偽りの悪魔神王 デス・マリッジ

ページ名:偽りの悪魔神王 デス_マリッジ

登録日:2022/10/12 Wed 17:37:28
更新日:2024/06/27 Thu 10:41:27NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



タグ一覧
dm デュエル・マスターズ 光文明 闇文明 エンジェル・コマンド デーモン・コマンド アンノウン 光と闇が両方そなわり最強に見える コマンド 「祝」の頂 ウェディング 「呪」の頂 サスペンス 光文明のクリーチャー 闇文明のクリーチャー 進化クリーチャー t・ブレイカー 多色 多色クリーチャー 悪魔神王 dmx-12 呪文メタ デュエル・マスターズ プレイス ドラゴ大王被害者の会 岡井カツノリ 坂本悠里 闇文明のコマンド 光文明のコマンド 偽りの悪魔神王 デス・マリッジ 元ゼニス




清廉なる聖霊王を称えよ
(訳:古の伝承にある聖霊王の治世とそこに至るまでの戦いの歴史は、今なお語り継がれています。)



悪逆なる悪魔神を崇めよ
(訳:古の伝承にある悪魔神の復活とそこから始まる破滅の歴史は、今なお崇め奉られています。)





偽りの悪魔神王コードコマンド デス・マリッジ》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMX-12「ブラック・ボックス・パック」に収録されたベリーレアの一枚である。



解説


偽りの悪魔神王 デス・マリッジ VR 光/闇文明 (10)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アンノウン 15000
進化−自分のデーモン・コマンドまたはエンジェル・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるデーモン・コマンドとエンジェル・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。その後、各プレイヤーはマナゾーンにある呪文をすべて、持ち主の手札に戻す。
T・ブレイカー
相手は呪文を唱えることができない。

悪魔神王バルカディアス》に続いて登場した第二の悪魔神王。
ゼニスの一柱である《「祝」の頂 ウェディング》と《「呪」の頂 サスペンス》が融合したかのような見た目をしており、名前もそれぞれに由来するワードをくっつけたもの(サスペンス→死→デス、ウェディング→結婚→マリッジ)。
種族と文明も、背景ストーリーで彼らが従えていた闇文明エンジェル・コマンド光文明デーモン・コマンドを反映している。


10コストと進化クリーチャーにしてはかなりの重量級で、進化元も中量級以上が多いデーモン・コマンドエンジェル・コマンドを指定しており、召喚難易度は高め。
しかし性能もそれに見合った強靱なものとなっていて、cipでデーモン・コマンドとエンジェル・コマンド以外のクリーチャーを全破壊し、更にマナゾーンから呪文を全回収させる強烈な除去とランデス効果を発揮する。
更に相手のみに呪文禁止を課す常在効果も搭載しているので、相手の行動を大きく制限しつつcipで回収させた呪文も手札で腐らせる純粋なランデスとして機能する。


後にエンジェル・コマンド・ドラゴンデーモン・コマンド・ドラゴンが新登場した事で進化元の候補が広がった反面、全破壊効果で除去できない対象が増えるというデメリットも同時に発生している。有名どころでは《時の法皇 ミラダンテXII》等がキツい。
一方で呪文のランデス効果については、クリーチャー面と呪文面を併せ持ったツインパクトの登場で効果範囲が広がり、効力を増している。



競合相手になるカード


悪魔神王バルカディアス SR 光/闇文明 (10)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 14500
H・ソウル
E・ソウル
進化:自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のクリーチャーをすべて破壊する。
相手は呪文を唱えることができない。
T・ブレイカー

初代の悪魔神王。
デス・マリッジと比べると、こちらはエンジェル・コマンドもデーモン・コマンドも関係なく自分以外の全員を破壊してしまう。
更にマナゾーンからの呪文回収効果もなくなっており、デス・マリッジよりやや貧弱な印象を受ける。
だが局面によっては種族抜きに全破壊した方が有効な場面もあるし、マナの回収についても自身の呪文も強制的に手札行きな事からかえって窮地に陥ってしまう事も考えると安易に下位互換とは言い難く、むしろ場面による使い分けを考慮して両方積むのもいいかもしれない。


詳しくは個別項目を参照。



魔神バルカディア・NEX //文明 (15)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000
進化GV-自分のエンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
相手は呪文を唱える事ができない。
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
ワールド・ブレイカー

黒箱にてデスマリッジと同時収録された、バルカディアスの更なる強化形態。
「出せれば勝ち」と言っても過言でない圧倒的な性能とそれに見合う絶望的な召喚難易度から長らくロマンカード扱いだったが、再構築のルール改訂によって墓地退化からの召喚ルートを確立。
以来環境で大暴れし、ついには殿堂入りにまでなっている。
これに伴い、バルカディア・NEXに変わって新たにデス・マリッジが新たな墓地退化の構築先として考案されている。


詳しくは個別項目を参照。



関連カード


「祝」の頂 ウェディング SR 無色 (11)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、相手はバトルゾーンの自身のクリーチャーまたは自身の手札から合計4枚選び、シールド化する。
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)

「呪」の頂 サスペンス SR 無色 (12)
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 16000
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手のシールドまたは手札からカードを2枚見ないで選ぶ。相手はそれを見せる。その中の呪文を、自分がコストを支払わずに唱え、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、相手は見せたカードの残りを自身の墓地に置く。
エターナル・Ω

合体元と思わしき二柱のゼニス。
イラストではウェディングの兜と二つの盾、サスペンスの頭部と腕に備わった双頭が融合している様子が確認できる。
だが種族からも無くなっているようにゼニスとしての特性は失われたようで、純白の輝きが消え失せウェディング部分は金色、サスペンス部分は紫色になっている。


カードの性能面でもバルカディアスの調整版といった仕様で、二柱の面影は殆ど無い。
強いて言うなら呪文関連の効果にサスペンスの片鱗が見えなくもないか…?


