登録日:2021/07/31 Sat 15:15:17
更新日:2024/05/30 Thu 13:55:04NEW!
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無敵鋼人ダイターン3 加藤精三 メガノイド 悪役 無能 オタク ブラック上司 スパロボ 幼稚 メカオタク 海賊 サイボーグ コマンダー・ベンメル 裏切りのコレクター こりないコレクター アイテムキャリアー クロスオーバーの便利屋
※推奨BGM:予告編(M3)
巨大なデスバトルが次々と交通機関を消滅させていく。
コマンダー・ベンメルの狙いは何か?
囚われた万丈とダイターンに
今、ミクロの恐怖が迫る!
次回、無敵鋼人ダイターン3!
裏切りのコレクター
にカァァァムヒアァァァ!!
[#include(name=テンプレ2)]
美しい……なぜ人間などという下等動物がこんなに素晴らしい芸術を作れるか全くの謎よ!
フフフ、吾輩の永遠の研究課題じゃて…それを分からんガスマンなど所詮はソルジャーでしかないわい、ヒヒヒ。
コマンダー・ベンメルとは、アニメ『無敵鋼人ダイターン3』に登場する悪役キャラクターである。
第3話「裏切りのコレクター」に登場。
CV:加藤精三
概要
人類支配を目論むサイボーグ集団「メガノイド」に所属するコマンダー(指揮官)の一人。白髪に白髭を蓄えている容姿。
髑髏模様をあしらった三角帽を被るなど一昔前の海賊を彷彿とさせる恰好をしており、使用するデスバトル(各コマンダー専用の母艦)も帆船型。
大のメカニックマニアとも言うべき性分の持ち主で、劇中ではメガノイドの作戦として旅客機や客船、列車などをデスバトルで拉致し、
乗客をメガノイドに改造する作戦を遂行する一方、標的をあえて就航したばかりの最新鋭機に絞って襲撃し、
作戦の副産物として得たメカニックをミニチュアマシンで縮小してミニチュアにし、コレクションする事で自らの欲望を満たしていた。
レーダー網すらも掻い潜って世界各地で広範囲に暗躍し、物語開始時点で既に47台もの最新鋭機とその乗客を犠牲にしている。
腹心の部下であるガスマン(CV:加藤正之)曰く、このコレクション趣味はメガノイドの首魁ドン・ザウサーからの指示を半ば無視して行われた、
ベンメルによる独断の模様。
手中に収めたコレクションはケースに収めて大事にする一方、ガスマンを始めとする部下に対しては明らかに人使いが荒く横暴であり、
後先考えずに目先の欲望を優先する極めて短絡的な性格で、劇中でも作戦を中断して破嵐万丈を迎撃しようとした際に
「優秀な人間を採集する自分たちの目的に反するのでは」というガスマンの正論を恫喝して感情のまま叩き潰し、
無謀な出撃によって部下のソルジャーを無駄に戦死させてしまうに至っている。
この件についてはガスマンの前で「ソルジャーごときが何人死のうと痛くもかゆくもない」と断言してしまっている。
結果としてガスマンからは「無能」と陰口を叩かれるほどに人望も皆無で、後に彼からも造反されてしまった。
総じて、悪い意味で「幼稚なオタク」がエゴを増長したかのような、典型的なメガノイドの一人と言える。
命令と趣味を満たすままに暗躍し続け、その企みを察知した万丈の作戦で、
次なるターゲットの新型旅客機イーグラムに彼の助手であるビューティを潜り込まされてしまうも、
妨害電波で万丈とビューティの連絡は途絶えてしまい、結局万丈がダイターン3を召喚して急遽駆け付ける事に。
当初は万丈とダイターンの事は単なる敵としか看做してなかったものの、その姿をモニター越しに見た事で
「美しい!これこそメカニックの最高の美しさだ!」とダイターンの機体に目をハートにして一目惚れ。
ビューティを始めとするイーグラムの乗客たちを人質にし、まんまとイーグラムのみならずダイターンをも一石二鳥で捕らえ、アジトに連れ帰ってしまう。
その後はアジトにて、これまで拉致した数百人の人質を盾にダイターン3と万丈を拘束し、
イーグラムをまんまと部下にミニチュア化させて悦に浸っていたものの(本項トップの台詞はその時のもの)、万丈がダイターンの出力を上げて拘束に反抗したため、
ダイターンを強引にミニチュアにすべく基地のエネルギーをミニチュアマシンに集中させるという愚挙を慣行。
あと一歩でダイターンの出力に押し勝たんとしたが、捕らえられていたビューティが隠し持っていた小型爆弾を使って人質を全員逃がし、
アジトの電源を破壊した事で形勢逆転。
拘束から逃れたダイターンがダイタンク形態に変形し、基地内で暴れまわった事でアジトは壊滅。
この期に及んでもダイターンを無傷で再度捕らえる事に拘ったが、部下のソルジャー達は命令を無視して逃げたガスマン除き全滅し、
ベンメルのミニチュアコレクションもダイタンクに踏み潰されてしまった。盗品なのに……
