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更新日:2024/07/05 Fri 10:26:45NEW!
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機動戦士ガンダム 水星の魔女 水星の魔女 グラスレー寮 ガンダム 鈴代紗弓 瀬戸麻沙美 前川涼子 貫井柚佳 若山詩音 やべーやつら 闇の地球寮 アーシアン テロリスト ガンダム登場部隊項目 わからせ 孤児 アカデミー出身 グラスレー・ディフェンス・システムズ コメント欄ログ化項目 シャディク隊 サビーナ・ファルディン レネ・コスタ イリーシャ・プラノ メイジー・メイ エナオ・ジャズ ベギルペンデ アンチドート
シャディク隊とは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するキャラクター。
あるいは「シャディクガールズ」「シャディクギャルズ」とも。
※劇中で正式にこう呼ばれているわけではなく、視聴者の間での通称である。
概要
アスティカシア高等専門学園の生徒で、シャディク・ゼネリの側近的存在である5人の女学生たち。シャディクと同じグラスレー寮に所属し、全員がパイロット科の成績上位者。
シャディクと6人でチームを組み、集団戦では無敗と呼ばれるほどの実力を持つ。
部下のようなポジションではあるもののシャディクとは気安く接しており、よく彼と6人で寮内の部屋で過ごしている。
実力者なうえに美女揃いなだけあってそれぞれにファンが大勢いるらしく、出撃時には多くの男子・女子生徒から黄色い声援を集めていた。
裏で武装勢力との結託や要人暗殺を企むシャディクと秘密を共有し、補佐もしているため、彼女らもただの学生とは言い難い。
第8話から5人揃って登場。株式会社ガンダム設立を巡って地球寮とグラスレー寮が決闘することとなり、シャディクとともに敵として立ち塞がる。
全員がエース級の実力を持ち、ほとんどがパイロットとしては素人である地球寮を圧倒。
対GUNDフォーマット対策までしてエアリアルを寸前まで追い詰めるも、突如不可思議な力を発揮したスレッタとエアリアルに逆転され敗北を喫する。
その後、シャディクはベネリットグループ解体に向けて武力をも用いた暗躍を始めるが、彼女らも協力者として変わらず付き従っている。
第2シーズン以降の活躍
1期ですでにシャディクは養父のサリウスにすら隠した一面を覗かせていたが、
彼女らもその共謀者であり、共にサリウスをも裏切る立ち位置であることを露わにした。
14話ではついに本格的に行動を開始。サリウスを拉致するために乱戦形式のエキシビジョンマッチ「ランブルリング」を利用。
シャディクがペーパーカンパニーを利用して事前に引き入れたソフィ・プロネとノレア・デュノクがガンダムルブリスにそれぞれ搭乗して地中に待機し、サビーナとレネがランブルリングに参加。
ソフィとノレアの大暴れの混乱に乗じてイリーシャとメイジーが護衛を無力化してサリウスを捕縛。またエナオは自首しようとしたニカを制止・確保した。
巻き添えになった一般生徒の死すら意に介さず作戦を実行するその姿*1は、最早完全にただの学生とは一線を画しており、明確に「テロリスト」としての正体を現した。
15話においてシャディクの出自が紛争エリア出身のアーシアンとのハーフであること、続く16話ではメンバーの1人であるサビーナがグラスレー社に拾われた元アーシアンであることが明かされており、
続く19話においてシャディクと5人の少女たち全員がグラスレー社の再教育機関アカデミーの出身であることが語られた。
