aklib_operator_ベナ

ページ名:aklib_operator_ベナ

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プロファイル

基礎情報

【コードネーム】ベナ

【性別】女

【戦闘経験】なし

【出身地】ヴィクトリア

【誕生日】4月3日

【種族】キャプリニー

【身長】143cm

【鉱石病感染状況】

メディカルチェックの結果、非感染者に認定。

能力測定

【物理強度】普通

【戦場機動】普通

【生理的耐性】普通

【戦術立案】普通

【戦闘技術】普通

【アーツ適性】優秀

個人履歴

特殊オペレーター、ベナ。アイリスをヴィクトリアに連れ戻そうとするも失敗し、ロドスに残って今に至る。

独自の人形操作技術を用いて、戦場においては特別な価値を発揮する。

本人の意向とその年齢を考慮して、基本的には前線へ派遣しない。

健康診断

造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

 

【源石融合率】0%

鉱石病の兆候は見られない。アニーにもない。

 

【血液中源石密度】0.14u/L

源石との接触は極めて少ない。アニーも少ない。

 

「後半の検査結果を付け加えたのは誰?アニーって誰のこと?」――医療部匿名オペレーター

第一資料

アイリスがロドスに来てから、一人のコータスが時折訪れて、子供たちが保管してほしいというものを引き取っていくようになっている。しかしある日、このコータスの訪問者はヴィクトリアから一人のキャプリニーを連れてきた。この連れてこられた少女はそのままアイリスを訪ね、一時間ほど話し込んでいた。そしてアイリスと同じく、ロドスへの滞在を申請した。不満げな表情を見るにロドスが何らかの卑劣な手段でアイリスの自由を制限していると思い込んでいたようだが、二ヶ月にわたってロドスを「調査」しても、その認識が正確なものであるという証拠を彼女は見つけられなかった。例のコータスの彼とアイリスから誤解だという口添えもあり、ようやく彼女は自らの判断ミスを認めた。しかし、その後も彼女はヴィクトリアに戻らず、コータスの彼を追い払い、引き続きアイリスと共にロドスに留まることにした。「表」の理由として、アイリスが自らに課した責務を全うするまでそばにいる必要があると感じたからと語っていたが、真実はどうなのだろうか?

「ここのお遊戯室、おもちゃが結構あるじゃない。一緒に遊んでくれる人も多いし、ちょっと長くいたからってなんなのよ。」身分登録を終えて、臨時オペレーターとなったキャプリニーの少女――ベナはそう言った。

第二資料

臨時オペレーターになったベナはアイリスと同じく、子供たちに長期の保管に困っている物品があるかどうかを尋ね、引き取ったものをコータスの彼に渡してヴィクトリアに持ち帰らせている。だが、信頼を勝ち取る方法では、ベナはアイリスとは異なっている。アイリスがお姉さんのように子供たちの世話をするタイプだというのなら、ベナは彼らに混じって一緒に遊び、仲間の輪に入るタイプといえよう。人形のアニーの助けもあって、ベナは簡単に子供たちのコミュニティに加わることができる。更には、ベナは自身の判断によって他人の前で異なる性格を「演じ」たり「シミュレーション」したりする。もしドクターが初対面で彼女の「演技」を見抜いていなければ、今頃彼女がドクターと会話を交わす時に見せる性格や口調は全く別のものになっているだろう。

「演技」のおかげで、ベナはアイリスより多くの預かり物を「獲得」することができる。だが、彼女は別にアイリスと競争しているわけではなく、ただ仕事として、自身の責務としてこなしているだけである。お城にいる、既に引退した「おばあちゃま」のために何かしてやりたい、ベナはいつもそんな気持ちでいる――これは、彼女が素直に認める数少ないことの一つである。

 

「ベナがロドスに来てから、アイリスがあの謎のコータスに預かり物を渡す時の手順が変わった。今では一度全てのものをベナのところに持って行って、しばらく二人きりで過ごしてから、アイリスが渡しに行くようになっている。なぜなのだろう?ベナはいったい何を掴んでいる?」――既に無効となったアイリスの調査記録より

