aklib_story_起死回生_3-5_コール_戦闘前

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起死回生_3-5_コール_戦闘前

ドクターの前で人を殺めたことにアーミヤは動揺してしまう。しかし、ドクターにかけられた言葉で、彼女は自らを取り戻し、改めてドクターを守り続けることを約束した。 一方、一度退却したレユニオンたちは、スカルシュレッダーを救うべく引き返してきた。Wもそれに加勢するようだ。


[アーミヤ] ……ドク、ター……

[アーミヤ] ……わ、たし……そんな、つもりじゃ……

[ホシグマ] ――霧が、晴れていく……

[ホシグマ] ……近衛局からの通信が入りました。レユニオンの残した痕跡を多数確認したとのことです。

[ホシグマ] なお、現在追跡中のターゲットは、白い髪をした女性で――

[アーミヤ] ……

[ホシグマ] アーミヤさん、チェン隊長からご伝言が……

[ホシグマ] ……

[ホシグマ] ――顔色が優れないようですね。

[ドクター選択肢1] この場は任せてほしい。

[ホシグマ] ……わかりました。

[ホシグマ] お願いします、Dr.{@nickname}。

[ホシグマ] 可能であれば、5分以内に出立できたらと思っておりますので……

[アーミヤ] ……

[アーミヤ] ――ドクター……

[ドクター選択肢1] 怖いのか? アーミヤ。

[ドクター選択肢2] ……自分の力が、嫌になったとか?

[ドクター選択肢3] 後悔する必要はない。

[アーミヤ] わた、しは……

[アーミヤ] ……何も、怖くなんて……

[アーミヤ] …………いえ。ドクターの言う通りです。

[アーミヤ] ……また失うことになったらと思うと、どうしても怖くて……

[アーミヤ] ……自分でも、よくわかりません……

[アーミヤ] どう言えばいいのかも、わからないんですが……それでも……

[アーミヤ] この力は……人を傷つけるためだけのものではないんです。

[アーミヤ] だから……ドクターには、見られたくありませんでした……

[アーミヤ] ……私が、誰かの命を奪うところなんて。

[アーミヤ] ……はい。後悔は、していません。

[アーミヤ] ……と、いうより……

[アーミヤ] ドクターのためなら、相手が何を背負っていようと、殺めることに後悔はしません。

[アーミヤ] ですが……本当は、もっといい方法があったはずだとも思います。

[アーミヤ] ……私がそれを見つけ出すことができなかったから、彼の命を奪うことになってしまったんです。

[アーミヤ] その一点だけは……悔やまずにいられません。

[アーミヤ] ……できることなら……

[アーミヤ] ドクターにだけは、こんな姿を見せたくありませんでした。

[アーミヤ] 普段は、この大地に生きる感染者たちを、苦しみから救ってみせると口にしているのに……

[アーミヤ] いざ危機的な状況に陥ったときには、いつも自分を無理やり納得させて、彼らの命を奪う選択をしてしまっているんですから。

[アーミヤ] 私は、本当に無力ですね。

[ドクター選択肢1] それでも、君が守ってくれたことは事実だ。

[アーミヤ] ――――

[アーミヤ] ……なんだか、わかった気がします。

[アーミヤ] それが、私のやるべきことなんですね。

[アーミヤ] ――私は、運命なんて存在しないと思っているんです。

[アーミヤ] ですが、それでも……この先、何があったとしても。

[アーミヤ] 私は、あなたを守ってみせます。

[アーミヤ] 絶対に。

[レユニオン構成員] ! マズい……!

[レユニオン構成員] お前ら、先に行ってろ!

[レユニオン構成員] 俺はスカルシュレッダーを助けに行く!

[レユニオン構成員] お前なあ……気でも狂ったのか?

[レユニオン構成員] 一人で行くのは自殺みたいなもんだ。……俺たちも行くに決まってんだろ!

[レユニオン構成員] ……! すまん、恩に着る!

[レユニオン構成員] あいつを置き去りにするなんて、できやしなくてよ……

[レユニオン構成員] そんなの、俺も同じさ。――行くぞ、皆!

[ホシグマ] なんだ……?

[ホシグマ] レユニオンが……引き返して来る……!?

[ホシグマ] 一体、何のつもりだ?

[アーミヤ] ホシグマさん! 撤退しましょう!

[ホシグマ] 了解です!

[ホシグマ] ――近衛局各員に告ぐ! 気を抜かず、攻撃に備えろ!

[レユニオン構成員] 突っ込むぞ! 援護してくれ!

[レユニオン構成員] くそっ、この女……!

[レユニオン構成員] ダメだ、こんな盾歯が立たない! 俺たちじゃ相手にならないぞ!

[レユニオン構成員] 急いで回り込め! 奴らが態勢を整える前に……!

[レユニオン構成員] とにかく、スカルシュレッダーを――

[レユニオン構成員] あいつを取り戻すんだ!!

[ホシグマ] ロドスの皆さん! 奴らの目的が変わったようです、注意してください!

[アーミヤ] ! 危ない!

[アーミヤ] ホシグマさん! 右から来ます!

[ホシグマ] ――ッ……

[W] あら、防がれちゃった。ふふっ――やるじゃない。

[ホシグマ] 爆弾? ――奇襲をかけてきたか!

[W] あははっ! もちろん、それで終わりじゃないわよ?

[W] あんたには、じっくり相手してもらうから――よそ見しないでね?

[ホシグマ] チッ――また爆発か……

[ホシグマ] まったく、どこから潜り込まれたのやら……

[ホシグマ] ――アーミヤさん! こちらは、遠距離からの爆撃を受けて動けません!

[ホシグマ] ほかのレユニオンがそちらへ向かっていますので、お気をつけて!

[W] へ~え。その盾、ほんとに頑丈みたいね。

[W] ……にしても、うっかり自分から面倒事に首突っ込んじゃったけど……

[W] まあ、たまにはレユニオンに貢献してあげるとしましょうか。

[W] ――それじゃ、せいぜい楽しませてちょうだいね。

[アーミヤ] あれは……チェルノボーグで遭遇した、Wです!

[アーミヤ] もしかして、近衛局の追跡を振り切ってきたんでしょうか……!?

[アーミヤ] とにかく、早くホシグマさんを援護しなくては!

[アーミヤ] みなさん、注意して対応してください!

[アーミヤ] レユニオンはまだ大勢潜伏しているはずですから、痕跡を頼りに先手を打っていかないと、不利な状況に陥りかねません!

[アーミヤ] ――ドクター! 各小隊の指揮をお願いします!

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