同機関は戦争シェアリングによって身寄りの無くなった孤児なども積極的に受け入れているとのことなので、シャディクやサビーナの生まれを踏まえると、明言こそされてないものの残り4人についても同様の生まれであろう疑惑が濃厚となっている。
ストーリー上の役割としても、あくまで競技上のライバルであった1期から、完全に「悪役」の路線へとシフトしたと言えよう。
とは言えシャディクの目的は戦争シェアリング、そして搾取されるアーシアンと搾取するスペーシアンという構造の解体であり、戦争シェアリングを主導するスペーシアン中心の組織たるベネリットグループもまた明確な「悪役」として描写されている。というか本作はいわゆるヴィランに該当する勢力しか登場しておらず、立ち回り上のヒーロー的ポジションにあるのがよりによって最も「怪しい」プロスペラという構図になっている。
よって彼女達はいわば目的のための必要悪として荒事に手を貸していると言える。この辺りは実に「ガンダム」らしいと言えなくもない。
そして第20話、事態の真相を察知したグエルとケナンジ率いるカテドラル隊に先手を打たれたことで、これを迎撃するべくエナオ以外の4人がハインドリーで出撃。
グエルのダリルバルデと戦うシャディクの横で奮戦するも、歴戦の猛者たるカテドラル隊相手では流石に分が悪かったようで、死者こそ出なかったもののシャディク諸共敗北し、完全に包囲されるという末路を迎えた。
第21話ではシャディク共々拘束されたようで独房入りとなっている。メイジーは相変わらずの笑顔、イリーシャは没収されたぬいぐるみに代わり簡易クッションを抱き、エナオは座禅に勤しんでいるなど拘束された割には皆マイペースだったが。
その後の最終回。シャディクが1人で全ての罪状を被ったことにより、無罪放免とは行かず監視付きの身ではあるものの5人全員が生存。シャディクの思いも引き継ぎ地球と宇宙の架け橋となるべく奔走するミオリネの側近として行動を共にしていた。
メンバー
サビーナ・ファルディン
「本当にいいのか? 知っているんだろう、プラント・クエタには今、ミオリネもいる」
CV:瀬戸麻沙美
パイロット科3年。学籍番号はKP-014。長い髪を編み込んでまとめている長身のクールビューティー。
学園内外の仕事を補佐するシャディクの右腕で、5人の中ではリーダー的存在。
堅い性格らしく、遊び好きなレネを窘めたりしている。
他のメンバーが男子生徒から声援を受ける中、彼女だけ女生徒たちに「サビーナ様」と呼ばれており、女子人気が高い模様。
補佐役らしく単独でシャディクに同行していることが多く、第2話で先んじて登場している*2。
時にはシャディクに意見することもあるなど、信頼されているようである。
集団戦でシャディクと二手に分かれたときにはサブリーダーとして残りのメンバーに指示を出している。
覚醒したエアリアルを仲間を犠牲にしてでも撃とうとするが、防がれて撃墜されてしまう。
デリング総裁暗殺計画の際には、現場との連絡をとりシャディクに現状を伝えていた。
決闘の賭けのオッズではスレッタと御三家のシャディク、グエル、エランに次ぐ5番人気に位置していることが確認でき、抜きん出た実力を持つことがわかる。
公式アカウントで公開された表情集にはラフな格好でくつろいでいる姿があるが、その絵を見るに、単に長身なだけでなくなかなか逞しい体格をしている。
あと名前が感情を処理できないゴミになっちゃった人に似ているせいで、たまに混同される。また間違えられやすいがザビーナではない。「サビ」である。
レネ・コスタ
「アナタも決闘に出てね? どっちが上か、わからせてあげるから」
CV:鈴代紗弓
パイロット科2年。学籍番号はLP-013。亜麻色のくせっ毛をツインで括った少女。
一見快活な女の子だが、実は腹黒系らしく、ボーイフレンドが沢山いる模様。男性ファンたちの声援も一際熱狂的であった。
