エルバフの王子ロキの無限回想

ページ名:エルバフの王子ロキの無限回想

エルバフの王子ロキの無限回想とは漫画『ONE PIECE』のキャラクターであるロキの回想の事である。


ONE PIECEの簡単な説明

漫画のONE PIECEは日本を代表する漫画作品の一つで主人公であるルフィが冒険の途中で出会った仲間と共に海賊王を目指して海を冒険する物語。


ONE PIECEの編の中にはシェルズタウン編、オレンジの町編、シロップ村編、バラティエ編、アーロンパーク編、ローグタウン編といった多くの編が存在しており数多くの編の中にエルバフ編という編が存在する。そのエルバフ編にはキーパーソンとして巨人族でエルバフの王子であるロキが登場する。また、エルバフ編では現時点では故人である巨人族でエルバフの王でハイルディン(ONE PIECEの編の一つのドレスローザ編から登場した人物で巨人族でありロキの腹違いの兄)とロキの父親であるハラルドの存在が語られている。


ある場面でロキはハイルディンにハラルドが死んだ14年前の事を話すように言われ、ロキはその事を話すために14年前の回想を始める。


ロキの回想の始まり

現時点から14年前にロキとヤルル(ONE PIECEの編の一つのホールケーキアイランド編の回想で初登場した人物で巨人族の一人)は城にやってくる。そこでロキとヤルルは色々話していたがその後にハラルドが多くの人物に刺殺される光景を目にする。


ここまではしっかりとロキが回想をしている形となっている。ONE PIECEは作中で多くの回想を含めた過去話が登場する事も特徴である。ONE PIECEは既に話を長くやっている事や過去話をする事で現時点の話の進行が何話か後になってしまう事もあり過去編自体が賛否両論になりがちだがロキの回想以前の回想は現時点の編に関係ある人物にちなんだものだった事やその人物の掘り下げになる事から絶対否と言えるものではなかった。だがこのハラルド刺殺シーンの後からロキの回想の描き方は本作に批判的な読者から見て違和感を感じさせるものとなっていく。


無限回想の始まり

ロキの回想では上記のようにハラルド刺殺シーンが描かれたがその後は場面が変わってシャンクス(ルフィの憧れの大海賊で元ロジャー海賊団の一員)とギャバン(元ロジャー海賊団のナンバー3)が温泉につかっているシーンが描かれる。さらにその後に話が109年前まで遡ってそこから話が進むようになって過去のハラルド、ハラルドとイーダ(ハイルディンの母親)の出会い、ハイルディンの誕生、ハラルドとエストリッダ(ロキの母親)の出会い、ロキの誕生、子供時代のロキが描かれた。


上記を見れば分かるが完全にロキの回想から逸脱した描写が描かれておりもはや回想の形をなしていないものとなっている。ロキの回想に否定的な読者はこれを「無限回想」「回想の回想」と呼んでいる。それでも「エルバフやエルバフ編の人物に関係のある話を描いている」「ちょっとロキの回想から逸脱した描写があっただけで批判するのは揚げ足取りではないか」と上記の描写を援護する人もいるかもしれない。たしかにここまでだったらその援護も説得力があったかもしれない。しかし、子供時代のロキが後述のロックスと出会ってから回想の形をなしていないでは済まされなくなっていく。


エルバフにもエルバフ編の人物にも関係の薄い過去編

上記のようにロキの回想で子供時代のロキが描かれたのだがある日にロキがロックスと出会ってからロキの回想でロックスも話の中心となり始めてロックスだけでなく多くのロックス海賊団の一員も描かれるようになる。さらに話が進むと今度はシャクヤクも話の中心となり始めてシャクヤスだけでなく他の九蛇海賊団のメンバー、ロジャー(とロジャー海賊団のメンバー達)、他の当時いた新キャラクターなども描かれるようになる。さらにその後はゴッドバレーの話が描かれる事となる。


エルバフの王子ロキの無限回想の批判的な読者から見た異常性

なぜ、ロキの回想の描き方が本作に批判的な読者から見ると異常なのかというと上記のようにロキの回想の内容はロキがしている回想の域を完全に逸脱しており明らかにロキが詳しく知らない内容も多くあるからというのもある。それでもロキとロックスの出会い以前はまだエルバフやエルバフ編の人物にちなんだ描写であった。しかし、ロキとロックスの出会い以降はエルバフと関係の無い話やエルバフ編で描く必要がないor次編以降で描いた方がいい人物や話が多く描かれており場違いな過去編が描かれている状態となっている。

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