その後、コレクションを破壊された怒りのまま、マクロマシンを用いて巨大化形態「メガボーグ・ベンメル」に変貌。
自身を見限ってデスバトルを占拠したガスマンを殴り潰して粛正し、ダイターンに挑むも、様々な武器を尽くした剣戟の末に左腕を切り落とされ、
最期はダイターンクラッシュを受けて背後の山岳共々風穴を開けられ、粉砕される末路を迎えた。
メガボーグ・ベンメル
ベンメルがマクロマシンで巨大化したメガボーグ形態。等身大時に比べて武骨なロボット然とした外観となっている。
武器は両端が鎌のポールアームと、頭部から発射するミサイル。
後に第13話ではドナウンが立体映像の幻影として召喚している。
関連メカ
- デスバトル
メガノイドの各コマンダーに与えられた専用の母艦で、ベンメルの専用機は帆船型。メカニックの触腕を操る他、妨害電波も発する事が可能。
黒雲や竜巻の中に紛れ、ターゲットに定めた最新鋭機を次々と拉致していた。
ビューティが逃げ出した後は、人質にされていた人々の避難場所としても活用され、旅客機の操縦士によって無事着陸。
ベンメルの死後は、トッポの懇願を受けた万丈の手により、遺されたミニチュアマシンで縮小されてトッポの所有物になった模様。
- ミニチュアマシン
アジトに用意されていた、メカニックをミニチュアサイズにまで縮小するマシン。
ベンメルはこれを用いて蒐集した最新鋭機をミニチュアにしていたが、
ダイターンのような出力の強い機体はエネルギーを上げなければ容易にはミニチュア化できない模様。
メガノイドの技術であるマクロマシン(メガノイドを巨大形態メガボーグにする技術)と関係あるかは不明。
スーパーロボット大戦シリーズでの扱い
上述の通り、原作においては「一話限りの悪役」であり、スパロボでもそれを越した扱いは基本されていないのだが、
「メカニックの蒐集癖」という設定が他作品とのクロスオーバーに向いてる側面もあってか、
『ダイターン3』の敵役・メガノイドが登場する作品では結構な頻度で登場する。
メガノイドのみならず、ガンダム系などの他版権作品のメカニックをも鹵獲しコレクションとして戦力として繰り出す……のだが、作品によっては特定のユニットを決められた手段で撃墜する事で逆に自軍が鹵獲して運用できる、ある種のアイテムキャリアー的な扱いをされることも。
- スーパーロボット大戦COMPACT2/IMPACT
初登場作品とそのリメイク作。
上述の通り、メガノイドの兵器のみならず、モビルスーツやオーラバトラー、その他異星人勢力などと言った他作品のメカも鹵獲して自軍にぶつけてくる。
基本的には雑魚敵として倒すだけなのだが、『COMPACT2』ではフル改造された初代ガンダムとシャア専用ザク、更にはジオングを繰り出してくる。
他でもない原作における主役機・ライバル機・ラスボス機といった豪勢な顔ぶれであり、ベンメル自身も「レアもの故にあまり出したくなかった」と言及している。
前者2機はバーニィで撃墜すれば後にフルアーマーガンダム並びに高機動型ザクを入手可能で、ジオングも同様にクワトロ大尉で撃墜すれば自軍加入する。
『IMPACT』ではG-3ガンダム並びにシャア専用ザクと言った顔ぶれであり、シャアザクはリメイク前と同じくバーニィで、G-3はクリスで撃墜すれば機体をそのまま奪取可能。
IMPACT第一部は強いMSは不足している上に隠しユニットに重すぎる条件が付いている場合もあり、隠しとはいえルートに関係なく手に入るこの2機は貴重な戦力。
特にG-3ガンダムはハンマーの威力、射程が優秀で、改造を施せば終盤でも立派に主力になれる。
ただ、アムロやクリスではなく、バーニィやノリスの能力をフルに生かせるというのが中々皮肉である。
もちろんアムロの場合でもリ・ガズィが未改造ならνガンダムが来るまでの機体になるどころか、その役目すら奪ってしまうかもしれないが。
シャアザクもG-3ほど強烈ではないものの、とりあえず第一部でΖが来ないそして最後までΖに乗らない可能性が高いカミーユ辺りを乗せるのに適している。
こだわりがあれば最後まで使っていけるが、切り払いに弱いため終盤は苦しくなってくる。
また死後にも、終盤でコロスがベンメルの遺品として、よりにもよってGP02を「人間が生んだ呪われた兵器『核』」の象徴として繰り出してくる。
こちらはコウでもガトーでもなくシローで撃墜すれば鹵獲可。ジオングは使い回せるグラがないので完全リストラされた。あとガンダムはベンメルにコレクションされる事無くジャブローで眠っていたが、G-3とのあまりのスペック差に多くのプレイヤーがそのまま格納庫に放置した
原作のキャラを活かしてか自軍の版権メカにもちょくちょく興味を示し、特に『忍者戦士飛影』の飛影相手にはまさかのオリジナルDVE付きで反応する始末。
こ、これは…! なんという! まさに柔と剛が、わびとさびが合わさった完璧なオリエンタルマジック!