地球寮との決闘締結の場でシャディクとサビーナに同行しており、その場にいたリリッケを挑発し敵意を匂わせた。
決闘でもリリッケに襲い掛かるが、その敵意の理由は、リリッケが彼女の男(キープ君12号)に手を出したからというもの。
もっともリリッケはランチに誘われただけでしかも断っているのだが、レネは「アタシの男に恥かかせてんじゃねぇ!!」と逆に怒りを露わにした。
どう見ても理不尽な言い分だが、たとえキープ君であっても「アタシの男」と言い、恥はかかせまいとする姿勢は、ある意味姐御肌とも取れる。案外面倒見がいいのかも。
また、彼女の出自を考えるとリリッケは文字通り目の上のたんこぶだったのかもしれない。
リリッケを難なく撃破しエアリアルを追い詰めるも、突如アンチドートを無効化され、激昂して襲い掛かったところを真っ先に墜とされてしまった。
決闘の賭けオッズで彼女も10位にランクインしているので、実力は非常に高い。
髪色と髪質、それに生意気そうな態度から、グエルの取り巻きAことフェルシー・ロロとキャラがかぶっていると言われている。
こちらの方が登場は後だが、エースパイロットとして活躍しているため、三下っぽい出番しかないあちらを食う勢いである。フェルシーちゃん危うし。
一応、少年っぽいというか悪ガキな感じのフェルシーちゃんと、悪女キャラで女っぽさをアピールしているレネでは方向性は割と違う。
イリーシャ・プラノ
「メイジー、私、みんなに迷惑かけないかなぁ…?」
CV:前川涼子
パイロット科2年。学籍番号はLP-012。垂れ目で大人しい雰囲気の少女。
気弱な性格のようで、決闘前に弱音を吐いてメイジーに励まされている。
第2シーズンでも開始直後の13話でメイジーと腕を組んでいたことを始め、その後も行動を共にしていることが多く彼女とは特別仲がいいらしい。
決闘中も攻撃前に「怒らないでくださいね」と言って憶病な態度を見せるが、シャディクと連携してチュチュ機を横から撃破しており、実力は確か。
ごめんなさいと言いつつサリウスのボディーガードを正確に撃ち抜くなど恐ろしい一面も見せる。
ぬいぐるみを抱いて寝転んだりしているところは引っ込み思案な女の子だが、アンニュイな表情に長い髪から何だか人妻っぽい雰囲気もある。
生徒から声援を受けるシーンで「イリーシャさん」と呼ばれているあたり、大人っぽいイメージではあるのだろう。
ただ、ファンの生徒たちは地球寮とのチーム戦の際、足元に映る丸型観戦用モニターの周囲を円形で囲むという不思議な体勢を取っていた。
メイジー・メイ
「大丈夫だって、その時はみんなで励ましてあげようよ!」
CV:貫井柚佳
パイロット科2年。学籍番号はLP-011。髪の短い活発な印象の、ちょっと富野っぽいネーミングの少女。
いつも笑顔を絶やさない明るくフレンドリーな性格で、仲のいいイリーシャを励ましている他、決闘後半には覚醒したエアリアルを確実に仕留めるために自身のベギルペンデをエアリアルに組み付かせ、後方に控えていたサビーナに自分への被害も躊躇わずに撃ち抜かせようとするなど仲間意識は強い。*3*4
5人の中では最も人が好さそうだが、ミオリネの会社設立を妨害しておいて「励ましてあげよう」などと言っているあたり、強者の傲慢さを持ち合わせている。
決闘開始直後も笑顔で楽しそうにしながら前衛として突撃。華麗な足技でマルタン機の武装を蹴り落とした上で頭部をもぎ取り、そのまま後方宙返りしながら近くのオジェロ機の両腕と頭部をビームライフルで正確に撃ち抜き、あっという間に2機を無力化している。
というか彼女ら5人はシャディクの暗躍にも加担している立場なので、ニコニコしながら人殺しの計画を傍観している彼女も立派な悪女と言って差し支えない。何で…笑ってるの……人殺し…!
