aklib_story_ウォルモンドの薄暮_TW-8_月光の零落_戦闘後

ページ名:aklib_story_ウォルモンドの薄暮_TW-8_月光の零落_戦闘後

このページでは、ストーリー上のネタバレを扱っています。

各ストーリー情報を検索で探せるように作成したページなので、理解した上でご利用ください。

著作権者からの削除要請があった場合、このページは速やかに削除されます。

ウォルモンドの薄暮_TW-8_月光の零落_戦闘後

進退窮まった戦いは、セベリンの介入により終演を迎える。セベリンは自らの死を以て暴動を収めようとしたが、ロドスがそれを制止する。マドロックも考えを改めたのか、争いを鎮める側に加担する。


[負傷した住民] あっ――憲兵長、こちらにいたんですか!

[負傷した住民] 負傷したと聞きましたが、大丈夫ですか。歩けますか?

[セベリン] ああ……ゴホッ、ここはもう怪我人だらけだな……このままだと、歩く前に足の踏み場もなくなりそうだ……

[セベリン] タチヤナ……タチヤナはどうしたんだ?

[負傷した住民] よ、よくわかりません。誰かが彼女の目の前で焼き殺されたとかで……

[タチヤナ] うう……うっ……

[セベリン] ……泣きたいなら泣くといい、タチヤナ、無理に我慢しなくてもいいんだ……

[タチヤナ] す、すみません……ですが……

[セベリン] 一度涙を流せば、スッキリする。

[タチヤナ] ですが、外はまだ混乱の海なんです!

[セベリン] 私が行く……私がいて、ロドスの皆もいるのだ。

[セベリン] なんとかなるさ。

[タチヤナ] ま……まさか憲兵長は……

[セベリン] 彼女を休ませてやってくれ、ここからは私が指揮を執る。

[負傷した住民] わかりました……

[タチヤナ] 伯父さん……! 約束……約束してください! 死にに行くようなことはしないって!

[タチヤナ] そんなの、何の意味もありませんから……

[セベリン] ……君にすら意味がないと言われてしまうのなら、本当に意味がないのだろうな。

[セベリン] だがせめて、希望は持っていてくれ……きっとまだ、チャンスは残されている。

[フォリニック] どき――なさい!

[住民] うまく行った! 巨像が砕け散ったぞ!

[マドロック] この執念……予想以上だ。

[サルカズ戦士] マドロック、そんなに手加減する必要はない。このままだと俺たちが無傷で撤退できなくなる。

[マドロック] ……君の目は憎しみと、困惑で満ちている。

[マドロック] 君はアント先生の件で怒りに震えていている。だが、辛いのは君だけなのか?

[マドロック] ここにいる者たちが背負っているものは、どれも軽くはない。

[フォリニック] 黙りなさい。

[フォリニック] あの子の名前を……口に出さないで。

[フォリニック] ううっ――!?

[マドロック] なんにせよ、冬と飢饉が来れば君たちの負けだ。これは生存者の存在し得ない茶番劇に過ぎない。

[マドロック] ウォルモンドは……滅びる。

[フォリニック] そんなこと、言われなくてもわかってる!

[マドロック] 君は誰を恨んでいる……? そして、誰を救おうとしている?

[フォリニック] ……うっ! またあのアーツ――

[岩石巨像] ゴオオオオオ――!

[スズラン] フォリニックお姉さん!

[サルカズ戦士] こいつ、マドロックのアーツが効くまでの時間を遅延させているのか……なんて変わった技だ。

[サルカズ戦士] だが、お前にそんな余裕はあるのか?

[スズラン] きゃあっ! は、放してください!

[サルカズ戦士] その幼さを幸いに思え。もしお前があと何歳か大人なら、俺はためらわずに、アーツを繰る腕ごと斬り落としていた。

[フォリニック] ――リサ!?

[マドロック] 逃さない。

[岩石巨像] ゴオオオオオ――!

