aklib_story_騎兵と狩人_GT-HX-1_碧血金砂_戦闘後

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騎兵と狩人_GT-HX-1_碧血金砂_戦闘後

滴水村を出発しようとしたグラニは、その時になって初めてニアールからの手紙を受け取ったが、事件はすでに解決しており、帰るところだった。

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[キャロル] グラニ、もう行っちゃうの？ スカジさんは？

[グラニ] うん、そろそろロドスに戻らないと。でもまた会いに来るよ。スカジは一人がいいって言って先に行っちゃった。

[グラニ] スカジの破壊伝説が広まったから、賞金稼ぎはもうこの村に来ることはないと思う。

[キャロル] えへへ、そうだね。村の設備や生産が生き返るにはまだ時間がかかりそうだけど……新しい生活がスタートできそう。

[キャロル] どうか気をつけてね。次は収穫の季節に遊びに来て！ バッチリおもてなしするから。

[グラニ] へへ、じゃあ約束だね！

[キャロル] そうだ、さっき郵便が届いたの。滴水村宛になっているけど受取人はグラニって書いてある。

[グラニ] あ、これはロドスの封筒だね。連絡所に入った通信を転記したものだと思う。ここじゃ通信も届かないからね。迷惑かけてごめんよ。

[グラニ] えーっと、内容は……。

「グラニへ。スカジが我々に無断で滴水村へ向かった。ロドスから正式な任務は受けていない。出会ったら気をつけるように。

全てうまくいくように、祈っている。ニアール」

[グラニ] やっぱりね…。そんなことだろうと思ったよ。

[キャロル] グラニ、何してるの？

[グラニ] 紙飛行機だよ。

[グラニ] ロドスの紙は紙質がいいから、遠くまでよく飛ぶんだ――――