第15話では眼前でニカがノレアからひたすら暴行を受けている姿を目の当たりにしても、普段のニコニコ笑顔を崩さぬままに「こーら、落ち着きなよ」と軽く言うだけで止めようともしないという姿を見せたことで、「フレンドリーじゃなくて最早サイコパスだろ」と、彼女に恐怖を抱く視聴者が続出することになった。(ただし、ニカは前話において自らの出自をフロント管理者にリークしようとするという独断行動に出ようとしており、エナオが事前に阻止しなければシャディクや自分たちが最悪総崩れになっていた可能性もあったため、止めてやる義理などないといった事情もあるが。)
そして第20話においてもプロスペラの暴走で自分たちの計画は最早瓦解寸前の上、眼前にはプロの軍人であるカテドラル部隊が迫っているという局面に追い込まれてさえ、コクピット内でいつもの笑顔を絶やさずにのほほんとしていたことから、「自身の命にすら執着していない」「何かしらの感情が欠落しているのではないか?」などと言われるようにもなった。
エナオ・ジャズ
「ミオリネの前ではヤマアラシなのよ、シャディクは」
CV:若山詩音
パイロット科3年。学籍番号はKP-015。銀髪で前髪を長く垂らした寡黙な少女。
会話シーンではよく座禅やヨガのようなポーズを取っており、スピリチュアルな趣向があるようだ。
ファンの生徒たちは彼女のことを「エナオ嬢*5」と呼び慕っている。
決闘ではティルを筋が良いと評するも、やはりメカニック科では相手にならず、容易く撃破した。
チーム戦後半の覚醒後、まるで背中に目が付いているかのように攻撃をかわすエアリアルにただならぬものを感じ取ったのか、「気持ち悪い」と嫌悪感を露わにした。
座禅ポーズで某美形パイロット5人組の先輩を連想する人が多数。
第2シーズン以降は本格的に動き始めたシャディクと行動を共にしている描写が多く、スーツ姿が基本であることから彼の秘書のような立ち位置になってきている。
議会との連絡も彼女が行っているようだ。
裏の部屋
彼女たちが普段滞在するグラスレー寮の部屋は大きく、しかも一つではない。
もう一つの部屋には意外な人物たちというか、成り行きや諸事情で表に出せないメンツが監禁されている。*6
以下はそのメンツ。言うまでもないが彼女らはシャディク隊ではない。
ノレア・デュノク
なんであなたまでここにいるんですか?
ご存じテロを起こしたソフィの相方にして、ルブリスソーンのパイロット。
学園での任務が終わった後はここに連れて来られ軟禁状態。
当所はソフィが死亡したことに加えて、ガンダムの脅威を再認識したこと、しかもニカの密告(未遂)を聞いたのか、凄まじい激情でニカをボコボコにして、サビーナに止められた。
この時サビーナを裏切り者と言っているが、これはノレアが最下層のアーシアンであるのに対しサビーナがアーシアンでありながら恵まれた立場である(アーシアンであることを伏せている)ことが理由である模様。*7
これで一旦落ち着いたのかニカと同室に入れられたのだが、後からこの部屋にエランが合流。
相変わらず人を食ったような態度をするエランに躊躇いも無く不意打ちで鉛筆で頭を突き刺そうとするという、こちらも相変わらずの狂犬ぶり…容赦の無さだった。
一方彼女自身はソフィを喪った事で精神が極めて不安定になってきているようで……
ニカ・ナナウラ
もう被害者の振りをするのは止めようって。目的が正しくても手段を間違えたくありません
ご存じ地球寮の大黒柱にしてメカニックのエース……なのだが、実際はシャディクと地球にいるフォルドの夜明けに適時情報を送る連絡役だった。*8
プラントクエタの一件やソフィ、ノレアが学園に転入してきたことで、危機感を募らせ自身諸共にフロント管理社に全てを暴露しようとしたのだが、時すでに遅く学園でテロが起き、しかも密告しようとした矢先にエナオに見つかり、こちらに拉致された。
