地下からの休日(1日外出録ハンチョウ)

ページ名:地下からの休日_1日外出録ハンチョウ_

登録日:2023/06/17 Sat 07:05:12
更新日:2024/02/29 Wed 00:26:12NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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1日外出録ハンチョウ



概要


地下からの休日とは、『1日外出録ハンチョウ』のエピソードの一つです。
大槻太郎(以下、大槻)の素晴らしい一日が描かれています。


内容


大槻は劣悪な環境にある地下強制労働施設のE班をまとめる班長です。
大槻は非常にグルメで食べ歩きをすることを好みますが、施設内では白米と漬物の他に焼き魚や具の少ない味噌汁などの侘しい定食しか提供されません。
外出するには五十万ものペリカを支払わなければならず、また外出時間も24時間と決められており、それが終わると黒服の男が迎えに来て強制的に車に乗せられます。
ですが大槻は一日外出が終わる時間になると、大人しく自主的に車に乗り再び施設へと戻ります。


ある日大槻はその働きぶりや態度が認められ、偶然にも一日だけ外出することが許されました。
一日外出で解放され公園のベンチの上で目覚めた大槻は、この貴重な時間を何に使うのか考え始めました。


この日は公園にフードトラックの屋台が何台も来ており、それを楽しむことに決めました。
そして大槻はまずパンケーキのフードトラックに向かい、グミボールがトッピングされたパンケーキを注文します。
注文したパンケーキがテーブルに運ばれてくると、その華やかな見た目に大槻は思わず「これぞ人生だ」と呟きました。
このパンケーキは味も絶品であり、大槻は感動を隠せませんでした。
その様子を見たフードトラックの女性店員は思わず微笑み、「美味しいパンケーキを食べてくれて心から嬉しいわ」と声を掛けました。


パンケーキを食べ終えた大槻は、今度はケバブのフードトラックへ向かいます。
そこで大槻は男性店員に話しかけます。「美味しい肉、出来ますか?」
すると男性店員は「ああ!美味しい肉がね!君を待ってる!」と快く答え、ケバブを提供します。


ケバブは焼き立てのビタパンにジューシーな肉と野菜がたっぷり盛られており、その場で一口食べただけで大槻は「これは最高だ!こんなに美味しいご飯は初めてだ!」と感動します。
これに男性店員は「ありがとう!誇りに思うよ!」と笑顔で返しました。
その後も大槻は美味しいバーガーやタコスなど、地下では食べられないグルメを堪能しました。
そしてジュースを片手にベンチに腰掛け、地下との違いに「まるで別世界だ」と喜びをかみしめました。


そんな中で大槻はタコスのフードトラックの店主からかけられた言葉を思い返しました。
店主は「なんだかんだで地下の仕事に慣れてしまって、この一日がとても贅沢に感じる。でもこんなに自由を取り戻した瞬間がまた悔しいな」と言っており、この言葉に大槻は感動し、何度も大きく頷きました。
そして「人生は一度きりだからこそ幸せを感じることが大切。自分にとって幸せとは何か?自分と向き合うことで答えは見つかる」と改めて実感します。


ここで一日外出が終わり、車で黒服の男が迎えに来ました。
車の窓を眺めながら、大槻はまた地下の施設に戻ることに落ち込みます。
ですが大槻は車の中で「この一日で何かが変わった気がする。人生はもう一度やり直せるわけじゃないけど、もう後悔したくない」と強く思いました。


追記・修正お願いします。


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いかがだっただろうか……?


本当の概要


「地下からの休日」とは、『一日外出録ハンチョウ』のエピソードの一つで、「人知」内に割り込む形で描かれた特別編である。


その内容は、チャットAI作の『一日外出録ハンチョウ』を、実際に漫画化してみたというもの。
上述の怪文書は漫画内で描かれた部分をチャットAI風に人力で出力したものであり、そのため「…!」などの福本節は意図的に使っていない。
例えそれっぽくないセリフであっても「ああ……!美味しい肉がね……君を待ってる……!」といったそれっぽい圧倒的な存在感を出してしまうからである。


あらすじ


元々はD班班長瀬戸内と大槻のコンビで賞を目指すマンガ制作の打ち合わせの中で出てきたものであり、その瀬戸内が生みの苦しみで弱気になった中でチャットAIなる単語を出してきたことに端を発している。
そんなものがあったら漫画を描く意味などないと悲嘆する瀬戸内にそんなことはないと励ましたい大槻だったが、チャットAIそのものがわからなかったのですぐに答えることができなかった。


