aklib_operator_ビーズワクス

ページ名:aklib_operator_ビーズワクス

このページでは、ストーリー上のネタバレを扱っています。

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プロファイル

基礎情報

【コードネーム】ビーズワクス

【性別】女

【戦闘経験】なし

【出身地】サルゴン

【誕生日】9月15日

【種族】キャプリニー

【身長】157cm

【鉱石病感染状況】

メディカルチェックの結果、非感染者に認定。

能力測定

【物理強度】普通

【戦場機動】普通

【生理的耐性】標準

【戦術立案】標準

【戦闘技術】普通

【アーツ適性】優秀

個人履歴

ビーズワクスは、サルゴン砂漠の奥地に住む歴史のある部族の出身である。人探しを理由に艦に乗りたいと、彼女のほうから申し出があった。その後探す家族がしばらく戻らないと知った彼女は、申請を出しロドスに加入。ここで再会を待っている。

ビーズワクスは既にテストをクリアした正式な術師オペレーターだ。これは彼女にとって、長きに渡る遊学試練の第一歩となるだろう。

健康診断

造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

 

【源石融合率】0%

鉱石病の症状は見られない。

 

【血液中源石密度】0.11u/L

源石との接触は極めて少ない。

 

アーツを使うには源石に接触するのは避けられないことだ。だがこの小娘は感染しなかったばかりか、至って健康だ。大半の者たちよりもな。あの角を見たか?あの色、あの艶……健康状態の良さが一目でわかるわ!

――ワルファリン

第一資料

ビーズワクスはロドスに来た目的を隠すことはなかった。面会の全過程において、彼女の言動は真摯そのものだった。誤魔化すことを知らず、他人への警戒心もない態度……例えるなら、初めて家を出て外の世界を知った若者そのもののまっすぐな言動は、彼女の経歴が正しいことを裏付けるだろう。

ビーズワクスの言葉によると、彼女がロドスに連絡したのは、一歩先に部族から旅立った家族を探すためだと言う。確認したところ、彼女が探している家族は確かに現役オペレーターで、ロドスのとある部門に属している。しかし相手は極秘任務に就いているため、短期間のうちに本艦に戻ることはない。

事実を知った時、ビーズワクスは失望を隠さなかった。この砂漠から来た若きキャプリニーは普段から表情が乏しい。しかしその微かに肩を落とし、瞼を伏せる姿は、落胆していると明らかに示していた。とはいえ彼女はすぐに立ち直ったのだが。

その後ビーズワクスは、故郷を旅立ってから初めての重大決断をした。

ロドスに加入したのである。

第二資料

ビーズワクスは角を非常に大事にしている。これは彼女と交流があるオペレーターであれば誰もが知っている事実である。

巷では、近年栄えた美容業と同じように、角のケアを中心とするサービス業が生まれ、好評となっている。しかしキャプリニーやフォルテ、その他の角をもつ種族のオペレーターの多くは、自分の外見を気にしていても、角については手の込んだ手入れをしない。ビーズワクスのように、尋常ならぬこだわりを持ち、手入れのコツをも熟知しているオペレーターは稀なのである。

ビーズワクスは毎日、その巨大で曲がりくねった角を細布で拭き、オイルを塗り、ブラシをかけ、布巾で磨く。彼女の角が、色や形、硬さなど色々な面で高い水準を維持しているのは、一日も欠かさない周到なセルフケアのおかげなのである。

キャプリニーの目から見てもビーズワクスの角は、非凡な素晴らしさを持つものである――他のキャプリニーオペレーターへの聞き込み調査で、我々はそう確信した。

自分の角の手入れを終えた後に暇があれば、ビーズワクスは、同じ需要を持つ他のオペレーターに手を貸すこともある。そのため彼女は、その界隈でたちまち人気者となった。

第三資料

サルゴン砂漠の奥地は出入りが困難である。最も閉鎖的な地域は、トランスポーターですら簡単に入ることができない。これはそこに住む人々が限定的な人間関係の中で、古い習慣に固執していることを示している。しかしビーズワクスの部族は違う。若者を外界に送り出す慣習を持つ彼らは、旅立った若者から土産話を聞くことができる。おかげでこの砂漠の奥に住む部族は、他の古い部族のように、新しいものを拒もうとしなかったのである。