[セベリン] ……君はただの医者だ、迫りくる敵に背を向け、彼女を救う余裕はないだろう。

[フォリニック] セベリン憲兵長――! あなたはまだ動いちゃ――!

[マドロック] 戦士が……また一人。

[セベリン] ……

[セベリン] ……真犯人が、見つかった。

[セベリン] この全てをもたらした真犯人は! 裏切り者のビーダーマンだ! 今しがたロドスのオペレーターが捕縛し、議事堂に連れ帰った!

[武装した感染者] ……

[反乱する住民] ビーダーマンだと……ビーダーマンは死んだんじゃないのか? 一体どういうことだ?

[武装した感染者] 奴のデタラメを聞くな! 真犯人が誰かなんて、今さら関係ないだろう!?

[武装した感染者] 俺たちは、感染者が非感染者から迫害されず、貧乏人が貴族のために命がけで働かなくてもいい世の中を望んでるんだ! 冬霊人だって自分の故郷を取り戻す権利がある!

[武装した感染者] 俺たちはレユニオン――新しい時代を切り開くんだ――!

[マドロック] この通りだ、セベリン。君の行動は、何の意味も持たない……

[セベリン] ……では私を殺すといい。レユニオンよ、最後に痛快に一戦を交えようではないか。

[マドロック] ……それでどうなる? どちらが勝ったとしても、結局、冬と飢饉がこの街を滅ぼす。

[セベリン] いや……

[セベリン] どちらにせよ八方塞がりなら……私はロドスが事態の悪化を食い止めることを信じる。

[セベリン] これで、より多くが生き残るのなら……

[セベリン] 君は満身創痍だな。マスクは半分砕けているし、巨像は散り散りに破壊され、すっかり疲弊している。そうだろう?

[セベリン] 私にはわかる……お互い心底不便な身体だな。

[セベリン] ――ふぅ、火はあるか?

[マドロック] ……

[セベリン] どうせもう最後の一本だ……まぁいい。

[セベリン] (やるんだ、今すぐに。ロドスに私を助ける時間を与えるな。)

[マドロック] ――セベリン・ホーソーン。君の死をもって、我々はここを離れることにしよう。

[マドロック] ここは荒廃しきった街だ。ここに残れば、あとは死を待つのみ……

[マドロック] 彼らには、君の死で手打ちにさせよう。それでもまだ殺し合う者がいれば、私が片付ける。

[セベリン] ……ああ、それでいい。

[マドロック] ――さらばだ。

[マドロック] ……このアーツは、この力は、なんだ……

[スズラン] ――ど、どうして……死のうとするんですか?

[セベリン] どいてくれ、お嬢さん!

[スズラン] 死ぬなんてダメです!

[セベリン] しかし、私が死ななければ、より多くの者が死ぬんだ――!

[武装した感染者] おい! マドロックが手こずってるみたいだ! 助けるぞ! 奴らに息つく暇を与えるな!

[武装した感染者] だ、だが巨像まで砕かれた……奴らはあまりにも……

[エアースカーペ] ……諦めろ。

[エアースカーペ] サルカズですら勝てなかったのに、お前たちはこれ以上、何を根拠に戦うつもりだ?

[武装した感染者] ――チッ。

[エアースカーペ] ただ機に乗じて鬱憤を晴らしたいと言うのなら……いいだろう、俺が……

[エアースカーペ] 俺たちが、最後まで付き合おう。

[武装した感染者] は、早く残りの「蓄音機」を起動しろ!

[武装した感染者] お、俺はリターニアのアーツはわからねぇ、さっさとリターニア人を連れてこい……いや待て、頭の上のあれは、ドローンか!?

[武装した感染者] 上ばっかり見てないで、後ろを見ろ! 赤い目をした奴が――

[カシャ] ……動かないほうがいいよ、グレースロート姉さんが睨みを利かせてるからね。

[カシャ] 姉さんの位置を探るのもやめてね。あたしだって、君たちをバッチリ捉えてるんだから。

[マドロック] ……君たちは怒り、そして守る。これで何度目だ?

