疑問

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疑問文の文末には主に「(の)か」を使う。男性的な表現として「(の)け」もあるが、粗野な言い方に感じられて筆者は使わない。「のか」「のけ」は「あかんのか」のように直前が撥音の場合以外ほぼ「んか」「んけ」になるほか、頻繁に「か」「け」の省略が起こり、筆者の感覚では「か」「け」を省略した方が柔らかい印象がある。大阪方面(特に女性言葉)では「の」を「のん」と言うこともあるが、筆者とその周囲では「大阪の(お笑いの)言葉を真似する」ような時ぐらいしか言わない。「敬体+か」では、「ます」「ました」「でした」の場合に「か」が省略が起こりやすい。

疑問詞としては「_いつ=」「_なに=」「‾どこ=」「‾どれ=」「‾だれ=」「_いく'つ」「_いく'ら」「_なんで=」を常用し、「いくら」を「_なんぼ=」、「なんで」を「‾どーで=」と言うこともある。「なに」は後ろに「の」「か」「や」「なん」などが付くと普通「なん」になる。「疑問詞+かしら」では「_なにかしら=(なんかしら)」「_どこかしら=(どっかしら)」「_だれかしら=」を使う。

「いつ」「なに」「どこ」「どれ」「だれ」「なんで」は、最後の拍を下降させながら伸ばし気味に言うことがある。そのうち、「なにー」「なんでー」は、さらに後ろに「な」(「よ」や「さ」を付ける人もいる)を付けることも多い。

疑問詞に断定「や」を付ける場合には、「や」を下げて言う発音と「や」を上げて言う発音があり、前者は相手を問い詰めるニュアンスが強く、後者は(大人が子どもに対して)穏やかに問いかけるようなニュアンスがある。前者を強めた言い方として、「やいな」もある。

疑問詞から始まる疑問文の文末には「[どこ][行く]んや?」のように「のや」「んや」「にゃ」「ねん」を使う。「のか」と同様、「のや」「んや」の「や」は省略が頻繁に起こり、やはり筆者の感覚では「や」を省略した方が柔らかい印象がある。相手への確認や問いただす気持ちを強める際には、「にゃ」や「ねん」の後ろに「な」を付ける(筆者の親や祖父母世代は「のや」「んや」にも付ける)。

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