ジャパニーズ・ニンジャ・ロボット! なんとしてもわしのコレクションに!!!
なお、実の所ベンメルが隠し機体を用意してくれたのは『COMPACT2』とそのリメイクの『IMPACT』の2作だけなのだが、未だに隠しユニットの運び屋扱いされる辺りよっぽどプレイヤーへのインパクトが強かったのだろう。IMPACTだけに
メガボーグ形態は原作同様にベンメル自身が変身する他、終盤ではメガノイドが複製体のロボット兵器(原作における「メガロボット」)を量産して繰り出してくる。
担当声優の加藤精三氏は『IMPACT』にてスパロボシリーズ初出演で、同ゲームでは他にも『勇者ライディーン』の轟雷巨烈役も務めている。
後の『第2次α』ではベンメルの新録は行われなかったため、本作がスパロボにおける加藤氏の最初で最後の収録となった。
αシリーズの世界観ではメガノイドは一度壊滅していたが、第2次αに際して復活した際に活動開始。
今回はよりにもよってクィン・マンサをプル、プルツーの眼前で出撃させてくるため、彼女たちのトラウマを引き起こしたとしてジュドーからの怒りを買う事に。
また本人の海賊めいた外見からか、宇宙海賊の旗艦であるマザー・バンガードにも興味津々。
他にも原作第19話におけるコマンダー・バンチャーの役割を部分的に兼任し、巨大メカ・ブッターギルンで地球を真っ二つにする「地球ぶった切り作戦」を敢行する。
上記で触れたように、今回は鹵獲できる機体は無い。クィン・マンサくれるのか?と思ったらくれなくてガッカリしたプレイヤーもいたであろう
- スーパーロボット大戦X-Ω
2019年2月のイベント「友情と絆のメダロット」に登場、こちらでは丁度期間限定参戦の相手だったメダロットを狙い、イッキや快盗レトルト相手にロボトルを仕掛けてくる。ベンメルの言動も相まってまんまホビーアニメにありがちな悪役そのものである
ワールド6の悪役として登場。
ダイターン3や宇宙人の作ったグレンダイザー、異世界から来たウイングガンダムゼロカスタムなどにお熱になる一方で、やられメカのような外見のスレイプニルや生体メカのメカギルギルガンには全く興味を示さなかった。
2022年3月開催のイベント「荒野のザ・ヒート」では『DD』本筋とは異なるZシリーズの裏幕的なストーリーに登場。
多元世界に生き残っていたメガノイド残党として登場し、ベガ星連合軍の残党兵を取り込み盗賊団を結成し暴れ回っていた事が判明。
本エピソードでは多元世界で活動する中で趣味の幅が広がったようで、メカの添え物として生きた女性を拉致し、1/8に縮尺してミニチュア化するという悪行を目論んでいた。
追記・修正は、コレクション趣味に熱を上げすぎて部下に裏切られない程度にお願いします。
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▷ コメント欄
- スパロボで有名になった奴 -- 名無しさん (2021-07-31 16:29:26)
- 海賊風の外見だからか第二次αだとマザーバンガードもコレクションに狙ってたな。あとIMPACTのG3ガンダムは中盤どころか終盤でも主力になれる -- 名無しさん (2021-07-31 18:48:39)
- 第2次αでは彼のコレクションしたMS達との戦いに、EI-15(偽ガオガイガー)率いるゾンダーに乗っ取られたメカたちが登場し、ドクーガがドスハード(ガンダムに似たドクーガメカ)とゴーナグール(偽ゴーショーグン)という、偽物・盗品大集合なカオスな面がある -- 名無しさん (2021-07-31 19:16:19)
- ある意味とても便利な人なんだがあんまり出番ないよね。流れ的に出しづらいMSVとか古いユニットを出すためにいるくらいか。ところでIMPACTのG-3は攻略サイトだとクリス撃墜になってるけど合ってるかな? -- 名無しさん (2021-08-02 10:07:54)
- IMPACTはクリスでG3撃墜で合ってるよ。なんでバーニィなんて誤解がと思ったら、COMPACT2は全部バーニィがフラグこなしてたんだな -- 名無しさん (2021-08-02 15:05:59)
- ダイターンごときはわしが素手で捻り潰してくれるわ! -- 名無しさん (2024-04-11 01:25:58)
- 7年後は万丈と上司&部下の関係に・・・ -- 名無しさん (2024-04-11 01:26:58)
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