- 名無しさん (2022-07-01 07:40:25)
  • なぁ・・・もしかしてこの土地呪われてない? -- 名無しさん (2022-07-01 09:50:00)
  • ↑3 4巻の第8章の冒頭にあるマグル避け呪文の話だな -- 名無しさん (2022-07-01 11:15:25)
  • 資金源、魔法省からの公金だったの?魔法省を唯一牽制し得る機関って聞いてたんだけどそれじゃ牽制なんか出来なくない? -- 名無しさん (2022-07-01 12:29:50)
  • 魔術師ばかりなので価値観やなんかがマグルとどっか違うのかと思っていたが、そもそもこれイギリスの階級におけるカーストや寄宿学校がモデルで、大方こんなもんらしいな。 -- 名無しさん (2022-07-01 13:07:07)
  • ↑ 黒執事の作者が寄宿学校編やるときに取材したら「イギリスの寄宿学校ってマジでハリポタみたいな感じなの!?」って驚いたという逸話が -- 名無しさん (2022-07-01 14:41:34)
  • 多分日本の魔術学校はここまでカースト酷くないんだろう。ガチのお国柄が出てるだけで、良い悪いではないのだ多分。 -- 名無しさん (2022-07-01 14:55:14)
  • 長編物語の舞台の常としてガバガバセキュリティの印象があるが何だかんだ「人間の姿現しは絶対ムリ」なのは本当だとは思われる(必要の部屋がなかったら漏らすところだった作中世界最高峰の魔法使いを見る -- 名無しさん (2022-07-01 21:42:07)
  • 日本の魔術学校では多分、忍術とか教えてそう。で卒業生はNINJAやSAMURAI、あるいは道を踏み外した生徒はYAKUZAと呼ばれる闇の魔法使いになるのだ -- 名無しさん (2022-07-01 21:56:17)
  • 魔法省にも言えることだけど、本当に文明や文化は魔法以外の要素が中世あたりから全然進歩していない(というよりも「する必要がなかった」)のよね。せいぜいSL牽引の鉄道や古い自動車とかがあるくらい。あとマグル学の授業内容は絶対テキトー。現代のマグル達が当たり前のように使うスマホやSNSを魔法使い達が知っているのかどうかすらも怪しい。 -- 名無しさん (2022-07-01 23:52:07)
  • マホウトコロでは、入学時にピンク色のローブが与えられて成長に合わせてサイズも変化し、経験を積むと色が変わり、全科目で最高成績を取ると金色に変化する。逆に日本の魔法規定を破ったり闇の魔術を使うと白色に変化して即退学処分のうえ、日本魔法省の裁判にかけられる。 -- 名無しさん (2022-07-02 00:39:10)
  • ↑1ホグワーツと違い入学は7歳からだが入寮は11歳から。それまでは毎日巨大なウミツバメに乗って通学するとのこと。 -- 名無しさん (2022-07-02 00:43:56)
  • マホウトコロ設定細かいな!? -- 名無しさん (2022-07-02 07:32:13)
  • 日本が舞台のスピンオフ作品とか見てみたいwww -- 名無しさん (2022-07-02 21:30:20)
  • 一応ファンタビの監督は4作目は日本を舞台にしたいとRIVERの記事で語っていたけどどうなるだろうね。後マホウトコロについては個別の項目を作ったほうがいいと思う -- 名無しさん (2022-07-02 22:59:46)
  • 『ハリー・ポッター』世界ではマーリンが実在の魔法使いで、スリザリン寮出身だったらしいけれど、マホウトコロの設立時期次第では安倍晴明や蘆屋道満辺りのような著名な陰陽師や修験者もマーリンのような「マグルの世界にも『伝説の人物』としてその名を残すほどの魔法使いだった」ことになるかもしれないのか……? -- 名無しさん (2022-07-03 00:25:04)
  • 世の中に魔法学園物の作品は無数にあれど、その中でもぶっちぎりで入りたくない学校。教師まで巻き込んだ強烈なクラス毎の派閥性と学内に即死系要素が無数にあるの、本当に酷い -- 名無しさん (2022-07-03 11:34:32)
  • ↑仮に入学したとしてもハッフルパフ以外の寮だったら卒業までキツそうだよな…。グリフィンドール:グリフィンドール生同士団結することが当たり前みたいな雰囲気。レイブンクロー:勉強が出来ないとイジメの対象にされる。スリザリン:そもそも純血じゃないと地獄。 -- 名無しさん (2022-07-03 20:13:31)