[マドロック] ……ふぅ、まさか本当に、私に勝利するとはな。

[グレースロート] 武器を置いて。今回は情けはかけないわ。マドロック。

[マドロック] ……

[セベリン] ロドス……こんな……こんなことをすれば、反乱者たちはウォルモンドを恨み続けることになるんだぞ!

[グレースロート] 彼らの行いは、立場とは関係ないわ。彼らは本当に革命を求めてるわけじゃない。ただ自分の利益を、他人よりも優先してるだけよ。

[グレースロート] 彼らが求めたのは、混乱に乗じた略奪だけ。彼らは共に苦境を乗り越える選択をしようとしなかったし、本心から真相を知りたいと考えてもいなかった。

[グレースロート] タチヤナの言う通り。あなたが犠牲になる意味なんてない。そんなことしても、全て徒労に終わるわよ。

[グレースロート] でもどんな複雑な問題が絡んでいようと、ロドスのオペレーターは感染者が……街を一つ破壊することを見過ごしたりはしない。

[フォリニック] ……ええ、アントが守りたかったこの街を、見捨てるなんてありえない。

[フォリニック] ロドスの作戦小隊は、この広場と議事堂を死守するわ。

[フォリニック] 確かに、それは多くの犠牲者を生むことになるかもしれないけど……

[フォリニック] でも、それは後の話。「あなたたち」と、「私たち」が犠牲になった後。

[フォリニック] 私たちがここに立っている限り、何があろうと最後まで抗い抜く……アントが安らかに眠れるように。

[サルカズ戦士] ……

[マドロック] ……

[武装した感染者たち] ……

[マドロック] ……君たちは、私に打ち勝った……本当に議事堂を守り抜けるかもしれない……だがそれに意味はあるのか?

[フォリニック] そうしなければ、今よりずっとたくさんの人が死ぬわ。

[フォリニック] アントと同じように……無意味に死んでいく。

[マドロック] しかし、感染者には戦う理由がある。

[フォリニック] 理由はいつだって正当化されるものよ……それにあなたたちは、不平不満を叫んで暴れまわっただけ。問題解決をするには、暴力よりも話し合いが、助け合いが必要なのに。

[フォリニック] ウォルモンドが被災して、補給物資と人手が不足している今……あなたたちは人々のために何かした?

[フォリニック] 言ってみなさい、あなたたちは何をしたの!?

[マドロック] ……

[グレースロート] ――言ったはずよ、動かないで。

[グレースロート] あなたのアーツはもう穴だらけよ。この距離なら、私の矢でもあなたを行動不能にすることはできる。

[マドロック] ……ロドス。

[マドロック] あの火事を起こしたものは一体何だ? そしてあの火事は、一体何をもたらした?

[フォリニック] ……諸悪の根源は、もう死んだわ。

[マドロック] ……そうか。

[マドロック] ……

[マドロック] ――撤退だ。

[武装した感染者たち] なんだと? 俺たちはまだ……

[マドロック] 撤退だと、言った。

[マドロック] ほんの一握りの者たちだけなら……あの大裂溝を乗り越え、温かい大地に戻ることができるだろう。

[マドロック] だがここに残れば、街を取り戻そうが、富裕層に復讐を果たそうが……最後には、凍土で厳しい冬を過ごすことになる。

[マドロック] 共に戦う者たちよ、君たちは怒りを糧に冬を過ごすつもりも、罪なき者たちの死体で暖を取るつもりもないだろう?

[マドロック] 真犯人が死んだというなら、我々は撤退すべきだ。

[反乱する住民] で、でも、俺たちはウォルモンドを取り戻したいんだ! 俺たちの街を!

[サルカズ戦士] 黙れ、冬霊人。お前たちはただ権利を掠め取りたいだけだ。強者の後ろでおこぼれに与る権利をな。

[サルカズ戦士] リーダーを疑うな、賢くなれ。そうでなければ、お前なんて荒野に捨てられて終わりだ。

[反乱する住民] クソッ……

[武装した感染者] ……そんな言葉で片付けられる問題じゃねぇんだ!

