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プロファイル
基礎情報
【コードネーム】パプリカ
【性別】女
【戦闘経験】二年
【出身地】クルビア
【誕生日】3月13日
【種族】サルカズ
【身長】155cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
能力測定
【物理強度】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】普通
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】優秀
個人履歴
サルカズ傭兵の一人であり、クルビアからマンフレッドの招集を受けてロンディニウムにやってきた。のちに理念の相違で小隊を率いて離反し、襲撃を受ける最中で救出された。
今はロドスに雇われ、作戦小隊に対し戦場においての医療支援を提供している。
健康診断
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。
【源石融合率】10%
右腕及び胸元に明らかな源石結晶の分布が見られる。
【血液中源石密度】0.26u/L
鉱石病に感染して数年経つ。現段階の病状は安定している。
第一資料
以前所属していた陣営から離反したこのサルカズ傭兵の娘は、率直な性格で、話し方も行動もサバサバとしている。
彼女がロドスと接触できたことの陰には、我々と関わりを持つ数名のサルカズの暗躍があった。言わば、この娘も彼女が率いる数名のサルカズ傭兵も、人為的にロドスに誘導されたわけだ。
まだ幼さを残すサルカズの娘パプリカは、多くの者から見て、とても一人前の傭兵とは言い難いだろう。せいぜいボーイスカウトレベルだ。年若く、経験不足で、物事に関して十分な思考ができるわけでもない。こんな子供がロンディニウムのような戦場に現れることは、本来あってはならないことである――というのが、パプリカと接したことがあるオペレーターたちの一致した見解だった。
その通りである。
クルビアにいた頃、パプリカの仕事と言えば所属する傭兵小隊と共に護衛任務についたり、野獣狩りを行う程度だった。当時の傭兵隊長グリンがテレシス陣営の招集を受け入れ、ロンディニウム行きを宣言した時点のパプリカは、自分たちが受けた依頼の内容さえわかっていなかった。
隊長への信頼から、無垢で無知なサルカズ少女はロンディニウムに踏み入れ、機械的に上から通達された命令を遂行していた。そんな状況は、彼女がマンフレッドに軍の駐在地に連れ戻されてから暫くの間、本当の戦争というものを目の当たりにするまで続いた。
第二資料
パプリカの両親は彼女が幼い頃にすでに亡くなっている。幼い娘はずっと母方の祖母と共に、クルビアの小さな町で暮らしていた。
町は一番近い移動都市から車で数時間のところにあり、多くの開拓者や感染者が集う場所だった。豊かとはいえない生活だったが、祖母が手編みの編み物を売って得た収入のおかげで、パプリカの幼少時代は辛うじて楽しく平穏なものであった。
だが、他の多くのサルカズと同じで、パプリカもかなり早いうちに鉱石病に罹患した。本人によれば、十歳の誕生日の朝に目を覚まして、まだぼんやりした目をこすりながら、端がちょっと欠けた鏡の前に立った時、ふと胸元に小さな石が生えているのに気付いたのだという。
彼女はすぐに、この石は鉱石病に罹った証だと理解した。
症状は基本的に安定しており、急な発作に見舞われるようなことはほとんどなかった。サルカズにとっては、鉱石病は常に付き纏うものであり、感染したからといって人生がひっくり返えるような大事が起きるわけではない。企業や施設、あるいは町がサルカズを拒絶する時、彼らはそのサルカズが感染者かどうかを一人ひとり確認したりしないのがほとんどなのだ。
鉱石病に感染してからのパプリカはある意味順当な道を辿ることになった。
元々優秀な生徒というわけではないので、パプリカはそれ以上学校に通い続けることはできなかった。在籍していた学校は自主退学を彼女に求め、その後彼女の入学申請を受け入れる学校も存在しなかった。
学校に行けなくなったパプリカは、しばらく祖母の編み物販売の手伝いをしていた。そして現地の開拓者について、荒野で野獣を狩って稼ぎの足しにしていた。その最中にあるサルカズ傭兵小隊に出会い、しばらくの交流した後、パプリカは小隊に加入することを選んだ。
理由は簡単だ。傭兵になるよりほかに、彼女のようなサルカズができることはほとんどないのである。
第三資料
【購入申請004】
品物:
黄色、緑、紫、白の毛糸を一玉ずつ。
あと黒を二玉!
用途:
個人用!
注:
もしお店でセールやってたら、他のも買ってほしいっす!
【購入申請005】
品物:
赤、黒、白の毛糸を二玉ずつ。
装飾用カラービーンズを一パック。
用途:
個人用!