そして来た矢先にノレアにひたすら暴力を受ける*9のだが、それでも自身の考え方と認識を歪めることなく反論していた。
その姿勢に感じる物があったのか、メカニックの腕も見込んで仲間にならないかとサビーナに勧誘を受けるのだが、冒頭のセリフで一蹴し、信念を曲げずにやり方を模索することを言い切る。
その後は、ノレアと同じ部屋で軟禁状態になるのだが、彼女がいなくなったことで、地球寮のメカニック班は少なからず痛手を受けることになった。
ノレアを恐れてか部屋の隅で小さくなっていることが多い。
エラン・ケレス
僕は長生きがしたいのさ。君に殺されるのもガンダムに乗って死ぬのも御免だね
ご存じファラクトのパイロットにして強化人士5号。
ペイル社のCEOから「スレッタを誘惑して懐柔せよ」「エアリアルを手に入れろ」と無理難題の脅迫…過酷な任務を言い渡された挙句に最強のセキュリティーによってエアリアル奪取に失敗。
なのでペイル社に居られなくなり、以前のテロでサリウスが拉致された場面を目撃したことから、フォルドの夜明けとシャディクが繋がっていることを予測し、カマを掛けることでここに匿われることになった。
ニカには地球寮の生徒が心配してたことを伝えるのだが、当のニカは不信感バリバリで「なんでこの人までここにいるんだろう…?」という心の声が聞こえてきそうな顔だった。
というかノレアに至ってはそれを声に出してエランに問い、相変わらず剽軽な態度で答えたエランに気分を害し、殺そうとした。
その後も「僕は口が堅い」と言った数秒後にエラン・ケレスという人間の正体をニカにバラすなどトリッキーな言動でノレアを苛立たせるが、その過程で彼女の本質を見極めていったようで……
このようなメンツが集まったことで、この部屋は視聴者から「間違い部屋」、「映る(生きる)価値無し」、「(エランが来たことで)ソックリさん」と[[某格付けチェック>芸能人格付けチェック]]みたいな部屋だと言われることになるのだった………。
搭乗モビルスーツ
グラスレー社製のモビルスーツに搭乗。グラスレー社のモビルスーツは基本全て海老川兼武氏がデザインしている。
- CEK-077 ベギルペンデ
頭頂高:18.2m
重量:52.9t
地球寮との決闘で彼女ら5人に配備されたモビルスーツ。
プロローグに登場したベギルベウの後継機で、CEラインにて時代基準の改良を加えたグレードK直系の最新機種。グラスレー社のフラグシップ機となりうる性能を有する。
カラーリングは紫。大型の専用ビームライフルと十字型の大盾「ノンキネティックシールド」を装備し、盾の内側にはビームサーベルが格納されている。
ノンキネティックシールドにはスライド展開式のアンチドートユニットと有線式の遠隔操作機能を備えており、おまけに背部には対GUNDフォーマット用のジャミング兵器「補助型アンチドート」を2基搭載。
盾と合わせてGUNDフォーマット機を停止させるフィールドを展開させる。
機体自体には突出したところは無いが集団戦でのパフォーマンスは高く、特に高い機体性能を誇り一機当千とも言えるGUNDフォーマット機に対しては集団で包囲しながらアンチドートを展開・接近してトドメを刺す戦法を取れる。
第12話でもプラント・クエタの守備隊が使用。
こちらでもガンダム・ルブリス・ウルを集団で囲み、「アンチドート」を展開して停止に追い込もうとしているが、パーメットスコア4以上を出されると無効化されるという弱点が露呈している。
- CFP-010 ハインドリー
頭頂高:18.4m
重量:52.0t
ランブルリングにてサビーナとレネが使用した量産型モビルスーツ。グラスレー社の汎用OS「ハイン」を採用したハインシリーズの最新鋭機で、プロローグでドミニコス隊に配備されていたハイングラの後継機にあたる。
カラーリングはグレーがかった緑。型式名はCFラインで製造されたPグレードの機体という意味で、ベギルペンテ等とは別系統の機体とわかる。
