登録日:2012/09/03 Mon 09:02:35
更新日:2023/10/13 Fri 13:28:56NEW!
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ハリー・ポッター ホグワーツ 緑 蛇 スリザリン 魔法学校 純血 レイシスト 陰湿 差別 傲慢 寮 サラザール・スリザリン 水 銀色 差別主義 狡猾←なのは他も同じ 魔法薬学 エリート意識
"Or Perhaps in Slythrin you'll make your real friend.those cunning falks are any means to achieve their ends"
「スリザリンではもしかして君はまことの友を得る、どんな手段を使っても目的遂げる狡猾さ」
スリザリンとはホグワーツ魔法魔術学校の四つの寮の内の一つである。
創設者はサラザール・スリザリン。
伝統的にここの寮生には、狡猾で、知略に長けていて、野心が強いという特徴が表れている。
寮の象徴は蛇。
ハウスカラーは緑と銀色。
寮憑きゴーストはヘレナ・レイブンクロー(後の“灰色のレディ”)を殺害した“血みどろ男爵”。
魔法族の“純血主義”へのこだわりが強い寮として有名。両親がマグルである者を「穢れた血」という純血主義者からの蔑称で呼ぶこともある。
しかし、今では片親がマグルである生徒も多く、極少数ながら「穢れた血」が入寮することもあるらしい。作中で穢れた血はあまりいないと言われている。
魔法界で最も多くの功績を残したマーリンもこの寮出身である。
一方でスリザリン寮には闇の魔法使いに関する良くない評判もある。特筆すべきは、トム・マールヴォロ・リドルことヴォルデモート卿がこの寮出身であり、数多くいる彼の支持者もこの寮出身の者がかなりの数を占めているということ。
対応する四大元素は水。
【人柄】
"You could be great,you know,and Slythrin will help you on the way to greatness,no doubt about that."
~The Sorting hat to the Harry Potter~
スリザリン生には狡猾で抜け目がなく、野心が強く、強力な指導者になれる資質があり、上昇指向の強い者が多い。
そして自己保全の感覚がとても発達していて保守的である。
これが意味するのは彼らは行動を起こすことにためらいがあり、何をすべきか、何をやりたいかよりも、
何が確実に達成しうる結果かを熟考して動くということである。
アルバス・ダンブルドアによると、サラザール・スリザリンは彼の教え子を、要領の良さ、既存の知識の活用が上手いこと、正しく判断する力、「あえて」ルールを無視する傾向がある、ことで選別した。
そしてこれらの資質を君は全て持っている、とダンブルドアはハリー・ポッターに話した。
【純血】
"I always knew Salazar Slythrin was a twisted old loony, but i never knew he started all this pure blood stuff,i woudn't be in this house if you paid me.Honestly if sorting hat had tried to put me in Slythrin,i'd've got train back strait go home."
~Ron weazely~ expressing his claims on salazar's view~
創設者のサラザール・スリザリンは生徒を選別する際に、「偉大なる者の種」の素質を自らの教える生徒に求めたが、その選別の際に、純血主義を織り込んだ。
純血であれば自動的にスリザリンに割り振られるというわけではなく、それ以外の要素も多々存在する。
混血の出身者はセブルス・スネイプ、トム・リドル、ドローレス・アンブリッジなど、それなりにいる。
マグル生まれの生徒も中にはいるが、極希である。
ハッフルパフを含めた他の三寮にも大なり小なり選民的思想がある*1が、寮祖スリザリンには純血主義において蔑視されるマグル生まれへの排斥思想が特に強くあった。
これが後に先鋭化してしまい、スリザリンは自身の寮だけでなくホグワーツそのものからマグル生まれを排斥すべきと主張するようになり、親友であったグリフィンドールとの決闘や、秘密の部屋を作るきっかけとなっていく。