注:
前回のはあまり品質が良くなかったから、今度はもっと丈夫なものを頼むっす!少し高くてもいいんで、できれば耐爆性があるやつを……
ついでに、Wやイネスたちが大体どれくらいの頻度で本艦に来るか、誰か知らないっすか?
【購入申請006】【撤回済】
品物:
赤、黒、白の毛糸を十玉ずつ。
用途:
個人用!!!
注:
耐爆性はもうどうでもいいっす。どうせ爆弾入れ用なんで。
【購入申請007】
品物:
赤、黒、白の毛糸を十玉ずつ。
装飾用カラービーンズを五パック。
用途:
Wのあんちくしょうに聞きやがれっす!あいつが使うやつなんで!
精算してもらえるって話だったんすけど……本当なんすよね!?
注:
一番安いやつで!!
【後方支援部記録】
さっき、あの編み物好きのサルカズ娘が突進してきて、提出したばかりの購入申請書を取り返したのだが。
これで同日午後に二度目の申請撤回だ。あの白髪の爆弾魔が「あんたがくれたもの、悪くないわね。爆弾を入れて人をからかうのにちょうどいいわ。次はもっとちょうだい」とか言ってたが、まあ完全に遊ばれている。本当に作ってやることはないのに、真面目な子だ。
経費では落とせないだろうが、編み物の出来はなかなかだから、艦内で販売すれば、かかった費用は取り戻せるはずだ。
第四資料
一連の経験をした後、誰から見ても子供だったパプリカは明らかに成長した。
赤裸々で残酷な現実と正面からぶつかり合ったことで、パプリカはこれまで考えたこともなかった問題について思考を巡らせるようになった。例えば、カズデルの再建はサルカズにとって、一体どのような意義を持つのか?例えば、なぜ戦争が起こり、人々は恐れもせずに死地へ赴くのか?
何もわからず過ごしていた頃の彼女自身のように、戦争に加わる多くのサルカズはどうして、まともに戦う理由の一つもないのに、戦場で誰かを殺すか、誰かに殺されるかという選択を強いられなければならないのか?
生きながらの別れも、死がもたらす別れも、本当にグリンが教えてくれたように、傭兵にとっては涙に値しない普通のことなのだろうか?
多くの疑問に対して、パプリカはまだ明確な答えを見つけ出せていない。
だが手元にある古いタバコの箱を見るたびに、クルビアにいた頃の夜を思い出す。傭兵小隊は野外でテントを張って、焚き火を起こして、グリンはそのすぐ近くに座っていた。老いたサルカズのむき出しの肌は傷だらけで、笑おうとする時に見せる表情は、そこらの一般人ならば足腰から力が抜けてしまうようなものだった。しかしそんな彼は焼き上がった干し肉を隊の若い娘に放り投げてやりつつ、それを若者の面倒を見ているのだとはまったく思わせないほど無造作に行う人間だった。
サルカズがもうじき迎えるであろう良い暮らしの話をすれば、しわくちゃな顔にある傷痕の数々でさえ心なしか穏やかになっているように見えたのだ。
残念ながらグリンは運悪く、ヴィクトリアに来てすぐに死んでしまった。マンフレッドに拘留されたパプリカは、老工員がくれたタバコの箱をいじりながら、グリンが欲しかったのは一体どのような「良い暮らし」だったのかについて考え始めた。
サルカズの良い暮らしって、どのようなものだろう?鉱石病にかからなくても済むだろうか?それとも毎年余分に税金を払わなくてもいいのか、あるいはサルカズであるというだけで入学や求職の際に「条件に適していない」と拒まれることがなくなるのか?