  • ↑グリフィンドールは賢者の石でのネビルの抵抗が「勇気」と判断された辺り「安易な迎合は勇気とはいえない」と寮対抗側は認めてくれそうだけど具体的な寮のプラスにならないと辛そうだなあ。レイブンクローはルーナが(実際ルーナ自身がかなりの変わり者だったのもあるとはいえ)虐められてた辺り寮内イジメの悪癖酷そう。スリザリンは……死喰い人子世代の影響が払拭されたらなんか反動で過剰な反純血主義が生じそう。ヘタすりゃハリーやネビルの活躍の影響で逆にヴォルデモートと戦った者達の子孫の評価が高まる反面死喰い人の子孫や親族はスリザリンですらめっっちゃ肩身狭くなるんじゃ…… -- 名無しさん (2022-07-03 22:27:04)
  • ハッフルパフだって別に棘が無いわけじゃないぞ。ザガリアス・スミスもハッフルパフ生だし、アーニー・マクラミンもハリーの陰口を叩いたり変なバッヂ作ったりしてたし。 -- 名無しさん (2022-07-03 23:24:05)
  • イギリスの学校寮なんか普通に考えたらスクールカースト極まってるだろうし、どの寮もそこまで描かれてないだけで相当ヤバいんでないの -- 名無しさん (2022-07-04 22:36:39)
  • だいたい寮対抗杯が悪い。校内の空気をギスギスさせる悪い面がデカすぎるだろアレ -- 名無しさん (2022-07-05 07:57:08)
  • 今の創作の魔法学校のイメージってここの影響が強いんだよね。 -- 名無しさん (2022-07-05 22:31:55)
  • 学生少なくね? -- 名無しさん (2022-07-06 00:33:58)
  • そもそも魔法使いの人数自体がマグルより少ないのが1番の要因だろうけど、7巻で入学が義務化されるまではホグワーツへの入学は任意で、自宅で勉強したり海外に留学したりして魔法を学ぶ子供もある程度はいたらしい。 -- 名無しさん (2022-07-06 00:37:31)
  • マホウトコロで優秀な生徒が多いのは入寮する11歳まで自宅で自由に勉強しながらマホウトコロに通学できるからなんだそう。 -- 名無しさん (2022-07-06 09:50:13)
  • ↑2 海外留学はホグワーツ入ってからでもできるようになってるといいよな。違う価値観学ぶのって大事だし、ただでさえハリポタ界隈の閉鎖感やべーし。 -- 名無しさん (2022-07-08 07:19:43)
  • 寝室が個室じゃないから、友人関係失敗したら。7年間放課後も逃げ場無しとか地獄だろ -- 名無しさん (2022-07-08 11:11:09)
  • ↑2 もしかすると3校対抗試合って元々そういう目的で始まったのかもね。それが盛り上がりを増すにつれて課題の難易度がインフレして、最終的に死傷沙汰が相次いで中止、みたいな -- 名無しさん (2022-07-08 11:52:13)
  • なんといっても科目がやたら魔法に特化して読み書き算盤といったマグル的な科目は全然教えないところが致命的だと思う。一巻でもハーマイオニーがやんわり言及してたけど大魔法使いってガチで魔法しかできないのが多くて、そんなのばかりが魔法省で魔法界を回してるんじゃそりゃああなるなって -- 名無しさん (2022-07-11 12:19:00)
  • ↑全体的にマグルを軽視する傾向があるから、そういう基礎学問の大事さも疎かになりがちなのかもね。このあたり階級の厳しいイギリスの土壌も大きいのだろうけど。 -- 名無しさん (2022-07-11 12:35:35)
  • そもそも入学が11歳からだし、その辺は入学前に学習してる前提なのかもしれん -- 名無しさん (2022-08-02 10:46:28)
  • そういえば宗教感覚どうなってるんだろう?バレンタインデー祝ってるけど、キリスト教的にアウトなこと多すぎすぎでしょ -- 名無しさん (2022-08-02 13:08:07)
  • 劇中1回しか出てないが校歌が存在する。ただリズムとかが決められてないから校歌というよりは「校詩」の方が近いけど -- 名無しさん (2022-08-02 16:20:24)
  • ↑2 ハリーの両親の墓には新約聖書の文が入ってたな -- 名無しさん (2022-08-02 17:50:29)
  • 日本は義務教育や戸籍問題もあるからマホウトコロも対策とってそうだけど、ホグワーツというか他国はどうしてるんだろうというのは気になっている。 -- 名無しさん (2022-08-04 12:39:37)
  • ホグワーツレガシーで「治安が良すぎる」と言われてたの笑った。原作時期は殊更物騒だっただけだと思いたい。 -- 名無しさん (2023-02-12 15:29:05)