スリザリン生には純血主義に傾倒している者が多く、他の寮よりもあからさまにマグル生まれや混血を蔑視することがある。
また穏健派の人物にも日和見主義者な点が見られるために、あまり他寮の生徒になびく事もない。
そのため、フェアネス精神や正義感の強いグリフィンドール生と小競り合いをよく起こす。
この二つの寮の仲の悪さはすさまじく、クィディッチや寮対抗杯で普段から抱いているこのニ寮のライバル心が炸裂する。
…が、それとは関係ないところにいるレイブンクローが一位をかっさらうことが多い。
The World Wizarding WarⅡでグリフィンドール生であるハリーの作った私軍隊「ダンブルドア軍団」に参加したスリザリン生は一人もいなかった。
これには普段から他の寮とあまり関わらないスリザリン生たちとの連絡手段がなかったことも大きい。
ホグワーツでの最終決戦ではスラグホーンなど一部の教師は戦ったが、現役スリザリン生徒は敵側である死喰い人に所属しているのを除いて全員逃げ出し、パンジー・パーキンソンに至っては真っ先にハリーを売ることを主張した。
しかしビンセント・クラッブ(映画版ではグレゴリー・ゴイル)の自滅による棚ぼたを含め、最終決戦において果たした役割は大きなものはあると言えばある。
ただ、スリザリン生徒は一度は全員脱出したものの、幾人かはこっそり引き返すとホグワーツ側で加勢していた様子であり、彼らを考慮してしっかり四寮が戦ったと描写されている。
最終決戦後は当然ながら死喰い人の多くの出身寮だったので批判に晒されたようだが、スラグホーンとR・A・Bのおかげで名誉が回復され、ハリーの息子世代の頃にはハリーの学生時代より他寮との関係・純血至上主義がかなり改善されている様子である。
尚、余談ではあるがスリザリンOGのドローレス・アンブリッジが役職者としてホグワーツに戻ってきた際にスリザリンに対してえこ贔屓をしていたが、それにも関わらずアンブリッジに対して嫌悪感を抱いていたスリザリン生も少なからずいたという。
純血主義者やスリザリンの人間が必ずしもヴォルデモート支持者ではないというのを考えればあり得なくもないが。
【評判】
"There is not single witchand wizard who went bad who wasn't slythrin."
~Ron wieazely to harry potter~
闇の魔法使いは皆スリザリン出身者だと述べる人物(ハグリッドなど)もいるが、
実際はそんなことはなく、どの寮も闇の魔法使いを出している。
(ピーター・ペティグリューはグリフィンドール、クィリナス・クィレルはレイブンクロー)
また、そもそもどの寮の出身か分からないものも多い。
亡きポッターモアでは「どの寮も闇の魔法使いを出しているが、他の寮はそれを認めたがらない」とスリザリンの監督生が憤慨している*2。
スリザリン出身の闇の魔法使いの数が爆発的に増えたのはトム・リドルの時代からである。
薬学に優れた者が多いのか、ホグワーツの薬学教員のうち約2名がスリザリン出身者である。
闇の魔術や純血主義でなくとも病みやすい気質が多いことでも知られている。
【談話室】
スリザリンの談話室はホグワーツ城の城壁内に存在する。
侵入するにはパスワードが必要。
寮棟の一部が黒い湖の中を通り抜ける構造になっているので、緑色の光に満たされた空間になっている。
中央部に大きな黒革のソファーがあり、家具には悪趣味なドクロの装飾がついているがランプは緑色で統一されている。
大窓から湖の内部が覗けて、そこをマーマンや人魚、大イカなどの生物が通ることがある。
夜間は月明かりで照らされた幻想的な風景を見ることができ、陰険な雰囲気のスリザリンで唯一の癒しスポットとなっている。
パスワードは2週間で代わり掲示板に張られる。
追記・修正は窓の向こうの大イカに喧嘩売ってヤバいことになった人にお願いします。
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*2 実際、その時点のハグリッドはグリフィンドール出身のシリウス・ブラックのことを「不死鳥の騎士団を裏切った死喰い人」と誤解しているのだが、スリザリンに責任を押し付けていたことになる。もっともブラック家は歴代全員スリザリン出身という曰く付きの家柄なので、「かつてはグリフィンドールに属していたが、やはり内心ではスリザリン気質に染まり、グリフィンドールを裏切っていた」と認識したのかも知れないが。
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