[武装した感染者] 俺たちの仲間は、もう何人も死んだ! それなのにお前の勝手な思いつきに従って、尻尾を巻いて逃げ帰れと言うのか?

[マドロック] ……彼を黙らせろ、友人たちよ。

ゴオオオ――

[武装した感染者] うわあ――うわあああ――この――地面から腕が――!?

[サルカズ戦士] 地面の底から石の拳を伸ばしたのか……まだそんな余力があったんだな。

[サルカズ戦士] けど、そんな大げさなやり方で止めなくてもいいだろ。さっきまで俺たちについてた奴なんだ。

[マドロック] 少し怖がらせるだけのつもりだったのだが……まあいい……

[サルカズ戦士] あと毎回自分のアーツで作った造物を「友人」なんて呼ぶなよ、薄気味悪いだろ。

[マドロック] ……聞かなかったことにすればいい。あまりとやかく言うな。

[マドロック] 聞け、撤退は私の判断だ。君たち全員に命じることはできないが……

[マドロック] 私はここを離れる。私に従う者は、ついてくるといい。

[マドロック] 残る者たちは……好きにしろ。

[マドロック] ところで……マッチは持っているか?

[サルカズ戦士] 湿気ってなければまだ使えると思うが。さっきの術師たちに散々手を焼かされたからな。

[マドロック] セベリン憲兵長に、火を。

[マドロック] 敗北者が……生きて戦場を出られるとは、何よりの幸運だ。これ以上長居することはない。

[武装した感染者] チッ! もうレユニオンは放っとけ! 議事堂を潰すのだってもうすぐだ、この街は俺たちが仕切る――!

[武装した感染者] 投降しろ、セベリン!

[セベリン] ……私の言った通りだ。彼らはそう簡単には諦めない。ゴホゴホッ――

[セベリン] 左だ! 彼らが来るぞ!

[スズラン] 憲兵長、私の後ろに下がっていてください。

[フォリニック] ……狂人の集まりね、チッ。

[フォリニック] ロドスが守りたいものを踏みにじるのは、絶対、絶対に許さない。

[グレースロート] アーツを使うつもりよ、防御態勢をとって術師を優先して――

[サルカズ戦士] ――

[武装した感染者] な、何だ? 俺のアーツを止めただと!?

[武装した感染者] なんで俺たちの邪魔をするんだ――!

[サルカズ戦士] ――リーダーがそう言ってるんでな。

[武装した感染者] お前たちを相手にすることになっても、俺たちは諦めないぞ。この魔族どもめ!

[サルカズ戦士] ……へぇ。

[フォリニック] 何があったの、どうして急に同士討ちを……?

[フォリニック] 待って……マドロックが……足を止めた?

[サルカズ戦士] リーダー?

[マドロック] ……沃土よ。

[マドロック] 立ち……上がれ。

[サルカズ戦士] 止めろ、マドロック。命を削ることになる。

[マドロック] ……構わない。

[サルカズ戦士] そんな古臭いアーツなんて、無理して使わなくても――

[マドロック] 言っただろう……立ち上がれ!

廃墟となった街全てが一つに集まり、形を成したようだった。

立ち上がった巨人は、遠くの山脈を見つめた。

マドロックは、微動だにしない。

[スズラン] お、大きい!

[グレースロート] ……苦しまぎれに過ぎないわ。あの巨像も崩れ続けてるし、かなり無理してるはずよ。

[グレースロート] 全員下がって、危険を冒してまで攻めなくていい。

[グレースロート] ……

[グレースロート] あれは……違う……マドロックにはもうそんな力は残されてないはず……だけどあのアーツに込められてるのは……

[グレースロート] サルカズ特有の……巫術?