バックパックに搭載された3門の筒状スラスターが特徴的で、肩と足裏のスラスターと合わせて高い姿勢制御能力を持つ。
主武装は盾とビームハンドガンと電磁射出式ランスが一体化した「ランタンシールド」で、射撃と刺突の複合攻撃が行える。
同系統の機体に実戦用の「ハインドリー・シュトルム」がある。そちらは15話で地球のテログループと激戦を繰り広げる。
ベギルペンテと比べてより「量産型」の趣が強い機体であり、恐らくはあちらほどのスペックは持たないと思われる。何より対ガンダムでの強みであるアンチドートユニットが無い。
これについては、先の決闘で既にベギルペンテが5機も中破しているし、あくまでエキシビジョンマッチなので対外的にも不自然ではないが、
この時の彼女らの真の目的を考えると、敢えてガンダムに対して対抗手段を持たない機体を選んだ可能性が高い。
余談だがこのハインドリー、1st Season時点で登場MSに名を連ねてガンプラ化まで果たしておきながら本編ではカメオ出演すらないという悲しい事態が起こっていた。
ランブルリングではそれなりに見せ場があり、汚名返上と言ったところか。
余談
美女ばかりのパイロット部隊ということで、ファンからは同じガンダムシリーズの過去作になぞらえ「令和のシュラク隊」などと呼ばれている。
シュラク隊に限らずガンダムシリーズの女性部隊は何かと不幸な目に遭いがちなので、この先生きのこれるかどうかかなり不安視されていた。まあネネカ隊じゃないだけまだマシ。
あくまで学園ものの範疇なら大丈夫だろうと思っていたら、Season1終盤~Season2以降は他ならぬ彼女らグラスレー寮サイドが物語を物騒な方向へと押し進めていった。
が、結果は上述のSeason2における活躍の通りで、ガンダムシリーズという枠組みで見るとある種珍しい存在になったとも言える。
ちなみに2023年末にガンダムチャンネルで配信された「ガンチャンNEW YEAR'S EVE 2023」内の企画「ガンダムシリーズ ゆく年くる年2023」においてスレッタとミオリネが「視聴者の皆さんから、サビーナさん達はシャディク隊って呼ばれてましたよね」「シュラク隊になぞらえているわけね」と発言しており、公式にもシャディク隊の名は知られているようである。
モチーフはおそらくシャディクと合わせて、17世紀に実在した宗教家セバスチャン・ミカエリスと5人の修道女。
悪魔に憑かれたという5人の修道女はロミロン神父と共にミカエリスのもとで悪魔払いの儀式を行うも、失敗に終わっている。
追記・修正は美少女5人を侍らせながらお願いします。
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*2 ただしこの時は台詞は無かった
*3 決闘用の調整としてコクピットには直接的な被害が出ないという前提を踏まえてでもあるが
*4 この目論見はエアリアルがビットバリアを展開し、自分ごとサビーナからの射撃を防御したことで失敗に終わっている。
*5 語感のせいで「エナ”お嬢”」と聞き間違える人もいたとか
*6 倉庫替わりの空き部屋なのか、部屋の設備自体はガールズがいる部屋と寸分違わないので、若干ゴチャゴチャしている事を気にしなければ部屋環境は良い。監禁に変わりはないが
*7 ノレアは学園でのテロの際にチュチュに対し「アーシアンのくせにヘラヘラと」と吐き捨てており、地球寮の扱いですらも「恵まれたアーシアン」と見ていることが分かる
*8 といっても本当に連絡や情報提供だけで、彼女自身が明確にテロに関わった訳でもなく、それどころかプラントクエタの時はなにも知らなかったため死にかけた。学園のテロに至っては冗談抜きで無関係である
*9 確かに密告しようとしたことは事実だが、これを理由にノレアの同胞が死んだというのは、完全にノレアの言いがかりである。
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