  • ホグワーツレガシーの治安の良さはあれね、主人公がやばいやつだってのがある意味理由の一つだと思う。なんかあれば笑顔でアバダケダブラぶっ放すやつがいて、それが許される世界ならちょっとした非礼や無礼を働こうと思わないだろ?本編世界が治安悪そうに見えるのは全体的な治安が良くなったからだと思う -- 名無しさん (2023-02-16 14:26:36)
  • 薩摩ホグワーツって何だよ(困惑 -- 名無しさん (2023-02-16 15:39:10)
  • ↑敵を倒し先祖を敬う事を美徳とする対闇の魔法において無敵と言われる薩摩寮を知らんのか?俺は知らん -- 名無しさん (2023-02-19 06:22:57)
  • マホウトコロ(日本)優秀設定はヨーロッパの人から見たらシルクロードのさらに先にある黄金の国ジパングの神秘的イメージが働いているのかねえ。 -- 名無しさん (2023-02-27 10:45:45)
  • >>2022-06-30 13:41:10 魔法族自体の数がマグルに比べて圧倒的に少ないからね。むしろ欧州三大魔法学校の一角だからこそあれ位の生徒数が居て、三大以外の魔法学校はもっと少ないんだろう。 -- 名無しさん (2023-03-23 15:49:20)
  • 悪は絶対に許さず、刀を持ち、NINJYUTUと呼ばれる特殊な魔法の使い手が多く在籍する薩摩寮を知らないのか!?俺も知らん -- 名無しさん (2023-04-09 23:30:08)
  • とあるクロスオーバー二次創作で「年頃の若者がグラビア雑誌の一つも読めない環境は不健全では」と主人公が双子と組んでマグルのグラビア関係を闇で売り捌いて儲けるネタあったな。確かにそこらどうなんかと思うが、保守的なイギリスの更に保守的な魔法界だしなあ…。 -- 名無しさん (2023-07-04 11:06:42)
  • 保守的つーても別にピューリタンでもなんでもねえからな。むしろ魔女と魔法使いといえば風変わりでまったく恥ずかしげもなく逸脱してる存在っしょ作者が言ってたみたいに。あほみたいにマグルの近代貴族の真似事してる一部のお家はそりゃ潔癖のきらいがあるかもしれんが。シリウスの自室のグラビアポスターがどっからどうやって持ってきたのかはわざわざ語られなかったけど、まあポッターもウィーズリーも作者がわざわざ書かないだけでワーベックの2番手くらいの魔女歌手のキュートなブロマイドにニヤニヤしたことくらいあるんじゃね? 男子のなかで行われる貴重資料()の回覧習慣くらいホグワーツにもありそう。ホグズミードでごそごそなんか買う上級生や兄弟に頼んでも何フクロウに持たせる荷物の間にねじこむ -- 名無しさん (2023-09-03 21:50:53)
  • >勇敢な生徒はいそう -- 名無しさん (2023-09-03 21:51:24)

#comment(striction)

*1 単に「ホグワーツ」と呼ばれることも多いが、その場合は「城だけを指す」のか「敷地の設備全て」なのか微妙にややこしい。
*2 日本だと藤原氏の最盛期で承平天慶の乱があった頃
*3 同時に魔法族もマグルを蔑視・差別する点もあったと思われる。
*4 ただし、杖や制服は自弁。一応孤児を始めとした生活困窮者の為の奨学金制度が存在する。
*5 国や自治体が助成金を出すが運営は民間に委託する大学のこと。
*6 三巻以降は教師と森番を兼務。
*7 羽ペンと名簿はそれぞれ独自に機能しており、ネビル・ロングボトムの場合、羽ペンは誕生直後に動作したものの名簿が8歳まで記入を拒否した。
*8 ドラコ・マルフォイは父親がダームストラングへの入学も検討していた。
*9 本人や周囲の安全もさることながら、魔法を隠蔽しなければならない魔法族社会側のリスクも存在する。
*10 本当に単純計算。実際には、寮の配分は生徒の素質のみによるため、寮によって多い少ないがあるらしい。特にハッフルパフが多い。
*11 この作品の世界観では、マーリンは12世紀頃の魔法使いとされる。
*12 スリザリンとグリフィンドールほどには険悪ではなく、あくまでも良きライバルといった関係。
*13 18世紀に導入
*14 世界最初の公共鉄道開通が1825年、ホグワーツ特急発着駅という設定のキングズ・クロス駅建設が1852年。
*15 ただし、作者の勘違いで実際のキングス・クロス駅とは配置が異なっている。実際にはこの2つは同じプラットフォームに無い。
*16 なおローリング女史は旧サザン鉄道のターミナル駅だったユーストン駅とキングズ・クロス駅を勘違いしてたとの事

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