禁止

ページ名:禁止

禁止を表すには共通語と同じく「‾行く'な」「_起きる'な」のように「終止形+な」を使う。念押しの気持ちを添える際、共通語では後ろに「よ」を付けるが、筆者の方言では後ろに「や」を付けることが多い。関西方言では「する」の禁止形に「‾する'な」と「‾す'な」が併用されるが、筆者は専ら「するな」を使う。子供時代の筆者にとって「すな」はギャグマンガや吉本新喜劇で見聞きする表現という印象があり、今も馴染みが薄い。

命令に連用形命令があるように、禁止表現も「‾行き'な」のように連用形を使うことで少し柔らかくなる。また、「‾行って'な」のように「て」を使った禁止表現もある。ただし、筆者の日常会話でこれらの表現を使う機会は実際にはほとんどない。それでは、筆者がよく使う禁止表現は何かと言うと、共通語の「~ないで」「~ないでおきなさい」に相当する「~んといて=」「~んとき=」である。「~へんといて」「~へんとき」とは言わない。「んといて」を「んとって」と言う人もいるが、筆者にとっては大阪など他地方の方言という印象がある。

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