第三資料

ベナはお城での具体的な役割を他人に教えることを厭わない。我々の推測通り、彼女はお城の預かり物の保存についての技術担当だった。彼女の処置によって、送られてきた物品は本来の耐久期限を超えて保存することが可能となる。だが、ひとたび誰かがその技術の詳細を探ろうとすれば、ベナはお子様ならではの方法で回避しようとする。真正面から拒絶したり、とぼけてみせたり、忘れたふりをしたり、などなど。そういった反応があまりにも面白いので、わざと彼女にその話を振る者もいる。しかし、一度ベナまたはアニーに見破られてしまえば、その者は小さなキャプリニーと人形のいたずらに見舞われることになる。そしてこの段階では、いたずら好きの小さなキャプリニーは警戒すべき対象ではなくなる。なぜなら、計画実行を担当するのはいつも、普段寡黙で静かな人形アニーの方なのである。

「アニーを普通の人形と思わないでください。彼女は――アニーをアレ、ではなく、彼女、と呼ばせていただきます――彼女は、会話も思考もできて、ベナから離れて自由に行動もできます。はっきりした球状関節と明らかな性格の違い以外に、外見で彼女とベナを区別ができないほどです。それから、言葉こそ少ないのですが、アニーは非常に好奇心豊かです。ベナのそばにいない時、彼女はひとりロドスのあちこちをフラフラします。興味を引く物事に出会えば、そこでじっとして無言で見つめる。そんな彼女にびっくりする人もいれば、面白がって彼女にあれこれ教える人もいます。時々、アニーは集中するあまりに、ベナのそばに帰ることを忘れてしまうこともあり、主人であるベナの方が焦ってロドス中を探し回ることがあります。そして最後はどこかの部屋で、一心不乱に何かを見つめるアニーを見つけるのです。」

「以上の描写からは恐ろしさが伝わらないかもしれません。一般的な状況下でのアニーについての記録に過ぎませんので。ですが、もし彼女やベナを怒らせてしまえば、ベナは頭の中の恐ろしい思いつきを全てアニーに伝え、そしてアニーは数日ないし数ヶ月かけて、あなたの身にそれらを実施するでしょう。」

「本当ですよ。きっと想像すらしたくないことでしょう。体型からしても、殺傷力からしても、彼女はモルテをはるかに超えているのですから。」

――ロドス資料室オペレーターによる自主編纂

第四資料

迷える子羊めぇめぇ歩く 疲れて渇いて ちっちゃな腹が鳴り響く

おうちはかなた 家族はどこかの見知らぬあなた もひとつ名前も記憶のかなた

迷える子羊めぇめぇ歩く フェリーンの愛は降ってこない

その夜 ざぁざぁ雨が降ってきて 雷様がぴかぴか怒鳴る

子羊ちゃんは 屋根の下 ちんまり縮まり雨宿り くぅくぅお腹をすかせてる

そのとき どさりと音がした

おうちへ急ぐおばあさん 道で転んで大地をいだく

ざぁざぁ雨は止まらない 行き交う人も止まらない だあれの足も止まらない

「おばあさん おばあさん 大丈夫?」

優しい子羊かけよって おばあさんに手を貸した

「ありがとう ありがとう 子羊ちゃんや 雨が強いよ心配だ 早いところおかえりよ」

言われたところで 子羊ちゃんの おうちは町のどこにもない

「うちにおいでよ おいでなさい 雨やどりしておやすみよ」

ぶるっと震えて水はらい うんとうなずきついてった

子羊ちゃんは任された 真っ赤なリンゴがいっぱいの 大きなかごを任された

まあるいリンゴはいい香り 甘い匂いで誘われて 気持ちはそっちにふーらふら

だけど我慢だ 唾ごくん 子羊ちゃんはかごかつぐ

おばあさんちについたころには 全身ぐっしょりぽーたぽた

おばあさんはにっこり笑って招き入れ 食卓の方へつれてった

「座って 座って 子羊ちゃんや お風呂に入ってくるからね すぐに戻ってくるからね」

離れた後にはぽつねんと 一匹だけが残された

おいしそうな料理がたくさん いい匂いで誘われて 気持ちはそっちにふーらふら

もいちど唾を飲み込んで 子羊ちゃんはお留守番

待って 待って お腹と背中がくっついて 

子羊ちゃんはふらっと倒れ 起きたらそこはふかふかベッド

体は洗いたてのいい香り 枕元にはごちそうずらり

胸の中はぽーかぽか おばあさんはにーこにこ

「さあさおあがり おあがりなさい かわいそうな子羊ちゃんや これからはわたしがずうっと一緒 飢えも渇きも二度とない」

「どうして? どうして?」子羊ちゃんがなぜなぜきくと

「それは それはね 雨のあとの リンゴが一番甘いからさ」

おばあさんはからからと 大きな声で笑ってみせた

 

