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〜さし=:〜している途中で中断したもの。主に「_飲みさし=」「_食べさし=」「‾使いさし=」という表現で使う。
例:{のみさし}なんか、[いらん]
訳:途中まで飲んだ飲み物なんて、要らないよ -
‾さ'ぶい:寒い。特に終止形や語幹による詠嘆の場面で頻用。
例:[だいぶ] {あさ} [さ]ぶーなって[き]た[な]ー
訳:随分朝が寒くなってきたねえ -
_さぶいぼ=:鳥肌。「立つ」ものではなく「出る」もの。
例:{おー} {こわ}、{さぶいぼ} [でてき]た
訳:おお怖い、鳥肌が立ってきた -
_さら':新しい。「_さらぴん=」も言う。
例:{さら}の [こ]ーたら {えー}がな
訳:新しいものを買ったらいいじゃない -
‾しまえる=:使い切ってなくなる。「しまう」の自動詞形。例えば、ストックしていた調味料が空っぽになって買いに行かなきゃ、というような状況。
例:{とーゆ} [しまえて]もた
訳:灯油が切れてしまった -
‾しゃー'ない:仕方がない。共通語を使う場面以外では「仕方がない」はまず言わない。
例:{ここ}まで [き]たら [やらな] [しゃー]ない
訳:ここまで来たらやるしかない -
じゃーんけーんで、ほーい:「じゃんけんぽん!」とは言わなかった。ゆったりとしたリズム。「最初はグー」を付けると一般的なリズムになる。
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_しょーも'ない:つまらない。くだらない。「しょーむない」とは言わない。
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‾しょか'らい:塩味が強い。「‾しおか'らい」とも言う。「‾か'らい」よりも使用頻度が高い。「‾しょっ'ぱい」は「_あまじょっ'ぱい」という表現のなかでしかほとんど使わない。
例:[ちょっ]と [しょか]らいわ
訳:ちょっと塩辛いよ -
‾しらんてる=:関知していない。その時点では知らない。打消の「ん」に進行形「てる」が接続するのはこれだけ。「しらんてるま」という形で言うことも多い(俚言ま行参照)。
例:[いやー]、[しらんて]たわ
訳:いやあ、知らなかったよ -
‾し'りから:(~した)そばから。俗語とは認識していたが、東京では言わないと聞いて驚いた。
例:[ゆ]ーた[し]りから
訳:言ったそばから -
‾しんきく'さい、_しんきく'さい:やる気が起こらない。やってられない。非常に面倒くさい。あほらしい。
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‾す'い:酸味が強い。「‾すっ'ぱい」にやや押され気味だが、一応使用語彙。
例:[え]らい [このみ]かん [す]い[な]ー
訳:ひどくこのみかん酸っぱいなあ -
[すいっ]と[する]、{すいっ}と[する]:すっきり爽快になる。暑い時のサイダーなど。
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‾すけ'ない:少ない。理解語彙。
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_すこっ'ぷ:他の関西圏同様、花壇や植木鉢の手入れに使うような小さいタイプのものを指す。「‾シャ'ベル」は足も使ってガンガンするタイプのものを指す。
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_すっぷ'ん:方言と言えるかどうか分からないが、筆者や母はスプーンのことをよくこう発音する。
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‾ぜいたくに=、_ぜいたくに=:たくあんを一度塩抜きしたあと、醤油などで煮込みなおした料理。絶妙の歯触りで、ご飯によく合うが、煮込む時に強い臭気を放つ。せっかく漬かったたくあんから味を抜いて味付けしなおす手間暇が「贅沢」の由来だという。
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_せんぎりだ'いこん:切り干し大根。単に「_せんぎり=」とも。
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‾せんど=:何度も何度も。十分すぎるぐらいに。理解語彙。
例:[せんど] [ゆ]ーてんけど[な]ー
訳:何度も言い聞かせたんだけれどねえ -
‾せんどし'た:やらなければならないことをやり終えて、くたびれた。飽き飽きした。大量の皿洗いや物の仕分けなど、単調な作業を繰り返した後に使うことが多い。理解語彙。
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‾そ'げ:刺さったら痛い、木などの小さな破片。共通語ですよね……?
例:[そ]げ [ささり]よった
訳:とげが刺さりやがった
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