このサイトで使用している用語についてまとめる。
- アクセント:単語ごとに存在する高低の抑揚。高から低に変わるところを「下がり目」や「核」などと言う。アクセント表記についても参照。
- イントネーション:文全体の意味合いや、話している時の感情などによって変わる抑揚。
- 共通語:東京とその周辺で使われ、メディアなどで標準的な言葉として使われている日本語。一般的に標準語や東京弁、関東弁と呼ばれる言葉。このサイトでは、NHKのアナウンサーが使うような硬い言葉遣いから、俗語混じりのくだけた言葉遣いまでひっくるめて「共通語」と呼ぶこととする。
- 敬体:丁寧語を使った言葉遣い。ですます口調。「常体」と対になるもの。
- 使用語彙:普段の日常会話で使っている言葉。日常語。「理解語彙」と対になるもの。
- 常体:タメ口のこと。「敬体」と対になるもの。
- 体言:活用変化しない言葉。名詞・代名詞のこと。「用言」と対になるもの。
- 同輩:目上でも目下でもない、自分と同等の立場の人。
- 内省(ないせい):ある言語現象について、ネイティブスピーカーが自分自身の言語感覚で分析すること。このサイトの方言解説は基本的に筆者の内省に基づいているため、どうしても客観性に欠ける点があることを注意していただきたい。
- 拍:一つの発音として認識される長さ。「モーラ」とも言う。一般的にひらがな1文字で表されるものが1拍と数えられる(「きゃ」「しゃ」のような拗音は2文字で1拍)。例えば「こんにちわ」は5拍。
- 筆者の方言:方言は少し移動しただけでも違いがあり、たとえ同じ地域であっても、世代や生まれ育った環境によって細かな違いが生まれる。筆者の言葉遣いをもって「滋賀県の方言は~」のように断言するのは語弊があるため、「筆者の」と断りを入れている。
- 無核:アクセントの核がないこと。「平板」とも言う。「有核」と対になるもの。
- 有核:アクセントの核があること。「起伏」とも言う。「無核」と対になるもの。有核のなかでも、語頭(単語の最初)に核があるものを「頭高」、語中(単語の途中)に核があるものを「中高」、語末(単語の最後)に核があるものを「尾高」と言う。
- 用言:活用変化する言葉。動詞・形容詞・形容動詞のこと。「体言」と対になるもの。
- 理解語彙:普段の日常会話で使う機会はほとんどないが、言われればニュアンスは分かる言葉。「あえてコテコテの方言で喋る」ような時にしか出てこない言葉。「使用語彙」と対になるもの。
- 俚言(りげん):共通語とは異なる、地方の方言特有の単語。
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