-
‾はいから=:早くも。もう。理解語彙。
例:[はいから] {ばててる}んかいな
訳:もうバテてるのかい -
‾ぱい'と、‾ばい'と:ぞんざいに放り捨てるさま。
例:[ほんな] [ぱい]と [ほっ]たら [あかん]がな
訳:そんなポーンと投げ捨てたらダメじゃないか -
‾はし'かい:ノドがイガイガする状態。カサカサして声が出にくい状態。
例:{なん}や {のぞ} [はし]かいわ
訳:なんだか喉がイガイガするよ -
‾はた=:傍。子供時代、妙に俚言っぽく感じていた語。共通語にもある語だが、共通語よりも「はた」の使用頻度が高い気がする。
例:[もっ]と [はた] [より]
訳:もっと傍に寄りなさい
例:[ぞーすいしてる]で、[かわのはた] [いっ]たら [あかん]{で}!
訳:増水しているから、川の側に行っちゃいけないよ! -
‾はならかす=:離す。
例:{ひー} {つくと} [あかんさ]かい、[はならか]して [おいとき]
訳:引火するといけないから、離して置いておきなさい -
_ひね'の○○:古くなった○○。寂れた○○。例えば、アルプラザ長浜と(もう閉店したが)平和堂長浜店を比較して、長浜店を「{ひね}の [み]せ」と呼ぶなど。理解語彙。
-
_ひばいつく=:「へばりつく」のことをこう言うことがある。
例:{なめく}じが [かべに] {ひばいついと}る
訳:なめくじが壁にへばりついている -
_ひらう=:「拾う」が変化した形。「_ひらっ'た」のように共通語形と混用する人が世代問わず周囲に結構いる。気付かない方言の一種と言えよう。
例:[ほんな] [きた]ない [も]ん、{ひらわんとき}
訳:そんな汚い物、拾うんじゃないよ -
_ふいる'む:フィルムのことを筆者は子供の頃からこう発音していた。フィルムと言う場合は共通語と同じく頭高型になる。
例:[げんぞーし]て{へん} {ふいる}む [でてき]た
訳:現像していないフイルムが出てきた -
‾ぶえん'しゃ:お金持ち。理解語彙。
例:{あっこ}ねわ [ぶえん]しゃやで[な]ー
訳:あそこの家はお金持ちだからねえ -
‾ふてる=:「捨てる」が変化した形。祖父母や叔父叔母はよくこう発音していた。
例:[もー] [ほん]なん [ふててまい]ーな
訳:もうそんなの捨ててしまいなさいよ -
‾ぶんだ'んちょー:漢字で書くと分団長。方言と言えるかは分からないが、小学校時代、集団登校で黄色い旗を持って他の児童を引率する係をこう言った。大抵、6年生がしていた。
-
‾へっ'ぷ:サンダル。方言というか、古い流行語の残存。オードリーヘップバーンの略とは思いもよらなんだ。
-
_べべ':びり。最下位。「_どべ'」や「_べべ'た」などとも言う。
例:{べべ}に {なって}もた
訳:びりになってしまった -
ほ:「こそあど」の「そ」がよく「ほ」に変化する。代名詞を参照。
-
_ほんま(に)=:本当(に)。高起式で言うこともある(興奮気味に言う時など?)。「本当だよ、全く……」という意味で「{ほんまに}よー」という表現がある。上述の「そ→ほ」転訛に関連して、「ほんま」を「そんま」と過剰矯正してしまうことがごく稀にある。
例:{ほんまに} {えー}んか?
訳:本当にいいのかい -
_ほんまもん=:本物。日常語ではなく、メディア上の大阪弁・京都弁コンテンツから習得したもの。
コメント
最新を表示する
初めて、美味しい、
初めて の湖西弁
NG表示方式
NGID一覧