そこで実際に作ってみた……というナレーションと共に「地下からの休日」が始まるのである。


出力内容について

大槻の著しいキャラ崩壊もさることながら〆に至るまでとにかく毒気が一切なく、面白みが薄い。
ハンチョウは割とそういう話も多いことやチャットAIなる単語からしてカイジ本編と時代設定が乖離してる漫画で大槻のキャラ崩壊など今更なことは言うな
しかもタコス屋の店主は急に地下での労働の話を出しており、展開の意図がよく分からない。
大槻が地下で強制労働させられている立場であることを話したとしたら帝愛の監視者が黙っていないだろう。
地下での強制労働の話が広く知られれば幾ら帝愛とはいえ流石に立場が揺らぐ。


またAIが出力した中で漫画に使われている大まかな内容についても注目しておきたい。
外出できた大槻が食べている物が異常に偏っており、いきなり甘味から入ったかと思いきやその後もパンと肉のファストフードばかりで胃もたれ必至である。これが唯一にして最強の毒
こうしたことから『貧しい定食』の逆張りをしつつ、『食べ歩き』でどこか目についた店にぶらりと入るのではなく屋台巡りをしていると考えていることが読み取れる。
更に高価な物に対価を求められないことがあった時は嬉しいし、褒められた時は喜ぶし、食べ物が美味しいと感動するし、マイナスのことやそういう考えがあったとしてもこれからプラスになっていくといい・・・といったような「大体の人はこれについてこう思っていてこうすれば良い感情を得られる」というとても大味な思考をしていると思われる。
そしてそういったAIが人を喜ばせようとしていくとどうなるかという作品は既に存在している。


また、背景もかなり違和感が多い。
大槻の「まるで別世界だ」とはまさしくその通りで、Aのような形をした植え込みやどこに繋がっているかわからない橋、植え込みの中から生えた針葉樹など自然公園としてはあまりにも不自然である。
そして最後の1コマも、センターラインやあるはずのない線とくっついたり変な剃り込みが入っている横断歩道、歩道と植え込みのどっちを向いているかわからなかったり建物と歩道の両側に向いている街灯、街路樹としてだけでなく建物からも生えている松などツッコミどころしかない。
言及されていないがAI絵のトレスなのかもしれない。


確かに近年の人工知能の進歩には目覚ましいものがある。
ハンチョウの話のフォーマットは割と守っている部分も多く、絵の力もあるとはいえ妙に「それっぽい」部分も散見されるという意味では瀬戸内が感じた悲嘆も的外れではないのかもしれない。
だが「人間を満足させられるだけの物語」を作るのには、まだしばらく時間がかかるのは間違いないだろう。


大槻の答え


悩んだ大槻は、瀬戸内に心からの言葉を絞り出す。


まだ……AI作のストーリーは読んだことがないのでわからないのでなんとも言えませんが…


それでも……これまで数々のマンガを読んできたワシは……信じています…!


マンガには人にしか描けぬ…何かがある………と!