詳しくはそれぞれの個別項目を参照。



呪われし悪魔のミッシツ C 光文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド/月光王国 3000
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。

言祝ぎし神王のコンヤク UC 闇文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/月光王国 4000
スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
自分のターンの終わりに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールドを1つ墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーを手札に戻す。

十王篇の最終弾に収録された、月光王国に所属するデーモン・コマンドとエンジェル・コマンド。
デス・マリッジにおけるウェディングの金色部分とサスペンスの紫色部分のみが抽出されて再分離したかのような姿を象っており、足りないパーツは月光王国特有の迷彩柄の身体で補っている。
ネーミングもデス・マリッジの肩書きである「悪魔神王」を二つに分割した上で、コンヤクなら「祝」とウェディング(=結婚)の関連用語である婚約を、ミッシツなら「呪」とサスペンス(=推理小説)の関連用語である密室をそれぞれ名乗っている。


しかしどういうわけか名前と姿の組み合わせがあべこべになっていて、ミッシツが元ウェディングの姿を、コンヤクが元サスペンスの姿になってしまっている。
合体している期間が長すぎて互いの境界線が曖昧になったのだろうか?



デュエル・マスターズ プレイス


DMPP-21「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」にて収録。
弱体化も強化もないTCG版そのままの性能で登場となった。
同弾では似た性能の《悪魔神王バルカディアス》が入れ違いでND落ちしており、代替カードとしての収録と思われる。


ちなみにデュエプレでは一部クリーチャーにボイスが設定されているのだが、デスマリッジの場合は男女の声が混ざり合ったような奇怪なボイスとなっている。
これでウェディングとサスペンスが融合した存在である事はほぼ確定的…になったかと思いきや、担当声優はまた別の方が担当しており、むしろ余計に謎が深まった。
また、フレーバーテキストでは背景ストーリーでの活躍について触れられているが、その末路は…



背景ストーリー?


エピソード2で鬼丸と幾度も激突した《「祝」の頂 ウェディング》と《「呪」の頂 サスペンス》だが、なぜ彼らが合体したかの経緯については語られていない。
外伝パック出身のためにあくまで本編には登場しないifの姿とも考えられ、実際に《流星のガイアッシュ・カイザー》など誕生経緯が不明なクリーチャーは他にもいる。
しかし元ゼニスだった二柱が合体した結果ゼニスとしての地位すら失い、使役される偽りの存在に成り下がるとはなかなかの転落劇である…。


プレイス版のエピソード3では、背景ストーリーにてまさかの登場を果たした。
聖霊王と悪魔神を合わせた存在として龍世界を統べる大王に戦いを挑んだが、どうやら敗北してしまったようである…。



そんなわけで長らく歴史の影に沈んでいたデス・マリッジだったが、エピソードシリーズから10万年以上もの歳月が過ぎた新章世界にて《呪われし悪魔のミッシツ》及び《言祝ぎし神王のコンヤク》として分離した形でまさかの再登場を遂げた。
二体が属する月光王国にはオラクルの《貴様の罪のジャッジメント》も所属している事から、あるいは彼らの出身地である龍頭星雲の向こう側でもゼニスが発生したのかもしれない。


十王大戦が終結して少し経った超獣世界にて、二体は自分達と同じくかつて悪魔神王となった「聖霊王」「悪魔王」に関する古の伝承をそれぞれ語り継いでいた。
それはこの後に訪れる歴史を越えた異形の怪物、そして聖と魔を連結した王の襲来を予言したもので…。



余談


  • バルカディアスと異なり、デス・マリッジの方は「悪魔神王」と名前の間に半角のスペースが空いている。
    恐らくは名前の中央に中黒もあってカード名が見づらくなると判断して開けられたものかと思われる。

  • アンノウンには「偽りの名コードネーム」「偽りの王コードキング」などそのクリーチャーが持つ種族に応じて変化する肩書きが存在し、デス・マリッジの登場で「悪魔神王」に対応するワードは「コマンド」である事が判明した。
    …コマンドを二つ併せ持っているからだろうか?



追記・修正は合体した後に再分離してからお願いします。


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  • 背景ストーリーの一番妥当な落としどころはデュエマwikiに書かれてる通り追い込まれたウェディングとサスペンスが融合(技術自体は覚醒編でZが確立済み)→光と闇に分かれていたライオネルが一つに戻り再度ゼニス化して応戦って流れかな -- 名無しさん (2022-10-12 21:00:57)
  • なんとなく項目あると思ってたけどなかったんだね。 -- 名無しさん (2022-10-12 22:53:53)
  • デスマリッジ……冥婚かな? -- 名無しさん (2022-10-13 11:58:41)

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