[マドロック] (言ったはずだ――)

[岩石巨像] 言ったはずだ――

[サルカズ戦士] 自分の命を造物に分け与えるなんて危険すぎる……ただ威嚇するためだけに、そこまでする価値はない。

[マドロック] ……

[サルカズ戦士] ……いや、わかった、従おう。

[マドロック] (争う者たちよ、憎しみと争いから脱却し、生きてゆけ。今がここを去る最後のチャンスだ。)

[岩石巨像] ここから、去れ。

[マドロック] (まだ戦いたい者は……全ての命を奪いたい者は……)

[岩石巨像] まずは……私を打ち砕いてみせよ。

[マドロック] 私を……倒してみせろ。

[武装した感染者] あ、あいつはどうしてあんなことを……俺たちを助けに来たんじゃなかったのか! レユニオンだろう!?

[武装した感染者] ……か、構わねぇ! 望み通り殺してやる!!

[サルカズ戦士] これまでは……お前たちの味方だった。あの火事で、俺たちも怒りに震えていたからな。

[サルカズ戦士] だからお前たちを同志と認め、導こうとした。だが俺たちが目指したのは、非感染者や抵抗者の死ではなく、俺たちの生だ。

[サルカズ戦士] 残念ながら、今となっては、俺たちはもう同じ立場にない。

[サルカズ戦士] ……民間人やロドスの戦士を殺すなら気が進まないが……

[サルカズ戦士] 命令に従わない暴徒に手を下すなら……情けをかけることはない。

[サルカズ戦士] 暴徒全員を相手にすることになったとしても、俺たちサルカズ……お前たちの言う「魔族」には、容易いことだ。

[サルカズ戦士] 十二分に、容易い。

[エアースカーペ] 何が起きたんだ? あの巨像が現れてから、急に静かになった……

[カシャ] あの、山みたいな巨人もアーツでできてるの?

[エアースカーペ] ああ……なんとかフォリニックたちと合流しないと。

[武装した感染者] ……チッ! クソッ!

[武装した感染者] いっ、行くぞ。この街はもう死んだ、冬が来る前にあの大裂溝を乗り越えないと、俺たちは生き延びられない!

[武装した感染者] この街は諦めよう、冬霊の同胞たち、貧困にあえぐ者たち、そして感染者の仲間たち!

[武装した感染者] 俺たちの怒りは別の場所で晴らせるはずだ。ウォルモンドはこのまま死んでいけばいい!

[武装した感染者] ……ここでサルカズと戦っても得はない、撤退だ。

[武装した感染者] 行くぞ。

[サルカズ戦士] マドロック、もういい!

[マドロック] ――!

[マドロック] ふぅ――はあっ、はあっ――

[サルカズ戦士] もう彼らは止まった……変な話だ、俺たちが争いを止める側になるなんてな。

[マドロック] この街に……混乱をもたらしたのは、私たちだ。

[サルカズ戦士] 俺たちにそんなつもりはなかっただろ。それに抗争なんて元々利己的なもんだ。心に大義を抱いている奴なんてそういやしない。

[マドロック] その通りだ……では私たちはどうやって自分たちの戦いと……そして死んでいった同胞たちと向き合うべきなのだろうか?

[サルカズ戦士] 苦しみと葛藤が、俺たちに付いて回るさ。

[サルカズ戦士] おっと、そうだ……予備のマッチがあった。

[サルカズ戦士] ほら、受け取れ。

[セベリン] ……!

[セベリン] ほう……サルカズの戦士も吸うのか?

[サルカズ戦士] とっくに禁煙したよ。

[セベリン] そうか。禁煙したと言う者は、何故かいつも懐にマッチを忍ばせているものだな。

[マドロック] ……拾った命を、大切に。

[マドロック] そして、ロドス……

[マドロック] ……

[フォリニック] ……

[マドロック] ……ここでお別れだ。

[マドロック] あるいは……残された住民を助ける方法が見つかるかもしれないが……

[マドロック] それはもう、サルカズとは関係ないことだ。

岩石の巨像が崩れゆく中、サルカズたちは身を翻した。

燃える街に背を向けて――

暴徒も去った。敵となった巨像への恐れが、それ以上の衝突を食い止めたのだ。

巨大な戦士の、最後の瓦礫が地に落ちる。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