「最初は、傭兵でいいじゃん、自分の腕で稼げるんだから、って思ってたんだ。」
我々ロドスにいる他の傭兵オペレーターに対して、パプリカはそう口にした。
「だけど、うちみたいなのは全然一人前のサルカズ傭兵じゃないって言われたんすよ。『人一人殺したことすらないんだろ』ってさ。」
「それで色々考えて、確信したんすよ。」
「マンフレッドやその上にいる偉い人が、どんなご立派な目標を掲げてようが、あいつみたいな奴の後ろについて、人殺しに慣れた『一人前のサルカズ傭兵』になるなんて、うちにとっては全然目指したい良い暮らしじゃないんだよ!」
昇進記録
【誤って録音した通信記録】
「すごく面倒見てるって?アタシがアイツを?そんなことはないぞ?まだガキだし、新入りだから、ちょっと助けただけだ。」
「は?何を言ってんだよ。アタシのが年上に決まってるだろ!当然!アイツよりアタシが年上!」
「サルカズかどうかには関係ねぇ。先週くれた毛糸の膝サポーターにもな!あの膝サポーター、完全に年寄り好みで、アタシの服に全然合わねぇだろ!」
「ここんとこ、アイツ結構色々編んで人にやってたな。世話になってるお礼にとかなんとかって、かなりの人数がもらってるだろ。ドクターが最近つけてる耳当てもそうじゃねぇか。」
「ハイビスのやつも、編み医療パックをもらって嬉しかったって言ってた。確かに実用的だしな。だけど、なんでアタシには膝サポーターなんだ?しかもボンボン付き……って問題はそこじゃない!」
「アイツみたいなガキが、今回のロンディニウムの事件に巻き込まれたのは、運が悪いとしか言いようがねぇな。けど、幸い五体満足だし、元気にあれこれ考えられてるし、何なら貯金して実家に仕送りもできてるからな。そこまでツイてないわけじゃねぇだろ。」
「ビーンストークのハガネガニに編んでやった小物も悪くなかった。アイツら二人でなんかグッズを作るとか計画してるんだろ?ドクターも投資したと聞いてる。」
「別にいいだろ?アイツが傭兵になったのも、他の選択肢を知らなかったからだろうし、大した理由じゃねぇ。他にやりたいことが見つかったなら、転職は全然アリじゃないか。」
「アイツみたいに、いつの間にか巻き込まれた連中も多いからな。アタシはちょっとの手助けならできるけど、アイツに答えを出してやることはできねぇし。悩みを解決したいなら、アイツ自身が見て、聞いて、考えるしかねぇよ。」
「アイツは自分一人でも大丈夫だ。」
ボイス
ボイス(デフォルト) | |
---|---|
秘書任命 |
こういうのうちも得意じゃないんすよ。えっ?今日中に終わらせないといけない?はぁ……仕方ないな、手伝うって言っちゃったし、約束は守るっす。はい、半分こね。残りは自分でやんな! |
会話1 |
ドクター、塩とか持ってたりしないっすか?おけおけ、貸して。ジャガイモ茹でてるんだけど、塩をちょいっとかけるとめちゃウマなんすよ!うちらが外勤任務の時はいっつもこうして食べてたっす!あと、この焼き上がった果物、Wとイネスんとこに持ってってあげて……うちからってのは言うなよ!絶対な! |
会話2 |
ここにいるとWに会うかもしれないって聞いたんだけど、マジっすか?あの時はあいつとイネスが助けてくれたから、感謝はしてるっすけど、あいつ、たまにガチうざくって……ドクターもよくあんなやつ雇う勇気あるっすね? |
会話3 |
マンフレッドの野郎、マジでやりやがって!しかもやり方がガチじゃん、こりゃ死んだわって覚悟決めちゃったじゃんか……チッ、あいつもあいつなりに立場があったと思うけど、やっぱ許せない!覚えてろよ! |
昇進後会話1 |
あの時指揮を執ってたのってドクターっすよね?フン、忘れるわけないっしょ、ガチ大変だったんっすから!でも、もっかい選べたとしても、うちはあの時みんなを連れて撤退する方を選ぶと思うっす……もう、周りの人が死ぬの見たくないんすよ。 |
昇進後会話2 |
カズデルの再建って、ホントにいいことなんすか?うちには分かんないっす。うちにとって大事なのは、どっちかっていうと目の前にいる人たち――チームメイトとか、ロドスのみんな……もちろん、ドクターもだかんな!うちらもう仲間だし、だろ? |
信頼上昇後会話1 |
ガチでカズデルを再建できれば、うちらサルカズはもっかい一つにまとまれんのかな?抵抗してるヴィクトリア人にとって、そんなうちらって何だろ?……先の見えない道にいるみたい、うちには分かんないよ…… |
信頼上昇後会話2 |
ドクター!郵便届いてる?うち宛てのないっすか?うちはクルビアの小さい町でばあちゃんに育てられたんだけど、今でもばあちゃんと文通してんだ!それでみんなにも家族とかに手紙を出したら?って勧めてるんすけど、それ聞くとみんな浮かない顔をするんだよな。どうしてだろ? |
信頼上昇後会話3 |