――『ジェフリー今昔童話集』より抜粋

 

「おばあちゃまはヴィクトリアの昔話だって言ってたけど、どうしてあたしのことを話してるように聞こえるのかしら?」――ベナ

「おばあちゃまが生まれる前の話だよ。」――アニー

昇進記録

ベナのハンドメイドレベルはかなり高い。今彼女やアニーが身につけている服装は、全部ベナが手ずから作ったものである。聞くところによれば、お城の中には古い図書館があり、ベナの子供時代はおばあさんに任されたことをこなす以外、ずっとそこにこもって読書にふけていたらしい。かつての暮らしがあまりにも孤独であったので、本の中のとある技術で自分の本当の友達を「創る」ことができると知ると、彼女は躊躇なく全ての時間をそれに注いだ。そうして出来上がった技術の結晶がアニーである。お城の者たちはアニーの誕生を意外に思うことはなかった。彼らからすれば「童話の全ては可能である」のだが、ベナとしては、お城の外の者と接する際には言い訳を用意する必要がある――

「人形」、それがベナが考えた言い訳である。アニーのメンテナンスには常にベナのアーツとハンドメイド技術を必要とする。その点からすれば、確かにアニーは人形とも言える。しかし、観察力のある者ならば気づくのだろうが、小さなキャプリニーと人形が交わす言葉もまた一種の「演技」のようである。彼女らはお互いの言動や好みをとっくに承知しているが、コミュニケーションを行っているかのように振舞うのは、普段の暮らしにちょっとしたスパイスを加えたり、周りの者の疑惑や恐怖を和らげたりするためである。これはベナのスキャンを担当した医師が医学観察に基づいて得た推論である。つまり、ベナの「アニーはもう一人のあたし」という言葉は、あながち嘘でもないのだ。

「関連医療オペレーターに問い合わせたところ、以上の推測には根拠となる実証が存在しないため、削除を提案する。」――匿名の高権限管理者

 

ボイス

ボイス(デフォルト)
秘書任命

あたしが執務室で優雅に座ってるお姉さまみたいなタイプだと思ってるわけ?

会話1

アイリスの歌を本気にしちゃダメなのよ、あれはお子様向けなんだからね。何?ええ、「ハサミを持った守り人」とはあたしのことよ、それが何?カチャカチャ?服作ってる音だけど、なんだと思ってたの?はぁ、大人ってほーんと、すぐ悪い方に捉えるんだから。

会話2

保存技術?さぁね。あのアイリスだってあたしがどうやって物をとっとくか知らないのに、なんであんたに教えないといけないわけ?

会話3

アニーを紹介してあげる。あたしの一番の友達なの。もう一人の「あたし」よ。

昇進後会話1

あたしに聞かないでよ。なんでお城で物を預かっては送り返してるかなんて、知らないんだから。おばあちゃまがやれって言うからやってるだけ。大人の言い方だと仕事ってやつじゃないの、誰かがやんなきゃいけないやつ。

昇進後会話2

アニーは物静かな性格なのよ、あたしと全然違うの。操ってる?何言ってるわけ?!アニーは人間よ、行きたいとこに行くの。あたしのそばにいるのは、それが好きだからってだけだよ。一番仲のいい友達ってそういうもんよ。ね、アニー?「うん。」

信頼上昇後会話1

ここは子供がたくさんいるのね、アイリスが帰ってこないはずだわ。う~ん……この感じが続くなら、いっそお城を丸ごと持ってきちゃえばいいわね。あたしも時短ができるし、疲れないし。

信頼上昇後会話2

いい子にってどういうこと?あたしがいい子じゃないって言いたいわけ?でもおばあちゃまも言ってたね、時と場合によっては気分だけで動いちゃいけない、ある程度「演技」をしなきゃって。たとえば?そうね……「ごきげんよう。私はリントン郡からまいりましたベナですわ」、こんな感じでしょ。

信頼上昇後会話3

あたしはおばあちゃまに拾われてきたの。お城で育って、おばあちゃまがやめちゃったから代わりにお仕事してるってだけ。そのお城を受け継いだアイリスと同じわけないでしょ?え、アイリスが羨ましいかって?そんなわけないわよ。だってアイリスはスタイルに気をつけなきゃいけないけど、あたしはどんなに食べても太らないもの。あは。

放置

「ゆっくりお休み、ドクター。」そんなやつに構ってないで、外で遊びましょうよ。「分かった。」

入職会話

あたしはベナよ、出てったっきりおうちを忘れちゃったらしいお馬鹿ちゃんを探しにきたの。でも、なんかまだやることが残ってるみたいだから、仕方ないわ。あたしも付き合って残るわよ。