若い族人の他、ベテラントランスポーターのひとりふたりが、毎年同じ時期に訪れ、部族に最新の情報と音楽雑誌を届ける。

ビーズワクスは計算高いタイプではない。むしろその逆で、単純でわかりやすい女の子である。音楽を好む彼女は、家を出る時、音楽協会が発行した雑誌を何冊か荷物に入れていた。それらの雑誌は術師チームの中で大人気となり、雑誌を持ち込んだ彼女本人もすぐ受け入れられることとなった。こうして彼女は、他のオペレーターたちと良好な関係を築いたのである。

ビーズワクスは物静かで、たまにボーっとすることがあるが、何も考えていないわけではない。彼女がロドスでオペレーターになったことは一時の衝動ではなく、自身の考えによるものだ。

彼女は家族との再会を待つため、ここに留まっている。しかしそれはあくまでの目的の一つである。ビーズワクスはしばらく観察した後、ロドスでの生活は、部族の成人試練を乗り越える一助となると判断したようだ。あるいは、ロドスと共に行動することがまさに試練の一環であると考えているかもしれない。

我々は総合的に考察した結果、才能と実力を兼ね備えた術師の加入を拒む理由がないという結論に至った。ビーズワクスの加入は我々にとってはもちろん、彼女自身にとっても有益なことである。ロドスは彼女に、この大地を更に深く知る機会を与えるだろう。

 

余談ではあるが、正式オペレーターになってコードネームを決める際、この若きキャプリニーは数ヶ月もかかったのだ。彼女は実家へ助けを求める手紙を送り、その返事を受けてようやく今のコードネームに決めたのだ。

第四資料

広々とした土地を持ちながら天候に恵まれないサルゴン奥地では、中小の部族が数多く点在している。その中に一部、外界と交信する手段に乏しい古い集落が存在しており、独特な慣習や信仰を保持している。ビーズワクスが属するキャプリニーの部族は外界と交流を行っているが、古くからの慣習と信仰が失われているわけではない。

多くの人から見れば、これらの部族の神霊信仰は粗野で野蛮な原始時代の遺物に過ぎない。しかしその歴史ある信仰の真なる源流の究明を試みる専門家もいる。

ビーズワクスが私たちに自身の信仰について語った時、彼女は抽象的な表現方法を用いて、それはある種の形而上の存在であり、具体的な信仰対象がいるわけではないと伝えようとしているようだった。実際、自分が神霊の加護を得たと信じて疑わない彼女本人も、神をこの目で見たことはないと認めている。

昇進記録

オペレーターにはそれぞれ自分の道がある。ロドスはビーズワクスにとって初めの一歩であり、終点からはまだはるか遠い。

我々は様々な理由で同じ道をたどり、同士になって歩みを共にする。しかしいずれは各自の方向を見つけ、別々の道を進んでいく。

完全に重なる道は存在しない。道が重なることがあるとしても、それはあくまで一時のものに過ぎないのだ。

 

だが覚えていてほしい。どこに向かおうと、彼女が与えた祝福は我々と共にあることを。

 

ボイス

ボイス(デフォルト)
秘書任命

ドクター、今日は仕事頑張る、ですか?じゃあ私も一緒に。もしドクターがサボってたら、この杖で、こんなふうに、えいっ、頭を叩きますね。トントン。

会話1

ビーズワクス、ビーズワクス、ビーズワクス……うん、よし、あと何回か声に出して読めば慣れるはず。あれ、ドクター、何か用です?私は今自分のコードネームを復唱して慣れてるところです。他の人に呼ばれた時に反応できないと笑われちゃいますから。

会話2

この虫、見かけると跳び上がるほどミッドナイトさんが怖がってたので、捕まえてきました。でも、どこに逃がそうかな……あれ、ドクター、どうして後ずさりするんですか?

会話3

服のサイズは大きめのほうが、着た時に安心感があって私は好きなんです。ただ、ほんとたまにですけど、裾を踏んでしま――えっ、あっ、わぁっ……!……うう、また転んじゃった。痛い……

昇進後会話1

民謡協会の今月の新作、私好みのメロディーだな。あれ、ドクターは協会を知らないんですか?正式名称は「民謡とアーツ研究協会」っていうんですが……聞いたことない?では電子音楽技術同盟は?ラップと民謡連合展望会は?どれも聞いたことないんですか?