ドクター!おいでおいで!これ着てみな!へぇ……結構似合うじゃん。これな、うちのばあちゃんがドクターにって、わざわざ編んでくれたんだ、うちとお揃いな!ど?あったかくて気持ちいいっしょ?あんたのことをばあちゃんに話したらさ、いい人だねって褒めてたよ! |
放置 |
めちゃ暇ぁ……ドクターになんか編もっか?うちの腰につけてるポーチなんかどうっすか?ガチ使いやすいっすよ! |
入職会話 |
やほ~!今日からうちらのチームはドクターの指揮下に入るっす!うちはパプリカでいいよ。あんたはまともな雇い主っぽいけど……まだ様子見中だかんな!見張ってるから覚悟するんだぞ! |
経験値上昇 |
これが、お年寄りたちが言ってた、いにしえのサルカズの技……? |
昇進Ⅰ |
やったー、ついにうちも昇進っすね!ふふん、ドクター、こないだは昇進したらうち一人に小隊を任せてくれるって言ってたけど、あの約束まだ生きてるよな? |
昇進Ⅱ |
ドクター!あんたやっぱりいい雇い主だよ!アーミヤも頼りがいがありそうだし、あんたらについて行けば間違いないって感じっすね!今後もおいしい仕事があったら、うちを呼べよな! |
編成 |
へへーん、うちを選んで大正解! |
隊長任命 |
まっかせな!隊長の経験は結構あるっす! |
作戦準備 |
安全を確保して、随時連絡が取れるようにすること。いいな?任務よりも命の安全を第一にするんだぞ。 |
戦闘開始 |
みんなでパパッーと片付けちゃうぜ! |
選択時1 |
安心して、ずっとスタンバイしてっから。 |
選択時2 |
こちとら勝ち目のない喧嘩はやらない主義なんで。 |
配置1 |
人っ子一人逃さないっす! |
配置2 |
みんな、うちが来たからって、安心して油断しちゃダメだかんね! |
作戦中1 |
みんな、まだいけそ? |
作戦中2 |
もうダメって人はこっちに下がって! |
作戦中3 |
これ以上ケガ人を出すわけにはいかないっす…… |
作戦中4 |
クソ野郎ども……どきな!邪魔しないで! |
高難度作戦クリア |
ドクターって結構やるっすよね、こんな戦術を思いつくなんて……うちからしたら、あの爆弾女Wよりずっとスゲーっす! |
★3で戦闘終了 |
よっしゃ~、順調っす!へへっ、今度こそもう救援なんていらないもんな。これでWもイネスも文句ないっしょ! |
★2以下戦闘終了 |
何人か小物を逃したみたいだけど、まあ問題ないっすよね。うん、一人も欠けることなく戦い抜いた、うちらの勝ち! |
作戦失敗 |
え、ガチ?ドクター、まさかここ死守するつもり?やめなよ、突っ立ってないでさっさと逃げるぞ! |
基地配属 |
ロドスってマジで待遇がイイっすよね~……褒めすぎなんかじゃないって!うちらが住んでたとことは比べ物になんないっすから。 |
タッチ1 |
うお!なになに、どした? |
信頼タッチ |
このポンチョ、触り心地いいっしょ?ばあちゃんが編んでくれたんす。めちゃあったかいぞ~。 |
タイトルコール |
アークナイツ。 |
挨拶 |
やほ~、ドクター、今日の任務は?あっ、言っとくけど、ぶっ飛んだやつは引き受けないかんな。 |
逆理演算
「仲間に手を出すな!」 / ヴィクトリア・ロンディニウム市街地
戦場において、パプリカはいつも仲間たちを大事にしている。たとえ力が及ばない時があろうと、彼女は決して誰一人見捨てたりしない。
「絶対助けるよ、当たり前っしょ。だってうちらは仲間だかんな!」若きサルカズはそう告げた。
コーデ
デフォルト(昇進0)
オペレーターの普段着。
実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。
デフォルト(昇進2)
昇進後調整された服装。
オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。
0011/飆/V - 来た道
パプリカの私服。
0011サブブランド、「飆」シリーズニューモデル/来た道。少女の体をすっぽりと包み込む大きなジャケットが特徴的なコーデ。雨降る街を歩いても問題ないように、特殊な防水素材で作られている。
雨は足跡を消し去り、人々は慌ただしく行き交っている。足を止める彼女になど誰一人気付かない、ここはそういう普通の街だ。その光景に彼女はふと、荒野から廃墟まで、そしてここまで来る間、長い時間歩き続けてきたことを実感した。
モジュール
未実装
印
パプリカの潜在能力強化に用いられる。
モフモフの耳当て。おしゃれさ、保温性、防護性能を集約した毛糸の耳当ては、女の子が自ら編んだものだ。
指名券採用
彼女は手探りで進んで行く途中で、成長するだろう。
か弱いサルカズの傭兵。ほとんどの者からすれば、まだまだ子供に見える。
紹介文
省略
登場ストーリー
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