経験値上昇

切っただの張っただの乱暴なことを、あたしとかアニーに見せないでよ。

昇進Ⅰ

ふふん、なによ、子供の機嫌の取り方を心得てるようじゃない。

昇進Ⅱ

アニー、準備はいい?このいっつもフードを被りっぱなしのやつに、あたしたちのアーツを見せてやるのよ!「分かった、ベナ。」

編成

二人で一人分の仕事をするって、そんなに難しくなさそうね。

隊長任命

アニーに考えがあるって。あたしがみんなに教えてあげる。

作戦準備

森の中をお散歩するつもりで行くよ。

戦闘開始

あんたもこのおもちゃたちをバラバラにしたいの?

選択時1

へへん。

選択時2

急かさないでったら!

配置1

アニー、遠くに行っちゃダメだよ。

配置2

気をつけなね。

作戦中1

剪定の時間よ!

作戦中2

カシャカシャ。

作戦中3

壊れちゃったものは直さないとね。

作戦中4

直らないんだったらバラバラにしちゃいましょ。

高難度作戦クリア

そりゃあね。あたしは悪いやつに悪いことするの得意だもん。

★3で戦闘終了

剪定が必要な悪いやつはもういないよね。

★2以下戦闘終了

あとは大人たちに任せましょ。あたしたちは帰るよ。

作戦失敗

アニー、どこにいるの!?

基地配属

あたしたち二人なんだよ。この部屋じゃ小さすぎ。

タッチ1

わ!

信頼タッチ

アニーが探検中なの。あんたも一緒に来る?

タイトルコール

アークナイツ。

挨拶

ねえ、こそこそなに遊んでるの!

 

逆理演算

未実装

 

コーデ

デフォルト(昇進0)

オペレーターの普段着。

実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。

デフォルト(昇進2)

昇進後調整された服装。

オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。

 

モジュール

ORIGINAL / ベナの記章

ベナは戦場において身替わりを用いて敵を翻弄することに秀でている。

外勤部門の決定に基づき

外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、傀儡師の責務を担う。

特別に本記章を授与し、

その証明とする。

 

PUM-Y / 『ジェフリー今昔童話集』ハードカバー版

むかしむかし、ある遠くの森の中にお城が建っていました。

お城には子供が一人で住んでいました。

子供は毎朝、倉庫からパンを取り出し、井戸から水を汲むと、それを一日の食事としました。

そして日が沈むと、寝室のベッドで安らかな眠りにつきました。

何日も、何年も。

外の森はどこまでも暗く、獣の雄叫びがいつも鳴り響いています。

ですが、子供はそれを気にしたことはありませんでした。

堅固なお城が守ってくれていたからです。

しかし、形あるお城はいつか崩れる定めです。

子供がどれだけ修繕しても、お城のひび割れは日に日に増していきました。

子供はすっかり困り果ててしまいました。

そんなある日、魔女がお城の門を叩きました。

子供はこれまで一度も門を開けたことはありませんでした。

門の外にある全てを、本能的に恐れていたからです。

それでも門の向こうで魔女が懇願する声を聞いて、優しい子供は門を開き、魔女をお城に迎え入れました。

お城にある食べ物は子供が生きていく分だけしかありませんでしたが、子供はそれを魔女に半分分け与えました。

魔女は食料を分け与える選択をした子供が大層気に入ったようです。

数日後、魔女が子供に一つ提案をしました。

「一つだけ、願いを叶えてあげましょう。」

一つだけ……子供はずいぶんと考えました。

お城を綺麗に修理して、前みたいな生活がしたい?

だけど、魔女がいなくなった後にまた城が壊れてきたら、どうすればいいんだろう。

 

悩み抜いた末、ようやく完璧な願いを思いつきました。

「お城と一緒に、森を出たい。」

 

そうして子供は旅立ちました。

子供の後ろには、子供と似た姿で、子供を守り続ける小さなお城が付いて回ったとさ。

 

――『ジェフリー今昔童話集』「子供のお城」より抜粋

 

ベナの潜在能力強化に用いられる。

精巧に仕立てられたミニチュアの衣服。人が着用することはできないが、卓上装飾として用いることはできる。

 

指名券採用

噓だよ、にひひ。

おちゃめでかわいいベナ。とっても穏やかなお利口さん。

 

紹介文

省略

 

登場ストーリー

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