昇進後会話2

おでこの印?あ……これは一族に代々伝わる祭祀の印で、私たちが崇める金色の神が一族に授けてくださった祝福なんです。顔のない神が私たちを見守っていてくださいます。私たちが何処へ行こうが、たとえそれを忘れてしまっても……

信頼上昇後会話1

部族を離れて、外の街や国を巡ることは、私たちの一族で必ず受けるべき試練です。うまく乗り越えたら、やっとお姉ちゃんのような頼れる大人になれるとされてます。うん、ドクターも私なら大丈夫だって信じてくれてる、そうですよね?

信頼上昇後会話2

えへへ、私の角、大きくて綺麗でしょう?一族の中でも私より立派な角を持つ人はあんまりいないんですよ!お手入れの秘訣は毎日オイルを塗って、ブラシで優しく擦る――待って、ドクター。今日のお手入れがまだですから、たとえドクターでも触っちゃダメです!

信頼上昇後会話3

ドクター、こっちに来てください。うん、よし、目を閉じて、私におでこを触らせてください。烈日、嵐、そして波打つ金色の砂原、神が私たちを育んだこの地に宿り、一族に加護と祝福をもたらさんことを。この祝福を、ドクターにも分けてあげます。

放置

すぅ……すぅ……お姉ちゃんの……バカ……すぅ……ん、ん…?あれ、ドクター?私、寝てたの……?え、寝言?何か言いました?

入職会話

……。あっ、すみません。ぼーっとしてました。はじめましてドクター、私は、私のコードネームは、えーっと……あ、思い出した。ビーズワクス、です。いい名前ですか?このコードネームは一族のみんなが付けてくれたんです。

経験値上昇

んん……?これ、全部見るんですか?

昇進Ⅰ

昇進?えっと……よくわかりません。

昇進Ⅱ

ドクター、ロドスの前途は多難で長いものになるかもしませんが、でも、覚えててください。神の裁決と私の祝福は……いつだって、あなたと共にあることを。

編成

今度はどこに行くんですか?

隊長任命

私が隊長……?ドクターの隊長の判断基準はよくわかりませんが、やりますよ。

作戦準備

では、行きましょうか。

戦闘開始

あっちに何かいます。みんな気をつけて。

選択時1

はい、ここにいます。

選択時2

なんでしょう。

配置1

ここですね。任せて。

配置2

我が足元が、神に祝福されし大地なり。

作戦中1

呑み込め。

作戦中2

押しつぶせ。

作戦中3

金色の砂原で眠りなさい。

作戦中4

此れ乃ち神の祝福なり。

高難度作戦クリア

彼らにも、祝福がありますように……。

★3で戦闘終了

ふぅ、終わりました。ドクター、私は役に立ちましたか?

★2以下戦闘終了

あっ、逃げられちゃった。うん……それも悪くないか。

作戦失敗

もうダメです、ドクター。私が敵を引きつけますから、早く行ってください。

基地配属

キレイな部屋。うっかり砂を撒き散らしてしまったら大変だよね?

タッチ1

うわっ……また裾を踏んじゃった……。

信頼タッチ

あっ、ドクター、見てください!また虫を捕まえたんですよ……!

タイトルコール

アークナイツ。

挨拶

ドクター、待ってました。

 

逆理演算

砂礁にて / ドッソレス・無人のビーチ

慣れ親しんだ砂地であれば、ビーズワクスはいつも以上の力を発揮し、巧みにアーツを操り強敵を撃退できる。時には見知らぬ環境に送り出され、慌てることもあるが、いつもすぐに落ち着きを取り戻すことができる。金色の砂原を離れていても、神のご加護はそばにあるのだ。

 

コーデ

デフォルト(昇進0)

オペレーターの普段着。

実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。

デフォルト(昇進2)

昇進後調整された服装。

オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。

Epoque/IX - ホワイトサンド

ビーズワクスの私服。

EPOQUEシリーズニューモデル/ホワイトサンド。ルームウェアモデル。カーネリアンがビーズワクスに贈ったプレゼント。贈り主はこの服がビーズワクスに一番似合うと考えていたし、本人も気に入ると確信していた。

この服がビーズワクスに似合わないことに賭けた自称ファッション通たちは、完膚なきまでの大敗を喫したのだった。

CoralCoast/XI - ホリデーHD61

ビーズワクスの夏の装い。

MARTHE[CoralCoast]「ホリデー」モデル61。通気性がよく軽量で肌触りの良い素材を採用。穏やかな休日の砂浜での思い出づくりのお供に。

これまで彼女は、砂で塔を作ることしかできなかった。しかし今では、そこに純白と花を添えられるようになった。

 