この言葉は瀬戸内を感心させ、無事に立ち直らせた。
そして打ち合わせの続きを始め、上述の結論のようなナレーションで締めくくられるのであった…


追記・修正は今のところはAIでなく人間の手でお願いします。


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  • 要素としてはつまらないんだけど、異様な面白さがある。あと、街路樹が松なのは強い。 -- 名無しさん (2023-06-17 10:48:02)
  • 細かい違和感はあるけど、ハンチョウらしい空気と良いこと言おうとする成分があって漫画形式だとスンナリ読めてしまった 瀬戸内の懸念も妥当な気がする -- 名無しさん (2023-06-17 11:14:52)
  • AIによる構造の漫画はハンチョウだけでなく、今度はブラックジャックまでやるからなあ。一応手塚プロ主催のきちんとした奴だが、どうなるやら -- 名無しさん (2023-06-17 11:21:09)
  • 何処で見たんだったか、『様々なものを幅広く知るAIと違って、人の創る芸術は知識の偏りや個性の違いによっていろいろなものが生まれる。だから絵や漫画の仕事をAIが奪うことは無いんじゃないか』という意見があったな。マンガには人にしか描けぬ何かがある、って思うのはそこから来るのかなーと -- 名無しさん (2023-06-17 11:21:10)
  • マンガには人にしか~の件まで含めてAI作というオチかと思った -- 名無しさん (2023-06-17 11:23:39)
  • 「美味しい〇〇がね……君を待ってる……!」ってな感じで流行ってほしい -- 名無しさん (2023-06-17 11:29:49)
  • 当たり前だけど絵はいつも通りのちゃんとした絵なので尚のこと違和感が凄い -- 名無しさん (2023-06-17 13:18:05)
  • 読んだときはグミボールってなんだよ!って思ったけど誰もツッコまないな・・・。そんな料理知らんし、検索しても出てこんのだが -- 名無しさん (2023-06-17 13:35:33)
  • AIノベルって自分で適宜矯正していかないと、「お前自分で1行前に書いた事もう忘れたんか!?」って矛盾展開を平気で描写しだすんだよな…w -- 名無しさん (2023-06-17 15:16:38)
  • ↑↑オタクはオシャレな料理に詳しくないので「東京のキッチンカーではそういうのもあるのかもな…」と思ってしまう習性がありそう -- 名無しさん (2023-06-17 15:51:53)
  • ↑3 え、そういう物があるんじゃないのか…!? -- 名無しさん (2023-06-17 16:06:16)
  • グミボールでググったら韓国のお菓子出てきたぞ。もっともジェリービーンズの親戚みたいなもんで、パンケーキのトッピングじゃないっぽいけど -- 名無しさん (2023-06-17 16:17:42)
  • AI -- 名無しさん (2023-06-17 16:25:53)
  • ↑ごめん、やらかした AIの進捗は確かに進んできてはいるけど、こういう単発の話しじゃなくて数話続くストーリーを1週間に一話ずつ作らせるとどうなるんだろうか?ってのはある -- 名無しさん (2023-06-17 16:27:34)
  • じ、実在したのかグミボール・・・! -- 名無しさん (2023-06-17 16:58:50)
  • ↑↑たぶん矛盾が大きくなると思う 単発の1話でもこれだけツッコミどころがあるわけで -- 名無しさん (2023-06-17 17:16:09)
  • 背景も生成AIで作ったのをトレスしたってマジなんかな? -- 名無しさん (2023-06-17 22:38:07)
  • ↑作画の人がtwitterで言ってたね。そのままトレスじゃなくて手は加えてるみたいだけど 最後のコマとかだいぶ面白いことになってる -- 名無しさん (2023-06-18 00:18:48)
  • 絵もそうだけど -- 名無し (2023-06-18 07:14:19)
  • 今コミックデイズで無料で読める話か。テンプレめいた良い感じの台詞がひたすら登場したり翻訳ソフトに放り込んだみたいな不可思議な言葉遣いになってるのが面白い。でも、こういった問題点もそのうちブラッシュアップされて行く未来が来るのかなあ。 -- 名無しさん (2023-06-18 16:50:48)
  • あまり違和感なく読めてしまった俺はディープフェイクとかに騙されないように注意したほうが良いかも… -- 名無しさん (2023-06-18 17:04:01)
  • AIは骨組みみたいなもん作るのは得意だけど、内部構造がカオスになりがち -- 名無しさん (2023-06-18 23:39:17)
  • 現状、基本的にAIは意味を理解しない=なぜそうなるのか、どうしてそうするのかがわかってないから「雰囲気はそれっぽいが詳細が意味不明」になりやすいんだよね。 -- 名無しさん (2023-06-20 15:50:47)
  • いやでも、人間とAIの双方の可能性は感じたかな。「三流の同人作家が流行に便乗して本編読まずに伝聞だけで描いた」くらいには違和感ないんで、「きちんと読み込んだ」AIができればそのまま(あるいは若干の手直しで)凡回良回と差し替えても問題なさそう。ただ、AI作って宣伝なしで神回になることはなさそうだし、そもそも「カイジのスピンオフで大槻主役の休日漫画やろう」って発想に至らなそう。 -- 名無しさん (2023-07-08 06:00:44)
  • ↑3「 AIが描いたおせち料理の絵が、全体としてはおせちっぽいんだが重箱の中を見ると何の料理か一つもわからずホラー」って話を思い出した。 -- 名無しさん (2023-07-14 05:39:39)

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