モジュール

ORIGINAL / ビーズワクスの記章

ビーズワクスは機を見計らって広範囲アーツ攻撃を仕掛けることに秀でている。

外勤部門の決定に基づき

外勤任務においては術師オペレーターとして区分し、法陣術師の責務を担う。

特別に本記章を授与し

その証明とする。

 

PLX-X / 「司祭の祝福」

ロドスの小隊が奴隷商人の手から救い出した時、その十一、二歳のエラフィアの少女は泣きも騒ぎもせず、こちらからの問いかけに答えることもなかった。実直で明るい性格の隊長は対応に困り、少女の世話をビーズワクスに任せて逃げた奴隷商人の追跡へと向かった。

ビーズワクスも隊長のように社会性の高い人物だったならば、そんな状況を気まずく思ったのかもしれない。

しかし少女に話す気がないと理解した後、ビーズワクスがしたのは新緑の芽吹く密林に目を向けることだけだった。

しばらくぼんやりとしていたビーズワクスは、ふと少女が自分の角をじっと見つめていることに気づいた。

つられて視線を向けると、少女はすぐに目を逸らしてしまう。そんなことを何度か繰り返した末、ビーズワクスはようやく口を開いた。

「そんなに気になるなら、触ってもいいよ。」

少女は大きく目を見開いた。

「遠慮しないで。」

少女はおずおずと立ち上がり、ビーズワクスに歩み寄った。角に触れる手つきは、まるでそこに臆病な小鳥が留まっているかのように恐る恐るとしていた。

「きれい……」

ビーズワクスはこれまでにも何度も、角を持つ他のオペレーターからそうした言葉をかけられてきた。初めは照れと驚きを感じるばかりだったが、やがて礼儀正しく「あなたの角も素敵ですね」と返すことを覚えた。

だが奴隷商人から救い出されたばかりのエラフィアの角は艶がなく薄汚れているばかりか、片方は折れてしまっていた。それを見たビーズワクスは、普段とは別の言葉を返すことにした。

「君の角も、私のみたいにしてあげようか?」

まだ少し肌寒い三月の春風の中、幼いエラフィアは地面にそのまま座り込んだ。

ビーズワクスは少女の角に絡まっていた汚い綿くずを取り除くと、角のケアセットを取り出す。それから表面の汚れを柔らかい布で拭き取り、角の分け目に詰まった汚れをブラシで払っていく。

エラフィアはまるで何か厳かな儀式にでも参加しているかのように、目をつむって俯いていた。

ビーズワクスはあらかたの汚れを落とし、けば立ってしまっていた角質をやすりで根気強く取り除いてから、丁寧にオイルを塗った。そして一通りの作業を終えると、ケアセットから取り出したリボンを角の折れたところで蝶結びにしてあげた。

「できたよ。」

ビーズワクスは少女に手鏡を渡した。

初め少女は鏡を見るのを恐れていたが、細めでちらりと角を確認するやいなや、驚きのあまり大きく目を見開いた。興奮と喜びによって、そのやつれた頬も赤く染まっていった。

ビーズワクスは立ち上がって伸びをしてから、最後の仕上げがまだ終わっていないことを思い出した。

彼女は自分の頭をこつんと叩き、懐から小さな金色の石を取り出す。それに細い縄を巻きつけ、エラフィアの折れていない方の角に結びながら、小声でこう唱えた。

「汝に神の祝福があらんことを。汝が搾取や飢餓から遠ざかり、烈日、嵐、そして波打つ金色の砂原の如く、いつまでも強く美しくあらんことを。」

 

ビーズワクスの潜在能力強化に用いられる。

精油や刷毛、やすりなどが含まれた角のお手入れ道具フルセット。砂漠の一族のオーダーメイドで、高額かつ希少な品物。もったいないと思わなければ、ただ爪のお手入れをするのに使うだけでも良い。

 

指名券採用

頭の角に触れることを許すのは、二人の間の親愛、信頼、そして尊重を意味する。

サルゴンの砂漠に住む一族の司祭・ビーズワクス。金色の砂原に祝福を宿す。

 

紹介文

省略

 

登場ストーリー

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